どうも。あかとんぼ弐号です。
早いモノで2021年も残す所あと数時間で終わりですな。今年はオリンピックが開催されたり、コロナのアホたれに翻弄されたり、感情の起伏がいろいろ忙しなかった一年でもありました。
そんな日々の生活の一部に寄り添い、心に彩りと潤いをもたらしてくれたのが、世に出ている数多の素晴らしき楽曲でした。今年も、本当に多くの良き楽曲との巡り逢いに恵まれた。
で、今年最後の投稿という事で……2021年に聴いて良かったと感じた楽曲について、10曲選んでみました。
*自分が今年初めて聴いた、または購入した楽曲を挙げますので2021年リリースではない楽曲もあります。
- Never Ending Story/クレプス(CV.牧野由依)
- Never Ever Give Up !/ブリード加賀(CV:関 俊彦)
- salvage the future/DIAGRAM
- 無限大ランナー/Run Girls, Run!
- One Heart/ミラクル☆スター (CV:林 鼓子、久保田未夢、厚木那奈美、芹澤 優、若井友希、森嶋優花)
- Phase 21/水樹奈々
- Shine Purity~輝きの純度~/星見プロダクション
- 恋と花火/月のテンペスト
- EVERYDAY! SUNNYDAY!/サニーピース
- song for you/長瀬麻奈 (CV:神田沙也加)
Never Ending Story/クレプス(CV.牧野由依)
Z/X -Zillions of enemy X- Character Song Album 「All of You」に収録されている楽曲。ちなみにこのアルバムは2017年リリースとの事……
この楽曲との出逢いは突然だった。『Z/X』のアニメ版の楽曲を、自分がよく利用している音楽配信サービス『mora』をガサ入れ検索した際に、この楽曲が収録されたアルバムを発見して楽曲をいろいろ試聴してところ、この楽曲が一番突き刺さった。
曲調は、オーソドックスで奇を衒わない感じの打ち込み系のサウンドが特徴的。そこに牧野由依さんの透き通る様な可憐で凛としたボーカルが見事にハマっていて聴き心地の良さもありつつ、内に秘めた熱さも感じられた。牧野さんが演じていたこのキャラクターの事は全く分からないが…キャラクターソングとしても、また単なる一つの楽曲としても高いクオリティを持つ楽曲。
Never Ever Give Up !/ブリード加賀(CV:関 俊彦)
まさか、この令和の刻に、『サイバーフォーミュラ』の新しい楽曲が…そして、ブリード加賀のキャラソンがリリースされるなんて夢にも思わなかった。(号泣)
ブリード加賀の生き様をなぞっている様に、ハードロックテイストのメロディと関さんのボーカルがOTONAの艶っぽさと格好良さが溢れ出していて、本当に昔と変わらないインプレッションに魂が揺さぶられたという所か。
salvage the future/DIAGRAM
TVアニメ『WIXOSS DIVA(A)LIVE』第6話のED楽曲。90年代に多く見られ、なおかつ自分もその当時結構聴いて来たavexサウンドを彷彿させるオーソドックスなダンスミュージックにデジタルロックのテイストが自分の琴線を激しく掻き鳴らした。
(どんな表現やwww)
無限大ランナー/Run Girls, Run!
声優ユニット『Run Girls, Run!』の楽曲。当Blogでもこの楽曲の紹介と考察をしている。
疾走感溢れる軽妙でハードなバンドサウンドが特徴的。そして、三人のエネルギッシュな歌声は形振り構わない爆ぜる感情をぶちまける様な攻めの姿勢をビシビシと感じさせる激熱な楽曲。
その様は、最高速で駆け続けつつ、その速度がコントロールし切れていないピーキーな危うさをも感じさせる。でも、その振り切った潔さが何とも面白くて心地いいインプレッションを抱いてしまう。
今年の『Run Girls, Run!』の新曲はこの楽曲が収録されたシングルのみのリリースだけだったので物足りない印象になってしまったが、来年はミニアルバムのリリースが決定しているので楽しみなところであります。
One Heart/ミラクル☆スター (CV:林 鼓子、久保田未夢、厚木那奈美、芹澤 優、若井友希、森嶋優花)
TVアニメ『キラッとプリ☆チャン』のED楽曲。作中の主人公ユニット『Miracle☆Kiratts』とライバルユニット筆頭の『Meltic StAr』が組んだ混成ユニットによる楽曲。
ノスタルジックで過ぎ行く季節を懐かしむ叙情感にちょいとセンチメンタルな淋しさもあって、ただ、その友達と過ごした刻は色褪せる事はなくそれが未来の刻を生きる為の糧となる希望にも溢れた謳。
作品の集大成としてグランドフィナーレを感じさせる見事な塩梅で、これぞThe エンディング楽曲と評するに相応しい楽曲。
Phase 21/水樹奈々
シングル『Get up! Shout!』のカップリング楽曲。自分の中ではこの人の楽曲は外すワケにはいかない。
タイトルのPhaseは段階という訳で、21とは2021年のリリースという意味でもあり、水樹さんがCDデビューして21周年の年という二つの意味でもあるとの事。
水樹さんはこの楽曲に、不安や壁にぶつかることもあるけれど、今だからこそできることを探して、新しいフェーズに適応できるように更新していこうという気持ちと、どんな状況でも自分自身と向き合って高めていけるように頑張っていきたいという思いを込めたと語られている。
『Wo-oh,oh-oh-oh-』と何か思いの丈をぶちまける様な雄たけびは、鬱積とした今の世情に対して抗うようであり、サビでの最高潮に達した爆ぜる感情を一気に解き放つ水樹奈々の血の流れる魂の絶唱は自分の魂を震わせた。
Shine Purity~輝きの純度~/星見プロダクション
今年で最も大きな出来事の一つに間違いなく『IDOLY PRIDE』との出会いが挙げられます。
惹かれて知って各楽曲のクオリティの高さに慄き、続々とリリースされた楽曲達も、どれも素晴らしい楽曲揃いで毎回驚かされている。
この楽曲のファーストインプレッションは、『Wake Up, Girls!』の楽曲『タチアガレ!』を初めて聴いた時と同様な“魂を鷲掴み”された感覚に陥った。もうそれほどまでに強烈だったのよ。
単に明るくキラキラした面を表現しているのではなく、シリアスな曲調が各キャラクターの内面に潜む『陰』を表していてそいつを払拭して真の輝きを求める……歌っているキャスト陣もこの作品がデビューだったり、若手だったりで、キャラとキャストの魂がリンクしていって…そんな生々しい叩き上げの魂を歌に乗せたという要素を強烈に感じて惹かれたといってもいい。
恋と花火/月のテンペスト
『IDOLY PRIDE』に登場するアイドルユニットの一つ『月のテンペスト』の楽曲。
現在配信されているアプリゲームでリリースされている楽曲で、アルバム『IDOLY PRIDE Collection Album [奇跡]』にも収録されている。
夏の恋をテーマにした楽曲で、意中の彼氏と行ける事になった花火大会に想いを馳せる少女の恋慕の情を、疾走感ある爽やかな雰囲気と儚げでアンニュイな雰囲気が絶妙で、メロディの変態的(褒め言葉)な進行がまた見事としか言い様がなかった。
初めてフルで聴いた時は、ただただ…ヤバい……何、この変態楽曲(褒めてる)と頭抱えて畳の上を転がり回った。
EVERYDAY! SUNNYDAY!/サニーピース
もう一組の主人公ユニットである『サニーピース』の楽曲。
この楽曲は、アニメで描かれた五人(さくら、怜、遙子、千紗、雫)の物語と、MVで描写されている五人の陰の物語が合わさらないとちゃんと完成しない楽曲。この二つのピースが揃ってハマった時、この楽曲は涙腺を容赦無く刺激する『泣き曲』へ昇華する。
存在を認められたい者(怜、遙子)、自らの力で輝きたい者(千紗、雫)、自分の声と魂で謳いたい者(さくら)……誰の代わりもいないし、なれない五人だからこそ謳う事の出来るサニーピースだけの謳であり『アンセム』だという事を思い知らされる楽曲。
song for you/長瀬麻奈 (CV:神田沙也加)
最後を飾るのはこの楽曲しかない。初めて聴いた瞬間から“魂を鷲掴み”にされるインプレッションを抱き、ああ、もう今年はこの楽曲より凄ぇ楽曲は出て来ないとまで打ちのめされた楽曲。
アニメ『IDOLY PRIDE』の作中では、長瀬麻奈が作詞した楽曲だが彼女の死によって幻の楽曲となったいわく付きな楽曲であり後半の物語の要となっていく。
麻奈(神田さん)が歌うバージョンとはまた別に、妹の琴乃が歌うバージョンと、サニーピース(サビ以外はさくらの独唱)バージョンがあってどれも甲乙つけ難くいいモノなんだが、やっぱり麻奈が歌っているオリジナルバージョンがより響いて来るのだ。
経験や培ってきた技術が備わっている事は当然な話だが、この楽曲を歌っている時の神田さんは経験や技術を凌駕した『ゾーン』の領域に入って謳っているんじゃないかと思わせる程の凄みを感じさせた。特に、ラスサビの転調でまたブーストが爆ぜて跳ね上がる様に神田さんの歌声が、血の流れる絶唱の域へ昇華していく……
圧倒的な説得力とPRIDEはこの人にしか出せないのだと思い知らされる。そんな楽曲だった。
神田さんが歌うこのバージョンは、アルバム『IDOLY PRIDE Collection Album [奇跡]』に収録されている。
以上、2021年魂に響いた楽曲10選でした。
まあ、ちょいと挙げた楽曲に偏りがありましたが……惜しくも、本当に僅かの差で10曲の枠に入らなかった楽曲も多々あったし、それだけ多くの素晴らしい楽曲に巡り逢えた事でもありました。
2022年も、一つでも多くの素晴らしい楽曲に出逢える事を楽しみにして筆を置きたいと思います。
それでは、良いお年を。