巡礼者のかく語りき

自由気ままに書き綴る雑記帳

Run Girls, Run!との巡り逢いと軌跡。

 彼女達三人を初めて知ったのは、忘れもしない2017年の夏の幕張だった。

 


2017年7月30日。幕張メッセにて開催された『ワンダーフェスティバル2017』内で
Wake Up, Girls!新章』新キャスト&新キャラクター発表会が行われた。

avex × 81produce Wake Up, Girls!AUDITION 第3回アニソン・ヴォーカルオーディションの合格者がWUG新章に登場する新キャラクターのキャストを務めるという事だった。

このイベントの模様は、ニコニコ動画にて配信(生中継)されたので当時の自分は配信にてこのイベントを視聴していた。

で……速志歩を演じる林鼓子さん、守島音芽を演じる森嶋優花さん、阿津木いつかを演じる厚木那奈美さんの3名が、自身の演じるキャラクターと同じ制服姿で登場して、更にはこの三人でユニットを結成して活動していく事も同時に発表された。


 ユニット名はRun Girls, Run!と言った。

 

 

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 そして、RGRがパフォーマンスを魅せる事となり、デビューして間もなく持ち歌もまだない事から、直系の先輩ユニットである『Wake Up,Girls!』の楽曲『タチアガレ!』と『16歳のアガペー』を歌い踊った。


 林さんの歌声は荒削りではあるが、真っ直ぐとした声の伸び方が綺麗で、『タチアガレ!』で吉岡茉祐さんが謳うソロパートを彼女が謳った時に感じられた吉岡さんとは違う独特の存在感=『我』の強さを感じた。この時林さんは中学三年生の15歳。彼女の年齢を知って驚愕した覚えがある。

森嶋さんは、魅せ方を強烈に意識して立ち回っている印象でこの業界に挑む際に入念な準備と高い意識を持っている人だと思った。
後日知った事だが、RGRのオーディション以外にも様々なオーディションを受けていたとの事で魅せ方への強い拘りと高い意識と準備はそれまでに培ってきた彼女の賜物なのだと。

厚木さんは、最初の自己紹介を見た感じは、非常に失礼極まりないが……林さんや森嶋さんと比べると地味な子だと思ってしまったが、その歌い踊る姿を見てそのインプレッションは見事にぶっ壊された。流麗かつキレの鋭いダンスは単純に見惚れてしまう見事なモノだった。


 このイベントを観終わって感じたのは、WUGを応援するのと同じ様にRGRの三人もきちんと見て応援しようと思った。そう思わせるモノを林さん、森嶋さん、厚木さんが初陣できっちりと魅せたからなのだと。

 

 それからしばらくの刻が経って2018年5月。場所はまたも幕張の地。
先輩ユニット『Wake Up, Girls!』と『Run Girls, Run!』の合同ライブ『Green Leaves Fes』
この殴り合いライブでRGRが自分に与えたインパクトが、『あぁ、この子達になら刻と金を費やす価値がある』と認めさせたライブだったのだ。即ち、ちゃんと応援しようと決意した機会だ。


このライブの詳細な所感を書き殴ったモノを貼っておきますので興味のある人はどうぞ。

 

akatonbo02.hatenablog.jp


 で、ここで発表されたのだ。『Run Girls, Run!』の1stツアーが開催される事を。


 
 そして、11月。品川ステラボールにて開催された『Run Girls, Run!1st LIVE TOUR止まってなんかいられない』東京公演(夜のみ)に参戦して来ました。

自分は一公演しか参戦は叶わなかったが……魅せてもらったんだ。


初めて臨む未知の領域での『闘い』を完遂し
そこで得たモノを携え変わろうする強い想いと覚悟。


誤魔化しが一切通用しない場で磨かれ、新たに覚醒された個の力。


様々な楽曲と個の力の融合による未知の可能性。


これから更に強く輝きを増すであろう三つの小さな『星』の"軌跡と奇跡"の物語がそこにあった。


で、刻は更に流れて、2019年8月。『Run Girls, Run! 2nd Anniversary LIVE 1.2.3ジャンプ!!!』RGR結成二周年記念ライブ。ライブ自体が素晴らしかったのは言わずもがな……自分はある人のある言葉に魂を撃ち抜かれた。同時にその言葉の意味しているモノがRGRに惹かれる最大の要因であり惹かれた要素でもあったのだと思い知らされた。


その言葉を放ったのは厚木那奈美さん。彼女はこう言ったのだ。


『1stツアーで会場を埋められなくて悔しかった』と。


前述の通り、このライブは結成二周年のライブ。晴れの舞台だ。
厚木さんだけではなく、林さんや森嶋さんもその想いは同じモノだと思われる。何の言い訳や誤魔化しは無い。ただただ『悔しい』と敗北と彼女達の弱さを受け入れて認めた。

何か突き抜けられない、はじけられない。そう感じているランナー諸氏は多いと思われる。
彼女達の周りのOTONA達も言う。ただの大人しい真面目だけが取り柄の子達と。


でも、それだけの子達じゃないんだ。焚き付けるつもりではなく本気で言っておるのならあの子たちの何を近くで見て感じているんだと。三人の叩き上げの魂にはあるんだよ。燃え滾る反骨の炎が。気付かねぇのならお前らの目ん玉は節穴もいい所だ。

人は誰しも大なり小なりの認められたい欲求があるだろう。ましてや若い年代の彼女達はなおさらその欲求は強いモノだろう。他者と比較して打ちのめされてもその想いは変わらない。


見える景色を変える事が出来るのは走り続けるしかない。思えば、自分がこれまでに惹かれて来た人達もそうだった。理屈じゃない本能的なモノなんだと。
おそらく彼女達はこれからも悩み枠や壁にぶつかっていくだろう。でも、それを壊して乗り越える事が出来る人達だと信じている。

その先で何を掴んで、何をファンに見せてくれるのか?自分は見ていくしかない。

RGRとしてのゴールがこの先の何処にあるのかは分からない。

もっととんでもない存在にまで化けるのか?それともこのままの調子なのか。
いずれにせよ、どんなゴールのカタチでも彼女達がきっちりと駆け抜けてゴールテープを切って欲しい。縁起でもないがいつかはゴール(=終焉)する刻は必ずやって来る。


その刻をきっちりと見届ける覚悟は決まった。それまで全力で楽しみ応援していこうと思う。


何処まで行けるのか見届けたい。報われて欲しい。夢を叶えてもらいたい。


お披露目会で初めて彼女達を見たファーストインプレッションで感じた未知の可能性を自分は愚直に信じていきたい。