異端者による『Wake Up,Girls!新章』独自考察シリーズもいよいよ
【人物編】に突入致します。
一気に書き切るのは俺の気力がまず持ちませんので数回に渡って書き殴っていく事と致します。で、重たい内容のモノを書くつもりも、そしてそんな語彙力が自分にはありませんのでww気軽に読んでいただければ幸いであります。あと、本稿の内容ですが、あくまでも自分の主観により書き殴ったものです。
読まれる方の主観とは全く異なる可能性が大いにありますので、読まれる前にその点は予めご了承願います。
では、毎度恒例の釈明大会はお開きにして本編へ移りたいと思います。
初回はRun Girls,Run!とマキナXの独自考察となります。
Run Girls,Run!編
観る側から伝え届ける側への変遷
彼女達三人については、『新章』の前日譚にあたるコミック作品
『エターナル・センシズ』まで遡る。
三人の立ち位置はWUGやI-1側の人物達とは異なり、芸能人ではない一般市民であり
大田組の面々と同じく『観る側』の人物。同じ中学校に通うWUGファンの同級生としての描写になっておるが、音芽以外の二人はさしてWUGに興味を抱いていない印象であり音芽の情熱に二人が巻き込まれて歩といつかは徐々にファンになっていくという描き方を『エターナル・センシズ』ではしていた様に思う。
WUGでは、島田真夢と林田藍里がクラスメイトというだけで他のメンバーは赤の他人同士という関係性だった。一方のランガはおそらく仲良し三人組として描く事でWUGとの対比を表現したのではないだろうか。
『新章』においても、音芽が歩・いつかを牽引していく様な感じで描いていくのかと思われたが、6話のバスツアー回以降、そして8話でのグリーンリーヴス襲撃wwでは完全に歩が音芽といつかを引っ張っていた様に自分は思えた。
決意し、駆け上がる刻
『私、やっぱり諦めたくないッ!!!』
所感の方にも書いたがここのシーンの画が俺は凄く好きだ。思う様な成果が望めずそれでも笑えと言われた。それがアイドルであり
好きや憧憬という感情では通用しないその領域へと踏み込む覚悟があるのか?
元・アイドルでもあった丹下社長の言葉は三人に重く圧し掛かる。
徹底的にきっちりと打ちのめされた格好になったが、歩の魂の火種は諦めたくないという想いと共に燃え上がっていく。
ここの画での歩の眼差しが決意と覚悟を滾らせた力強いモノとして描かれているのがまた良くて、決起し(Wake Up)、軌跡を駆け出した(Run)少女達(Girls)として自分が勝手に抱いているこの作品の核・理念の様なモノをきっちりと表現し、WUGに憧憬の念を抱き自分たちもそんな存在になりたいと願う
次世代のRun Girls,Run!という『血』がこの新章の物語にまた違う彩りを加味させたと自分は思えるのであります。
ここから始まった小さな存在の軌跡
研究生扱いとしてではあるが、歩・音芽・いつかはグリーンリーヴスに所属する事となった。自分達のレッスンをこなし、身近でWUGのレッスンを見たり、時には仕事でレッスンに来られないWUGメンバーの代役となったり、様々な雑用をしたりと……陰からツアー中のWUGを支えていく。
そんな三人に感謝し想いに応えてやりたいWUGの七人はツアー千秋楽の仙台公演に三人を出演させたいと丹下社長に嘆願する。正式なデビューはまだしていないものの、同じアイドルの同胞として……
12話のラストで彼女達三人はユニット名『Run Girls,Run!』の名と楽曲『カケル×カケル』を授けられ、WUGの前座ではあるがプロのステージに立つ事になる。
遂に迎えた三人の初陣。七人から彼女らに出陣前に絆の象徴であるシュシュを渡される。ステージは誤魔化しが効かない『戦場』一緒には立てないが共に闘う魂は三人と共に在る事…WUGからランガへの無言の激のようでもあり、エールのようでもある様に思えます。
しかし…現実は斯くも甘いモノではなかった。極度の緊張でいつかが最初の挨拶でミスをしてしまいます。これまで冷静でいて落ち着いた佇まいを見せて来た彼女らしからぬミスだったと言えるでしょう。
おそらく彼女は想定外の事象や極度の重圧への耐性がまだ弱いのでしょう。一方で戸惑っていた歩だがWUGから託されたシュシュを見て腹を括る。彼女は開き直ると強いタイプなのかもしれない。そして音芽は即座に観客に謝罪して挨拶をやり直す機転を利かせていく。この窮地にそれぞれの別の性格が垣間見えた演出は面白いものだと自分は思えた。
WUGに憧れ、その想いはやがて同じステージに立ちたいという目標へと進化した。自分達を前座ではあるが同じステージへと導いてくれた七人の想いに全力で応える事。
三人がこのステージで全うする最優先事項は上手く立ち回ることじゃなく、不恰好だろうが荒削りでも構わない偽りのない全力を解き放つ事。
目の前で本気で頑張っている者を直に観たら刺激を受ける。そして情熱は伝播していくモノ。歩・音芽・いつかの本気の想いと魂は観客にちゃんと伝わって彼女達に声援を送った。
ステージから降りて来た彼女達三人の全力を出し尽くした充実感溢れる表情がまた良いじゃありませんか。
最終話のラストで『アイドルの祭典』が復活する事を知るWUGとランガ。『WUGさんも出ますよね?』と尋ねる音芽の問いに菊間夏夜と久海菜々美はこう返答する。
『言っとくけど他人事(ひとごと)じゃないよ』(夏夜)
『そうよ。もうライバルなんだから』(菜々美)
憧れていた存在から後輩・妹分ではなく、対等のライバル(敵)として捉えてくれた事はいつかが言ったように光栄な事でしょう。
Run Girls,Run!の三人による本当の闘いの物語は
ここからが本編開始なのだと思えます。
マキナX編
最初に…この『マキナX』に関しては物語編でも書いたが描写が圧倒的に少なすぎるので……書き殴っていく為には俺の『妄想』と『暴論』をフルドライブさせるしかありません!!
(お前の記事はそれでしか書いてねぇじゃねぇか!と言うツッコミは重々承知しております…)
もはや200%(当社比)俺の妄想&暴論による独自考察を書き殴った項目となりますので、予めご理解とご了承の上読んでいただければありがたく思っております。
という逃げ口上はこれ位にして本編へ……
"人"であろうとした者と"人"を超えるモノ
自分が観て一番気になった点ですが……11話のこの場面でマキナを見た真夢が『違う』と呟いた所だ。
かつて真夢は白木さんに『アイドルである前に人間』と言い放ち、そして12話で再び白木さんに『自分たちは歌い踊るだけの人形じゃない!』とまた言い放ちます。
人の手によって生み出されたマキナXに対して違和感、あるいは存在を認めたくないという拒絶感。人間らしさを貫き通そうとする真夢からは人を超えた『究極のアイドル』として生み出されたマキナXは不快な存在だと当時の自分は解釈しました。
ただし…彼女の存在をI-1以上の強大な存在として捉えたとするならば、単に真夢に不快感を抱かせるだけの描写にはしないだろうと思えて来るんです。
この項目の冒頭でも書いたように、あくまでも俺の妄想・暴論の域で恐縮だが…
マキナXに搭載されているAIシステムがある程度の感情や性格を有するモノだったと仮定すると、真夢の言った『違う』の意味がまた変化するのではないだろうか…
相容れないモノへの拒絶感ではなく、貴女はただ歌い踊るだけの"人形"で満足なのか?!という意味合いでの『違う』という言葉であり他人から与えられた役割で自分は幸せなのか?
もしくは、彼女にI-1時代の真夢自身の姿を重ねて見ていたのかもしれない。
更に、マキナXが楽曲に込められた想いを汲み取れる事が可能とするならば…Glossy World(光り輝く世界)という楽曲が人の心の光≒一つの理想郷を表しているようでもある。
早坂さんは彼女に新たな可能性は見出せなかったのかもしれない。そして時代を創る特別な存在でもないと言う。
彼女の名に冠された『X』という文字は未知という意味があると言います。枠組みの中できっちりと安定した成果で魅せられ、尚且つそれは余程の事態がなければぶれる事がない。
一方で人は様々な要因で枠組みから外れたりぶれたりしてしまう。しかし、限界を超えた底力が発揮されるとそれはもの凄い力を生み出す。
どちらが優れている・劣っているというモノじゃなく、『人とテクノロジーとの真の共存』を訴えたかったのかと思えても来る。
自分の妄想&暴論が導きだしたマキナXへの独自考察は、島田真夢が言った『違う…』という言葉を掘り下げていき、マキナXの在り方を認めて真夢自身の在り方へと巡り戻っていく。真夢達人間にしか引き出せない『人の心の光』とマキナXにしか引き出せない『人の心の光』があるのではないでしょうか。
散々書き殴っておきながら恐縮でありますが、正直考察と呼べる代物とは思ってはおりませんが、現時点での俺ではコレが限界です。
是非ともこの妄想と暴論200%(当社比)の記事を読まれた方の『マキナX』論をお聞かせ頂きたい所存であります。
という事で、WUG新章独自考察
【人物編1~Run Girls,Run!&マキナX編】をお届け致しました。
取り敢えずはこの様な感じで人物とそれに関連する事柄を絡めながらこれから書き殴っていきたいと思っております。
相変わらずの駄文ではありますが、今後も読んでいただければ幸いでございます。
乱筆・乱文でしたが最後まで読んで下さってありがとうございました。