巡礼者のかく語りき

自由気ままに書き綴る雑記帳

IDOLY PRIDEを斯く語りたいおっさん。【楽曲編】

 前回、いい年のおっさんが熱に当てられてこんな記事を書き殴った。



akatonbo02.hatenablog.jp

 

惹かれた一番の要因は、前回の記事にも書いたが物語と人物の設定と展開。



そして……物語を彩る数多の魅力的で激熱な楽曲。



自分の勝手な持論で恐縮であるが…アイドルを題材とした作品において楽曲との関わり合いは欠かす事の出来ない重要な要素であると思っておる。言わずもがな、この『IDOLY PRIDE』というコンテンツにも同じモノを感じられたのですよ。


簡潔ながら、今回の記事はいくつかの楽曲の魅力を紹介していこうと思います。


怪しさ大爆発な深夜の通販番組やら、健康商品の宣伝CM染みたモノになると思うが……もうホントに素晴らしい楽曲揃いなのよ。

そして、この怪文書を最後まで…いや、さわりだけでも読んで下さったら、『IDOLY PRIDE』の公式チャンネル(一部の楽曲はフル尺で聴ける)で是非とも聴いていただきたいし、出来たらCDや音源を購入してもらえたら幸いであります。

 

 

 

 

 

 Shine Purity〜輝きの純度〜/星見プロダクション

 

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 違っていたら申し訳ないが…おそらく『IDOLY PRIDE』の原初となる楽曲。
作中で歌われる事はなかったが、星見プロからデビューした10人のアイドルの最初の持ち曲となる。

曲調や歌詞は、アイドルものの王道的な明るくキラキラというモノではなく、それぞれが胸に抱く不安と葛藤、そして、それに抗い変わろうとする想いと覚悟を歌った『闘いの謳』。

 

お洒落さ、クールさ、格好良さというインプレッションより、生々しく、垢ぬけていない荒削りな叩き上げの魂というインプレッションが勝っている。それは新人アイドル(一人除く)である10人のキャラクターと、演じるキャストの半数が当時デビュー間もないというのがあるのだろう。

その垢ぬけない叩き上げの魂こそが、この楽曲を印象深い楽曲へと昇華させる重要な要素だと感じている。洗練されていない未完成な存在だからこそ…形振り構わない一生懸命な歌声がリスナーの魂をダイレクトに殴りかかって来る。


 技術云々じゃない。今の私達の本気の謳を聴け!とばかりに訴え掛けて来る。そんな楽曲。

 

 

 

 

 

 月下儚美/月のテンペスト

 

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 『げっかはかなび』と読むらしい。この楽曲は、長瀬琴乃をリーダとし、伊吹渚・白石沙季・成宮すず・早坂芽衣の五人によるグループ『月のテンペスト』による楽曲。アニメの第6話で描かれたデビューライブで歌われた楽曲でもある。

夜を想像した衣装とクールで切れのあるダンスが特徴的。月が持つイメージで一般的に連想される、凛としたクールな感じと儚さをモチーフにした楽曲がこのグループと持ち歌の印象。そして、植物の月下美人が持つ一晩しか咲かないという儚くも美しいイメージを詞に織り込んでいるのが印象的な楽曲だったりする。


この楽曲で驚かされるのは、成宮すずと早坂芽衣が物語で魅せる顔との違い。


 作中ではコメディリリーフ的役割のすずと、天真爛漫なムードメーカーな芽衣。この両者の歌声が特にクールで格好いい方向へと振り切って所謂ギャップの差で魅せ付ける。この楽曲はすずと芽衣のソロパートが要と評してもいいと言う程のインパクトがある。

 

 

 

 

 

 SUNNY PEACE HARMONY/サニーピース

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 こちらは、川咲さくらがリーダーで、一ノ瀬怜・佐伯遙子・白石千紗・兵頭雫の五人によるグループ『サニーピース』の楽曲。こちらもアニメの第6話のデビューライブで歌われた。

サニーという言葉から察するに、このグループが持つイメージは『太陽』。
そのイメージに違わない明朗かつポップで、王道的な『The アイドルソング』テイストに仕上がった楽曲。コール&レスポンスが多く盛り込まれている構成になっているので、おそらくライブで披露したら間違いなく盛り上がれる楽曲だと思える。

 初聴のインパクトも強烈だが、聴けば聴くほど楽曲の深みにハマる中毒性の強い楽曲でもある。

 

 

 

 

 

 Aile to Yell/TRINITYAiLE

 

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 星見プロのライバル(ボス)グループの一角『TRINITYAiLE』の楽曲。
グループ名にある『Aile』はフランス語で『翼』。『Yell』は激励や応援の際に発する和製英語

『TRINITYAiLE』による応援ソング・アンセムソングという位置付けになる楽曲で、何の奇も衒わない純然で真っ直ぐな『The アイドルソング』でありつつ、星見プロの楽曲とはまた違うお洒落なインプレッションでハッキリと区別化されているのはボスグループの楽曲ならではといったところだろうか。

 自分達(瑠依たち)を鼓舞して更なる高みへと目指そうという気概を謳ってもいるし、応援するファンに感謝を示し、最高の景色を見せようという気概も感じる想いの相互循環を謳う楽曲だとも感じられる。

 

 

 

 

 

 GIRI-GIRI borderless world/LizNoir

 

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 こちらも星見プロのライバル(ボス)グループの一角である『LizNoir』の楽曲。
『LizNoir』の楽曲全体の特徴は、攻撃的でビートが激しい楽曲揃いというインプレッションである。

この激しく滾る様な熱量を感じさせるのは、この楽曲が神崎莉央の生き様と、彼女の最大のライバルである長瀬麻奈への執着と想いが溢れている。麻奈が亡くなっても莉央の眼前に在るのは彼女の前を駆けている麻奈の背が在るのだろう……と妄想してしまう。

狂気にも似た激情を歌い上げたハードテイストな楽曲は『IDOLY PRIDE』楽曲の中では異彩を放つ。

 

 

 

 

 

 First Step/長瀬麻奈(CV:神田沙也加)

 

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 作中最強のアイドルである長瀬麻奈の楽曲。一言で評するなら…一部の隙もない強い楽曲であると言うしかない。鍵と鍵穴がガッチリと嵌ったとも言える。

速過ぎず、遅すぎないテンポにすっと聴き心地の良いボーカルが絶妙なバランスを醸し出して、桜舞う春風の中にいる様な錯覚を抱き、更に大袈裟な表現してしまうと、現世との境界が曖昧な感覚に陥る……というのは妄想が過ぎるか。

 中毒性とはまた違った、魂が惹き込まれる様な深みを感じる楽曲だったりする。

 

 

 

 

 

 song for you(サニーピースver./琴乃ver.)

 

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 最後に紹介するのは、この『song for you』。
この楽曲を巡る物語がアニメでのストーリーの『要』となると言っても過言ではないと思っている。長瀬麻奈が『NEXT VENUSグランプリ』の決勝戦で歌う予定だった楽曲であり、彼女の死によって幻の楽曲となったいわく付きな楽曲。

こういったいわく付きや未発表になった楽曲にまつわるエピソードも、アイドルアニメでは重要な見せ所だと個人的に思っている。


この楽曲については今、多くは語らない。
 

 気になったという人は、是非ともアニメを観ていただきたい。自分は観た時にこの楽曲を初めて聴いた後に魂が鷲掴みされた感覚に陥りました……

 

 

 

 

 

 と、まあ……駆け足かつ雑な紹介になってしまいましたが、いかがでしたか?
『IDOLY PRIDE』楽曲について、少しなりとも興味を抱いていただけたのなら嬉しく思います。

ここで紹介したのはほんの一部の楽曲で、ここで紹介しきれなかった楽曲も本当に素晴らしく魅力的な楽曲が揃っています。

アニメを観てから楽曲に触れるのも全然アリですし、その逆も然り。で、現在配信されているゲームからでもいいと思います。


この『IDOLY PRIDE』というコンテンツは歴史がまだ浅い。


(1年以上経っておるが…)


でも、そこに望みとまだ伸びる可能性を秘めているコンテンツだと思うのです。
勿論、いい方向に全て行くとは限らないという危うさとハラハラ感も同時に感じている。


そんな『IDOLY PRIDE』というコンテンツが紡ぐ物語に熱をあてられてしまった。
その本気の炎が何処まで遠くを照らし、更なる熱を広げられるのかというのを見てみたいし、色々触れてみて感じたインプレッションを文章として残したいと思わされたのです。


自分の乏しく拙い文章力でどこまで魅力を伝えられるか分かりませんが、チャレンジしていきたいという決意をもって筆を置きたいと思います。