巡礼者のかく語りき

自由気ままに書き綴る雑記帳

RGRの大和撫子・厚木那奈美の魅惑と魔性の領域。

 この怪文書Blogに、これまで『Run Girls, Run!』及び楽曲各メンバーの魅力や惹かれた部分について語ってきました。

とは言え……どの記事も難産なモノばかり。どのエピソードを入れるか、どの順番で書いてまとめていくかいろいろと思い悩んで、これまでの記事は書かれております。
『推しのこのポイントが書かれていないじゃないか』や『こんな程度のモノで書いた気になるんじゃない』…とお怒りの方がいるでしょう。それについては本当に申し訳ございません。それはただ単純に書いている自分の力量不足です。


 で、難産と前述にありますが……今回紹介していく人については、以前の諸々の記事にもまして文章化しづらく頭を抱えております。それだけの魅力があるのは勿論、踏み込む事を躊躇わせるが、それでも見てみたい彼女の魔性かつ魅惑的な個の力。


どこまで彼女の持つ独自な魅惑の領域に踏みこめて言語化できるかは未知数ですが
自分の雑で乏しい語彙力を限界を超え振り絞って、キーボードを叩いて書き殴っていきます。

 

 

 


 
 RGRの大和撫子。長野の奇跡・厚木那奈美さん。

 

 

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 愛称は、あっちゃん。RGRのNana様。イメージカラーは水色。
他には、醸し出される淑やかで上品な雰囲気から『お嬢様』だったり、林さんと森嶋さんがちょいと暴走した時に片っ端から保護者の様な包容力でフォローする事から『ママ』とも称されています。あと、同じ声優である峯田茉優さんは同郷(長野県)であり中学生時代の同級生というのは有名な話。料理が得意でもあり、直系の先輩である山下七海さんと共演されている『なないろレシピ』という動画配信番組があります。

 


で……究極奥義『ななみホッチキス』の二代目伝承者でもあります。

 

 

*『ななみホッチキス』とは……話題に詰まったり、場の空気が何か微妙な雰囲気になった時に発動される山下七海があみ出した究極の奥義である。発動後まるでホッチキスで止めるかの如くそれまでの空気を畳んで新たな話題と空気を生み出し、その場にいる者達は『ああ、今日もいい天気だな』とまるですべて無かったかの様にしてしまう荒業なのだ。

-民明書房刊『七つの海のガウディ』より引用-


そして、グループとしての挨拶口上である『位置についてよーいドン!!!』の生みの親。


ちなみに……自分のRGR特推しメンバーでもあります。
(RGRのNana様と勝手に言っておるのは自分だけでしょうがwww)


 見出し文に『大和撫子』と(勝手に)称した様に態度や表情が柔和で清楚可憐。佇まいが凛としていて、更に他者の尊厳や立ち位置をきっちり理解して常に引き立たせていく。口の悪い人から見たら厚木さんのパーソナリティは、自主性や自己主張が乏しい大人しいだけの子と呼ぶのだろうが、自分は彼女の中には控えめではあるが一本きっちりと芯の通ったモノがある様に思うのです。


 厚木さんを見て、特に目を惹くのは立ち振る舞い方。そこに気品の高さを感じられます。
それは、きっちりと伸びた背筋と彼女が持つ本質の美しさが外面に表れている。
私見の域ですが、親御さんから立ち振る舞い方や礼儀作法をちゃんとしつけられた様にも思いますし、厚木さんが長年やっていたバレエも影響しているのでしょう。

そのダンススキルはメンバー随一。そのスキルの高さを活かして、RGRの楽曲である『サクラジェラート』『青春アルゴリズム』『スノウ・グライダー』の振付を担当されております。

 

 この記事を書いていて、いろいろと試行錯誤しながら、一つの決意を自らに課しました。


それは……有りふれた賛辞の言葉は書かない事。


 例えば、『あっちゃんは可愛い』とか『綺麗』だったり『声で癒される』『スタイルがよろしい』…etc。んな事は自然の摂理で当たり前の真実。わざわざ書く事ぢゃない。


挙げようとすれば彼女の魅力は泉のように湧き出してきます。


でも、そんなことは今更自分がここに書くまでも無いし皆様もご承知の事実。厚木那奈美が可愛いとか綺麗というのは頭痛が痛いと同義の重文なんです。ここで自分が語っていきたいのは彼女の客観的な魅力ではなく、厚木那奈美という表現者のどんな行動や言動、ステージのパフォーマンス、ひいては生き様が我々の魂を魅了して揺さぶられるのか?

コレを出来得る限り書き殴っていく事が、この怪文書Blogを読んでいただける方々、そして厚木さんへ対する誠意を表す事ではないかと思いました。

 

 林さんの晴れやかな絶唱でステージの熱を膨張させて会場全体を巻き込む。
森嶋さんは朗らかな愛嬌と計算され尽くしたステージングで彩りと華を加えていく。


では、厚木さんは?


 前述でも触れていますが、厚木さんのパフォーマンスの軸となっているのが、メンバー随一と称される高水準にあるダンススキルの高さ。それは彼女がRGRの公式チャンネルにアップしている『踊ってみた』動画を見ていただけると分かると思います。

 

www.youtube.com

 

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 静と動のメリハリが効いた所作のキレと優雅さに加えて、可愛らしい系統の楽曲では可愛く、格好良い系統の楽曲では凛とした佇まいで、切なく沁み入らせる系統な楽曲では憂いのある艶っぽい視線と顔を魅せる。古風で奥ゆかしいインプレッションがある彼女がステージで魅せるギャップはより一層目を惹く。そして、彼女の歌声がパフォーマンスに更なる表現力を上乗せしていく。

厚木さんの歌声の質は林さんや森嶋さんとは違う。純然で柔和。時折覗かせる儚さもある。

二人の歌声と比較すると繊細過ぎる様にも感じるが、繊細=弱々しいという事ではなく、凛としている意味での繊細さが彼女の歌声の本質だと思うのです。

厚木さんはRGRの活動を経ていくうちに『歌う事が楽しくなった』と語っておりました。

裏を返すと、彼女は歌う事に関して苦手意識があった様に思えます。でも、いろいろな場と機で歌っていってその経験が自信となったからこそ楽しくなったのだと言えた。
上手く歌おうとするのではなく、本気の想いをただ歌いたいという純然な想いが厚木さんの歌声を進化させたと言うのは大袈裟な物言いでしょうか。

儚くも繊細ながらも、凛とした芯ある力強さ。厚木さんの歌声にその要素を感じられるのは、彼女がこれまでに様々なモノと真摯に向き合い、勇気を持って一歩踏み出せた軌跡があったからではないかと思えてなりません。

 


 ここまで厚木さんの人柄やステージでのパフォーマンスの魅力を書き綴ってきましたが、彼女の魅力はそれだけではない。人がより魅力を抱き親しみを感じる要素が普段見せている姿とは違う弱みや意外性。所謂、ギャップであります。

しっかり者でストイックな林さんは、好きなモノを語る時には滾る情熱を全開にして饒舌な熱弁を振るったり、リーダー・最年長者としてグループを束ねる森嶋さんは、コミカルでちょいちょいやらかしたりとギャップを見せている。そして、厚木さんにもその要素は多分に存在している。


美人でしっかりしてそうな見た目だが……結構な天然なのである。


あるライブで自己紹介する際に、彼女の挨拶の口上である『ごきげんよう』をうっかり見事にすっ飛ばして普通に話し出したり、割と雑で適当なリアクションとったり、他の二人同様にふざける時はふざけられる面白味のあってノリのいい人でもあります。

 

 

 Run Girls, Run!のお陰で、私はすごく変わる事ができました。』

 

 

 変わろうとする想いを抱き、一歩踏み出す勇気を彼女はこれまでの軌跡で魅せて来ました。柔和で奥ゆかしい不可思議な雰囲気とは真逆な負けん気の強さを見せた事もある。自分が厚木那奈美という表現者に魂を撃ち抜かれたのはその要素でもあった。
表現者としてもっと成長したいと願って模索して努力を重ねる。昨年の自粛期間中にはRGRのチャンネルで一人喋りの番組『厚木那奈美のおやすみじかん』を始めたのも彼女が痛感しているトークスキルの向上を図る目的があった。


(番組の更新は終了しているがアーカイブで聴けます)


 彼女は、いろいろな場に於いて、未知の領域へ挑戦していく事への意義とそこに一歩踏み出す勇気を説いてきました。そして、変わるという言葉も彼女からよく見聞します。


何故なら、彼女は一歩踏み出す勇気が持てなかった側にいたから。


憧れを持ちつつ変わりたいと願いながらも、確かな一歩を踏み出す勇気が出ない。
想いはあるのだけれど行動に移すまでには至れなかった。未知の領域に踏み出す事は勇気が必要だがそれが確実な一歩かどうかも分からない。勇気があっても変わっていける為に足りない要素は多々ある。

でも、厚木さんは勇気を持って踏み出した。動かなければ、始めなければ何も変わらない。
彼女が動いたからこそ夢を勝ち取れて今の彼女が存在している事が何よりの証明。
これまでも、これからもいっぱい失敗したり打ちのめされるのかもしれないが、それは必ず未来の刻で厚木さんがもっと変われる為の糧になる。動かなければ変わる事が出来ないという事が、厚木那奈美という表現者の魂の真芯に存在するアイデンティティだと思えるのです。


 高い意識を持って駆けているからこそ、その頑張りをファンはきちんと見て評価して認め、メンバーも彼女にいい影響を受けているだろうし、外の人間もまた認めるし気に入られる。
自分の弱さを認めて受けいれ動かなければ変われない事を彼女は理解して実践している。
そういった彼女の夢に向けてのステップアップがRGRの活動にどう還元されていくのか、厚木さん自身がどういうビジョンを描こうとされているのか計り知れないが非常に興味を惹かれる部分でもあるのです。

 

 

 メンバーやランナー諸氏を慮れる細やかな気配りと優しさ。それと掴み所がない不可思議な魅惑の領域、静かに滾る反骨の炎。こうあるべきという常識の枠に捉らわれない自由な発想と感性でグループと彼女自身の未来を切り拓ける事を切に願いこれからも応援していきたい。

 


 
 今更ではありますが……三回に渡って『Run Girls, Run!』のメンバーを自分なりに紹介させていただきました。ありったけの好意を込めてそれぞれの魅力と溢れる可能性が伝わるように書いたつもりですが、あくまでも氷山の一角程度の範囲でしかないモノです。

記事を読んで気分を害された方も当然いらっしゃると思います。おっさんが勝手気ままに書き殴った浅はかな駄文だと嗤って下さい。テメェの意見は微塵も正しくないと怒って下さい。

これらの駄文は些細な切っ掛けでしかありません。それぞれが見聞して考えてもっと知る機会が増える為の一助になれれば幸いであります。

楽曲のMVやLive映像が収録された円盤、出演されている様々な番組などに多く触れてRGRの生き様をその目で見ていただきたい。


きっと、いや……間違いなく楽しめて、好きになってもらえるものと自分は確信しております。