巡礼者のかく語りき

自由気ままに書き綴る雑記帳

慣れる事のメリット&デメリットー日々荘3号館~にゃんと楽しいバレンタイン~所感

 2月10日。飛行船シアターにて開催された 『LAWSON presents トーク&バラエティイベント 日々荘3号館~にゃんと楽しいバレンタイン~』(毎度ながらタイトルが長え…)昼夜共に参戦して来た。

 

 

 ミュージックレイン3期生の単独イベントとして2022年4月から始まり、回を重ねて今回で10回目の節目を迎えられた。もう、定期イベントとしての流れが定着したと言っても過言ではないと思える。

ここまで継続して来れたのは、ミューレ3期生である、橘美來さん、相川奏多さん、宮沢小春さん、夏目ここなさん、日向もかさんが、どんな時でもちゃんと毎回そのイベントに全身全霊を懸けて臨んで来たからであり、毎回参戦してくれる住人さん(観客の事ね)がいてくれるからでもあるし、おそらく回を重ねていく度にその数は増えていってる様に思える。

その一つの成果となって表れたのが、昼夜共にチケットが完売出来た事なのだろう。

イベントの流れは、朗読劇→住人総会→ゲームコーナー→バラエティコーナー(今回はアドリブ劇)→LIVEコーナーといった従来の流れ。…ちなみに本稿は参戦レポではない為、各コーナーの詳細までは書きません。


 結論から書いてしまうが、全編通じて感じられる、わちゃわちゃ感、まったりした緩さ、楽しさ。これらは彼女達がここまで築き上げて来た、この日々荘3号館というイベントの雰囲気であり真骨頂となるモノ。住人さん達は当然の事だし、何よりも3期生の五人も本当に楽しんでステージで躍動しているからだと思う。

 相変わらずCHAOS感満載な朗読劇から始まって…住人総会にて、今回のニュースキルゲットに挑戦した橘さん。彼女が挑んだのは利きパスタソース。五種類あるミートソース&ボロネーゼを食べ比べていって、全て的中させる難度の高いモノだった。

結果は、見事全ての組み合わせを的中させて、なおかつちゃんとした詳細な食レポまで披露されていた。感じたインプレッションを的確に言語化(もしくは文章化)するのは、お前が言うなと思われるだろうが……本当に難しいモノだったりする。

ただ…よくよく思い返してみると、橘さんはアイプラ生放送にて、ガチャの新キャラの能力を解説する機会があって、そこでも分かり易い解説をされていたので、元々、インプレッションの言語化or文章化が得意な人なんだろうなと。


 続くゲームコーナーで催されたのは、ニャーニャーゲーム。コレは、出されたお題にニャのみのワードで当てていく伝言ゲームの類。観る側の我々は、ステージ後方のスクリーンに答えが表示されてるから分かるが、彼女達は即座に的中していく場面が何度かあって、普通にスゲェなと感嘆させられた。ただ……時折、ジェスチャーまで入っていくのはどうかと思えなくもなかったが……(コレについては後述する)

そして、バラエティコーナーでは、アドリブ即興劇が展開される。テーマのみは決まっていてアンケートにて事前に募集された台詞やバレンタインのシチュエーションはここで使うものだったのねと。コレはシンプルに彼女達の頭の回転の早さと適応能力が試される。前後の繋がりが見いだせない台詞やシチュエーションも差し込まれるので、これまたCHAOS感溢れて面白かった。

 最後は、記念撮影してLIVEコーナーへ。謳う楽曲は、バレンタインイベントという事で、バレンタインソングの王道を往く『バレンタイン・キッス』を披露した。コレは後で知ったんだが、直系の先輩ユニットの『スフィア』も、イベント『ミュージックレインgirls 春のチョコまつり』でカバーした楽曲らしい。

アクトの所感だが、楽曲のテイストが甘々なアイドルソングという事も相まって彼女達のパフォーマンスもキュートさ全開に振り切ったモノになっていて本当に可愛らしかった。(語彙力どこ行った)


 ミュージックレイン3期生は今年の12月で、お披露目から五年の歳月が流れる事になる。
そして、冒頭でも触れたが、3期生としての単独イベントとなる『日々荘3号館』は今年で3年目の季節を迎えた。

彼女達はどう感じているか分からないから、コレは俺の勝手な妄想でしかないのだけれど……業界の仕組みやらなんやらが大分理解しだして、この日々荘というイベントのアットホーム感満載な雰囲気も確固たるモノへと築き上げた。

『慣れ』て来たと言い換えてもいい。最初から見ていたワケじゃ無い上に、全部の日々荘へ参戦していないから何とも言えないが、まあ、五人それぞれは本当に伸び伸びと楽しんで臨んでいると思う。

 おそらく、彼女達にそういう心情は無いと思いたいが……その『慣れ』に甘んじてしまいかけてるんじゃないかと思ってしまった場面がいくつか見られた。

ニャーニャーゲームの時、ゲームのルール上『ニャー』という言葉のみで出題しなきゃならんのに、誰とは言わないが、時折ジェスチャーしてしまった子がいた。必死になって伝えなきゃ!と焦ってしまったが故の行動なのは凄く分かるが…まあ、厳格に守れとまで言えないが、そこはちゃんとルールに則ってもらいたかったかなと。

観客の中には物分かりの良い住人(オタク)ばかりじゃない。あの場にはいなかっただろうが、クソ面倒な住人もいるのが世の常だったりする。…こうして書いておる俺もクソ面倒なヤツってのは痛感しておる。

 あと、コレは最初に言っておくが……所謂、否定的な意見出してる自分に酔いしれたいワケではなく、ここからはあの場と刻で感じた偽り無いインプレッションとして書くが、まず、朗読劇の中で、彼女達にとっての直系の先輩達のネタに触れていくのはもういいんじゃないかなと。

ただ、中にはスフィアやTrySailも追っかけている人もいるし、彼女達も尊敬の念があるのも分かるが……わざわざ劇の台詞にまで差し込む事も無いだろうと。逆に、フリートークで触れるのは全然ありだけども。

脚本書いた人にそんなつもりは無いだろうが…俺はへそ曲がりなヤツなので、取り敢えず先輩達のネタいれときゃ盛り上がるだろ?みたいなモノを勝手に感じてしまうのだ。前にも言ったが、内輪ネタに走り過ぎるとかえって場が白ける事もある。仮に、彼女達のアドリブだったとしてもそれは同様。極少数かもしれんが、こう感じている人が間違いなくいるという事実は知ってもらいたいかなと。

 そして、このアットホームな雰囲気の場。彼女達は嫌かもしれないが、ここでは思いっきり失敗したっていい。大丈夫。ここの住人さん達は失敗したってそれを嗤わずに、エンターテインメントのカタチとして温かくちゃんと包み込んでくれる味方だ。

どうしてこんな事言ったか。昼の部でのアドリブ即興劇の際、宮沢さんがあまりグイグイと出ていかなかった様に感じたのよ。邪推の域かもしれないが、失敗を恐れてしまったのかなと……ただ、前述した様にこの日々荘では失敗したって良いんだ。(勿論、限度はあるが)


そもそも、ここの住人さんは味方だと言ってくれたのは、宮沢さん、貴女だよ。
それに、ちゃんとカバーしてくれる我々以上に最高の味方である、橘さん、相川さん、夏目さん、日向さんが傍にいるじゃないの。


 日々荘のリサイタルで、信じて踏み込んでくれた宮沢さんのパフォーマンスは本当に素晴らしかった。踏み込んで走ると肚括った時の貴女のチカラって本当に凄いのよ。だから、もっとはっちゃけていい意味で貴女の表現者としてのエゴを我々に魅せ付けて欲しい。そのポテンシャルは充分に持っているのだから。

 
 総合的な所感としてあるのは、彼女達の成長が存分に感じられたトークスキルや演技力と、ここまで築き上げてきたアットホーム感満載な雰囲気と五人の絆の強さだった。でも、『慣れ』て来た頃が一番危なくてこういう時ほど足元を掬われやすいのも事実としてある。

ミューレ3期生のメンバーはそれぞれが真面目で謙虚な子達だと思う。この先どんなに大きくなってもおそらく、根っこの部分は見失わないだろう。関係ないかもしれないが…彼女達のお辞儀って常に深々されていて、そういう部分は多分周りのOTONA達から厳しく言われてるのかなと。


 そんなこんなで、好き勝手に、尚且つ、上から目線の偏狭な物言いになってしまったが…あの場で感じた偽り無いインプレッションを書き殴った。会場に参戦して素直に感じた事は、良い事も悪い事も書き残そうと思い筆を執った次第です。5月に開催が決まった次回の日々荘を今から楽しみにしつつ…筆を置きたいと思う。