巡礼者のかく語りき

自由気ままに書き綴る雑記帳

WUG楽曲 ライナーノーツ #6 Beyond the Bottom

 WUG楽曲 私的ライナーノーツ第6回目。

 


予めお断りさせていただきますが……

今回は、これまで以上に苦しい文章になるかと思います。
初夏にさしかかろうとしている時期ではありますが
まだ冷えて困るという方にお奨めです。

 


今回紹介するのは、最終決戦感満載の楽曲で、続・劇場版後篇の主題歌

 

 


 Beyond the Bottom

 

 

 

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 Wake Up,Girls!のアンセム・ソング『タチアガレ!』力強さ熱。
対となる『静』の楽曲『言の葉青葉』秘めた強さ
そして……『タチアガレ!』の後継曲少女交響曲艶やかさ凛然な佇まい。

 


『タチアガレ!』~『Beyond the Bottom』に至るまでの
物語であやゆる試練や困難に対し
彼女達(2次&3次のWUG)が貫き通した何度打ちのめされても
尚、諦めずに闘う姿を彷彿とさせ
そして、彼女達七人がこれまでに培って来たもの全てを
全力で解放する様なパフォーマンスが印象的。


間奏~落ちサビ前にて、高木美佑さんに手を引かれて
センターへと導かれて落ちサビを歌う吉岡茉祐さん。


その所作はまるで……
繋いで来た6人の『想い』『魂』を吉岡さんに託すかの様であり
そして……託された吉岡さんの限界領域の向こう側から引き出した
一度溜め込んだ『想い』『魂』を全て解放する様に
力強く遥か遠くまで響かせようと歌いあげる……

 

純然でいて、ひたすらに真っ直ぐな『想い』
七人の繋がりが支えあい、更なる高みへと突き抜けて
大サビで臨界点を超えた七色の『歌声』が響き渡り

 


七人の『想い』と『魂』が楽曲に宿り、"絶唱"の域に進化する。

 

 

この3種の楽曲の真髄を組み込みそして、繋いで来たものを昇華させて
壮大かつ俯瞰的で煌びやかでもあり同時に、血の通う人間味溢れる雰囲気をも醸し出し
沸々と湧き立つ熱さを感じつつまた、沁みる様に聴かせていく重厚な構成。
劇場版『七人のアイドル』~TVシリーズ~続・劇場版へ連なる
第1次WUG(こう呼称させてもらう)を
締め括るに相応しい楽曲ではないでしょうか。

 

 

 『Beyond the Bottom』がライブで初披露されたのが
『Wake Up,Girls!Festa.2015 Beyond the Bottom Extend』
で、私の中で現時点まで最高だと思う
Beyond the Bottom』が聴けたのがこの公演でした。


当時は、アニメの展開が区切りを迎えて先の展開が不透明の状態であり
更には、終焉的なモノも感じる状況でもありました。
そんな雰囲気漂う中で彼女達が魅せた捨て身の覚悟で臨む姿は
燃え尽きて消える前の炎が瞬間的に激しく燃え盛る様子を彷彿とさせ

そして、この一節が彼女達の覚悟と同調するかのようである。

 


それが僕には最後の 生命(いのち)の燃やし方だから

Wake Up,Girls!Beyond the Bottom』より引用

 


彼女たちの懸命に抗う姿は
熾烈であり、純粋でいて、尊く、神聖なものに感じ
当時、会場で聴いた感動は筆舌に尽くしがたいものだった……

 

 冒頭に書いた様に、最終決戦感を感じる楽曲。
ライブやイベントでの披露は特殊な演出の都合を除けば
後半のクライマックスに差し掛かる所や
締めの曲で披露される事の多い傾向にあります。

 

じっくりと沁み入る様に聴き惚れしなやかで艶かしいダンスに魅入られて
“視覚と聴覚”を研ぎ澄まして、この楽曲を思う存分堪能すべし。

 


 まぁ……毎度ながらライナーノーツと呼んで良いモノかどうか分かりませんが

この際、気にしたら負けだと思いますのでww

このまま勢いに身を委ねて
他の楽曲も出来る限り多く紹介して行きたい所存であります。

 

 

 

 

WUG楽曲 ライナーノーツ #5 ワグ・ズーズー/地下鉄ラビリンス

WUG楽曲私的ライナーノーツ 5回目。

今回は、今まで紹介して来た楽曲達とは少々趣きの異なる系統の楽曲を紹介。

 

 

 ワグ・ズーズー

 

 

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 スピンオフ作品『うぇいくあっぷがーるzoo』主題歌。

この作品の作風が、かなりぶっ飛んでる作風なのでww
主題歌であるこの楽曲もそういうテイストになっている。

 

イントロから、底抜けに明るく楽しい雰囲気を作り
その勢いのまま強引に突っ走っていくかの様で
楽しく賑やかな雰囲気を醸し出して
尚且つ、中毒性の高いクセになる楽曲となっている。


私見だが、WUG楽曲の中で頭空っぽにしてひたすらにはしゃげる方向に
振り切れる要素を最も強烈に感じる
ユーモラスでチャーミングさを押し出したこの楽曲の印象

……なんですが

 

彼女達のイメージアニマルとなっている
肉食獣と猛禽類が隠し持つ牙や爪の猛々しさ、荒々しさ……を秘めた


“超攻撃的”な楽曲


……と、言う面も兼ね備えた楽曲でもある様に思える。


先述に書いた様に、ライブ映えする楽曲。
特に、サビでの振りを観客も一緒にやる事で
全体の一体感を作りあげていく。


そして……(ここ、私的最重要項目ww)


ライブの時は、サビに突入する前に吉岡茉祐さんが
『行くよっ』って言うのですがこの言い方と声色がですね……


すっげぇ、可愛いッ!!!!!!!ので


是非会場で、直に聴いて悶えていただきたいwww

 

 ちなみにこの楽曲、メンバーそれぞれがソロで歌うバージョンが存在する。

(キャラクターソングシリーズ第一弾のカップリングとして収録)

 

 

 

 

 

 地下鉄ラビリンス

 

 

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 2ndツアーにて初披露された楽曲。永野愛理さんが振付を担当されていて
吊り革に掴まる仕草や電車内で揺られる様子などをダンスの振りに取り入れている。

軽快なスカ系のリズムが心地良くまぁ、くどい様で申し訳ありませんがw
この楽曲もライブ映えし、盛り上がれるので
今後『化けていく』可能性を持った楽曲だと思います。


そして、この楽曲の面白いと感じた所は軽快なリズムと相反した
シリアスな要素を感じさせる歌詞が作りだす“落差”かなと。

歌詞で描かれているのは、都会で苦闘している様子を
迷宮の様に複雑に入り組んだ東京の地下鉄網に例え
刻々と変化していく状況の早さに翻弄されながらも
懸命に抗い、頑張る事を表現していて
続・劇場版前篇にて東京に翻弄されながらも、諦めず闘う姿勢を見せる
WUGの七人の姿が重なって見える……

 

本編には未登場の楽曲ではありますが困難に立ち向かっていくという点では


『WUGらしさ』が


充分に詰め込まれている楽曲だと思います。

 

 

 

 

 

WUG楽曲 ライナーノーツ #4 素顔でKISS ME/少女交響曲

 WUG楽曲 私的ライナーノーツ4回目でございます。


今回紹介させていただくこの二つの楽曲を得た事により
WUGのパフォーマンスの幅が大きく拡張したと言っても過言ではないでしょう。

 


まずはこの楽曲の紹介。

 

 

 素顔でKISS ME

 

 

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ダンスミュージック的曲調に女性の多面性や情念を描いた歌詞で
これまでのWUGの楽曲とは趣きの違うクールな艶やかさを感じさせる楽曲。


さて、この楽曲の初聴後の第一印象なんですが

上述にも書いた様に、魅せ方に大きな変化がある楽曲。
いい曲だけど、これまでのWUG曲と比べると
インパクトが弱いかなという印象を感じた。

 

初めて聴いたのが、2ndライブの会場だったので
彼女達がこの楽曲に慣れてきっていない事もあり
魅せ方の変化に対し戸惑う印象が勝ったという表現がいいかもしれない。


で……後日この楽曲の音源を購入して
彼女達が投げた『変化球』に食らいついていこうと聴き込んだ。

まず、この楽曲は初聴にて
強烈なインパクトを与えるものじゃなく
聴き込んでいく事によって味わい深さの出て来る所謂『スルメ曲』であると感じた。
歌詞にある『Check it』や『Check it out』の
単語が多く使われているのも中毒性を助長している要因で頭に残るwww

 

そして……
私がこの楽曲に対して初聴時に感じた『戸惑い』
その正体についての解釈を勝手に書いていく。

 


※以下、個人の妄想全開による感想

 


これまでのWUG楽曲とは大幅に違った感じの曲調。
ただ、曲調そのものに戸惑いは感じなかった。


戸惑いを感じたのは彼女達の『歌声』でした。


この楽曲以前の他のWUG楽曲では、
七人がそれぞれ足並みを揃え
『個』を突出させすぎない様な歌い方をしている様に感じた。


しかし、この楽曲の魅せ方は明らかに違う。


まず、目立つと言うか際立って聴こえるのが奥野さんの艶やかな歌声。

艶やかさという面で言うと
高木さんもその方向性を意識した歌い方をしてる印象。


吉岡さんと青山さんは、艶やかさを押し出すのではなく
倦怠的・アンニュイな歌い方をしている。


そして、永野さん、田中さん、山下さんはまた違って
可愛らしさを強調した歌い方をする……


この3種の要素が
最高速度で並走してどれも一歩も退かない状態。
まぁ、そりゃ……戸惑いましたwww

でも、聴き込んでいくうちに
ぶつかり合い、相容れなかったこの3種の要素が
絶妙なバランスで融合し、心地の良いものへ変化して

 

あぁ、なるほど……そういう事なのかと

 

自身の中で納得出来てこの楽曲をすんなりと受け入れる事が出来た。


劇中では『WUGらしくない楽曲』と酷評されたが
現実においては彼女達がこの楽曲に込めた
未知の領域に挑む気概を感じられる


『WUGらしさ』に溢れた楽曲なのではと思える。


クセのある変化球的楽曲であるが
魅せ方の幅を広げるという意味ではこの楽曲を得たのは大きく
ライブ序盤や区切り明けで披露される事が多いことから
雰囲気を作り、変えていける役割を担う印象。

作中においては散々な扱いではあるが
ライブ映えする楽曲であり、コール箇所が多く盛り上がれる。
2ndツアーにて披露されてから
進化を続けていてライブでは欠かせない楽曲ではないでしょうか。

 

 

 

  少女交響曲

 

 

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 続・劇場版前篇『青春の影』主題歌。
Wake Up,Girls!におけるアンセム・ソングと言うべき
『タチアガレ!』の後継曲と呼べる楽曲。
おそらく、この楽曲がきっかけで
Wake Up,Girls!を知ったという方も多いのではないでしょうか。


初聴はワンフェス2015夏のニコ生でのライブ。
観終わった後に感じたのは『タチアガレ!』を初めて聴いた後に感じた


魂を鷲掴み』される様な感覚でした……


イントロのストリングが切ない雰囲気を醸し出すが
それとは間逆に沸々と滾って来るモノも感じさせ自身のリミッターが解除される。

このイントロが流れてる時にステージのスクリーンに映る映像で
『七人のアイドル』の勾当台公園のデビューライブでの
円陣を組む際に七人が手を合わせていく場面が出て来る……

 

 

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バラバラの『個』が
自分達の存在と何かを届けようとするひたむきで純粋な
彼女達七人の『想い』『魂』
あの場面のカットに集約されてると私は勝手に解釈し


観る度に涙腺を震わせている……

 

困難に打ちのめされるけれども諦める事無く抗う姿勢や
未知の領域に挑む決意や覚悟を感じさせる歌詞と曲調
で、サビで開放される激熱感は
『タチアガレ!』の後継曲である事を強く印象付けさせる。


そして、楽曲の力にまったく負けていない
彼女達の進化したパフォーマンスもこの楽曲の魅力ではないかと。

直線的な躍動感の『タチアガレ!』を継承して
更に、曲線的なしなやかさが加わる事によって
醸しだされる艶やかさと凛然さが楽曲の力をより引き出している印象。


この楽曲にて1番好きな箇所は
私が参戦したライブレポにも散々書いていますが
2番の終わりの間奏後の吉岡さんと青山さんが交互に歌うパートです。


共に限界領域まで踏み込もうと挑む二人の覚悟と
互いに、限界領域まで踏み込める事への信頼。

二人の意識が同調し、彼女達にしか創造出来ない
何人をも踏み込ませない独特の領域……
彼女達の想いがぶつかり合い、限界突破した

吉岡さんの力強く叙情的な歌声と
青山さんの魂を削るかの様な澄み切った歌声によ


彼女達の『魂の絶唱』は


いつ聴いても、武者震いして滾るモノを感じさせてもらえる。


あと、個人的で恐縮でありますが
私が最推ししておる山下七海さんの魅せ場が多くある。
彼女特有の魅惑的な所作や力強くて純然な歌声が
楽曲に更なる力を与え……
そして、彼女と田中美海さんが掛け合う落ちサビ前でのパートでは
田中さんの溌剌とした歌声と見事に調和して
先の吉岡さん・青山さんとはまた異なる雰囲気を創り、楽曲に深みを加えてる印象。


ライブで盛り上がれる要素が満載で
なおかつ、続・劇場版の主題歌という事もあり
ライブやイベントでの披露率は極めて高く開幕直後や序盤で披露される傾向が強い
『火付け』&『起爆剤』的な役割を担う印象だと思います。

 


クールさと艶やかさで魅せる『素顔でKISS ME』

『タチアガレ!』の後継曲である『少女交響曲

表現しようとしている方向性は互いに違うけれども
雑多な『個』をより引き出し『多面的』に魅せる事が

この二つの楽曲に
共通した根幹の部分なのではないでしょうか。

 

 

 

 

WUG楽曲 ライナーノーツ#3 16歳のアガペー/言の葉青葉

WUG楽曲私的ライナーノーツ第3回目は、まずこの楽曲から紹介していく。

 


 16歳のアガペー

 

 

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画像はこの楽曲の最後のポーズ(……の筈)違ってましたら申し訳無い。

 

 『7 Girls War』のカップリング曲でセンターポジションは永野愛理さん。
思春期の女子の日常風景、恋愛模様を描いた
ポップな爽快感と初々しさを感じさせる曲調が特徴の王道的なアイドルソング

 

劇中においては、この楽曲を提供されて単独ライブを開催するのだが
同日にI-1Clubの仙台シアターの公演と重なってしまい
惨憺なものになってしまった不遇な楽曲。

しかし、現実においては逆転現象が起こり
ファン投票による『WUG曲NO.7決定戦!』において
『タチアガレ!』に次ぐ2位を獲得し
ファンの人気・評価の高い楽曲となっています。

 

一番の盛り上がりは
サビの途中『~君の名前を呼ぼう』の一節の後に
推しメンバーの名前をコールするのが恒例になっている。

 

歌われない公演もあったりはするが
ツアーにおいては確実にセットリストに組み込まれ盛り上がる楽曲。
ライブ後半での披露が多いイメージで
この楽曲で盛り上がった雰囲気をそのまま維持して
クライマックスへと繋いでいく感じでしょうかね。

 

続いては、この楽曲。

 


 言の葉青葉

 

 

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 TV版のエンディング曲になっております。
WUGの楽曲陣の中でも異彩を放つスローテンポな合唱曲調で
しっとりと沁みる様に聴かせる系統の楽曲。
そして、『青葉』という単語が作品の舞台となる
『仙台』をイメージさせるのも印象的かと。

消える事の無い過去の傷と向き合い樹木の持つ生命力の強さの様に
前向きに行く決意を綴る歌詞が印象深く
『タチアガレ!』が『動』の楽曲であるなら
この楽曲は『静』を司る秘めた強さを表現した楽曲。

間奏での金管楽器(ホルン)の奏でる音が叙情的な雰囲気を醸し出していて
七人がそれぞれ見えない何かを次々と手渡ししていく振りは
『想い』と『魂』を繋いでいる印象を受け
落ちサビでの吉岡さんのソロパートは言葉を絞り出す優しげな彼女の歌声が
この楽曲の秘めた強さを引き出し聴き入ってしまう。


ライブでは、ほぼ確実に後半部分で披露される。
感情が昂っているところにこの楽曲が来ると
より沁み込み楽曲の世界感に浸っていく様で心地良く
ライブ映えする楽曲だと思います。


次回は、続・劇場版の楽曲を紹介していきます。

 

 

 

 

 

WUG楽曲 ライナーノーツ#2 7 Girls War/極上スマイル

しれっと始まった連載企画……
WUG楽曲私見ライナーノーツ2回目です。

 


手前勝手な持論で恐縮ですが
楽曲というものは、進化していくものと思っております。
その時の演者のコンディションやテンション。
セットリストの順番、観客の熱量…etc
これらの要素が幾重にも混ざり合い
CD音源等では感じられないモノを直に聴くと感じる事が出来る。

 

今回紹介する楽曲はその事を象徴する楽曲。

まずは、この楽曲から……

 


  7 Girls War

 

 

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 『タチアガレ!』と並び称されるWUGを代表する楽曲。
TVアニメ版のOP曲にもなっている。
本編においてはアイドルの祭典にこの楽曲を携えて出場。
最終話で、負傷を負いながらも跳んだ佳乃の姿は胸が熱くなるモノを感じる。

『タチアガレ!』と同様に困難に遭っても前向きに進もうとする事を描いた歌詞は
作中、そして現実の彼女達七人が挑んで行く姿を思い起こさせるようである。


軽快でアップテンポなサウンド
Aメロでの各メンバーのソロパートへのコール
ここでは、メンバーの愛称をコールしてるんですが
最近のライブでは名前の前にアレンジを加えてコールしている方もいる。

で、特に凄いと現地で聴いて感じたのが奥野香耶さんのパートの所のコール。
力強さと一体感は凄まじいものがあり
彼女を推している方達の熱い『情熱』と『魂』が
客席に伝染していって、全体からとてつもない力を
引き出しているのかと思わせる。

 

他にもコールを入れる箇所は多くあり
そして楽曲のボルテージがBメロ~サビへと畳みかけるように流れて
サビで一気に爆発的に高まる。

ノリやすく、楽しい構成に仕上がっているので
ライブでの『起爆剤』的役目にもなり得るし
ライブ中盤で出して雰囲気を変える事や締めの曲であったりと
どの場面で組み込んでも安定した力を発揮出来る汎用性の高さが
この『7 Girls War』の最大の魅力だと思う。

 


そして、この楽曲もライブを経て進化して来た楽曲。

 

 

  極上スマイル(Wake Up,Girls! Ver.)

 

 

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 TV版での劇中歌で、アイドルの祭典・東北予選で披露された。
その最中、真夢は客席に来ていた母親の姿を見つけ
涙を浮かべながらも、晴れ晴れとした笑顔を見せる場面が印象深い。
7 Girls War』と同系統の『起爆剤』的なアップテンポで、ノリやすく楽しい構成。
この楽曲もコールが楽しく全体で盛り上れる楽曲。

完全な私見ですが、最もこの楽曲が力を発揮するのは
7 Girls War』の前後に組み込まれた時じゃないかと。
勿論、楽曲単体の力は言うまでもなく強いのですが
連続でこの2曲が披露された時に感じる
安心感と滾って来る高揚感は個別で聴くよりも強烈なものだと思う。


あと……コレは私の勝手な妄想なんですがww

曲終わりの振り付けで
客席を撃ち抜く(所謂ピストルポーズ)仕草があるのですが

是非とも、以下の参考画像の様な
オーバーアクションにてお願いしたい所存であります。

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まぁ、この妄想が叶うことは無いでしょうが
彼女達にこんなのされたら確実に逝けるでしょうwww

 


 最後がかなり変な締め方になってしまいましたがww

この2曲の盛り上がり方は凄いモノがありますので
ガンガン叫ぶのも良し、会場の熱気を直に感じるのも良し。
確実に楽しむ事が出来る楽曲であると思います。

 

 

 

 

WUG楽曲 ライナーノーツ #1 タチアガレ!

 今年の夏も……
Wake Up,Girls!のライブツアーの開催が決まりました。

個人的な話ですが、FC先行にて
埼玉公演(昼夜)に当選して参戦出来る事になりました。


 さて、ツアーの開幕まではまだ日があるわけですが…
誰に頼まれたワケでもなく、求められてもおりませんがww
また勝手に、こんな連載企画を立ち上げてしまいました。

 

~やらせて下さいシリーズ第二弾となる


WUG楽曲 ライナーノーツやらせて下さいッ!


と題しましたが……ただ単純に、WUGの楽曲に対しての



私の熱苦しい想いを勝手に書くだけなんですがねww



 昨年のWUGフェス2016の前に
WUGメンバーの魅力を(勝手に)書き綴った記事と同様に
最近WUGを知った方や
4thツアーでWUGのライブに初参戦される方へ向けて
微力ながらも裾野を広げる一助になるような事が出来ればと…
そんな感じでやって行きたいと思っております。


まぁ、要らん前置きはこれまでにして
とっとと始めていきたいと思います。


初回に紹介するのは、やっぱりこの楽曲しか無い。


Wake Up,Girls!というコンテンツ……
WUGの七人にとって『始めて』の楽曲。
そして、私にとっても特別な楽曲。
劇場版『Wake Up, Girls! 七人のアイドル』の主題歌である

 

 

 タチアガレ!

 

 

 

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 WUGの代表曲であり、ライブでは欠かすことが出来ない楽曲。
ライブでの出所はクライマックス近辺や締めで歌われる事が多く
Cメロ最後での『タチアガレ!』のコールは
自分の中のリミッターを全解除出来る激熱な楽曲。
WUG楽曲の『エース・オブ・エース』と呼ぶに
相応しい力を持っている楽曲ではないだろうか。


個人的な所感としましてはこの楽曲の最大の『魅せ場』は
Cメロで吉岡茉祐さんと落ちサビ前で青山吉能さんが
それぞれ担当するソロパート。

 


 もっと もっと 想い伝えたい 

 どれだけ傷ついてても譲れないものがある

 聴いて 聴いて 必死に歌うから

 嗤われてもいい 負けはしない タチアガレ!


 Wake Up!

 眩しい日差し浴びて 今 胸の希望が 君と重なる


 ―Wake Up,Girls!『タチアガレ!』より引用

 


 この節を歌う時の吉岡さんの佇まいから迸るモノは
彼女の『表現者』としての『想い』
彼女が『魂』を吹き込んだ『島田真夢』の『想い』
そして……他の6人の『想い』と『魂』全てが込められたもの。
完全な私見だが、吉岡さんの『情熱』が
技術を凌駕したからこそ心に響き、滾るモノを感じるのかとそう思えてならない……


そして、青山さんが担当するパートでは、彼女の澄み切った歌声が
抱えている悶々としたモノを払拭させる様な
晴れやかな清々しい青空を思い起こさせ
この楽曲に更なる深みを加えている印象。


打ちのめされた状況を表現した、切なく悲壮的な歌詞と曲調。
けど……サビに向かうにつれ徐々に
力強く前向きなものに上がっていって
サビで一気に盛り上がる曲調は、叩き上げの気持ちを感じさせてくれる
奇をてらわない王道的な構成がまた良い。


前にも(散々)書きましたが、この楽曲を初めて聴いた時に感じた衝撃は


『魂を鷲掴み』される様な感覚でした。


 曲調が私の好みと言うのも勿論あるのですが
全力全開の彼女達の伝えたい『想い』と『魂』が
私の本能にダイレクトに訴えかけ撃ち抜き
この楽曲に魅せられて惹かれる最も強烈な要素なのかと感じています。

 

 

 ちなみに……島田真夢(吉岡茉祐さん)がいない六人バージョンというモノが存在しており(シングル『7 Senses』に収録)上記の吉岡さんのソロパートは
片山実波(田中美海さん)が担当している。

 

 


……と、こんな感じでツアー開幕までの期間
WUG楽曲の私見ライナーノーツを書き綴っていきます。

出来る限り、多くの楽曲について書いていくつもりですので
宜しくお願い致します。

 

 

 

 

WUGメンバーソロ楽曲所感

 先日開催されたWUGメンバーによるソロイベントにて披露されたソロ曲。
イベントの方は参戦出来なかったが
ソロ曲が収録されたCD同梱のパンフレットは購入して来た。

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あれから、何度も聴き込んでおります。
今回の記事は、楽曲の所感を書き綴っていく。


まず、このミニアルバムの楽曲陣は
彼女達もゼロの状態から制作に携わっており
歌で表現したい事や届けたい想い
そして、彼女達の『魂』が込められていてどの楽曲も本当に素晴らしい楽曲。


それでは、各楽曲の所感を書き綴っていきます。

 

 HELP ME! みゅーちゃん!/高木美佑さん

 

youtu.be


 初聴の第一印象は、実際に会場で聴いたら


確実に理性が飛んでぶち上がれそうな楽曲。


そして、高木さんが表現者として
何を1番伝えたいのかを存分に詰め込んだ

高木美佑の渾身のストレートを堪能出来る楽曲


 彼女が一番に魅せたいのは高木さん自身が思いっきり楽しんで
そんな彼女の楽しんでいる姿を観た人も一緒に楽しめる
双方向への情熱の循環を強く意識しているのではないかと。

アップテンポの曲調とコールが沢山ある事から
ライブで盛り上がる事を前提として作られて
インパクトが強く良い意味で振り切れている。
個人的偏見だが、こういう感じの楽曲は
飽きがすぐに来てしまいがちになるのですが
歌詞のインパクトも結構強烈で
リピートしている箇所がありかなり中毒性が高い。
巷で言われておる
所謂『ガム曲』と『スルメ曲』の要素を兼ね備えた楽曲だと感じた。


完全な私見ですが、彼女が演じる『岡本未夕』のキャラクターソング
『WOO YEAH!』と『It's amazing showtime☆』
この2曲の系譜を継ぐ、ライブへの想いや自身の信条を描くという事を
意識して作られたんじゃないかと思う。
歌詞にある以下のフレーズはその事を感じさせる。


-ありがとう 出会ってくれて
    ありがとう 夢を叶えてくれて- 


おそらくは、高木さんが未夕への感謝と
そして……これからも共に歩んでいく事を告げている様に感じた。

 

 

 桜色クレッシェンド/永野愛理さん

 

youtu.be

 

 『桜色』とある様に、イントロから春らしさ満載の楽曲。

『春』をテーマに扱った楽曲の個人的偏見に基づいた印象は
新しい生活とか新たな出会いに対しての
ポジティブ要素を押し出す様な応援ソング的楽曲がよく見受けられる。

ただ、この楽曲では『春』という季節のネガティブな部分に触れているのが印象深い。
別れや一つの区切り、散っていく桜の儚さ、未来への不安……

かと言って、ネガティブ的要素の強い楽曲ではなく

前を向いて進んでいくポジティブ要素のある応援ソングに仕上がっていて
切ない部分と前向きな部分が上手い事融合し面白い楽曲という印象を受けた。

 

そして、以下の二節が特に印象に残っている。


-華やかさに紛れた不安とか
   気づかないふりは出来ない したくない-


-嬉しいも切ないも自分 未来つくってゆくんだ-


ネガティブな部分に対して、目を背けるのではなく
しっかりと受け止めて前に進む決意を表した
この辺りの言い回しや永野さんの力強い歌声は
彼女の想いが詰め込まれているかの様に思えてグッと来た。


初聴の印象では、強烈な印象は受けなかったけど
聴いていく毎にジワジワと侵食されていくかの様に
自分の中での評価が上がって来ていて
彼女が作りだす領域に引き込む力を改めて感じさせられる……そんな楽曲。

あと、個人的所感ですが
永野さんの声質とバンドサウンドとの組み合わせは
彼女の艶やかさを際立たせていて凄く良いと感じた。

 

 

 狐草子/田中美海さん

 

youtu.be

 

 人間に恋をした狐の恋愛を描いた歌詞を
和ロックチューンで仕上げた楽曲。

叶わぬ恋と知りながらも、抑えられない相手への想い
『情念』が燃え盛って行くかの様な激しさが詰まった歌詞が印象的。

個人的には、歌謡曲的テイストを感じさせる要素が
初聴の時点からガッチリと掴まれた楽曲であり
それと同時に感じたのは
田中さんがこういう路線で魅せて来るという意外性に驚いた。

そして、この楽曲で彼女が魅せたいものは
艶やかさと格好良さの融合という新境地に挑む


New versionの田中美海


…と言ったところでしょうかねぇ。


*個人の勝手な印象です。


勿論、上述に挙げた艶やかさと格好良さだけじゃなく
彼女の溌剌とした声質がこの楽曲の力をより引き出している感じもあり
特に、歌い出しと落ちサビ前での歌声は
彼女がこの楽曲にて表現しようとしている


艶やかさと格好良さが存分に発揮されている印象。


この部分は個人的に好きなパートである。


彼女にこれまで持っていたイメージを
いい意味で裏切ってくれたこの楽曲は新境地を切り拓く為の
WUGのファンタジスタ田中美海の野心的な挑戦。

本当にこの人の適応能力や底無し感には
怖いくらいに感嘆の念を感じさせられる。

 

 

 Why am I/奥野香耶さん
 

youtu.be


 イントロで流れる雨音と時計の刻を刻む音が印象的。
情感溢れるメロディと奥野さんの柔和な声質のボーカルが
見事な程に調和して、沁みる感じで聴き心地の良い楽曲。

ただ、聴き応えの良さに反し、この楽曲の解釈は非常に難解でありまして
正直な話、所感を書くに当たって……


本気で頭を抱えました……


しかも、聴けば聴く程にどんどん深みに落ちてる様な感じで
難解さを更に際立たせていく。

この掴み所の無い不可思議でミステリアスな要素こそが
表現者奥野香耶の作り出す領域


通称 KAYAの領域”の真骨頂だと痛感させられるほど強烈。


なので……彼女の領域に踏み込めていない私が
あれこれ考えても筆が進まんので
正直に感じたモノを書き綴っていく事にします。


歌詞に出て来る『きみ』という二人称をどう解釈していくかで
この楽曲は様々な捉え方が出来る印象。


聴いていく内に自分が強く感じたのは
この『きみ』という節は
奥野香耶さんの『現在の自分』と『過去の自分』
互いの想いに焦点を当てたのではと感じた。

理想を追い求めていた過去の自分と
夢を叶えた彼女が感じたであろう
理想と現実の狭間での葛藤や未来への漠然とした不安
まるで現在の自分と過去の自分が対話しているかの様な……


けれども……落ちサビの

『雨はやがて落ちるのをやめ、新しい青が覗くから』という一節

そして、イントロとアウトロの雨音。
イントロの雨音は強いものになっていますが
逆にアウトロでは雨音が弱くなっていく構成
(私には、そう聴こえてならない……)

様々な苦悩や困難が雨の様に降りかかって来てもいずれ晴れる刻は訪れる。
すぐには立ち向かえないけれども懸命に前を向き抗おうとしていく事。

儚げな曲調と彼女の柔和な歌声に込められた
奥野さんの芯の強い部分を表現している様に思う。

 

 

 ももいろDiary/山下七海さん

 

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 この楽曲は山下さんが持っている
ウサギのぬいぐるみ『ももちゃん』に対しての想いと感謝を表現した楽曲。
彼女にとって『ももちゃん』の存在とは
共に同じ道を歩む『相棒』『戦友』と同義の存在で
両者を繋ぐ絆の強固さは計り知れないのでは…と思う。


-今までも、これから先も
   わたしの1ページのまんなかで笑っててね-


今まで傍らにいて共に過ごした刻と軌跡を歩んでくれた事への感謝
そして……これからも共に歩もうと
山下さんの『ももちゃん』への変わる事の無い
純粋で強い想いがここの一節に凝縮されている様に思える。


曲調は、王道的アイドルソング調で可愛らしく甘い感じの系統に分類される楽曲。
歌詞が紡ぐファンタジー的な世界感と
彼女独特の浮遊感漂う様な歌声が爽快感を見事に演出していて
本当に聴き心地が良くてまぁ……


聴覚が幸せになれる楽曲なんです!!(カビラ風)


上述に書いた様に、山下さんの歌声が印象的で
楽曲のファンタジー要素を強く意識させるのでもなく
かと言って、自身の想いを押し付けるものでもなく
ファンタジー的要素と彼女の純粋な想いとの
バランスが限りなく均等に分配されている様に感じた。

以前にも書きましたが
山下さんはこの釣合いの取り方みたいなものが
本当に上手な表現者だなという印象が強く
この楽曲においてもそれを遺憾なく発揮していて
ある種の『安心感』的なものを感じさせてもらえる。

 

私の最推ししている人に対しての贔屓目的補正が全く無いとは言えませんがww
彼女の魅惑的な個の力と純粋な想いに
聴けば聴く程に、この楽曲の世界感に浸っていく。

 

 

 てがみ/吉岡茉祐さん

 

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 あらかじめ断っておきます。
この楽曲の所感は正直言って冷静な気持ちでは書けない。
なので……暴走気味になってしまう事をご容赦願います。


作詞は吉岡さん自身によるもので
作詞のモチーフとなっているのが
彼女の亡くなったお祖父さんに宛てた『手紙』
そして、大切な人に宛てた『手紙』でもあるとの事……


大切な人に正直な想いや感謝の言葉を
伝えなきゃいけないのは充分理解しているけども
方法が分からない、照れくさい、今度で良い……etc
変に意地を張ってしまって身近にいる人ほどその傾向に陥ってしまいます。

で……その大切な事を痛感させられるのは
大切な人に二度と自分の正直な想いや感謝を伝えられなくなってしまった時……


私事で恐縮ですが、この楽曲をフルで聴いた後
親父が亡くなった時の事を鮮明に思い出しましてねぇ


私の涙腺は刺激されまくって、涙を流していました…

 

亡くなって20年経ちましたが
元気な内にもっと話しておけば
ぶつかり合っておくべきだったと……未だに後悔しています。

そして、遺された人がすべき事と私が勝手に思うのは

故人に引っ張られて後悔の念に囚われ続けるのではなく
しっかり前を見て、日々を懸命に過ごして
大切な存在への想いを忘れない事なのかなと。

全ての想いをさらけ出して
全力でぶつかり合える相手が傍にいてくれる事って
自身にとって本当に素晴らしく幸せな事であるのではと思います。


…随分と脱線してしまいましたのでそろそろ軌道修正致します。


彼女の真摯で純粋な『魂』が宿っているシンプルで叙情的なこの楽曲の世界感。
そこには小細工は一切無くて
吉岡さんが紡いだ詞と歌声に込められた『親愛』の情。
この楽曲が沁み入る感じでもあり

また、鋭く突き刺さる感じにも聴こえるのは
彼女の本気の『想い』が存分に詰め込まれているからだと感じざるを得ない。

優しげで一字一句を大切に噛みしめ
そして、サビで一気に解放される力強く晴やかな


吉岡茉祐さんの“絶唱”は


遥か遠くへ想いを届かせようと歌っている様に思える……

大切な人にちゃんと向き合い、想いを馳せる事……
この楽曲を聴いて改めてその大事さを痛感させられた。

『てがみ』という楽曲、そして、吉岡茉祐さん
この楽曲に出会えてよかった。ありがとう……

 


 わたしの樹/青山吉能さん

 

youtu.be

 

 青山さんのアカペラから曲は始まって
続くピアノの伴奏が切なさを醸し出し
尻上がりに盛り上がっていく力強さが印象的なバラード調の楽曲。

何よりも強烈な印象を受けたのが
この楽曲の世界感を見事に引き出した青山さんの澄み切った綺麗な歌声……
で、彼女のボーカルを活かす様に
ピアノとストリングス主体の伴奏形態に仕上げたのも見事。
こういうテイストに仕上げようとしたのは
彼女の強い拘りなのかなと思わせる。


彼女の歌唱力の凄さに関しては、過去にいろいろと書いてますが
この楽曲での彼女の歌声は……


次元が違うほどの『凄み』を感じさせる“魂の絶唱

 

完全な私見で恐縮ですが
タイトルになっている『わたしの樹』の意味するものは
一人の『表現者』であり、一人の『人間』である
青山吉能の根幹を成しているものだと私は勝手に解釈しました。

この楽曲に青山さんが詰め込んだのは
故郷、家族やWUGメンバー
彼女に影響を与えてくれた全てものへの……感謝の念。

 

更に、この一節が強烈に突き刺さる。


自分の世界だけ追いかけていた幼い頃
    与えられたものをかえす時間だ さぁ


彼女が『表現者』としての道を往く事への
『決意』と『覚悟』を表した力強い言葉。
ここから落ちサビへの盛り上がりは身震いさせられ滾って来るものを感じる。


彼女が駆けて来たこれまでの軌跡、雌伏の刻
背負っているモノの重さを慮ったら……

 

正直、とんでもなく重たい楽曲で


俺の涙腺は完全に決壊してました……


重ねた修練や圧倒的な技術や経験を持っていても
この楽曲は簡単に歌えるものじゃない。


否。青山吉能という表現者にしか歌えない彼女の為だけに生まれた楽曲。

 

だからこそ、尊くて美しい物なのではないでしょうか……

 

そう思わせるほどに
この楽曲の持つ『力』と彼女の"魂の絶唱"はとんでもなく凄まじいもので
歌姫・青山吉能の本領発揮と言える楽曲になっていると思いました。

 


 以上で、WUGメンバー七人によるソロ曲所感は終わりです。
書き上げてみたら、ライブレポ並みの熱量と文字量になってしまい
今は、精根尽き果てて抜け殻状態ですwwww

このソロ曲で彼女達は色々なものを表現しようと挑戦していた様に思います。

 

皆で一緒になって盛り上がる為
自分自身と向き合う事、新境地に挑む事、感謝の念……

どの楽曲も、彼女達の『魂』が込められた
素晴らしい楽曲に仕上がっている。
そして、彼女達の届けたい想いを形にして頂いた
クリエイターの方達には、ただ感謝の念しかありません。

最後に……
願わくば『わぐらぶ』の通販にて
この素晴らしい楽曲陣が購入出来る様にして
多くの人達に触れられる様に
一刻も早い対応を運営陣は考慮して頂きたい。