3月30日。立川ステージガーデンにて開催された『IDOLY PRIDE star tomorrow』昼夜共に参戦して来た。今回の記事はその参戦レポとなる。
『IDOLY PRIDE』が立川ステージガーデンでLIVEを開催するのは二回目。
約三年前(厳密に言うとちょい早いが…)に開催された、ゲームリリース一周年記念LIVE『IDOLY PRIDE VENUS STAGE 2022 “約束”』以来。当時は、月のテンペストとサニーピースの他に、TRINITYAiLEとシークレット枠でLizNoir(戸松さん、寿さん、豊崎さん)が出演された。
しかし、今回の戦(LIVE)は昨年のZepp Tour同様に月ストとサニピで戦わなきゃならない。しかもこのLIVEのみの一発勝負。昨年夏のLIVEがいろんな意味でとんでもねぇLIVEだっただけに否が応でも期待値のハードルは高くなっている。それは、彼女達もおそらく実感されてこの戦(LIVE)に臨んだのだろう。
毎度の事ながら……自分は参戦の際はメモは一切取らないスタンスなので、曖昧な記憶でしかないのだが、途中のMCで『今』の自分の全力を届けたいといった感じの事や、それに近いニュアンスを含んだ物言いをする子が多かった様に思う。コレは勝手な解釈の域だが、それぞれ抱いていた想いは「この刻を全身全霊で戦い抜いて未来を切り拓く」という感じか。
ずっと前から変わらずに今を全力で戦っていただろうし、様々な環境に身を置いた事も影響していただろう。でも、あの刻と場で観て思い知らされたのは彼女達の強い気持ちが込められたパフォーマンスだった。勿論、技術だったり魅せ方が進化を遂げていた。それよりも強烈に感じられたのは彼女達の覚悟だと思えてならなかった。
と、まあ……これから参戦レポを書き殴るワケだが、今回はちょいとこれまでの当Blogの参戦レポの仕様とは違った書き方になる。ちょいとその事を語ってから本編に行こうと思う。
Introduction
このLIVEのセットリスト構成だが、『sunlit stage』(昼公演)は、サニピゾーン→月ストゾーン→サニピゾーンがあって、ここはグループ楽曲の披露。ちなみに『moonlit stage』(夜公演)では、月ストゾーン→サニピゾーン→月ストゾーンとなっていた。
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— IDOLY PRIDE アイドリープライド(アイプラ) | ゲーム好評配信中 (@idolypride) 2025年3月30日
LAWSON presents IDOLY PRIDE star tomorrow⭐️
sunlit stageのセットリストを公開🎤
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— IDOLY PRIDE アイドリープライド(アイプラ) | ゲーム好評配信中 (@idolypride) 2025年3月30日
LAWSON presents IDOLY PRIDE star tomorrow⭐️
moonlit stageのセットリストを公開🎤
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グループ楽曲の披露が終わると、企画ゾーンへ移行してデュエット楽曲ゾーンへ。そして、クライマックスでは、これまでのアイプラLIVEでは無かった(と思う…)披露された楽曲のアウトロをバッサリとカットしてノータイムで次の楽曲へ移行する演出があり、アンコールで数曲やって終演という流れ。
これからLIVEで披露されたアクトの所感を書き殴るが、セットリスト順でなく、昼のみ披露された楽曲、夜のみ披露された楽曲、昼夜共に披露された楽曲、アンコールで披露された楽曲という順で書いていきます。アンコールも昼夜で違った曲目になっておりますが、そこはアンコールの項で別に書かせていただきます。
sunlit stageのみ披露
Let’s Go! Let’s Go! ピース!ピース!/サニーピース
昼公演のタイトルは太陽が照らすの意味を持つ『sunlit』という事から、サニピからLIVEが始まるだろうなと予想しておったが、まさかこのアイプラ楽曲屈指の変態楽曲をオープニングアクトに持って来るのは予想してなかった。
ステージが照明で照らされる前に5人の人影見えて何かを持ってるのが分かった瞬間に変な笑いが込み上げてしまったんだ。5人が持ってたのはチアリーディングで使われるポンポン。んなモノ持って歌うのはこの楽曲しかねえwwww
ちなみに今回の戦装束(LIVE衣裳の事ね)はキービジュアルのイラストでキャラクター達が着ているモノ。サニピは白と赤を基調とした衣裳となっておりました。
でも、それ以上に魂が揺さぶられたのは……菅野真衣さん、佐々木奈緒さん、高尾奏音さん、首藤志奈さんがステージに立ち、そして……結城萌子さんもちゃんとステージに立っているという現実が本当に嬉しかったんだ。
予めこの日は出演されませんと告げられてたら心の整理は付くが、直前で出演が叶わない事を知るってのは虚しさや喪失感をどうしても抱いてしまうのだ。自分は昨年そいつを嫌って程に痛感させられた。当たり前過ぎて見失いがちだが、それは当たり前じゃない奇跡の瞬間なのだと。
そんな感慨に浸ってる場合じゃなかった……この楽曲は脳ミソを締めてる理性のネジを全部緩めて、一切考える事を放棄してひたすらに感じて楽しみ尽くせというモノだ。考えちゃいかん。感じるままステージで魅せ付ける5人の姿と歌声を視覚と聴覚に刻み込めと。
昨年のZepp FINALで観た時も凄かったが、今回は前回がまるで比較にならない程の進化を遂げておった。勿論、久しぶりに観られたという要素は無視できないが、にしても会場全体の盛り上がり方とサニピが本当に楽しんでいる姿からは、刻の経過がもたらす負の要素をを吹き飛ばすエネルギーに満ち溢れていたのだろう。
5人…いや、10人ちゃんと揃ったサニーピースの強さを思う存分に魅せ付けられた圧巻のアクトになったのは言うまでも無く、オープニングアクトの火付けもきっちりと出来た。
Hi5でピースサイン!/サニーピース
これまで当BlogのLIVEレポやアイプラ楽曲解説でも触れているが、本曲はサニピの新たな『アンセム』という解釈を勝手にしている。で、新たなと称した様におそらくはメインストーリー『星空編』でサニピにとって重要な役割を担う楽曲になるとこれまた勝手に予想してたりする。
この楽曲は、LIVEで披露される際にはゆったりしたテンポの特殊なイントロが差し込まれている。そこで我々も「Wow wow wow」のフレーズをシンガロングして徐々にテンションを上げていって戦の準備を整えていく。そして曲が始まったら、サニピが駆け出していくかの如くこちらのテンションも解き放つ。
また昨年の夏の『VENUS PARTY The Second』の話を蒸し返すが……あの刻で披露された本曲は、結城さんと怜がいない当たり前じゃない状況を取り戻す為に謳った。そして今回。結城さんと怜がいる当たり前が戻って来た。また手前勝手な解釈だが、本曲は当たり前という奇跡への感謝がテーマとして掲げられた様に思う。
メンバーや我々以上に、最も悔しく寂しい思いを抱いていたのは結城さんと怜だった事は容易に想像が付く。自分がいなくてもLIVEは開催されたし、次のLIVEでスッと戻れるものかと。コレは物理的なモノじゃなく魂がちゃんと戻れるのかという事。
そこで怜と結城さんは懸けたのだろう。サビ前にある彼女のソロでの口上「抱きしめて」という言の葉に。何かを吹っ切った様な潔さと力強さが結城さんの声に乗っかっていた。彼女の声が響いた直後、客席からは勝ち鬨にも似た歓声が響き渡った。彼女に向けられた祝福の歓声がその答えだ。
で、もう一つ。このアクトで見事だったのがラスサビで菅野真衣が響かせていたロングトーン。彼女の歌声には晴れやかさと力強さが漲っていた。
SUNNY PEACE HARMONY/サニーピース
終盤ブロックでの披露。サニピ原初の楽曲でありグループの名を冠した『アイコンソング』。歌い出しの「この想いこの胸に」のフレーズを現地で聴くと、安心感に包まれる心地良さがあるのだ。
メロディや歌詞が強いチカラを持っているのは当然ながらある。ただし、いくら強い楽曲と言えど、肝心になって来るのは実際にその楽曲を歌う者に全てがかかっている。
楽曲が進化・成長するって聞いた事のある人は多いと思う。
自分もこれまでいろいろ書いて来た参戦レポでも触れてきた。その要因ってのは数多あって、演者の成長は当然の事、LIVEで披露していく度に練度が上がっていくってのもある。それと、観客の声援や手拍子も演出としては欠かせない要素。
前述した様に本曲はサニピにとって原初の楽曲。つまりは彼女達にとって付き合いの長い楽曲だ。それこそ声出し出来なかった頃から今に至るまで謳って来て共に軌跡を駆けて来た『戦友』と言っても過言じゃない程に密接な繋がり。ベタな物言いってのは承知しているが言わせて欲しい。そういう楽曲が弱いワケがないんだ。
それがここまでの存在になった。楽曲、キャラクター、グループ、そして自分自身とちゃんと向き合って挑み続けてきた成果がこの日のパフォーマンスとして表れていた。
サニピの『アイコンソング』としてほぼ完成されつつあるこの楽曲。そう、この楽曲はまだ未完成。と、いうよりも……サニピが成長を遂げていく度にこの楽曲もまた強くなっていくのだ。そして、これから先も楽曲が増えていっても『アイコンソング』としての地位は揺るがないモノなんだろうなと改めて感じられた。
moonlit stageのみ披露
Daytime Moon/月のテンペスト
夜の部のオープニングアクト。LIVEで披露されるのは昨年のZepp Tour以来。
昼公演では披露されなかったので、まあ、夜公演のどこかで披露するだろうとは思っていたが、まさかの初手に持って来た事は本当に予想外だった。
ちなみに……大穴予想でいきなり『月ノヒカリ』を初手でぶち込んで来るんぢゃねぇかって本気で思っていたのは内緒だwwww
勝手なインプレッションだが、LIVEにおけるこの楽曲の立ち位置は繋ぎの楽曲だと。繋ぎって言うと良い印象じゃないだろうが……ただLIVEにおいてはそういう役割を担う楽曲が必要になると思っている。激熱過ぎないし、かといって沁み入って聴き惚れる方向に特化もしてない。絶妙なバランスで成立している楽曲だなと。
だからと言って、この楽曲がオープニングアクトとして相応しくないかって事じゃない。スタンダードを外した衝撃で魅せ付けていくのもLIVEの醍醐味ではないだろうか。
月ストの戦装束(だから衣裳だって)もLIVEのキービジュアルに描かれていたもの。サニピと対照的で黒と赤を基調にしたこの戦装束とキュートさのある本曲とのギャップが絶妙で実に素晴らしい。勿論、ステージでパフォーマンスしている、橘美來、夏目ここな、宮沢小春、相川奏多、日向もかの表現力がこのアクトの真髄になっているのは言うまでも無い。
恋と花火/月のテンペスト
オープニングアクトの『Daytime Moon』の次は別の楽曲だったのでこのアクトは三番目。月ストも楽曲が増えて来た事によって、この楽曲をLIVEで披露しない事が多くなって来た様に思う。
持ち曲が増えていくのは当然嬉しい事。ただ、LIVEの刻ってのは無限じゃなく有限。その中でどうしても外さなきゃならない楽曲ってのはどうしても出て来てしまう。
昨年の夏のLIVEで披露したから、今回はやらないんじゃないかと勝手に決めつけておったので……ピアノが主のイントロから始まって、橘さんの凛とした歌声による歌い出しが聴こえた瞬間、膝から崩れ落ちかけた……
前の楽曲が激熱仕様の楽曲だっただけに、儚げで切なげな本曲とのギャップによりまたこちらの魂が落されて囚われてしまう。実に巧妙かつ大胆な攻め方じゃないか。
言わずもがな、楽曲、歌声、ダンスは重要なんだが、彼女達が纏っている衣裳による視覚情報もアクトの印象をより良く彩っていく要素。特に今回月ストのメンバーが纏う黒と赤の衣裳と、この楽曲との親和性が見事だった。
黒という色が影響しているのか?はたまた自分の勝手な思い込みなのか?この楽曲で感じられるエロ艶やかさが増幅されている様に思えた。
何だかんだで披露の多い楽曲だからグループとしてのパフォーマンスが洗練されていってるのもあるだろうし、彼女達それぞれが身に付けた表現力が影響していたのだろう。
5人の儚げながらも純然で色香漂う歌声に聴覚が支配され、舞い踊る姿に視覚が魅了されただただこのアクトが創造した世界に没入させられてしまった。
最愛よ君に届け/月のテンペスト
昼は披露しなかったから、夜の部のどこかで絶対披露するだろうとこれまた勝手に期待して待ち望んでおったが待てど暮らせどその刻は訪れなかった。
おい、まさかやらねぇ気か?!なんて心の片隅で思っておったら……終盤ブロックにて披露が叶った。この楽曲が来たと認識出来た瞬間『うおぉぉぉぉぉッ!!』と吠えたのは言うまでも無い。
楽曲についてはこれまで散々言って来たが、琴乃が月ストから一時的にだが抜けて、残った4人で活動していく決意を決めた新生・月ストの『アンセム』であり叩き上げの魂とPRIDEを曝け出した『戦いの謳』。
完全な私見だが、LIVEのクライマックスってのは畳み掛けていく様なセットリストを組む事が多いと思っている。そういう構成にこの楽曲は実によく合う。
この楽曲のキモの一つになっているのは、すず、渚、沙季、芽衣がどれだけ意地を張り通してちゃんと戦えるか。そして、支える立場にいる琴乃もそれは同様にある。
宮沢さんから始まって、相川さん、日向さん、夏目さんの順に、想いを繋いでいくかのように歌っていってサビで橘さんが合流し5人の想いと魂が解き放たれ、いつ聴いてもこちらの魂を揺さぶり血を滾らせてくれる。
で、コレもLIVEレポの度に書いておるが、もう一つのキモになっているCメロの夏目さんと相川さんによるソロパート。Cメロに差し掛かる前の間奏部から何か雰囲気が変わっていったのを肌で感じた。我々も構えていたし、ステージの彼女達も気持ちを作っていって魂を滾らせていたのだろう。
そのキモの場面で聴かせてくれた夏目さんと相川さんの漲る気迫と力強さは、披露を重ねていく毎に増していってる。技術や表現力の成長ってのは間違いないが、何よりも影響していたのが『自信』じゃないだろうか。
そりゃ、渚とすずはこんな顔して謳うよなと……www(※著者の脳内イメージ)
理屈じゃ説明出来ないワケの分からんチカラが湧き出してくるのもLIVEという特殊で異様な刻と場。これまでの経験の中で掴んだ実績があって貫き通せる想いとPRIDEは、限界を超えるチカラを彼女達にもたらした。そのワケ分からんチカラを引き出すのは、迷いを振り切った本気で挑む人の魂の叫びなのかもしれない。
sunlit&moonlit共通
Shining Days/サニーピース
LIVEで聴いた時、良くも悪くも音源で聴いた時のインプレッションが大きく変化する楽曲が存在する。この楽曲はそういう楽曲の一つだと自分は思っている。おそらく自分以外もこういう体験をされた人は多いと思う。勿論、いい意味でこの楽曲のインプレッションは変わった。
今更説明不要だと思うが……この楽曲は、テレビアニメ版第7話エンディングテーマ。サニピの楽曲の中では、爽快さはありつつ……柔和で落ち着いた感じの曲調。あくまでも手前勝手な意見だが…こういう落ち着いたテイストの楽曲はLIVEでの使い所と順番が難しいと思っておる。だからこそ……今回両部通じての披露は正直驚いたのだ。
落ち着いたテイストの楽曲と評した様に、この楽曲は他のサニピ楽曲と違ったモノ。
いつからかは分からなくなったが……LIVEで聴くと、前進していく為の力強さが際立っている様に感じられる。
そうなった要因はやっぱりサニピ5人の歌声だ。当たり前な事だが音源の歌声と実際にステージに立った時の歌声は全然違う。当日の体調、テンションの昂り具合、前に披露された楽曲との繋がり、観客の反応……etcこれらの要素が『雑味』として歌声に加わって彼女達の歌声を彩っていく。
そして、もう一つ。
2番のBメロの歌詞「この想いを 歌に乗せて さあ行こう!」の「さあ 行こう!」の部分。ここは遙子のソロパートで音源では普通に歌っているが、LIVEでは歌うのではなく佐々木さんは力強い台詞にアレンジして言い放つ。コレはLIVEにおけるこの楽曲のキモになっている部分だと思っている。
ちなみに台詞にしたアレンジは、この楽曲をLIVEで初めて披露した2022年の『VENUS STAGE 2022 “奇跡”』からだそうな。このアレンジはこのアクトで一番盛り上がる箇所になっている。
佐伯遙子と言えば、長い事雌伏の刻にあったアイドル。後輩達が星見に入って、サニーピースを結成してここからアイドルの頂を目指していく。彼女が云う「さあ 行こう!」には並ならない想いをエネルギーが満ち溢れていた。
ラブリー♡♡♡♡♡♡/サニーピース
この楽曲は今回のLIVEで披露するだろうなと勝手に決めつけていた楽曲の一つ。
しかし、サニピ楽曲では異彩を放つキュート&スイートさに極振りした楽曲。コレをどう魅せ付けて観客の魂を撃ち抜くか?昼では4番目、夜では2番目に配置されて、序盤のサニピゾーンの重要なPEACEをこの新曲に据えた。
前述した様に、キュート&スイートさに極振りした楽曲だが、明るく楽しいというサニピ楽曲の軸がちゃんと存在しているのは音源を聴いた段階でも把握している。だが、LIVEで楽曲が持つポテンシャルを余す事無く発揮出来るかはまた別の話だ。
まあ、んな事考えてた変人は俺ぐらいだろうがwwww
ちなみにこの楽曲は、バレンタインをテーマにした楽曲。その中でもこの楽曲は王道を往く『アイドルが謳うバレンタインソング』を忠実に表している様に感じる。(1980年代のアイドルソングにありそうなテイストか)制作側もそういう感じで作られたのではないかと勝手に思っている。あとは、LIVE映えできる楽曲になっているのも大きな特徴の一つ。
イントロ聴こえた瞬間から、歓声のボリュームが上がった様な気がした。……したぢゃなくて上がってたなwwwまあ、みんな待ち望んでいたんだろうな。確実に披露されるだろうと思っていても実際にその通りに披露されるとやっぱり嬉しいものなのだと。
ステージでキュートな歌声とダンスを魅せ付けてくるサニピに、視覚と聴覚が武力介入されていく。そこにコール&レスポンスが入って盛り上がりは更に加速。そして…ラブリータイムなるモノ(多分、口上の部分)で、完全に舞い上がっている我々の魂を容赦なく撃ち抜く……実に見事な攻め方でもう白旗上げるしか出来なかった……
SUNNY PEACE You and Me!/サニーピース
昼夜共に序盤のサニピゾーンLast songは、サニピの『WHAT IS “IDOL”?』の答えとなる『繋がる』を体現した最終決戦仕様の『アンセム』。
この楽曲が巡って来た軌跡にはサニピの『全て』が詰まっている。作中での彼女達の軌跡は当然あって、キャスト側のサニピにも当てはまっている。そして、楽曲自体にもある。それらをひっくるめての『全て』なのだ。
初めてこの楽曲をLIVEで披露したのは、今回のLIVEと同じ『立川ステージガーデン』だった。当時は、まだ観客が声援を贈る事の出来ないLIVEだった。それでもサニピは全身全霊を懸けたパフォーマンスで我々を楽しませて熱狂させてくれた。
あれから刻が経って……制約が解かれて観客の声出しが解禁され、この楽曲の最後のPEACEがガッチリとハマって楽曲の真のチカラが解き放たれて今に至っている。
コレは触れるべき事じゃないかもしれんが……LIVEにおいての本曲を語る上で避けてはいけないと思うので触れさせてもらう。
昨年夏の『VENUS PARTY The Second』における本曲は、怜と結城さんが出れないという起こって欲しくなかった物語があった。ただ、そんな中でも居なかった怜と結城さんへ届けと願ったパフォーマンスに魂を揺さぶられた。その場にいようがいまいが関係ない。境界を超えて繋がろうという強固な意志をサニピは意地とPRIDEを込めたのだと。
そして、巡り廻って……初めて本曲をLIVEで披露した地に帰って来た。今回はちゃんと全員そろった万全でのサニピだ。やっぱり、この楽曲が来た時の安心感と一体感が醸し出す強さは凄まじいものを感じる。その域まで昇華を遂げられたのは、LIVEでの披露を重ねた事と、サニピ5人の輝きの強さが成し得た賜物だと思い知らされる。こんなにエモーショナルな事はなく、感動と興奮で魂が滾った極上のアクトだった。
EVERYDAY! SUNNYDAY!/サニーピース
昼は開幕の3曲目で、夜は終盤ブロックでの披露。特に、終盤ブロックで前に披露していたある楽曲のアウトロをバッサリぶった切ってこの楽曲のイントロ流れた瞬間は変な声出てしまったがwwwそれはともかく、サニピの『アンセム』の原点と勝手に自分が位置付けているこの楽曲がまたLIVEで聴けたのは僥倖の極みだ。
さくら、怜、遙子、千紗、雫の魂の片隅に渦巻いてる負の感情。ある意味彼女達の傷であり傷痕として疼いているモノかもしれない。でも、それを振り払う為に挑んで戦うからこそ彼女達の輝きが際立っていく。
彼女達が諦めなかったから、戦い続けてきたからこそ、作中のサニピやステージで燦然と輝くキャスト側のサニピがいる。歌詞の『君』はキャラとキャストの繋がりを示す言葉なのかとも思える。LIVEで聴くとそれを強烈に実感するのだ。
キャラクター達はキャストが魂を吹き込んで(演じて)血が流れて躍動できる。キャスト側は、生命が宿ったキャラクター達によって様々な挑戦が出来る(世の露出機会が増える)。でもそれは誰でもいいワケじゃない。今在る組み合わせでなければ『サニーピース』として成立していなくて、今最高のHARMONYには絶対ならない。
もう単純なビジネス的関係には戻れないだろう。特別で濃厚な掛け替えない存在。
本当の暗闇を知っている者達が歌うからこそ、光あふれる『アンセム』に血が流れる。そして、密接な繋がりを持つ者達が現実世界のステージで再現した。そこには一分の隙も無くて、改めてサニピ原初の『アンセム』としての輝きと説得力の強さを思い知らされた。
全力!絶対!!カウントダウン!!!/サニーピース
昼夜共に、サニピが最後に披露した楽曲。年明けをテーマにした楽曲で、新年に向けて抱いている希望とこれまでにあった様々な出来事を懐かしんでいくノスタルジック感もあり……刻の流れ、巡り逢いの縁と仲間との絆、そして…当たり前の奇跡に感謝を示す楽曲。
今の時勢は正月じゃないが、新年度と言われる四月を目前に控えた刻。あの場に参戦された人の中には四月を迎えたら環境が変わって新生活が始まるって人もいたのだろう。この楽曲を今回のLIVEでサニピのLAST SONGにこの楽曲を入れたのは、そんな人達に向けての激励の意味を込めていたと思っている。
この楽曲、アイプラLIVEではほぼ確実に披露されて来た楽曲。怪しさ大爆発な俺の記憶を辿ってみると……完全にやらなかったのは二年前の夏の『VENUS PARTY The First』位か。初披露から三年の刻が経っていって、当然の如くこの楽曲のパフォーマンスは進化を遂げた。と、言うかは深みが増した『深化』と評するのがいいかもしれない。
でも、それは当たり前な事ではなく、サニピとこの楽曲が刻んで来た奇跡の証なのだろう。
いい事も良くない事もあったが、これまでに無駄なモノは何一つとして無く全ての出来事を無意味にしなかったから。彼女達が「ありがとう」と歌うのは全ての事に対しての礼賛の意味が込められていたのだと思えてならない。
一方通行な想いの押し付けじゃなく、受け取り側の想いも汲んで繋いでいく。
ハッキリと分かる縁の繋がりを感謝する謳。これからもずっとずっと大切にしていきたい楽曲だなと改めて思う。
Question/月のテンペスト
昼の部の初手に月ストがどの楽曲を持って来るのか?俺の脳内で勝手に開催した予想合戦では、この楽曲はまあ最初に来ないだろうと選択肢から完全に外していた。ましてや、昼夜共にならねぇだろwwwとまで思っていたぐらいだ。
そう決めつけた根拠は、昨年のZepp TourのFINALでやった前科前例があり、同じ攻め方はしてこないと踏んでた。コレはアイプラから話はズレるが……二月に開催された月ストの中の子達(ミューレ3期生)のイベントの『日々荘3号館』のLIVEコーナーにて『Question』を披露した事も影響を及ぼしていたってのもあったのよ。
と、まあ、『Question』がアタマに披露はねぇだろと高を括ってサニピのアクトがいったん終わって月ストの登場を待ち侘びてたらこの楽曲のイントロが来たのでめっちゃ慌てたwwww完全に彼女達に完全敗北したのは言うまでも無い……そしてこの歌詞が見事にぶっ刺さって来たんだ。
複雑に考えすぎるの
それよりも 今を もっと楽しもう
―月のテンペスト『Question』より引用
「複雑に考えすぎるの」は沙季(宮沢さん)のパートで、「それよりも 今を もっと楽しもう」は芽衣(日向さん)のパート。何か諭されるかのように優しく歌う彼女達に徹底的にきっちりと打ちのめされた感覚だった……LIVE参戦は『考えるな。感じろ』という事なのだろうな。
The One and Only/月のテンペスト
昼公演での『Question』と同様にイントロ聴こえた時点で変な声をあげてしまった……でも、『Question』とは違ってこの楽曲はどこかで披露するだろうと思ってはいた。ただ、月ストゾーンの二番手という順番で披露された事に驚いたのだ。
別コンテンツの話になってしまうが、この衝撃は過去に『Wake Up,Girls!』のあるLIVEのオープニングアクトで決戦仕様の『生命の謳』と称した『Beyond the Bottom』が披露された時のモノと一緒の感覚だ。
この『The One and Only』という楽曲も『生命の謳』というインプレッションを自分は抱いていて、実際の所はどの順番で披露するのは自由で正解は無いんだけど……こういう楽曲はLIVEのクライマックスとか、もしくは割り当てられたゾーンの締めとして披露するのが似合うと思うワケだ。
これまではこの楽曲がクライマックスの場面や締めとして披露される事が多かった。しかし、今回はそれを崩してこちら(俺だけかもしれんww)の意表を突いて来た。もう月ストの掌で良い様に転がされるしか出来なくなってしまったのだ。その要因になったのは、あの楽曲の存在が大きく影響しているのだろう。と言うかはそれしか思い浮かばない
それを踏まえてあの楽曲の存在がデカくても、『The One and Only』の存在感と楽曲のチカラが衰えたワケじゃない。むしろ、その前に披露された事で月ストゾーンのセットリスト全体が締まった様に感じた。大胆かつ強気な攻めの采配に舌を巻いた。
月ノヒカリ/月のテンペスト
先程から散々言ってた『あの楽曲』がコレ。『The One and Only』の後に置く事が今回のLIVEにおける月ストの真髄だった様に思う。
この楽曲と 『The One and Only』は似たテイストと背景がある。幻想的で優しさと慈しみのある曲調と5人の歌声。そして、月ストの物語の転換点に登場して来た楽曲。
楽曲にコレが当てはまるかは分からんが……同じ系譜に連なっている楽曲の世代交代の『儀式』的な意味でこの2曲を並べた様に思ってしまった。当たり前だがコレは勝手な妄想でしかない。
しかし『The One and Only』と違った要素もある。それは、月ストが『壊された』経験を経た後に『月ノヒカリ』は誕生したという事。グループの絶対的なアイコン(象徴)となる長瀬琴乃が脱退し、月ストとしては何の希望も見いだせない真っ暗な世界に放り出された気分になった。
それでも、グループを続ける決断を下したすず、渚、沙季、芽衣。刻が経って、なんやかんや(触れるとクソ長くなってしまうので……)の末に琴乃も戻って来て僅かに差し込んだヒカリを求めて再び立ち上がった。それは5人にとって希望のヒカリが照らされた瞬間だった。
そうして月ストにとっての『WHAT IS “IDOL”?』の答えとなる『みんなの道を照らす』を導き出せた。でも、そのヒカリはまだ弱かったが彼女達のヒカリに導かれるように関わる人達全てでそのヒカリを強くしていった。それは本当の暗闇を体験したからこそ持てる強さだったのではないだろうか。
この楽曲、そんな真っ暗闇を経験したグループだからこそ、人の魂を揺さぶって道を照らす世界が築き上げられるのだと。琴乃達の想いとPRIDEを背負ったキャスト側の5人は本当の意味で魂と身体が解き放たれたと言っても過言じゃない自由でしなやかなパフォーマンスを魅せ付ける。キャスト側のミューレ3期生も、暗闇の中を駆けて来た軌跡があって、互いの魂がシンクロして創造出来る世界がある。
そのシンクロ具合が実に絶妙であまりにもハマり過ぎた光景を観て息を呑み見惚れる事しか出来なかった。
裏と表/月のテンペスト
昼の部では終盤ゾーンの披露。夜の部では2曲目での披露だった。
どちらの披露でも、この楽曲のスリリング感満載のイントロはLIVEで聴くと血が滾って来る。
序盤の火付けとしてもそうだし、クライマックスでの盛り上げでも真価を発揮出来る。楽曲そのものが盛り上がれる系統ってのもあるが、何よりも月ストがLIVEで披露を重ねていって楽曲を進化させた何よりの証だろう。しかも、この楽曲の初披露は『立川ステージガーデン』だったりする。
凱旋の刻とでも言えば良いのか。前述した様に初披露の刻と今の彼女達の表現力は明らかに違う。両部通じて最もインパクトを与えたと感じたのが、ラスサビ前の宮沢さんによる沙季のソロパート「もっと見てよね」の所。ここは歌というかは台詞の様な感じになっている。
これまでのLIVEと昼の部では、情念が溢れ出てる様な低音を効かせた妖しくも粘度を纏った艶やかな声色が特徴的でいつ聴いても聴き惚れてしまう魔力を帯びている。
ところがだ。夜の部で宮沢さんが魅せてくれたのはこれまでとは一変したモノだった。
これまで通りに、情念溢れる口上を聴かせるのだろうと思い込んでおったら……素の沙季の声色というべきか、淑やかで柔和なまったく逆の要素で聴かせていったんだ。まさに楽曲タイトル通りの『裏と表』でもって魅せ付ける。これぞ宮沢小春が持つ魅惑と魔性の領域の真骨頂。
月下儚美/月のテンペスト
今回のLIVEにおける月ストLAST SONG。月スト原初の楽曲であり、名刺代わりとなる『アイコンソング』。彼女達にとって大切で無くてはならない『戦友』と言っても過言じゃない楽曲でもある。何処かのアウエー感満載のフェスに突っ込んで披露しても、観客の魂を撃ち抜き滾らせる事が出来る一曲だと思う。
楽曲というモノは嘘や誤魔化しが効かないものだと言う。そして、それはステージという戦場もそうだ。楽曲を限界突破させられるのは歌う人のチカラと叩き上げの魂が必要なのだと。そして5人……いや、10人は『我』を曝け出して、まさに嵐を起こす様な激情でもって歌い続けてきた。
この『月下儚美』。アイプラLIVEではこれまでに多く披露されて来た。が、LIVE本編のトリで披露されるのは今回が初めてのはず。『The One and Only』や『月ノヒカリ』で今回のLIVEを締めるワケにはいかなかった。『月下儚美』じゃなきゃダメだった。
セットリストに込められた真意は公にされていないしこれからもされないだろうから、その真意とやらを勝手に妄想してみる。
LIVEの最後に披露する楽曲は単にLIVEを締め括るだけの役割だけではない。
何らかの譲れない想いとか伝えたいメッセージが込められていると思わせる。それと身も蓋も無い言い方だが……本当にただ締め括るだけの場合もある。
ただ、こうして今書き殴っている事からあのLIVEで感じられたのは、月ストの譲れない想いと伝えたいメッセージがあったのだと思えてならないのだ。散々言って来たが、この楽曲は月ストにとって原初の楽曲。『初心』と言ってもいいかもしれない。LIVEが終演したら未来の刻と軌跡が目の前に拓かれる。
原初の楽曲を最後に謳う事で、原点回帰する意味が込められていたのかと。
彼女達はこれまで戦い続けてずっと先へ向かっていった。なんやかんやで巡り廻って起点に辿り着いてた。決して引き返したワケじゃない。過ぎた刻が戻らないのと同じで彼女達はちゃんと未来に向かっていたのだ。
そして……今年。月ストの中の子達(キャストと言いなさいよ……)であるミューレ3期生は新たな門出となるユニットを結成しデビューを迎える。そんな刻だからこそ……キャスト達はこれまでの感謝を伝えたかった。今の彼女達があるのは、キャラクターと共に戦って来た経験があったから。
橘さんから琴乃。夏目さんから渚。宮沢さんから沙季。相川さんからすず。日向さんから芽衣。それぞれが偽りの無い本音の感謝をパフォーマンスに込めて躍動する。『静』と『動』、繊細な美しさと叩き上げの魂。相反する要素をきっちりと共存させて魅了して魂を滾らせる。
月のテンペストの『アイコンソング』としての強さと、未だ見えない底の無さを徹底的に思い知らされた気がした。
Darkness sympathizer/長瀬琴乃×伊吹渚×一ノ瀬怜×佐伯遙子
開幕パートが終わって、MCにて次のコーナーではアイプラLIVEでは初めてやるチャレンジになると告げられた。しばらくすると……信じられない現象が起こった。
それは今回のLIVEで絶対に聴けないと思っていた楽曲のイントロが鳴り響いたからだ。荒れ狂うかの如きギターリフで変な笑いが込み上げて「はは、嘘だろ?おい……」ってマジで呟いたwww
ステージに見参したのは、月ストから橘美來さんと夏目ここなさん。サニピから佐々木奈緒さんと結城萌子さん。視覚と聴覚は認識しているんだけど、目の前の現象自体も脳ミソがまだ認識してなかった。そりゃそうなるだろ……他のグループのカバーという選択肢は敢えて外してこの戦に参戦したんだ。
と、言うよりも『Darkness sympathizer』歌うこの面子がとにかくヤバい。どうやってもカッコ良くしかならねぇwwwww特に、佐々木さんと結城さんがこの変態楽曲歌うってのがもう期待しかない。
パート割りは、莉央が橘さん。葵が佐々木さん。愛が夏目さん。こころが結城さんとなっておった。
橘さんと夏目さんの歌声については当Blogの記事で散々書き殴っているので、あえてここでの言及はしない。このアクトのキモになっているのが『ドゥユビリ』(※怜と遙子のデュエット楽曲Do you believe in music?の略称)の女神たちである佐々木さんと結城さんの歌声がどういう変化をこの楽曲にもたらすか?
ただ、結城さんは芽衣とのデュエット楽曲『ココロDistance』でカッコ良い系統の楽曲を歌っている前例があって、この楽曲との親和性はある程度分かる。
一方の佐々木さんは未知数という所か。サニピの楽曲、遙子のソロ楽曲、怜とのデュエット楽曲はハードテイストと無縁の楽曲。その彼女がカバーとは言えハードテイストの方向に変態特化させたこの楽曲をどう歌うのか。もう期待しかなかったのだ。
曲調が全然違うから当たり前だが……柔和で慈しみある歌声でなく、アグレッシブで特に低音に纏っていた艶っぽさに聴覚がやられた。橘さん、夏目さん、佐々木さんのアグレッシブな歌声と、要所でスッと差し込まれていく3人と違う甘い系統な結城さんの歌声が絶妙なアクセントとして効いていた。
期待通りで本当にカッコ良かった。(語彙力崩壊……)まあ、この4人のビジュアルがとにかくいい意味で暴力的にバグっていて視覚を撃ち抜かれたのは言うまでも無く歌声のハマり具合も絶妙。圧巻のアクトを魅せ付けられ震えと笑いが止まらなかった。
Aile to Yell/川咲さくら×白石千紗×早坂芽衣
続けて……今回のLIVEでは絶対聴く事の無かった楽曲のイントロが響く。
しかもだ。TRINITYAiLEの『アイコンソング』であり、トリエル楽曲の『エース・オブ・エース』であるこの楽曲をどこのどい……もとい、どなたが歌われるのか?
ステージに降臨されたのは、サニピから菅野真衣さんと高尾奏音さん。月ストからは日向もかさんの3人。パート割りは、瑠依が菅野さん。優が高尾さん。すみれが日向さんになっておった。
で、このアクトなんだが……昼公演(だったはず…)でちょっとしたハプニングが起こった。サビ始まりからのイントロを経て、すみれパートのソロからAメロが始まっていくのだが……すみれパートの日向さんは歌い出さなかった。しかもめっちゃモニターに抜かれてるwww数秒経って、はっ!とした感じの表情になって歌い出したが。
その時の日向さんの表情を思い返してみると、ド忘れして飛んでたってよりも客席の反応に見惚れていたって感じかしら。まあ、こういうハプニングもまたLIVEの醍醐味ではあるのよね。
この楽曲。前述でも触れたがトリエルさんの『アイコンソング』。
トリエルさんの楽曲の一押しをどれか挙げろと言われたら、おそらくこの楽曲が最上位にくるんぢゃないかと勝手に思っておる。トリエルさんのアイデンティティを最も色濃く象徴する楽曲だからこそ真っ先に挙がるのではないだろうか。
楽曲のチカラと存在感が強烈ってのは我々も充分に承知済み。でも、一番思い知らされてるのは実際にステージに立って歌う菅野さん、高尾さん、日向さんだろう。これまで近くで見て感じているから歌うには覚悟が求められる。
で、肝心のパフォーマンス。清廉で澄み切った雰囲気を纏う楽曲に三人の伸びやかで力強いボーカルが実に合っていて聴き心地が良かった。それは、彼女達が背負った数多のプレッシャーから解放された『翼』で羽ばたいて空を翔けているかの様だった。
So What?/成宮すず×白石沙季×兵藤雫
リズノワ、トリエル楽曲のカバーと来たら否が応でも期待する。ⅢXのカバーを。
これまたイントロ聴こえた瞬間から変な声出て膝から崩れ落ちそうになった……おいおい、よりにもよってコレ披露すんのかwwwと。
エキゾチック感満載の治安悪い系のイントロに乗ってステージに登場して来たのは……
月ストからは相川奏多さんと宮沢小春さん。サニピからは首藤志奈さん。ちなみにパート割りは、mihoが宮沢さん。kanaが首藤さん。ド真ん中に立つfranが相川さんという構成になっておりました。
ど真ん中に相川さんを配置した段階でこの戦は勝ちが確定した様なものだ。
でも、宮沢さんと首藤さんのパフォーマンスも本当に素晴らしいものだった。(語彙力…)
宮沢さんの歌声で印象深いのは(あくまでも個人の主観)情念が溢れ出てるところか。コレは低い音域で歌われる時に感じられる。ただ、宮沢さんの素をダイレクトに出してたのでなく、沙季のパーソナリティもちゃんと感じられるモノになっていた様に聴こえた。
首藤さんは、kanaパートを雫ならこう歌うんだろうなって答えを高い解像度で再現していった様に感じた。それはそれで見事だったが、首藤さんと雫がオリエンタルチックなカッコ良い楽曲を歌っている事が新鮮ってのも刺さった要因。
で……相川さんがド真ん中(センター)の位置で登場して注目したのは、franパートをどう歌っていくのかだ。スリクス楽曲の真骨頂と言えば、スタイリッシュさの中に潜んでるダーティ感が醸し出すカッコ良さ。エネルギッシュでパンチ力がある相川さんの素の歌声が見事に合う。勿論、そうじゃない歌い方も魅力的だが、自分が一番インパクトを受けたのは前述したカッコ良い歌い方だ。
この楽曲の歌い出しはfranパートから始まる。相川さんは素ではなくすずでの歌声だった。こう書くとネガティブなインプレッションに捉えられるが……全くそんな事はなくアイプラLIVEならそれは自然な事。すずの魂もちゃんと宿して戦わなきゃ意味が無いと相川さんは感じた。彼女の想いはパフォーマンスに表れていたと思う。それは、宮沢さんと首藤さんも同様だった。
3人のこのアクトに懸けた想いとPRIDEは熱を帯びてこちらを呑み込む。
ただ、その『熱』は本家のスリクスさんとは温度や質が全然違う。それでも……あの刻と場での『熱』は、すず・沙季・雫と、相川さん・宮沢さん・首藤さんにしか出せない「Critical hit」で我々の魂は撃ち抜かれ虜にさせられてしまったんだ……
Tiny Tiny Drops/兵藤雫×白石千紗
自分は大昔にこんな事を待ち望んで願った。それは……未来の刻で“彼女達”のデュエット楽曲がリリースされる事を。
その“彼女達”が……今、この瞬間にステージに立っていた雫(首藤さん)と千紗(高尾さん)。LIVEにて魂と情緒が揺さぶられるケースはいろいろあって……そのうちの一つが、ずっと待ち望んでいた楽曲を現地で聴ける事。で、その機がようやく叶った。もう感動しないワケが無かったんだ。
ミディアムテンポでほのぼのした曲調に、首藤さんと高尾さんによる柔和で語りかける様な歌声が沁み渡っていき、興奮と熱狂した魂を揉み解してエモーショナルの極致へと誘われていく。
雫と千紗の決して明るくは無かった過去、変わろうという想いを抱き踏み込んだアイドルへの軌跡。しかし、そこでも苦難に塗れたモノだった。ただ、それでも2人は互いを照らし合って絆を育んで来た。情緒が思いっきり揺さぶられたのはこの楽曲が悲壮感に満ちたモノじゃなく、過去をちゃんと受け止めて未来の希望を謳う楽曲ってのが響く。
この楽曲を評するなら、雫と千紗が創造する“尊さ”による暴力。(ちゃんと褒めろ…)
その尊さへと至ったのは、雫と千紗が共に駆けて来たアイドルの軌跡。
彼女達は互いの軌跡を照らし合いながらアイドルとしてこれまで駆けて来た。メインストーリーや個別のストーリー、そして2人の過去編を踏まえるとこの楽曲が魂に深々と突き刺さって来て、涙腺が刺激されまくり、多分まともにステージは観れてなかったかもしれん……
前述した様に、ずっと待ち望んでいてLIVEで披露されるのが楽しみだった楽曲。
その期待値ってのはやっぱり高くなるもの。勿論、このアクトは素晴らしくて、情緒が揺さぶられ感動へと至った。雫と千紗が貫き通して来たアイドルの生き様、絆、PRIDE……それらを感じさせてくれた首藤さんと高尾さんのパフォーマンスは本当に見事で素晴らしかった。
Moonlights/長瀬琴乃×成宮すず
小気味良いテンポだけども、そこはかとない切なさを秘めたメロディ。
そんな楽曲を歌うのは、琴乃(橘さん)とすず(相川さん)。この両人と言えば月ストのセンターを経験した者。彼女達が歌うからこういう曲調に仕上げたのかと思えてしまった。
琴乃は結成からセンターを担って戦って来たが……なんやかんやあって一度その座から降りた。彼女は良くも悪くもいろいろ背負ってしまう性質だと思っている。BIG4編での琴乃は悪い意味でいろいろと自分独りで背負ってしまった。
で、その空いたセンターに就いたのがすず。彼女の選択は月ストを守って戦いを続ける為の決断だった。すずはセンターとして戦っていく中で、琴乃が抱えていた孤独感や責任の重さを実感した。そしてそのキツさは彼女の想像を絶するものだっただろう。そのキツさが分かるのは当時いなかった琴乃だけ。
センターに立つ者は注目と脚光を浴びるが、同時に孤独との戦いを宿命づけられる事を改めて思い知らされる。その座を体験した者にしか永久に分からんのだろう。
琴乃とすずとの関係性ってどうなんだ?と想いを巡らせながらこのアクトを観る。
2人に通じてるのは想いをまっしぐらに貫ける強さ。すずは間違いなく琴乃を意識していた。琴乃もすずのまっしぐらに想いを貫ける強さに惹かれていた様に思う。彼女達もまた互いを照らし合いながらこれまで戦って来たのだ。
その関係性は、橘さんと相川さんにも通じていて……と、言うかテメエで勝手に結びつけてしまっているが……やっぱり感じてしまうんだよ。彼女達も互いを照らし合って来たのだから。
それは、音源を聴いただけでは感じられなかった領域。実際のステージで橘さんと相川さんが歌っている光景と、演者側としての彼女達の『我』が合わさった事が何よりも大きかった。
Searchlight/長瀬琴乃×川咲さくら
今回のLIVE『IDOLY PRIDE star tomorrow』において、この楽曲がセットリストの核になるものであり、最も伝えたい想いとPRIDEになっていると思った。そして、クライマックスの幕開けとして披露される。素晴らしい配置だなと膝を叩いた。
昨年夏のLIVEにて『新訳・song for you』の物語を紡いだ琴乃と橘さん、さくらと菅野さんにとって一つの決着が付いたと言っても過言じゃなかった。この楽曲は、琴乃とさくらのこれからの未来を謳った楽曲。そして、琴乃とさくらにしか謳えない彼女達だけの謳。
琴乃とさくらも、橘さんと菅野さんもその事は充分過ぎる程に理解してステージに立たれたのだろう。オマエの錯覚だろ?と言われるのは承知で言ってしまうが、彼女達から『気』が漲って発散していく様な凄みがあって、彼女達の気魄とでもいえば良いのか。もう歌い出しから2人の歌声は解き放たれていた。
彼女達が創造していった雰囲気……世界観とでもいうのか。コレは他の誰にも出来るモノじゃない。彼女達のライバルと称される人は数多いるが、最高のライバルになる琴乃にとってのさくらと、さくらにとっての琴乃の替わりは誰にも出来ない。この楽曲には相応しい要素ではないが……ある種の生々しさが彼女達のパフォーマンスにきっちりと宿っていた。
琴乃とさくら、橘さんと菅野さんはこの『共演』と『競演』を心の底から楽しんでいた。そう思えてならなかった。どちらかが主張すれば意地を張り合い、時には互いを支えようともしていた。そして、この子ならどれだけ突っ走っても絶対について来て本気で応えてくれるという無心の信頼もあった。それは誰にも割り込む事が出来ない彼女達だけの尊い戦いの刻。
橘さんと菅野さんの想いと魂は勿論あって、そこに琴乃とさくらがここまでに紡いだ物語と掛け替え無い絆が加味されていく。彼女達も、繋がり合い、照らし合って、輝いていたのだと思い知らされ、『Searchlight』という楽曲が真に血が流れた瞬間。コレを聴いて魂が揺さぶられて滾った。
琴乃とさくら、橘さんと菅野さんが声を合わせて魂も合わせる。
まさに『私達じゃなきゃ駄目って楽曲が謳いたい』というPRIDEが凝縮されたアクトで、琴乃とさくらにしか謳えない『アンセム』に昇華した刻だった。でも、この楽曲はまだ完成していない。彼女達がもっと強く輝く事で楽曲もまた強くなっていく。
長瀬琴乃と橘美來。川咲さくらと菅野真衣ならそれが出来る。勿論、理由や根拠なんてモノは無い。ただ信じてるから。
ENCOREの章
昼:EN1.Gemstones/星見プロダクション
自分の怪しさ大爆発な記憶が確かなら…LIVEで披露されるのは一昨年の夏以来になる。で…LIVEでこの楽曲のイントロを聴くと、どうしても“彼女達”を感じて想いを馳せてしまう。
長瀬麻奈と神田沙也加の想いや魂を。
その要因になってるのが本曲の作中での設定にある長瀬麻奈の持ち歌って事だけ。
ただ、設定のみで実際に麻奈や神田さんが歌った音源は無い。それだけで感じられるのか?と思われるだろうが…俺にとってはそれだけで充分な要素なんだ。
※ここから脳ミソに花咲いたおっさんの妄言になります
この楽曲を継いだ者になった佐伯遙子は云った。「いつか私達に後輩が出来たらその時は、私と麻奈ちゃんと、後輩達と、みんなで一緒に歌いましょう?」と。このみんなで一緒に歌うってのがこの楽曲のキモになっている。それは現世にはもういない麻奈と神田さんも『みんな』の中にちゃんと入ってるのだ。そう願って歌わないとこの楽曲に血は流れない。
実際にステージに立つ10人と傍らに寄り添うキャラクターの10人の想いと魂は、歌声を媒介にし境界を超えて繋がっていった。きっとこのLIVEを観に来られていた麻奈と神田さんの魂に届けと願って謳った。
境界を超え、どこまでも遠くまで伝わって……と。
彼女達の歌声は力強くもあり、温かくて優しかった。今の星見の子達の歌声と輝きを、麻奈と神田さんははどう受け取ったのだろうか。
「凄く輝いてるね」と素直に讃えてくれたのか?「まだまだ私の方が上手いけどね」と楽し気に対抗意識を燃やしていたのか?あるいはその両方か。その答えは彼女達の胸の中にしかないし、それを聞く事は叶わない……
ただ一つ言えるのは、星見の子達はもっと輝ける無限の可能性に溢れている。
勝手な話だが、彼女達も麻奈と神田さんの魂を感じて歌う事で、背中を押されたし今も見守ってくれてる事を実感して魂に誓いを立てた。コレは星見の子達の決意表明だと。
星見の子達の旅はまだ終わっちゃいない。今の刻はその通過点の一つ。
勿論、その旅路には麻奈と神田さんの魂も感じてこれから未来を往く。
昼:EN2.Fight oh! Mirai oh! /星見プロダクション
ここ最近のアイプラLIVEでは、最初のブロックか締め括りの楽曲の位置を確立した様に勝手ながら思う。最近と言えば……この楽曲のタイトルに銘打たれている『Fight oh!』(ファイオー)は星見の10人全員で組んだ円陣での掛け声ってのを本当にごく最近気づいたっていうねwwww
俺の脳ミソの残念具合を世間様に曝して禊は済ませたので……アクトの所感に移る。
この楽曲、先に披露された沁み入って温かな心情を抱いた『Gemstones』とは真逆の楽曲。感じるエモーショナルの高低差で高山病に罹ってしまうのではというLEVELの変貌っぷりを魅せ付けてくれた。ホント勘弁してほしいwwww
とは言え、曲タイトルの宣言からイントロ聴こえた瞬間から血沸き肉踊り脳髄が煮沸し、条件反射的にぶち上がってしまうパブロフ曲。なんかもう脳ミソのネジを全部緩めてただ本能のままに楽しみ尽くすのみ。
骨まで喰らう変態楽曲の強さと、いい意味でのあたおか(頭おかしい)さを遺憾なく発揮出来ていた。(語彙力…)
キャッチーでトリッキーに暴れ狂うメロディの中、星見の子達は本当に楽しんで舞い踊り歌っていた。我々は直にそれを観て滾って盛り上がり約束された勝利への方程式は完成する。くどい様だが…本当に強い楽曲に仕上げたものだと改めて思う。
夜:EN1.星色のカレイドスコープ/星見プロダクション
昨年の夏は一人欠けてしまった状況での披露だったが……今回は誰一人も欠けなかった言わば完全体での披露。何とも形容し難い感慨が湧き上がって来た。
そういった意味で捉えると、全員揃っての披露は本当の意味でこの楽曲が進化していく物語のスタートが切れたという事なのかもしれないって。そして、昨年の夏に置き去りになってしまった忘れ物が刻を超えて届けられたと思えてならなかった。
まあ、個人の妄想ですが……全員揃ってゲームリリース三周年記念の楽曲をちゃんと披露するってのは彼女達の中にあって、運営のOTONAも同様に考えてたと思う。
LIVE直前にリリースされた「Collection Album [Resonance]」の初回生産限定盤には、この楽曲のソロver.(10人分)が収録されたCDが付いて来る。コレはLIVEでこの楽曲をやるぞっていうメッセージだったのだろう。それぞれの歌声を脳ミソに焼き付けといて戦う準備をしておけと。
忘れ物をきっちりと届け終わって歌っていたからか、彼女達の歌声は解き放たれて自由を謳歌するかの様な楽しいものに包まれていた。それは、サニピと月ストがこのLIVEでの互いの健闘を称え合ってる様にも感じ取れた。
夜:EN2.サヨナラから始まる物語/星見プロダクション
アイプラLIVEの全てを締め括る大トリを担う定番曲。その圧倒的な存在感と説得力の強さは改めて言う事ではないだろう。でもこの楽曲が来ると、条件反射的に、あぁLIVEが終わるんだなという寂しさも感じる。始まりがあれば終わりってのは絶対に来る。コレは避けられない自然の理として存在している。
ただ、曲タイトルにも銘打たれた様に、この楽曲は終わりを儚んで喪失感に苛まれるのでなく、別れを経て未来の刻に希望を見出し突き進んでいく決意の謳。やっぱりLASTの順番で聴くのが一番魂へと響き、感慨無量の思いだ。
前にも何度も言って来てるが……このコンテンツはここまでの軌跡でいろんな事があった。
それを経て星見の10人の子達は本当に強くて魅力的な輝きを放っている。どんな苦境に遭っても決して諦めず、自分達が今成すべき事に真摯に向き合って正直に一生懸命に戦ってきた結果が今の光景にあった。
サビの『駆けだしたらそこがスタートライン』の所で10人が横一直線に並び、前方を指した後天高く掲げる所作。まるで遙か彼方にまで届けたい彼女達の本気の想いと貫き通したいPRIDEが込められている様で指先という細部にまで意識を張り巡らし魂を込める……本当にこの箇所は何度観ても素晴らしいカタルシスに至る。
そう、ここで終わってサヨナラじゃない。またここから彼女達の物語が続いていくのだ。
EPILOGUE~果て無き未来の旅路へ……
終演してしばらく経ち、ステージに鎮座しているスクリーンに映し出されたのは……
【速報】次回ライブ開催決定📣
— IDOLY PRIDE アイドリープライド(アイプラ) | ゲーム好評配信中 (@idolypride) 2025年3月30日
2025年8月2日(土)ライブ決定🎉
開催場所:豊洲PIT
出演者:月のテンペスト、サニーピース
詳細はこちら✅https://t.co/m3obqay71H #アイプラstartomorrow pic.twitter.com/RTTClPxF3p
2025年8月2日LIVE開催決定の報!!
現時点で発表された出演者は、今回と同様月のテンペストとサニーピース。
この辺はどうなるかは全くもって読めない。次々と出演者が決まって枠が埋まるのか?今回と同様に月ストとサニピだけで開催するのかもしれない。まあ、何はともあれ次のLIVE開催が決まっているってのは何よりの朗報ではないでしょうかね。
LIVEが終演して率直に感じたのは、何のアクシデントも無く10人誰も欠けず無事LIVEをやり切って魅せてくれた事だった。
これまでのLIVEでもそうだが、今回のLIVEでも様々な『顔』を見せてもらった。でも、それはほんの一部なモノに過ぎないのだろう。加えて奥行きの深さがまだ潜んでいる。
それは、やっぱりここまでで彼女達が辿って来た道程を知っているからで、まだここじゃ終われない野心をそれぞれが持っている事が分かっているからだ。
このLIVEの内容が良くなかったとかって事じゃない。今の最高を更新し続ける事で言い換えると彼女達は自分自身の手でハードルと限界を上げている。そして、次でそれを超えて繰り返してここまで来た。
今のこの刻は、終着点じゃない通過点の一つ。でも、その通過点に何らかの証を残す意味はある。ここまで来れた事やあの刻で確かに戦った事を振り返る為に置いておくのだと。
だからこそ全身全霊懸けて伝えたい想いがあった。そして、全身全霊懸けて受け止めたい想いもあった。双方の差が均等に近づく程にLIVEの良し悪しの評価が決まる。それは人によって感じたモノによって違うし求めていたラインでも変わっていく。
と、まあグダグダ言っておるが……自分は終演し退場する間は余韻に浸りきって放心状態になってた。これこそ全身全霊でガッツリと楽しみ尽くせた証だ。
そして……今。あの刻と場に参戦して受け取って来た想いを書き殴った。
本来なら熱の冷めやらぬうちに余す所無く書き留めたかった。記憶が曖昧になっていき違う箇所は多々あるかもしれない。でも、刻が経って冷静になり俯瞰出来た状態で書けたモノもあった。書き終えた今は全部出し尽くせた充実感に満ち溢れている。
根拠は全くないけれど、この星見の10人にしか魅せられないモノがある。その先の未来で何を見せてくれるのか大いに期待しつつ……このクソ長くなってしまった参戦レポの筆を置く事と致します。最後まで読んでいただき本当にありがとうございました。