巡礼者のかく語りき

自由気ままに書き綴る雑記帳

NANA MIZUKI LIVE GATE 2018 DAY7 ライブビューイング参戦レポ

1月21日、水樹奈々さんの武道館ライブ千秋楽
NANA MIZUKI LIVE GATE 2018ライブビューイングに参戦して来ました。


自分が参戦したのは渋谷のTOHOシネマズ。
劇場によっては観る際に様々な規定があるらしいと聞いておったが
実際に開演したらほぼ全員が立ちサイリウムを点灯して
コールも普通に入れていたので、現地参戦とほぼ遜色無い楽しみ方が出来たと思う。

で、LVの最大の特徴と言えば
演者の表情やステージ上の様子がよく観える事でしょう。  
ただ……現場で直に感じる熱気や雰囲気と音の圧の様なモノは
やはり、現地参戦で感じるモノよりは感じにくい様にも思えます。

 

セットリストは以下の通り。


1.Vitalization
2.ROMANCERS' NEO
3.Sacred Force
4.Poison Lily
5.WAKE UP THE SOULS
6.HOT BLOOD
7.RUSH&DASH!
8.ファンタズム
9.蒼き光の果て -ULTIMATE MODE-
10.GLORIA
11.GUILTY
12.Destiny's Prelude
13.粋恋
14.レイジーシンドローム(ゲスト:ヨシダタクミ)
15.深愛
16.TESTAMENT
17.Rock Ride Riot
18.STARTING NOW!
19.DISCOTHEQUE
20.POWER GATE

EN1.ETERNAL BLAZE
EN2.天空のカナリア
EN3.SUPER GENERATION

WEN.POWER GATE

 


 『Vitalization』~『ROMANCERS' NEO』と開始早々から激熱な楽曲で攻めて来る。
ただ、この二曲は即効的に燃え滾る熱さではなく沸々と熱くなっていく様な楽曲。
そして『Sacred Force』で一気に点火させて、序盤から全力で突っ走る流れは
変わる事の無い水樹さんの『攻める』という熱い気概を感じさせて
今回の俺はLV参戦だが、水樹さんのライブに参戦しているという実感にさせてもらった。


 自分の中では『RUSH&DASH!』と『蒼き光の果て-ULTIMATE MODE-』が
久方振りに聴けたのは本当に嬉しかった。
特に、蒼き光の果ては殆ど披露される事が無いSRクラス(スーパーレアww)な楽曲。
水樹さんのライブはこういうモノを
平然とぶっ込んで来る事が多いので本当に気が抜けないwww


ダンス曲パートにて披露された『GLORIA』と『GUILTY』はライブで聴くのが
初聴時から楽しみにしておった楽曲だったので今回聴けてこれも嬉しいものがあった。
熱く、疾走感漂う曲調は『栄光』と言う意味を持つ語句をタイトルに入れた
『PRIDE OF GLORY』の系譜を継ぐ後継曲だと自分の中では勝手に感じていて
誰かの背を押す応援歌的な要素もあったりしている。


 この身体壊れても叫ぶの 飾り付けた言葉は邪魔なだけ

 掻き鳴らす声と もっと奥底に焼け付く衝動でむきだしの愛を奏でる

 
 ―水樹奈々『GLORIA』


ラスサビでのこの歌詞に、『GLORIA』という楽曲の伝えたい『核』の様なモノと
水樹さんの伝えたい『想い』と『魂』が凝縮されていると自分は思えてならない。


『GLORIA』とはまた違う切り口で
しっとりと艶やかに魅せる『GUILTY』もまた見事なアクトだった。

そして……儚いながらも秘めた強さを感じさせる『Destiny's Prelude』と
和のテイストでグッと聴かせるバラード曲の『粋恋』へ続く。
激熱で直線的な要素一辺倒だけじゃない構成と
水樹さんの魅せる力&聴かせる力の凄さを堪能させていただけた。

更に圧巻だったのは『粋恋』のアウトロでの北島健二さんのギターソロ。
このギターソロは原曲には無いモノで、ただ傾聴してしまいましたねぇ…
個人的にこういうアレンジは大好きなので
本当にたまらなく、素晴らしいモノが観れて良かったとしか
表現しようのない俺の語彙力の乏しさに辟易してしまう……



 今回の7DAYSライブの『要』となっているのが
日替わりでゲストを召還し楽曲を披露するパートだろう。
千秋楽に召還されたのは、phatmans after schoolのヨシダタクミさん。
披露したのはヨシダさんが楽曲提供した『レイジーシンドローム
男女のボーカルのハーモニーが普段聴いているモノとは
また違う趣を感じされてくれて、これまたスペシャルなアクトだったなぁと。


 で、続いて披露された『深愛』のイントロを聴いた瞬間……


俺の涙腺が危うく決壊しかけた。


コレ、現地参戦してたら間違い無く咽び泣いていたでしょう。


今回の7DAYSライブのタイトルに『GATE』(門=転換点)という句が入っておる。
そしてこの1・21という日は水樹さんの誕生日だけではなく
深愛』がリリースされた日でもある。
なお、この楽曲は初めて出場した紅白歌合戦で披露した思い出深い楽曲。
勝手な感想だが、この『深愛』がこの公演のハイライトだったと思えてならない。
大切な人への『想い』と『魂』が存分に込められた水樹さんの歌声は

まさに“絶唱”と称するに相応しく、ただ傾聴し本当に素晴らしい楽曲。


 そして、ライブは佳境を迎え……
『TESTAMENT』『Rock Ride Riot』『STARTING NOW!』『DISCOTHEQUE』と
激熱でいて盛り上がる楽曲でまた一気に畳み掛けて…
最後の楽曲『POWER GATE』へと繋ぐ。

『POWER GATE』がリリースされて16年の歳月が経った。
水樹さん曰く、この楽曲との巡り合わせが自分の転換点だったと語る。
私のライブ参戦レポに度々書いている
楽曲は披露されていく毎に進化していくモノというのを
自分に教えてくれた私にとっても思い入れの深い楽曲でもありますし
やっぱり、POWER GATEを聴けない水樹さんのライブは
何か物足りないモノを感じさせてしまいます。

 


 アンコールにてまず披露されたのは『ETERNAL BLAZE』!!!!!!!
様々な前例をぶち壊して来た楽曲でこの楽曲を切っ掛けに
水樹さんを知った方は本当に多いと聞きます。
ただ……LV観戦ですと、やっぱり自分の中では物足りないモノを感じてしまうが
自分が参戦した劇場では皆盛り上がっていたので
改めてこの楽曲の持つ力の凄さを実感しましたね。


続いての披露は『天空のカナリア
先の『ETERNAL BLAZE』とはまた趣の異なる魅せ方で
儚さ漂う雰囲気の中に潜む抗う意思と熱を突き刺すような歌声がまた見事。


そして……水樹さんに初作曲という扉を開かせた『SUPER GENERATION』と繋ぐ。
前向きに突き進もうというメッセージが込められているこの楽曲は
『POWER GATE』の系統に連なるモノを思い起こさせ
更にGENERATIONという句が、幅広い世代を称しているかの様でもあり……


 最高の未来(あす)は そう神様だって

 きっと創造-想像-できない 

 希望の道に終わりはないよ


 ―水樹奈々SUPER GENERATION


これらの節に、水樹さんの今後の決意が込められていると自分は感じて
しみじみとライブの余韻に浸りきっておりました……


が!ライブはまだ終わっちゃいなかった。
と言うか、観客が駄々こねてそれに水樹さんが応えてくれる感じwww
そして再び『POWER GATE』を全力全開で披露してくれて
約3時間の濃密かつ激熱なライブは終演。

 

 

 以上にて、水樹奈々さんの
NANA MIZUKI LIVE GATE 2018のライブビューイングレポとなります。
近年にリリースされた楽曲を軸にして
勿論、ライブ定番曲もあり、久しぶりに披露されるレアな楽曲ありと…
幅広い層が楽しめる事を考慮した組み方をしているのかと思わせるセトリだなと。

コレはあくまでも俺の個人的な話なのだが
ライブタイトルに『GATE』と銘打ったのならば『innocent starter』は入れて欲しかった。
あの楽曲も水樹さんの新たな門を開かせた楽曲だと思っておるので
この点は少々残念に思ってしまったかな……


 自分にとっては初めてになったライブビューイング参戦レポ。
前述にも書きましたが、現地に参戦して直に感じる雰囲気と熱気の面で
やっぱり埋めきれない差は感じましたね。
なので、私がいつも書いておる参戦レポに比べると
熱量や熱苦しさはだいぶ抑えられたモノにはなっているのではないかとwww


でも、スクリーン越しで観ていても
最前線にて闘っている表現者の凄さを魅せ付けてもらえた圧巻のライブでした。
途中のMC内で水樹さんが言った
『今後も色んな無茶をしていくだろう』と言う発言は
現状に満足せずに突き進もうとするこれまでと変わる事の無い
未知の領域に挑む気概と熱い魂はより激しいモノへと進化していると感じ


 やっぱり、この人は凄ぇな……と改めて思い知らされましたね。


 忘れられないライブがまた増えました。
素晴らしいライブを魅せてもらえた水樹奈々さん、スタッフの皆様、参戦された方々
そしてライブビューイングという場を設けていただけた事……
全てに感謝と最大の敬意の言葉を。


本当に素晴らしい刻をありがとうございました!!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

WUG新章所感(6)決着は“人間”の手で。

 今回でWUG新章所感記事も最終回となります。


俺個人としては、新章の物語にどういう『決着』を
見せてくれるのかが非常に楽しみな部分であった。

以下、最終話を視聴後
そして……『新章』を観終わっての所感なんぞを書き殴っていく。

 

 

あと……今さら注意喚起をしても遅すぎるのですがwww

 

俺の書いて来たモノは全てネタバレ満載でございます。

 

 


 全国の主要会場を抑え、一斉ライブを開催するVドル・マキナX。
東京ドームのライブ後にセンターユニットのセンターが決定するI-1Club。
I-1を脱退しフリーランスとしてホーム・福岡にて
新たな軌跡の第一歩となるライブに挑むネクストストーム。
こちらも、ホーム秋田の地にてライブを開催する男鹿なまはげーず。


色々あったが、初のツアーファイナルの地・仙台にて
無事ライブを開催出来る事になったWake Up,Girls!

そして……各地には、全国一斉アイドルフェス『Wake Up,Idols!』に賛同した
アイドル達も地元にてライブを開催する。


“開戦”の刻は迫って来ておる。

 


 さて、出陣前のI-1サイドだが、白木さんからある報が知らされる。
その内容は、センターユニットのセンターのプレゼンターは
白木さんではなくサプライズゲストとして登場するマキナXが務めるとの事……

この報に、I-1の面々は心中穏やかじゃない。
そりゃそうだ。これは自分達の主戦場を第三者が土足で踏み握る様な行為。
絶対王者としてのプライドもあるだろうし、何よりも白木さんが
I-1のステージに他者の介入を認めてしまっている事に対しての
動揺の部分が大きい様にも思える。


そんな中、マキナX、志保、真夢……
全国各地のアイドル達に負けまいとただ一人闘志を滾らせる萌歌。
一方で、新キャプテンとなった愛は、周囲の状況に惑わされる事無く
いつも通りのI-1のパフォーマンスを魅せようと
落ち着き、沸々と湧き立つ力強い言動でメンバーを鼓舞していく。


変革の波に翻弄されながらも
強くあり続け希望の象徴である事がI-1Clubの理念。
I-1Clubのアイデンティティを証明する闘いが始まる。

 


 で……仙台では、WUGの前座としてだがRun Girls,Run!が初陣の刻を迎える。
奇しくもこのクリスマスイブは、
WUGが勾当台公園の野外ステージでデビューした日。
緊張で萎縮してしまっているRGRにWUGの7人は御守り代わりとして
彼女達のシュシュを手渡す。

Run Girls,Run!の初陣だが、緊張と経験不足でグダグダなモノとなってしまう。
でも、今の彼女達が出来る事は上手く立ち回って魅せる事じゃない。
ツアーファイナルで一緒のステージに立たせてやりたいと
丹下社長に嘆願したWUGの想いに応える為に出来る事は
不恰好だろうが荒削りでも良い、三人の全力を出し尽す事。


目の前で本気で頑張っている者を直に観たら刺激を受ける。
そして情熱は伝播していくモノ。
歩・音芽・いつかの本気の想いと魂は観客にちゃんと伝わって彼女達に声援を送る。

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初陣を終えたRGRは全てを出し尽くした充実感溢れる表情をしている。
RGRの3人を温かく迎え入れ労をねぎらうWUG。

 

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歩に声をかけ、出陣して行く真夢が格好良いんだよな。


 
 Run Girls,Run!の3人は、7人の想いにきっちりと報いてくれた。
7人を信じて待っていて会場に参戦してくれた人達
同時刻に各地でライブを開催しているアイドル達……

繋がる想いに7人が報いる為には


WUGにしか出来ないパフォーマンスと表現で闘うしかない。

 

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で、ライブパートでは7人の心情を独白する描写がある。


7人それぞれが、今の自分を変えたいと願い踏み込んだアイドルへの道。
アイドルとしてどうあるべきかを悩み、考え…
今よりも強く輝く為に自分と仲間を信じ未知の可能性へと挑んで
器用に振舞うのではなく、飾らない在りのままの自分らしさを貫き通す事。

結成してから、ここまで過ごした刻の中で
徹底的に打ちのめされたり、悩んだりぶつかり合って幾度も壊れかけたりした。
でも、それを乗り越え這い上がって
強くなった7人の血の繋がりよりも濃い絆と掴んだ自信と
七種七様の『個』を互いが受け入れ、共に突き進む決意。

そして……これまでに関わった人達や、遥か遠くの人達への『想い』に全力で応え
一方通行ではなく双方向へ『想い』を繋げようとする7人の本気の情熱と魂。


ちなみに、このライブパートで流れた楽曲は
7 Girls war』→『タチアガレ!』→『HIGAWARI PRINCESS』→
少女交響曲』→『7 Senses』→『Beyond the Bottom


7人の独白の内容と(但し……上述の内容は俺の勝手な解釈だがww)
使用された楽曲の掲げるテーマとの合致具合…
また、形式はメドレー形式で楽曲の繋ぎ方も本当に良いモノなんだよなぁ。

特に、『Beyond the Bottom』での落ちサビ・島田真夢バージョンが良いッ!!

儚さを感じさせるが、秘めている力強さと遥か遠くまで響かせようする
島田真夢と吉岡茉祐さんの想いが絡み合う様でいて、胸に熱いモノが湧いて来た。

 


 熱狂の中、ライブもクライマックスを迎えWUGが最後の楽曲『Polaris』を歌う…
だが、ステージに潜む『魔物』は七人に突如牙を剥いた。
寒波と降雪の影響により、音響システムにトラブルが起こってしまった。
それは、同時刻で行われているマキナXの方にも襲い掛かる。


次々と彼女達の歌声は客席に届かなくなってしまう……
当然パフォーマンスを止めるなんて事は出来ない。
この窮地に対し、丹下社長が七人を信じて判断を任せるのはグッと来る所だ。

7人は互いにアイコンタクトを交わす。
彼女達の眼は諦めや悲観的なモノじゃなく、強固な決意と闘志を滾らせた眼だ。


そして……七人は一斉に、ステージから客席へと飛び立つ!!!!!!!


窮地や限界を超えた時に発揮される予測不能な人間の底力。
与えられた役割を完璧に近い高度なレベルでこなす事は出来るが
計算や予測では計る事の出来ない未知の可能性は
テクノロジーにより造られたVドルには到達出来ない領域。

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一人でも多くの人へ届けたい本気の想い、絶対に諦めない魂の強さ……
七人の意識が繋がって一つになり本能が彼女達を跳ばせた。
客席にて歌い踊るWUG、各地で『Polaris』を歌うアイドル達の模様は
東京ドームのI-1も知る事となる。

 

センターに返り咲いた萌歌の目に、音響トラブルを抱えながらも
想いを届けようと歌い続ける真夢はどう見えたのだろうか……
新章の前日譚を描いた『エターナル・センシズ』で
彼女は真夢に『センターの覚悟や自覚が無い者』と激しい言葉を浴びせた。
けど、この時の萌歌は悔しい表情ながらも『Polaris』を歌った……
今の萌歌に無いモノを真夢に突きつけられ打ちのめされたと思える。
で、彼女の中で背負う者の覚悟を真夢に見出したのかもしれない。

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後に、萌歌はセンターを辞退するのだが
目指す真のセンターとなる為に、新たな領域へと挑戦して行く。

そして、白木さんもアイドルの祭典の復活を宣言する。
I-1のシード枠は撤廃し、I-1もまた挑戦者として再び頂点を目指す事となる。
白木さんの中でもおそらく『答え』は出ていたのかも知れません。
人の身で未知の可能性に挑み続ける事の意義
頂点に辿り着いて置き去りになってしまったモノを再び取り戻す旅が始まる。

 

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 で……ラストカットに差し込まれたのが
WUGの寮のホワイトボードに書かれたこの文字だ。


Wake Up,Girls! Run Girls,Run!  I-1Club 
ネクストストーム 男鹿なまはげーず あかみそオールスターズ

“This story is only the beginning!”(この物語は始まりに過ぎない。)


一応の決着はついたが、まだまだ観たい要素はまだありますし
どう転ぶかは未知数だが先の展開を匂わせてくれるモノを
ラストカットに差し込んでくる描写は、個人的には大好きだしww
いずれにせよ、楽しみに待っております。

 


 『新章』を観終わっての全体の感想だけど
色々な所で酷評されておる部分はあるが、俺は最後まで普通に楽しんで観れた。
やれ、話が響かない理念が無いだの作画がどうとか非難の嵐でしたからねぇ。

まぁ、制作陣が総取っ替え状態なんだから作風が変わるのは想定していたし
それについて気に入らねぇという声は当然あるでしょう。
俺の評価基準は観れて楽しけりゃ良いという非常にいい加減で
求めているハードルは低いので、このWUG新章は単純に面白く思えた。

勿論、100%手放しで絶賛出来る作品と言うつもりはありません。
色々と言われている様に、雑な描写だと感じた部分もあったのは否めない。
自分が特に気になったのはマキナXの描写が足りなすぎる所。
対立構図を描くのであるなら、マキナXの何に惹かれてファンは熱狂してるのか?
そしてそれを観た真夢達が脅威に感じる描写は必要だったと思います。
何か、Vドルが単なる流行モノとしてしか描かれていないし
背景にある資本の強大さだけが浮き彫りになっていたのは残念なのかと思う。


完全な私見ですが、新章で伝えようとしていたのは
『想い』を繋げる相互循環だと勝手に解釈しております。
WUGの七人が頑張る姿を観て、活力や勇気を貰う人、憧れる人……
そして応援する人の情熱に勇気や活力をWUGの7人が受け止める。

『誰かを幸せにする事は、自分も幸せになる』

 

見当違いなのかもしれませんが
自分は真夢のこの台詞に伝えたい要点が集約されていると思いました。


 何だかんだで、色々と書いてきましたが
自分は普通に楽しめてきっちりと物語を締めてくれた事に満足してますし
先の展開も勝手に期待なんかしちゃっておりますwww
まだ見てみたい要素はありますからねぇ。


 最後になりますが……
このWUG新章の制作に携わった皆様に感謝と敬意を表したい。


そして、何時になるか、どんな展開になるかは分かりませんが
この先の展開を心待ちにしつつ筆を置きます。

 

 

 

 

 

 

 

WUG新章所感(5)望みを捨てず抗う者達。

 WUG新章の所感は、まとめて書くスタイルであったが
この12話に関しては話の密度が濃かったので、12話の所感を書き綴っていく。

 


 遂に開幕したWUGの1stライブツアー。
しかし、チケットの売上は持ち直して来たものの、ソールドアウトまでには至らず
更にはツアーファイナルの仙台公演の会場は決まっていないまま。
丹下社長の言にある様に厳しい船出となったワケだ。

仙台公演の件は、勿論ワグナーにも伝わっており
会場変更の為チケット代金払い戻しの手続きの報が届くのだが
大田さんはWUGを信じると言い放って吠える!!
不安な状況だからこそ、彼女達を信頼し背中を押す一助になりたい。

 

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応援する側の燃え滾る想いが込められた魂の叫び!
いや~大田さん熱いじゃないの!

 

 そして、Vドル・マキナXがクリスマス・イブに同時刻ライブを
各会場にて一斉に開催するとの報が駆け巡り
即ち……マキナXの本格的な侵攻がいよいよ始まる。

このVドル・マキナXに相対して、最先端の技術と人間との関係性について
真夢達=人がどういう結論を導き出すのか?
話が飛ぶが、この12話では真夢と白木さんが直接対話する場面が出て来る。
(用件は志保の件)

 

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不完全さを肯定し個を重んじる真夢
完璧に役割を全うする為に個を抑圧する白木さん。

 

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『自分たちは歌い踊るだけの人形じゃない!』と言う真夢が
マキナXに違和感を持つのは、まぁ当然の事の様に思えるが
完璧を求める白木さんはマキナXの存在についてはどう捉えているのだろうか?
感情に流されずに完璧に与えられた役割を全う出来るなら
Vドルはうってつけの存在の様に思える。

私見ですが白木さんも人の可能性や
限界領域を超えた人の力を頑なに信じているのではないかと思う。
真夢と考え方は違えどお互いの根幹としている部分は同じモノで
故に、白木さんの中では未だに真夢に対しての想いが根強くあるのだろう……
そして、真夢個人と直に会う事で白木さんの中で何かの答えが得られると感じたから
真夢に会う事を決めたのかもしれません……

 

 

 一方、志保の方だが……I-1を脱退した。
そして、ネクストストームの3人も同時に脱退している。
で、白木さんは、彼女達にネクストストームの名を餞別として与える。
(おそらく、彼女らの楽曲・レザレクションもあげてると思う)
この計らいは白木さんの温情なのかは分からんが
I-1を脅かす存在にまで這い上がって来い的な
ネクストストームへのエールの様にも思えるのは私の考えすぎかもしれません。


真夢の幻影に捉われていた自分に、原初の気持ちを取り戻させてくれた
かけがえの無い仲間と共に駆けていける事が現在の志保にとって最優先事項だった。
今後はフリーランスとして活動していくネクストストーム。
彼女達の軌跡は険しいモノとなるでしょうが
真夢と話している志保の表情は吹っ切れた清々しい顔をしている。

 

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そして、最大・最高の宿敵であり、戦友である真夢と競い合い健闘を誓い合う。
この場面は本当に胸熱で素晴らしい場面だ。

 

志保が脱退した事による穴埋め的ではあるが
萌歌のセンターユニット加入が決まる。
勿論、萌歌は納得してないだろう。
しかし闘うチャンスを得たのは事実であり、なりふり構ってる状況じゃない。
周囲の雑音を黙らせるには成果を魅せ付けて黙らせるしか無い。


―真のセンターになってみせる!―


白木さんに示した萌歌の決意と覚悟……
最終話の彼女の描写も凄く気になって仕方がありません。

 

 

 遂に、難航していたツアーファイナルの会場が決まる。
ここの場面では色々と物議を醸し出しておったが……
仙台空港の近辺に存在している臨海公園の敷地らしいとの事だそうです。
ただ、様々な誤解を生じる表現をした様なので
やっぱり受け取り側への配慮の意識が薄いんじゃないかとは思うのは残念ですな。


さて、マキナXの勢いは留まる事は無く各会場のチケットの売れ行きは順調。
一方でイブにライブを開催する、なまはげーずやネクストストームの方は
チケットの売れ行きがよろしくない様だ。

 

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WUGはこの状況に真っ向から抗う為に
クリスマスイブに、全国一斉にアイドル達がライブを開催するという企画を立案する。
アイドルの祭典を再現し、全国のアイドルの想いと魂をぶつける場を設ける……

 

どういうモノになるかは、最終話を観ないと分からんが
個人的にはこういう展開は凄ぇ大好きなんだよな♪

 

 

そして……WUGを陰からサポートしてくれている
歩・音芽・いつかの想いに応えてあげたいWUGは
彼女達をファイナルの舞台に上げ共演させてやりたいと丹下社長に嘆願する。

まぁ、勿論、その申し出は却下されるが
7人が独自に進めていたイブのアイドル一斉蜂起wwに
歩達も参戦させてやりたいと一歩も引き下がらない。


でだ……『こんな事もあろうかと』的な感じで、丹下社長が楽曲を流す。

その楽曲はリアルのランガの楽曲、『カケル×カケル』
この場面は、鳥肌が立つ程に滾る展開じゃないの!!!!!!!
更に、そのまま特殊EDに突入していくんだ。


ライブに向けて、WUGから直に稽古をつけてもらっている歩達。
こうやって、次世代に技術、想いや魂が継承されていく事は
素晴らしい場面じゃないか。

 

そして……彼女達のグループ名も決まる。

 

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―Run Girls,Run!―誕生!!!!!!!

 


 冒頭にも書きましたが……この12話は本当に内容が熱く濃い話でした。
WUG、I-1、ネクストストーム、マキナX、RGR、全国のアイドル達……
それぞれの想いと魂や思惑が絡み合い
どういう落し所に展開し決着を見せてくれるのか?
最終話、非常に興味深く楽しみな所だ。

 

 

 

 

 

 

 

Wake Up, Girls!Character song series3 所感

 昨年の話になるが
Wake Up, Girls!Character song series3をダウンロードで購入した。

 

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年を跨いでしまったが、全7曲を聴いての所感を書き綴っていきます。

ちなみに音楽的な表現に関してはド素人ですのでww
自分が出来る範囲で調べはしましたが
書いているジャンルや用語が見当違いでしたら申し訳ありません。

 

 


 ユメ、まっすぐ。 / 島田真夢(CV.吉岡茉祐

 

 

www.youtube.com

 

 キャラソンシリーズ1の『ハジマル』と2の『走り出したencore』の
系譜を受け継ぐ爽快感溢れるアップテンポな曲調が特徴的な楽曲。


『ハジマル』という楽曲は、真夢の魂がWUGに加入し再生して行く軌跡で
彼女が一つの『答え』を掴み、未知の領域へと
進んで行く覚悟を描写している楽曲だと自分は感じている。

でも、この楽曲は表面に湧き出す熱をもって
力強く歌いあげる要素で聴かせていくのではなく
キャラソンシリーズ2の『走り出したencore』での
優しげに語りかけていく様な歌声から、徐々に盛り上がっていく要素も加味し
そして、サビにおいて一気に溜め込んでいた『熱』を解放させ
まるで真夢の背に翼が生え大空に羽ばたくかの様な……
吉岡さんの力強くて伸びやかな歌声は
『ハジマル』と『走り出したencore』の続編的な楽曲だという事を
強烈に印象付けする要素であると自分は感じた。
 

そして…落ちサビでのこの節が印象深いモノを感じさせてくれる。


生きていること それは美しい

生命(いのち)輝くから 今を歌える

すべて託した この私達の物語を抱きしめて


― 島田真夢(CV.吉岡茉祐) 『ユメ、まっすぐ。』

 

 WUGメンバーと関わっていく事で真夢が感じ取っていった
どんな苦境に遭っても諦めず立ち向かうしぶとさは
生きようとする強く輝く意思の強さを表し
ぶつかり合いながらもその度に強くなって来た
7人の『絆』を描写してる様にも思える。


そして……まっすぐ(っ直ぐ)にユメ()という節
楽曲のタイトルや歌詞に、真夢の名を入れているのには胸が熱くなる思いだ。

 

 

 Party! Party! / 林田藍里(CV.永野愛理)

 

 

www.youtube.com

 

 今回の藍里の楽曲も、前々作の『可笑しの国』や
前作『ヒカリキラリミルキーウェイ』の様なテクノポップ系な曲調が印象的であり
で、永野さんの歌声は曲調と見事に合致し聴き心地の良さを醸し出していて
この楽曲に、侵食されるかの様な中毒性を付属させ
所謂、スルメ曲と称される系統の楽曲に仕上がっている。


 私見ですが、曲題のPartyは社交的な集まりという意味の方ではなく
おそらく、仲間・グループという意味の方のPartyなんじゃないかなと思っている。
その解釈で考察していくとこの楽曲の描かれている世界観は
藍里自身の『Wake Up,Girls!』への想い
そして、彼女の直向きな芯の強さを表している様でいて
個人的にはこの解釈がしっくり来る様に思えるが
もしかすると、両方の意味を合わせているかもしれない。

藍里だけじゃない他の6人が帰れる居場所でもあり
互いが支えあって共に軌跡を往く者達。
6人と肩を並べられる存在になろうとし
彼女にしか出す事の出来ない輝きを放つ為
直向きに自らを磨く藍里の姿が浮かんで来る……


 こらえきれない涙は 本気出した証だから


―林田藍里(CV.永野愛理) 『Party! Party!』

 

 かつて、絶望の淵に在った彼女が仲間達の本気の想いに触れ
純然な感情を曝け出してその想いに応えようと奮起していく
藍里の強い決意と覚悟を表す様なこの節には、グッと胸に迫るものがある。

 

 

 ぽんとPUSH! もっとSMILE! / 片山実波(CV.田中美海

 

 

www.youtube.com

 

 今回のキャラソンシリーズの楽曲の中では随一の変化球的楽曲だと感じた。
ラップ調で構成されているAメロから一転し
奇を衒わない構成に変化していくBメロとサビ。
随所にあるコーラスの所は、多分ライブではコールを入れる箇所になると思う。
上記の要素に加えてアップテンポでノリが良い曲調は
おそらく、ライブで一気に化けるポテンシャルを持つ楽曲になるだろう。

この急激な楽曲の変化を自在に引き出し
そして、彼女の溌剌とした力強い歌声が創り出す領域は
“WUGのファンタジスタ田中美海さんの本領発揮と言うべきか。


 これまでの実波のキャラソンの系統は
明るい応援ソングテイストのものになっていて
今回のキャラソンもしっかりとその系統を継承している。

彼女のソウルプレイスである石巻の地や大切な人達への想い
実波が頑張る事によってその人達が笑顔になり元気を貰える……


たえない痛みもいつか 海は凪いで 立ち上がれる日がきっと来るから


―片山実波(CV.田中美海)『ぽんとPUSH! もっとSMILE! 』

 

 曲調が切ない感じになるここの箇所は
普段は表に出さない実波の抱えている心情であったり
彼女の大切なものへの想いと困難から目を背けない強い決意
ここの箇所での田中さんの柔和な歌声は
実波の秘めた想いを表現しているのではないだろうか。
今までとはまた異なる要素を組みこんだ事により
この楽曲が深みを増していく様に感じた。

 

 

 Dice of Life!/ 七瀬佳乃(CV.青山吉能

 

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 今回のキャラソンシリーズにて、一番気に入った楽曲を挙げろと言われれば
自分は、この『Dice of Life!』を迷わず推します。
ポップロック系の曲調と青山さんの凛然で澄んだ歌声との合致具合が
(俺の中でだが…)絶妙で、沸々と湧き滾る様な感覚に陥る。
ライブ会場にて、イントロが聴こえてきたら……

『おおっ!』ではなく『うおおおぉぉぉッ!!!!!』

 

吠えたくなる魂の昂りを強烈に感じる楽曲である。


佳乃は追い求める理想の姿に向かって、全力で挑んでいくが
それがなかなか報われずに焦燥感から空回りしてしまう。
以下に記した節は彼女の心情を描写していると思える。


今を生き抜くため駆け抜ける 少しの余裕もないくせに

明日は不透明 光と闇の中で歌ってた

正解求め 一人さまよい ただすぎていく My Precious Days

続けることに意味があるなら 信じてみるのも悪くはないかもね


―七瀬佳乃(CV.青山吉能) 『Dice of Life!』

 


 必ずしも全力で挑んでも求める理想に辿り着ける保障は無いが
でも、その過程で何も得られないワケじゃない。
挑んだ日々が貴重で尊いモノであり可能性を信じて挑む事を続けていく事……
私見で恐縮だが、この楽曲は七瀬佳乃のキャラソン。
しかし俺は、彼女に魂を吹き込む青山吉能さんがこれまで見せて来た
常に全力全開で挑む姿が重なって見えて来た。

共に、不器用で真っ向勝負しか出来ない直情的な二人。
上述にも書いた様に、理想の姿を追い求め全力で挑むが
想いが強すぎて空回りしてしまう……でも、彼女達は挑む事を諦めない。
Cメロでの『わたしはわたしだ』の節は
七瀬佳乃と青山吉能の想いと魂がシンクロしているかの様な歌声は


互いの限界領域を超えた“絶唱”の域まで進化している。

 

 

 ドラマチックを君と / 久海菜々美(CV.山下七海

 

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 EDM系の躍動感ある曲調と山下さんの浮遊感のある柔和な歌声
これが見事に合致し、非常に聴き心地の良い楽曲になっている。
初聴のインパクトの強さで彼女の領域に引き込めるし
逆に、聴き込んでいく度に彼女の領域に引き込まれてしまう要素もある。

ただし、初聴のインパクトが強いとの事もあって
『ガム曲』の刺激的要素と瞬発性が勝っている感じではあるが
『スルメ曲』の侵食的要素と中毒性を感じさせるのは
山下さんの『聴かせる力』の強さによるモノなのかと思える。

まぁ、この評価に関しては私が特推しておる彼女に対しての
贔屓目補正が表に出過ぎてるのは否めない部分ではある。


で、この楽曲の解釈の要となるのは曲題にある『君』という単語だと思う。

 

つぎつぎ溢れた願いなら この両手じゃ足りないな

一度駆け出した思いは もう 止められないよ

ひとりでも未来描けたけれど 君がいなくちゃ叶えられないよ

Friends,いまドラマチックを君と 劇的な明日が ほら待ってるから

迎えに行こう もっと もっと


―久海菜々美(CV.山下七海) 『ドラマチックを君と』

 

 この部分が特に印象深い。
『君』というのは過去の菜々美自身だと自分は解釈させてもらった。
現在の彼女が在るのは過去に弛まぬ努力を重ね様々な経験を経て来たからこそ。
そして、過去の菜々美を否定せず受け入れて共に軌跡を往く事。
自分を信じる力は、努力を重ねた力に比例する。


ラストの『迎えにいこう もっと もっと』という節は
菜々美への想いが凝縮されてると思えてならない。

 

 

 プライド / 菊間夏夜(CV.奥野香耶

 

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 ジャズ(ファンク?)テイストの曲調はI-1楽曲に多く見られたが
攻撃的で激しい感じのイントロからガツン!と来るパンチ力の強さのある
この楽曲はとりわけ異彩を放つものになっており
おそらく『スキ キライ ナイト』や『Into The Light』よりも難易度の高い楽曲。
でも、楽曲の力に負ける事無く
奥野さんの艶やかさと格好良い要素のある歌声が
夏夜の挑む者としての闘志、強い信念と意思を感じさせてくれる。


ひとりで空見上げると 星たちが瞬いて語りかけてきた

素直じゃないと分かってる もう少しこのまま走らせて


―菊間夏夜(CV.奥野香耶) 『プライド』


この節は、折れそうな自分の心を奮い立たせようと
そして、弱みは決して表に出すまいというこれまた夏夜の強い信念を感じる。


あと、これは完全な願望で恐縮だが……
黒のスーツを纏い(帽子を被っていると尚良いッ!)
マイクスタンドで颯爽とこの楽曲を歌う奥野香耶さんを観たいッ!!!!!!!

 

 

 シャリラ! / 岡本未夕(CV.高木美佑

 

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 ラテン音楽を彷彿とさせるゆったりとしたテンポのイントロが印象的。
で、そこから徐々に盛り上がっていくアップテンポの曲調と
高木さんの甘くキュートな歌声との合致具合が見事であり
そして、随所にあるコーラスとクラップが曲にアクセントを加味していき
おそらく、ライブで聴いたら全開でぶち上がれる(盛り上がれる)
奇を衒わないアイドルソング的な構成に仕上がっている楽曲。

私見ですが、タイトルのシャリラという句は
shout it outの発音がシャリラに聴こえるからという解釈をしている。
で、shout it outの意味は大声で叫ぶと言うニュアンスがあるとの事。
歌詞にあるシャリラ!の箇所をその解釈で当てはめると
勝手な解釈だが……自分はしっくりと来るモノを感じる。

 


だって 続く 続く 私たちの

とっておきのビッグストーリー まだ まだ まだ ずっと

続く 続く 長い旅路 終わらないよ終わらせたくない

さぁ もっと


―岡本未夕(CV.高木美佑) 『シャリラ!』

 


かつて彼女は、理想と現実とのギャップに徹底的に打ちのめされたが
様々な経験を経て強く逞しくなった。
上記の節や『今よりももっと高く』『先を目指してく』という節からは
求める表現の形を、一人でも多くの人に観て貰える様になる為
彼女の野心的で限界領域の先を見たいという
純然な未夕の想いが垣間見える気がした。



 

 以上が、Character song series3全7曲の所感になります。
今回も個性的で強烈な印象を各曲から感じ
期待通りかそれを上回るクオリティを
届けていただいたので自分は満足しております。

 

 

 

謹賀新年 2018

 明けましておめでとうございます。
本年が皆様にとって幸多き年となります様に願っております。


まぁ、これと言う今年の抱負なんぞは特に立てる気は無いのでww
力の入れ所、抜く所をきっちりと見定め
様々な方向にアンテナを張って、全力で楽しんで行きたいですね。


今年の初夢の方はまだ見れておりませんので
唐突ですが、昨年見た初夢の内容をざっくりと曝しましょうかね。


自分は何かのイベント会場に参戦しておりまして
しかもそのイベントはWUGのミニライブだったんですよ。
んで、ライブ終了後にメンバーに接近出来るやつでした。

ライブの方が、無事に終わってメンバーに接近する流れになりまして
そこで俺は何故だか分からんが……


吉岡茉祐さん(まゆしぃ)に、関西弁で説教されましたwww


いやね。意味分からんでしょ?


うん……俺も意味分かんねぇんだよなww


夢の中なので、彼女が俺に言っておる事は分からんのですが
とにかくまゆしぃが何故か終始俺にブチ切れて関西弁にて説教しておる
カオスな領域になっておった……と、言う内容でございました。

 


あと、コレは初夢ではないのですが
WUGメンバーが夢に出て来たのがもう一個ありまして
田中美海さんにイベントの参戦チケットを頂くという意味不明な流れの夢で
しかも……普通に貰うのではなくて、彼女がチケットを俺に差し出す時に
とんでもねぇ所から差し出して来たんですよ……


そう、みにゃみの胸元から差し出して来たんですwww


コレはあくまでも俺の夢の中での出来事なので
解釈は受け取り側に委ねられますが取り合えず……


田中美海さんとみにゃみ推しの皆様……


本当に申し訳ありませんでしたッ!!!!!!!

 

 新年一発目の記事が謝罪込みのモノになってしまいましたが……
真面目なテイストの記事や気楽に読める記事を
好き勝手に書くのではなく、不特定多数に見られているモノであるのを
意識・配慮を忘れずに書き綴っていきたいと思っております。


こんな拙い駄文ブログではありますけれど
本年も何卒ご贔屓のほど、宜しくお願い致します。

 

 

 

 

 

 

今年最後の更新。

どうもです。年末いかがお過ごしでしょうか?
今年も残り僅かな刻を残すのみとなりましたねぇ。


この一年の印象を、簡潔かつざっくりと振り返って行くと……
自分の中ではこれまでに一番イベントに参戦出来た年になり
様々な方と直にお会い出来たり、SNS上ではあるが繋がる機会も増え
やっぱり、色々な方の考えや各々が抱く想いに触れる事の大切さを
再認識させてもらった非常に有意義な年が送れたと思います。


あと、当ブログにアクセスされている事を言っていただける方にも多く出会えて
読んでいただいている方からは熱いブログだという声を多く聞いた。


しかし……困った事に


俺自身は熱苦しいモノになっていると言う自覚が無いwww


ただ、そういう要素がだだ漏れしている要因は
やっぱり直にお会いしたりSNS上にてやりとりされた様々なワグナーさんの
想いや情熱に触れていく事で自分が触発されていったのでしょうね。

WUGの7人が奮闘している姿を、出来る限りいい形にて
多くの方に知っていただける事なんて大層なお題目を掲げて書いているワケじゃないが
俺の駄文が本当に微力ながら
7人の背を押す力になれる一助となれるのであれば良いと。

 

イベント参戦もそう多くは無いし、必要最低限の物しか購入しない俺は
分類されると俺の応援スタンスは所謂ライト層にカテゴライズされる。
そんな奴が好き勝手書くブログが気に入らない方もいるでしょうし
俺自身その自覚は勿論持っています。


前述にも書いた様に、彼女達7人が奮闘する姿を観たりして
何か出来る事が無いかと考え
想いをぶちまけられる場はこのブログしか無い。


真面目に書く事もあれば……
この様な…肩の力を抜いて楽しめれば良いという
完全な自己満足記事も書いたりしておる。

 

akatonbo02.hatenablog.jp

 

コレ、意外と好印象だったのは本気で驚いたなwww

 

 

 では、最後になりましたが……
今年自分に関わっていただいた方々には本当に感謝の言葉しかありません。
このクソ熱苦しい駄文ブログ共々、来年も宜しくお願い致します。

 

残り僅かとなりましたが、良いお年を送れます様に。

 

 

 

 

WUG新章所感(4)繋ぐモノと変革と覚悟の刻

 年末進行という戦慄の四文字に翻弄されながらも
どうにか生きておるあかとんぼ弐号でございます……

絶賛放置状態になりかけてしまっておるWUG新章所感でありますが
確か最後に書いたのが、6話まで終わった時点で約一ヶ月前の事です。


Q.今、何月何日で新章は何話までOAされた?

A.12月24日で11話までOAされておりますです、ハイ……

 

うむ……刻の流れというモノは
かくも人に優しくは無いモノなのだと改めて痛感させられますな。

さて、誰に向けて言っておるのか分からん言い訳釈明はこの辺りで止めて
8話~11話まで観て私が印象深かった事をグダグダと書き殴っていきます。

 

 まず……歩・音芽・いつか視点での所感から。印象深いのは8話でしょうかね。


歩の滾るアイドルへの情熱は抑えようが無くなり
3人はグリーンリーヴスの門を叩くのだが……あっさりと門前払いを食らう。
けど、溢れる情熱を推進力に転換している歩達は止まらない。
後日、事務所にまた来訪して
松田さんからWUGツアーの告知チラシを強奪し駅前で配りだすww

しかし……そう上手く事は運ばない。
勢いや情熱だけじゃどうにもならない事を上手い事表現した描写になってるのが良い。

徹底的に打ちのめされた歩・音芽・いつかに丹下社長は
『笑って見せろ』と言い放ち、アイドルはキツイ状況でも笑わなければならないと告げる。
勿論、今の彼女達に笑う事は到底出来なかった。


だけど、燃え滾る情熱の炎は消える事は無かった。

 

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―私、やっぱり諦めたくない!―

ここの画、凄く良い。


徹底的に打ちのめされても、何度でも立ち上がって前進しようという気概
丹下社長が彼女達に伝えたかった事、見たかったのは
好きという気持ちじゃやっていけない世界に踏み込む決意があるのか?
そして、歩・音芽・いつかの『覚悟』なのかなと思える。

いろいろあった結果……
歩・音芽・いつかは研修生扱いとしてグリーンリーヴス所属となった。
彼女達の『物語』はここから始まるのでしょう。
今はWUGの背中を全力で追いかけているが、菜々美の言う様に
将来には『強敵』として闘う刻が来るのでしょうね。

 


 『変革』の刻を迎えたI-1Club。


生まれ変わってもらうと告げた白木さんは現・センターである鈴木萌歌を解任し
新ユニットと結成しそこから新センターを決めると宣言。
そして、長くI-1を支え、統率して来たキャプテン・近藤麻衣をも解任し
新キャプテンに据えたのは吉川愛

各々が戸惑い、納得がいかないこの人事再編
白木さんに食って掛かる萌歌だが
運すら味方に出来ないセンターは要らないと一蹴されてしまう。
で、後に発表される新ユニットにも選抜されていない。
墜ちる所まで墜ちていった萌歌が
この後どう再起していく過程を描いてくれるのか?
コレは凄く興味深い所だったりします。

 

自分にキャプテンは務まらないと言う愛。しかし麻衣は愛になら後事を託せると言う。
勿論、麻衣もこの再編には納得がいってないでしょう。
I-1の黎明期よりグループを支え牽引して来た自負と矜持
でも、今のI-1の置かれた状況=アイドル不況時代を乗り切れなかった事への責任
I-1を生き残らせられる事を最優先事項としたら、潔く身を引き後事を託す事……

 

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涙を堪えたこの麻衣の横顔が彼女の決意を描写してるかの様でもある……

 

そして……志保も再びI-1本隊へ呼び戻され
白木さんより、ネクストストームの解散・博多シアター閉鎖を告げられる。
変化を受け入れないといけないのは理解しているが
本能では受け入れがたく納得は勿論してない。
ゼロから自分達の手で作り上げて、育んで来た4人の『絆』
白木さんに食い下がったけど志保の声は彼には全く届いていない。

真夢との会話にて、真夢の心情がやっと理解出来たと言う志保。
真夢も仲間(芹香)を守ろうとし、白木さんに直談判したが
受け入れてもらえずにいろいろあってI-1を去る事となる過去がある。


真夢に話しても状況が変わるわけではないが
今の志保の心情が現状で最も理解出来るのは
似た経験を経てきた真夢なのではないでしょうか?

だからこそ、志保は真夢に自らの胸中を吐露したのではないだろうか……

 


 そして……控えた全国ツアーに向けて順調に見えるWUGサイドだが
こちらも徐々に変化の兆しが見え出して来る。
魅せ方を工夫しようと自分達で考え、自分達で何が出来るのか?
迷いながらも着実に前へと進んで来ている。

で、アルバムに収録される早坂さんの新曲も条件をクリアすれば歌える事となる。
(条件=7人が作詞する事)


だが、異変は意外なところから来訪して来た。


順調に仕事をこなしていく実波
一方で、新しい仕事(歌のお姉さん)に挑む菜々美は大苦戦中。
実波の何気ない一言『楽しそう』と言う一言が、菜々美の逆鱗に触れてしまった。
勿論、実波に悪意は無いが悪意が無くても
拗れてしまう言葉の凶器というモノは存在してしまう。

火が付いてしまった菜々美は実波に言葉の凶器を浴びせてしまう。

この時点で完全に悪いのは菜々美だが
今の菜々美に他者を慮る感情の余裕は無い。
でも、この一件が後の彼女達に絶対必要な事だと自分は思える。
仲良しこよしの集団じゃない、切磋琢磨する宿敵でもあり戦友でもある。
ぶつかり合う事はこの先いくらでもあるでしょう。
この衝突で完全にぶっ壊れるならそれまでの関係だったと言う事なのでしょう。


さて、個人での仕事も順調に増えて来たがそれにより
7人全員が揃って練習する機会が減って来てしまう
それに輪をかけて一向に進展しない新曲の作詞……
この状況を乗り切る為に、リーダーの佳乃は連絡を密にしようと提案。


しかし……佳乃の想いを嘲笑うかの様に、不協和音の波はWUGを蝕む。


7人で集まろうと決め、真夢以外がきちんと揃っていたのに
真夢は志保に会っていた為、集合時間に遅刻してしまった。
勿論、志保に会ってたから遅れたなんて言える訳が無く
『うっかりしていた』と言ってしまった真夢。
更に追い打ちをかける様に、真夢のシュシュが紛失してしまう。

WUGメンバーがそれぞれ身に着けているシュシュは佳乃が
劣化してしまった衣装から作った物。

皆で決めた約束を守れなかっただけではなく、皆を繋ぐ絆を蔑ろにされたと
思い込んでしまった佳乃の胸中は穏やかなモノじゃない……
で……後日、佳乃が現場にて共演した愛から聞かされた
真夢の遅刻の原因(志保と会っていた事)が佳乃の我慢の臨界点を壊してしまった。


控えているツアーやアルバムリリースに向け
一丸となって進まないといけない大事な時期。
その時期にグループの輪を乱す様な振舞いをした真夢に対しての憤り

と、言うよりは……リーダーである自分に隠し事をしていた事への
悲しみの感情が大部分にあった様に思える……
佳乃は真夢を信頼しているのに
真夢は佳乃を頼りないリーダーだと勝手に思い込んでしまったのでしょう。

自分の不甲斐無さを責める佳乃を、サブリーダーの夏夜は優しく諭す。
真夢は皆に甘えている、でもそれは信頼しているからこそだと……
で、紛失していたシュシュを歩達が見つけてくれた。

更に仲違いしていた実波と菜々美もいつの間にやら仲直りしていた。
些細な事で傷つくけども、些細な気遣いで元に戻る事もある。

そして……難航していた新曲の作詞のヒントを掴む。
個では弱い存在だけど、それを補完し影響を与えながら成長して行く事。


再び結束し、意気揚々とするのだが…
但し……詞の方は早坂さんのOKが出ない有様である。

作詞の件は振り出しに戻ってしまったが
WUGを取り巻く状況は徐々に上昇傾向になっていく。
アルバムのジャケ写のカメラマンは、かつて佳乃の水着グラビアを撮った人。
で、CDのライナーノーツ執筆には真夢の主演したドラマの脚本を書いた方。
入り口は違うが、彼女達が真摯に仕事に取り組む姿を見て
WUGに興味を抱いてもっと知ろうとしてくれた事。
現実のWUGも、こういう過程を経て来ていると思うので
ここの落とし込みは胸の熱くなる場面ではないだろうか。


業界を席巻しだして来ているVドル・マキナXが遂に動き出してくるのも
11話の印象深い所だろう。
しかも真の黒幕が萌歌をセンターに推していた『だるま』氏だというのが
また胸熱な展開じゃないかwww


そして、私がこの11話にて一番印象深く残っているのが……
この場面である。

 

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マキナXを街頭で見た真夢が呟いた『違う…』という言葉。
その言葉の真意は現時点では分かりませんが
彼女の本能的に感じ取った違和感の様なモノ……
かつて真夢は『アイドルである前に人間』と白木さんに言い放ちました。
人間で在ろうとする事に拘る彼女は人の手で造られたVドルに感じたモノに
何を感じたのか?そして『違う…』と言う言葉の真意
真夢の答えがどう描かれて行くのかが今後凄く気になっております。


そして……志半ばにて散った
かつての戦友達が再び起つのもこの11話の見所だろう。
なまはげーず』は、事務所は無くなってしまったが地道に活動を再開したとの事で
存続が危ぶまれていた『あかみそオールスターズ』も踏みとどまっているそうだ。

人の想い・絆が繋ぐモノ、そして境界線の存在しない空で繋がる。
そこで輝く『星』=アイドルをテーマにして詞を書く事にしたWUG。

 

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楽曲のタイトルはPolaris北極星
早坂さんからのOKサインも無事頂きいよいよ全国ライブへと舵を切る!!
ここでの早坂さんの微笑みが何か嬉しそうなのがまた印象深いですね。

が、Vドル陣営がWUGツアー千秋楽の会場である
仙台スタジアムを買収との報が舞い込んでどうなる!!!と、言う所で締め。


WUG、I-1、そしてVドル陣営
それぞれの想いや思惑がぶつかり合い物語も佳境に入った感があります。
個人的には、先述にも書いた様に
真夢のマキナXを見て言った『違う…』という言葉の真意・答えを
どういう解釈にて描写してくれるのかが非常に楽しみな所であります。