巡礼者のかく語りき

自由気ままに書き綴る雑記帳

三度目のもう一つの"闘い"と"奇跡"の物語。

 いろいろありまして…つい先日ようやく
Animelo Summer Live 2017 ―THE CARD―(3日目)のBDを購入した。

 

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 出演者一覧の項に、Wake Up,Girls!水樹奈々さんの名が刻まれている。
俺にとって…これ程胸が熱くなり何と形容していいか分からん感慨深さが
同時に湧き立ってきてしまう。

直接交わったわけじゃなかった。だが、同じ刻を共有していた。
WUGと水樹さんが同じ刻・会場でステージに立つ事は
自分が本当に見たかった景色だった…

これは、七人の"もう一つの闘い"の物語であり
自分にとっては一つの"奇跡"の物語でもある。

 

 

 二年ぶり、三度目となったWUGのアニサマ参戦。

 

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 その前に…遡る事二日前彼女ら七人の妹分にあたる『Run Girls, Run!』が
けやき広場にて開催された『アニカラTHE わ〜るどスペシャルステージ』で
素晴らしいパフォーマンスを魅せたと聞く。
七人がその事を知ったかどうかは窺い知る事はないが、おそらくはその事を知り
彼女達から受け取った想いに応える為に燃え滾っていたと勝手に思う。


BDの特典映像には舞台裏の模様が収録されている。
May'nさんと共に談笑していて余計な気負いみたいなモノは感じられない印象。

 

そして…訪れた出陣の刻。
May'nさんを加えた八人でのいつもの円陣を組み、三度目のもう一つの闘いに挑む。

 

 

 最初のアクトはOne In A Billion
勿論May'nさんもいる完全版の『Wake Up, May'n!』によるモノだ。

WUGをよく知らん層から観たこのアクトはどう映ったのだろうか…
きちんと成立させられるのか? May'nさんの存在に埋もれてしまうんじゃないか?と
様々な事を思ったかもしれない。
だが、May'nさんの歌い出しに続く吉岡さんと青山さんの"絶唱"
あらゆるマイナス要因をぶち壊す様な要素を醸し出していた様に感じる。
May'nさんの歌い出しの部分でちらっと吉岡さんの姿が見えるんだが
その時の彼女の眼差しが何か"殺気"に近い
ギラつく様なモノだったのが凄く印象深かった。

 

 続いて『恋で?愛で?暴君です!』を披露。


アーティストとして、タイアップ作品のOPをこのアニサマの舞台で披露する事
彼女達が未知の領域へ挑み掴んで来たモノを魅せ付ける。
特に、『恋愛暴君』で主演を務め、このアニサマに並々ならぬ想いを持つ
青山吉能さんは感慨深くあり、魂が燃え滾っていたのではないだろうか……

 

そして……Beyond the Bottom


 これは、本当に予想外でした。このアニサマ同様のフェス系ライブだった
アニュータライブ2017『あにゅぱ!』でも披露しましたが
あの時は持ち時間が多かったからセットリストに組み込んだのでしょうが
まさかこのアニサマで披露してくれるとは夢にも思えんかった……

しかもだ…メインステージで1番を歌い終えて
田中美海さん(片山実波)の『WUG最高~ッ!』から前方のセンターステージに
七人が駆け出していく続・劇場版後編『Beyond the Bottom』をSSAの舞台で再現。
これには胸が熱くなる衝動を抑えきれんかった…

 

劇中のI-1アリーナのモチーフとなるSSA
そのSSAでこの楽曲を披露する事の意味と『TUNAGO』衣装を纏い登場した事
自分はこの『Beyond the Bottom』という楽曲は
七人の分水嶺となった楽曲として認識しています。
集大成でもあり、様々な道へと踏み出す為の分かれ目的な……
七人の様々な想いと魂が"絶唱"の域まで達してSSAに響いた。


楽曲への尊敬の念、七人のアイデンティテイを証明出来る武器
届けたい純然な想い、また始まる為への決意表明
七人の底力と逞しさを魅せられる曲
共に在る事への感謝の念、とっておきの切り札……

アウトロで七人が手を伸ばして見えない何かを掴み取る振り
それぞれの想いと真夢達の想いを携えて未知の領域へ踏み出す。

 

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旧シリーズから新章へと繋ぐ七人の決意表明であり
避けて通る事の出来なかった闘い。
そして……真夢達の魂もSSAに在って共に闘っていたと
俺には思えてならなかった。

 


 で、出演後の七人は……
全てを出し尽くせた充実感に満ちた凄く良い表情をしていました。
前にも書いたが、様々なアーティストが集うフェス形式でのライブで
WUGが魅せる強さは異質で強烈なモノ。このアニサマ2017でもきっちりと
七人の偽り無い伝えたい本気の想いと魂を魅せ付けたのではないだろうか。

 


 そして、俺にとってはこの方についても触れなければならない。
アニサマ最終日の大トリを務めた水樹奈々さんである。


 初日から最終日に出演した人達の想いと魂を
繋いできたモノをきっちりと完遂させる事。
何よりも圧巻だったのは、やっぱり彼女が放つ圧倒的な存在感。
さながら水樹さんのワンマン公演と思い込ませるかの様な雰囲気である。
過去の前例をいろいろと打ち壊し、今も尚最前線で闘い続け
数々の修羅場を潜り抜けて来た表現者の凄みがあの舞台にはあった。

 

で…水樹さんのラストアクト『UNLIMITED BEAT』での


『今こそ握れ夢を 諦めず握れ夢を』という節が


強いから闘うのではなく、闘い、挑み続けるからこそ強くなれる。
言い続ける事、自分を信じて挑み続けられる者が掴めるモノがある事。
水樹さんの"絶唱"からは道を切り拓いた者から
次世代に伝えたかった想いと魂なのかと思える。

 

このアニサマにて同じ刻と場を共有して来た
WUGの七人の双眸には水樹さんの姿はどの様に映ったのか?

舞台裏映像にはおそらく水樹さんのアクト(闘い)を観ていた
田中さん、青山さん、高木さんの姿があった。
感嘆の言を吐露する田中さん、驚愕の表情を見せた青山さん。
高木さんは水樹さんのパフォーマンスの一挙手一投足を刻み込もうとしている風に
モニターを凝視していた様に見える。


 直接の共演とはならなかったが、WUGと水樹さんが同じ刻と場にいた事。
個人の偏った見方で恐縮ですが
WUGの七人が水樹さんを観てもの凄い刺激を受けたのは
おそらく間違いの無い事だと思っております。


それは、俺にとっては本当に待ち望んでいた"奇跡"の刻だった。

 

 この記事はアニサマ2018開幕前に書き綴っておる。
WUGにとって四回目であり、最後のアニサマ参戦となる。
残念ながら…自分はこの刻と場に参戦出来ませんが俺の想いと魂を勝手に託して
誰の姿、声が欠けても成立しない…不器用だが、常に真っ向勝負で向かう
あの七人にしか出来ないパフォーマンスを魅せてくれる事や
彼女達七人が悔いなく全てを出し尽くし
そして無事に終えられる事を願い本稿を締め括る事と致します。

 

 

 

 

 

 

 

 

WUG楽曲 ライナーノーツ 【番外編】WUGソロイベント2017&2018楽曲

 WUG楽曲ライナーノーツ・番外編という事で今回取り上げるのは
昨年と今年に開催されたソロイベントと先日のファンミーティングにて
披露された七人のソロ楽曲についてであります。

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 以前書いた記事のリンク先をまとめて載せてあります。



 ―WUGソロイベント2017楽曲―(こちらは七曲まとめての所感)

 

akatonbo02.hatenablog.jp

 

 

 ―WUGソロイベント2018楽曲―

 

 吉岡茉祐さん

 

akatonbo02.hatenablog.jp

 

 

 高木美佑さん 

 

akatonbo02.hatenablog.jp

 

 

 

 奥野香耶さん

 

akatonbo02.hatenablog.jp

 

 

 田中美海さん

 

akatonbo02.hatenablog.jp

 

 

 青山吉能さん

 

akatonbo02.hatenablog.jp

 

 

 山下七海さん

 

akatonbo02.hatenablog.jp

 

 

 永野愛理さん

 

akatonbo02.hatenablog.jp

 

 

 楽曲を聴いて感じた所感や勝手な独自解釈を書き綴った……
これらはそういう人間の書いた感想文です。

現在でも各楽曲の視聴は可能ですが
やっぱり、フルバージョンを聴けないと真に楽曲の良さは分からない。
運営にはこの素晴らしい楽曲達を聴ける機会なり
音源の再販売などを前向きに検討いただくよう、是非に願いたい。

 

 

 

 

 

この瞬間よ永遠に…~Wake Up,Girls!FINALTOUR―HOME― ~PARTI Start It Up, ~ 埼玉公演(夜)参戦レポ

 8月4日、大宮ソニックシティ大ホールにて開催された
Wake Up,Girls!FINALTOUR―HOME― ~PARTI Start It Up, ~
埼玉公演(夜のみ)に参戦して来ましたッ!!!!!!!

 

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 三部構成にて開催されるWUGファイナルツアーの千秋楽となるこの『戦』
奇を衒わない真っ向勝負の構成で魅せつけて来た初陣の市原公演。
かたや、意外性と予測不能な構成で魅せつけて来た座間公演。
否が応でも、このPARTIシリーズの最後の『戦』で彼女達七人が
魅せようとしているものに期待に胸躍らせ大宮の地に馳せ参じたわけである。

 


 では、ここからは参戦した大宮公演(夜の部)の参戦レポを書き綴っていく。
毎度の如く公演中にメモは一切とっておらず、曖昧な箇所だったり
尚且つ、様々な所で(いつもよりww)大袈裟に盛っている表現になる箇所や
暴論も含んで書いていくので、その点は予めご容謝願います。

 

 

 


注:ここからは、ツアーのセットリスト等ネタバレ満載で
一切の容赦無しに書き殴っていきますので閲覧の際にはご注意願います。

 

 

 

 

 

 

 


1 SHIFT

 

 市原公演のレポ内にも書いたが、この楽曲は変化球的な癖の強烈な楽曲。
これまでのツアーの初手披露の楽曲を思い起こしていくとだ…
1stツアーの『タチアガレ!』はCDシングル化しておらんが
WUGの原初の楽曲であり、劇場版『七人のアイドル』の主題歌。
2ndツアーでは『7 Girls war』3rdツアーでの初手は『Beyond the Bottom
で、4thツアーでは『ゆき模様 恋のもよう』だった。

『ゆき模様 恋の模様』はカップリング曲だが、舞台『青葉の記憶』の挿入歌。
だが…この『SHIFT』は何のタイアップもないただのカップリング曲だ。
披露の待ち望まれていた楽曲だが、まさかこのファイナルツアーの初手で
ある意味ギャンブル的要素の強い楽曲を持って来たのは本当に驚かされた。

でだ……PARTI Start It Upシリーズの公演数が七公演。
鍵を探す演出にてそれぞれ違うメンバーが鍵を見つける構成だったとの事…
更にこのファイナルツアーのタイトルにある『HOME』

この楽曲を初手に入れた真意はわからんし、俺の書いた事は暴論の域だ。
ただ、七公演あって彼女達がそれぞれが鍵を見つける構成に拘ったのは
上記の様な意図がある様に自分は思えるのです。


HOME……帰る場所=家、そしてそれぞれの帰れる『場』
形式上での場は無くなってしまうかもしれないが、魂での繋がりと絆は消えない。
互いの想いと魂で慮って繋がれる事が『HOME』なんじゃないかと思えるし
長き闘いの末に待つ未知の領域へ通じる
扉の『鍵』にも成り得るモノの様にも思えて来てしまう。


ちなみに今回の自分の座席は、一階の18列目でして
前方ブロックとの間の通路に近いエリアでした。
んで、鍵を探す場面で田中美海さんと高木美佑さんを至近距離で見れて
その瞬間、開戦早々に俺の理性と語彙力が逝ってしまった事を記しておくwww

 

 

 

2 恋?で愛?で暴君です!

 

 『SHIFT』のアウトロで、ランダムショットの銃声が轟き
間髪入れずにこの楽曲になだれ込んでいく。
単に楽曲を繋げていくだけではなく、こういう形で繋ぐのは個人的に好きなんだな。


『何と何とホンキスタート さあどうだ うけとめて!』


そう……彼女達七人はいつ何時、どんなライブ(戦)でも
上記の歌詞にある様に開幕から本気の想いと魂を全力でぶつけて来る。
各々のパフォーマンススキルや個の力は進化し続けているが
彼女達の根幹にある全力全開の本気の想いと魂は変わっちゃいない。


 キュート&トリッキーの要素によるフルオープンアタックで
理性の制圧に掛かって来る辺りは楽曲名に冠してある『暴君』そのままだ。
この楽曲を心底楽しむには余計な思考は邪魔なだけ。
無我の境地とまではいかんが、ただひたすらに無心で楽しむ楽曲。

そして…ひたすらに楽しみ、ラストのしんみりとした感じで歌われる
『どうなっちゃう わからない』
終焉の刻は定められておるが、実際にその刻を迎えてみないと分からない。
でも、彼女達は座して何もしないままその刻を迎える気は微塵もないでしょう。
この先に控えるPARTⅡ・PARTⅢへと至る軌跡に向けて
『鍵』を携えて腹括って闘う為の言葉として、オープニングアクトの続きとして
二番手としての役割をこの楽曲が担った様に思える。

 

 

 

3 地下鉄ラビリンス

 

 『SHIFT』で一気に最高速に持ち込んでいき、『恋?で愛?で暴君です!』で
一段階目のブーストを点火し更に加速していって……
この楽曲で2ndブーストに火が点き、盛り上がりの限界突破領域へと到達する。
上記の二曲とそしてこの楽曲にてそれを成した事。
私見ですが、この構成はPARTⅠシリーズの『核』を担っていたと思っています。

『SHIFT』でHOMEの鍵を携え、
『恋?で愛?で暴君です!』で先の不安を感じながらも
踏み出して行かないと分からん事。
そして、様々に入り乱れた路線(軌跡)を往く覚悟と決意を表す『地下鉄ラビリンス』


 これらの楽曲が核を成す事に分相応と言うつもりはありませんが
力のある楽曲は他にもあります。
ですが、PARTⅠの副題に銘打たれたStart It Up(起動)の言葉に相応しいと思うのは
これらの楽曲で繋いでいく事だったのではないかと思える。

地下鉄の終点≒終焉の刻に着く事はどうにも出来ない事かもしれない……
だが、そこで全てが止まって終わるわけじゃない。
また別の路線に乗り換えてひた走るのか?別の方法で歩くのか?
軌跡を往く道標は何通りもあって正解は一つじゃない。

 

 

 

4 君とプログレ

 

 プログレス=進化と言う意味を持つ語。
前にも書いた気がするがこの楽曲の歌詞解釈の
自由度は高い分類にあると自分は勝手に思っておる。
勿論、全てに当てはまるものではないが
WUGの七人との関係性にも解釈可能と俺は捉えております。

鋭く尖った七種七様の個性が何度もぶつかり合った。
でも、それを乗り越えて混ざり合って固まる七人の絆。
如何なる状況が迫ろうと、生き残ろうとする本能のままに
進化の可能性に懸けて進もうとする気概。
優雅に洗練された楽曲の持つ雰囲気を壊す事なく
七人の秘めた静かに燃え滾る『炎』の様な『情熱』を感じさせてくれる。

 

 君だけ 空気がちがう気がした そこだと息がしやすい


 ―I-1club『君とプログレス』より引用

 

 君だけ空気がちがう≒七種七様の個性。息がしやすい≒居心地の良い場所。
雑多な個性を互いに尊重して許容し合える七人の築いてきた関係性は
本当に尊くて素晴らしいものなんだと思う。

 

 

 

5 ジェラ

 

 『君とプログレス』でもそうだったが
真紅の鮮やかな光に染まっているのは圧巻の言に尽きる。
何と言うか、夜の道路工事の現場でもこうはいかんだろうwww

一応、2ndツアーのBDでのアクトを確認したが…自信は無いですが
多分パート割りは変えてはいないでしょうからそれを前提として書いていく。
WUGバージョンのパートの詳細はよく分からんが……核を成しているのは
(志保パート)吉岡さんと(萌歌パート)高木さんなのかなと思う。
やっぱり彼女達が受け持つ落ちサビでのソロパートは印象深いものがある。

吉岡さんの力強い歌声と高木さん独自のエロ艶やかな歌声による
二人の"絶唱"がまた見事に合致し、更に二人が並び立つ姿と相まって……


網膜と鼓膜への"暴力"で魅せ付けてくれた……


市原公演のレポにも書いたが、待ち望んでいたこの楽曲を直に聴けた事
彼女達がこの楽曲を埋もれさせ見殺しにさせなかった事……
そして披露の場と刻に参戦出来た"奇跡"には本当に感謝の念しかない。

 

 

 

6 タイトロープラナウェイ(永野さん&田中さん&高木さん)

 

 MCを挟み、ステージ上が暗転しおぼろげに見える三人の影。
静かに始まり徐々にテンポが上がっていくイントロを認識出来た瞬間……


俺の涙腺が決壊しかけて、その場に膝から崩れ落ちそうになった。


 このツアーにて最も聴きたかった楽曲で
俺が実際に聴くのは3rdツアーの千秋楽・東京公演以来となる。

何故、俺がこの楽曲をライブで聴きたかったのか?
単純に自分が好きな楽曲というのも勿論なんですが
最大の理由は、以前に記事にも書きましたが
解散の報を受けているWUGの現状を最も色濃く反映している楽曲だと感じた事。


 
 描かれた胸のロゴや 熱い文字を

 ずっと かかげて忘れないで 選びとろう それぞれの道を


Wake Up,Girls! 『タイトロープラナウエイ』より引用



胸のロゴと熱い文字を単に捉えるのでなく違う捉え方をするとWUGという存在。
それを彼女達の象徴的な存在として掲げる事。
そして、今の彼女達の変わろうとする想いや覚悟を持って
狭き道へと踏み出す決意を示していると……自分は思っている。
上記の節々は彼女達の決意と覚悟を表す歌詞ではないだろうか。

この楽曲はじっくりと沁みいる様に傾聴させる要素と
クールさ漂うダンサブルな曲調に合わせたダンスパフォーマンスで魅せる楽曲。
更に視覚的要素として、今回のツアーにて彼女達が纏う漆黒の衣装
で、三人の独特な歌声もこの楽曲の魅力の一つなんだ。
沁み入る様な曲調を見事に捉えた田中さんの歌唱力と
永野さんと高木さんのエロ…艶やかな歌声がこのクールな曲調と見事に合致する。

さて……このアクトにおいて俺が一番強烈な印象を受けたのは
永野愛理さんのパフォーマンスだった。
もう、曲中殆どの割合で彼女の姿を凝視して完全に魅入ってしまっていた……
勿論、田中さんと高木さんのパフォーマンスも素晴らしいものだったが
このアクトは永野さんが圧倒的な存在感を放っていたと思う。


 田中さん、高木さん、二人のファンタジスタに全く引けをとらない
永野愛理さんの持つ多様性と惹き込んだ先で様々なものを魅せる力の強さを
改めて感じさせてもらった素晴らしいアクトだった。

 

 

7 無限大ILLUSION(WUG ver)

 

 タイトロープラナウエイの余韻に浸る余裕もなく
ハードロック調のイントロが聞こえてくる。


 完全な予想外ですよ……昨年のWUGフェスでネクストストームがカバーしたから
そのうちWUGバージョンの披露があるのではという期待はあった。
それでも、この大宮の地で聴けるとは思っちゃいませんでしたよ。

正確な事は分からんが、最初の七人の並び方を見る限りだと
センターは奥野さんなのかなと。
これは完全な私見なんだが、ハードロック調の曲調と
艶のある奥野さんの『魔性の艶声』との相性が抜群に良いんですよね。
特に、メロディと彼女の低音域のハマり具合が見事。

作中内のWUGの東北地方最大のライバルである『男鹿なまはげーず』の楽曲。
抗い様の無い理不尽なモノに対して生きようとする強い意志と覚悟を示す
アンセム・ソングであると自分は思っておる。
それを証明している核と成しているのは2番終わり後の台詞パートだろう。
ここを担当していたのは田中美海さんだった。

 なまはげーずは秋田のアイドルユニット。
でだ……今年のソロイベントの開催地の秋田公演は田中さんが務めた。
そして彼女はこの楽曲をイベントで歌ったとの事。
そんな彼女の……七人がWUGに懸けている想いと魂。容赦なく迫る終焉の刻に
真っ向から抗い、闘う意思と覚悟を台詞に込めて解き放つ。
この楽曲をPARTⅠ Start It Up(起動)の機と刻にて披露する事の意味は
単純なモノじゃなく重いモノだったのではないだろうか。


 彼女達七人の本気の想いと魂が、ちゃんと会場の皆に伝わったからこそ
このアクトが激熱で燃え滾るものとなったと思えてならない。

 

 

 

8 ハジマル(吉岡茉祐さん)

 真っ直ぐな手描きの夢


 昨年の4thツアー大宮公演もキャラソンシリーズ1の披露だった。
そして、今回もキャラソンメドレーの初陣を任された吉岡さん。


 前にも書いたが、この楽曲を歌う吉岡さんは
だだ漏れしている熱をこちらに余す所なくぶつけて来る
激熱なパフォーマンスで魅せて来るのですが
今の彼女は熱量一辺倒で魅せて来てはいないんです。
キャラソン3の『ユメ、まっすぐ。』で聴かせたのと同様な
力強く伸びやかであり、沁み入る様な柔和な優しさを感じた。

 真夢が答えを見つけて未知の領域へ進む覚悟を描いた楽曲だが
今の吉岡さん自身にも最もリンクしている楽曲である様に思えるんです。
歌詞に『きみ』とあるのだが、吉岡さんと島田真夢との繋がりを示す様であり
カラフル≒可能性の広がりを示す様に思えてくるんです。

そして、メドレーでは歌われなかった箇所だが
傷ついたことや悲しいことも知って心の色が増えたと言う節がある。
たくさん悩んで、苦しんでここまで辿り着いたんです。吉岡さんも真夢も。

ここからまた、彼女達が描いた手描きの夢への軌跡がハジマルのかもしれない。

 

 

 

9 ステラ・ドライブ(青山吉能さん)

 暴れん坊歌姫の軌跡と記憶


 ラテン語だかイタリア語で『ステラ』は『星』という意味。
この『星』は七瀬佳乃と青山さんだと俺は勝手に解釈しておる。
『ドライブ』だが、前進する事≒軌跡を往く事と、記憶装置のドライブの方の
意味も持っておると自分は解釈している。


(異論、反論は受け付けます……)


で、会場内を照らしていく彼女のイメージカラーである青(水色)の光が
夜空or宇宙を疾走し、彼女達の軌跡の記憶を巡る旅路を思わせるじゃないか。

星が瞬く夜空を駆けている様な疾走感ある曲調と
青山さんの清涼感ある澄んだ歌声との見事な調和が心地良く
吉岡さんが創り出した激熱な場の雰囲気を、一気に真逆の
聴き込ませる雰囲気へと彼女の"絶唱"が創造していく。
ただただ、彼女の歌と姿を目と耳を傾け聴き入り
青山吉能と七瀬佳乃が辿った軌跡と記憶が紡ぐ世界を傾聴する。

そして…圧巻だったのはラストの『Uh~Uh~』での青山さんの"絶唱"だ。
燃え滾るのでなく身震いし鳥肌が立つ感覚……
雄飛の機を自分の手で掴み取るには今を全力で闘う事。
青山吉能の偽り無い本能と血が流れる"魂の絶唱"
この地で聴けた事が本当に堪らなく良かったんだよ。

 

 

 

10 歌と魚とハダシとわたし(田中美海さん)

 "ファンタジスタ"のプライドと魂。


 ライブの流れの中において、一旦落ち着いた雰囲気になる箇所は幾つかある。
で、その落ち着いた雰囲気をどういった流れに持ち込み盛り上げていけるか?
それは表現者にとっての魅せ所であり、真価の問われる部分でしょう。
手前勝手な印象で恐縮だが、これまでのソロ関係の配置を思い返していくと
田中さんは難しい局面に当てられている事が多かった様に思える。

 さて、この楽曲なんだが、単に溌剌と歌い上げりゃ良いというモノじゃなく
演歌・民謡的なグッと聴き込ませる箇所があって
完全な私見だが難易度の高い楽曲の様に思える。

だが……このステージに立っておるのは並みの表現者じゃない。
こっちの期待を嘲笑うかの様にきっちりと成果を魅せ付けて来た
 

"ファンタジスタ"田中美海なんだ。


しかもだ……この人、座間で覚醒して制御不能の領域にまで到達しておる。
盛り過ぎの表現かもしれんが、このアクトの彼女はまた違っていた。
楽曲の持つ力と田中美海さんの個の力と魂。
与えられた任を全うし、尚且つ求められる以上の成果を魅せる事。
やっぱり彼女の底深さには畏敬の念を抱かずにはいられない……

 

 

 

11 スキ キライ ナイト(奥野香耶さん)

 魔性の限界領域の"向こう側"


 イントロは始まっておるが、奥野さんの姿はステージにいない。
この流れからいくと通路から登場するのか?と思いきや……そっちにもいない。
何と……奥野さん二階席におるじゃないのwww

今思えば、このアクトの彼女は良い方向へとリミッターが外れていたと思った。
自由奔放に前面に押し出そうと迫る勢いの凄まじさ……
市原公演での彼女のソロパートの項でも書いたが
ツアーを完遂した後に、自身の中にその先に繋がるモノを見つけたいとも語り
貫きたい『決意』と『覚悟』が奥野さんを駆り立ていた様にも思えて来る。


このゾーンに入った時のかやたんは本当に強かったんですよ…
サビ前で、奥野さんがこう煽ってきたんですよね。
(この箇所は俺の記憶が曖昧なのでざっくり書いてます……)


『いくよっ、せーの♪~スキ キライ ナイト♪♪~』

でだ…彼女の煽りに対して客席のレスポンスが……


 \かやが好き!!!!!!!/という魂の絶叫。


 それ、正規の歌詞ぢゃねぇから!www でもめっちゃ楽しいwww


 まぁ、しかし…あそこでの一体感と声量はまさに
『魂の咆哮』と称するに相応しいモノだったのは本当に圧巻の一言に尽きる。
ライブの現場はある種の狂気的な領域と化す『戦場』(いくさば)だ。
誰よりも強かであり、我を貫き、狂気的なモノを魅せても踏み込んでくれるのか?
奥野香耶からの問いに全力全開でワグナー諸氏が応えたと自分は感じた。

 

 

 

12 可笑しの国(永野愛理さん)

 咲き乱れる"多様性の花"


 この楽曲と永野さんを知るまで、俺はテクノポップ系の曲は殆ど聴かなかった。
で、この楽曲を初めて知り、聴いたのが2015年のソロイベでの彼女のステージだ。
系統的に言うならば、テンポがゆったり系で癒し系にカテゴライズされる楽曲。
そして曲調と見事に合致していく永野さんのキュートなボーカルが
まるで侵食されるがの様な錯覚に陥らせる落差を創り出しておる。

ものの見事に、彼女と楽曲が創り出す領域へと誘われ、惹きこまれていった。
勿論楽曲のみではこうはならなかった。
永野さんが次々と咲かせていっている"花"のひとつなのだろう。


 当時聴いた時、2ndツアーで聴いた時、昨年大宮の地で聴いた時よりも
彼女の歌声はますます進化しておりこの楽曲に更なる深みを加味させ
その侵食領域は拡大していっているんだ。
彼女の地力と目覚めた潜在能力と楽曲の力の強さ。
どの要素もこのアクトには欠けてはならないモノだった。

 

 

 

13 オオカミとピアノ(山下七海さん)

 コンダクター(指揮者)の本能≒killer instinctとキラーチューン


 二階席から登場した山下さんを客席は
『シャンシャンシャンシャン!』の大合唱で迎える。

山下七海という人は、シンガーでもあるが同時にコンダクター(指揮者)でもあり
観客の熱量と狂気的感情をコントロールしてしまう。
それが彼女にとってのパフォーマンスとなっておるのだ。

初見とか関係ない、通りすがりの人を一撃で撃ち落し引きずり込む力を持っている。
その力を再確認出来たんじゃないでしょうか。
普段は飄々としていて掴み所のない彼女だが
ここぞという所で垣間見せるある種のエゴイスティクで燃え滾り鋭い
僅かな決め所だろうが逃さない彼女の牙。

二階席でのパフォーマンスだったので、一階席におる俺からは彼女の姿は見えん。
だが、この楽曲が披露されている場にいて客観的に観ているのは無理と言うモノ
彼女の姿は見えずとも煽られる熱情と狂気的感情のまま叫ぶ。
歌い踊るだけではなく、会場を動かす力まで得た彼女はもう手がつけられない。


ショートバージョンとか姿が見えないのなんて関係なかった……
問答無用で完敗です。ななみんにまた見事に撃ち落されましたwww

 

 

 

14 WOO YEAH!(高木美佑さん)

考えるな、感じろ。そして…笑おう!!!!!!!


 WUGちゃんねる!での解散発表の時も彼女は笑っていました…
観る人達を慮った彼女の心遣いもあったのでしょうが
何よりも、高木さんが貫き通したい『信念』と『意地』が彼女をそうさせたと思える。

様々な想いがあると思います。参戦した人、出来なかった人、そして高木さん自身。
いろいろと溢れて来るモノがあります。特に6月のあの日から……
でも、ステージに立っている高木さんは貫き通したんです。『信念』と『意地』を。

 
 俺が初めて彼女のパフォーマンスを観た頃から何ら変わる事の無かった
笑顔全開で思いっきり楽しんで歌い踊る高木さんの姿。
自分の楽しんでいる姿と遊び心的なものが
受け取り側に伝わる様な魅せ方には迷いが感じられない。
それが高木美祐という表現者の闘い方なのだろう。
時に破天荒でありww奔放で、全開で楽しむ彼女が
この楽曲に与える圧倒的な説得力と強さ。


"笑顔のファンタジスタ"の放つ煌きは褪せる事無く一層強く輝いていた。

 

 

 

15 もってけ!セーラーふく

 


 彼女達七人が初めて世にお披露目された時に披露した楽曲。
当時はまだWUG名義の楽曲が無かった為
真の意味で彼女達の原初の楽曲ともいえるだろう……
後のMCで言ってましたが、当時は歌い踊るのが精一杯だったけど
今の自分達は皆を見ながら歌い踊る事が出来たと語っていました。

 PARTI シリーズの最終公演にこの楽曲を組み込んだ事の意味は大きなもの。
初心に立ち返り、叩き上げの魂を呼び覚ましこれまでの軌跡で
培って来た逞しさや巡り合いの『縁』(えにし)に感謝の念を込めて
まだ続いていく終焉の刻との闘いに臨む為の覚悟と決意を示すかの様に思える。


そして……こっちは全てを出し尽くして闘う。
そっちに全部受け止める覚悟はあるのか?


ライブというモノは表現者と観客との誤魔化しの効かない『闘い』でもある。
このアクトは、彼女達七人から我々に向けられた"宣戦布告"にも思えて来る。

 

 

 

16 ゆき模様 恋のもよう

 

 物語中(舞台・青葉の記憶)において
この楽曲は何かを見失った時に歌われる楽曲として扱われた。
何かを見失うというのはある意味で
今の七人や我々にも通じる事の様に思える……
その何かと言うのは終焉の刻を迎えた後の事なのか?
未だ自らの向き合い方への決着が付かない事なのか?
それは人それぞれに違うモノなのでしょう。
前を向く決意と覚悟を固めて挑んでいる彼女達も同様に
様々な想いが渦巻いている様にも勝手ながら思えてならない。


作中の七人も結成当初、あるかないか分からん脆すぎる信頼関係と
先行きの見えない不安と焦燥感に苛まれていた。
行き詰る事を広義に解釈すれば、現実の彼女達も同様なのでしょう……


 そんな時だから、吉岡さん達や真夢達との魂を繋げる為の"誓約"として
この楽曲と一つの区切りであった結成五周年ライブにて纏った衣装で登場した。
区切り的のファンクショナルな要素と
未知の領域へ進もうというエモーショナルな要素があの場には混在し
互いの偽りのない想いと魂と縁が繋がり、聴き惚れさせ沁み渡る感覚と
楽曲の持つ幻想的かつ叙情的な世界観に心地良く浸りきっていた。

 

 

 

17 タチアガレ!

 

 始まりの楽曲であり、アンセムソングであり、闘いの楽曲。
七人が客席に背を向けイントロが始まり、Wake Up,Girls!と全開で叫ぶ!
もうそれは単に叫ぶというものじゃなく、本能の叫びであり血を燃え滾らせていく。
言わば…『闘いの合図』なんだ。
この楽曲に巡り合えた"奇跡"には本当に感謝してもしきれない。


無情に告げられた終焉の刻…受け入れ難い現実から誰しも目を背けたでしょう。
しかし、彼女達は誤魔化さない事とひたすら前進していく事を決意し
今出来得る最高のパフォーマンスを魅せ付けようと
叩き上げの魂と純然な想いを歌声とダンスに込める。


歌というものは嘘や誤魔化しが効かないもの。
表現者の心情、これまでに経験して来た事や生き様によって
多種多様な変化・進化を見せていき成長させる大きな要因を担うのは人の力。

七人が苦境や逆境に遭いながらも曲げずに貫き通した本気の想いと魂。
そして彼女達と共に軌跡を駆けてきたこの楽曲の存在は
血の繋がりよりも熱く濃密な関係で、何度も書いてるが『戦友』と称しても良い。

 

 七人でいられて何かを成し遂げられる残りの刻は僅かかもしれない。
何度打ちのめされても、彼女達の本気の想いと魂は揺らがない。
道が途絶えてるなら新たに作って進めばいい。
七人が互いを信じてただひたすら真っ直ぐ突き進んでいき
辿り着いた未知の領域でそれぞれの唯一無二の輝きを掴みとる為に。


まだ、終わりじゃない。七人の軌跡≒奇跡はこれからなんだよ。

 

 

 

18 HIGAWARI PRINCESS(PRINCESS Kaya Ver)

 

 七人が配置に付いて、センター(プリンセス)にステッキが渡される。
この大宮で誰がプリンセスを担当するのか活目して見ておったら
何と、奥野香耶さんに渡されたじゃありませんか!!
彼女にステッキが渡った瞬間客席から聞こえて来る


『あ゛ああああぁぁぁぁぁッ!!!!!!!』という魂の咆哮www


いや、あんた……こんなのクッソ可愛すぎて悶えて逝くしかねぇぢゃないのwww


申し訳ありませんが、このアクトの素晴らしさと
奥野香耶という表現者の持つ『魔性の領域』に対して賞賛する為の
語彙力が俺には備わっておりません。


現に、彼女に完全に魅了され見事に撃墜されました……

 

 

 

19 極上スマイル

 

 参戦の度に感じておるのですが、この楽曲はもの凄くパワーアップしている。
昨年のアニマックス横浜でフェス系ライブにまで登場していき
もはやライブで歌われない理由を探すのが困難な楽曲まで到達した。

この楽曲の激熱具合は本当に尋常じゃないんですよ。
自分がこれまでの参戦レポでも楽曲は成長していくものだと書いて来た。
この楽曲が今、どういう存在であるかは直に感じると分かると思います。
そして、全開で楽しむためだけのものしか用意されてない
骨の髄まで出し尽す事を求められる楽曲だったりするww


 んなもんで、このアクトの後って確かな記憶が残っておらず
所感を書く際に至っては熱みたいなものが弱火になってしまってるんですね。
それはこのアクトを全力全開で燃え滾って骨の髄まで
限界まで余す所なく出し尽くした事の証明だと勝手ながら思っていたりする。

 

 

 

20 Polaris

 

 七人が一生懸命に歌詞を考えて、大切に感じている事や
伝えたい本気の想いと魂を歌詞に紡いだ楽曲。
歌詞を最終的に推敲した吉岡茉祐さん曰く
綺麗にまとめるのではなくて、敢えて雑味を残したと言っておりました。

煌びやかに魅せるのも大切なのかもしれないが
雑多な個性の放つパワーは、それぞれに違う形や色をしている。
人間臭さ、泥臭さ、血の流れる生々しさ……
そして七人の"絶唱"がこの楽曲に血と魂を宿していく『生命の歌』


 彼女達七人が頑なに貫いた本気の想い。
一方通行だけの想いだけじゃなく、双方向へと想いを巡らせ行き来させる事。
互いに繋がり、導き合い、共に輝く……変わらぬ想いと諦めなかった不屈の魂。
そして……終焉の刻に向け変わろうとする想いや一歩踏み出した決意と覚悟。
最期の刻まで七つの星は眩しくて激しい光を放って輝く。


あの場に参戦出来た奇跡に感謝して楽しむ事。
七人の混じりっ気のない純然な絶唱を傾聴し、最高の刻を送らせてもらった……

 

 


EN1 One In A Billion(WUG ver)

 


 この楽曲もツアーを経て行くうちに成長した楽曲だったと感じた。
市原の参戦レポでも書いたが途中で
吉岡さんと青山さんが背合わせで歌う箇所があった。
もうね、背中が語ってるんですよ。完全にバディ(相棒)なんです。


 完全な私見だがこの二人はライバル≒戦友という関係性で自分は見てます。
そのふたりがこうして背中合わせて『One In A Billion』を
絶唱することで生まれる意思の世界がある。
センターとリーダーとしてWUGを牽引して前線で闘って来た二人。
必死の叫び、不退転の宣言として、大宮の地に響き渡る"魂の絶唱"
クソ真面目で負けん気が強い二人。
May'nさんありきの楽曲なんて言わせないし、軽く見られたくはない。
彼女達…勿論他のメンバーも同じ感情を持っているでしょう。


 楽しい楽曲でもあるが、同時に生々しい激情を秘めた楽曲でもある様に思えた。

 

 

 

EN2 僕らのフロンティア

 


 WUGが初めて手掛けた他作品のタイアップ楽曲。
4thツアーの開幕前あたりの事でしたかね。
WUGらしくなくて響かない楽曲だと酷評されていたのは……


 でも……七人はこの楽曲を決して見殺しにはしなかった。
繋ぐ事をコンセプトにした4thツアーのセットリストに組み込み
そして、今回のツアーでもこの楽曲を組み込んでくれた。


そうだろう?解散という終焉の刻が終着点じゃないんだ。
七人のその先には未知の領域と未開拓の獣道が広がっている。
表現者として生き残る事への執念と彼女達がこれまでに魅せてきた
直向きに高みを目指して挑み続ける強固な意志と覚悟。


眼前に広がる遥かな青空と輝く赤い実は
彼女達にとっての雄飛の機と刻、そして夢なのだろう。
それを自らの手で掴み取る為に彼女達は迷わず駆け出していく。

 

 

 

EN3 7 Senses

 

 私見で恐縮だが、このPART1シリーズにおいてマストを担っていた楽曲が
Polaris』と『7 Senses』だと思っている。
Polaris』が血の流れる生々しい『生命の歌』ならばこの楽曲は『闘いの歌』だろう。

 
 座して終焉の刻を後悔して待っているより
徹底的に抗い新たな可能性を創造していく気概を魅せる事と
七人の感性と個の力が重なり合いもっと凄いモノと景色を見せる事。


今まで魅せて来た奇跡、現在起こしている奇跡、これから起こす奇跡……
解き放たれた七つの獰猛な個はもう止まらない。
制御不能の領域の扉を開いたWUGのバンディエラ(旗頭)・吉岡茉祐は叫ぶ。

 

『来いやぁぁぁぁぁぁッ!!!!!!!』と……


かつて彼女は『WUGを終わりたくない!』と叫んだ……
暫しの刻が経って『終わらせない!これがWUGのライブだ!』と雄々しく吠えた。
そして上記の魂の咆哮。


背負う者の本気の…魂の咆哮が我々の魂に火を点け本気で燃え滾らせてくれる。
何か見えない理不尽なモノに対しての怒りなのか?
未知の領域へと挑む闘志を示したのか?彼女自身を鼓舞させる為なのか?
正解は彼女のみが知るモノで窺い知る事は叶わないのでしょうが……


 歌詞に有頂天の空とある。意味はいろいろな解釈があるが
俺の手前勝手な解釈としては最も高い天(空=そら)形ある世界の頂=ステージ。
つまりは辿り着くべき約束の地=最高の頂きなんじゃないだろうかと思える。
その場に七人が立つ機と刻を目指して全力全開で闘う事。
まゆしぃが吠えたあの魂の咆哮は、七人の本気の想いと魂、決意、覚悟が
凝縮されて彼女に伝播してありったけの想いでまゆしぃが絶叫した。


そして…吉岡茉祐の魂の咆哮が我々の想いと魂を繋ぎ……
皆で一つになって全力全開で燃え滾って吠える!!!!!!!

 

 Seven Senses Wake Up Go!!!!!!!


 
 PARTⅠシリーズの副題のStart It Upは起動の意を持つ言葉。
目覚めた七つの強烈な個が闘う準備を終えて出陣する。
さあ行こう。強く…約束の地と刻を目指して。

 

 

WEN 最後の挨拶

 

 我々の声に応えてくれて再度登場してくれた七人。
全くの予定外で何をするかは決めておらず、最後の挨拶で締め括られた。
本当に我々の声に応えて出て来てくれた事への感謝しかありませんでした。

 

 

 

 


 ―あとがき―


 
  
 終演後、全力を出し尽くし心地いい疲労感と充実感が俺の身体を包んだ。
市原、座間、そしてこの大宮での『闘い』はどれも素晴らしく
この『戦』に参戦出来た奇跡と刻は本当に忘れられないものになりました。


どの公演も予想を見事に裏切り、期待に応えた素晴らしい公演だった。
特に、客席に降り立ってのパフォーマンスには驚かされた。
今回が初めての試みではなかったものの、結構なハイリスクを伴った事。
ただでさえ、ライブ会場なんて所は興奮状態にある所だ。
箍の外れた観客が彼女達のパフォーマンスを妨げる最悪の状況だってある。
でも、我々を信頼して決断してくれた事には本当に感謝しかない。


 それから、参戦して書き綴ったレポですが、その時何を考えていたかとか
ライブ後にこんな事を感じているなんて事がいつもより多いです。
ライブに参戦出来なかった方は読んでも『何の事やら?』だろうなという事。
レポでどんな雰囲気だったかを知りたい人には、伝わらないですよね。
これは俺の拙い語彙力による所為なので本当に申し訳ない所であります。

ですが、この大宮公演は冬にアニマックスにて配信されるそうなので
その際にまた観ていただければなんて思っております。


 俺なりにあの場と刻に参戦して感じた七人の本気の想いと魂を
自分の持ち得る全力を尽くして書ききったつもりですが
こればかりは自信はありませんが……
自分の想いを全て余す所無く言葉に書き残した人はいないのでしょう。


感じた事と想いを言語化して残す事。
簡単そうに思えるけどもコレが本当に困難な事なのだと今更ながら痛感してます。
 

で、自分は残念ながらPARTⅡシリーズには参戦出来ませんので
引き続き参戦される方やPARTⅡシリーズから参戦される方に
勝手ながら俺の想いと魂を託し、WUGの奇跡の物語の続きを見届け
そして……彼女達の想いを言葉にして綴る事をお任せする事に致します。

 


 最後に、Wake Up,Girls!の七人へ……

 


 どの公演も予想を見事に裏切り、期待に応えた素晴らしい公演でした。
貴女達の本気の想いと魂を存分に感じて燃え滾らせてもらいました。
青山さんが敢えて『楽しいけれど寂しい』と、皆が躊躇して表に出さなかった思いを
吐露してくれて、でもその後に『寂しいを上回る楽しさを届ける』と
力強く誓ってくれた貴女の取り繕わない本能の言葉は心に深く響くものでした。
信頼してくれるから踏み込んでくれる。
微力かもしれんが彼女達の想いと信頼に出来る限り応えてやりたい。


吉岡茉祐さん 永野愛理さん 田中美海さん 青山吉能さん

山下七海さん 奥野香耶さん 高木美佑さん


 改めて、FINALTOUR―HOME― ~PARTI Start It Up
全3箇所7公演無事完走おめでとうございます!
激熱で濃密な刻が送れた事と最高のパフォーマンスを魅せて
俺の中の最高をまた更新してくれた七人に最大の感謝と敬意を。
今後の軌跡において彼女達が起こす"奇跡"に想いを馳せながら
この長い駄文レポを終える事と致します。

 

 

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ファンタジスタの凱旋と宴~Wake Up,Girls! FINALTOUR―HOME― ~PARTI Start It Up, ~ 神奈川公演(夜公演)参戦レポ

 7月29日、ハーモニーホール座間にて開催された
Wake Up,Girls!FINALTOUR―HOME― ~PARTI Start It Up, ~
神奈川公演(夜のみ)に参戦して来ましたッ!!!!!!!

 

 

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 この神奈川公演は、WUGのツアーでは初となる2DAYS開催となった。
初日は台風が関東に迫る中ギリギリまで開催が危ぶまれ
尚且つ、公演中の時間帯に風雨が強まるピークと重なるとの事で
途中で中止も止む無い状況でもあったが公演は無事最後まで行われた。

最期となる長き戦に挑み、獰猛なる本能を解き放った彼女達は
自然の猛威すらも跳ね除けてしまうのだろうか……

 


さて……自分は今回2DAYS開催ではありましたが
参戦出来たのは二日目の夜のみでありました。
で、座席の方は二階席の後方から二列目の通路サイド。
ステージは遠いものの傾斜がそこそこにあって全体が見渡せる席だった。


と、言う事でここから座間公演(二日目・夜)の参戦レポを書いていく。

 

 

 

注:ここからは、ツアーのセットリスト等ネタバレ満載で
一切の容赦無しに書き殴っていきますので閲覧の際にはご注意願います。

 

 

 

 

 

 

 

 


1 SHIFT

 

 

 初日に市原公演同様に開幕に山寺宏一さんのナレーションから始まり
幕に七人の影が映し出され、俺の魂に戦闘開始のシグナルが送られる。
市原の頃よりもコールの声量や熱が段違いに進化しておるのが
鈍感な俺の感性でもハッキリと思い知らされた。

市原、座間初日、二日目と披露の機を刻んで来て慣れたというのかは分からんが
このアクトでの七人が、凄く楽しんでいるのがだだ漏れしてるような
パフォーマンスをしていたのが印象深かったんですよ。

そして、曲中にある『鍵が無い~!!!』での演出だが
市原公演同様に七人がステージを飛び出し鍵を探し出す演出が成される。
で、通路際の観客もそれに応える形で自宅の鍵や車の鍵を掲げるという場面もwww

 

 


2 恋?で愛?で暴君です!

 

 『SHIFT』にて温まった場の雰囲気をフラッシュオーバーさせ一気に放出していく。
キュート&トリッキーの要素で翻弄し理性に武力介入をして来る楽曲へと進化した。

この楽曲の持つ掴み所の無い不規則な変化と中毒性が
ライブの披露を経て経験値を積んでいくうちに…強力な進化を遂げたと言っても良く
以前に自分が書き殴ったこの楽曲の所感にて
『キラーチューン』に進化出来る予感を存分に秘めた楽曲と称した。
で、ライブ毎に肌で感じるこの楽曲の進化を魅せつけられ思い知らされてしまう……

『キラーチューン』の領域までに達したのかは分からんが
ただ、着実にその軌跡は歩んでいっておると勝手ながら思う。

 

 

 

3 地下鉄ラビリンス


 
 楽曲の出し所について市原公演の参戦レポにも書きましたが
私見の域だが、この楽曲はライブ序盤の暖気状態で出すとより
真価を強く発揮していくと思っております。

開幕からの二曲と同様に『楽しさ』を一番に印象付けさせる楽曲で
イントロと同時に歌い出す『round,round,round,』の節が
更なる盛り上がりと感情を一気に爆ぜさせる。

ざっくりとした表現だが『楽しさ』という系譜で繋がる
『SHIFT』~『恋?で愛?で暴君です!』からこの楽曲へ繋げる事。
単に盛り上がれる雰囲気を創り出す為ではなく
同系譜としての繋がりを意識してこの並びにしたのか?
その答えは窺い知る事はないのだろうが、自分はそう思えてならない。

 

 


4 君とプログレ

 

 

 全体が見渡し易い席だった事もあってか
市原の時よりかじっくりと楽曲を傾聴し、七人の舞い踊る姿に見惚れておりました。

…誤解の無い様に言っておくが
市原の時に適当に観ておったわけではない事だけは言っておきたいww

そして、このアクトを観てどう表現し書き残す術と語彙力が
終わって間もない刻の中では時間が足りないし
暫しの刻の経過によって自分の中から湧き立ち溢れ出して来るのかもしれない…

 

 


5 ジェラ

 

 あくまでも俺の感覚ですが…
イントロを聴いた段階にて『おおっ!』という感覚ではなく


うおおおおおっ!!!!!!!と心の中で絶叫したくなる楽曲があるんです。


この現象については説明しようが無いし、俺の語彙力では出来ませんww


今まではこの楽曲にそんな感覚は無かったんです。
ライブでの披露を心待ちにしていたという要素もあったのだろうし
先日の市原公演で何か俺の中の箍がぶっ壊れたかの如く
その領域にこの楽曲がランクアップしたのでしょう。

さて、今回観たアクトで一番印象深かったのは
吉岡さんの尋常ならざる程のダンスのキレっぷりでした……
この『ジェラ』という楽曲は女性の情念を描写した楽曲。
吉岡さんがこのアクトでの佇まいからは
凄みすら感じさせる『情熱』を感じざるを得なかった……

 

 


6 Non stop diamond hope~Minami ver~(田中美海さん)

 

 ライブというモノは、決め所と言うか勝負所みたいな局面があると思っています。
市原公演で言えば高木美佑さんのソロパートや
『セブンティーン・クライシス』の披露。
あくまでも、個人の主観ですがこの座間公演の核となったアクトは
ここの箇所だと思う。
この神奈川の地は、ファンタジスタ田中美海さんの出身地。
彼女が燃え滾らないワケがなかった。そして、このアクトを表現するならば……


制御不能の領域まで到達した、田中美海の個性の"暴力"だった……


別の喩えをするならば、我侭に自分の『我』を貫いたと言うべきか。
そう捉えてしまうほどにこのアクトでの田中さんの魅せ付けた『輝き』は群を抜いていた。


で……曲中で彼女が『もっと!!』とこちらを煽ってくるんですよ。


 そっちの本気の想いと魂はその程度なのか?
私がもっと輝くには熱量が全然足りない。
もっと本気の声、想い、魂を全開でぶつけて来てと。
そっちの全力全開の想い、魂、声に全力で応えてもっと輝いて
今よりももっと凄いモノや景色を見せると。


彼女が『もっと!』という言葉に込めた想いと魂。
ライブは『闘い』の場であると。それぞれがいろんなモノと闘っている。
必ず凄いモノを魅せてくれるという期待感で
求められているモノより更に上のレベルのモノを魅せてくれる事。
これまで同様、そしてこの日もきっちりと成果で魅せ付けてくれた。

 


座間・特別プログラム/ドキっWUGちゃんだらけのカラオケ大会

 

 市原公演では、キャラソンシリーズ3のメドレーと
ユニット曲の『セブンティーン・クライシス』の披露だったが
この座間公演ではまさかのカラオケ大会!

カラオケ大会と銘打つ通りに、本当にカラオケの機材持ち込んで来てるし…
ファイナルツアーで既存の楽曲演らんでカラオケ大会ですよ?
こんなの前代未聞ぢゃないのwwww


ちなみにカラオケ大会のセトリは以下記載。


1 冒険でしょでしょ?(奥野さん)
2 純・アモーレ・愛(吉岡さん)
3 Yeah! めっちゃホリディ(山下さん)
4 不協和音(永野さん)
5 Honey♥Come!!(高木さん)
6 津軽海峡冬景色(田中さん)
7 ESCORT(青山さん)
8 DANZEN!ふたりはプリキュア(全員)


 俺の殆ど知らん楽曲ばっかりだったがwww
七人それぞれの個とわちゃわちゃと楽しんでいる姿が凄く良かった。
特に、永野さんのダンスパフォーマンスは圧巻の一言に尽きる凄いモノだった。
そういや遥か昔に水樹さんのライブでもプリキュアの曲聴いたなwww
(ハートキャッチのEDだったかな?)

 

 


7 ゆき模様 恋のもよう

 

 この楽曲はステージに立つ七人では成立しない。
どんな逆境や苦難に遭っても、共に寄り添って闘い
裏切らずに共に軌跡を駆けてきた真夢達の想いと魂が傍らにあって成立する。

この楽曲について、吉岡茉祐さんはインタビューでこう答えていました。

アニメが無い時期があって、キャラクターを意識した楽曲があまり無かった時に
この楽曲と出会いキャラに寄り添い歌う事で自身とキャラクターとして歌う事の
振り幅が広がった楽曲だったと。

自分が彼女達七人と真夢達との繋がりをこの楽曲でより強く、濃く感じるのは
吉岡さんが言われた様なモノを感じているなのかもしれない。

 


8 タチアガレ!

 

 七人が客席に背を向け、イントロが響き渡る。
分かっているがこの心が湧き立って燃え滾る衝動は抑え付ける事は出来ない。
何度観ても、何度聴いてもだ。

音源で何度聴いてもこの感覚には到達出来ない。
会場の雰囲気とある種の狂気的な熱気と、七人の本気の想いと魂がそうさせる。


大宮公演でこの楽曲を聴いた後、俺はどうなってるんだろうか?
 

 

9 HIGAWARI PRINCESS (PRINCESS Minami Ver)

 

 神奈川・座間公演という事で…プリンセス・田中美海バージョン。
3rdツアーのBDにも彼女のバージョンが収録されておるので
このバージョンの認知度というものは高いんじゃないかと思います。

さて、彼女のバージョンの見所は小道具として使われているステッキ捌きでしょう。
凜然とし、時に可愛らしくあり、視覚を的確に攻めて来ており
ファンタジスタの真骨頂を如何なく発揮しておるじゃないか。
(意味不明www)


やっぱり、田中美海は凄かった……そう唸って賛辞の念が抱かずにいられない。

 

 

10 極上スマイル

 

 この座間公演も、濃密で激熱だったのでこの辺の記憶が曖昧www
ただ、身体が覚えているんですね。この楽曲でぶち上がったのは覚えておるんです。

七人が全力で楽しんでパフォーマンスして、客席を本気の想いと魂で応える。
これまでの軌跡の刻で培って来た楽曲の強さは並みのモノじゃない。
出し尽くした感覚は彼女達や我々には微塵も無くもっと走れるしまだまだ闘える。

この楽曲はこれからももっと強くなれる。

 


11 Polaris

 

 終焉の刻は容赦なく迫って来ている……
でも、七人は真っ向から抗い闘いを挑んで、尚輝こうとしている。
七つの星の輝きはそれぞれに違うモノだが寄り添い
繋がる事でより強烈な輝きを増していく。

この楽曲も彼女達の輝きに負けない様にまた進化をして来ている。


『La La La……』の所で湧き起こるワグナーのシンガロングや
吉岡さんのソロパートで純白の光が、彼女のイメージカラーの赤に染まる刻……
この楽曲でこんな表現は相応しくないのは百も承知だが敢えて使うと
赤に染まっていく様は、楽曲に新たな『血』が宿り巡る様に思えてならなかった…

 

 

EN1 One In A Billion(WUG ver.)

 

 歌い出しでの吉岡さんと青山さんが既に"絶唱"モードに入っておった。
申し訳ないが気を悪くされる方がいるのは承知で書かせていただきますが
この楽曲の最終形態と言うか、完成形はやっぱりMay'nさんがいて
八人全員で歌われる刻なんです。
勿論、彼女達七人もその事は重々承知の事でしょうし
生半可な気持ちでこのファイナルツアーのセットリストには組み込まないでしょう。

一緒にやったからこそMay'nさんの凄さをまざまざと感じ
自らの弱さと真摯に向き合い、真っ向から限界に挑む事。
そして、May'nさんがこの場にいなくてもこの楽曲を成立させる事。
その意気込みが彼女達を"絶唱"の領域へと辿り着かせたのでしょうかね……

 


EN2 僕らのフロンティア

 

 この楽曲のセンターは、田中美海さん。
私見ですが座間公演を牽引していたのは彼女だったんじゃないでしょうか?
思えば、彼女は七人の中で最も早い時期に多方面への進出があった人。
彼女にとっては様々な現場体験がまさに未開拓の領域だったでしょう。

かく言う自分も他作品に出演されている田中さんを観てWUGを知った。
そして今では七人それぞれが多方面に出て行って存在を撃ち込んでいっている。


 憧れのほうへ この手のばした 進め 僕らのフロンティア

 ―Wake Up,Girls!僕らのフロンティア』より引用


田中さんのソロパートでの"絶唱"と未知の領域へと挑む"誓い"は
ますます色濃く熾烈なものへと進化している様に思える。

 


EN3 7 Senses

 

 一番のサビ前で新たに加わったまゆしぃへのコール。
その声量は市原よりも大きく強いモノに聴こえました。
そして、Cメロ前の間奏の前に吉岡さんが『行くよ』と言ってくるんですが
自分は現地でよく聴き取れなかったんですが、この日は何と……


『来いよ!』と叫んでいたようです。


彼女のこの魂の叫びには色んな解釈が出来る。
終焉の刻に真っ向から抗う為に自らを鼓舞させる為なのか?
そっちの熱量じゃ全然燃えないから、もっと本気の魂をぶつけろ!と煽ったのか?
これに正解や満点の解答は無いのでしょう。
おそらくは、彼女の本能がそう叫ばせたと俺は勝手に思っております。

 

 

 ―あとがき―


 取りあえず……大宮公演の開幕前に書き終えて胸を撫で下ろしていますwww
かなりの駆け足で書き殴っていますので
いつも以上に語彙力の欠片が感じられず、とっ散らかった文章になっていますが
それは自分の至らなさが原因でありますのでご容謝願います……


この座間公演にて感じたのはこれまでに彼女達七人が魅せて来た
『闘う姿勢』を存分に感じたのは言うまでもありませんが
何よりも強烈に感じたのが、彼女達が本当に楽しんでパフォーマンスをしていました。
勿論今までもその要素は感じていましたが、今回はより強烈に激しく感じました。

 
今週末はいよいよPARTI Start It Upのラストの大宮公演という『戦』だ。
七人の全力全開の想いと魂を俺の網膜と脳ミソにきっちりと焼付け
そして感謝を綴り記録と記憶として残す事。

 

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予想を裏切り、期待にきっちり応えてくれるのか?
大丈夫。あの七人なら必ず応えてくれるしやってくれる。


理由や根拠なんてないし必要ない。


信じてるから。

 

 

 

 

 

開かれた"もう一つの闘い"への扉~Animelo Summer Live 2018 出演決定に寄せて。

 Wake Up,Girls!の七人にとって……もう一つの『闘い』の扉が開いた―

 

 


先日のWUGファイナルツアーの初陣となった
市原市市民会館にてその報は発表された。

 

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8/24(金)Animelo Summer Live 2018 “OK!”への出演が決定!

 

 その報が告げられた後、場内は割れんばかりの歓声(魂の叫び)に湧き
そして……ステージ上の彼女達七人は呆然とし
吉岡茉祐さんはその場に座りこみ、青山吉能さんは人目を憚らず涙を見せた。
彼女達はこれまでに3度アニサマの舞台に立って来たが
あの場で『闘える』という事は当たり前の事ではなく、その重みを熟知している。

特に、解散が発表されたという事もあって……ユニット・WUGとしての最後の夏
だが、今回の参戦は厳しく、そして…叶わないと彼女達も思っていたとの事。
それでも尚、最後まで参戦の望みを諦めない人はいたでしょうし
一方で…無理じゃないかと諦めていた人もいたでしょう。


この"奇跡"を起こしたのは、僅かな可能性を信じて動いた人達がいた
どういった経緯でWUGの参戦が決定したのかは窺い知りません。
そして、人を動かすのは人の本気の想いと魂を誠心誠意伝える事も不可欠。
現在の状況、要因、彼女達七人のこれまでの軌跡…
全ての事象が複雑に絡んで、合致したからこそこの奇跡を成し得た様に思えます。

 

 WUGにとって初めてのアニサマ参戦は2014年の事。

 

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 披露したのは『タチアガレ!』7 Girls warの二曲。
しかし…彼女達にとっては苦いアニサマ参戦となったと敢えて言わせていただく……
初手にて披露した『7 Girls war』での田中美海さんのマイクにトラブルが起こり
彼女の声が届かないというアクシデントが発生。
BDに収録されたバックステージでの田中さんの涙と
他の六人のどこか悔しさを滲ませるような表情は、強烈に俺の胸に残っておる。


 
 2015年は前年披露した『タチアガレ!』少女交響曲を引っさげて
再びアニサマの舞台にて闘える事となった。

 

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印象深かったのは、田中美海さんの気迫と闘志が漲る"絶唱"と
MCで彼女が解き放った魂の叫びだった。
そして、バックステージでの皆に感謝の言葉を告げながら涙する彼女の姿と
成し遂げた充実感に満ちた清々しい表情のメンバー達。

 

(BD視聴ですが、アニサマ2014と2015の所感は以下のリンク先で書いてます)

 

akatonbo02.hatenablog.jp

 

 

 2016年は残念ながら参戦は叶わなかったが
3rdツアーの千秋楽のMCでリーダーの青山吉能さんが
皆の心情をこんな感じで代弁してくれました。


『もっと強く、大きくなって、皆さんをもっと大きい会場に連れて行く!』


それは、青山吉能の…いや、WUG七人の『魂の誓い』なのだと…

 

 

 

 そして…2017年、三度目となるアニサマ参戦を果たした。

 

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May'nさんとのコラボユニットWake Up, May'n!でのアクトと

 

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他作品のタイアップソングである恋?で愛?で暴君です!
ツアーを経て新たな『血』と『魂』を宿して『進化』させた
七人にとっての『勝つ為のとっておきの切り札』となったBeyond the Bottom

 

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『タチアガレ!』や『少女交響曲』当時の新曲『7 Senses』ではなく
SSAの舞台にて『Beyond the Bottom』を披露する事の意味と重さ……
で、挑む事とこれまでの軌跡にて培った七人の進化の証明と
WUGが存在していた『証』を見事に撃ち込んだアクトとなった。

 

 

 

 さて……参戦が叶ったら、何を歌うのかを予想してみる。
確率的に高いのは新章OP7 SensesPolaris
最新のシングル曲である『スキノスキル』あたりが来るのではないだろうか?


でも…俺は、暴論・エゴであるのは百も承知で敢えて言いたい。

(ちなみにコレはある方も以前に仰られていましたし、同意見です)


 さいたまスーパーアリーナという"もう一つの約束の地"
アニサマという舞台での"もうひとつの約束の時"にて

 

 


7 Girls war』を歌ってはくれないだろうか…

 

 


 彼女達七人が2014年の刻で落としてしまった最大の『忘れ物』
七人の姿、声、パフォーマンス………
どれ一つとして欠けても、彼女達のステージは成立しないんだ。
七人揃っての『7 Girls war』が見事に披露された刻こそ
もう一つの『闘い』に勝つ事なのではないかと俺は勝手に思っております。

 


あくまでも、これは俺個人の暴論なので、どの楽曲が披露されても良いんです。
そして、彼女達七人はきっと素晴らしいパフォーマンスで
こちらの信頼と期待に応えてくれるでしょう。
残念ながら自分はこの刻と場に参戦は叶わなかったが
参戦される方に勝手ながら俺の想いと魂を託したいと思います。

 

 

 

感謝を胸にいざ参らん~Wake Up,Girls!FINALTOUR- HOME - 千葉公演(夜公演)参戦レポ

 7月14日、千葉・市原市市民会館大ホールにて開催された
Wake Up,Girls!FINALTOUR―HOME― ~PARTI Start It Up, ~千葉公演(夜公演)
に参戦して来ましたッ!!!!!!!

 

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今回の記事はその公演の参戦レポを書き綴っていく。

 

 

―楽曲の所感の前に書いておきたい事―


 今回のツアーはツアータイトルにFINALTOURと銘打ってある様に
WUGとしての最期のライブツアー≒最期の戦いとなる。

(注:最期と書いたがこれは変換ミスでなくあえてこの表記にしました)

参戦後に強烈に印象深かったのは七人それぞれの

そして…『気合い』≒『闘志を強烈に感じさせ訴え掛ける様な激熱なモノだった。


 パンフレット内で七人が解散について語っておりましたが
前を向く決意と覚悟はあるけれども
やっぱりどこか受け入れ難いモノをそれぞれが語られていました……
そう簡単に割り切れるモノじゃないし
おそらくこの感情との闘いにもなるのでしょう。

当然の事ながら、この長い最期の戦の初陣となるこの千葉公演に懸ける
七人の偽りのない本気の想いと魂があったのは勿論なのでしょうが
何か形容し難い見えないモノに真っ向から捨て身の殴り合いを挑み
これまでの軌跡で彼女達が魅せ付けて来た
予想を裏切り、期待に見事に応える事と、常に前を見据え攻めていく気概
七人がこれまで以上のものを魅せてやろうという心構えでこの初陣に臨んだ。
そんな七人の想いと魂を直に観て、触発されないワケがなかったと思います。

 

…と、いうわけでここから参戦レポを書き綴っていきます。


ちなみにメモの類は毎度の如く取っておりませんので
曖昧な部分が多々あるかと思われますが、その点はご容謝下さい。

 


注:ここからは、ツアーのセットリスト等ネタバレ満載で
一切の容赦無しに書き殴っていきますので閲覧の際にはご注意願います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1 SHIFT

 

 まず、開幕前の山寺宏一さんのナレーションで度肝を抜かれたwww


いやね……あんなの意外すぎてざわつくの当たり前じゃないのwww


このキャスティングがどういう経緯で決まったのかは窺い知るモノではないが
山寺さんのご出身も東北・宮城県との事なのでその辺りなのかなと思えなくも無い。


で、開幕前の幕越しに七人の影が映し出される演出は見事なモノだった。
この楽曲はミュージカル調の強い楽曲でして
今回のステージセットの構成がミュージカルのステージを彷彿させる様になっていた。
あと、椅子を用いたダンスパフォーマンスやマイクスタンドでの歌唱
特に吉岡さんの歌う姿が本当に格好良かったんだよなぁ……


(…俺の席からはよく見えんかったが、多分マイクスタンドがあった筈ww)


特に、曲中の台詞パートで『鍵が無い~』の所ではこれは実際にステージから
七人が客席に降り立ち、実際に『鍵』を探すという演出が成されたのが印象的だろう。


 満を持しての披露という表現が一番相応しく最も披露が待ち望まれていた楽曲ですが
まさか、ツアーの初陣のオープニングアクト
持って来るのは完全に意表を突かれた……


この楽曲はどちらかと言えば、変化球的要素の強い楽曲だと思います。
これまでのツアーや単独公演でも変化球的要素の強い楽曲を初手に持って来る構成が
なかったワケではありませんが先述に書いた様にこの楽曲の変化は異質の領域にある。

待ち望んでいた楽曲かもしれないが、披露の機と順を違えると一気に瓦解してしまう。
これをオープニングアクトに据えたのはギャンブルですよ。

ですが……あえてこの楽曲を初手に持って来て
守勢にいくのでなく、真っ向から攻勢を貫く姿勢と気概を魅せ付ける。
七人がこれまでの軌跡で魅せて来た本気の想いと魂でこの賭けに挑んだ。
それは彼女達七人なりの『流儀』の様にも思えてならない。


言わずもがな…完全に意表を突かれ撃ち抜かれて魅了されてしまったので
この『賭け』は彼女達の完全勝利だったのは改めて書くまでもないだろう。
視覚と聴覚を刺激された素晴らしいオープニングアクトでした。

 

 


2 恋?で愛?で暴君です!

 


 SHIFT披露時に纏っていた衣装を颯爽と脱ぎ捨てWUGの衣装ではレアな
n○o JAPANを彷彿させる漆黒のエロ…艶やかな衣装に早変わり。

 

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 オープニングアクトのSHIFTに続き、変化球的楽曲をぶち込んで来た。
WUG以外の他作品のタイアップ曲でもあり、トリッキーな楽曲ではあるが
曲調的にも盛り上がれる楽曲なので今回初参戦の方も思い切り楽しめると。
定番となる楽曲ではなくこれまた変化球で強気にぶち込んで来る。
でも、今のWUGにはそれを可能に出来る手段がきっちりとある。
そんな感じでしょうかね。


以前に書いたGreen Leaves Fes参戦レポにも書きましたが
この楽曲は脳ミソの理性という螺子を完全に緩めてただひたすらに楽しむ楽曲。
あの刻での俺は楽曲の雰囲気を完全に楽しめていなかった。
でも、今回は何か違ったんですよね。
グリフェスの時よりか幾分自然で無心に近い状態で楽しめた様に思えた。


ただ……まだ完全に吹っ切れて楽しめてないので
この楽曲と俺との闘いはまだまだ続く模様であるwwww

 

 


3 地下鉄ラビリンス

 

 当ブログの駄文ライナーノーツや参戦レポ内に度々書いておりますが……
楽曲というモノは成長していくというのが手前勝手な持論でありまして
様々な披露の機を経て進化して強い楽曲になって
この楽曲が今、どんな存在感を放っているかを知ると理解してもらえると思う。


そして、この状況に際しての彼女達七人の心情を表している楽曲でもあると思える。


彼女達が今後それぞれ歩んでいく表現者としての軌跡は平坦な道だけではなく
迷路の様に(ラビリンス)複雑に入り組み、尚且つ荒れ放題の獣道なのだろう。
でも、彼女達はもがいて抗いながらもこの荒れ放題のラビリンスをひたすらに往く…
盛り上がりがある程度確約され、明るく楽しい曲調でもあるので
ライブの序盤で差し込み易い楽曲なのでしょうが、俺は別の真意があると勝手に思う。

 

 ね いちばん前の風景が見たい ぐっと 夢を胸に抱いて

 ね 迷いながらも進んでく そうだ 地下鉄ラビリンス


 Wake Up,Girls!『地下鉄ラビリンス』より引用


ここの節々に込めた七人の想い、覚悟や決意表明をしている様に思えてならない。

 

 


4 君とプログレ

 

 ここまでの楽曲が盛り上がる楽曲揃いでしたので
沁み入って傾聴させる系譜であるこの楽曲が来た事でいい感じの落差が出て来る。
こういった"動"から"静"へと一気に切り替え魅せる構成は好きだったりします。


この楽曲に限った話ではないが、楽曲の解釈は不定形なモノだと思う。
ただ、その振り幅的なモノは様々にあって、この楽曲はその自由度が高い様に思える。
WUG新章劇中にて真夢と志保がドラマで演じたヨウコとミツキの心情描写でもあり
I-1の鈴木萌歌の心情やI-1全体の描写という解釈も成り立つ様にも思える。

今回WUGがカバーしているが、七人との関係性と軌跡を表現している
と言う解釈も成り立つと自分は勝手ながら感じさせてもらった。


『そこだと息がしやすい』


幾度もぶつかり合い、壊れそうになった……
だが、それを乗り越える度に七人の絆は強固なモノへと『進化』し
息がしやすい≒居心地の良い場所≒HOMEへと繋がったという
手前勝手な解釈は飛躍し過ぎた感は否めないところではあるww

 

 


5 ジェラ

 

 うおおおおおおおおおおッ!!!!!!!本当に待ってたんだよ聴ける刻を!!


注:心(魂)の叫びですwww


 イントロが聴こえた瞬間……俺の網膜と脳ミソは『記憶』する事を放棄し
理性というヤツは遥か彼方の地平へとすっ飛んだ……
ただ俺には『ジェラ』の披露が最大級の奇襲攻撃でした。
そりゃもう、サッカーベルギー代表カウンターアタック並に鮮烈なモノでしたよ。

映像で観ただけなので判断材料としては希薄で、尚且つ刻が経っておるのだが…
2ndツアーでの『ジェラ』は自分の感覚としては"動"の要素で魅せる印象が強かった。
ですが、あれから刻が経って様々な経験を経て来た彼女達が魅せてくれたのは
これまで同様"動"の要素で魅せつつも、"静"の要素でもきっちりと魅せ付けてくれた。
しかもだ、七人が纏う漆黒の衣装がこの楽曲の持つ『艶っぽさ』に
更なるブーストをかけていた様にも思えた。


で……1番サビ前で高木美佑さんのパート『I got Jealousy』の
彼女独特のエロ…艶やかな歌声が

 

俺の網膜だけではなく聴覚をも完全に破壊し魅了された……

 

 正直な話…『ジェラ』のアクトは完全に記憶出来ておりません。
本当にただ純然な感覚で彼女達のパフォーマンスに魅入ったとしか書けないww
乱暴な表現で恐縮だが……敢えて表現するなら彼女達の網膜と聴覚への


Atrocious Raid(訳:暴虐なる襲撃)と勝手ながら称させていただく。

 

 


6 Non stop diamond hope~Miyu ver~(高木美佑さん)

 

 この千葉公演は"笑顔のファンタジスタ"高木美佑さんのHOME(出身地)での開催。
今後どうなるかは分からんが3rdツアーでやった
ソロパート担当を会場でそれぞれ異なる
座長プリンセスシステムでいくのでしょうかね?
それは次の神奈川(座間)公演にて分かるのでしょう。

さて、この楽曲はソロ曲であり歌詞が七種類存在しておるのが最大の特徴で
センター固定制ではない『HIGAWARI PRINCESS』の
亜種的な楽曲と自分は認識している。

岡本未夕のアイドルとライブへの想いだけじゃなく
彼女に魂を吹き込む高木さんの想いと魂と信念が歌詞には込められていて
それを強調しているのが下記の節だと俺は思える。

 

 みんな笑顔になってくれたら 楽しい時間になれば

 大好きなライブでいつも そんなことばかりを考えちゃいます


―岡本未夕(CV:高木美佑) 『Non stop diamond hope~Miyu ver.~』より引用

 

 自分は"笑顔のファンタジスタ"高木美佑さんを勝手に称して来た。
彼女を見ていて強烈に印象深いのはやっぱり笑顔で心底楽しそうにしている姿。
全体曲でもそうだが、ソロ曲となると彼女の笑顔はより輝きを増していく。
彼女の『信念』とも言える言葉"Keep smiling"が彼女を駆り立てるのでしょう。

高木さんが笑顔全開で躍動すれば、我々はオレンジの光で彼女の想いに応える。
彼女と受け取り側の『想い』を行き来させ双方が笑顔で楽しむ事が
高木美佑という表現者の追い求めている表現の形。
そして、高木さんと共に寄り添い軌跡を共に駆けてきた
岡本未夕の想いと魂もこの楽曲には欠かす事の出来ない最重要な要素。


ステージに立っていたのは高木美佑さん一人だけじゃなかった。
彼女の傍らにはちゃんと岡本未夕が存在していた様に思えてならないし
どちらかの想いと魂の繋がりが欠けては真の意味で成り立たない楽曲なんだ。

 

 


7 プライド(奥野香耶さん)

 二人の"KAYA"の想いと魂
 


 ここからはキャラソンメドレーへと移行。
先陣を担うのは魔性の領域を持つ奥野香耶さん。


正直な話、意外過ぎて本当に驚いた。
どういう経緯にてソロパートの順番が決定したのか分からないので
俺の完全な妄想で書いてしまいますが
もしかすると奥野さんが一番手を志願したのかな?なんて思っております。

(根拠は無いので私見の域ですが…)

あの解散発表での彼女が見せていた悔しさを滲ませながらも
何とか懸命に言葉を選んで伝えようとしていた彼女の姿は忘れる事は出来ない…
そして、パンフレットに載っている七人のサインと共に書いてある言葉


 一つひとつを大切に。いくぞ!


短いながらも奥野さんがこの最期の戦いに懸ける並々ならぬ『闘志』の様であり
ツアーを完遂した後に、自身の中にその先に繋がるモノを見つけたいとも語り
貫きたい『決意』と『覚悟』を秘めた言葉に思えてならないのです。


サビ前の『私は本気だよ』という台詞と
メドレーでは歌われなかった箇所の歌詞『本気を出した私は豹変する』の節にある
この『本気』という語が何かステージ上での奥野さんと
彼女の傍らに寄り添っていたであろう夏夜の想いと魂
彼女達が率先して魅せた『闘志』は先陣を切る者として相応しいモノを感じた。


先陣を担う者の役割は本当に重要なモノ。
奥野さんの抱いていた重圧や緊張感は凄いモノだったでしょう。
しかし、その重圧をはね退けて見事なアクトを披露した。


彼女と夏夜の闘う者としての信念と抱いているプライド=矜持が
二人の背を押し、更なる高みへと翔ばせたのではと思えて来る。

 


8 ぽんとPUSH! もっとSMILE!(田中美海さん)

 剛毅なるファンタジスタの煌きと強さ


 二番手はとても難しい役目だと思います。
スターターが作りだした雰囲気をどう料理していくか?これは大事な事である。

彼女の凄さは俺の拙い語彙力では表現しきれない底の深さを持つが…
特に凄いと感じるのは俯瞰的視野の鋭さと冷徹さをも感じさせる程の
状況判断力なのかと勝手に思っておる。
冷徹というイメージが田中さんに相応しく無いと思う方は多いというか
俺以外彼女に冷徹というイメージはまず持っていないでしょう。

でも、彼女の変幻自在で場の状況に応じて自身の立ち位置を変えられて
他者を活かしていく所を見ていると、自分は彼女にそういう要素がある様に思うし
WUGでの彼女の立ち振る舞い方が『黒子』として
ユニットのバランサー役を担っている印象だと思うんですよね。

その田中さんの絶妙なるバランス感覚はこの日も健在。
奥野さんがきっちりと盛り上げた場の雰囲気を壊す事なく
彼女の『個』の輝きにて更に盛り上げてきっちりと次へと繋げた。

求められる成果以上のモノを魅せ付けるのがファンタジスタの真骨頂。
その点をしっかりと理解し颯爽とこなしていく田中美海さんの輝きと強さ。


彼女の底深さと広さには本当に感嘆の念しか湧いて来ない。

 

 


9 ユメ、まっすぐ。(吉岡茉祐さん)

 "絶唱"が紡いだ真っ直ぐな想いと夢


 イントロが始まっておるのにステージ上に吉岡さんの姿はない。
そりゃその筈。吉岡さんは前方ブロックを後方ブロックの間の通路にいたのだから。
ちなみに俺がいた座席(16列目)から近い位置!!!!!!!

ただ、颯爽と彼女は駆け抜けて行ったので俺の意識は無事であったww

 『何でも屋』という吉岡さんが抱く
彼女の理想の表現者を目指す『真っ直ぐ』『夢』
真夢の理想の『幸せ』の形を追い求める彼女の『真っ直ぐ』『夢』
両者の『真っ直ぐ』『夢』と想いと魂は
真夢の背に翼が生え大空に羽ばたくかの様な
吉岡さんの力強く伸びやかな"絶唱"は熱いモノでもあるが
同時に沁み入る様で柔和的な優しさを感じさせる。

センターとしてこれまで背負って来た重たいモノ……
だが、その重みが彼女をより高みへと成長させる源でもあったのでしょう。
真夢が、吉岡茉祐が様々な場にて魅せなきゃならないものや伝えたいもの
それらが幾重にも積み重なって成り立ち辿り着いた"絶唱"なんだと思える……


それは、自分の中で熱く沸々と湧いて燃え滾るモノを感じてはいるが
彼女の優しげで晴れやかな"絶唱"の余韻に浸っていくモノも感じていた。
アンバランスではあるが、不思議と心地良い感覚だったりする。


吉岡茉祐さんの"絶唱"とこの楽曲が
更なる進化を遂げた段階でまた傾聴したい楽曲だ。

 

 


10 ドラマチックを君と(山下七海さん)

 山下七海の一期一会の想いと魂……

 

 彼女は開幕前夜に更新したブログにこう綴っていました。


勝負の連続、後悔しないように私のなにもかもを賭ける!!

Wake Up, Girls! official blog リハーサルでは、てへへNanaminnより引用



彼女が掲げた、幾度も、何度でもという意味の"again & again"という言葉。
このファイナルツアーに懸ける強い想いと決意……
勝負の連続=常に初陣、一戦必勝の心構えの覚悟で挑む事を表した様に思える。

この楽曲は彼女が持つ野生的な魅惑の領域で魅せる楽曲でもあるが
純然な歌声で傾聴させる要素を持つ楽曲でもある。
視覚で彼女の躍動する姿に魅了され、聴覚で彼女の純然な歌声を傾聴する…
この刻はとても素晴らしくかけがえのない尊い刻。
彼女の暴力的で圧倒的な魅惑の領域で魅せ付ける事も出来るが
このアクトは全く別の要素である、純然な想いを直情的にぶつけて来た。

自分を信じる力は、努力を重ねた力に比例する。
どちらの要素でもきっちり魅せられるのは山下七海さんの『才』

本当に掴み所がなくて、(良い意味で)タチが悪い。
だが、山下七海という表現者には抗いきれない魅力を感じてしまうんだな。

 

 


11 Dice of Life!(青山吉能さん)

 限界を超えた血が流れる"魂の絶唱"

 

 彼女のアクトもステージ上ではなく、吉岡さんの時と同様に通路に現れる。
ただ、吉岡さんの時とは違い、自分のいたブロックの数メートル先に居座っていた。


コレ……理性ぶっ飛んだよねwwww


またパンフからの引用ネタですが……
サインと共に記載していた意気込みに青山さんが綴った言葉は……


 絶対に忘れない。忘れさせない!!


シンプルではあるが、彼女の決意と覚悟が凝縮されていて
湧き立ち、燃え滾る情熱を感じさせてくれる。
で……この『Dice of Life!』は完全な『闘いの楽曲』である。
七瀬佳乃の…そして、青山吉能の闘いの楽曲なんです。
このファイナルツアーという最期の闘いに臨む
彼女達のアンセムソングという解釈が出来る様に俺は思えるんです。

青山さんがステージではなく通路にて歌った事。
彼女が立っていた場は全方位から見られる位置だ
その行為に込められたのは彼女の偽りない本能と伝えたい想いと魂。
出来得る限りより近くで、多くの人達に見てもらいたくて歌を聴いてもらいたい。

見方を変えてしまえば彼女の演出は演者のエゴという見方にも成り得る…

だが……扉は叩かなきゃ開く事は無い。
そして表現の世界は決められた答えや模範解答の無い世界でもある。
可能性の限界まで挑み、出し尽くそうとする彼女が
ショートバージョンのラスサビで
『続けることに意味があるなら 信じてみるのも悪くはないはずさ』の節で聴かせる


青山吉能"魂の絶唱"は本当にもの凄いモノだったんだ。
彼女の"絶唱"を間近で聴き、身震いし鳥肌が立ちまくり忘れられないアクトだった。


貴女の決意と覚悟…勝手ながらきっちりと受け止めさせてもらった。

 

 


12 Party! Party!(永野愛理さん)

 繋がり、帰れる"里"と"深愛の理"


 
 タイトルの『Party』は集団=グループという意味の方だと自分は解釈している。
歌詞にある帰る・帰りたい場所、集まろう、そして…おかえり。
ファイナルツアーの題に銘打たれている『HOME』に繋がっていく。
林田藍里の名前の一字にある『里』
永野愛理さんの名前にある『理』にも『里という字が含まれ
『里』という字には人が集まる場という意味も込められてもいる。


 自分は歌う事は得意ではないと言っていた永野さん。
でも、歌の持つ力の強さと凄さを純粋に信じている。
歌だけではないが表現というモノは完璧な技量をもってしても
その全てを伝え届ける事は不可能な話。
勿論、ある程度の技量は必要不可欠なのでしょうが
時に表現者の技量を凌駕した想いや魂が伝わって心に響く事がある。


永野さんと藍里が抱いているWUGへの想いや
そして、繋がって帰れる場と
再び歩み出せる起点となれる場の存在への感謝の念を
柔和で語りかける様に一語一句を大切に歌い上げていく。


永野さんと藍里の想いと魂、深愛の情……
闘い方は七人それぞれ違うがこの闘い方は永野愛理にしか出来ない闘い方。
秘めているモノは貫き通したい『我』『意地』があって
彼女にしか咲かせる事の叶わない『花』なのだ。


しかし、このアクトの所感は参戦レポとしては何か間違っておるな……

 

 


13 シャリラ!(高木美佑さん)

 魂の咆哮!!!!!!!

 

 このキャラソンメドレーのトリを務めるのは"笑顔のファンタジスタ"高木美佑さん。
公式かどうかは知らんが、曲題の『シャリラ!』は
大声で叫ぶという意味のshout it outの発音がシャリラに聴こえるかららしいとの事。
曲調がアップテンポで明朗な楽曲なので初聴時からライブ映えすると思っていた。
で、タオル(俺は頭に巻いておるので拳w)を
振りまわす曲でもあるので、まぁ盛り上がりは凄かった。


曲調は明るく奇を衒わない南国感漂うサマーソング的なモノであるが
歌詞の一部分では若干ながらネガティブ感のある節があって
今のWUGの置かれている状況と重なるモノを感じる。


だが、ステージで笑顔全開で躍動している高木さんからは
そのネガティブ要素を吹き飛ばす為に
思いっきり叫んで全開で楽しめ!と……言っている様でもある。
そう……立ち止まっておる場合じゃない。座して終焉の刻を迎えるのではなく
簡単に終わらせない為に出来るのは最期の刻まで全開で駆ける事。
楽しんだ者勝ちという先人の尊い言葉がある様に
考えるな、本能のままに叫び全力全開で楽しむ事がやっぱり大切なのでしょう。


ファンタジスタ田中美海さんとはまた違う『強さ』をもった
笑顔のファンタジスタ高木美佑さんの『伸び代』
まだまだ未知数で彼女はもっと強く輝ける。

 


14 セブンティーン・クライシス

 


 まてまて…意外過ぎて脳ミソが処理出来る領域を超えておるじゃないのwww
ただ、今にして思えばあり得なくはないんですよね。

楽曲は使い所というモノがあるものと思っています。
その使い所は公演、会場、演出によってまちまちではありますが
それぞれに必ず存在していると思います。
セブンティーン・クライシスは高木さんがセンターを務めるユニット曲。
この公演会場は彼女の出身地・千葉。
高木美佑さんの凱旋公演という意味合いをもつ公演でもある。


場と刻はやって来た。そう、ここで披露しないワケはなかったんです。


この楽曲を歌う、高木さん、吉岡さん、永野さん、山下さん、奥野さん。
可愛さを前面に出しながらも、凜然としたキレでも魅せ付け
そして、魅惑的要素で確実に撃ち落していく。
五人の『個』の力が見事に合致し、それぞれの特性を如何無く発揮して輝く。


もっと強く輝けるし、どんなところまで行き着けるのか?
この楽曲がもっと成長していく事、その軌跡をまだ追いかけていきたい。

 


 
 ここでライブの方は一旦中断し、WUG新章のサイドストーリー的な朗読劇に移る。
今公演では本編でメンバーが同居する事になったシェアハウスに命名する過程の
ストーリーをアドリブを交えつつコミカルテイストで描かれていった。
この朗読劇は公演毎に違って来るとの事だそうです。


 朗読劇が終わると、スクリーンにはWUGメンバーと
コンテンツが抱く東北への失くしてはならない想いが綴られたVTRが流れた……
このVTRについては俺の拙い語彙力では伝えきれるモノではないので
今後参戦される方はご自身の目で刻み込んでいただきたいと思います。

 

 

 

15 ゆき模様 恋のもよう

 

 衣装を5周年ライブの際の衣装に身を包んだWUGメンバー。
東北の想いが存分に詰め込まれたあのVTRの後で
この楽曲披露は本当にズルくて、涙腺を刺激されまくっておった……

冬模様の仙台をモチーフにした日常的な雰囲気と
舞い降りる雪が創りだす幻想的な雰囲気との融和が心地良く沁み入らせる。

純然であり清廉な七人の混じりっ気の無い想いと魂。
そして……彼女達だけじゃない
真夢、藍里、実波、佳乃、菜々美、夏夜未夕の魂も
そこにはきっちりと共に在った。

単純な関係じゃなく、簡単に離れられないモノで繋がっている。
様々な逆境や困難を共に闘って来た掛け替えない
そして、これからも変わる事のない唯一無二の存在なんだ。

 

 


16 タチアガレ!

 

 初めてこの楽曲と巡り合い、魂を鷲掴みにした刻の衝撃は忘れられないだろう。

そして、俺がこの刻までに参戦し聴いて来たどのアクトも印象深く焼き付いておる。
2ndツアー、WUGフェス2015、3rdツアー、WUGフェス2016、アニュータライブ2017
4thツアー、WUGフェス2017、Green Leaves Fes……そして、このFINALTOUR。

どのライブのアクトが最も優れていたなんて言えない。
参戦出来てその刻と場でしか出来ないモノしかなかった。
答えにならんだろうが、俺にとってはどれも掛け替えの無いモノなんです。

彼女達七人が初めて出会えた原初の楽曲。
共に在って、寄り添い闘って来た『戦友』の様な存在。

 このFINALTOURでのアクトも素晴らしいモノだった。
歌というものは嘘や誤魔化しが効かないものであり
楽曲の力と限界領域を引き出せるのは人の力なんです。


 もっと もっと 想い伝えたい 

 どれだけ傷ついてても譲れないものがある

 聴いて 聴いて 必死に歌うから

 嗤われてもいい 負けはしない タチアガレ!


 Wake Up! 眩しい日差し浴びて 今 胸の希望が 君と重なる


Wake Up,Girls!『タチアガレ!』より引用


 吉岡茉祐さんと青山吉能さんが"魂の絶唱"で歌い継ぎ
この楽曲を『進化』させ新しい『魂』『血』を宿らせる。

で、彼女達二人の"絶唱"は『意地』の張り合いでもある。
刺激しあえる関係であり、最も負けたくない相手でもあり
互いの力量を最も評価して認め合っている。

本気の想い、覚醒する獰猛な本能、臆せず邁進する気概、いざ闘いの刻。

現状に満足せず先陣を切って高みを目指す飽くなき闘志を
センターである吉岡さんとリーダーの青山さんは示して来た様に自分は思える。
彼女達二人のだだ漏れする情熱は他のメンバーに伝播する。

参戦出来る事やそこで聴ける事への"当たり前の奇跡"
そして……『タチアガレ!』という楽曲に出逢えた"奇跡"に感謝し


信じてる。七人が誓い合った約束の刻と地で『タチアガレ!』が披露される事を。

 

 


17 HIGAWARI PRINCESS(PRINCESS Miyu Ver)

 

 『Non stop diamond hope』があったのなら、この楽曲をやらんわけにはいかん。
とは言うものの、ここまでの濃度が濃過ぎてこの楽曲の存在が抜けておったがwww
千葉での公演って事で単独公演では
3rdツアー初陣以来のセンター・高木さんバージョンだ。

この楽曲も披露を経ていく度に成長して来ました。
センターが可変制であり楽曲のイメージが変化していけるという
汎用性の高さもあるのでしょうが、楽曲自体が強いポテンシャルを持つ。


正直な所……このアクトの詳細はあまり憶えていないんですよねww
と、言うのは、七人の舞い踊る姿(特に高木さん)に見惚れ傾聴してましてねぇ
(って言うか、ちゃんと自分の特推しの子を観ろというお叱りは甘んじて受けます…)

 

 

 

18 極上スマイル

 


 安心感と滾って来る高揚感はWUGのライブに参戦している実感をさせてくれる。
まだ、燃え滾れるのか?私達の『本気』を受け止めれるのか?
彼女達七人から我々に突きつけた挑戦状。
こうなったら互いに退く事は出来ない。
7人の闘争本能剥き出しの想いにこちらも全身全霊の想いをぶつける。

ライブとは誤魔化しの通用しない闘いの場である。
何度も参戦して聴いて来たが、この楽曲の所感は本当に難しい。


だってねぇ……


全開でぶち上がって楽しんじゃってるから憶えちゃいねぇんだよなwwww


受け入れて前を向く覚悟を決めた人、まだ受け入れ難い人。
色々複雑な想いはあります。
でも、彼女達七人は最期の刻を迎えた時に極上の笑顔で迎える決意を固めた。

 

個人の意見だが、彼女達の願いに応えて彼女達の門出を祝福してやりたい。

 

 


19 Polaris

 

 この楽曲の歌詞は、WUGメンバー七人がそれぞれの想いを綴り
吉岡茉祐さんが推敲し魂を宿した特別な楽曲。
七人の本気で真っ直ぐな想い、どこまでも高みを目指し挑もうとする七つの星。

 今回のセットリスト、楽曲の使い所、Polarisがここにある意味。
FINALTOURの初陣のクライマックスという重要な大役をこの楽曲は見事果たした。

 

 まだ目覚めない夢が永遠に続くならば 振り返らず進むだけでいい


Wake Up,Girls!Polaris』より引用

 

 終焉の刻を告げられ、座してその刻を迎えるのではなく
抱いている夢に向かい全力で邁進していくのみ。
一方通行だけの想いだけじゃ意味が無くて
双方向へと想いを巡らせ行き来させる事が七人の共通意識の様な気がしてます。

 

七種七様の強烈な『個』があり、それが七人揃った時により強く輝く『星』となる。


 FINALTOURはまだ始まったばかり。夢はまだ終わっちゃいない。
だったら……みんなで一緒に夢を見ようじゃないか。

 

 

 


EN.1 One In A BillionWake Up, Girls!ver)

 

 
完全な私見だが、このFINALTOURの隠された裏テーマは
(んなモノがあるのかは知らんが…)
『巡り合いの奇跡』なのではないだろうか?

訳が合っておるかは分からんが……
タイトルのOne In A Billionは10億分の1という意味との事。
確率的には本当に奇跡レベルの話だ。


さて、このアクトで印象深かったのは
何処のパートかは失念してしまったが……
吉岡さんと青山さんが背中合わせで歌う場面が何か本当に良いんですよ。

これまた私見ですが彼女達の関係性はライバル関係だと思ってます。
そんな二人が無防備な背中を預け合う事は
お互いを最大級に信頼しているんじゃないかと勝手に感じて滾って来ますww

 

 


EN.2 僕らのフロンティア

 

 自分がこのFINALTOURで聴きたかった楽曲の一つでした。
終焉の刻を迎えて、その先の未開拓の領域へと突き進む七人のエールとして
FINALTOURのセットリストに加えたのかなと感じています。


 きっとどこ切りとっても たぶん何年たっても

 先までゆけるはずだ もっと もっと なんて思っているんだろう


 ―Wake Up,Girls!僕らのフロンティア』より引用


もっと(高みへ)もっと(強く)……括弧内の語句は俺が勝手に付け加えたモノだが
果てなく続くそれぞれの獣道をひた往く為の
彼女達の決意や覚悟を秘めている様に聴こえなくもなかった。

 

 


EN.3 7 Senses

 

 七つの感覚≒七つの個性を携え誓い合い
七人でいられる刻を大事にし、何かを成し遂げようという『想い』が集約する地。
その地でWake Up,Girls!の存在していた『証』を『楔』として撃ち込む事。

だが、約束の時と約束の地に辿り着けれるのかは今はまだ分からない。
今出来る事はその刻と機が訪れる事をひたすら信じぬく事なのでしょう。

参戦レポの度に書いて来ましたが、楽曲というモノは成長していくものです。
そして……7 Sensesは更なる成長を遂げました。
この楽曲は各メンバーのソロパートにて愛称のコールが入るのですが
今までは吉岡さん(まゆしぃ)のコールは入ってなかったんです。


ですが…このFINALTOURに臨むに当たって、まゆしぃ推しの方達が動いたんです。


『創造できる明日へ歩き出そうよ』
1番のサビ前のこの部分はまゆしぃの担当パート。
彼女が歌い終わってサビに移る瞬間の所でまゆしぃコールを入れようじゃないかと。
呼びかけ、それで皆が応えて……あの刻と場にてきっちりまゆしぃコールが轟いた。

楽曲を成長させるのは演者だけの力では限界がある。
観客の想いや魂も必要な要素なのだと。
この楽曲の歌詞にも綴られている『みんなでひとつ』
表現者の想いと観客の想いが一つになって限界突破を果たしたのだと……


 一つの限界を超えた楽曲を引っさげて七人は挑戦者として未知の領域へと挑む。
闘う準備は出来ている。七人でいられるこの刻と何かを成し遂げようという想いを胸に
七人はFINALTOURの闘いへと赴いていく。

 


約束の時と約束の地を目指して。

 

 


 ―あとがき―

 

 自分にとってはこの参戦レポを書き終えるまでが『ライブ参戦』なのです。
まぁ、回数を重ねていく毎に大変にはなっていっていますが……
でもそれもまた楽しかったりするんで、書くのを辞めようとは思っておりません。

ちなみに、客観性がないのは充分に自覚していますwww
まぁ、ただのおっさんの感想文なので、きっちりしたものはプロの記者にお任せして
自分があの場で感じた事をそのまま残しておきたくて書いております。


 で、このFINALTOURですが……
所謂エース級やジョーカー的な楽曲をあえて披露せず
新しい挑戦で魅せようという気概に満ちたセットリストで臨んで来ました。
そしてそれを見事にStart It Up(起動)という意味に相応しい
WUGにしか出来ないパフォーマンスで、予想を裏切り、期待に応えてくれました。


……本当に凄い七人で、最大の感謝と敬意を示したい。
そして、これからどんな軌跡を往くのか見届けていきたいと思う。

 

以上にて、乱文長文で恐縮ですが
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。

 

 

 

 

闘う準備は出来ているか?!~Wake Up,Girls! FINAL TOUR- HOME -開幕に寄せて

 どうも。あかとんぼ弐号です。

 

 6月15日にWake Up,Girls!が2019年3月をもっての解散が発表され……
FINALTOUR- HOME - ~ PARTI Start It Up, ~の開幕まで残す所一週間。
PART3の概要は現時点では全く不明という状態だが
このツアーは2018年から2019年にかけ3部構成での開催という長き『闘い』となる。
自分は、 PARTIのみだが千葉(夜)神奈川(2日目夜)埼玉(夜)に参戦する。

 

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 当ブログでは、これまでにもツアー前や冬のWUGフェス前に
俺なりの意気込みを書き綴って来ました。
で、今回もこれまでと同様に今回もWUGの七人が挑む
『最期の闘い』に参戦するに当たっての意気込みを書き綴っていく。


 
 2014年の夏。WUGの1stライブツアーが開催された。
自分は当時まだ彼女達の存在を知らなかった為
現地参戦はしていませんでしたので、東京公演のライブBDにて観させてもらった。
荒削りで不恰好ながらも、『想い』と『魂』を届けようと
挑む者としての気概を魅せてくれる激熱なパフォーマンスを魅せてくれた。


俺が初めてWUGのライブに参戦する事となった2015年夏の2ndツアー。
新たに加わった五曲の新曲を引っさげ、成長の証と変わる事のない
『攻め』の姿勢を貫いた1stツアー以上の激熱なパフォーマンスを魅せてくれた。


彼女達七人が先の見えない状況において……
各々が抗い、挑んで掴んだ『答え』を携えて迎えた2016年の3rdツアー。
参戦して何よりも強烈に感じたのは、未知の領域へと踏み込む『決意』や『覚悟』
各々が一人の表現者として絶対に生き残ってやろうという『執念』や『闘志』だった。

 

そして……『繋がる』事をテーマに掲げた昨年の4thツアー。


『これがWUGだ!これがWake Up, Girls!のライブだ!』


力強い決意と覚悟を込めた吉岡茉祐さんの魂の咆哮と七人の想い。
そして……予想を裏切り、期待に見事に応えてくれた。

 

 七人でいられる刻を大切にして、この七人で何かを成し遂げたい『想いと魂』
七人七様の強烈な『個』があり七人揃った時に
より強く輝いて誰が欠けても成り立たない
WUGにしか出来ないパフォーマンスと表現を武器に闘っていて
彼女達7人の偽りの無い本気の『想い』と『魂』がそこにある。


そんな七人の姿を間近で観てこちらが燃え滾って応えないワケにはいかない。

 

 

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 吉岡茉祐さん


貴女は七人揃っている事の意義と絆の重みを大切にし
七人全員が揃った時の輝きと力の強さを誰よりも信じていました。
そして、これまでの恩返しを我々にしたいとも仰っていました。
WUGのセンター・背負う者としての矜持と魂、燃え滾る情熱
常に貪欲に遥か高みを目指し闘う気概と闘志には
心が湧き立ち燃え滾るモノを感じさせていただいた。
こちらこそ恩返しをさせて下さい。

 

 

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 永野愛理さん


技術面だけでなく精神面においてもメンバーを支える『扇の要』
ワグナーと様々な形で『繋がろう』として様々な行動を起こしてくれた事……
何よりも俺が一番強烈な印象を受けたのが
ソロ楽曲『minority emotions』で表現していた『我』を貫き通す意地と覚悟でした。
桜=永野さんがどんな『花』を今後どうやって咲かせるのか楽しみでならない。

 

 

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 田中美海さん


貴女を『ハナヤマタ』で知り、そして…Wake Up,Girls!との巡り合いに繋がった。
初めて見た時に『何か凄ぇのが現れた』と感じこれまでに魅せてくれた
期待を上回りきっちりと成果を魅せつける姿に
"ファンタジスタ"の輝きを勝手に感じさせてもらいました。
剛毅で我が道を邁進していく強さ、関わった『縁』を大切にする繊細さ。
自分達がここまで繋いできたものに嘘は無かったという強固な信念。
"WUGのファンタジスタ"の更なる輝きを魅せて感嘆させて下さい。

 

 

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 青山吉能さん


リーダーらしくないと言っていますが
『今』を全力で戦えない者に『明日』という雄飛の機は訪れないし掴み取れない。
貴女の不器用だけど直向きで常に全力を出し尽くし限界まで闘う姿勢
他の六人だけじゃなくて、見ている我々も凄く刺激されていると思っています。
最強で無敵なユニットが最高のツアーを届けると言う
貴女の決意と覚悟をきっちりと受け止めて力になりたい。
そして…偽りの無い本能と、血が流れる"魂の絶唱"を聴かせて下さい。

 

 

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 山下七海さん


貴女の圧倒的な『個』の力と『才』を賞賛するのに
相応しい形容詞が未だに浮かびません。
もしかするとその形容し難い所に強く惹かれたのかなと思えます。
魅せる力の強さ、程よく適当で飄々とした佇まい……
でも内に秘めている熱く燃え滾る純然な魂をもった方。
進化の為に恐れず変わろうとして踏み出す決意と覚悟
これまでに培い積み重なったものが芯になり
遥か遠く、多くの人達に本気の想いを届けたい清廉な願い。
魅惑的かつ熱い情熱で、また自分の魂を撃ち抜いて下さい。

 

 

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 奥野香耶さん
  

ミステリアスで、強かで我が強く狂気的な要素のある魔性の領域
貴女を初めて知った頃から翻弄されっ放しの様に思えます。
その一方では凄く気遣いの出来る優しい包容力のある情に篤い方。
解散発表で見せていた悔しさを噛みしめながら言葉を絞りだそうとする姿…
でも、あの時に余計な不安をさせまいとし
ワグナーを慮った気遣いには感謝の念しかありません。
今度は我々が貴女の厚意に全力全開で応える刻です。

 

 

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 高木美佑さん


貴女を見ていて印象深いのは、常に笑顔で本当に全力で楽しみ躍動されている姿。
"Keep smiling"この言葉に込めた貴女の強い信念がそうさせるのですね。
そして、かつて貴女がブログに綴られていたこの言葉を俺は忘れずにはいられません。

 
 一生忘れないようなステージ、私達もいつかできるのかなぁ。

Wake Up,Girls! official blog 桜満開でしたね♪(み´μ`ゆ)より引用

 
このファイナルツアーの一つ一つのステージがかけがえが無く
どれ一つとして忘れられない最高のステージになる。
度胸満点の"笑顔のファンタジスタ"が溌剌と躍動する姿を
俺の網膜と脳ミソにきっちりと焼き付けていきたいと思います。

 


と、まぁ…ざっくりと雑な感じになってしまったが七人への感謝の念を書き殴った。
上記に書いてはみたが、彼女達七人に伝えたい想いは書き尽くせない程ある…
ただ、一番に彼女達七人に伝えたい言葉は

 

『本当にありがとう』と言う感謝の言しかないんです。

 

 WUGの七人が、参戦する俺達が限界まで出し尽くしやりきる事。
常に最高を更新し続ける為に…その刻を本気で駆け抜け心に刻み込む事。
この長い闘いと最期の刻を『極上の笑顔』で完遂出来る様に
俺は参戦出来る『今』とこの『刻』を大事にして
Wake Up,Girls!が輝く瞬間を胸に深く焼き付けたいんだ。


この想いはおそらく、多くのワグナーが特別に感じている事でしょう。
様々な想いがそこにあってその人なりの刻の迎え方がある。
そして、Wake Up,Girls!を通じてこれまでに出会えて繋がれた様々な人達と
共に闘い、後に語り合い本気の想いを共有出来たらどれだけ素晴らしい事か。

そして、それは決して難しい事では無いと思います。
彼女達七人の本気の想いと魂を間近で観て感じた偽らざる想いを叫べば良い。

ライブの模様を事細かく記載される方。刻み込まれた本気の想いを書き残す方。
楽曲を深く熱い情熱にて考察する方。論理的に物語やライブを考察する方。
七人と楽曲の魅力を伝えようとする方。多くの方と繋がれる場と機を設ける方。
推しについての情熱を深める方。イラストでWUGへの愛情を表現する方。
彼女達の楽曲を演奏または歌い踊って魂を共有する方。

 

挙げればキリが無くて、それぞれにWUGへの向き合い方や楽しみ方がある。

 

 しかし……全ての人がライブに参戦出来るとは限りません。
どうしても物事には限度や越える事の出来ないモノがあります。
出来得る限り多くの方と『想いと魂』を共有し『繋がれる』事
遥か遠くへ届ける為には皆さんの想いが必要になります。


で、その想いを表現していく形式はどんなものでも良いと思います。
ぶちまけたい本気の想いがあるのなら我慢せず解き放って下さい。
勿論、時期についても限定されるものじゃありません。
解散してしまったからといって何かを残す事をやってはいけないなんて事は無いし
きっとその本気の想いは誰かに届き応えてくれると俺は思います。


 参戦される方、残念ながら参戦の叶わなかった方
それぞれの色々な想いはあり、まだ踏ん切りがつかない所もあるでしょう。
でも、彼女達七人は参戦した人は勿論参戦の叶わなかった人達の
想いと魂に届けようと全力全開のパフォーマンスを魅せて
燃え滾って心を湧き立たせてくれる事でしょう。


俺達が今のこの刻で出来得る事は……
解散の真の理由をあれこれ詮索する事や駄々こねる事じゃない。
(誤解の無い様に付け加えるが、あくまでも俺自身での感覚です)
受け入れ難い現実と向き合ってそれぞれで辿り着き信じた『答え』を携えて
この闘いに臨む事だと自分は思っております。

 

彼女達はこれまでにも、期待に応え、予想を見事に裏切ってくれました。
どんな逆境や苦難に遭っても、共に寄り添って闘い
裏切らずに共に軌跡を駆けてきた彼女達の想いと魂が傍らにあった。

 


吉岡茉祐さんと島田真夢 

永野愛理さんと林田藍里 

田中美海さんと片山実波

青山吉能さんと七瀬佳乃 

山下七海さんと久海菜々美

奥野香耶さんと菊間夏夜 

高木美佑さんと岡本未夕……

 


 このままじゃ終われないし、まだ出来る事がある。
ここから本当の意味で彼女達の勝負が始まる。
俺達も、彼女達の輝きと本気の想いと存在した『証』を己の魂に刻み込む。


そして、このFINALTOURの最期の刻まで全力全開で楽しみましょう。

 


 最後に……皆さんにこの言葉を投げかけ
自分のFINALTOURの意気込みを締めさせていただきます。

 

 参戦出来る刻と機はそれぞれに違って来る事と思いますが
それが早いのか遅いのかはこの際どうでも良いと思います。
参戦出来る公演を全力で楽しむ事、参戦が叶わずとも想いと魂を飛ばす事
悔いを残さない為にそれぞれの臨み方があります。


Wake Up,Girls!に巡り合えた"奇跡"と刻み込んだ想いと魂を携えて
共に軌跡を振り返らずに真直ぐ駆け抜け……

 

闘う準備と覚悟は出来ていますか?!!!!!!!

 

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そして、彼女達七人がこれから紡ぐ"物語"が誰一人として欠ける事無く無事に
ファイナルツアーを立派に駆け抜けて完遂の刻を迎えられる事を願っております。

 


 乱筆、乱文でありましたが最後まで読んでいただいてありがとうございました。