巡礼者のかく語りき

自由気ままに書き綴る雑記帳

あれから…そして、これからの刻へ……

 今回の記事の内容ですが……独り言&チラシの裏
書き殴った落書き程度のモノとして捉えていただけると幸いでございます。

 

 

 


 あれから……Wake Up,Girls!の解散発表から三ヶ月の刻が経過しようとしておる。
思い返してみると、この三ヶ月は激熱で濃密な刻だったように思えてならない。
ファイナルツアー・PARTI Start It Up,の公演
最期となるもう一つの『闘い』となったアニサマ2018への出演。
八王子と川崎でのファンミーティングの開催。

当初は円盤化の予定が無かったWUG舞台・青葉の軌跡の円盤化
更には、2017年ソロイベのパンフレットの再販(受注生産)
WUG5周年記念ライブ映像や様々な特典映像が収録された
2018ソロイベントツアーパンフレット『URA』完全受注生産決定の報。


暦の上ではあの三ヶ月という時期は『夏』
WUGとして過ごせる最期の夏を彼女達七人とワグナー諸氏は全力で駆け抜け
それぞれが自分だけのかけがえのない『物語』を綴ったのだと…
そして俺も、参戦出来たファイナルツアーにて感じた七人の本気の伝えたい想いと
叩き上げの魂を自分の持ち得る全てを出し尽くしこのブログに書き殴った。
あの日から今日までの刻は、もう三ヶ月も過ぎたのかという感覚である。

 

 解散の報を受けて自分が書いた記事の方にも書きましたが
七人が身を切るような辛い決断の末、前を向く決意と覚悟を示した。
俺は、限られた刻で『前を向く事』を決断した彼女達の背を押して
自分の出来る範囲だが最良の形で七人に対しての感謝の意を示す事。
その気持ちは勿論今でも変わらずにある。

ただ……自分の中では吹っ切って前に進む決意をしたものの
どこか『寂しい』という感情が片隅に蠢いているのも現状としてあって
いくら考えようとも明確な答えなんてモノは出ないのは分かっちゃいるが
どうしても考えてしまう自分がいてしまう……
やっぱり、今もなお俺の脳裏と網膜にこびり付いておるのは
解散発表での彼女達の完全に納得していない悔しさを窺わせる表情と声なんだ。

 


 これから書き殴る事項は完全な机上の空論ですが……

 

今後の活動をしていくにあたりプロデュース側からは
七人には現実的な数字等をを開示した。
それは活動初期からしていたのかもしれませんが
数字と照らし合せ、今後どうすべきなのか?おそらく最終ジャッジとされたのが
5月に開催されるGreen Leaves Fesを埋めてみせろと。
しかし……Green Leaves Fesの成果は納得のいく数字を出せなかった。
七人が頑張ってもどうにもならない事態が訪れてしまった事になってしまった。

これは俺の愚痴で、~たら~ればの話だが……
運営サイドは僅かな故障を見逃さない眼と、それを丁寧に修復していく繊細さ
これが備わってなかったように思えてならない。
(持っていたのかもしれんが、見るべき点を見誤っていたようにも思える。)

 

で……突きつけられたのだろう。下方修正してでも生き永らえる道を行くのか?
あるいは自らで終焉の刻を決断する権利。
話し合って決めたという七人の言葉を信用するならばこの二択なのかとも思える。
(もしくは、終焉の刻の決断という一択だけなのかもしれんが……)


 俺が書くまででもなく、彼女達は熟孝し悩みまくって話し込んだ事でしょう。
そしてこの可能性も無いとは思いたい…が、ゼロでも無いと思うので書いてしまうが
七人はこれまで様々な外的要因で振り回されて来たと思えてならない。
そして、それぞれが外の現場で感じた事と現状とのズレみたいなモノを
直に感じたのもあり、もう外的要因に色々と振り回されるのが耐えられなくなった…
あと、成果を出せなかった事への悔しさや無力感もあったかもしれない。
プロフェッショナルならそんな事で嫌気が差してどうする?という意見もあるだろう。
だが、彼女達はまだ若い。いくら頑張ってもなんだかんだ方々から難癖つけられちゃ
面白くないという感情を少なからず持っていたと思うが
それを圧し込んでそれぞれの本気の伝えたい想いを我々に魅せてくれた。
毎度書いてるが、その事には本当に感謝と敬意の念しか湧かない。


 この感情を抱いたまま、本気の想いが伝えられて叶えたい事が出来るのか?
下方修正して継続していく事が自分達の想いを誤魔化した
偽りのものになってしまう事であり、それはワグナーの想いと魂を裏切る行為…
どう彼女達が思ったのかは分からんけども
七人の持つ信念に反する事はどうしても出来ないし許容し難かったと思いたい。
ならば、幕引き・終焉の刻は自分達で決断し決着を付けて先へ進む事。
生半可な覚悟じゃない、身を切る様な思いをして七人は決断した……
何度も書いて申し訳ないが、俺は七人の決断を尊重して最期まで応援するだけ。

 

 と、まぁ……グダグダ書き殴ったが、コレは完全な自分の私見です。
真相なんて当事者でない俺がいくら突き止めようと分かるわけないので
話し合って決断に至ったという七人の言葉と覚悟を信じるしか出来ない。
それぞれで辿り着き信じた『答え』を携えてこれからの刻と向き合う事が
重要であり、すべき事のように思えます。

 


 これからの刻を自分はどう向き合っていくのか?
終焉後、自分のスタンスがどんな感じのモノになるのかは
やっぱりその刻になってみないと分からないというのが正直なところだ。


でも、一つ確実な事がある。それはこの駄文ブログの事だ。


自称・WUGブログの人としてはwww
こいつは終焉の刻が過ぎても閉鎖する気は微塵も無いし
当然WUG関連の記事を削除する気も無い。
俺の中で書きたい事が完全に尽きるまで彼女達の事は書いていきたい。
前にも書いたが解散してしまったからといって
何かを残す事をやってはいけないなんて事は無いし
きっとその本気の想いは誰かに届き応えてくれると俺は思います。
このクソ熱苦しい駄文をふとした時に読んで、WUGへ想いを馳せる切っ掛けに
なり得る事が出来たのなら、本当にありがたい事のように思えます。


そして、WUGを介して繋がる事の出来た人達とも終焉後も関わりを持ち続けたい。
直にお会い出来る機会は減ってしまうでしょうが、今後も可能な限りお会いしたいし
様々な事を語り合いながら盃を酌み交したりしたいものであります。

 

 終焉の刻というものは避けようもない世の理だが
自分に影響を与えてきた存在がその刻を迎えてしまう寂しさは慣れないものだろう。
でも、それ以上の感動を与えてくれた事もまた真実なのである。
あれから三ヶ月経ち色々と考えてみて……
ぶちまけたいモノは出し尽くし自分の中では気持ちの決着が付いた。


あとはもう、直向きに自分の出来得る最良の形で七人を変わらず応援するだけだ。
その想いは六月の『あの日』から何も変わっちゃいない。
改めて自分の想いを再確認して魂が清爽な感覚になったところで
この独り言・チラシの裏に書き殴った落書きを締める事に致します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

WUG楽曲 ライナーノーツ #19 Glossy World/無限大ILLUSION 2017

 WUG楽曲ライナーノーツ第19回は
ベストアルバム『Wake Up, Best!3』からこの二曲を紹介していく。

 

 

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 Glossy World/マキナX(三森すずこ

 


 ヴァーチャルアイドル(Vドル)・マキナXの楽曲。
作中、Vドル陣営は世界でも活躍している音楽プロデューサーである
早坂さんをプロジェクトに加え、この楽曲を引提げ世界に打って出て行く事となる。
最新のテクノロジーと最高レベルの楽曲との組み合わせが表現する世界観は
曲に銘打ったGlossy World(光沢のある≒光り輝く世界)を表現したものなのだろう。


 曲調は、奇を衒わないという感じのエレクトロ・ポップ調が特徴。
エレクトロ・ポップの特徴として挙げられておるのは
電子音を強調していてどこかロボット的な無機質な冷淡さを連想させる。
このような曲調にしたのは、ヴァーチャルアイドル≒テクノロジーによって
造られた存在であるという事を聴き手に強く印象付けさせる意図があるようであり
他のアイドルであるWUGとI-1とのハッキリとした区別化なのかとも思えなくもなくて
マキナXのキャラソンという面でこの楽曲を捉えて考えてみると
歌っている三森さんの歌声が無機質感的なものを自分は感じた。


 俺の全くアテにならん鈍感かつ雑な聴覚での解釈で恐縮だが……
あえて三森さんは無機質感を強調させるような歌唱をしていると思う。
私見だが、WUGとI-1の楽曲は人間くさい生々しさを感じさせる楽曲揃い。
だが…この楽曲でその要素を感じさせてはいけない。
それが仮想の存在と生身の人間との垣根のように思えるんです。
なので、この楽曲で血の通う要素を感じさせるのじゃなく
WUG、I-1楽曲とは一線を画した無機質なものを感じさせるのが肝要と思える。

 

 さて…この楽曲で自分が気になっているのは作中で誰が作詞したのかであるが…
作詞家についての言及が無いので、おそらくは早坂さんなんだろうとは思うので
彼が作詞したという事で独自考察させてもらう。

 

 退屈なリアルと 不満気なセオリー

 曖昧な笑顔で 何をごまかした?

 直感の引力 信じてみるなら 

 運命にできるよ 目映いGlossy Magic


 ―マキナX(三森すずこ)『Glossy World』より引用

 

 自身が面白いか、面白くないかを行動基準とし刺激を求めている早坂さん。
与えられた役割を高いレベルで完璧にこなす存在のマキナXに
自分の作った楽曲がどの様な相乗効果ももたらすのか?
ある意味で彼の未知への領域への挑戦という解釈にも捉えられる。
彼の直感がシャングリラ=理想郷(彼が理想としている領域)
あるいは早坂さんにとってのGlossy World(光沢のある≒光り輝く世界)へ
機械仕掛けの未知の存在=マキナXが導くと直感したのだろうかと思える。


 この楽曲はまだライブでの披露がされていません。(2018.9月時点)
WUGがカバーするなら楽曲の持つ無機質感をどう表現してくれるのかが
非常に興味深く、楽しみな所である。
 

 


 

 無限大ILLUSION 2017/なまはげーず

 


 秋田を拠点とするユニット『男鹿なまはげーず』の楽曲。
Wake Up, Best!2に収録されていたのはこの楽曲のショートバージョン。
フルバージョンが初披露されたのは2017年の冬の幕張の陣
Wake Up, Girls!Festa.2017 TRINITYでネクストストームが披露。
そして…先日のWUGファイナルツアーPART1・大宮公演にてWUGが披露した。


 ハードロック調の骨太感とエネルギッシュ溢れる力強い曲調に
抗い様の無い理不尽なモノに対して真っ向から抗う強固な意志と覚悟を表す歌詞
この二つの要素が見事に混ざり合い血の流れる『生命の歌』であり
何度打ちのめされようと再起し限界まで挑もうとする『闘いの歌』だと思えて来る。


 おっかねからって立ち止まる そいだばだめだ

 なまがまじな気持ちでアイドルやっでねぇ

 おめたち!私らは止まらない 覚悟しておけよ!


 ―なまはげーず『無限大ILLUSION 2017』より引用


 上記の節は台詞パートになっており、如何なる状況に追い込まれてもなお
真っ向から抗い、挑む事を諦めない不退転の決意と覚悟の漲る
言わば、この楽曲の『核』を成す重要な箇所だと自分は思える。
この辺りは『タチアガレ!』での吉岡さんのソロパートを彷彿させる
激熱なモノを感じさせてもらえる。

 

 新章にて事務所が無くなり解散したが、燃え滾る情熱と魂は持ち続け
そして、頑張るWUGを見て触発され
志を掲げ未来を切り拓き、夢を咲かせる為にフリーとして再起したなまはげーず。
自分がこれまでに書き殴ってきたWUG楽曲ライナーノーツシリーズ内で
呆れられるほど使ってきたフレーズで恐縮であるが……
この楽曲は、WUGの『タチアガレ!』I-1の『リトル・チャレンジャー』
ネクストストームの『レザレクション』ランガの『カケル×カケル』の系譜である


なまはげーずのアンセム・ソングと勝手ながら称させていただく。

 

 『Glossy World』『無限大ILLUSION 2017』この二曲も
WUG、I-1、ネクストストーム、ランガの楽曲陣に勝るとも劣らない
力の強い楽曲である事を自分の拙い語彙力と文で恐縮であるが
伝わる事を願いつつ本稿を締め括らせていただく。

 

 

 これまでに書き綴ってきたライナーノーツですが……
紹介の順番が変わっているのは読まれた方はご承知でしょう。
これは、最初に書いた『タチアガレ!』以外は適当なのでありますwww
あ……適当なのは紹介の順番のみなんで
記事の方は駄文ですが、自分の想いと魂を込めて書いておりますので
読んでいただければ幸いであります。

 

 

 

 

 

季節外れの"桜"が咲き乱れても良いじゃないか。

 この零細駄文ブログにて、どこまで力になれるか分からんし
全くの徒労に終わるのかもしれないが…扉は叩かなきゃ開かないので
自分も微力ながら後方支援をさせていただく。

 

 

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 挙げた画像は、9月2日に開催されるWake Up,Girls!のファンクラブイベント
わぐらぶ限定ファンミーティングにて、永野愛理さんがおそらくイベントにて
歌われるであろうソロイベ楽曲『桜色クレシェンド』と『minority emotions』で
ピンクのサイリウム一色で客席を染め上げ
満開の桜を咲き誇らせようという呼びかけであります。

 


 『桜』は永野さんが大好きな花との事。
そして、二曲のソロイベ楽曲は『桜』をテーマにしている楽曲でもあります。
ワグナーとの繋がりを最重視されて、編集長として彼女は様々な事を企画し
一人でも多くの人を喜ばせようと懸命に動いたと思います。
勿論、全ての人を満足させるなんてのは雲を掴む様な途方も無い話だが
永野さんの心意気というのは多くの人の心に響いたと勝手ながら思える。


 さて、そんな俺だが、残念ながらこのファンミーティングには参戦出来ない……
そこでおこがましい話で恐縮ではあるが……俺の想いと魂を参戦される方に勝手に託し


何より…永野愛理さんの願いを叶えて下さい。


上記にも書いたが、彼女はいつもワグナーに寄り添って繋がろうとしてくれました。
で、二曲のソロイベ楽曲はおそらくこのファンミーティングが
最期の披露になってしまうかもしれません。
前回の八王子でのファンミーティング同様に
永野さんが想い描いていた桜色の光に染まる景色を見せてやれないだろうか?
彼女の想いに応えてあげる事が、永野さんへの最大の感謝の念と思えるのです。

 

ワグナーの本気の想いと魂
そして……繋がろうとする想いがあれば叶えるのは容易いでしょう。


俺は参戦された皆さんなら必ず叶えてくれると信じております。

 

 9月2日。川崎の地に満開の"桜"の光が咲き乱れる事を切に願い
支援になったかならんか分からん支離滅裂な駄文を終えたいと思います。

 

 

 

 

 

三度目のもう一つの"闘い"と"奇跡"の物語。

 いろいろありまして…つい先日ようやく
Animelo Summer Live 2017 ―THE CARD―(3日目)のBDを購入した。

 

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 出演者一覧の項に、Wake Up,Girls!水樹奈々さんの名が刻まれている。
俺にとって…これ程胸が熱くなり何と形容していいか分からん感慨深さが
同時に湧き立ってきてしまう。

直接交わったわけじゃなかった。だが、同じ刻を共有していた。
WUGと水樹さんが同じ刻・会場でステージに立つ事は
自分が本当に見たかった景色だった…

これは、七人の"もう一つの闘い"の物語であり
自分にとっては一つの"奇跡"の物語でもある。

 

 

 二年ぶり、三度目となったWUGのアニサマ参戦。

 

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 その前に…遡る事二日前彼女ら七人の妹分にあたる『Run Girls, Run!』が
けやき広場にて開催された『アニカラTHE わ〜るどスペシャルステージ』で
素晴らしいパフォーマンスを魅せたと聞く。
七人がその事を知ったかどうかは窺い知る事はないが、おそらくはその事を知り
彼女達から受け取った想いに応える為に燃え滾っていたと勝手に思う。


BDの特典映像には舞台裏の模様が収録されている。
May'nさんと共に談笑していて余計な気負いみたいなモノは感じられない印象。

 

そして…訪れた出陣の刻。
May'nさんを加えた八人でのいつもの円陣を組み、三度目のもう一つの闘いに挑む。

 

 

 最初のアクトはOne In A Billion
勿論May'nさんもいる完全版の『Wake Up, May'n!』によるモノだ。

WUGをよく知らん層から観たこのアクトはどう映ったのだろうか…
きちんと成立させられるのか? May'nさんの存在に埋もれてしまうんじゃないか?と
様々な事を思ったかもしれない。
だが、May'nさんの歌い出しに続く吉岡さんと青山さんの"絶唱"
あらゆるマイナス要因をぶち壊す様な要素を醸し出していた様に感じる。
May'nさんの歌い出しの部分でちらっと吉岡さんの姿が見えるんだが
その時の彼女の眼差しが何か"殺気"に近い
ギラつく様なモノだったのが凄く印象深かった。

 

 続いて『恋で?愛で?暴君です!』を披露。


アーティストとして、タイアップ作品のOPをこのアニサマの舞台で披露する事
彼女達が未知の領域へ挑み掴んで来たモノを魅せ付ける。
特に、『恋愛暴君』で主演を務め、このアニサマに並々ならぬ想いを持つ
青山吉能さんは感慨深くあり、魂が燃え滾っていたのではないだろうか……

 

そして……Beyond the Bottom


 これは、本当に予想外でした。このアニサマ同様のフェス系ライブだった
アニュータライブ2017『あにゅぱ!』でも披露しましたが
あの時は持ち時間が多かったからセットリストに組み込んだのでしょうが
まさかこのアニサマで披露してくれるとは夢にも思えんかった……

しかもだ…メインステージで1番を歌い終えて
田中美海さん(片山実波)の『WUG最高~ッ!』から前方のセンターステージに
七人が駆け出していく続・劇場版後編『Beyond the Bottom』をSSAの舞台で再現。
これには胸が熱くなる衝動を抑えきれんかった…

 

劇中のI-1アリーナのモチーフとなるSSA
そのSSAでこの楽曲を披露する事の意味と『TUNAGO』衣装を纏い登場した事
自分はこの『Beyond the Bottom』という楽曲は
七人の分水嶺となった楽曲として認識しています。
集大成でもあり、様々な道へと踏み出す為の分かれ目的な……
七人の様々な想いと魂が"絶唱"の域まで達してSSAに響いた。


楽曲への尊敬の念、七人のアイデンティテイを証明出来る武器
届けたい純然な想い、また始まる為への決意表明
七人の底力と逞しさを魅せられる曲
共に在る事への感謝の念、とっておきの切り札……

アウトロで七人が手を伸ばして見えない何かを掴み取る振り
それぞれの想いと真夢達の想いを携えて未知の領域へ踏み出す。

 

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旧シリーズから新章へと繋ぐ七人の決意表明であり
避けて通る事の出来なかった闘い。
そして……真夢達の魂もSSAに在って共に闘っていたと
俺には思えてならなかった。

 


 で、出演後の七人は……
全てを出し尽くせた充実感に満ちた凄く良い表情をしていました。
前にも書いたが、様々なアーティストが集うフェス形式でのライブで
WUGが魅せる強さは異質で強烈なモノ。このアニサマ2017でもきっちりと
七人の偽り無い伝えたい本気の想いと魂を魅せ付けたのではないだろうか。

 


 そして、俺にとってはこの方についても触れなければならない。
アニサマ最終日の大トリを務めた水樹奈々さんである。


 初日から最終日に出演した人達の想いと魂を
繋いできたモノをきっちりと完遂させる事。
何よりも圧巻だったのは、やっぱり彼女が放つ圧倒的な存在感。
さながら水樹さんのワンマン公演と思い込ませるかの様な雰囲気である。
過去の前例をいろいろと打ち壊し、今も尚最前線で闘い続け
数々の修羅場を潜り抜けて来た表現者の凄みがあの舞台にはあった。

 

で…水樹さんのラストアクト『UNLIMITED BEAT』での


『今こそ握れ夢を 諦めず握れ夢を』という節が


強いから闘うのではなく、闘い、挑み続けるからこそ強くなれる。
言い続ける事、自分を信じて挑み続けられる者が掴めるモノがある事。
水樹さんの"絶唱"からは道を切り拓いた者から
次世代に伝えたかった想いと魂なのかと思える。

 

このアニサマにて同じ刻と場を共有して来た
WUGの七人の双眸には水樹さんの姿はどの様に映ったのか?

舞台裏映像にはおそらく水樹さんのアクト(闘い)を観ていた
田中さん、青山さん、高木さんの姿があった。
感嘆の言を吐露する田中さん、驚愕の表情を見せた青山さん。
高木さんは水樹さんのパフォーマンスの一挙手一投足を刻み込もうとしている風に
モニターを凝視していた様に見える。


 直接の共演とはならなかったが、WUGと水樹さんが同じ刻と場にいた事。
個人の偏った見方で恐縮ですが
WUGの七人が水樹さんを観てもの凄い刺激を受けたのは
おそらく間違いの無い事だと思っております。


それは、俺にとっては本当に待ち望んでいた"奇跡"の刻だった。

 

 この記事はアニサマ2018開幕前に書き綴っておる。
WUGにとって四回目であり、最後のアニサマ参戦となる。
残念ながら…自分はこの刻と場に参戦出来ませんが俺の想いと魂を勝手に託して
誰の姿、声が欠けても成立しない…不器用だが、常に真っ向勝負で向かう
あの七人にしか出来ないパフォーマンスを魅せてくれる事や
彼女達七人が悔いなく全てを出し尽くし
そして無事に終えられる事を願い本稿を締め括る事と致します。

 

 

 

 

 

 

 

 

WUG楽曲 ライナーノーツ 【番外編】WUGソロイベント2017&2018楽曲

 WUG楽曲ライナーノーツ・番外編という事で今回取り上げるのは
昨年と今年に開催されたソロイベントと先日のファンミーティングにて
披露された七人のソロ楽曲についてであります。

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 以前書いた記事のリンク先をまとめて載せてあります。



 ―WUGソロイベント2017楽曲―(こちらは七曲まとめての所感)

 

akatonbo02.hatenablog.jp

 

 

 ―WUGソロイベント2018楽曲―

 

 吉岡茉祐さん

 

akatonbo02.hatenablog.jp

 

 

 高木美佑さん 

 

akatonbo02.hatenablog.jp

 

 

 

 奥野香耶さん

 

akatonbo02.hatenablog.jp

 

 

 田中美海さん

 

akatonbo02.hatenablog.jp

 

 

 青山吉能さん

 

akatonbo02.hatenablog.jp

 

 

 山下七海さん

 

akatonbo02.hatenablog.jp

 

 

 永野愛理さん

 

akatonbo02.hatenablog.jp

 

 

 楽曲を聴いて感じた所感や勝手な独自解釈を書き綴った……
これらはそういう人間の書いた感想文です。

現在でも各楽曲の視聴は可能ですが
やっぱり、フルバージョンを聴けないと真に楽曲の良さは分からない。
運営にはこの素晴らしい楽曲達を聴ける機会なり
音源の再販売などを前向きに検討いただくよう、是非に願いたい。

 

 

 

 

 

この瞬間よ永遠に…~Wake Up,Girls!FINALTOUR―HOME― ~PARTI Start It Up, ~ 埼玉公演(夜)参戦レポ

 8月4日、大宮ソニックシティ大ホールにて開催された
Wake Up,Girls!FINALTOUR―HOME― ~PARTI Start It Up, ~
埼玉公演(夜のみ)に参戦して来ましたッ!!!!!!!

 

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 三部構成にて開催されるWUGファイナルツアーの千秋楽となるこの『戦』
奇を衒わない真っ向勝負の構成で魅せつけて来た初陣の市原公演。
かたや、意外性と予測不能な構成で魅せつけて来た座間公演。
否が応でも、このPARTIシリーズの最後の『戦』で彼女達七人が
魅せようとしているものに期待に胸躍らせ大宮の地に馳せ参じたわけである。

 


 では、ここからは参戦した大宮公演(夜の部)の参戦レポを書き綴っていく。
毎度の如く公演中にメモは一切とっておらず、曖昧な箇所だったり
尚且つ、様々な所で(いつもよりww)大袈裟に盛っている表現になる箇所や
暴論も含んで書いていくので、その点は予めご容謝願います。

 

 

 


注:ここからは、ツアーのセットリスト等ネタバレ満載で
一切の容赦無しに書き殴っていきますので閲覧の際にはご注意願います。

 

 

 

 

 

 

 


1 SHIFT

 

 市原公演のレポ内にも書いたが、この楽曲は変化球的な癖の強烈な楽曲。
これまでのツアーの初手披露の楽曲を思い起こしていくとだ…
1stツアーの『タチアガレ!』はCDシングル化しておらんが
WUGの原初の楽曲であり、劇場版『七人のアイドル』の主題歌。
2ndツアーでは『7 Girls war』3rdツアーでの初手は『Beyond the Bottom
で、4thツアーでは『ゆき模様 恋のもよう』だった。

『ゆき模様 恋の模様』はカップリング曲だが、舞台『青葉の記憶』の挿入歌。
だが…この『SHIFT』は何のタイアップもないただのカップリング曲だ。
披露の待ち望まれていた楽曲だが、まさかこのファイナルツアーの初手で
ある意味ギャンブル的要素の強い楽曲を持って来たのは本当に驚かされた。

でだ……PARTI Start It Upシリーズの公演数が七公演。
鍵を探す演出にてそれぞれ違うメンバーが鍵を見つける構成だったとの事…
更にこのファイナルツアーのタイトルにある『HOME』

この楽曲を初手に入れた真意はわからんし、俺の書いた事は暴論の域だ。
ただ、七公演あって彼女達がそれぞれが鍵を見つける構成に拘ったのは
上記の様な意図がある様に自分は思えるのです。


HOME……帰る場所=家、そしてそれぞれの帰れる『場』
形式上での場は無くなってしまうかもしれないが、魂での繋がりと絆は消えない。
互いの想いと魂で慮って繋がれる事が『HOME』なんじゃないかと思えるし
長き闘いの末に待つ未知の領域へ通じる
扉の『鍵』にも成り得るモノの様にも思えて来てしまう。


ちなみに今回の自分の座席は、一階の18列目でして
前方ブロックとの間の通路に近いエリアでした。
んで、鍵を探す場面で田中美海さんと高木美佑さんを至近距離で見れて
その瞬間、開戦早々に俺の理性と語彙力が逝ってしまった事を記しておくwww

 

 

 

2 恋?で愛?で暴君です!

 

 『SHIFT』のアウトロで、ランダムショットの銃声が轟き
間髪入れずにこの楽曲になだれ込んでいく。
単に楽曲を繋げていくだけではなく、こういう形で繋ぐのは個人的に好きなんだな。


『何と何とホンキスタート さあどうだ うけとめて!』


そう……彼女達七人はいつ何時、どんなライブ(戦)でも
上記の歌詞にある様に開幕から本気の想いと魂を全力でぶつけて来る。
各々のパフォーマンススキルや個の力は進化し続けているが
彼女達の根幹にある全力全開の本気の想いと魂は変わっちゃいない。


 キュート&トリッキーの要素によるフルオープンアタックで
理性の制圧に掛かって来る辺りは楽曲名に冠してある『暴君』そのままだ。
この楽曲を心底楽しむには余計な思考は邪魔なだけ。
無我の境地とまではいかんが、ただひたすらに無心で楽しむ楽曲。

そして…ひたすらに楽しみ、ラストのしんみりとした感じで歌われる
『どうなっちゃう わからない』
終焉の刻は定められておるが、実際にその刻を迎えてみないと分からない。
でも、彼女達は座して何もしないままその刻を迎える気は微塵もないでしょう。
この先に控えるPARTⅡ・PARTⅢへと至る軌跡に向けて
『鍵』を携えて腹括って闘う為の言葉として、オープニングアクトの続きとして
二番手としての役割をこの楽曲が担った様に思える。

 

 

 

3 地下鉄ラビリンス

 

 『SHIFT』で一気に最高速に持ち込んでいき、『恋?で愛?で暴君です!』で
一段階目のブーストを点火し更に加速していって……
この楽曲で2ndブーストに火が点き、盛り上がりの限界突破領域へと到達する。
上記の二曲とそしてこの楽曲にてそれを成した事。
私見ですが、この構成はPARTⅠシリーズの『核』を担っていたと思っています。

『SHIFT』でHOMEの鍵を携え、
『恋?で愛?で暴君です!』で先の不安を感じながらも
踏み出して行かないと分からん事。
そして、様々に入り乱れた路線(軌跡)を往く覚悟と決意を表す『地下鉄ラビリンス』


 これらの楽曲が核を成す事に分相応と言うつもりはありませんが
力のある楽曲は他にもあります。
ですが、PARTⅠの副題に銘打たれたStart It Up(起動)の言葉に相応しいと思うのは
これらの楽曲で繋いでいく事だったのではないかと思える。

地下鉄の終点≒終焉の刻に着く事はどうにも出来ない事かもしれない……
だが、そこで全てが止まって終わるわけじゃない。
また別の路線に乗り換えてひた走るのか?別の方法で歩くのか?
軌跡を往く道標は何通りもあって正解は一つじゃない。

 

 

 

4 君とプログレ

 

 プログレス=進化と言う意味を持つ語。
前にも書いた気がするがこの楽曲の歌詞解釈の
自由度は高い分類にあると自分は勝手に思っておる。
勿論、全てに当てはまるものではないが
WUGの七人との関係性にも解釈可能と俺は捉えております。

鋭く尖った七種七様の個性が何度もぶつかり合った。
でも、それを乗り越えて混ざり合って固まる七人の絆。
如何なる状況が迫ろうと、生き残ろうとする本能のままに
進化の可能性に懸けて進もうとする気概。
優雅に洗練された楽曲の持つ雰囲気を壊す事なく
七人の秘めた静かに燃え滾る『炎』の様な『情熱』を感じさせてくれる。

 

 君だけ 空気がちがう気がした そこだと息がしやすい


 ―I-1club『君とプログレス』より引用

 

 君だけ空気がちがう≒七種七様の個性。息がしやすい≒居心地の良い場所。
雑多な個性を互いに尊重して許容し合える七人の築いてきた関係性は
本当に尊くて素晴らしいものなんだと思う。

 

 

 

5 ジェラ

 

 『君とプログレス』でもそうだったが
真紅の鮮やかな光に染まっているのは圧巻の言に尽きる。
何と言うか、夜の道路工事の現場でもこうはいかんだろうwww

一応、2ndツアーのBDでのアクトを確認したが…自信は無いですが
多分パート割りは変えてはいないでしょうからそれを前提として書いていく。
WUGバージョンのパートの詳細はよく分からんが……核を成しているのは
(志保パート)吉岡さんと(萌歌パート)高木さんなのかなと思う。
やっぱり彼女達が受け持つ落ちサビでのソロパートは印象深いものがある。

吉岡さんの力強い歌声と高木さん独自のエロ艶やかな歌声による
二人の"絶唱"がまた見事に合致し、更に二人が並び立つ姿と相まって……


網膜と鼓膜への"暴力"で魅せ付けてくれた……


市原公演のレポにも書いたが、待ち望んでいたこの楽曲を直に聴けた事
彼女達がこの楽曲を埋もれさせ見殺しにさせなかった事……
そして披露の場と刻に参戦出来た"奇跡"には本当に感謝の念しかない。

 

 

 

6 タイトロープラナウェイ(永野さん&田中さん&高木さん)

 

 MCを挟み、ステージ上が暗転しおぼろげに見える三人の影。
静かに始まり徐々にテンポが上がっていくイントロを認識出来た瞬間……


俺の涙腺が決壊しかけて、その場に膝から崩れ落ちそうになった。


 このツアーにて最も聴きたかった楽曲で
俺が実際に聴くのは3rdツアーの千秋楽・東京公演以来となる。

何故、俺がこの楽曲をライブで聴きたかったのか?
単純に自分が好きな楽曲というのも勿論なんですが
最大の理由は、以前に記事にも書きましたが
解散の報を受けているWUGの現状を最も色濃く反映している楽曲だと感じた事。


 
 描かれた胸のロゴや 熱い文字を

 ずっと かかげて忘れないで 選びとろう それぞれの道を


Wake Up,Girls! 『タイトロープラナウエイ』より引用



胸のロゴと熱い文字を単に捉えるのでなく違う捉え方をするとWUGという存在。
それを彼女達の象徴的な存在として掲げる事。
そして、今の彼女達の変わろうとする想いや覚悟を持って
狭き道へと踏み出す決意を示していると……自分は思っている。
上記の節々は彼女達の決意と覚悟を表す歌詞ではないだろうか。

この楽曲はじっくりと沁みいる様に傾聴させる要素と
クールさ漂うダンサブルな曲調に合わせたダンスパフォーマンスで魅せる楽曲。
更に視覚的要素として、今回のツアーにて彼女達が纏う漆黒の衣装
で、三人の独特な歌声もこの楽曲の魅力の一つなんだ。
沁み入る様な曲調を見事に捉えた田中さんの歌唱力と
永野さんと高木さんのエロ…艶やかな歌声がこのクールな曲調と見事に合致する。

さて……このアクトにおいて俺が一番強烈な印象を受けたのは
永野愛理さんのパフォーマンスだった。
もう、曲中殆どの割合で彼女の姿を凝視して完全に魅入ってしまっていた……
勿論、田中さんと高木さんのパフォーマンスも素晴らしいものだったが
このアクトは永野さんが圧倒的な存在感を放っていたと思う。


 田中さん、高木さん、二人のファンタジスタに全く引けをとらない
永野愛理さんの持つ多様性と惹き込んだ先で様々なものを魅せる力の強さを
改めて感じさせてもらった素晴らしいアクトだった。

 

 

7 無限大ILLUSION(WUG ver)

 

 タイトロープラナウエイの余韻に浸る余裕もなく
ハードロック調のイントロが聞こえてくる。


 完全な予想外ですよ……昨年のWUGフェスでネクストストームがカバーしたから
そのうちWUGバージョンの披露があるのではという期待はあった。
それでも、この大宮の地で聴けるとは思っちゃいませんでしたよ。

正確な事は分からんが、最初の七人の並び方を見る限りだと
センターは奥野さんなのかなと。
これは完全な私見なんだが、ハードロック調の曲調と
艶のある奥野さんの『魔性の艶声』との相性が抜群に良いんですよね。
特に、メロディと彼女の低音域のハマり具合が見事。

作中内のWUGの東北地方最大のライバルである『男鹿なまはげーず』の楽曲。
抗い様の無い理不尽なモノに対して生きようとする強い意志と覚悟を示す
アンセム・ソングであると自分は思っておる。
それを証明している核と成しているのは2番終わり後の台詞パートだろう。
ここを担当していたのは田中美海さんだった。

 なまはげーずは秋田のアイドルユニット。
でだ……今年のソロイベントの開催地の秋田公演は田中さんが務めた。
そして彼女はこの楽曲をイベントで歌ったとの事。
そんな彼女の……七人がWUGに懸けている想いと魂。容赦なく迫る終焉の刻に
真っ向から抗い、闘う意思と覚悟を台詞に込めて解き放つ。
この楽曲をPARTⅠ Start It Up(起動)の機と刻にて披露する事の意味は
単純なモノじゃなく重いモノだったのではないだろうか。


 彼女達七人の本気の想いと魂が、ちゃんと会場の皆に伝わったからこそ
このアクトが激熱で燃え滾るものとなったと思えてならない。

 

 

 

8 ハジマル(吉岡茉祐さん)

 真っ直ぐな手描きの夢


 昨年の4thツアー大宮公演もキャラソンシリーズ1の披露だった。
そして、今回もキャラソンメドレーの初陣を任された吉岡さん。


 前にも書いたが、この楽曲を歌う吉岡さんは
だだ漏れしている熱をこちらに余す所なくぶつけて来る
激熱なパフォーマンスで魅せて来るのですが
今の彼女は熱量一辺倒で魅せて来てはいないんです。
キャラソン3の『ユメ、まっすぐ。』で聴かせたのと同様な
力強く伸びやかであり、沁み入る様な柔和な優しさを感じた。

 真夢が答えを見つけて未知の領域へ進む覚悟を描いた楽曲だが
今の吉岡さん自身にも最もリンクしている楽曲である様に思えるんです。
歌詞に『きみ』とあるのだが、吉岡さんと島田真夢との繋がりを示す様であり
カラフル≒可能性の広がりを示す様に思えてくるんです。

そして、メドレーでは歌われなかった箇所だが
傷ついたことや悲しいことも知って心の色が増えたと言う節がある。
たくさん悩んで、苦しんでここまで辿り着いたんです。吉岡さんも真夢も。

ここからまた、彼女達が描いた手描きの夢への軌跡がハジマルのかもしれない。

 

 

 

9 ステラ・ドライブ(青山吉能さん)

 暴れん坊歌姫の軌跡と記憶


 ラテン語だかイタリア語で『ステラ』は『星』という意味。
この『星』は七瀬佳乃と青山さんだと俺は勝手に解釈しておる。
『ドライブ』だが、前進する事≒軌跡を往く事と、記憶装置のドライブの方の
意味も持っておると自分は解釈している。


(異論、反論は受け付けます……)


で、会場内を照らしていく彼女のイメージカラーである青(水色)の光が
夜空or宇宙を疾走し、彼女達の軌跡の記憶を巡る旅路を思わせるじゃないか。

星が瞬く夜空を駆けている様な疾走感ある曲調と
青山さんの清涼感ある澄んだ歌声との見事な調和が心地良く
吉岡さんが創り出した激熱な場の雰囲気を、一気に真逆の
聴き込ませる雰囲気へと彼女の"絶唱"が創造していく。
ただただ、彼女の歌と姿を目と耳を傾け聴き入り
青山吉能と七瀬佳乃が辿った軌跡と記憶が紡ぐ世界を傾聴する。

そして…圧巻だったのはラストの『Uh~Uh~』での青山さんの"絶唱"だ。
燃え滾るのでなく身震いし鳥肌が立つ感覚……
雄飛の機を自分の手で掴み取るには今を全力で闘う事。
青山吉能の偽り無い本能と血が流れる"魂の絶唱"
この地で聴けた事が本当に堪らなく良かったんだよ。

 

 

 

10 歌と魚とハダシとわたし(田中美海さん)

 "ファンタジスタ"のプライドと魂。


 ライブの流れの中において、一旦落ち着いた雰囲気になる箇所は幾つかある。
で、その落ち着いた雰囲気をどういった流れに持ち込み盛り上げていけるか?
それは表現者にとっての魅せ所であり、真価の問われる部分でしょう。
手前勝手な印象で恐縮だが、これまでのソロ関係の配置を思い返していくと
田中さんは難しい局面に当てられている事が多かった様に思える。

 さて、この楽曲なんだが、単に溌剌と歌い上げりゃ良いというモノじゃなく
演歌・民謡的なグッと聴き込ませる箇所があって
完全な私見だが難易度の高い楽曲の様に思える。

だが……このステージに立っておるのは並みの表現者じゃない。
こっちの期待を嘲笑うかの様にきっちりと成果を魅せ付けて来た
 

"ファンタジスタ"田中美海なんだ。


しかもだ……この人、座間で覚醒して制御不能の領域にまで到達しておる。
盛り過ぎの表現かもしれんが、このアクトの彼女はまた違っていた。
楽曲の持つ力と田中美海さんの個の力と魂。
与えられた任を全うし、尚且つ求められる以上の成果を魅せる事。
やっぱり彼女の底深さには畏敬の念を抱かずにはいられない……

 

 

 

11 スキ キライ ナイト(奥野香耶さん)

 魔性の限界領域の"向こう側"


 イントロは始まっておるが、奥野さんの姿はステージにいない。
この流れからいくと通路から登場するのか?と思いきや……そっちにもいない。
何と……奥野さん二階席におるじゃないのwww

今思えば、このアクトの彼女は良い方向へとリミッターが外れていたと思った。
自由奔放に前面に押し出そうと迫る勢いの凄まじさ……
市原公演での彼女のソロパートの項でも書いたが
ツアーを完遂した後に、自身の中にその先に繋がるモノを見つけたいとも語り
貫きたい『決意』と『覚悟』が奥野さんを駆り立ていた様にも思えて来る。


このゾーンに入った時のかやたんは本当に強かったんですよ…
サビ前で、奥野さんがこう煽ってきたんですよね。
(この箇所は俺の記憶が曖昧なのでざっくり書いてます……)


『いくよっ、せーの♪~スキ キライ ナイト♪♪~』

でだ…彼女の煽りに対して客席のレスポンスが……


 \かやが好き!!!!!!!/という魂の絶叫。


 それ、正規の歌詞ぢゃねぇから!www でもめっちゃ楽しいwww


 まぁ、しかし…あそこでの一体感と声量はまさに
『魂の咆哮』と称するに相応しいモノだったのは本当に圧巻の一言に尽きる。
ライブの現場はある種の狂気的な領域と化す『戦場』(いくさば)だ。
誰よりも強かであり、我を貫き、狂気的なモノを魅せても踏み込んでくれるのか?
奥野香耶からの問いに全力全開でワグナー諸氏が応えたと自分は感じた。

 

 

 

12 可笑しの国(永野愛理さん)

 咲き乱れる"多様性の花"


 この楽曲と永野さんを知るまで、俺はテクノポップ系の曲は殆ど聴かなかった。
で、この楽曲を初めて知り、聴いたのが2015年のソロイベでの彼女のステージだ。
系統的に言うならば、テンポがゆったり系で癒し系にカテゴライズされる楽曲。
そして曲調と見事に合致していく永野さんのキュートなボーカルが
まるで侵食されるがの様な錯覚に陥らせる落差を創り出しておる。

ものの見事に、彼女と楽曲が創り出す領域へと誘われ、惹きこまれていった。
勿論楽曲のみではこうはならなかった。
永野さんが次々と咲かせていっている"花"のひとつなのだろう。


 当時聴いた時、2ndツアーで聴いた時、昨年大宮の地で聴いた時よりも
彼女の歌声はますます進化しておりこの楽曲に更なる深みを加味させ
その侵食領域は拡大していっているんだ。
彼女の地力と目覚めた潜在能力と楽曲の力の強さ。
どの要素もこのアクトには欠けてはならないモノだった。

 

 

 

13 オオカミとピアノ(山下七海さん)

 コンダクター(指揮者)の本能≒killer instinctとキラーチューン


 二階席から登場した山下さんを客席は
『シャンシャンシャンシャン!』の大合唱で迎える。

山下七海という人は、シンガーでもあるが同時にコンダクター(指揮者)でもあり
観客の熱量と狂気的感情をコントロールしてしまう。
それが彼女にとってのパフォーマンスとなっておるのだ。

初見とか関係ない、通りすがりの人を一撃で撃ち落し引きずり込む力を持っている。
その力を再確認出来たんじゃないでしょうか。
普段は飄々としていて掴み所のない彼女だが
ここぞという所で垣間見せるある種のエゴイスティクで燃え滾り鋭い
僅かな決め所だろうが逃さない彼女の牙。

二階席でのパフォーマンスだったので、一階席におる俺からは彼女の姿は見えん。
だが、この楽曲が披露されている場にいて客観的に観ているのは無理と言うモノ
彼女の姿は見えずとも煽られる熱情と狂気的感情のまま叫ぶ。
歌い踊るだけではなく、会場を動かす力まで得た彼女はもう手がつけられない。


ショートバージョンとか姿が見えないのなんて関係なかった……
問答無用で完敗です。ななみんにまた見事に撃ち落されましたwww

 

 

 

14 WOO YEAH!(高木美佑さん)

考えるな、感じろ。そして…笑おう!!!!!!!


 WUGちゃんねる!での解散発表の時も彼女は笑っていました…
観る人達を慮った彼女の心遣いもあったのでしょうが
何よりも、高木さんが貫き通したい『信念』と『意地』が彼女をそうさせたと思える。

様々な想いがあると思います。参戦した人、出来なかった人、そして高木さん自身。
いろいろと溢れて来るモノがあります。特に6月のあの日から……
でも、ステージに立っている高木さんは貫き通したんです。『信念』と『意地』を。

 
 俺が初めて彼女のパフォーマンスを観た頃から何ら変わる事の無かった
笑顔全開で思いっきり楽しんで歌い踊る高木さんの姿。
自分の楽しんでいる姿と遊び心的なものが
受け取り側に伝わる様な魅せ方には迷いが感じられない。
それが高木美祐という表現者の闘い方なのだろう。
時に破天荒でありww奔放で、全開で楽しむ彼女が
この楽曲に与える圧倒的な説得力と強さ。


"笑顔のファンタジスタ"の放つ煌きは褪せる事無く一層強く輝いていた。

 

 

 

15 もってけ!セーラーふく

 


 彼女達七人が初めて世にお披露目された時に披露した楽曲。
当時はまだWUG名義の楽曲が無かった為
真の意味で彼女達の原初の楽曲ともいえるだろう……
後のMCで言ってましたが、当時は歌い踊るのが精一杯だったけど
今の自分達は皆を見ながら歌い踊る事が出来たと語っていました。

 PARTI シリーズの最終公演にこの楽曲を組み込んだ事の意味は大きなもの。
初心に立ち返り、叩き上げの魂を呼び覚ましこれまでの軌跡で
培って来た逞しさや巡り合いの『縁』(えにし)に感謝の念を込めて
まだ続いていく終焉の刻との闘いに臨む為の覚悟と決意を示すかの様に思える。


そして……こっちは全てを出し尽くして闘う。
そっちに全部受け止める覚悟はあるのか?


ライブというモノは表現者と観客との誤魔化しの効かない『闘い』でもある。
このアクトは、彼女達七人から我々に向けられた"宣戦布告"にも思えて来る。

 

 

 

16 ゆき模様 恋のもよう

 

 物語中(舞台・青葉の記憶)において
この楽曲は何かを見失った時に歌われる楽曲として扱われた。
何かを見失うというのはある意味で
今の七人や我々にも通じる事の様に思える……
その何かと言うのは終焉の刻を迎えた後の事なのか?
未だ自らの向き合い方への決着が付かない事なのか?
それは人それぞれに違うモノなのでしょう。
前を向く決意と覚悟を固めて挑んでいる彼女達も同様に
様々な想いが渦巻いている様にも勝手ながら思えてならない。


作中の七人も結成当初、あるかないか分からん脆すぎる信頼関係と
先行きの見えない不安と焦燥感に苛まれていた。
行き詰る事を広義に解釈すれば、現実の彼女達も同様なのでしょう……


 そんな時だから、吉岡さん達や真夢達との魂を繋げる為の"誓約"として
この楽曲と一つの区切りであった結成五周年ライブにて纏った衣装で登場した。
区切り的のファンクショナルな要素と
未知の領域へ進もうというエモーショナルな要素があの場には混在し
互いの偽りのない想いと魂と縁が繋がり、聴き惚れさせ沁み渡る感覚と
楽曲の持つ幻想的かつ叙情的な世界観に心地良く浸りきっていた。

 

 

 

17 タチアガレ!

 

 始まりの楽曲であり、アンセムソングであり、闘いの楽曲。
七人が客席に背を向けイントロが始まり、Wake Up,Girls!と全開で叫ぶ!
もうそれは単に叫ぶというものじゃなく、本能の叫びであり血を燃え滾らせていく。
言わば…『闘いの合図』なんだ。
この楽曲に巡り合えた"奇跡"には本当に感謝してもしきれない。


無情に告げられた終焉の刻…受け入れ難い現実から誰しも目を背けたでしょう。
しかし、彼女達は誤魔化さない事とひたすら前進していく事を決意し
今出来得る最高のパフォーマンスを魅せ付けようと
叩き上げの魂と純然な想いを歌声とダンスに込める。


歌というものは嘘や誤魔化しが効かないもの。
表現者の心情、これまでに経験して来た事や生き様によって
多種多様な変化・進化を見せていき成長させる大きな要因を担うのは人の力。

七人が苦境や逆境に遭いながらも曲げずに貫き通した本気の想いと魂。
そして彼女達と共に軌跡を駆けてきたこの楽曲の存在は
血の繋がりよりも熱く濃密な関係で、何度も書いてるが『戦友』と称しても良い。

 

 七人でいられて何かを成し遂げられる残りの刻は僅かかもしれない。
何度打ちのめされても、彼女達の本気の想いと魂は揺らがない。
道が途絶えてるなら新たに作って進めばいい。
七人が互いを信じてただひたすら真っ直ぐ突き進んでいき
辿り着いた未知の領域でそれぞれの唯一無二の輝きを掴みとる為に。


まだ、終わりじゃない。七人の軌跡≒奇跡はこれからなんだよ。

 

 

 

18 HIGAWARI PRINCESS(PRINCESS Kaya Ver)

 

 七人が配置に付いて、センター(プリンセス)にステッキが渡される。
この大宮で誰がプリンセスを担当するのか活目して見ておったら
何と、奥野香耶さんに渡されたじゃありませんか!!
彼女にステッキが渡った瞬間客席から聞こえて来る


『あ゛ああああぁぁぁぁぁッ!!!!!!!』という魂の咆哮www


いや、あんた……こんなのクッソ可愛すぎて悶えて逝くしかねぇぢゃないのwww


申し訳ありませんが、このアクトの素晴らしさと
奥野香耶という表現者の持つ『魔性の領域』に対して賞賛する為の
語彙力が俺には備わっておりません。


現に、彼女に完全に魅了され見事に撃墜されました……

 

 

 

19 極上スマイル

 

 参戦の度に感じておるのですが、この楽曲はもの凄くパワーアップしている。
昨年のアニマックス横浜でフェス系ライブにまで登場していき
もはやライブで歌われない理由を探すのが困難な楽曲まで到達した。

この楽曲の激熱具合は本当に尋常じゃないんですよ。
自分がこれまでの参戦レポでも楽曲は成長していくものだと書いて来た。
この楽曲が今、どういう存在であるかは直に感じると分かると思います。
そして、全開で楽しむためだけのものしか用意されてない
骨の髄まで出し尽す事を求められる楽曲だったりするww


 んなもんで、このアクトの後って確かな記憶が残っておらず
所感を書く際に至っては熱みたいなものが弱火になってしまってるんですね。
それはこのアクトを全力全開で燃え滾って骨の髄まで
限界まで余す所なく出し尽くした事の証明だと勝手ながら思っていたりする。

 

 

 

20 Polaris

 

 七人が一生懸命に歌詞を考えて、大切に感じている事や
伝えたい本気の想いと魂を歌詞に紡いだ楽曲。
歌詞を最終的に推敲した吉岡茉祐さん曰く
綺麗にまとめるのではなくて、敢えて雑味を残したと言っておりました。

煌びやかに魅せるのも大切なのかもしれないが
雑多な個性の放つパワーは、それぞれに違う形や色をしている。
人間臭さ、泥臭さ、血の流れる生々しさ……
そして七人の"絶唱"がこの楽曲に血と魂を宿していく『生命の歌』


 彼女達七人が頑なに貫いた本気の想い。
一方通行だけの想いだけじゃなく、双方向へと想いを巡らせ行き来させる事。
互いに繋がり、導き合い、共に輝く……変わらぬ想いと諦めなかった不屈の魂。
そして……終焉の刻に向け変わろうとする想いや一歩踏み出した決意と覚悟。
最期の刻まで七つの星は眩しくて激しい光を放って輝く。


あの場に参戦出来た奇跡に感謝して楽しむ事。
七人の混じりっ気のない純然な絶唱を傾聴し、最高の刻を送らせてもらった……

 

 


EN1 One In A Billion(WUG ver)

 


 この楽曲もツアーを経て行くうちに成長した楽曲だったと感じた。
市原の参戦レポでも書いたが途中で
吉岡さんと青山さんが背合わせで歌う箇所があった。
もうね、背中が語ってるんですよ。完全にバディ(相棒)なんです。


 完全な私見だがこの二人はライバル≒戦友という関係性で自分は見てます。
そのふたりがこうして背中合わせて『One In A Billion』を
絶唱することで生まれる意思の世界がある。
センターとリーダーとしてWUGを牽引して前線で闘って来た二人。
必死の叫び、不退転の宣言として、大宮の地に響き渡る"魂の絶唱"
クソ真面目で負けん気が強い二人。
May'nさんありきの楽曲なんて言わせないし、軽く見られたくはない。
彼女達…勿論他のメンバーも同じ感情を持っているでしょう。


 楽しい楽曲でもあるが、同時に生々しい激情を秘めた楽曲でもある様に思えた。

 

 

 

EN2 僕らのフロンティア

 


 WUGが初めて手掛けた他作品のタイアップ楽曲。
4thツアーの開幕前あたりの事でしたかね。
WUGらしくなくて響かない楽曲だと酷評されていたのは……


 でも……七人はこの楽曲を決して見殺しにはしなかった。
繋ぐ事をコンセプトにした4thツアーのセットリストに組み込み
そして、今回のツアーでもこの楽曲を組み込んでくれた。


そうだろう?解散という終焉の刻が終着点じゃないんだ。
七人のその先には未知の領域と未開拓の獣道が広がっている。
表現者として生き残る事への執念と彼女達がこれまでに魅せてきた
直向きに高みを目指して挑み続ける強固な意志と覚悟。


眼前に広がる遥かな青空と輝く赤い実は
彼女達にとっての雄飛の機と刻、そして夢なのだろう。
それを自らの手で掴み取る為に彼女達は迷わず駆け出していく。

 

 

 

EN3 7 Senses

 

 私見で恐縮だが、このPART1シリーズにおいてマストを担っていた楽曲が
Polaris』と『7 Senses』だと思っている。
Polaris』が血の流れる生々しい『生命の歌』ならばこの楽曲は『闘いの歌』だろう。

 
 座して終焉の刻を後悔して待っているより
徹底的に抗い新たな可能性を創造していく気概を魅せる事と
七人の感性と個の力が重なり合いもっと凄いモノと景色を見せる事。


今まで魅せて来た奇跡、現在起こしている奇跡、これから起こす奇跡……
解き放たれた七つの獰猛な個はもう止まらない。
制御不能の領域の扉を開いたWUGのバンディエラ(旗頭)・吉岡茉祐は叫ぶ。

 

『来いやぁぁぁぁぁぁッ!!!!!!!』と……


かつて彼女は『WUGを終わりたくない!』と叫んだ……
暫しの刻が経って『終わらせない!これがWUGのライブだ!』と雄々しく吠えた。
そして上記の魂の咆哮。


背負う者の本気の…魂の咆哮が我々の魂に火を点け本気で燃え滾らせてくれる。
何か見えない理不尽なモノに対しての怒りなのか?
未知の領域へと挑む闘志を示したのか?彼女自身を鼓舞させる為なのか?
正解は彼女のみが知るモノで窺い知る事は叶わないのでしょうが……


 歌詞に有頂天の空とある。意味はいろいろな解釈があるが
俺の手前勝手な解釈としては最も高い天(空=そら)形ある世界の頂=ステージ。
つまりは辿り着くべき約束の地=最高の頂きなんじゃないだろうかと思える。
その場に七人が立つ機と刻を目指して全力全開で闘う事。
まゆしぃが吠えたあの魂の咆哮は、七人の本気の想いと魂、決意、覚悟が
凝縮されて彼女に伝播してありったけの想いでまゆしぃが絶叫した。


そして…吉岡茉祐の魂の咆哮が我々の想いと魂を繋ぎ……
皆で一つになって全力全開で燃え滾って吠える!!!!!!!

 

 Seven Senses Wake Up Go!!!!!!!


 
 PARTⅠシリーズの副題のStart It Upは起動の意を持つ言葉。
目覚めた七つの強烈な個が闘う準備を終えて出陣する。
さあ行こう。強く…約束の地と刻を目指して。

 

 

WEN 最後の挨拶

 

 我々の声に応えてくれて再度登場してくれた七人。
全くの予定外で何をするかは決めておらず、最後の挨拶で締め括られた。
本当に我々の声に応えて出て来てくれた事への感謝しかありませんでした。

 

 

 

 


 ―あとがき―


 
  
 終演後、全力を出し尽くし心地いい疲労感と充実感が俺の身体を包んだ。
市原、座間、そしてこの大宮での『闘い』はどれも素晴らしく
この『戦』に参戦出来た奇跡と刻は本当に忘れられないものになりました。


どの公演も予想を見事に裏切り、期待に応えた素晴らしい公演だった。
特に、客席に降り立ってのパフォーマンスには驚かされた。
今回が初めての試みではなかったものの、結構なハイリスクを伴った事。
ただでさえ、ライブ会場なんて所は興奮状態にある所だ。
箍の外れた観客が彼女達のパフォーマンスを妨げる最悪の状況だってある。
でも、我々を信頼して決断してくれた事には本当に感謝しかない。


 それから、参戦して書き綴ったレポですが、その時何を考えていたかとか
ライブ後にこんな事を感じているなんて事がいつもより多いです。
ライブに参戦出来なかった方は読んでも『何の事やら?』だろうなという事。
レポでどんな雰囲気だったかを知りたい人には、伝わらないですよね。
これは俺の拙い語彙力による所為なので本当に申し訳ない所であります。

ですが、この大宮公演は冬にアニマックスにて配信されるそうなので
その際にまた観ていただければなんて思っております。


 俺なりにあの場と刻に参戦して感じた七人の本気の想いと魂を
自分の持ち得る全力を尽くして書ききったつもりですが
こればかりは自信はありませんが……
自分の想いを全て余す所無く言葉に書き残した人はいないのでしょう。


感じた事と想いを言語化して残す事。
簡単そうに思えるけどもコレが本当に困難な事なのだと今更ながら痛感してます。
 

で、自分は残念ながらPARTⅡシリーズには参戦出来ませんので
引き続き参戦される方やPARTⅡシリーズから参戦される方に
勝手ながら俺の想いと魂を託し、WUGの奇跡の物語の続きを見届け
そして……彼女達の想いを言葉にして綴る事をお任せする事に致します。

 


 最後に、Wake Up,Girls!の七人へ……

 


 どの公演も予想を見事に裏切り、期待に応えた素晴らしい公演でした。
貴女達の本気の想いと魂を存分に感じて燃え滾らせてもらいました。
青山さんが敢えて『楽しいけれど寂しい』と、皆が躊躇して表に出さなかった思いを
吐露してくれて、でもその後に『寂しいを上回る楽しさを届ける』と
力強く誓ってくれた貴女の取り繕わない本能の言葉は心に深く響くものでした。
信頼してくれるから踏み込んでくれる。
微力かもしれんが彼女達の想いと信頼に出来る限り応えてやりたい。


吉岡茉祐さん 永野愛理さん 田中美海さん 青山吉能さん

山下七海さん 奥野香耶さん 高木美佑さん


 改めて、FINALTOUR―HOME― ~PARTI Start It Up
全3箇所7公演無事完走おめでとうございます!
激熱で濃密な刻が送れた事と最高のパフォーマンスを魅せて
俺の中の最高をまた更新してくれた七人に最大の感謝と敬意を。
今後の軌跡において彼女達が起こす"奇跡"に想いを馳せながら
この長い駄文レポを終える事と致します。

 

 

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ファンタジスタの凱旋と宴~Wake Up,Girls! FINALTOUR―HOME― ~PARTI Start It Up, ~ 神奈川公演(夜公演)参戦レポ

 7月29日、ハーモニーホール座間にて開催された
Wake Up,Girls!FINALTOUR―HOME― ~PARTI Start It Up, ~
神奈川公演(夜のみ)に参戦して来ましたッ!!!!!!!

 

 

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 この神奈川公演は、WUGのツアーでは初となる2DAYS開催となった。
初日は台風が関東に迫る中ギリギリまで開催が危ぶまれ
尚且つ、公演中の時間帯に風雨が強まるピークと重なるとの事で
途中で中止も止む無い状況でもあったが公演は無事最後まで行われた。

最期となる長き戦に挑み、獰猛なる本能を解き放った彼女達は
自然の猛威すらも跳ね除けてしまうのだろうか……

 


さて……自分は今回2DAYS開催ではありましたが
参戦出来たのは二日目の夜のみでありました。
で、座席の方は二階席の後方から二列目の通路サイド。
ステージは遠いものの傾斜がそこそこにあって全体が見渡せる席だった。


と、言う事でここから座間公演(二日目・夜)の参戦レポを書いていく。

 

 

 

注:ここからは、ツアーのセットリスト等ネタバレ満載で
一切の容赦無しに書き殴っていきますので閲覧の際にはご注意願います。

 

 

 

 

 

 

 

 


1 SHIFT

 

 

 初日に市原公演同様に開幕に山寺宏一さんのナレーションから始まり
幕に七人の影が映し出され、俺の魂に戦闘開始のシグナルが送られる。
市原の頃よりもコールの声量や熱が段違いに進化しておるのが
鈍感な俺の感性でもハッキリと思い知らされた。

市原、座間初日、二日目と披露の機を刻んで来て慣れたというのかは分からんが
このアクトでの七人が、凄く楽しんでいるのがだだ漏れしてるような
パフォーマンスをしていたのが印象深かったんですよ。

そして、曲中にある『鍵が無い~!!!』での演出だが
市原公演同様に七人がステージを飛び出し鍵を探し出す演出が成される。
で、通路際の観客もそれに応える形で自宅の鍵や車の鍵を掲げるという場面もwww

 

 


2 恋?で愛?で暴君です!

 

 『SHIFT』にて温まった場の雰囲気をフラッシュオーバーさせ一気に放出していく。
キュート&トリッキーの要素で翻弄し理性に武力介入をして来る楽曲へと進化した。

この楽曲の持つ掴み所の無い不規則な変化と中毒性が
ライブの披露を経て経験値を積んでいくうちに…強力な進化を遂げたと言っても良く
以前に自分が書き殴ったこの楽曲の所感にて
『キラーチューン』に進化出来る予感を存分に秘めた楽曲と称した。
で、ライブ毎に肌で感じるこの楽曲の進化を魅せつけられ思い知らされてしまう……

『キラーチューン』の領域までに達したのかは分からんが
ただ、着実にその軌跡は歩んでいっておると勝手ながら思う。

 

 

 

3 地下鉄ラビリンス


 
 楽曲の出し所について市原公演の参戦レポにも書きましたが
私見の域だが、この楽曲はライブ序盤の暖気状態で出すとより
真価を強く発揮していくと思っております。

開幕からの二曲と同様に『楽しさ』を一番に印象付けさせる楽曲で
イントロと同時に歌い出す『round,round,round,』の節が
更なる盛り上がりと感情を一気に爆ぜさせる。

ざっくりとした表現だが『楽しさ』という系譜で繋がる
『SHIFT』~『恋?で愛?で暴君です!』からこの楽曲へ繋げる事。
単に盛り上がれる雰囲気を創り出す為ではなく
同系譜としての繋がりを意識してこの並びにしたのか?
その答えは窺い知る事はないのだろうが、自分はそう思えてならない。

 

 


4 君とプログレ

 

 

 全体が見渡し易い席だった事もあってか
市原の時よりかじっくりと楽曲を傾聴し、七人の舞い踊る姿に見惚れておりました。

…誤解の無い様に言っておくが
市原の時に適当に観ておったわけではない事だけは言っておきたいww

そして、このアクトを観てどう表現し書き残す術と語彙力が
終わって間もない刻の中では時間が足りないし
暫しの刻の経過によって自分の中から湧き立ち溢れ出して来るのかもしれない…

 

 


5 ジェラ

 

 あくまでも俺の感覚ですが…
イントロを聴いた段階にて『おおっ!』という感覚ではなく


うおおおおおっ!!!!!!!と心の中で絶叫したくなる楽曲があるんです。


この現象については説明しようが無いし、俺の語彙力では出来ませんww


今まではこの楽曲にそんな感覚は無かったんです。
ライブでの披露を心待ちにしていたという要素もあったのだろうし
先日の市原公演で何か俺の中の箍がぶっ壊れたかの如く
その領域にこの楽曲がランクアップしたのでしょう。

さて、今回観たアクトで一番印象深かったのは
吉岡さんの尋常ならざる程のダンスのキレっぷりでした……
この『ジェラ』という楽曲は女性の情念を描写した楽曲。
吉岡さんがこのアクトでの佇まいからは
凄みすら感じさせる『情熱』を感じざるを得なかった……

 

 


6 Non stop diamond hope~Minami ver~(田中美海さん)

 

 ライブというモノは、決め所と言うか勝負所みたいな局面があると思っています。
市原公演で言えば高木美佑さんのソロパートや
『セブンティーン・クライシス』の披露。
あくまでも、個人の主観ですがこの座間公演の核となったアクトは
ここの箇所だと思う。
この神奈川の地は、ファンタジスタ田中美海さんの出身地。
彼女が燃え滾らないワケがなかった。そして、このアクトを表現するならば……


制御不能の領域まで到達した、田中美海の個性の"暴力"だった……


別の喩えをするならば、我侭に自分の『我』を貫いたと言うべきか。
そう捉えてしまうほどにこのアクトでの田中さんの魅せ付けた『輝き』は群を抜いていた。


で……曲中で彼女が『もっと!!』とこちらを煽ってくるんですよ。


 そっちの本気の想いと魂はその程度なのか?
私がもっと輝くには熱量が全然足りない。
もっと本気の声、想い、魂を全開でぶつけて来てと。
そっちの全力全開の想い、魂、声に全力で応えてもっと輝いて
今よりももっと凄いモノや景色を見せると。


彼女が『もっと!』という言葉に込めた想いと魂。
ライブは『闘い』の場であると。それぞれがいろんなモノと闘っている。
必ず凄いモノを魅せてくれるという期待感で
求められているモノより更に上のレベルのモノを魅せてくれる事。
これまで同様、そしてこの日もきっちりと成果で魅せ付けてくれた。

 


座間・特別プログラム/ドキっWUGちゃんだらけのカラオケ大会

 

 市原公演では、キャラソンシリーズ3のメドレーと
ユニット曲の『セブンティーン・クライシス』の披露だったが
この座間公演ではまさかのカラオケ大会!

カラオケ大会と銘打つ通りに、本当にカラオケの機材持ち込んで来てるし…
ファイナルツアーで既存の楽曲演らんでカラオケ大会ですよ?
こんなの前代未聞ぢゃないのwwww


ちなみにカラオケ大会のセトリは以下記載。


1 冒険でしょでしょ?(奥野さん)
2 純・アモーレ・愛(吉岡さん)
3 Yeah! めっちゃホリディ(山下さん)
4 不協和音(永野さん)
5 Honey♥Come!!(高木さん)
6 津軽海峡冬景色(田中さん)
7 ESCORT(青山さん)
8 DANZEN!ふたりはプリキュア(全員)


 俺の殆ど知らん楽曲ばっかりだったがwww
七人それぞれの個とわちゃわちゃと楽しんでいる姿が凄く良かった。
特に、永野さんのダンスパフォーマンスは圧巻の一言に尽きる凄いモノだった。
そういや遥か昔に水樹さんのライブでもプリキュアの曲聴いたなwww
(ハートキャッチのEDだったかな?)

 

 


7 ゆき模様 恋のもよう

 

 この楽曲はステージに立つ七人では成立しない。
どんな逆境や苦難に遭っても、共に寄り添って闘い
裏切らずに共に軌跡を駆けてきた真夢達の想いと魂が傍らにあって成立する。

この楽曲について、吉岡茉祐さんはインタビューでこう答えていました。

アニメが無い時期があって、キャラクターを意識した楽曲があまり無かった時に
この楽曲と出会いキャラに寄り添い歌う事で自身とキャラクターとして歌う事の
振り幅が広がった楽曲だったと。

自分が彼女達七人と真夢達との繋がりをこの楽曲でより強く、濃く感じるのは
吉岡さんが言われた様なモノを感じているなのかもしれない。

 


8 タチアガレ!

 

 七人が客席に背を向け、イントロが響き渡る。
分かっているがこの心が湧き立って燃え滾る衝動は抑え付ける事は出来ない。
何度観ても、何度聴いてもだ。

音源で何度聴いてもこの感覚には到達出来ない。
会場の雰囲気とある種の狂気的な熱気と、七人の本気の想いと魂がそうさせる。


大宮公演でこの楽曲を聴いた後、俺はどうなってるんだろうか?
 

 

9 HIGAWARI PRINCESS (PRINCESS Minami Ver)

 

 神奈川・座間公演という事で…プリンセス・田中美海バージョン。
3rdツアーのBDにも彼女のバージョンが収録されておるので
このバージョンの認知度というものは高いんじゃないかと思います。

さて、彼女のバージョンの見所は小道具として使われているステッキ捌きでしょう。
凜然とし、時に可愛らしくあり、視覚を的確に攻めて来ており
ファンタジスタの真骨頂を如何なく発揮しておるじゃないか。
(意味不明www)


やっぱり、田中美海は凄かった……そう唸って賛辞の念が抱かずにいられない。

 

 

10 極上スマイル

 

 この座間公演も、濃密で激熱だったのでこの辺の記憶が曖昧www
ただ、身体が覚えているんですね。この楽曲でぶち上がったのは覚えておるんです。

七人が全力で楽しんでパフォーマンスして、客席を本気の想いと魂で応える。
これまでの軌跡の刻で培って来た楽曲の強さは並みのモノじゃない。
出し尽くした感覚は彼女達や我々には微塵も無くもっと走れるしまだまだ闘える。

この楽曲はこれからももっと強くなれる。

 


11 Polaris

 

 終焉の刻は容赦なく迫って来ている……
でも、七人は真っ向から抗い闘いを挑んで、尚輝こうとしている。
七つの星の輝きはそれぞれに違うモノだが寄り添い
繋がる事でより強烈な輝きを増していく。

この楽曲も彼女達の輝きに負けない様にまた進化をして来ている。


『La La La……』の所で湧き起こるワグナーのシンガロングや
吉岡さんのソロパートで純白の光が、彼女のイメージカラーの赤に染まる刻……
この楽曲でこんな表現は相応しくないのは百も承知だが敢えて使うと
赤に染まっていく様は、楽曲に新たな『血』が宿り巡る様に思えてならなかった…

 

 

EN1 One In A Billion(WUG ver.)

 

 歌い出しでの吉岡さんと青山さんが既に"絶唱"モードに入っておった。
申し訳ないが気を悪くされる方がいるのは承知で書かせていただきますが
この楽曲の最終形態と言うか、完成形はやっぱりMay'nさんがいて
八人全員で歌われる刻なんです。
勿論、彼女達七人もその事は重々承知の事でしょうし
生半可な気持ちでこのファイナルツアーのセットリストには組み込まないでしょう。

一緒にやったからこそMay'nさんの凄さをまざまざと感じ
自らの弱さと真摯に向き合い、真っ向から限界に挑む事。
そして、May'nさんがこの場にいなくてもこの楽曲を成立させる事。
その意気込みが彼女達を"絶唱"の領域へと辿り着かせたのでしょうかね……

 


EN2 僕らのフロンティア

 

 この楽曲のセンターは、田中美海さん。
私見ですが座間公演を牽引していたのは彼女だったんじゃないでしょうか?
思えば、彼女は七人の中で最も早い時期に多方面への進出があった人。
彼女にとっては様々な現場体験がまさに未開拓の領域だったでしょう。

かく言う自分も他作品に出演されている田中さんを観てWUGを知った。
そして今では七人それぞれが多方面に出て行って存在を撃ち込んでいっている。


 憧れのほうへ この手のばした 進め 僕らのフロンティア

 ―Wake Up,Girls!僕らのフロンティア』より引用


田中さんのソロパートでの"絶唱"と未知の領域へと挑む"誓い"は
ますます色濃く熾烈なものへと進化している様に思える。

 


EN3 7 Senses

 

 一番のサビ前で新たに加わったまゆしぃへのコール。
その声量は市原よりも大きく強いモノに聴こえました。
そして、Cメロ前の間奏の前に吉岡さんが『行くよ』と言ってくるんですが
自分は現地でよく聴き取れなかったんですが、この日は何と……


『来いよ!』と叫んでいたようです。


彼女のこの魂の叫びには色んな解釈が出来る。
終焉の刻に真っ向から抗う為に自らを鼓舞させる為なのか?
そっちの熱量じゃ全然燃えないから、もっと本気の魂をぶつけろ!と煽ったのか?
これに正解や満点の解答は無いのでしょう。
おそらくは、彼女の本能がそう叫ばせたと俺は勝手に思っております。

 

 

 ―あとがき―


 取りあえず……大宮公演の開幕前に書き終えて胸を撫で下ろしていますwww
かなりの駆け足で書き殴っていますので
いつも以上に語彙力の欠片が感じられず、とっ散らかった文章になっていますが
それは自分の至らなさが原因でありますのでご容謝願います……


この座間公演にて感じたのはこれまでに彼女達七人が魅せて来た
『闘う姿勢』を存分に感じたのは言うまでもありませんが
何よりも強烈に感じたのが、彼女達が本当に楽しんでパフォーマンスをしていました。
勿論今までもその要素は感じていましたが、今回はより強烈に激しく感じました。

 
今週末はいよいよPARTI Start It Upのラストの大宮公演という『戦』だ。
七人の全力全開の想いと魂を俺の網膜と脳ミソにきっちりと焼付け
そして感謝を綴り記録と記憶として残す事。

 

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予想を裏切り、期待にきっちり応えてくれるのか?
大丈夫。あの七人なら必ず応えてくれるしやってくれる。


理由や根拠なんてないし必要ない。


信じてるから。