巡礼者のかく語りき

自由気ままに書き綴る雑記帳

Run Girls, Run!4th Anniversaryに寄せて。

 何故、貴女達は駆け続ける?駆け続けられるのか?


憧れた世界に自らの両足で立っていられる事の喜びなのか?


全力全開で闘って喝采と称賛を浴びる事の快感を知ったからなのか?

 


明確な答えはおそらく存在しなくて、どれも正解だろう。
でも、一つ、根底としてあると思えるのは……何者でもなかった小さな存在が一歩一歩軌跡を踏みしめて遥か先に見える確固たる存在へ向かってきちんと進めているという証が彼女達を駆けさせる無尽蔵のエネルギー=心の光なんだと勝手ながら思っている。


 

 この1年の刻は『Run Girls, Run!』にとっていろいろな節目を迎えた様に感じる。



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 初めての配信ライブとなった『ランガリング・リンクライブ』。ちなみにこのライブは3周年記念のライブがコロナ過によって中止になってしまった代替のライブ。自分はこの東京公演のチケット当選していただけにこの中止の報は致し方無いが悔しいモノを感じた。あの場で『ランガリング・シンガソング』や三人のソロ楽曲を観れるかもと期待していたのだが……

もしかしたら大きなライブやイベント開催の報が発表されたかもしれない。
~たら、~ればを挙げ出すとキリがないが、グループがあの1年で失ってしまったモノや紡げなく叶えられなかった物語は計り知れないほど大きかった。

一つ誤解しないで欲しい事は、あの配信ライブががっかりする要素は一切無かったという事。
彼女達の本気の想いと魂は画面越しという境界を越えてパフォーマンスから凄く伝わってきたし、いつか来る現地参戦して直に観たいという期待を抱かせるのに充分過ぎる程のインパクトを残してくれた。


我々が悔しいと思う様に、彼女達もその思いは同様に抱いただろう。
それでも、前だけ見据え止まらずに駆け続けるRGRの三人と彼女達を支える多くの人々には感謝と敬意しかない。


現地イベントが中々開催されない状況でも、何かを我々に想いを伝えていきたいとして動画配信やオンラインでのサイン会などの供給を継続してくれた。

その供給面に於いて最も大きな出来事がメンバー個人のtwitterアカウントの開設。そして、林さんがSHOWROOMチャンネル『ココ・シャベル』を開設。森嶋さんが更新の止まっていたRun Girls, Run!TikTokアカウントを森嶋さんが引き継いだ。おそらく厚木さんも何らかの形で個人の配信チャンネルを開設すると思われる。外の広い世界から繋がれるツールを積極的に取り入れ、利用していく事は今後に大きく繋がっていく朗報ではないだろうか。


 で、外の世界と言えば、前にも書いたがRGRの配信番組『Run Girls, Run!の3人4脚自由形』でゲストに来られた山下七海さんが仰っていた外の場を見て感じる事で感じたモノやそれをホームである場に還元させる事の重要性。

その外の世界の大きな経験となったのが『舞台プロジェクト東京ドールズ THE GARDEN』への出演だろう。アフレコでの演技とはまた違うモノだっただろうし、ライブパートもあったりした。そこで魅せた彼女達のパフォーマンスは高く評価されたと聞く。

何よりも彼女達にとって大きな収穫になったとされるのは、外部からの刺激だったのではないだろうか。舞台作品は様々なフィールドで活動している表現者が集う場でもある。闘うフィールドが異なれば各々の闘い方は違って来るもの。これまでの常識が非常識に覆ったり非常識が新しい常識へと変わる。これは普段闘っている同業者との鎬では体験できない刺激的なモノだっただろう。

そして、最も大きな収穫は人脈という新たな縁。前述でも触れたが年齢やキャリアがまるで違う人達とコミュニケーションを取らなくてはならない状況に於いて、そこで得られた対人スキルやトークスキルは今後の彼女達の大きな武器になる。


 更に、大きな事と言えば、林鼓子さんがこの春高校を卒業されて社会人になった。
大学進学ではなく、声優として一社会人としてこれから生きると覚悟を決めて決断した。
故郷から出て学業と仕事を両立させていく事は本当に大変だったのは想像に難くない。

その大変だった生活も彼女の周りの人達が寄り添い支えてくれたと林さんは感謝の言葉を語る。周りの人達が彼女に寄り添い手を差し伸べられたのは、何よりも林さんが直向きに真摯に頑張って日々を闘っていたから。そんな彼女の人柄が周りの人達を動かし助けたのだと思える。


 卒業という意味では、RGRの活動に於いて最も縁深かった作品『キラッとプリ☆チャン』が終了。三年の刻で彼女達が得られた経験は本当に大きなモノで、林さん曰く青春は全てプリチャンに捧げたとまで言わしめた程にRGRの歴史に残るモノなのだろう。

作品は終わったが、彼女達が魂を懸けて吹き込んだキャラクターたちとの縁は途切れない。
挑戦する事の意義と変わろうとする本気の想いはこれからも彼女達の魂にあるものだと思えてならない。表現者としてこれほどまで強い縁で結びついた作品に関われたという事は、RGRにとって素晴らしい宝物ではないだろうか。

 

 彼女達が抱く遠い理想。当然ながら簡単に辿り着けたり手に入れられるモノでもない。
だからこそ止まってなんかいられない。いろいろチャレンジしていい事も悪い事も落とし込んでその成果がRGRの“血”と“肉”になる。

才能がなければどうしようもない、あってもどうしようもない。何一つままならない世界だからこそ、どこまで彼女達のエゴを貫き通せるか。どこまで己と仲間を信じて前へと駆けられるか。どんなに不格好で泥臭くて脛に傷を負いながらも駆ける事=生きる事を諦めない。

曖昧模糊な未来の刻と景色を鮮明にする。何者でもなかった小さな存在が“ジブン”という確固たる理想の存在になる為の闘いはまだまだこれから。

今後も、グループ活動という枠では得られない数多の縁との巡り逢いがもたらす経験や交流が、RGRというホームに活かされるのかは、各メンバーの意識やモチベーション、自身のこれからのキャリアや目標・夢を見据えたモノになっていくと思う。

これからの軌跡でその本気の想いを魅せ付けて欲しい。いまだに彼女達を認めない人達をねじ伏せて黙らせろ。運に見放されたのなら力ずくでも引き寄せろ。しぶとくて諦めの悪いこの三人ならきっとやってくれると信じている。もっと『Run Girls, Run!』を知ってもらいたい。

 

 若きセンターの歌姫・林鼓子の魂の絶唱を。

 

 愛嬌のファンタジスタ森嶋優花の躍動する姿を。

 

 魅惑と魔性の領域・厚木那奈美の流麗かつ凛とした佇まいを。

 

 三者三様、それぞれが異なる個の力と輝きの強さをもっと知ってもらいたいと願う。

 

 最後になりましたが……『Run Girls, Run!』結成4周年おめでとうございます!!!
Run Girls, Run!』でいられる刻を大切にして、この三人で何かを成し遂げたい想いを見ていきたい。駆ける軌跡に出来るだけ迫って応援していきたい。


RGR及び、林鼓子さん、森嶋優花さん、厚木那奈美さんの新たな年が幸多き事と更なる雄飛の機が多く訪れる事を願います。

 

そして、信じて待っています。


Run Girls, Run!4th Anniversary LIVE Run 4 You!!!』が無事に開催される刻を!!!