巡礼者のかく語りき

自由気ままに書き綴る雑記帳

WUG楽曲 ライナーノーツ #18 スキノスキル/SHIFT

 いきなり書き出したり更新が滞ったりと、全然安定しない
このWUG楽曲ライナーノーツシリーズでございますが
今のこの状況(WUG解散…)だからこそやっぱり続けていくべきなのだろうと。
(だったら、とっとと書けと各方面から突っ込まれそうですがww)
自分の遅筆スキルと時間との闘いになりますが
出来るだけ多くの楽曲の事を書き綴っていきたいものであります。

 

 

  スキノスキル

 

 

f:id:Akatonbo02:20180701151012j:plain


 TVアニメ『デスマーチからはじまる異世界狂想曲』EDテーマ曲。
現時点(2018.7/1現在)において最新のシングル楽曲となっております。


これまでのWUG楽曲では無かったケルト音楽の系譜を思わせる挑戦的であり
また叙情的で優しげな歌声からは『癒し』要素を感じさせてもらえる楽曲。
そして単に傾聴させ聴き入らせる楽曲というだけではなく
僕らのフロンティア』で感じた内に秘める熱さをもきっちりと感じる要素もある。
可愛らしさという要素で括ると『恋?で?愛?で暴君です!』と同系統だが
あちらとはまた違った要素の純朴的な可愛らしさを表現している様に思える。


楽曲中の細かいパート分けを聴き分けられるほど
俺の聴覚は敏感かつ繊細に出来てはおらんので自信を持って書けないが
核を成し、牽引しているのは奥野さんと永野さんの柔和な歌声であると感じた。
奥野さんと永野さんの柔和な歌声とケルト音楽調のメロディとの調和が見事で
聴き心地の良い楽曲という印象を受けた。


 異世界ファンタジーを舞台にした物語の楽曲という事から
歌詞で紡がれている世界観は、パーティ(仲間)との繋がりと絆を描写している。
詞にある『女の子』という句が示す事から、おそらくは作中のヒロイン達の視点で
曲中の世界観を描写していると思います。
ヒーロー(作中の主人公=サトゥー)へ抱いている信頼、あるいは恋慕の情…etc
ラブソングとしての捉え方も出来る楽曲という解釈は飛躍しすぎかもしれないが……

 

 で、これは自分の独自考察(妄想・暴論の域です)で恐縮でありますが
『きみ』『輪舞』『fairy tales』という句の解釈をWUGとワグナーとの関係性に
(無理矢理)当てはまる様にも思えて来るんです。
『きみ』はWUG視点から見たワグナー。あと『fairy tales』の意味はおとぎ話ですが
WUGがこれまでに紡ぎ、そしてこれから紡ごうとしている『物語』という訳にもなる。


 この楽曲の作詞は『TUNAGO』を書いた只野菜摘さん。
『輪舞』≒輪になって踊る≒想いの相互循環にて繋がる事を慮り
下記に記した部分の詞はその事を表しているようでもある…

 

 一緒にいたい 癒していたい チカラになりたい

 (スキノスキル) (スキガスギル)

 きみのためになりたいんだ


 ―Wake Up,Girls!『スキノスキル』より引用

 

 『TUNAGO』の世界観と照らし合せ、繋がる事を継承させた楽曲にも感じられる。
勿論、完全に繋がるという事は雲を掴む様な話ではあるが
魂で繋がりたいという想いが込められた楽曲である様にも自分は思えてきます。

 

 

  SHIFT

 

 

 おそらく、これは自分だけではなく
多くのワグナーがライブで聴けるのを待ち望む楽曲であるだろう。

異世界情緒溢れる『スキノスキル』とは全く異なり
こちらは現代が舞台になっており、夢と現実との狭間で抗う心情を
ミュージカル調を彷彿させるジャズテイストの曲調で
聴かせるというよりはライブにて魅せる要素を強く押し出した楽曲である様に思える。


 オーディションに受かって、夢描いた役者としての軌跡を駆けたいが
想いとは裏腹にその願いは実を結ばなく迫る現実とも向き合わなくちゃならない。
楽曲の雰囲気は明朗でコミカルチックな描写であるが
詞のみで捉えるシリアスでリアリティな描写とのアンバランス感がこれまた面白い。
この落差的描写は『地下鉄ラビリンス』の路線を踏襲していると自分は感じ
そして、七人の表現者としての日常にも当てはまる様にも思えて来る。


 『SHIFT』の大きな特徴だが
WUG楽曲では初めて曲中に台詞が挿入されていて
この要素がミュージカル調である事を強烈に印象付けさせる要素なのだろう。
で…役者志望の女子の台詞を吉岡さんが担当されておるのでありますが

 

ここでの台詞回し、凄く可愛いんです!!!!!!!

 

注:個人の感想です

 

 『SHIFT』は状態や体制を入れ替える、切り替える等の意味があるとの事。
前述に書いたが楽曲内の物語に登場する女子の揺れ動く心情と葛藤を描いている
夢を追う事を貫くか?もしくはきっぱりと諦めて別の道へ往くか?
そういう解釈の出来る楽曲であると思います。


これまた、完全な後付け感満載であり自分の暴論の域による独自考察ですが
今のWUGの状況(来年解散)に際しての七人の心情を表している様にも思える。

七人が思い描いている理想とする表現者としての姿を目指すべく
解散後にはそれぞれのやり方で違った道を歩んでいくのでしょう。
この楽曲が作られ、そして転換を意味する『SHIFT』と銘打たれた時期や経緯を
窺い知る事は出来ませんし、おそらくは語られる事も無いのかも知れないので
これは自分の完全な妄想で書いてしまってますが……

解散時期としてはもう決定していて、転換と言う意を持つ曲題にしたのは
七人の未知への領域へ挑む為の決意と覚悟を示したかったのではないだろうか?

 

 ばらまかれたヒカリは いっぺんになんてつかまらない

 ビルの隙間から いつか解き放つ

 そのとき きっときっと世界から見つけられるの


 ―Wake Up,Girls!『SHIFT』より引用

 

 上記の詞にある『ヒカリ』と『解き放つ』は七人の『個』の力。
『世界から見つけられる』は文字通り世に認められる事。
自分の中では、ここの節々が七人の決意と覚悟が凝縮されているものと感じる。
勿論、楽曲内の物語に登場する女子にも当てはまる節でもあるし
もしくは……双方の想いを汲んだ詞のようにも思えてならない。

控えているファイナルツアーにておそらく披露されるであろうこの楽曲は
会場でどう聴こえてどういう解釈が出来るのだろうか?
それを考えるだけで、凄く面白くて非常に興味深いものを自分は感じている。

 


 本来でしたら、もっと早くにこの楽曲達について書く予定でしたが……
リリース後の状況が濃密かつ激熱な案件が多かったもので
書くタイミングを逃しどんどん後の方へと追いやられてしまいましたwww

まだまだ書けていない楽曲の考察もありますし
自分が出来得る限り多くの楽曲の魅力を書き残したいと思ってますので
これからもこの駄文ライナーノーツシリーズをよろしくお願い致します。