巡礼者のかく語りき

自由気ままに書き綴る雑記帳

WUG楽曲ライナーノーツシリーズを書き終えて……

 どうも。あかとんぼ弐号です。

 


2017年の4月から書き始め、2020年4月まで当Blogに連載した
『WUG楽曲ライナーノーツシリーズ』が終了致しました。
全35回(番外編含む)で取り上げた楽曲、一つの楽曲にバージョンが複数存在する楽曲は一つとしてカウントするとしてその数は86曲になった。

書いている時は実感が湧かなかったが改めて振り返ってみると、よく書き上げられたものだなと思えるし、自分が定めた終着点へきちんと到達出来たという達成感に浸っている。

遅くなりましたが、これまでの中で読んで下さった方々には本当に感謝しかありません。反応があったり読まれている事を実感出来た事はこのシリーズを続けていく上で励みとモチベーションの上昇になりました。本当にありがとうございました。


 前述にある様に、このシリーズを書き始めようと思い立ったのが2017年の4月の事。
当時は、WUGの4thツアーのチケット(ファンクラブ先行)の当落が決まって来た頃だった。

で、丁度同じ頃に、WUGを知って惹かれたという声を多く聞いた。


しかし、WUG楽曲についての解説を書かれたモノというのは、私見だが正直多くあるとは言えない。
知りたいという純然な想いを抱く人達に、好きならテメェでその位調べろ的な突っぱねるスタンスでいるのは違う事の様に思っていた。

そんな声を聞いて自分に何か出来る事、とは言え、そうそう大きな事は出来ないし顔が広く利く人間ではないのは痛感しておる。でも、微力ながら入り口から裾野へと踏み出せる何かの一助になれればと思い、このBlogという媒体に過去、WUGメンバーの魅力を書き殴った記事を書いた。で、今度はWUG楽曲の解説……つまりライナーノーツを書いていこうと決めた。当Blogに発信力はない零細Blogなのは承知の上だ。それでも書きたいという想いの方が勝り筆を執った。


 書いていく事は決めたものの、完全な見切り発車で始めた。
更に言うと、自分は音楽知識なんてありゃしないし、楽器の類は一切出来ないし楽譜も読めない。そんな奴が楽曲の解説を書こうというのは無謀極まりない話でもある。挙げるのも恐縮してしまうが……ライナーノーツの体を成してると思えるのは、イルリキウム氏が執筆された『WUG関連楽曲解説』がそれだろう。

だが、その『WUG関連楽曲解説』の中で自分が書いたヤツを参考にされたのを知った時は、本当に驚いたモノだし、今日に至るまでに色々な人から直にリアクションをいただく事もあった。この事は読まれているという事を本当に実感した出来事だった。


 そんな中……WUG解散の報があって解散へと至るワケだが、不思議とこのライナーノーツシリーズを途中で書き切らないまま終わらせようとは微塵も思わなかった。寧ろ、七人が遺した楽曲にこれまでと変わらずに向き合って、このシリーズを完遂させなきゃならないと強く思った。その根幹となって自分の中に在ったのが、彼女のある言の葉。


Wake Up,Girls!をこれからもよろしくお願いします』

 

WUGの約束の地となったさいたまスーパーアリーナで、約束の刻であるWUGのSSA単独公演の場で
センター・吉岡茉祐さんが託してくれた未来への想いは、勝手ながらこのシリーズを最後まで続けるにあたって支えになる言の葉だった。

そして、終焉の刻が過ぎてもWUGを知り惹かれて踏み込もうとされる人達がいらっしゃる。知って惹かれる機というのは人それぞれ違うし当然の事。そんな人たちの踏み込む為の一助として書き殴って来た86通りの楽曲の物語が役立てたのなら本当に嬉しい事だと思います。

 

 

 

 さて、そろそろ自分語りを止めて筆を置く事にします。

楽曲の受け取り方と解釈は正解が無く自由なモノ。自分が書き残したモノも正解と呼べるモノじゃありません。色々な考えや意見に積極的に触れ多角的視点で捉えて、知識や考え方の幅を広げる事。

七人の事や楽曲の独自考察をしていく中で知っていった難しさと楽しさ、考えをぶつけ合い、相容れないからと言って拒絶するのでなく落とし込んで考え抜く事。このライナーノーツシリーズを経て自分が得たモノは本当に大きなモノだった。


Wake Up,Girls!』と沢山の楽曲に巡り逢えた事……書いて来て本当に良かった。


自分一人の力だけで書き上げられたモノじゃない。記事を書くに当たって参考にしたWebサイト、他のブロガー様の記事、書物等……これらの新しい巡り逢いと自分の拙い駄文をこれまで読んで下さった皆様。改めて深く感謝致します。


そして、新たにWUG楽曲に惹かれてこのライナーノーツシリーズを読まれた方のWUGライフが豊かで素敵なモノになる事を切に願っております。