巡礼者のかく語りき

自由気ままに書き綴る雑記帳

WUG新章所感(5)望みを捨てず抗う者達。

 WUG新章の所感は、まとめて書くスタイルであったが
この12話に関しては話の密度が濃かったので、12話の所感を書き綴っていく。

 


 遂に開幕したWUGの1stライブツアー。
しかし、チケットの売上は持ち直して来たものの、ソールドアウトまでには至らず
更にはツアーファイナルの仙台公演の会場は決まっていないまま。
丹下社長の言にある様に厳しい船出となったワケだ。

仙台公演の件は、勿論ワグナーにも伝わっており
会場変更の為チケット代金払い戻しの手続きの報が届くのだが
大田さんはWUGを信じると言い放って吠える!!
不安な状況だからこそ、彼女達を信頼し背中を押す一助になりたい。

 

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応援する側の燃え滾る想いが込められた魂の叫び!
いや~大田さん熱いじゃないの!

 

 そして、Vドル・マキナXがクリスマス・イブに同時刻ライブを
各会場にて一斉に開催するとの報が駆け巡り
即ち……マキナXの本格的な侵攻がいよいよ始まる。

このVドル・マキナXに相対して、最先端の技術と人間との関係性について
真夢達=人がどういう結論を導き出すのか?
話が飛ぶが、この12話では真夢と白木さんが直接対話する場面が出て来る。
(用件は志保の件)

 

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不完全さを肯定し個を重んじる真夢
完璧に役割を全うする為に個を抑圧する白木さん。

 

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『自分たちは歌い踊るだけの人形じゃない!』と言う真夢が
マキナXに違和感を持つのは、まぁ当然の事の様に思えるが
完璧を求める白木さんはマキナXの存在についてはどう捉えているのだろうか?
感情に流されずに完璧に与えられた役割を全う出来るなら
Vドルはうってつけの存在の様に思える。

私見ですが白木さんも人の可能性や
限界領域を超えた人の力を頑なに信じているのではないかと思う。
真夢と考え方は違えどお互いの根幹としている部分は同じモノで
故に、白木さんの中では未だに真夢に対しての想いが根強くあるのだろう……
そして、真夢個人と直に会う事で白木さんの中で何かの答えが得られると感じたから
真夢に会う事を決めたのかもしれません……

 

 

 一方、志保の方だが……I-1を脱退した。
そして、ネクストストームの3人も同時に脱退している。
で、白木さんは、彼女達にネクストストームの名を餞別として与える。
(おそらく、彼女らの楽曲・レザレクションもあげてると思う)
この計らいは白木さんの温情なのかは分からんが
I-1を脅かす存在にまで這い上がって来い的な
ネクストストームへのエールの様にも思えるのは私の考えすぎかもしれません。


真夢の幻影に捉われていた自分に、原初の気持ちを取り戻させてくれた
かけがえの無い仲間と共に駆けていける事が現在の志保にとって最優先事項だった。
今後はフリーランスとして活動していくネクストストーム。
彼女達の軌跡は険しいモノとなるでしょうが
真夢と話している志保の表情は吹っ切れた清々しい顔をしている。

 

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そして、最大・最高の宿敵であり、戦友である真夢と競い合い健闘を誓い合う。
この場面は本当に胸熱で素晴らしい場面だ。

 

志保が脱退した事による穴埋め的ではあるが
萌歌のセンターユニット加入が決まる。
勿論、萌歌は納得してないだろう。
しかし闘うチャンスを得たのは事実であり、なりふり構ってる状況じゃない。
周囲の雑音を黙らせるには成果を魅せ付けて黙らせるしか無い。


―真のセンターになってみせる!―


白木さんに示した萌歌の決意と覚悟……
最終話の彼女の描写も凄く気になって仕方がありません。

 

 

 遂に、難航していたツアーファイナルの会場が決まる。
ここの場面では色々と物議を醸し出しておったが……
仙台空港の近辺に存在している臨海公園の敷地らしいとの事だそうです。
ただ、様々な誤解を生じる表現をした様なので
やっぱり受け取り側への配慮の意識が薄いんじゃないかとは思うのは残念ですな。


さて、マキナXの勢いは留まる事は無く各会場のチケットの売れ行きは順調。
一方でイブにライブを開催する、なまはげーずやネクストストームの方は
チケットの売れ行きがよろしくない様だ。

 

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WUGはこの状況に真っ向から抗う為に
クリスマスイブに、全国一斉にアイドル達がライブを開催するという企画を立案する。
アイドルの祭典を再現し、全国のアイドルの想いと魂をぶつける場を設ける……

 

どういうモノになるかは、最終話を観ないと分からんが
個人的にはこういう展開は凄ぇ大好きなんだよな♪

 

 

そして……WUGを陰からサポートしてくれている
歩・音芽・いつかの想いに応えてあげたいWUGは
彼女達をファイナルの舞台に上げ共演させてやりたいと丹下社長に嘆願する。

まぁ、勿論、その申し出は却下されるが
7人が独自に進めていたイブのアイドル一斉蜂起wwに
歩達も参戦させてやりたいと一歩も引き下がらない。


でだ……『こんな事もあろうかと』的な感じで、丹下社長が楽曲を流す。

その楽曲はリアルのランガの楽曲、『カケル×カケル』
この場面は、鳥肌が立つ程に滾る展開じゃないの!!!!!!!
更に、そのまま特殊EDに突入していくんだ。


ライブに向けて、WUGから直に稽古をつけてもらっている歩達。
こうやって、次世代に技術、想いや魂が継承されていく事は
素晴らしい場面じゃないか。

 

そして……彼女達のグループ名も決まる。

 

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―Run Girls,Run!―誕生!!!!!!!

 


 冒頭にも書きましたが……この12話は本当に内容が熱く濃い話でした。
WUG、I-1、ネクストストーム、マキナX、RGR、全国のアイドル達……
それぞれの想いと魂や思惑が絡み合い
どういう落し所に展開し決着を見せてくれるのか?
最終話、非常に興味深く楽しみな所だ。