巡礼者のかく語りき

自由気ままに書き綴る雑記帳

NANA MIZUKI LIVE GATE 2018 DAY7 ライブビューイング参戦レポ

1月21日、水樹奈々さんの武道館ライブ千秋楽
NANA MIZUKI LIVE GATE 2018ライブビューイングに参戦して来ました。


自分が参戦したのは渋谷のTOHOシネマズ。
劇場によっては観る際に様々な規定があるらしいと聞いておったが
実際に開演したらほぼ全員が立ちサイリウムを点灯して
コールも普通に入れていたので、現地参戦とほぼ遜色無い楽しみ方が出来たと思う。

で、LVの最大の特徴と言えば
演者の表情やステージ上の様子がよく観える事でしょう。  
ただ……現場で直に感じる熱気や雰囲気と音の圧の様なモノは
やはり、現地参戦で感じるモノよりは感じにくい様にも思えます。

 

セットリストは以下の通り。


1.Vitalization
2.ROMANCERS' NEO
3.Sacred Force
4.Poison Lily
5.WAKE UP THE SOULS
6.HOT BLOOD
7.RUSH&DASH!
8.ファンタズム
9.蒼き光の果て -ULTIMATE MODE-
10.GLORIA
11.GUILTY
12.Destiny's Prelude
13.粋恋
14.レイジーシンドローム(ゲスト:ヨシダタクミ)
15.深愛
16.TESTAMENT
17.Rock Ride Riot
18.STARTING NOW!
19.DISCOTHEQUE
20.POWER GATE

EN1.ETERNAL BLAZE
EN2.天空のカナリア
EN3.SUPER GENERATION

WEN.POWER GATE

 


 『Vitalization』~『ROMANCERS' NEO』と開始早々から激熱な楽曲で攻めて来る。
ただ、この二曲は即効的に燃え滾る熱さではなく沸々と熱くなっていく様な楽曲。
そして『Sacred Force』で一気に点火させて、序盤から全力で突っ走る流れは
変わる事の無い水樹さんの『攻める』という熱い気概を感じさせて
今回の俺はLV参戦だが、水樹さんのライブに参戦しているという実感にさせてもらった。


 自分の中では『RUSH&DASH!』と『蒼き光の果て-ULTIMATE MODE-』が
久方振りに聴けたのは本当に嬉しかった。
特に、蒼き光の果ては殆ど披露される事が無いSRクラス(スーパーレアww)な楽曲。
水樹さんのライブはこういうモノを
平然とぶっ込んで来る事が多いので本当に気が抜けないwww


ダンス曲パートにて披露された『GLORIA』と『GUILTY』はライブで聴くのが
初聴時から楽しみにしておった楽曲だったので今回聴けてこれも嬉しいものがあった。
熱く、疾走感漂う曲調は『栄光』と言う意味を持つ語句をタイトルに入れた
『PRIDE OF GLORY』の系譜を継ぐ後継曲だと自分の中では勝手に感じていて
誰かの背を押す応援歌的な要素もあったりしている。


 この身体壊れても叫ぶの 飾り付けた言葉は邪魔なだけ

 掻き鳴らす声と もっと奥底に焼け付く衝動でむきだしの愛を奏でる

 
 ―水樹奈々『GLORIA』


ラスサビでのこの歌詞に、『GLORIA』という楽曲の伝えたい『核』の様なモノと
水樹さんの伝えたい『想い』と『魂』が凝縮されていると自分は思えてならない。


『GLORIA』とはまた違う切り口で
しっとりと艶やかに魅せる『GUILTY』もまた見事なアクトだった。

そして……儚いながらも秘めた強さを感じさせる『Destiny's Prelude』と
和のテイストでグッと聴かせるバラード曲の『粋恋』へ続く。
激熱で直線的な要素一辺倒だけじゃない構成と
水樹さんの魅せる力&聴かせる力の凄さを堪能させていただけた。

更に圧巻だったのは『粋恋』のアウトロでの北島健二さんのギターソロ。
このギターソロは原曲には無いモノで、ただ傾聴してしまいましたねぇ…
個人的にこういうアレンジは大好きなので
本当にたまらなく、素晴らしいモノが観れて良かったとしか
表現しようのない俺の語彙力の乏しさに辟易してしまう……



 今回の7DAYSライブの『要』となっているのが
日替わりでゲストを召還し楽曲を披露するパートだろう。
千秋楽に召還されたのは、phatmans after schoolのヨシダタクミさん。
披露したのはヨシダさんが楽曲提供した『レイジーシンドローム
男女のボーカルのハーモニーが普段聴いているモノとは
また違う趣を感じされてくれて、これまたスペシャルなアクトだったなぁと。


 で、続いて披露された『深愛』のイントロを聴いた瞬間……


俺の涙腺が危うく決壊しかけた。


コレ、現地参戦してたら間違い無く咽び泣いていたでしょう。


今回の7DAYSライブのタイトルに『GATE』(門=転換点)という句が入っておる。
そしてこの1・21という日は水樹さんの誕生日だけではなく
深愛』がリリースされた日でもある。
なお、この楽曲は初めて出場した紅白歌合戦で披露した思い出深い楽曲。
勝手な感想だが、この『深愛』がこの公演のハイライトだったと思えてならない。
大切な人への『想い』と『魂』が存分に込められた水樹さんの歌声は

まさに“絶唱”と称するに相応しく、ただ傾聴し本当に素晴らしい楽曲。


 そして、ライブは佳境を迎え……
『TESTAMENT』『Rock Ride Riot』『STARTING NOW!』『DISCOTHEQUE』と
激熱でいて盛り上がる楽曲でまた一気に畳み掛けて…
最後の楽曲『POWER GATE』へと繋ぐ。

『POWER GATE』がリリースされて16年の歳月が経った。
水樹さん曰く、この楽曲との巡り合わせが自分の転換点だったと語る。
私のライブ参戦レポに度々書いている
楽曲は披露されていく毎に進化していくモノというのを
自分に教えてくれた私にとっても思い入れの深い楽曲でもありますし
やっぱり、POWER GATEを聴けない水樹さんのライブは
何か物足りないモノを感じさせてしまいます。

 


 アンコールにてまず披露されたのは『ETERNAL BLAZE』!!!!!!!
様々な前例をぶち壊して来た楽曲でこの楽曲を切っ掛けに
水樹さんを知った方は本当に多いと聞きます。
ただ……LV観戦ですと、やっぱり自分の中では物足りないモノを感じてしまうが
自分が参戦した劇場では皆盛り上がっていたので
改めてこの楽曲の持つ力の凄さを実感しましたね。


続いての披露は『天空のカナリア
先の『ETERNAL BLAZE』とはまた趣の異なる魅せ方で
儚さ漂う雰囲気の中に潜む抗う意思と熱を突き刺すような歌声がまた見事。


そして……水樹さんに初作曲という扉を開かせた『SUPER GENERATION』と繋ぐ。
前向きに突き進もうというメッセージが込められているこの楽曲は
『POWER GATE』の系統に連なるモノを思い起こさせ
更にGENERATIONという句が、幅広い世代を称しているかの様でもあり……


 最高の未来(あす)は そう神様だって

 きっと創造-想像-できない 

 希望の道に終わりはないよ


 ―水樹奈々SUPER GENERATION


これらの節に、水樹さんの今後の決意が込められていると自分は感じて
しみじみとライブの余韻に浸りきっておりました……


が!ライブはまだ終わっちゃいなかった。
と言うか、観客が駄々こねてそれに水樹さんが応えてくれる感じwww
そして再び『POWER GATE』を全力全開で披露してくれて
約3時間の濃密かつ激熱なライブは終演。

 

 

 以上にて、水樹奈々さんの
NANA MIZUKI LIVE GATE 2018のライブビューイングレポとなります。
近年にリリースされた楽曲を軸にして
勿論、ライブ定番曲もあり、久しぶりに披露されるレアな楽曲ありと…
幅広い層が楽しめる事を考慮した組み方をしているのかと思わせるセトリだなと。

コレはあくまでも俺の個人的な話なのだが
ライブタイトルに『GATE』と銘打ったのならば『innocent starter』は入れて欲しかった。
あの楽曲も水樹さんの新たな門を開かせた楽曲だと思っておるので
この点は少々残念に思ってしまったかな……


 自分にとっては初めてになったライブビューイング参戦レポ。
前述にも書きましたが、現地に参戦して直に感じる雰囲気と熱気の面で
やっぱり埋めきれない差は感じましたね。
なので、私がいつも書いておる参戦レポに比べると
熱量や熱苦しさはだいぶ抑えられたモノにはなっているのではないかとwww


でも、スクリーン越しで観ていても
最前線にて闘っている表現者の凄さを魅せ付けてもらえた圧巻のライブでした。
途中のMC内で水樹さんが言った
『今後も色んな無茶をしていくだろう』と言う発言は
現状に満足せずに突き進もうとするこれまでと変わる事の無い
未知の領域に挑む気概と熱い魂はより激しいモノへと進化していると感じ


 やっぱり、この人は凄ぇな……と改めて思い知らされましたね。


 忘れられないライブがまた増えました。
素晴らしいライブを魅せてもらえた水樹奈々さん、スタッフの皆様、参戦された方々
そしてライブビューイングという場を設けていただけた事……
全てに感謝と最大の敬意の言葉を。


本当に素晴らしい刻をありがとうございました!!!!!!!