巡礼者のかく語りき

自由気ままに書き綴る雑記帳

異端者による 『Wake Up,Girls!新章』独自考察【人物編4~松田さん&丹下社長&大田組編】

 『Wake Up,Girls!』の物語にて自分が感じているもう一つの魅力は大人達の描写だ。
この辺りの描写に割く割合は他のアイドルアニメよりも大きいのではないだろうか。未熟なアイドル達に道を示し支える存在であったり、自身の信念を頑なに貫く存在であったり
果たせなかった夢を次世代に託したり、過去との『傷痕』に苛まれたり……とその描写は多種多様に及んでいると思える。あと、俺自身がまぁ…おっさんでもあるのでww
やっぱり、登場して来る大人達の描写は気になっていくモノでもある。今回の人物編の独自考察はそんな大人達の物語について書き殴ろうと思う。


毎度の如く個人の思考(妄想と暴論)に過ぎませんが、是非お時間が許せばお付き合い頂ければ幸いであります。

 

 

 

 松田さんと丹下社長の章

 

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 この二人の描写を掘り下げていくのに自分が最適な句が『道』ではないかと思える。
松田さんは大学時代に東京でプロアーティストという夢を目指していたが、挫折し仙台へと帰郷していた。道半ばでの挫折≒敗北を経験したという点では、島田真夢と七瀬佳乃と通じる部分があり特に、自身の殻に閉ざされた真夢の存在は遠からず流されるままに芸能事務所に就職した彼自身の姿と何か重なるモノをうっすらと抱いていたと思える。

で…彼は観ました。I-1時代の真夢の歌い踊る姿を観て松田さんの心に光を灯し、そして真夢が人の心に光を見せる事が出来る限られた才を持つ者と感じた。
この時に松田さんの魂に新しい『火』=夢を追う者の支えとなる存在になりたいという想いが芽生えた。劇場版で友人と呑んでいる際に自分も七人の様に変わろうとする想いを吐露し
東京で苦闘する七人の為に奔走した…七人の姿を傍で見てかつて夢を追っていた自分の姿が重なって見え何とかしてやりたいという願いと自身が見れなかった景色を見せてくれる存在だという託した想い。
根拠の無い自信を貫く覚悟がなくただ漠然と『なりたい』という想いで過去の松田さんがその道を行こうとしていたのはどうかは分かりません。
確固たる拠り所のないまま別の道へ行く事となった彼に新たな拠り所となったのがWUGの七人だったのではないだろうか。

『エターナルセンシズ』~『新章』での松田さんの描写というのはまぁ、極めて少ないと言えるモノではありますが…ただ、彼の中では丹下社長の無茶振りや丸投げに愚痴をこぼしながらも、新た道を行く覚悟と拠り所を見い出しそれに向けて邁進し職務を遂行する描写になっていたのではと思えます。


 

 ―別の道もあると信じてるんです。
 あの子達(WUG)を見てると心底そう思えてくるんです。

 

これは、『エターナルセンシズ』での白木さんとの対話にあった丹下社長の言葉でこの『別の道』という言葉が丹下社長の根幹にある『信念』を感じさせるものと自分は解釈させてもらった。
大元の道を作り進む工程にて幾つかの分かれ道に差し当たった時に、そこに行くかどうかの選択は強要せずに七人の選択を尊重して来た。
実波にはライブより大切にしている存在(磯川さん)を優先させたり、藍里脱退の件では静観を貫き、真夢と佳乃の衝突を何とかしたいという夏夜の提案(気仙沼合宿)を承諾し
東京で苦闘する彼女達に最後の選択を一任したりと……破天荒な面がある人物ではあるがプロデュースに関しては地道であり、何よりも島田真夢という扱い方を間違えば『爆弾』に成り得てしまう存在を丁寧に接していると思える。旧章のゴシップ記者が言っていた『WUGは島田真夢在りきのユニット』として売り出せば間違いなく世間のインパクトは大きいのは丹下社長も理解している。でも、そうはしなかった。特別扱いせずに他の六人と同等に扱い接して来た。確固たるセンターを軸に売り出して隆盛を極めているI-1club=白木さんとはあえて逆のやり方をしていくという丹下社長の決意を思わせる。
そして、押しかけてきた歩達(ランガ)にも過酷な状況に見舞われても笑わなければならない道に踏み込む覚悟があるのかと?単に突き放すだけじゃなく道を示してやった。
更には大切なツアー千秋楽にランガもステージに上げてやりたいという七人の我侭な直談判にも結果的には条件付で承諾している。
彼女達が心の底からやりたいと思える事を支えて送り出してやる事。これも丹下社長が頑なに貫き通した『信念』であると思え、その最たるモノが岩崎志保の事で真夢が白木さんと接触しようとする件だろう。

ホテルの自室にてくつろいでいる最中に真夢が押しかけて来るんですが、『ドアのロック云々…』と丹下社長は白々しく言っておるのだが、ドアに社長の靴を引っ掛けて完全に閉ざしてないんです。
おそらく…と言うか、伝聞よりも早く真夢が志保の事で何らかの行動を起こすであろう事を本能で感じていたと解釈してます。何故なら、彼女が真夢と同じ立場なら自分もそうしたという確信があったからでしょう。丹下さんが(続・劇場版にて)『我侭にやりすぎた』と述懐してましたが、もしかするとアイドル時代にも同じ事が起こったから真夢の心情に寄り添えたという解釈も成り立つものであり真夢と志保の物語を尊重したと思えてならないのであります。

丹下さんがアイドルユニットを立ち上げようと決意した真意は
色々な解釈が成り立つのでしょう。
所属タレントが居なくなってしまったのもある。アイドル戦国の世という時勢の波へ乗っかろうという思惑もあるだろうが、ですが、丹下さんの真意はまた違うモノがあると思います。もはや止まる事が出来なくなってしまった白木さんを何とか止めるのが自分に課せられた『業』なのか、あるいはかつての自分が貫いたやり方でどこまで高みを目指せるかを次世代の七人に託したとも思える。


 『まだまだ、あの子達の先には道が続いているのよ』


これは舞台版『青葉の軌跡』での丹下社長の台詞ですが、舞台版は旧章の藍里脱退の頃(5話~7話)を描いているが、エピローグのこの台詞は具体的な時間軸が明らかにはされていないので新章最終話でのツアー千秋楽以降に強引ながら結びつけて考えてみると
道≒グリーンリーヴスの物語としても帰結出来るのではと自分は思えてなりません。

 

 

 


 大田組の章

 


 これまでは彼らとWUGの接点はステージと客席という境界で区切られておりましたが、エターナルセンシズでは勾当台公園でのハイタッチ会や新章でのバスツアーにてその境界線を越える事になりました。
ハイタッチ会ではハプニングに逢う場面がありますが、実波の機転にてそれを見事に切り抜ける。それを見ていた大田組の面々の視線は初期から見て来た七人の成長を喜び何よりも温かいものでした。
で…バスツアーですが、そこに肝心の大田さんはおりませんでした。これは様々な解釈と妄想が成り立って観る側にもその要素を盛り込んだ描写は面白いモノと感じました。
単純に抽選に外れてしまって参戦が叶わなかったのか?あるいは参加費用の捻出が出来なかったのか、直前で外せない仕事か急用が入ってしまったのか?大田さんの中にある推し事への領域を逸脱してしまう事になる事を危惧して最初から潔く参戦しない決断を決めていたのか?俺の独自解釈では、彼の中で越えてはならない領域を侵してまで参戦すべきではないという彼の"漢気"説を提唱しておる。
ただ…8話のファミレス会議の中でメンバーがWUGと写っている画像みて何か悔しそうなリアクションしていたので、行きたかったけど行けなかったんだと思いますwww


大田さんの"漢気"が最も強烈な描写となったのが12話での、ツアー千秋楽会場変更の為チケット代金払い戻しの手続きの報への彼の決意表明だろう。

 

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『我々はWUGちゃんを信じるのみッ!!!!!!!』

 

勾当台公園のWUGデビューライブで復帰した島田真夢を観て再び大田さんの刻が動いた。
以降、彼はWUGへの誹謗中傷に対して真っ向から闘い七人を応援して来た。自分独りだろうが彼女達を応援してやろうという確固たる覚悟が彼にはあった。そして…志を共に抱く仲間にも巡り逢え彼らと共に大田組はWUGに寄り添い闘って来た。真夢と白木さんが密会していた事をすっぱ抜かれた件に対しても大田さんは真夢とWUGを信じる事、上記のチケット返金の件でもそうだ。
彼らの立ち位置は初期から何ら変わらず一切のブレが無い『良心的なファンの姿』を徹底して描写していました。変わった事もあるが変わらない事もあって、大田組の面々はWUGを応援する姿勢を変わらずに頑なに守り続けていた。“俺たちがWUGちゃん達に出来る事は何か?”というのをずっと追求し続け最良の形で実行しようとしていく。完全アウェーの現場にも赴き怯む事無く彼女達にありったけの本気で真摯で正直で一所懸命の想いと魂で七人の背を押して来た。彼らもまたWUGと一緒に闘って来た物語の軌跡があった。傍から見たら熱苦しく喧しいモノなんだがwwwでもその熱苦しさと喧しさが堪らない安心感を与えてもくれる。


応援し陰ながら支え、熱苦しくも喧しいが"漢気"溢れる優しく温かい"漢"達の物語。
この大田組の存在も『Wake Up,Girls!』の物語には必要不可欠な存在なのではないでしょうか。

 

 

 と、言う事で大人達のWUG新章の物語、松田さん&丹下社長、大田組編となります。
次回も大人達の物語編と(早坂さん&白木さん)なります。
ハッキリ言って紐解いていくのが非常に困難な人達ですが
自分なりに感じた事を書き殴るスタンスは変えない所存で臨ませていただきます。
毎度ながらの乱筆・乱文で恐縮ですが最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

 

 

 

"今"貫きたかった『我』が紡いだ"奇跡の刻と物語"

 普通なら、自分が参戦出来なかったライブの
所感なんてモノは書こうとも思わんでしょう。
Wake Up,Girls!のファイナルツアーに限定するならば、俺が参戦出来なかった
7月の座間の1日目と10月の大阪の参戦レポは書いておりませんしまず書こうという気にもなりませんでした。で、先日の岩手公演についてもそれは同様なモノで終演後の参戦勢の感想を散見しても変わらないだろうと思っていた。
俺が参戦出来なかったライブの所感を書くのは3月に開催された
WUGのソロイベント青山吉能さんと吉岡茉祐さんの公演の所感で終わりなのだろうと…

 


だが…昼公演終了後の参戦勢の感想を散見し、その感情は見事打ち砕かれた。
上手く表現が出来ないのだが…これは又聞き状態でもいいから拾い集めていつか本当に何もかもを忘れてしまうその前に、真に伝えたかった本気の想いを形にするべくPCのモニターとキーボードに差し向かっておる。これはそういう奴が書いた暴論と私見による所感であります。

 

 


 所感を書くにあたりまず俺は、見たくはなかったWUGチャンネルの解散特番での
"彼女"…奥野香耶さんのコメントを再び観た。
これは参戦出来なかった俺がこの岩手公演の所感を書くにあたって奥野さんの想いをどうにか汲み取る為に必要な事だった。


―もっとWUGとしてやりたかった事は沢山あります。でもその気持ちをこれからはじまるツアーとか来年の三月まであるWake Up,Girls!の活動で皆様にお伝えしていきたい―

伝聞での事だが…彼女は三月のバスツアーの際に開催された五周年ライブで
『ここまで七人誰も欠ける事無く来れてよかった』と言っていたと聞く。
あくまでも自分の印象ですが彼女は抱いている想いを分かり易く表には出さない方。
ですが…あの日の彼女は明らかに違う、悔しさや抗い様のないモノへの怒りの様な感情
そして、今後の展開が見えなくともまだ何かが見つかるのではないかという想いを遂げられない無念さが混在し抑えきれずに感情が溢れ出してしまったのでしょう。


あの日の彼女が見せていた悔しさを滲ませながらも限られた終焉の刻にきっちりと向き合い、我々への感謝を表す言葉を述べた。
受け入れ難い現実を突きつけられ、悩み熟孝した末に掴んだ答えを携え、自身の故郷・岩手公演にて企画コーナーのプロデュースに臨んだのだろう。
遡る事……今年の3月。奇しくも同じ岩手で開催された彼女プロデュースのソロイベントにて、奥野香耶という表現者はとんでもないモノを魅せつけたと聞く。
昼公演では観た者を多幸感に包み込む演出であったが、夜公演ではまるで観た者の魂を粉々に握り潰したかの様な落とす構成を魅せた。
言うなれば、奥野香耶の(表現者としての)狂気の領域を魅せたというべきか……
自分が圧し込んでいた未知の表情を曝け出しても繋がる覚悟を問い、そして踏み込んでくれると信じているからこそ魅せたのかもしれない。
その彼女がこの岩手公演では企画コーナーをプロデュースするとの事で参戦勢は戦々恐々とされていたと思います。


ですが…奥野香耶さんが魅せてくれたモノ…それは"奇跡の物語"だったそうです。


 同郷の詩人・宮沢賢治の詞『雨ニモマケズ』をモチーフにした奥野香耶さんの独白から始まりWUGのオーディション当時の心情、故郷・岩手の風景と自然と風の匂い。そして自分と同じ境遇下にあるオーディションの受験者達。
その結果彼女は合格を勝ち取りWUGのメンバーとなり、ここまでの軌跡を振り返り、東北や故郷、家族、共に軌跡を往く仲間、ファンへの感謝が詰め込まれた奥野香耶さんの魂の言葉。そして……今後に向けての彼女の強い決意と覚悟を示す言葉であったとも伝えられている。

 


で、奥野さんの独白が終わると地元岩手県盛岡市宮古市、東京を拠点に活動する合唱団『イーハトーヴシンガーズ』が登場して、奥野香耶さんとの合唱が披露されたそうです。

 

 


披露された楽曲は昼公演は『イーハトーヴの風』で夜公演は『旅立ちの時』
望郷の念と愛が詰まった楽曲である『イーハトーヴの風』
未知の領域へ踏み出し歩んでいく勇気を押す楽曲『旅立ちの時』

企画コーナーの締めとして披露されたのが…このファイナルツアーでは初披露。
遂に歌われる事となった


『言の葉青葉』


楽曲というモノはここしかない!という出し所があると自分は思っております。
樹木の持つ生命力と人の持つ生命の強靭さを照らし合せた『生命の楽曲』である
この楽曲を東北の地で歌う事の意味と重さを奥野さんは熟知されている。
ファイナルツアーが東北で開催されるのはこの岩手とPart3千秋楽の仙台のみ。
勿論、他の開催地で歌っても何ら問題はないが、よりこの楽曲の力が増幅し心に沁みて響くのが東北で歌われた時だと自分は思えます。
そして、奥野さんは観客に一緒にある箇所を歌って欲しいと呼びかけたとの事。


がんばってねと かんたんに言えないよ


Wake Up,Girls!『言の葉青葉』より引用


言葉には出来ない。ただずっと一緒にいようという単純で純然な想い…


東北の地を襲った歴史的な天災から七年の刻が経った。負った傷と傷跡に向き合う人もいればその逆の人もいる。簡単に言える言葉じゃないが、覚悟を持って踏み込まないと何も変わらないのもまた事実なワケで…解散=終焉の刻にて終わってはしまうが樹木の葉が枯れて散っても季節が巡ればまた芽を出し覆い茂る。
決して散るためだけに存在しているワケじゃない。終焉の刻はあくまでも一つの区切りであると…奥野香耶さんは伝えたかったのかもしれません。
企画コーナーが終演した時、観客はスタンディングオベーションにて奥野香耶さんに感謝と賛辞の念で応えたそうです。

 


岩手公演の主役は今更言うまでもなく岩手出身の奥野香耶さんでしたが、俺は勝手ながらもう一人の人も主役に挙げたい。


その人は…WUGのセンター・吉岡茉祐さんです。


こいつは俺の完全な暴論で、尚且つ結び付けて良いモノかと悩みましたが…非難承知で書いていきます。
彼女は東北の震災を取り上げた舞台作品『希薄』で、岩手・大槌出身の人物『松岡未来』を演じられました。吉岡さんがこの岩手公演に懸けていた想いは分かりませんが、きっと並ならぬ想いを抱きこの公演に臨んだと思ってます。
"未来"を象徴する人物の魂と吉岡さんとの魂が繋がり奥野さんと同様に終焉後の未来を見据えている。伝聞だが、この日の彼女の"絶唱"はまた新たな進化と力強さが滾ったモノだったそうです。その領域まで押し上げたと思えるのは松岡未来の魂が彼女に寄り添っていたと勝手に思っております。そして…感極まって泣きそうになると洩らしていたそうですが、その要因の一つとなっていたと思われるのが岩手の地への想いだったのではないだろうか……

 

奥野香耶さんにとっても特別な公演、でも俺は吉岡茉祐さんにとってもこの岩手公演は特別な公演だったと思えます。

 

 

 最後に……


表現者としてのエゴという『我』でなく、一人の人間である奥野香耶としての『今』抱いている本気の想いという『我』を貫いた。そこに詰め込まれた彼女の深愛の情
彼女は楽しめる構成や様々な解釈をさせようという構成にしなかった。
表現には正解の無いモノ。勿論上記の様な構成でも何ら問題はない。
ですが…奥野さんはその選択肢を捨て、余計なモノを極限まで削ぎ落としたシンプルで純然な感謝の想いを伝えたかったのではないだろうか。
彼女の魂を育んだこの岩手の地を参戦された方達に楽しんで愛してもらいたい。
Part1のパンフレット内のインタビューで奥野さんは言っておりました。


ー岩手楽しかったなって思い出が残るおもてなしの気持ちを込めたライブにしたい―

この所感を書くにあたり、現地に行かれた方のツイートも拝見させていただきました。
街の風景や地元の名産や岩手の風と雪景色。
吉岡さんの話になるが、彼女が出演された舞台『希薄』にも登場した大槌を訪れた方もいました。その土地でしか体感出来ない事や空気感を知り奥野香耶を育んだ地を知り・楽しむ事。奥野さんが大切にしていた深愛の情を参戦された方はありったけの情熱で応えたから奥野香耶さんの偽らざる本気の想いと魂が"奇跡の刻が紡いだ物語"へと昇華出来たのだと思われます。
参戦は叶いませんでしたが参戦された方々の感想を散見し、知って忘れない為にも文章という形式にて書き殴らせていただきました。

 

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 岩手の大地にて、奥野香耶さんの本気の想いと魂と深愛の情が起こした
奇跡の刻の物語とその物語を体験され感想を綴っていただいた参戦勢の方々に
礼賛と感謝の念を込めて本稿を締め括りたいと思います。

 

 

本当にありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

境界を超え、一歩踏み出す勇気

 この駄文Blogでは非常に珍しいWUG楽曲以外の所感を今回は書き殴ろうと思う。
その楽曲がこちらになる。

 

 

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 キラリ覚醒☆リインカーネーション 青葉りんか(CV.厚木那奈美)


 
TVアニメ『キラッとプリ☆チャン』のミニアルバム
キラッとプリ☆チャン♪ソングコレクション~2ndチャンネル~』に収録されておる
厚木那奈美さんが演じられている青髪と眼鏡が特徴的な青葉りんかのキャラクターソング。
アニメを観ていてこの楽曲が自分の好きな曲調だったので、リリースされるのを密かに心待ちにしておったワケで先日この楽曲のみをDL購入した次第。


(って言うか、アルバム買え俺……)

 

 フルで聴いた第一印象だが…キャラクターソングとしての完成度の高さも然る事ながら、青葉りんかを演じ歌唱されている厚木さんの心情と強く繋がっている印象を受けた。
若干の物寂しさ・儚さとクールさを感じる曲調が特徴ではあるが、歌詞が紡ぐりんかの変わりたいという秘めている想いと滾る決意が厚木さんの想いと繋がっているようで
明朗でポップな曲調じゃなく先述の儚げな曲調がりんかの想いを強く表現するのには合っているのかなと思わせ、曲題にあるインカーネーション(=生まれ変わる)と
覚醒(=目覚め)
を見事に表現していると思わせる。

 

厚木さんが演じられている青葉りんかというキャラは変わりたいという想いを抱きつつ、また、兄への気遣いから裏方に徹している人物。
詞にある『四角い世界 ああ飛び込めたなら』や『キラメク仲間の姿(時)にうらやむこともあるの』の節は作中にて登場する動画サイト「プリ☆チャン」で自身が仲間と同様に輝く事への憧憬であり、1番の歌詞ではその憧憬の念が強調されていると思え輝く事への憧憬の念で括るならば、厚木さんにもその想いが秘められ滾っているのではと勝手ながら思えてならない。
サビではりんかと厚木さんの魂が同調し感情が爆ぜるかのような盛り上がりを描写しているのではなかろうか。

 

 リンとしてスマイル生まれ変わる キラメキたい 胸がさわぐ

 臆病な気持ち空へと舞い上がる

 クールなスタイル譲れないの ヒラメキが止まらないの

 一番好きな私 ミセル キラリ覚醒☆リインカーネーション 


―青葉りんか(CV.厚木那奈美)『キラリ覚醒☆リインカーネーション』より引用


変わろうとする思い、変わろうとする覚悟、
叩かなきゃ開かない扉を開け一歩踏み出す勇気。
先述にも書いたが青葉りんかという人物の心情を描写している楽曲でもあるのだが
俺は厚木さんが懸けていた変わりたい想いも込めて彼女はこの楽曲に想いと魂を詰め込んだと思えてしまい、聴く回数を重ねていく度にその感覚はより強く激しいモノへと昇華しているように自分は感じる。正直なところこの楽曲がここまでのポテンシャルを秘めたモノだとは思ってはいなかった。
初聴で与えるインパクトの強い楽曲であるが、人物の心情と歌唱している表現者の心情が高いレベルでフィットし沁み入る様でもあり沸々と滾ってくる要素もある。
特に、楽曲の終盤に差し掛かる箇所(Cメロ)ではそれが力強く謳っているのだと思う。


 気づけばいろんな色の キズナで繋がってた

 どんな時だって 立ち向かえる強さくれるから

 『負けない』


―青葉りんか(CV.厚木那奈美)『キラリ覚醒☆リインカーネーション』より引用

 

りんかと同様に作中の主要人物の苗字には色を示す字が充てられている。
いろんな色のキズナとはりんかと他の人物との絆の繋がりを表し、支えて互いに影響を与え合い積み重なって成長していく。
先述にも書いたが、キャストとキャラクターのオーバーラップが強烈に感じられる楽曲で
青葉りんかのソロ楽曲でもあるが、彼女に魂を吹き込んでいる厚木那奈美さんの現状や視点とも重なりあいキャラと演者との境目が曖昧になっていく部分がとても魅力的に感じる。
そして、この楽曲の『核』を成していると俺が感じているのが『負けない』という語句である。
折れて挫けそうになる自分を奮い立たせる為に言い聞かせるモノでもあり、燃え滾り沸々と湧き出る闘志を表すモノなのか。
力強く言い放つのではなく、戦ぎ、爆ぜる衝動を抑え付け絞り出すかの様な言い方がこの楽曲に更なる深みをもたらしていると思えて来て…


青葉りんかと厚木那奈美の純然な想いと内に秘めた熱い魂が境界を超えて繋がった瞬間
『キラリ覚醒☆リインカーネーションという楽曲に真の意味で魂が宿り血が流れるのだと思います。


 
 以上で、『キラリ覚醒☆リインカーネーション』所感となります。
あくまでもこの所感は俺が聴いて感じた事を暴論と妄想の域にて書き殴ったモノでこれが100%正しい解釈などと言うつもりは微塵もございません。
ですが、歌詞を見てると青葉りんかと厚木那奈美さんの間に存在している物語の人物と演者という領域を互いに超えて繋がったのはおそらく間違ったモノじゃないと思っています。
厚木さんと巡り逢い魂が宿り存在しているりんかと、りんかの存在をより理解して寄り添おうとしている厚木さん。
作品が終わり二人に別れの刻が訪れても、この楽曲がりんかと厚木さんを繋ぎ止める『楔』となるのでしょうし、再び巡り逢えてまた生まれ変わり目覚める切っ掛けにも成り得る…
そんな暴論と妄想を抱かせこの記事を書き殴らせるほどに楽曲の持つ力が強かった事の証明だと思えます。

 

 乱筆、乱文にて恐縮でありましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

 

 

 

 

WUGNER SONIC!4参戦レポ―同好の士によるもう一つの『闘い』―

 本来ならこういう参戦レポの類は終わってから一週間以内にアップするのが定石なのでしょうが…仕事の方が地味に忙しかったり、別件の記事に掛かりきりになってたり、更に言うと俺の遅筆スキルが発動してしまっていささか新鮮さに欠けてしまう頃合で箸にも棒にもかからん駄文をアップする事をご容謝願います。
但し…この参戦したイベントは本当に素晴らしくガッツリと楽しめたモノでありました。

 


 11月25日、新大久保unique LABORATORYにて
開催されたWUGNER SONIC!4に参戦して来ました。


イベントの題にワグナーとある様にこのイベントはワグナー(WUGのファンの愛称)が主催しているアニクライベント。ざっくり説明すると、アニメ音楽を用いてDJプレイやパフォーマンスを披露するクラブイベントとの事で
このイベントはWUGやWUGと何らかの縁のある楽曲を使ったアニクライベントでありました。


自分が現地に到着したのは12時半過ぎ頃だった。山手線のホームから出口に降り立って改札を抜けた先の景色に俺は驚愕な印象を受けた……

 


何、この人の数?……ライブ会場の物販列みてぇに人がわんさかおるんだがwww

 


そう…この新大久保の地は日本最大のコリア・タウンと言われておる地であり昨今の
韓流ブームの影響もあってかとにかく人が多いのである。しかもその日は三連休の最終日というものもあり、いつもより人が多かったのだろう。

(…普段行かねぇからどんなモノかは知らんが)

人の波をかき分けながら這う這うの体で会場に辿り付き、道行く人々が皆揃って食しておる韓国風ホットドッグから放たれるチーズとケチャップが混ざった嗅覚へのテロに耐えつつ開場を待っておりました。


と、まぁ…このままだと参戦レポじゃなく新大久保探訪レポになりかねんのでww
俺の四方山話はこれまでにしまして本題にいきます。
  

 

 

 

 ―DJパフォーマンス(1)―

 

 非常に申し訳ないのですが…懸けた楽曲が多すぎて俺の脳ミソの記憶領域がキャパオーバーして殆ど抜け落ちてしまったので強烈に印象深い事を書いていきます。
WUG楽曲でも盛り上がり易い楽曲を各DJの皆さんは選曲されているなぁというのが印象的でしたかね。中にはWUGと何らかの縁のある他作品の楽曲もあったり、全く縁の無いモノもあったがww
ただ、こういう場で未知の楽曲に出逢えるのもこういうイベントの醍醐味じゃないかと思えます。まぁ、まさか…『不死鳥のフランメ』が聴けるとは思わんかったがwwww

 


 ―非常口ガールズ―


1 レザレクション (Short Ver.)
2 16歳のアガペー (Short Ver.)
3 カケル×カケル


 ここからはパフォーマー部門のアクトへと突入していく。
先陣を切るのはこのWUGNER SONIC!4がデビューとなった
『Run Girls,Run!』のコピーユニットである非常口ガールズさん。
初陣という事もあって凄く緊張されてるのがこちらにも伝わって来ましたが
肝心のパフォーマンスでは吹っ切れたのか思いっきりの良い若さ漲るパフォーマンスを魅せていただけた。
レザレクション、16歳のアガペーは共にランガがダンス動画をアップしてはおりますが、ランガ名義の楽曲がありながらもWUGとの縁のあるこの二曲を選択した事は
彼女達のWUGへ対しての情熱と敬意の念を勝手ながら感じさせてもらえました。
そして印象深かったのは『カケル×カケル』でしょうかね。現時点でMVやライブの映像はまだ無いので殆どの箇所は三人が考案したであろうオリジナルの振りなのかと思われます。
(違ってましたら申し訳ありません!!!)
これはよく当Blog内でも書いておるが、情熱というモノは伝染していくモノで自分の目の前で本気で想いを届けようと頑張っている人を観たら刺激されます。
自分は彼女達三人のパフォーマンスの良し悪しなんて分かりません。ですが、彼女達がパフォーマンスの 一挙手一投足には偽り無い本気の想いと魂が詰め込まれ…何よりも三人が全力で楽しんでいた様に自分は思えました。

 


 ―さめとしろくま


1 outlander rhapsody (歌唱あり)
2 ゆき模様 恋のもよう(short Ver)
3 ハートライン


 WUGのコピーユニットとして活動している『Make Up,Girls!』のメンバーである、るりさんといずみさんのユニット。
新章最終回でのライブにてランガが初陣を務めてWUGへと繋いだ様に、非常口ガールズからさめとしろくまさんへと繋がる。
自分のライブ参戦レポでもほざいておるが、二番手というのは難しくて重要な立ち位置なんですが初手に持ってきた『outlander rhapsody』のイントロがそれをぶっ壊した。
最近鰻登り的な上昇っぷりをみせておるこの楽曲で火を付け、次の『ゆき模様 恋のもよう』にてグッと沁み入る様に聴き込ませる楽曲を持って来て、落差でもって惹き付ける構成は場数を踏んで来たからこそ出来る事なのかもしれませんな。
そして『ハートライン』ではステージからフロアに降りてきてのパフォーマンスを披露。俺の逝ってしまった脳細胞の記憶が確かなら、昨年の『ワグナーの祭典』でのMUGのアクトでも客席に降りてパフォーマンスをいていたと記憶しておるので、本家のWUGが客席に降りてパフォーマンスを披露した様にお二方もそれを踏襲して実行に移した。この日のステージに立ったのはMUGのるりさんといずみさんの二人だけかもしれないが
『Make Up,Girls!』の名を背負って来ているからには無様なステージは魅せられなかったでしょう。そんなお二方の意地と魂が存分に伝わった見事なアクトだったと感じました。

 

 ―WUG▽naria―


1 恋?で愛?で暴君です!
2 Knock out
3 俺が一郎(さうさんソロ)
4 G anthem of Y-CITY(ベッチさんソロ)
5 War War War


 パフォーマー部門のトリを務めるのはWUG▽nariaさん。
自分はWUG▽nariaさんを直に観るのは昨年の『ワグナーの祭典』以来である。
今回は割りとステージに近い距離で観たんですが、昨年の印象やお二方が投稿されているダンス動画などを拝見しており、パフォーマンスの凄さというのは分かってはおりましたが…やっぱり実際に近くで観ると全く違う印象になってただただ唖然とし圧倒されてしまいましたな。
これは完全な私見で恐縮なんですが……さうさんのダンスは曲線的というかしなやかでいてどこか艶やかなものを感じさせる『柔』のイメージ。
一方のベッチさんは鋭角的なキレの鋭さを感じさせる『剛』のイメージ。
この相反する様でもある二つの要素が見事に合致する事でWUG▽nariaさんのダンスパフォーマンス深みと圧のようなモノを加味させてるような気がしています。


*あくまで完全な素人の私見です……


で、今回新たな挑戦と称してお二方が魅せたのはラップソングの披露。
初めての試みだそうですが
自分はラップへの造詣が壊滅的に無いので全く分からんかったが……
未知の領域への飽くなき探究心と踏み込む勇気には感嘆の念を抱かずにはいられませんでした。

 

 

 7 Girls war―(非常口ガールズ&さめとしろくま&WUG▽naria)


 パフォーマー勢の三ユニットの人数を全員足すと七人になると言う事で全員のアクトとなった。
この楽曲は『闘い』の楽曲。先に控えたWUGツアー・盛岡公演に向けてのWUGと参戦するワグナーへのエールに思えたのは自分だけかもしれない…

 

 


 ―DJパフォーマンス(2) そして『宴』はクライマックスへ―

 

 再びDJパフォーマー勢のプレイへ。
個人的にはまゆしぃのソロ楽曲『GloriA』でぶち上がれて、
みにゃみのソロ楽曲『Trouble!? Travel』のコーラスパートを絶唱したり、これまた『Jewelry Wonderland』のサビを絶唱し、ハナヤマタの楽曲『Dream JUMP!!』で膝から崩れ落ちかけたりwwwとガッツリと楽しんだ♪
あと、こういったイベントでは今まで知らなかった未知の楽曲に出逢えるのも楽しいモノである。中でも印象深く残ったのが
『この足でずっとどこまでだって歩いていける』という楽曲。


恥ずかしながら後日気になって調べて知ったのだがコレ
山下七海さんの楽曲だったのね……


ええ…速攻で音源をDL購入致しましたよwww


そんなこんなで最後は確か…
Polaris』のLaLaLa…をシンガロングして約6時間の最高の刻を締め括った。

 

 ざっくりとした文面となってしまったが、以上が自分があの日あの場にて感じた事を記憶の糸を手繰り寄せながら書かせてもらった。
終わった直後と現在の心境はまるで変わっちゃいなくて、本当に観に行って良かったと思わせるイベントだった。あの刻と場にもこんなに熱く激しい情熱をぶちまけた『闘い』があった。
演者側も同好の士なのでワグナーの仕留め方を熟知しておるワケで、盛り上がるのは必然なのかもしれないのだろうが…やりきるまで熟孝し修練を積んだものが受け入れられるか不安や重圧があった事は想像に難くない。昨年の『ワグナーの祭典』でも感じた事ですが各々の直向きな情熱はより熱く激しいモノをあの日は感じる事が出来たと勝手ながら思っております。

今後、WUGNER SONIC!だけではなく他のワグナー主催のイベントがどういう軌跡を行くのかは分かりません。
解散後のモチベーションがどういう感じになってしまうのか、開催時期や開場の都合、演者だけじゃなく裏で支える人達の問題……
色々難しい案件ばかりでしょうが、WUGの七人が伝えたかった本気の想いと魂を様々な形で継承していって記憶が薄れない様に自分は出来うる限り継続していただきたいと思っています。

 


改めて、本当に素晴らしく激熱で濃密な刻が過ごせて楽しかったイベントでした!!!!!!!
主催、演者の皆様、参戦された皆様に最大の感謝の念をもって本稿を締め括らせていただきます。

 

 

 

 

 

冬の幕張と"生命の歌”の物語

 この記事はWake Up, Girls! Advent Calendar 2018 - Adventar2日目の記事となります。駄文しか書けない奴で尚且つ需要が無いでしょうが……僭越ながら自分も参加させていただき、この記事を書かせていただきました。

 


 自分の勝手な持論で恐縮ですが、同じ楽曲でも音源で聴いた時とライブ会場で直に聴いた時の感覚というモノは全然違う印象を抱くモノと思っており、音源を数え切れないほど聴き込んでも感じられないまた新たな印象として心…魂に深く楔のように撃ち込まれる。そんなにライブ参戦のない自分が言うのはおこがましい所があるのは充分に承知はしておりますが、参戦するようになってからそれは凄く実感するようになりました。最大の要因とされてると思われるのは、歌われる楽曲に新たなエッセンス・スパイスのように与えているのが、会場の雰囲気であったり、表現者の懸けている想いと魂。纏っているステージ衣装や視覚的なパフォーマンス、そこに至るまでの軌跡や刻であったり……挙げ出すとキリの無い要素が楽曲に与えていくからなのでしょう。

 

 『Wake Up,Girls!』の七人に惹かれ推していく事となってから、自分の中ではこの12月は特別な月となっておりました。そして、その季節に赴く幕張の地というのもこれまた特別なモノとなっておりました。
そう強く感じるのは自分が積極的にイベント等に参戦しないタイプの人間であるからなのかもしれません。

で……冬の幕張のWUGイベントと言えば、2014年~2017年と四年連続で開催されて来た『Wake Up, Girls!Festa』そのイベントに自分が参戦して来たのは2015年~2017年の計三回でありました。このイベント内において、これまで様々な楽曲が歌われて来まして、あの刻と場で聴いたどの楽曲も自分の心に深く印象深く刻まれております。
で、特に自分は冬のWUGフェスという刻と幕張の地で聴く"生命の歌"である楽曲
Beyond the Bottomを特別な楽曲として印象深く残っております。

 

youtu.be


三度参戦した冬のWUGフェスで聴いた『Beyond the Bottom』はそれぞれに違った物語を自分の魂に刻んでくれました。
本稿ではそんな『Beyond the Bottom』が紡いだ三種の物語について色々と語っていこうと思います。

 


※大前提としてこの記事の内容は
妄想と暴論のこじつけが混在するモノになることをご理解ください

 

 

 


 Chapter1/眩しく燃え盛った七人の捨て身の魂

 


 2015年12月12日に開催された
『Wake Up,Girls!Festa.2015 Beyond the Bottom Extend』

 

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披露された順番は最後であり、七人は作中の七人と同様に古代ギリシャの服飾を彷彿させる純白で優美な衣装を身に纏って登場した。衣装の視覚的要素と楽曲が奏でる荘厳な雰囲気が相まって幻想的であり、刻の流れが通常とは違ったような感覚に陥った。
優雅に舞い、身に纏う純白の衣装の如く純然であろうとしエモーショナルという表現が最も相応しいと思えた。
ですが…自分があの場と刻にて感じたのは、エモーショナル(情緒的)というより項の題に付けたような燃え尽きようとする瞬刻に激しく、眩しく燃え盛る『魂の炎』のような熱く滾るモノ……それを証明していると思われるのが以下の節じゃないかと思っています。

 

それが僕には最後の 生命(いのち)の燃やし方だから


Wake Up,Girls!Beyond the Bottom』より引用 

 

そしてこの楽曲の後……
最後の挨拶にて吉岡茉祐さんが叫んだあの言葉を俺は忘れる事は出来ない…


 『まだ、Wake Up,Girls!を終わりたくない!!!!!!!』


劇場版『七人のアイドル』~TVシリーズ~続・劇場版までの物語が決着を迎え、そのまま終焉を迎えてもおかしくは無かった状況でしたが、実際には先行きが
全く見えないというのは変わらなくて…
これは後日(翌年のWUGフェスの入場特典で貰えた2015フェスのDVD)観た
この楽曲でのアクトでの既に感極まっていた吉岡さんの表情。
当時の彼女の心情を窺い知れるモノでは当然ないので暴論と妄想の域で書いてしまいますが
WUGの一員として、まだ彼女達は何も成し遂げれていない事を痛感していた。
いつかは迎えてしまう終焉の刻、それも七人は充分に理解し覚悟を持っていたと思われますが、でも、まだその刻じゃない。このままじゃ終われないし、勝負はこれからという想いがあり…『きちんと闘わせろ!!!!!!!』と。


七人でいられる刻を大切にして この七人で何かを成し遂げたい『想い』を貫く為に。


黙って潔く終焉の刻を受け入れるしかないのかもしれない。もしくは見通しがつかない未知の領域へと突き進むしかないのか?その不安や憤りを振り払うかのように本能のままに吠え
そしてパフォーマンスに七人の燃え滾る情熱と魂…それは捨て身の覚悟を詰め込んだのではないかと思えました。

 

 

 


 Chapter2/生への執念と一途な想い

 

 2016年の冬の幕張で開催された『Wake Up, Girls!Festa. 2016 SUPER LIVE』でも
この楽曲はクライマックスに歌われた。

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細かい内容は失念してしまっておるが…MCの中にて言っていたのは
『あのとき(WUGフェス2015)はこれで最後だと思っていたから』と吉岡さんは言い
青山さんは『2016年はいちばん不安が大きかった年だった。』と言っていた様に、この年の七人は不安を抱えながら進んでいた様に思えます。
でも、彼女達は誰一人そこから目を背けずにきっちりと向き合い日々を闘ってある『答』を導きだし、3rdツアーの最初の挨拶にて決意表明を果たした。


七人で作品を引っ張り、色んな所からファンを連れて来る事だと。


七人でいられる刻を大切にして この七人で何かを成し遂げたい『想い』は変わらずに抱き続けながらも、表現者として何としても生き残ってやるという執念と闘志を漲らせ3rdツアーを完遂し、このWUGフェス2016での『闘い』で七人はこれまでと変わらず全力全開での偽らざる『本気の想いと魂』を魅せてくれた。
自分は以下の節が七人の想いと覚悟を色濃く証明していたのではないかと思えてなりませんでした……

 

それが戦いの合図としても 立ち止まらない だからひた走れ!走れ!


Wake Up,Girls!Beyond the Bottom 』より引用

 

先述の青山さんの最後の挨拶には続きがありまして、彼女はこう言っておりました。


『皆さんの笑顔を見て、このまま進んでいいんだなって感じることができました。』と……


一人でも多くの人達の前で更に輝く為に、自分達が目指す未来の為に諦めずに研鑽を重ね、諦めずに必死に前を向いて挑む事を止めなかった。この刻で自分が直に観て、聴き、感じたのは2015年の幕張にて感じた悲壮感や儚さではなく未知の領域に邁進し進化の為に変わろうとする一途な想いと強固な決意を滾らせた力強いモノだった。
この楽曲の秘めた限界領域を引き出せたのは、七人の本気の想いと魂が成し得たモノであるように思えます。

 


 

 

 Chapter3/『勝つ』為の切り札としての"昇華"

 

 先行きが不透明ながらも、未知の領域の先にあるだろう希望を信じて七人は荒れ放題の軌跡を直向きに突き進んだ。

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七人が『Wake Up, Girls!Festa. 2017 TRINITY』にて纏っていた衣装は
新章本編にて、真夢達が纏っていたモノと同じPolaris衣装でありました。
4thツアー・アニサマ2017で披露した際には楽曲『TUNAGO』衣装。
自分は『Beyond the Bottom』をWUG楽曲における
分水嶺的(物事の方向性が決まる分かれ目の例え)楽曲と勝手に称しております。
これまでの楽曲や『Beyond the Bottom』の系譜を継ぐ楽曲達
独自の変化を魅せる他作品のタイアップ楽曲……
特に『TUNAGO』と『Polaris』はこの『Beyond the Bottom』の系譜を色濃く継承している楽曲であると自分は思えてなりません。
七人と真夢達の絆を……伝えたい本気の想いを綴り人の心の光を問う楽曲へと繋がり昇華していく。ただの分水嶺として存在している楽曲じゃない。

 

絶望は希望の種 前を向き祈り捧げるよ

さぁ、混沌(カオス)となったこの自由から逃げだそう


Wake Up,Girls!Beyond the Bottom』より引用

 

楽曲への尊敬の念、七人のアイデンティテイを証明出来る武器、
届けたい純然な想い、また始まる為への決意表明、
七人の底力と逞しさを魅せられる曲、共に在る事への感謝の念、とっておきの切り札……
上記の節は彼女達がこれまでの軌跡で辿り着いた『答』のようにも思えてきます。
逃げ出そうとあるが、これは敗北という意味じゃなく次の前進への大切なきっかけとなるものであると勝手ながら自分は捉えております。
彼女達がこの楽曲に対し抱いている混じりっ気の無い『想い』や感謝と敬意の念をパフォーマンスに詰め、新たな『血』と『魂』を宿らせ、そしてこのフェス後に放映された新章最終回において島田真夢が落ちサビを絶唱して……


吉岡茉祐と島田真夢の…

永野愛理と林田藍里の…

田中美海と片山実波の…

青山吉能と七瀬佳乃の…

山下七海と久海菜々美の…

奥野香耶と菊間夏夜の…

高木美佑と岡本未夕の…


常に双方に存在し続け、決して裏切らなかった彼女達の想いと魂の繋がりは、当人達の間にはもう何人を立ち入れなくて引き剥がす事の出来ない血の繋がりよりも濃密で強固なモノなのでしょう。
落ちサビでの吉岡茉祐さんと島田真夢の"絶唱"は優しげで温かく、そして…これまでとはまた異なる清廉で純然な輝きを放っておりました。

 

 


 
 WUG楽曲への想いと七人の"心゛在りき

 

 Wake Up,Girls!には、様々が楽曲が存在しております。どの楽曲も筆舌に語り尽くし難い素晴らしい魅力に溢れた楽曲揃いで、聴いていて色々な感情を抱かせてもらえる。
燃え滾る楽曲。沁み入り涙が溢れ出る楽曲。叫び、吠えたくなる楽曲。ついコールしたくなる衝動に駆られる楽曲。元気になれる楽曲。本当に素晴らしい楽曲ばかりであります。
音源で聴いても、その時の心情で受け取り方は違い様々な感情を抱き歌詞の解釈もまた変化していきます。

ライブに参戦するとそれはより顕著となって表れて、今まで抱いていた楽曲の印象が全く違う新しいモノへと変化・進化していく楽曲も存在します。
自分が本稿にて書き殴った冬の幕張にて直に見聞した『Beyond the Bottom』がまさにそれだったんです。
七人の捨て身の覚悟を証明していたり、執念や闘志を滾らせる熱いモノだったり、血が流れている剥き出しの本能だったり……どれも正解じゃないがあの刻と場でしか観れなくて感じられなかった唯一無二なモノで、WUGの七人が魅せてくれた景色なんだと思えます。順位なんて付けようがない。それぞれの輝きを放ち七人の本気の想いと魂があの瞬間にはある。

歌というものは嘘や誤魔化しが出来ないもので、歌う表現者の心情が楽曲に直接反映される。表現者の心情、これまでに経験して来た事や生き様によって多種多様な変化・進化を見せていく。
どんなに素晴らしい曲、歌詞で作られても歌う表現者"心"がなおざりであったら楽曲が真に届けたい想いは伝わらない。ましてや秘めた可能性を引き出すなんて夢物語だ。
楽曲の限界領域を突破させられるのは人の心の力と光だと勝手ながら思っております。
心がこもっていない"絶唱"は絶対に人の心には響かないし
表現者の限界を超える力の源も"心・気持ち"。
WUGの七人は偽らざる本気の想いと魂を楽曲にこめてこれまでに歌い継いで来ました。そしてそれは多くの人の魂に沁み入り響いたのではないでしょうか。

 

今回、自分は冬の幕張の地に参戦して直に聴いた『Beyond the Bottom』について書き殴りました。ライブへの想いと楽曲を聴く場所への想いは人それぞれです。
初めて参戦したライブだったり、特別に思い入れの深い地での参戦だったり…そこで感じた事は唯一無二の尊い宝物だと思います。


 以上で本稿の冬の幕張の刻にて紡がれた『Beyond the Bottom』の物語は終わります。
まず、ここまで読んでいただいて本当にありがとうございました。
散々好き勝手に書き殴って来ました自分の熱苦しい想い伝わったでしょうか?俺の支離滅裂な駄文が伝わるとは思えませんが…僅かながら伝わったのなら大変喜ばしい事であります。
皆さんにも、一人一人の様々な想いがあると思います。
それぞれが胸に抱いている想いがどの様なものなのかを是非言葉にしてみて下さい。


抱いている想いと魂を解放させられる場と刻を設けて下さったゴミ箱さん。
そして今回の企画に賛同されて参加される皆様に感謝とお礼を申し上げます。
本当にありがとうございました!

 

 

 

 

 

異端者による 『Wake Up,Girls!新章』独自考察【人物編3~岩崎志保&ネクストストーム編】

 どうも、あかとんぼ弐号でございます。需要があるかどうかはさておき……
Wake Up,Girls!新章』独自考察シリーズ人物編
第3回目・岩崎志保&ネクストストーム編をお届け致します。

 

当初はI-1編の中で彼女達の事も書く予定でしたが、書き出したら思いのほかI-1編の
ボリュームが予想以上になると感じたので分割という形式にて書かせていただきました。自分の中では、岩崎志保という存在はWUGの物語において軽視出来ない存在で捉えております。今回は志保やネクストストームのバックボーンを妄想しつつ彼女達の物語を紐解き、解釈していこうと思います。まずはネクストストーム編から。


ちなみにこの独自考察は、自分の妄想&暴論に基づいて書き殴っておりますので予めご注意願います。

 

 


 ネクストストーム編
 

 

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 ―変革の分水嶺の渦中に立たされた少女達― 


I-1clubの変革の刻の影響を強烈に受けたのがこの『ネクストストーム』だったと思います。全国各地に展開していたI-1シアターが休館、そして閉鎖が決定されていった。博多シアターに所属しているネクストストームにとってこの事態は死活問題なんです。


博多シアター閉鎖=ネクストストームの終焉の刻(解散)だからです。


新章本編の中においても、各地のシアターへの描写が度々出て来ます。仙台は閉鎖され、鈴木玲奈と小早川ティナが出向している横浜と神戸のシアターは、神戸は大阪に吸収され、横浜は次代のセンターが育つまで無期限の休館という事になりそしてネクストストームが所属している博多の休館or閉鎖も時間の問題となってしまいましたが
後述に書いていく岩崎志保の項でも触れるが、博多シアター閉鎖がWUGの全国ツアー東京公演の頃(11月)辺りで告げられた様なので、仙台、横浜、神戸よりも後まで引き延ばせられた方なのではないのでしょうか。
で…閉鎖をここまで引き伸ばして免れた最大の要因は、やっぱり先代センターであった岩崎志保の存在が大きいものでありますが、それはネクストストーム』のストロングポイントでもありウイークポイントであると思います。
言い方を変えれば…良くも悪くもネクストストームは『岩崎志保在りきのユニット』であったといえるのではないでしょうか。

 


 ―変革の刻の狭間で抗う少女達―


 岩崎志保がドラマの仕事やI-1本隊の非常事態(鈴木萌歌の負傷)で博多を不在にする事が多くなり彼女の留守を預かるメンバー、森名能亜、水田綾、藤崎日向子はシアターを盛り上げようと奮闘しますが、奮闘虚しく次第に空席が目立つようになってしまいます。


『私達だけだとまだ盛り上げきれなくて…』 

『志保さんが居ないと心細くなります』

『まだまだ志保さんに頼りっぱなしで……』


この三人の台詞が、このユニットが岩崎志保在りきの『負』の部分を象徴していると
自分は解釈させてもらいました。
能亜、綾、日向子は志保に憧憬を抱きI-1の門を叩いてこの世界に飛び込んだ。彼女達にとっては尊敬と憧憬の存在とユニットを組むというのは夢物語と言って良いでしょう。
ですが、その尊敬と憧憬の念が強すぎて三人の『枷』にもなっているとも思えるのです。勿論、彼女達が不在の間何もしていなかったというワケではありませんが……
これは極論ですが、三人の内の誰かが七瀬佳乃、久海菜々美、鈴木萌歌の様な
上昇志向・反骨心・不遜な性質を持つ者がいたらまた違ったのでしょう……かつてはWUGも島田真夢在りきのユニットと揶揄されました。新章でのネクストストームのこの描写はWUGが陥ってしまったであろうもう一つの姿の様に思えます。
(あくまでも、自分の暴論&妄想ですが…)

 


 ―非情なる宣告への『答』、そして挑戦者として……―


 遂に博多シアターの閉鎖を白木さんから宣告され志保は新たに選抜されるI-1本隊のセンターユニットの参加を告げられますが、シアター閉鎖に伴いネクストストームは解散を告げられてしまいました。
I-1を守る為、そして再びセンターの座を勝ち取る闘いに身を投じるのか?置き去りにしてしまった原初の想いを取り戻させてくれゼロから育んで来た掛け替え無い『絆』を守るのか?
意外な事に白木さんは志保に『考えろ』と猶予の刻を与えてくれました。おそらく、白木さんは志保が自分と袂を分かち去っていくという決断をするだろうという確信めいたモノを感じ取っていたと自分は思っています。
閉鎖を匂わせる言を志保に度々告げ、その都度彼女が食い下がって……それは彼女が白木さんに剥いた反逆の牙だったのでしょう。
志保は博多へと戻り、シアター閉鎖とユニット解散を三人に告げますが、自分が抜けてもユニットは残し三人で活動出来る様白木さんに嘆願しようとします。
四人揃ってこそのネクストストームであり誰が欠けても代わりはいない。志保もそれは痛感しており食い止められなかった責を負おうとしている。本当は別れたくないし誰一人として納得は出来ない。
でも……三人は、志保の今後を慮って自分たちは潔くこの宣告を受け入れて彼女を真のセンターを勝ち取る闘いへと送り出そうとします。

 

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快く送り出そうと笑顔を見せるが、その双眸は涙で潤み必死で堪えている三人を見て
志保は覚悟を決めたのでしょう。三人とこれまで育んで来た『絆』を守る為に。

そして、志保はI-1を脱退しました。三人も彼女に伴う形で同時に脱退している。白木さんの言にあった餞別代りにユニット名(おそらくは彼女達の楽曲・レザレクションも)を名乗っていく事を承諾させたのは志保が白木さんに嘆願したのではと思います。能亜、綾、日向子が志保に伴い脱退した経緯については様々な解釈があるでしょうが自分は、志保が道を示して最終的な決断を三人に委ねさせて決めさせる事にさせたと解釈しております。
これから往く軌跡はI-1にいた頃よりも過酷で険しいモノ。それでも尚共に歩む覚悟はあるのか?三人の覚悟と本気の想いを志保は確認…いや、信じたかったのかもしれません。


 この四人なら最高の景色が見られるって信じてる


変革の刻に翻弄されながらも懸命に抗い、互いに信じて、信じられる存在へと四人の『絆』は更に強固なモノへと進化し未知の領域に繋がる軌跡を往く。
敗れても尚諦めず別の道を見出し再起する事が『Wake Up,Girls!』のテーマの一つとするならば、『新章』でのネクストストームの物語にもしっかりと反映されているのではと思えるわけであります。

 

 

 

 
 岩崎志保編

 

 

 ―宿敵から"真の戦友"に至るまでの軌跡―
 

 
 岩崎志保について語る際に必要不可欠な要素と言えばやっぱり島田真夢の存在ではないでしょうか。彼女達がこれまでに紡いできた物語は『Wake Up,Girls!』の重要な要素であると思っております。
因縁、運命の巡り合せで勝敗を決しなければならない関係。I-1clubで出会い共に切磋琢磨し、思わぬ形で真夢はI-1を去る事になり志保は次代のI-1センターの座に就きます。
ですが、その彼女を待ち受けていたのは、自分の前には居ない過去の人物となった
"島田真夢の幻影"との孤独な闘いでした……
同じ時代に生きて、共にアイドルの軌跡を歩む事を選択し、そして同じグループに所属しセンターへと登り詰めたが為に浴びせられるこの重圧は志保以外誰も経験する事のない特別なモノ…誰とも分かつ事の出来ない苦しみ、そして自分自身で乗り越えなくてはならない途轍もない高き壁と独り闘い続けて来た。しかし『縁』というモノは志保と真夢を東北・仙台の地にて再邂逅させました。 
色々と複雑な想いが志保の心中には湧いて来たと思いますが、何よりも彼女にとって喜ばしかったのは真夢が再起しいずれ訪れる闘いの刻と機で決着がつけられる事だったのではないでしょうか。

続・劇場版にて、志保に転機が訪れます。世代交代と称した鈴木萌歌とのセンター争いの末に敗れた志保は白木さんの命によって、博多のI-1シアターへ異動して新ユニット・ネクストストームの一員になる事を告げられました。そこで巡り逢ったメンバーである森名能亜、水田綾、藤崎日向子が観て欲しいと一所懸命に歌い踊った『リトル・チャレンジャー』で志保は"真夢の幻影"に囚われて置き去りにしてしまった原初の想い…アイドルを志した頃の純然な気持ち『歌い踊る事が好き』という心を取り戻したのでしょう。もう"真夢の幻影"を見る事はなく真夢の乗り越えた先に立つ事が出来たのではないでしょうか。
そして、真夢と同様の軌跡を歩んだ事で真夢が言っていた『ようやくアイドルが好きになれそう』の真の意味も理解出来た様に思えて、ネクストストームの一員として挑んだアイドルの祭典でWUGのアクトを観ていた志保の穏やかな微笑みはそれを象徴しているのではないかと思います。

『新章』では、元・I-1センター同士のW主演と銘打たれたTVドラマ『夢見るふたり』での共演で志保と真夢の関係が変化していく模様が描かれていきます。
I-1所属時代にも共演はあったのでしょうが、今の彼女達はすんなりと当時の様には向き合えなくて物理的な描写での二人の距離感がそれを象徴しておりました。
ですが二人は作中の人物、ヨウコとミツキの心情に寄り添う事で、志保と真夢が抜け落ちてしまった刻、傷を負い幻影に捉われ置き去りにしてしまった想いを取り戻そうとしていった様に見えるのです。
決して完全には交わらないが互いに信じ、認めて踏み込める存在である事をこの共演を経て志保と真夢は本能で理解出来てようやく補完出来たのではと思えてならない。

 

 


 ―岩崎志保の"真に守りたい想い"―

 

 I-1本隊とネクストストームの項でも触れて来ましたが、博多シアターの閉鎖とネクストストームを見限る様志保に告げる白木さん。
彼女は真夢にネクストストームとの『絆』を守りたい想いとI-1の一員としての誇りを守るべきかと心情を吐露します。同時に真夢がI-1を脱退した心情を理解出来たとも……
勿論、センターへ返り咲きたいという想いは確かにあるのでしょう。でも、今の志保には能亜、綾、日向子と育んで来た『絆』がセンターへの想いに匹敵…もしくはそれ以上の比重を占め大切なモノであるように思えます。
彼女達と博多で巡り逢い置き去りにしてしまった原初の想いを取り戻す切っ掛けをくれたからこそ、アイドルと向き合えている『今』がある事。
真夢との共演を経て辿り着いた彼女との新たな『縁』もネクストストームとの関わりがなかったら巡り逢えなかったかもしれない。だからこそ志保は思い悩んだ。
自らを犠牲にして三人はそのままユニットを継続させて活動出来る様に道を作ってあげようとしましたが、逆に三人に真のセンターを目指して欲しいと背中を押されます。
彼女達の決意を聞き、互いに抱いている想いは同種のモノであると確信した志保は覚悟を決めます。
I-1メンバーとしての誇りよりも、自分が囚われていた幻影から解放してくれた掛け替えの無い仲間との『絆』を守る為に。それが岩崎志保が真に守りたかったものと思えます。

 

 


 ―再び舞い上がる刻と魂―

 

 

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 仲間との『絆』を守り、新生・ネクストストームの岩崎志保として軌跡を往く為I-1clubを脱退した志保。博多へと旅立つ空港にて真夢と電話で会話する志保の表情は晴れやかなモノでした。真夢に背中を押してもらった事への感謝と今後の健闘を共に誓い合う。いつの機会と刻になるかは分からないが正々堂々と決着をつける為。さながら誓約の儀式の様でもあります。

志保はかつての真夢の心情に寄り添えた。真夢もまた、志保をかつて孤立していた過去の自分自身の姿として重ねて見ていた。互いに認め合い最も負けたくない存在。良くも悪くも、もう普通の関係には戻れないでしょう。何度でも想いをぶつけ闘い続けていって存在を魂に刻み込む。理屈じゃない。何人も、如何なる思惑や策謀も割り込めない不屈の魂が志保と真夢に拡がっているのではと思え、志保は早坂さんにコンタクトを取りWUGのツアー・千秋楽の会場が未だに決まっていない旨を伝える事に繋がっていったのではと思えてなりません。

 

そして、もう一つ彼女が大事にしていた『I-1の誇りと未来』を見送りに駆けつけた
次代の『血』である高科里佳に託した。彼女なら志保の理念と魂を継承出来るに値する存在と見込んだと思えます。


 ネクストストームの楽曲である『レザレクション』
彼女達のアンセム・ソングと称しても差し支えない楽曲であると自分は捉えております。この楽曲の落ちサビでの志保のパートは印象深いモノ。

 


 胸に奇跡あるなら 諦めたくはない 私は死んで生まれ変わるの


 ―ネクストストーム『レザレクション』より引用

 


想いは報われず終焉の刻を迎えるが、完全に魂は朽ち果てずに生き残ろうとする執念と僅かな奇跡に懸け再起を果たす。四人が目指す最高の景色を見る為に。
岩崎志保という人物に自分が魅力を感じているのは、WUGの七人と同様に追い求め、挑む者の魂を感じるからなのかもしれません。

 

 


 ……と、言う事で岩崎志保&ネクストストーム編でした。

前回のI-1編とまではいきませんが、そこそこな長文(駄文)になりました…
様々な人が惹かれていると思える岩崎志保という人物をこれまでに見て彼女が持つ魅力が自分にも僅かながら理解出来たかもしれません。
自分が感じた魅力を多く伝えられたかどうかはわかりませんが…
精一杯の想いを詰め込んで書き殴りました。

 

 

 今回も乱筆乱文の妄想&暴論にお付き合いいただきありがとうございました。

 

 

小さな星々が輝いた刻 ―Run Girls, Run!1st LIVE TOUR『止まってなんかいられない』東京公演(夜の部)参戦レポ

 11月10日、品川ステラボールにて開催された
Run Girls, Run!1st LIVE TOUR止まってなんかいられない』東京公演(夜のみ)
参戦して来ました。

 

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 自分は、ランガの三人のこれまでの軌跡を殆ど知らないと言っても良い。
そんな奴が彼女達の1stツアーに参戦する決意に至ったのは
5月の幕張で観たGreen Leaves Fesで魅せてくれた三人それぞれの個の力。
それは自分の魂に楔を撃ち込む事となった。で、この1stツアー東京公演には参戦したい想いはあったが自分の様々な事情(特に当日の状況)がギリギリまで読めない事もあり参戦を躊躇っていた…
だが、『縁』と『奇跡』が成しえたモノかどうかは分からんが何とか参戦出来る目処が立ってきたので折角ならという想い…三人の変わろうとする想いと覚悟を見極めたいという事から参戦を決意した。

このどうでもいい前書きを書き殴っておる間にも、着実に俺の残念な脳細胞が次々と逝きだしておるので、出涸らしみたいな記憶が辛うじて残っておるうちに所感を書き殴っておきます。
因みに、自分は参戦時にメモは取らない主義なので戦場(IKSABA)の
雰囲気なりをこの拙い駄文から感じていただければありがたいです。

 

 

 

 

 1 カケル×カケル

 

 Run Girls, Run!の原初の楽曲にしてアンセム・ソングと言える楽曲。
伝えたい本気の想いと魂。抱いている不安を振り払い駆け抜ける為彼女達の初めてのライブツアーの初手で披露する楽曲としては申し分のない選曲だと勝手ながら思っております。
このツアータイトル『止まってなんかいられない』
リーダーの森嶋優花さんが発案したとの事(パンフレットから引用)
三人それぞれが想い描いている理想の表現者を目指し、不安や困難に遭おうとも足は立ち止まらずに前に突き進もうという気概。そんな彼女達の決意と覚悟はパフォーマンスとなって表れる。俺は彼女達のパフォーマンスを観たのはグリフェス以来だが、思い知らされたのは"質"が想像以上の進化を遂げていた事で本当に圧倒された。

ここまでに至る軌跡を行く中で、さながら武者修行の如く様々なイベントに参戦して揉まれ、それが自分たちの糧となり今のランガの"血"と"肉"を成している。
三者三様の歌声と舞い踊る姿からは『私達でこのステージを作り、ツアーを見事走り抜ける事!!!』という滾る想いにその身と魂を預けたくなる思いだった。
彼女らの"今"を象徴するこの楽曲で、一気にテンションのリミッターが外れた。
林さん、森嶋さん、厚木さんの『本気の想いと魂』が『カケル×カケル』を更に進化させてくれた。
オープニングアクトとしてはこれ以上無い成果だったのではないだろうか。

 

 

 

 2 16歳のアガペー

 

 イントロが流れて会場内に轟く……
あ゛あ"あああぁぁぁぁ~!!!!!という断末魔…


いや、魂の咆哮www

 


この楽曲もランガの三人にとっては単なる先輩・Wake Up,Girls!の楽曲のカバーという単純な『縁』ではないと思います。Run Girls, Run!としてお披露目された時にも披露して、後日ダンス動画も上げている。更には先日のグリフェスにおいても披露している。彼女達にとっても大切な楽曲であると思える。

で、こういう物言いは不快に思われるのは承知の上の覚悟で書かせていただきます。
この楽曲は先輩ユニットWake Up,Girls!の楽曲。ランガがこの楽曲をカバーする事に
抵抗を持つ方もいるでしょう。
ですが、俺は…終焉の刻を迎えたWUGがこの楽曲に込めた想いをランガが
『形見分け』の様に継承して今後も歌い継いでいってほしいと思っております。
"代替"というモノじゃない。継承していく事で忘れ去られなければ楽曲も朽ち果てないのではないだろうか。
それを色濃く継承出来る唯一の存在がこの楽曲と真摯に向き合って来た刻の多かった彼女らしか居ないとも思えるんです。


さて…曲題にある『アガペー』は無償の愛、愛賛の念という意味との事で、この楽曲は愛を叫ぶ楽曲でサビの箇所でそれ(愛)を叫ぶ。そして俺は魂を込めて吠えた……

 

 

"彼女"……厚木那奈美さん(あっちゃん)の名を!!!

 

 

(グリフェス・夜の部で観た『オオカミとピアノ』で彼女に完全に落とされましたwww)

 

 

 3 Make it

 

こちらも直系の先輩ユニットになる、i☆Risの楽曲カバーで
ランガの三人に縁深いプリティシリーズの楽曲。


ただ……自分はi☆Risの楽曲の知識が皆無に等しい。故にこの楽曲も持つ力の強さも知らない。そして、ユニットが変われば戦場の空気(ライブの雰囲気)を全く違うモノがありその戦場の秩序も変化する。ある戦場では非常識とされる事もある現場では常識となり罷り通る。その逆もまた然りだ。
俺がこの楽曲で感じたのは、完全なアウェー感漂う異様でカオス感満載の雰囲気だったwww
ランガのライブの法の秩序・空気感が現時点できっちりと定まっているのかは俺には分かりません。この楽曲のみが醸し出す雰囲気なのかもしれないし
その雰囲気を取り入れて徐々に築き上げられるモノなのかもしれない。それもまた未知の可能性に溢れたモノなのだろう。

 

 

 

 4 バラライカ森嶋優花さん)

 

 ここから三人それぞれのソロアニソンカバーパートへ突入する。
先陣を任されたのはランガのリーダー・森嶋優花さん。
一々言うのも何だが…俺はこの楽曲を知らんwww


参戦レポを書くにあたり調べたら、アニメ『きらりん☆レボリューション』の楽曲との事。

楽曲自体を知らんので、ステージで歌い踊る森嶋さんの姿を凝視しつつ曲を傾聴するスタイルで臨む事となった。
曲題にもある『バラライカ』はロシアの代表的な民族楽器との事で、コサックダンスに用いられるロシア民謡的な曲調のテンポの速めなダンサブルな曲調。
ノリが良くてなおかつ歌詞の所々に挿し込まれる『バラライカ』の句が心地言い中毒性をこの楽曲に加味している。森嶋さんの溌剌かつまた裏面に潜んでいる独特の艶やかさを醸し出す歌声は見事にこの楽曲と合致している。完全な私見だが、森嶋さんはこういう中毒性の強い楽曲との相性が凄く合うのではないだろうか。

森嶋さんの歌声も見事なモノだったが、特に目を惹いたのは彼女の舞い踊る姿だった
原曲のダンスパフォーマンスがどんなモノかは分からんが、躍動感やキレで魅せつつ、しなやかさや所作の艶やかさでも魅せる要素が強い楽曲なのかと思える。そしてその要素を彼女なりの解釈と咀嚼の成果をきっちりとステージで表現して魅せた。

ソロパートの先陣と言うのは、言わずもながそこでコケたら全てが台無しになってしまう責任重大な任。その責任を理解して背負ってきっちりと任を遂行した
リーダー・森嶋優花の『個』の力と気概は見事なモノだった。

 

 

 

 5 私色ギフト(厚木那奈美さん)

 

 これまた俺の知らん楽曲が来てしまったwwwってこれシンデレラガールズ
楽曲なのね……(一応観ていたんだが…)


軽快でミディアムテンポが印象的な沁み入る様に傾聴させる要素が強い曲調。
それに厚木さんの純然で柔和な歌声が見事に合致し聴き心地がいい♪
視覚で厚木さんの踊る姿を見て、聴覚で彼女の歌声に耳を傾け聴き惚れる。目と耳と心を用いる「聴く」という漢字が相応しくありこのアクトに込められた厚木さんの純然たる想いを直情的にぶつけて来たとも言える。

で、歌詞を見たのですが、今の厚木さん自身とランガの置かれている心情とリンクされていて、その要素を彼女が共感しこの楽曲を選択した様に思える。
以下の歌詞はその事を顕著に表していると自分は思える。

 

 やるべきことなら山ほどあって忙しくって

 
 悩んで落ち込んでる暇はないはずだし今は前だけ見るよ


 一歩前へ その一歩が光へいつか届く


 草むらでも歩けば ほら 道が出来る


 ―凸レーション with 城ヶ崎美嘉『私色ギフト』より引用

 
そして、東京公演前夜に更新されたランガのブログは厚木さんの担当で、彼女は文中にこの1stツアーに懸けた想いをこう綴られていた。

 

「何か変われたらいいな」って、思いながら立ったのできっとこのツアー完走後にはまた違った私でステージに立てるんじゃないかと楽しみにしているんです。


Run Girls, Run!オフィシャルブログ ゆっくり-那奈美-より一部引用

 

選曲の意図は自分には窺い知れない所なので、暴論の域で書くが曲題にある
『私色』は厚木さんの『個』『ギフト』は贈り物という意味もあるが、天性の才能、特別な能力と言った意味もある。彼女にとって初めての経験となるツアーという未知の領域へ挑みそれを乗り越えた先で得る様々なモノ。経験が彼女の財産となり、今まで自分が気づかなかった未知の可能性…
そして、厚木さんの『変わりたい』想いと覚悟を色濃く表現出来る楽曲と思って彼女が邁進したい決意表明の様に思えてならなかった。

 

 

 

 6 ETERNAL BLAZE林鼓子さん)

 

 イントロらしきモノを感じ取った瞬間に俺のリミッターが外れる音が聞こえる錯覚に陥るが、しかしあの歌い出しでそれは錯覚でなく確信へと変わった。

 


 ―遥か天空(そら)響いてる 祈りは奇跡に……

 


 水樹奈々さんが立ち塞がった様々な前例をぶち壊して来た、水樹奈々のアンセム・ソング。この楽曲が来てしまったら、自分の血の温度が上がって滾って来るのがわかる。もう俺の理性でそいつを抑える事は出来ない。
林さんが東京公演のソロカバー楽曲の選択テーマに掲げられていたのは『憧れ』との事。彼女が憧れ、目標にされているのが水樹奈々さんで彼女が見据えている軌跡の最前にいるのが水樹さんの存在でありその領域へといずれ辿り着く事であると。

俺ごときがこんな事言うのは大変おこがましい話だが、この楽曲の持つ力はハッキリ言って尋常ではない。単に好きな楽曲だったり憧れの想いだけで歌いきれるものじゃない水樹さんの想いと魂が詰まった楽曲なんです。様々な前例をぶち壊し道を切り拓き今も尚最前線で闘い続けている水樹さんの姿は遥か彼方にある。だからといって挑む事と駆ける事を止めてしまうわけにはいかない。
勿論、林さんも同じプロの表現者であり自身も楽曲を持つ者として重々理解し、生半可な覚悟でこの楽曲を選んだりしていないでしょう。だからこそ、自分は彼女がこの楽曲に懸けている想いと魂に全力で応えてやる事が、林鼓子という表現者への最大の敬意を表す事だと思った。

ハッキリ言ってしまうが、歌声の質、特に重厚感や圧みたいなモノは水樹さんの出すそれには遠く及ばない。だが、林さんの歌声の最大の"武器"であると思われる…まるで遥か遠くへと響かせ、届かんと思わせる歌声の伸びやかさは荒削りながらも彼女が持つ『天賦の才』ではないだろうか。
彼女の魂に灯った魂の炎。未だ先行きは暗いのかもしれないが挑む事は諦めたくないという林さんの想いを歌声に詰め込んだ時……


林鼓子の歌声が"絶唱"の域へと進化した…のではないだろうか。


水樹奈々さん、吉岡茉祐さん、青山吉能さんに続く"絶唱"を響かせるまだ荒削りで小さな輝きなのかもしれないが、無限の可能性を秘めた次世代の存在と巡り逢えた"奇跡"の刻だった。散々好き勝手に書いてしまったが…『ETERNAL BLAZE』を選曲してくれた事、その想いと覚悟を全力のパフォーマンスに詰め込んでくれた林鼓子さんには本当に感謝と賞賛しかありませんでした。

 

 

 

 ―企画コーナー・シチュエーションで、よーいドン―

 

 ライブパートは一旦中断して、企画コーナーへと突入。
ここで披露されたのは、WEBラジオ『Run Girls, Radio!』の出張版企画である所謂即興芝居である。ツアー開幕にあたりツイッターにて題目を募集してその題目に三人がトライしていく形式。先述にもあるが、俺はメモは取らん主義ですので事の詳細は勝手ながら省略しますが、一番印象に残った題目は三人がそれぞれ入れ替わってしまうというモノで、まぁ…早い話が自分以外のメンバーのモノマネをしていくのだが、それが妙に面白くて何だか微笑ましくなっておりましたねぇwww

 

 

 

 7 秋いろツイード

 

 ライブパート再開後の初手はランガの楽曲の中でも聴き込ませる要素が強い楽曲であるこの楽曲。
二胡の奏でる中華的オリエンタルチックで哀愁ただよう曲調は秋という季節の持つ一つの要素である物悲しさと儚さを印象付けさせてくれる。
曲調と併せてダンスの方も抑え目な所作になるのかと思っておったが、予想に反して激しくはないものの所作は多かった様に見えた。
勝手な印象だが、この楽曲は思春期の女子の恋慕の情を描写した楽曲であると思われるので、所作の激しさは内面に秘めた激情を表現しているのかと思えなくない。
この要素は音源のみを聴いただけでは完全に解釈が成されきれないモノなのではないかと。

 

 


 8 サクラジェラート

 

 この楽曲のダンスは、厚木那奈美さんが振り付けを担当された楽曲との事。特に印象的な所作は手で星を大きく描く所で、手元ではなく大きい所作で描く事と、またその所作がEDMの曲調のテンポにも合うので見映えがよくなるのかなと。
次作である『秋いろツイード』の系譜に連なるこちらは『和』の要素を感じさせる恋慕の情を描いた楽曲で躍動感あふれるエネルギッシュなパフォーマンスで魅せて来た他の楽曲とはまた趣きの異なる要素でもきっちり魅せられる。
『秋いろツイード』とこの楽曲が手札にあるのはランガの新たな可能性の一つ。

 

 

 

 9 スライドライド

 

 『カケル×カケル』の系譜を継ぐハードロック調の疾走感溢れる楽曲。

 
まぁ、この場で白状し懺悔致しますが、音源を購入はしましたが
それほど聴き込んではおりませんでした。
先述に『カケル×カケル』の系譜を継ぐ楽曲などとほざいておりますが、当時はんな事全然感じてはおりませんでした。ツアーに参戦するにあたって予習の為に聴き込んでみたら、疾走感溢れる曲調、未知の領域を駆ける決意に満ちた歌詞
現場にて響いた\Slide→ride/のコール……
コレ、めっちゃライブ映えする楽曲ぢゃねぇかッ!!!
何で今までこんな良曲を軽視して生きてこれた?てめぇの聴覚はタダの飾りかぁッ!!!と過去の自分の肩をひっ掴んで揺さぶりたい衝動に駆られました。

そんな見る目が完全に腐りきっておる俺が言っても説得力の欠片はありませんが、
今後の披露を重ねていって大化けする可能性を秘めた楽曲であると思える。

 

 

 

 10 Break the Blue!!

 

 来年の二月にリリースが決定している新曲。作曲はI'veの高瀬一矢氏が担当。
I'veサウンド全開の打ち込み系の曲調に大空を翔けるかの様な鋭角的な所作が多く取り入れられたキレの鋭いダンス。凜然さを纏わせる三人のボーカルが
また新たなランガの表現の可能性を存分に感じさせてくれる楽曲だなと。で、特に印象的なのはサビの箇所での撃ち抜く所作だろう。
その様は、自分が特推ししておるプロレスラー、ケニー・オメガ選手の撃ち抜く決めポーズを彷彿とさせる。

 

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*参考画像

 


 あぁ…厚木那奈美さんに撃ち抜かれて逝きたい(←アホなおっさん(俺)の妄言www)

 

 

 

 11 Go! Up! スターダム!

 

 楽曲に入る前の林さんの独白が凄く印象深く残っております。


故郷を離れて夢描いた軌跡へと踏み込む覚悟。でも彼女の周りの大人達は無理だと一蹴したり、嘲笑したり、努力をいくら重ねても全てが報われる甘い世界じゃないと説き伏せようとした…それでも、彼女は夢を追う事を諦められず挑んでそして好機を得た。しかし理想と現実との差に打ちのめされ思い知らされる事となったが彼女の魂の炎は消えることはなかった。
共に軌跡を往く仲間の存在、支えて導いてくれる人達の存在、背中を押してくれる人達の存在へ謙虚に真摯に向き合って巡り逢えた『縁』の繋がりに感謝して自分が強く輝く事を信じて挑み続ける…
細かい言はメモを取っておりませんので分かりませんでしたが、概ね上記に綴った内容の事を林さんが語っておりました。


『カケル×カケル』→『スライドライド』の系譜に連なる楽曲で、こちらは仲間の絆と共に駆け遥か高みへと目指す描写の楽曲と言えるのではないだろうか。

 

 

 ひとりじゃ意味がない みんなと手をつなぎ


 ―Run Girls, Run! 『Go! Up! スターダム!』より引用

 


林さんの独白とここの詞が、仲間との絆と様々な巡り逢いの『縁』への感謝の念が詰め込まれた様に思えてなりませんでした……

 

 

 

 12 プリマ☆ドンナ?メモリアル!

 

 これも三人には縁深いプリティシリーズの楽曲。何でも歴代の作品への敬意を込められた楽曲との事。
初聴の段階でこれは絶対ライブで盛り上がる楽曲だという確信があり、実際盛り上がり方は尋常じゃなく盛り上がりました。
シリーズのファンでしたら色々と感じられるエモーショナルな要素があってより盛り上がれるのでしょう。
楽曲自体も奇を衒わないド直球な王道感しか感じられないアイドルソングで力の強い楽曲ですのでシリーズが分からなくても盛り上がれるのも素晴らしい要素ではないでしょうかね。この楽曲もまた、未知数の化け方を遂げる可能性を秘めていると思っております。

 

 

 

 13 キラッとスタート



 三人が出演されている『キラッとプリ☆チャン』の主題歌で、この楽曲で締める流れは見事なものを感じます。
明朗かつポップでいてアップテンポで可愛らしさもあるいい意味でクセのなくこれまた盛り上がれる楽曲。この楽曲も、様々な巡り逢いの『縁』への感謝の念が詰め込まれた楽曲なのかなと思わせる。
『みんなのフォローがあれば無敵』や『世界中をハッピーで繋げよう』という詞はそれを象徴しているのかなと。そして『信じてやってみよう』という詞がまたグッとくるじゃないですか。

 

『縁』の繋がりと自分自身を信じて貫く想いを携えて未知の領域へ挑む。
不安はあるだろうがそれ以上の希望が待っている事を期待して……

 

 

 

 EN1 Pretty Prism Paradise!!!

 

 だから、俺はプリティシリーズの楽曲は知らんと先程から言っておるのだが
アンコールで再び浴びせられるアウェーの洗礼に俺はもはや考え記憶する事を放棄したwww
まぁ、ただでさえこの状況となると記憶自体が曖昧になっておるんだが……
なので例により、楽曲と場の雰囲気に身を委ねてただひたすらに楽しむ事にしました。

んなもんで、確かな記憶が残っておらず
所感を書く際に至っては熱みたいなものが弱火になってしまってるんですね。
という、釈明大会という名の自己防衛を入れてこのアクトの所感とさせていただきます。

 

 

 

 EN2 カケル×カケル

 


 オープニングアクトでのこの楽曲とラストで歌われるのはまた違う表情を見せてくれるものである。三人の初めてのライブツアーを完遂させた後、即ちゴールした後で彼女らが見据えているその先の軌跡。


 小さな存在だって ここから始める 自分なりに決めたんだ ダッシュすることを

 止まらない あきらめるほうが ずっと苦しいのなら

 駆けるよ かける 駆けるんだ だってだって 追いかけたいんだ


 ―Run Girls,Run!『カケル×カケル』より引用

 


これは、暴論で恐縮なんですが…走る事を意味するカケル(駆ける)という意味と想いがあるのは今更言うまでもないのですが、"懸ける"という想いも込めて三人はこの原初の楽曲を歌い踊ったのではないでしょうか。彼女達三人がこのツアーで得たモノや誤魔化しのきかない『闘い』を経て更に強固になった『絆』を携えて三人が往くべき軌跡がはっきりと見えたのか…それは彼女らにしか分からないのでしょう。
そして、このアクトでは皆の近くで歌いたい!!!と客席通路に降りて歌ってくれました。未知の領域へ往こうとする同行者として特別な輪の中にファンを囲ってくれることが純粋に嬉しかったし、そんな彼女達三人の想いと覚悟に全力全開で応えていかないといけないと思えました。

 

 

 

 

 未知の"可能性" "変わろうとする想いと覚悟" 三人の"『個』の力の輝き"

 

 

 

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初めて臨む未知の領域での『闘い』を完遂し
そこで得たモノを携え変わろうする強い想いと覚悟。

誤魔化しが一切通用しない場で磨かれ、新たに覚醒された個の力。

様々な楽曲と個の力の融合による未知の可能性

 

 

これら三つの要素が最高の形でもって魅せてもらえた。
彼女達三人の『闘い』を直で観て自分が感じ取った彼女達が伝えたかったモノだと思っています。
勿論、これは自分が勝手に感じた事でありそれは参戦された方それぞれが違う唯一無二なモノなのでしょう。


と、印象に残った事を忌憚なくざっくりと書き殴ってきましたが、総評としてはとても楽しかったライブで忖度抜きで素晴らしいモノを魅せてもらえて今後も応援していこうと思わせてくれた。
また彼女達三人のライブが開催され行く機会があえば是非とも赴きたいという自分が存在していた。


林鼓子さん、森嶋優花さん、厚木那奈美さん。


改めましてツアー無事完走お疲れ様でした!!!
自分にとってまた忘れられないライブを魅せてくれて本当に感謝と賞賛の念しかありません。
これから更に強く輝きを増すであろう三つの小さな『星』の"軌跡と奇跡"の物語に立ち会えた事への最大の感謝の念を抱きつつこの相変わらず熱苦しい駄文レポの結びとさせていただきます。

 

最後まで読んでいただき本当にありがとうございました。