巡礼者のかく語りき

自由気ままに書き綴る雑記帳

2022 My Best Song10選。

 今年も残り僅かになりました。一年が経つのは本当に早いモノであります。

依然として、世情はコロナ過の真っただ中にありつつ、数多のモノの物価上昇は留まる気配すら無い……ただ、そんな暗い話題が多かった年でも、良い事ってのは少なからずあったりもしていた。

毎年の事ではあるが、そんな日々の生活の中に於いて心に彩りや昂りをもたらしてくれたのは、世に放たれた数多の楽曲であり、今年も本当にいい楽曲との巡り逢いに恵まれたと思う。


 と、言うワケで……今年最後の投稿は、2022年に魂を揺さぶられたBest Song10選をお送りしたいと思います。


※自分が今年初めて聴いた、または購入した楽曲を挙げますので2022年リリースではない楽曲もあります。その辺りはご容赦願います……

 

 

 

  Page/青山吉能

 

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 今年は、彼女の年と言っても過言ではないと思っておる。年間通じて青山吉能の名を目にする機会は多かったのではないだろうか。そんな彼女が、三月にソロデビューを果たして楽曲をリリースされた。

彼女の謳を聴いて特に心揺さぶられるのは、清廉かつ伸びやかな高音域……よく自分は魂の絶唱と称しているアレである。この楽曲はそんな彼女の絶唱とメロディとの親和性が見事な具合で響いて来る。


 来年には、1stアルバムのリリースも決定しており、今からどんな楽曲を揃えて聴き惚れさせてくれるのかは非常に楽しみな所である。

 

 

 

 dawn of infinity/frip side

 

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 こちらも、自分の中に於いては大きなニュースだった。fripSideの二代目のボーカルを務めた南條愛乃さんが脱退されて、三代目のボーカルとして上杉真央さん、阿部寿世さんによるツインボーカル体制となって最初の楽曲。

ボーカルが替わった事、更にはツインボーカル体制。正直な話、ネガティブな方向でのどうだろう?という感覚を抱いて聴いてみたら、何の問題も無くこれまで通りの『frip side』テイストの楽曲だなと。

楽曲名の和訳は、無限の夜明けだそうな。新体制となる最初の楽曲のタイトルとしては良いんじゃないでしょうかね。

 

 

 

 蒼空/all at once

 

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 映画『世の中にたえて桜のなかりせば』主題歌。ちなみに…映画の方は未見だが……

四月の頃から、TOKYO MX観ているとこの映画の予告編が多く流れ、主題歌であるこの楽曲も流れていて、刷り込み的でBGM的な感覚でこの楽曲(特にサビ)を聴いて来た。結構長い期間流れていた感じなので、単純に聴いた数ではこの楽曲は今年一番聴いていた楽曲だったかもしれない。

楽曲の印象は、楽曲名通りに澄み切った春の蒼空を想起させるようなメロディに、NARITOとITSUKIのツインボーカルのハーモニーが聴き心地の良さを醸し出す。他の楽曲もチェックしてみようと思う。




 

 RADIANT/Run Girls,Run!

 

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 2022年は、『Run Girls, Run!』結成5周年を迎える節目の刻。
そんな節目と新たなる軌跡への門出を彩るべくリリースされたミニアルバム『Get Set, Go!』この楽曲は、そんなアルバムのリードトラックとなる。

楽曲リリース直後はそんなこと微塵も感じなかったが、新たな門出の意味にグループの解散という意味が込められているとは思わなんだ……

RGR楽曲の『アンセムの系譜に連なる、決意表明的な意味を持つ楽曲。感情を爆ぜさせて滾る情熱を一気に解放させるサビのメロディと三人のパワフルでエネルギッシュな歌唱が堪らなく良い。

 

 

 

 拝啓ディアナイト/厚木那奈美

 

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 『Run Girls, Run!』ミニアルバム『Get Set, Go!』からもう一曲。こちらの楽曲は、メンバーである厚木那奈美さんのソロ楽曲になる。

EDM調のミディアムテンポなメロディと、フワっとした浮遊感と繊細だけど芯のある厚木さんの歌声が織りなす上質なヒーリング効果で聴き心地の良い“癒しの謳”

林さんや森嶋さんのソロ楽曲とは正反対で『静』の極致に全振りした楽曲でもあり、二人のソロ楽曲との落差でもって、この楽曲がより魂に突き刺さって来た。

 

 

 

 

 さよなら MY LONELINESS/ガールズフィストGT!!!!

 

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 新メンバーに井上杏奈さんを加え、新体制になって最初の楽曲。
楽曲のテイストは奇を衒わないパンクロックテイストで、血が滾って拳を空高く振り上げたくなる衝動に駆られる。

勝手な推測&妄想の域なんだけど、『THE BLUE HEARTS』の楽曲に近い曲調なのかと思う。おそらくは、オマージュの要素をもってこの楽曲は作られたのかもしれない。

で、この楽曲をLIVEで直に聴けたってのも思い出深い一曲。参戦してみたかったLIVEでもあったし、直に音を浴びる感覚は本当に堪らなくしびれたモノだ。

 

 

 

 

  MY ENTERTAINMENT/水樹奈々

 

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 やっぱり、この人の楽曲は外せない。


 二年半ぶりにリリースされたアルバム『DELIGHTED REVIVER』のリードトラック。
水樹さん曰く、この数年の刻において停滞したエンターテイメントを復活させるという想いをテーマに掲げていると。

鬱積している心情を模した様な不穏な曲調から始まり、徐々に、勇ましく力強い曲調へと雰囲気が盛り上がっていく、現状に抗って未来の希望を信じ鼓舞して突き進む気概を謳った、水樹楽曲の真骨頂であるド直球な応援ソングに仕上がっている。



 燃やせ 感情の灯-ひ-を

 絶望の風に吹かれても

 決して負けない

 大切な誰かを守る為に


水樹奈々『MY ENTERTAINMENT』より引用



 サビのこの節が凄く好きなんだよな。今の世情をきっちりと表していて歌として聴いても響いて来るし、言葉として読んでも響いて来る。前述の応援ソング(=エール)としても、そして“生命の謳”としても素晴らしい楽曲であると。

 

 

 

 

 星の海の記憶(莉央&琴乃ver.)/神崎莉央×長瀬琴乃

 

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 『IDOLY PRIDE』の楽曲。元々は、長瀬麻奈(CV:神田沙也加)の楽曲。
コレは、麻奈の妹である長瀬琴乃(CV:橘美來)と麻奈の最大のライバルである神崎莉央(CV:戸松遥)によるカバーソングとなっている。

このバージョンが収録されたアルバム『IDOLY PRIDE Collection Album [約束]』は、昨年のリリースだが、著者がCDを開封して聴いたのが今年の初めであったのでノミネートさせていただいたwww


莉央と琴乃によるバージョンの細かいインプレッションと所感は、別の機会できっちりと書く事にして……一番印象深かったのが、7月に参戦した『IDOLY PRIDE VENUS STAGE 2022 “約束”』のアクト、そして……この楽曲がモチーフになっているゲーム内で描かれたイベント。


 麻奈の最大のライバルだった莉央とその妹である琴乃が彼女の遺したこの楽曲を謳う。届けたい謳があるとありったけの想いと魂を謳に込めて天高く煌めく星(麻奈)に届けと……そんな彼女達の想いと魂はエモーショナルな感情を揺さぶって来る。

 

 

 

 

 Bang Bang/ⅢX

 

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 こちらも『IDOLY PRIDE』の楽曲。歌っているのは、ゲームの方で描かれたアニメ版の続編になる『東京編』に登場するボスグループ的な位置にいるⅢX(スリーエックス)の楽曲。

ボスグループが歌う楽曲ということもあってか、どこか不敵で洗練された格好いい強さの様なモノを感じさせる。どこかヒリ付く様な危うさや妖艶な雰囲気も内包し、聴けば聴くほど深みに嵌っていく様な中毒性のある変態楽曲。(最大級の賛辞)

 

 

 

 

 それを人は"青春"と呼んだ/長瀬琴乃・川咲さくら・天動瑠依・神崎莉央

 

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 ラストを飾るのはこの楽曲。ゲーム『IDOLY PRIDE』リリース1周年記念したアニバーサリー楽曲。
作中に登場する4グループ(月のテンペスト・サニーピース・TRINITYAiLE・LizNoir)のリーダー(長瀬琴乃・川咲さくら・天動瑠依・神崎莉央)がこの楽曲に血を流す。

アニバーサリー楽曲という事もあり、歌詞には前述した4グループのアイコン(象徴)となるワードやイメージが織り込んであったり、ただ清々しいモノだけではなくて、理不尽なモノに翻弄されたり、葛藤を想起させる負の要素もちゃんと織り込まれていて、そこから運命に抗おうとする意志の強さや四つのグループのアイデンティティとPRIDEもあり……

そして……四人と縁深い長瀬麻奈への想いもちゃんと織り込まれて、生きた感情と流れる血の温度を感じさせる。


 東京編のエンディングの後に聴くと、この楽曲がより魂に突き刺さるのではないでしょうか。

 

 

 

 以上が、今年自分の魂を強烈に揺さぶった10曲を挙げさせていただきました。


ここに惜しくも挙がらなかった楽曲も当然数多くありましたが、明確な差というモノはありません。どの楽曲も本当に素晴らしく、等しく魂を揺さぶられて奮い立たせてもらいました。

そして、今年も多くの楽曲に巡り逢えたのは、自分がそれだけ様々な部分でアンテナを伸ばせて楽曲の存在を知り得た証でもあります。それは、来年も続けていきたいしその先の未来に於いても続けていきたいと思っています。


 今年、自分が触れられた全ての素晴らしい楽曲に、心からの賛辞と礼賛を。そして……来年もまた一つでも多くの素晴らしい楽曲に巡り逢える事を祈りつつ筆を置かせていただきます。