巡礼者のかく語りき

自由気ままに書き綴る雑記帳

激熱な冬の陣へ。―Run Girls, Run!4周年記念ライブツアー振替公演決定の報に寄せて。

 『Run Girls, Run!』の4周年記念生配信番組を観た。
その番組内にて、最もランナー諸氏が待ち望んでいた『お知らせ』が彼女達から発表された。

 

youtu.be

 *その報が発表された時間から再生されます。

 

 


4周年記念ライブツアー『Run Girls, Run!4th Anniversary LIVE Run 4 You!!!』振替公演日決定の報であった。



メンバーからはこの様な力強いコメントが。

 

 

 

 

 

 本来なら、7月と8月に仙台と東京にて開催されたライブ。しかし、厚木那奈美さんがリハーサル中に足を負傷されてしまい、治療と静養の為に延期となっていた。


振替公演日は、宮城公演が11月27日(土)。東京公演が12月19日(日)となった。
 
気になるのはチケットの件だ。先日、巷を阿鼻叫喚の地獄絵図に陥らせたアニサマの件もあってナーバスになった人もおそらくいただろうが……以前申し込んで当選した同じ会場、同じ公演でそのまま使用可能であると。


振替公演が決定したというのは単純に喜ばしいモノ。おそらくはその振替公演の事に触れる『お知らせ』であるのは予想出来た事ではあるのだけれども、やっぱり嬉しい事なのだ。
今から3~4ヶ月と開催まで結構な間があるが、緊急事態の世情を鑑みるとこれぐらい時間を空けた方が安全なのかもしれない。


 で……ここまで(延期決定~振替日決定までの間)で印象深かったのは、厚木さんがTwitterやBlogに綴られた思いの丈だった。

 

ameblo.jp


 負傷してしまったのは、どうにもならない事態。しかし……厚木那奈美が負傷という事実は容赦なく本人や周りの人達、ファンにまとわりつくモノだ。厚木さんも、悔しい、不甲斐ないと発しているが本当に死ぬほど悔しく気が狂いそうになるほど自分を責めたのではと…勝手に考えを巡らせる。

今の世情、前とは全然変わってしまって表舞台に出れる機会が減ったなかにおいて、単に振替公演すればいいとは思えなかった。夏のこの日の一公演にしか参戦出来ないというファンの事を考えだしたら、本当に自分が許せなくなると思ったのかもしれない。


厚木さんはより深く他者へ寄り添えて慮れる人。これは自分だけが感じているモノじゃない。メンバーは勿論の事、ランナー諸氏も周知の事だと思っている。いいパフォーマンスで強く輝けるように限界を超えようと踏みこんだ。それも皆理解して納得しているし、世界で一番悔しい思いを抱いているのも厚木さんであるという事も皆分かっているのだ。


だから誰も、厚木さんを責めない。必ず今よりも強い輝きを魅せてくれると信じる。


負傷という事実は確かにマイナスだ。だがその逆、プラスでもある。
限界を超えようと踏みこんだら、その領域に踏み込むのはまだ時期尚早である事が知れたのは、傷を負いながら厚木さんが学んだ事なのではないだろうかと勝手に思っておる。


 昨年の夏、中止になってしまった3周年記念ライブ。そして4周年記念ライブの開催延期とアニバーサリーライブは、様々な事情によって開催が阻まれてしまった。振替開催が決まっても当日にならないと諸手を挙げて喜べない。二度あることは三度あるという無常な言葉が脳ミソをよぎってしまう。


だが……三度目の正直という一発逆転の可能性を秘めた希望の言葉がある。


想いのバトンが手からこぼれ落ちたかもしれない。駆ける者の一人が傷を負ってしまった。
これらの出来事は『Run Girls, Run!』にとっては生まれて欲しくなかった物語。
どこのどいつが彼女達の物語を紡いでおるのかはわからん。もう盛り上げる為の都合の悪いこれ以上のネガティブな脚色はいらない。

 
 彼女達は必死に手を差し伸べている。そして、我々もそうであり本気で差し伸べられた手は本気の想いを持ってきっちり握り返したい。

今の理不尽な世情でさえ、『災厄と逆境に抗う挑戦者』になる事で、物語を彩る演出に転換してしまったのだから。前述の通り、闘いまでの刻はまだまだある。あの三人はどんな僅かな刻ですら成長の糧に出来る強かさがある。


 やるからには万全の態勢と細心の注意を払っているだろうし、それが可能だと判断したからこそ振替公演に舵を取った決断は本当にありがたく感謝しかない。

無事に開催出来る事と、何事も起こらず無事に終演して感染者が出ない事を願うのみだ。


 まだ時間があるにも関わらず、この期間で予想を裏切って、期待に応える為の準備が始まっている事へのドキドキとワクワクを胸に秘め、あの三人に逢える未来の刻を思うとその日がとても楽しく待ち遠しい。そんな思いのままに筆を執った次第である。