巡礼者のかく語りき

自由気ままに書き綴る雑記帳

共に在る星々の輝きと、それでも聴きたい謳。ーIDOLY PRIDE Zepp Tour 星々と in Hanedaに寄せて。

 泣いても笑ってもくすぐったくても、いざ始まってしまえば本当に早いもので……アイプラ初となる全国ツアー『IDOLY PRIDE Zepp Tour』も、残りはZepp Hanedaで開催されるFINALのみとなった。

サニーピースの“10人”が札幌と名古屋で…月のテンペストの“10人”が大阪と福岡で…彼女達の『今』と未知の領域へと踏み出す『覚悟』を全身全霊のパフォーマンスに込めて魅せ付けた。ただ、自分はこれらのLIVEには現地参戦しておらんので、参戦された人達の感想をいろいろ見て勝手にそう感じ取っただけに過ぎないが……

このインプレッションが、合っているのか?全くの見当違いなのか?という答えは、ようやく参戦が叶う羽田の戦を直で観て感じたインプレッションが証明してくれるだろう。気の早い話だが、今からそれが待ち遠しいモノである。

 で……サニピ札幌公演の前と、月スト大阪公演の前に、このTourに対して自分が思う所をグダグダと書き殴った様に、FINALとなる『Zepp Tour 星々と in Haneda』へ抱いている想いを書き殴らないというのは有り得ないので、これからグダグダと書き殴っていこうと思う。


 あくまでもコイツは手前勝手な解釈なのだが……サニピと月スト共に、このTourで掲げたのは、10人の『今』の全身全霊を証明して『未来』へと繋ぐ事。サニピと月ストだけでゴールテープを切らなきゃいけない戦いで、『勝負を懸ける』『自分達が先頭を切りコンテンツを引っ張っていかなきゃならない』と。そして……つい先日の福岡の戦まで終わり、またそこに新たな解釈が加わった。

名古屋でサニピがTRINITYAiLEの『les plumes』を、福岡で月ストがLizNoirの『GIRI-GIRI borderless world』をカバーした。まあ、サプライズなのだろう。
 
 これらのカバーについて、賛否両論は当然ながらあると思う。俺の意見としては、このカバーは肯定的に捉えている。まあ、ヒリ付く心情も理解は出来る。トリエルとリズノワを最推しされている人からしたら、何でこの子達がこの二組の楽曲を謳うんだと。更に言えば、リズノワの『GIRI-GIRI borderless world』は本家がまだLIVEでは謳われていないってのもある。

本家の披露の前に謳われた事への憤りや悔しさは分かる。ただ……所詮カバーはカバーでしかなく、本家の謳には絶対敵わないと俺は思っている。誰が欠けても駄目だし、誰でもいいワケじゃないんだ。直にそのカバーを聴いたワケじゃないので分からんが、サニピと月ストのカバーがトリエルとリズノワを超えたとは到底思えない。コレは現地参戦出来なかった負け惜しみではない。真実だと俺は思っておる。


そのカバーをサニピと月ストが謳ったというのが、前述した新しい解釈へと繋がっていく。


 FINALのタイトルに題された『星々と』いう言葉。ちなみにコレはスタートと読み、意味は二つあると思う。一つは、出発や新しく始まる『Start』の和訳。二つ目は、星を意味する『Star』。サニピや月ストの事でもあるし、トリエル、リズノワ、スリクス、麻奈の事でもあるのだろうと思えてならない。

このTourは、サニピと月ストだけでゴールテープを切らなきゃいけない戦い。でも、彼女達は背負ってもいた。トリエル、リズノワ、おそらく…スリクスと長瀬麻奈の想いとPRIDEも背負ってZeppのステージに立っていたんだって。勿論、トリエル、リズノワ、スリクス、麻奈がZeppのステージにいるワケが無く姿は見えない。でも……サニピと月ストの傍らに寄り添って一緒にこのTourを戦っていたのかもしれない。そして……一つの旅路が終焉を迎えて、また新しい未来への旅が始まる。


 で…羽田でもカバーを謳うのであれば、どうしてもあの楽曲が謳われる事を望んでしまうんだ……コレはもう俺の理性で抑えきれるモノではない。勝手に謳われるだろうと思い込んでいたサニピの札幌公演では謳われなかったあの楽曲……

 

 

 もし、コレがZeppのステージで再現され、琴乃さくら血の流れる魂の絶唱が聴けた刻と機。俺の涙腺は間違いなく決壊するだろう……まあ、望みは僅かかもしれないが、そんな奇跡の物語をただ愚直に信じてみようかと思っておる。


 勿論、羽田の戦の楽しみはそれだけじゃない。このTourの旅路で成長したサニピと月ストのパフォーマンスと楽曲のチカラ。それは、こちらの魂を揺さぶってくれる。どう考えても興奮して感動しないワケがない。

この怪文書を書き殴っている今も当然ながら刻は過ぎていき、FINALの開幕は迫って来ている。まだ日はあるからか、正直、実感が湧いて来ないというのが現状での率直な気持ちだったりするが…同時に、何か抑えきれないモノも湧いて来てもいる。コレを書き殴る原動力になっているのはそれかもしれない。

サニピの“10人”月ストの”10人”『今』の全身全霊と、未来への旅路に向けて変わろうとする想いと覚悟を見届けて受け止めて来る。そして、己の目と耳と脳ミソに刻み込んだその記憶を記録として書き殴りたい。参戦の叶わなかった人達に微力かもしれないが伝えたい。


 今のありのままの感情を言葉にして書き殴り、最高の刻と機を迎えて受け入れる準備は整った。あとは、全身全霊で最高の刻と機を楽しみ尽くすだけだ。