巡礼者のかく語りき

自由気ままに書き綴る雑記帳

始まりの謳のLast impressionとこれからの物語。

 どうも。あかとんぼ弐号です。
本稿は『Wake Up, Girls! Advent Calendar 2019』8日目の記事として執筆しました。


昨年もこの企画に参加しまして、こんな記事を寄稿しました。

 

akatonbo02.hatenablog.jp

 

今回も昨年と同様、特定のライブ会場にて聴いた時に感じたある楽曲の物語について書いていこうと思う。

 

 聴く時の心情と場所、楽曲の思い入れ等でその物語はまた別な『貌』を見せるモノだと自分は思っている。この記事を投稿する日は12月8日。遡ること9ヶ月前の3月8日はWake Up, Girls! FINAL LIVE 〜想い出のパレード〜』さいたまスーパーアリーナにて開催された日。過去記事の話で申し訳ないが……SSA開催発表に寄せた記事で、SSAにて自分が最も聴きたい楽曲として『7 Girls war』を挙げた。


そして……あの場と刻で聴きたかった楽曲がもう一つあったんだ。


あの七人のアンセム・ソングでもあり、境界を越えた『戦友』でもある楽曲。

 

 

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www.youtube.com


Wake Up,Girls!』の原初の楽曲である…『タチアガレ!』

 

この記事はその楽曲のLast impression(最期の感動)についてこれから書いていく。

 

 

 

 

 

 Chapter1/待ち焦がれて、遂に来た刻と景色。


 
 自分は『タチアガレ!』を初めて聴いた時に“魂を鷲掴みされた”感覚に陥ってしまった。

以来、この楽曲は自分にとって特別で思い入れの最も深いWUG楽曲となった。思い入れが最も深い楽曲を大規模会場のステージで歌う景色を観たいというのはごく自然で当然と思えるファンの心理だと勝手ながら思っている。

刻は巡って、2019年3月8日。やっとその刻がやってきてその場に立ち会える機が訪れた。
今から遡ること9ヶ月前、SSAに俺は馳せ参じた。


七人でいられる刻を大事にし、何かを成し遂げようという『想い』が集約する地に。


勿論、根拠なんてモノはない。だが、原初の楽曲であり『戦友』である楽曲をこの約束の地にて歌わない道理……いや、根拠のない自信だ。ただ聴けて、彼女達七人の本気の叩き上げの魂が感じられるのならどの順番で披露されるかなんてもうどうでも良かった。開演して流れたショートドラマにて丹下社長、松田さん、早坂さんに送り出された七人は力強く『行って来ます』と答えステージへと駆け出す。

そして、映像が流れる。この映像は七人の出身地から旅立ちさいたまスーパーアリーナへと辿り着く内容のモノになっていた。それぞれ違う地からの旅立ち、纏う制服も違うが行き先は同じ約束の地だ。映像で映っているのは現実のWUGメンバーのみだけれども違うんだよ。

 

 

吉岡茉祐の傍らには…島田真夢の想いと魂が。

永野愛理の傍らには…林田藍里の想いと魂が。

田中美海の傍らには…片山実波の想いと魂が。

青山吉能の傍らには…七瀬佳乃の想いと魂が。

山下七海の傍らには…久海菜々美の想いと魂が。

奥野香耶の傍らには…菊間夏夜の想いと魂が。

高木美佑の傍らには…岡本未夕の想いと魂が。

 

 真夢達の姿はこの映像では見えない。でも傍らに寄り添っていたのはおそらく間違いない事だと思えるそれぞれの魂の片割れと称してもいい存在。どんなに苦境にあってもそれぞれの縁と魂との繋がりは途切れることはなく共に六年の刻を一緒に闘って来た。

辿り着いた大舞台に登場して来た七人。その身に纏う衣裳はキャストとキャラクターの境界を繋いだ『制服衣裳』。現実のSSAの舞台に立っているのはキャストの方の七人だが、前述にも書いた様に真夢達も彼女達の傍らにいて十四人が約束の刻と地に揃い踏む瞬間が遂に訪れた。その景色がようやく観られた感慨に耽る間もなくオープニングアクトの楽曲のイントロが鳴り響きWUGのイメージカラー『緑』の心の光で染まっていく会場。

……このイントロ、もう数えるのも馬鹿らしい程に聴きこんだ自分にとって最も馴染み深い楽曲。信じて来て良かった……七人が誓い合った約束の刻と地で『タチアガレ!』が披露される事を。自分の血の温度が上がって滾って来るのが分かって来てもう俺の理性でそいつを抑える事は出来ない。

Wake Up,Girls!の叫びと共に14人の想いと魂が爆ぜるかの様な爆発の特効がアンセムソングに血と魂を注ぎ込む。進化と洗練されたパフォーマンスとはまた違う彼女達からビリビリと伝達して来る失われちゃいなかった荒削りな叩き上げの魂が初っ端から解き放たれた。

そいつは“殺気”と称して差し支えない程の、技術を凌駕した想いのチカラで殴りかかって来る獰猛で激熱な絶唱という名の暴力。それが最も色濃く現れこの楽曲の『要』だと自分が思っている吉岡茉祐さんが謳うソロパート。



 もっと もっと 想い伝えたい 

 どれだけ傷ついてても譲れないものがある

 聴いて 聴いて 必死に歌うから

 嗤われてもいい 負けはしない


 ―Wake Up,Girls!『タチアガレ!』より引用

 

 奥野香耶さんは最初のMCで『六年間の中で何度も諦めかけたSSAへの夢』と言っていた。
約束の地・SSAに立つまでの軌跡で、彼女達がどれだけ傷つき嗤われたのかは俺には想像出来ない……。願って立ちたいと思って立てる簡単な場所ではない事を彼女達は充分過ぎる程に痛感していただろう。
この六年の軌跡で変わった事は当然ある。でも、変わらなかった事も同時に存在していたと思えるのだ。それが吉岡茉祐&島田真夢が謳うこのソロパートで紡がれた詞にある譲れない十四人の本気の想いと魂。


そして…WUGのバンディエラ(旗頭)吉岡茉祐は謳い切ってこう吠えた。



『いくぞ、SSAッ!!!!!!!』と。



表現者と観客という関係の『枠』をぶっ壊し、この『戦場』で共に闘え!と言わんばかりの気迫が彼女から迸っていた。彼女の熱に煽られ応える様に\タチアガレ!/と全力全開で吠えた。


更に。青山吉能さんの絶唱が追い打ちをかけて来る。

 

 Wake Up! 眩しい日差し浴びて 今 胸の希望が 君と重なる


 ―Wake Up,Girls!『タチアガレ!』より引用


 
 七人の中で彼女の歌声は非常にムラっ気が強い。良い方にリミットブレイクすれば身震いしてしまう凄みを感じるが、逆に、入れ込み過ぎてリミッターがかかってしまい全力を出せきれない事がこれまでに何度もあった。

だが、この最終決戦の青山吉能は違った。清廉で凛とした張りと凄みのある……俺を幾度も戦慄させた“血が流れる魂の絶唱だ。同時に七瀬佳乃が傷を負いながらも高く跳んだあの光景が瞼によぎった。
勝手な私見だが彼女は“顔で歌う”人。後日このライブ映像を観た時の青山さんの表情は登場の時感極まり涙を堪えている表情をしていた様だが、『要』となるここのソロパートでの表情は清廉でいて晴れやかないい顔していたんだよ。


俺が魂をこの楽曲で掴まれた時から待ち望んで感じたくて観たかった景色と空気。
この七人…いや、十四人なら必ず魅せてくれる景色と感じさせてくれる雰囲気だと信じていた。

 信じぬくという胸に抱いていた“希望”はこの刻で叶い……ファイナルツアーPart1の大宮で止まった俺の中の刻がこのオープニングアクトで再び動いた。
十四人の想いと魂、情熱、覚悟、意地、執念……あらゆるモノがこの4分51秒の刻に詰め込まれた濃密で激熱な物語。目の前で直に魅せ付けられて燃えないワケにはいかなかった。魂に火を点けてもらったんだ。

 始まりの楽曲を歌ってくれた事。最期となる舞台で極上の景色と物語を感じさせてくれた事を諦めずに闘い続けて夢の舞台に降り立ったあの十四人へ『ありがとう』と。『タチアガレ!』を歌う事は規定路線で当たり前の事だったのだろうが……俺はこの『当たり前の奇跡』にありったけの感謝と礼賛の想いを込めた。

 

 

 

 

 

 Chapter2/最強で最高の奇跡。


 
 ダブルアンコールで歌った『Polaris』の余韻に浸る間も無く、会場内は『Wake Up,Girls!』の名を叫び続ける声が響き渡っていった。叫び続けないとこの夢の瞬間が本当に終わってしまうから……彼女達への真愛の情があるのは勿論だけれども、こいつは皆が駄々をこねたんだ。『Polaris』で締め括っても構成的に問題はなかったのだろうが、そう思いたくなく終わりたくない為に自然と叫んだのだと。

 

もっと、あの七人の歌い踊る姿を観たい。


まだまだ伝えきれない本気の想いがある。


全てを……全身全霊を出し尽くしちゃいないんだ。


このまま勝ち逃げする気なのか?出て来てくれ。頼むから……

 

 いろんな人達の想いや魂が響きあってひたすらに『Wake Up,Girls!』の名を叫び続ける。そして…その轟く声に呼応する様に、三度『Wake Up,Girls!』はステージに姿を見せてくれた。


皆の声にWUGのセンター・吉岡茉祐はこう応えた。

 

(皆の)その声に応えて、私たちの“始まりの曲”もう一度歌わせて下さい!と。


そして、吉岡茉祐は『タチアガレ!』のイントロと同時に“あの言の葉”を解き放った。

 

 

さあ、皆さん。灰(High)になる準備は出来てますかッ!!!!!!!

明日の事は考えずとにかく今を楽しめ!声出せッ!!!!

 

 

 これまでに何度、吉岡茉祐の煽る言の葉で燃え滾ったかなんて分からない。
正真正銘最期の闘い。その最中に於いて未知の領域であるトリプルアンコールへの挑戦。この最期の瞬間の刻でもそう。もう完全に燃え滾れと魂に摺りこまれている。

今にして思えば彼女達も『Polaris』で綺麗に終わらせるつもりは微塵もなかったのだろう。何よりも彼女達がまだまだ歌いたかった、全身全霊を出し尽くしたかった。SSAを占拠できるこの極上の最期の刻を味わい尽くしたかったのだろう。だったらその想いに何がなんでも応えてやらなきゃならない。全てを出し尽くしたいと思っているのはこちらも同様で魂の火はエクストラモードに突入して再び燃え滾った。

オープニングアクトの『タチアガレ!』とは違い、七人は広いステージに散っていき歌い踊る。フォーメーションなんかクソ喰らえ!と言わんばかりでただ全身全霊、全てを楽しんで出し尽すかの様に……もう飾り立てる必要なんて無い。叩き上げの魂と本気の想いを歌に込めて七つの個がSSAの大舞台のラストを翔ける。


WUGのリーダー・青山吉能は自分の最大の魅せ場であるソロパートで吠えた。


『みんなで歌ってッ!!!!!!!』と。


 だが、彼女がマイクを客席に向ける前から既に皆歌っていた様にあの時感じた。もしかすると青山さんは客席の様子と歌声が聴こえていたんじゃないだろうか。そして、マイクを……手を差し出したのだと。本気の想いを持って差し出した手を払い除ける手をあの場にいた者は誰一人として持っていないだろう。七人が横一線に並び、そして……彼女達の想いに呼応するかの様にあの場に参戦した者達が歌い響かせたのは混じりっ気が無い純然な“魂の絶唱”だった。表現者と観客という枠を超えて、共に“第二章”へと挑む戦友として括ってくれて繋がり、導き、輝いた。



 Wake Up! この祈りよ届け 今 夢に向かうよ 両手伸ばして

 Stand Up! 迷いなく走り出そう この世界で 生きるために

 君と共に my only one.


 ―Wake Up,Girls!『タチアガレ!』より引用

 


 
 最終楽章『さようならのパレード』のラストフレーズ『Wake Up!…』の続きがもしあるのならば新しい決起の物語のプレリュードとして上記の節へと繋がっていく様にも思えてしまっている。これは勝手な私見と妄想の域なのは承知だが……それでも、刻を経てWake Up,Girls!の物語を紡ぐ未来へのパレードとしてはこの勝手な解釈もきっと意味があるのだと思えてならないのである。

そして…何よりも嬉しかったのは、声に応えてくれて三度出て来てくれた事は勿論なのだけれど、ラストアクトに俺の中で最も強いインプレッションを抱いている『タチアガレ!』を再び歌ってくれたという事なんだ。
決起の謳でもあり、闘いの謳でもあり、戦友として共に在ったアンセムソング。迷いを拭い去って駆け出す決意と覚悟を謳う歌。約束の地での3時間越えという極上の終焉の刻はWake Up,Girls!が勝ち取った、Wake Up,Girls!だけの景色。その姿は剥き出しの感情がだだ漏れしていて本当に七人とも綺麗だった。


この世界で生きるために…おしまいではなく、ここからはじまる為の終の物語。


 当時書き殴った『想い出のパレード』の参戦レポの書き出しにも書いたが、こんなにも賑やかで華やかな最期の晴れ舞台があるグループというのはほん一握りなのだろう。その括りの中に自分が情熱を傾けて応援した存在がいる。しかも、待ち望んでいた約束の地での最期となるライブとなった約束の刻で最も披露を待ち望んでいた楽曲が聴けた場に参戦出来た事……


こんな幸せな事はない。と、あれから9ヶ月の刻が経っても変わらずに思っている。
『ありがとう』の言の葉で満ちた約束の地での極上な奇跡の物語を俺はずっと忘れない。

 

 

 

 

 

 Chapter3/そして、継承する次世代の覚悟と決意…。

 

 この項の内容はこの企画の趣旨から逸脱してしまう事は承知の上だが……
『タチアガレ!』の新しい物語として欠く事が出来ないので恐縮だが書かせてもらう。


 3月8日以降、『タチアガレ!』が公の場で歌われる事はなくなった。(…おそらく)
でも、あれから七ヶ月の刻が経った10月の仙台に現れたんだ。歌い継ぐ者が。

 

 

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その者の名は……WUGの直系にあたる後輩ユニット『Run Girls,Run!』。


 WUGの聖地である宮城県・仙台にて開催された仙台アニメフェスのステージで『タチアガレ!』をカバーしたと聞く。『Run Girls,Run!』はアニメ『Wake Up, Girls!新章』から生まれたユニットでもある。そして、ランガとして初めてお披露目されたイベントでも『タチアガレ!』を歌ったし、WUGと初めて共演を果たした『Green Leaves Fes』でもWUGと共にこの楽曲を歌った経緯がある。


だが、ランガによる『タチアガレ!』のカバーを良しとしない声がちらほらと上がっていた。


 俺も、彼女達の二周年ライブの参戦レポに彼女達が歌ったカバーソングについて首を傾げた旨を書いている。
仙台での件にしても同様な事を思っていたが……ランガの三人がイベント後にBlogに綴った想いを目にしてその考えは変化していった。
確かにちょいちょいWUGの楽曲を歌うのはありがたみが薄れてしまう。たが、彼女らもホイホイと安易に歌ってきたワケじゃなかった。俺がたまたまランガのライブに参戦した時(1stツアーと2周年ライブ)で歌われただけの事だったのだと。まぁ、俺の心変わりを世間一般ではちょろいと呼ぶのだろうけど……。WUG楽曲をカバーする事への肯定と否定については個人の勝手なのだと。だから俺は自分とは違う意見の人をとやかく言う資格は無いし、逆に過剰に気を遣う事も無い。

で…彼女達三人もまた、3月8日に約束の地・さいたまスーパーアリーナに馳せ参じてWUGのファイナルライブを見届けたという。メンバーの一人、厚木那奈美さんはBlogにSSAに参戦して終焉を見届けた当時の想いを綴っていた。

 

 ファイナルを見届けた者として、

 本当にあの日のタチアガレ!が格好よすぎて、圧倒されて。

 先輩たちの壁の高さを痛感したと共に、この曲はもう歌えないなと思いました。
 

 ―Run Girls,Run OFFICIAL BLOG はじまり!-那奈美-より引用

 

 『タチアガレ!』をもう歌えないとまで思った人達が安易に歌うという決断を下せるとは到底思えない。WUGへの尊敬と憧憬の念、楽曲を何より尊んでいる……終焉の刻でWUGに徹底的に打ちのめされたのは彼女達も同様だったのだろう。

そして、彼女は『タチアガレ!』を歌う事への覚悟も綴っていた。


 私たちにとっても、大切なはじまりの曲なんです。

 私たちにとっても、なくてはならない存在なのです。


 ―Run Girls,Run OFFICIAL BLOG はじまり!-那奈美-より引用

 

 ランガのセンター・林鼓子さんは、先輩たちから受け取った想いを私たちなりに受け継いでいきたいと綴り、リーダー・森嶋優花さんは、仙台で温かく迎えてくれる皆さんへの感謝を綴っていた。
楽曲というモノは柵の無い自由なモノで歌う事に資格は不要。三人の継承しようとする想いと覚悟は本物だったのだと痛感させられた……。
吉岡茉祐さんがSSAで読んだ手紙に『みんなの中でWUGという存在が、ずっと先の何億光年も輝ける想い出になってくれていれば物語は続いていきます。』と綴った。ランガが今後歌い継いでいってくれる事で、間接的に新たにWUG楽曲を知って七人が遺したモノへ巡り逢う人が出て来る。この軌跡が物語の続きを紡ぐという事なのかもしれない。


仙台で彼女達が『タチアガレ!』を謳った刻、三人の傍らに彼女達もきっといたはずだ。


林鼓子の傍らには…速志歩の想いと魂が。

森嶋優花の傍らには…守島音芽の想いと魂が。

厚木那奈美の傍らには…阿津木いつかの想いと魂が共に在ったのだと。


 原初の楽曲を謳う七人の強さを痛感したから、楽曲を何よりも尊んで大切だと思っているからこそもう歌えないと固く決意した。歌う事への道筋は示してもらったがその道へ行くと決めたのは誰でもないランガの三人だ。
前述にも書いたが、今後彼女達がWUG楽曲をカバーする事に抵抗や否定的な声は無くなる事はおそらくない。けど、三人はその声を承知の上で歌い継ぐ覚悟を決意したと思えてならない。

彼女達なら『タチアガレ!』を悪い方向には導かないだろう。初めて三人が歌ったお披露目イベントでの『タチアガレ!』で感じた未知の可能性と想いに懸けたいし信じてみようと思う。


 WUGについての事を書くBlogを寄稿するというWake Up, Girls! Advent Calendar 2019』のレギュレーションに反してしまった部分もありますが……原初の楽曲『タチアガレ!』が持つ物語を書き紡ぐ為には、やっぱり継承する次世代の存在である『Run Girls,Run!』の件には触れなきゃいけないと感じて書かせてもらいました。それについて不快に感じてしまったのであれば本当に申し訳ありませんでした。



でも、俺は間違った事は書いていないと思っている。そこは譲れない。

 

 

 

 

 

 終わりに。

 

 

 ここまで、約7000字……最後まで読んで下さった皆様、本当にありがとうございました。

 

 以上が、『Wake Up,Girls!』原初の楽曲『タチアガレ!』のLast impressionとあれからの物語となります。想いが暴走した拙い駄文ですが……楽しんでもらえたのなら嬉しい限りです。
あの刻に参戦出来て刻が経ったが今でも信じ難い……自分の好きなアーティストでもある水樹奈々さんが立って来たさいたまスーパーアリーナに『Wake Up,Girls!』という名前が刻まれた事は。


ただ一つ、今もなお覆らない真実として在るのは、2019年3月8日。
たった一日だけれども、さいたまスーパーアリーナは『Wake Up,Girls!』の場所だった。


そして……WUGのセンター・吉岡茉祐は我々に願いを託した。


Wake Up,Girls!をこれからも宜しくお願いします』と。


自分の前の『Wake Up, Girls! Advent Calendar 2019』に寄稿された七名の方のBlogを拝読させてもらいましたが、取り上げるテーマや紡がれ方はそれぞれに違う。それはその人にしか紡げないその人だけの『Wake Up,Girls!』の物語。書く人の物語の数だけ巡り逢いがあった。自分の後に紡がれる方の物語も本当に楽しみだったりしている。


これは過去の記事にも書いた事だけども…改めて書く。


もし、WUGについて何か想いを書きたいと思っていて書く事をもし躊躇われているのだとしたら、俺が言うのは大変おこがましいが……拙くてもいいから是非書いてもらいたい。終わったからといって想いを紡いではいけないなんて事は無い。少なくとも、俺はその人にしか書けない物語、本気の想いをただ読みたいし知りたい。


想いが紡いだ物語が積み重なっていって……
未来の刻で新たに『Wake Up,Girls!』を知る人が増えていく事。


そんな願いを以って、ここで筆を置かせていただきます。

 

最後まで読んで下さり、本当にありがとうございました。

 

 

 

 

いままでの縁の記憶とこれからの縁との出逢いへ…~吉岡茉祐バースデーイベント『Thank You For Coming!2019』所感。

 11月17日。サンリオピューロランド エンターテイメントホールにて開催された
吉岡茉祐さんのバースデーイベント『Thank You For Coming!2019』参戦して来た。

 

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詳細な所感とはいかないが…あの場に参戦して感じた事をつらつらと書き殴っていこうと思う。

 


 このバースデーイベントに関して吉岡さんは、昼の部では吉岡さんの “いままで” をテーマに、夜の部では吉岡さんの “これから” をテーマとして掲げられた。それがトークテーマの内容やライブパートでのセットリストの構成となっていたのだ。まず、トークパートで語られ、特に自分の印象深かった二つの事項について書いていく。

 

 昼の部にて、ジュニアアイドル時代にイベントを開催した時に客が一人しか来なかったという話をされた。その時の体験が基となって彼女は応援してくれるファンを大切にしていこうと心に刻み込み、客が来てくれない事の恐怖も同時に刻みこんだという。これは聞いた話だけども、彼女は接近イベントの際にこちらの眼をしっかり見ているという話を聞いた事がある。『眼は心の鏡』という言葉がある。特に眸はその人の魂をあらわすとも言われるらしい。
言の葉をその場で交わせる時間というのは本当に僅かしかない中で吉岡さんは客の眸をちゃんと見る事で、感謝の念を伝えていっているのかと勝手ながら思ってしまったのである。

そして、夜の部にて語られた表現者としての未来のビジョン。よく就職面接の質問でキャリアプランを質問して来る企業はあるでしょう。(俺が転職で受けた所は何処も質問して来なかったがな…)
きっちりとプランを立てて語られる人もいるだろうし、その未来の刻にならんと分からんと思って大まかなプランを語る人もいる。俺はどっちのタイプかと言えば後者のその刻にならんと分からんと思ってる方だww
しかし、吉岡さんは違った。幾つかの明確なプランをきっちり立てていてその為の軌跡を見据えて発言していっている様に思える。

言霊と似た様なモノで引き寄せの法則というのがある。ポジティブな事を考えればポジティブに。ネガティブな事を考えればネガティブになるという物で、そう信じる事によって自分が求めている物を引き寄せるというモノだという。言葉が意識を変え意識が行動を変え、結果となって返ってくる。自分の潜在意識の中にポジティブな事や願いをすり込む事によって自分の行動がその目標に向かって動きやすくなるといわれているらしい。
当然ながら、幾ら言葉にしてプランを発言しても言った事全てが叶うとは限らない。寧ろ困難だったり結果に結び付かず叶わない事の方が多いと思われる。


でも、動かなければ、闘わなくては何も変わらない事実は確かに存在している。


何が成果として繋がっていくかなんて分からんし、どんなに説得力がある言葉で諭されても実際成果として見ないと分からない。どんなに回り道しても自分が思い描いた景色に辿り着いてこそ意味を成すのだろうと。
彼女は『可能性を絞ったら終わり』だと言っていた。未知の可能性と挑んだ軌跡で掴んだモノを魅せていろいろと驚かせて欲しいと願わずにはいられなかった。

 


 そして、ライブパート。ここの構成にも吉岡さんの決意が込められていたと思える。
特に、彼女の“これまで”をテーマにした昼の部のセットリストの構成が印象的だった。

吉岡さんのこれまでの表現者としてのキャリアとしておそらく最もウェイトを占めているとされているのが『Wake Up,Girls!』としての活動。勝手な思い込みだがこのイベントで何曲かはWUG楽曲を歌うんじゃないかと思っていたが
実際の所、歌われる事は無かった。それについていろいろと思いを巡らせてみて一つの解釈に辿り着いたのである。


(あくまでも私見の域という事を先に言っておく)


この構成もまた、『絞ったら終わり』の一つの答えなんじゃないだろうか。


良くも悪くも吉岡さんにはやっぱり『WUGのセンター・吉岡茉祐』のイメージがまだ強烈に残っている。無理も無い話で解散して一年も経っていないからそのイメージが先行してしまうのはどうにもならない。このバースデーイベントは彼女の新たな門出を祝う意味を持つイベントでもあったわけでそのイメージをあえて壊す事が吉岡さんの意地と覚悟を示し、過去の自分を超える為の闘いにこの先打って出るという決意表明でもあったのではないかと思えて来てしまう。この決断は簡単なモノじゃないのは分かるつもりだ。当然、WUG楽曲を蔑ろにしているなんて思っちゃいない。寧ろ逆だ。何よりも大切に想っているから…でも、今は披露する刻ではないと彼女が感じて組み込まなかったのだと。

変わらない想いと過去の自分を超えようと踏み出す勇気がこのセットリストの構成に込められた表現者吉岡茉祐の伝えたい想いと魂があったと思えてならない。


 で……SSA以来となった吉岡さんの絶唱は堪らなく痺れて、燃え滾ったんだよ。
初めて彼女の絶唱を見た頃からこれまでの軌跡と何ら変わっちゃいない、立ち塞がるモノを薙ぎ倒す様な…道がなければ作ればいいと言わんとする激熱で攻撃的な絶唱だ。特に圧巻だと感じたのが夜の部で歌われた『追伸、ありがとう』。アップテンポで盛り上る系譜の楽曲が多かったがこの楽曲は沁み入る様な叙情的な曲調の楽曲。未来に想いを馳せる心情を謳っているが過去への想いも汲んでいる楽曲。“これまで”と“これから”というイベントのテーマの『要』をこの楽曲が成していたと勝手ながら思える。叙情的かつ力強い晴れ晴れとしたまた違うテイストでの彼女の絶唱が堪らなく素晴らしかったんだな。

 

 そんなこんなで終演して…全力全開で燃え滾り盛り上った俺の身体は疲労困憊だった。
でも、こいつは全て出し尽くした充実感による心地いい疲労感だ。

んで……会場を去る際に、吉岡さんによるお見送り会があった。(昼夜共に)

正直な話、彼女のご尊顔を間近で見て思いの丈を伝えるのは至難の業であり、どんな言葉も何か無粋だと勝手に感じて……だから俺は彼女の双眸を見てこの日に参戦出来た事の感謝を伝える事にした。昼夜共に彼女の双眸は真っ直ぐでいて純然な輝きを放っていたと思える。そして、俺は彼女のその双眸の輝きに魅せられて惹かれたのだと改めて認識させてもらった。


まぁ、伝えたなんてほざいているのは俺の単なる自己満足でしかないが……

 

 

 



 サンリオピューロランドから出ると、外はすっかり暗くなり晩秋の寒風が吹いておった。

 

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その時、イベントの所感として率直に感じたのは、真愛の情に満ち溢れた素晴らしいバースデーイベントだった。その真愛の情は彼女だけじゃなくこのイベントのMCを務めた田中美海さん、ゲストの藤田茜さん、サプライズメッセージを寄せた鷲崎健さんと飯塚温泉の皆さん。そしてあの場に参戦したファンの皆さん、裏方として支えてくれたスタッフの皆さん……。

本当に吉岡さんは様々な人や『縁』に愛された人だと実感した。でも、それは彼女が直向きで真剣に頑張った賜物でもあったのだと感じた。そして、愛された『縁』に胡座をかく人じゃなく『縁』との巡り逢いを大事にして感謝の出来る人でもあると思う。だからこそ彼女の想いに応えようといろんな人が動いた結果今回のバースデーイベントの開催へと繋がったと思えてきたのである。

 

 最後になりますが、吉岡茉祐さん。24歳のお誕生日おめでとうございます。
『何でも屋』として未知の領域へと己の剣で勝ち取る様々な夢物語が成就し、期待と驚きを魅せてくれる事。そして、今後の更なる雄飛の機と多くの良き縁に巡り逢える事を願っております。


そんな願いをこの記事の締めとして筆を置かせていただきます。

 

 

最後まで読んで下さり、本当にありがとうございました。

 

 



 

WUG楽曲 ライナーノーツ #27 Character song series 久海菜々美編

 『Wake Up, Girls! Character song series』二人目は
久海菜々美のキャラソンシリーズについて書いていこうと思います。


毎度の事ではありますが……解説・考察とは程遠い妄想の垂れ流し感満載の文章になってしまうと思います。当然、ここにこれから書き殴るモノが正解、最適解などと言うつもりもありません。
あくまでも俺個人が感じたインプレッションを書き殴った一つの楽しみ方として読まれると幸いであります。

 

 

 

 

 オオカミとピアノ/久海菜々美(CV:山下七海)


 

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 曲題の『オオカミとピアノ』が意味するのは、菜々美のイメージアニマルとなっている『オオカミ』。『ピアノ』は彼女が研鑽を重ねて来た特技。抽象的なイメージで言うとどちらの語句も菜々美には欠かす事の出来ない重要なファクターである事が言えるのだろう。そして、ファンクテイストな曲調にファンシーな詞、そこに山下七海さんの魅惑の表現力&スイートボイスに艶っぽさと中毒性が加わる。喩えるなら、鍵と鍵穴が見事にガッチリと嵌まるかの様でありこれらの組み合わせが弱いワケがなく、WUG楽曲随一のキラーチューン……理性を爆散させ“魂を喰らう”楽曲。


そう……自分はこの楽曲に魂を喰われ、山下七海さんを特推しするに至るのであった。
彼女に落とされた経緯について書き出すとまた理性が爆散し、ただでさえまとまりのない駄文が更に酷くなってしまいのは確定であり記事の方向性から脱線してしまう本稿では割愛させてもらう。


興味が湧きましたらこのライブ参戦レポ内での『オオカミとピアノ』の項をご覧に下さいwww

 

akatonbo02.hatenablog.jp

 

 

 で、この楽曲で最も強烈なインプレッションを放つのが『シャンシャンシャンシャン!』の詞。
ちなみにこの言葉は上野のパンダの名前……ではなく、菜々美が目指している光塚歌劇団のモチーフとなっている宝塚歌劇団の公演の最後に出演者が手に持っている小道具の名称の事。
ライブに於いてはこの『シャンシャンシャンシャン!』の大合唱で一気に場の雰囲気が魅惑の領域へと様変わりされてしまう。山下七海さんの、シンガーでもありコンダクター(指揮者)としての真骨頂を発揮する楽曲でもある。


 星空のシャンデリア 光塚の調べ

 うたかたの夢 すみれのような

 甘く心酔わす ほほえみよ


 ―久海菜々美(CV:山下七海) 『オオカミとピアノ』より引用

 
 前述にある様にファンクテイストなメロディとファンシーな詞がミュージカルを意識させる構成となっている。ここの節々は菜々美の夢と憧れである光塚への想い(ロマンチシズムな部分)を色濃く表していると思える。
星空、シャンデリア、光塚の調べが意味しているのは菜々美が夢見て目指す場である光塚の輝くステージなのだろう。そして気になるのは『すみれ』。おそらく菫の花を指していると思う。

菫の花言葉の意味の一つは『誠実』とある。誠実に夢と向き合い研鑽している彼女に宛がっているのかとも解釈出来る様に思えなくもない。
Aメロ、Bメロ、そしてサビへと、物語が進行していく様に曲のテンポが変化しているのも中毒性を加速させる要素。そして、間奏に台詞があるのもまた特徴的であり、この要素もミュージカル調楽曲というインプレッションをもたらしている。


 この楽曲のラストは菜々美(山下さん)がオオカミの遠吠えの様な雄叫びを発する。
遠吠えはオオカミの習性の一つである。天を仰ぎながら、独特の調べで長く鳴き声を上げる。オオカミが遠吠えをする時そのすべてに意味があると言われている。その意味の一つに自分の縄張りを知らせるというのがある。
暴論は承知しているが……この場合、菜々美が想い描いている夢が縄張りに相当するモノだと自分は思えてくるのである。

 

 

 

 

 snuggery/久海菜々美(CV:山下七海)

 

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 曲題の『snuggery』とは居心地の良い場所という意味を持つ言葉。
久海菜々美にとっての『グリーンリーヴス』と『Wake Up,Girls!』は当初抱いていた彼女が目指す夢へのただの踏み台という認識ではなくもう欠く事が出来ないソウルプレイスへと変わった。

キャラクターソングシリーズ2のリリース時期は2016年の9月。劇中での時間軸と繋がっていると見るなら続・劇場版後篇『Beyond the Bottom』の後。即ち『BtB』での菜々美の心情を謳う楽曲という認識で捉えるのが自然と納得出来る。それを象徴しているのが、山下さんの叙情的で柔和な歌声ではないだろうか。この要素は前作『オオカミとピアノ』とはまた違う彼女の魅せる力の一端であると思える。

菜々美にとっての『絶対的な夢』である光塚歌劇団への軌跡。詞にある『私の道のりはひとつ』はその最たる想いだろう。けど……他のメンバー達の変わろうとする為に一歩踏み出していくのを間近で見て彼女の心情は揺れ動き、前述にある様に菜々美の中でWUGが居心地の良い欠く事が出来なくなった居場所へと変化していく。『帰りたい場所が出来てしまった』というのは彼女を変えるきっかけとなった『Wake Up,Girls!』というグループ、その根幹となる六人の仲間達も含まれていると感じられる。


 この手に残る ぬくもりが優しくて

 声にならない 心が叫びだす


 ―久海菜々美(CV:山下七海) 『snuggery』より引用


 菜々美の手に残るぬくもりは彼女の行く道(光塚受験)を応援する為に、自分が最も大切にしている『御守り』を手渡した片山実波の手のぬくもり、そしてグリーンリーヴスの皆の想いではないだろうか。菜々美はその『御守り』が実波にとって大切な物だという事も知っている。離れ離れになっても魂と絆は消えない。

『御守り』を手にしてWUGでの軌跡を思い返して空港で号泣する菜々美の姿からは単純な声での叫びではない魂・心からの叫び……声にならないというのは菜々美の慟哭。菜々美の叫びに呼応するかの様に『心が叫びだす』の節で叙情的だった山下さんの歌声が力強いモノとなる。ここはこの楽曲で二つあると俺が勝手に思っている『要』の一つ目だ。

 
 ひとりじゃない 私の夢 Say Hello

 これからはそばにいつも誰かがいてくれる 熱を帯びて 

 いつかの夢 わたしの夢 Say Goodbye

 今だけは今しかない 夢を追いかけたいよ

 また迎えに行くから 待っていてね

 
 ―久海菜々美(CV:山下七海) 『snuggery』より引用


 落ちサビからラスサビへとこの楽曲のクライマックスと二つ目の『要』を成す箇所。冒頭の節『答えは初めから決まっていた』の節での菜々美の『答え』がこの節々にあったと感じられる。

自分で決めた事。WUG一本で頑張ると決めたと菜々美は言った。今までに追い求めた夢は勿論大切だが今の刻でしか追えない夢も大切。菜々美が決断したのは後者ではあるがもう一つの夢を置き去りにしたワケじゃない。
何時になるか分からないが必ず迎えに行く為の『さようなら』で、もう一つの 『snuggery』≒居心地の良い場でもあり、必ずしもその場というモノはただ一つだけではなく何個あっても良いモノなんじゃないかと思えてならないのである。

 

 

 

 

 

 ドラマチックを君と/久海菜々美(CV:山下七海)


 

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 曲調の方は、跳ね飛びながら走るかの様に軽快なアップテンポで奇を衒わない直球的なインプレッションを抱かせる。これは『迎えに行こう』という菜々美の想いを乗せるこの楽曲のテーマを直情的に表現する要素なのだろう。
『オオカミとピアノ』での魅惑的な要素、 『snuggery』での叙情的な要素とはまた違う要素もあるが、双方の要素も感じられる楽曲だとも思える。

そして、この楽曲は『snuggery』の系譜を継ぐ楽曲でありアンサーソングとして自分は捉えている。
その最たる要因となっているのが曲題や詞にもある『君』という語句だ。『君』という存在は実際の人物を謳ったのではなく過去の菜々美自身の様に思えるのである。『今』抱いている想いは当然大切だが、『過去』に抱いていた想いも大切。どちらの想いが欠けても現在の久海菜々美の存在は成立しなくて、それぞれ独立確固された過去と今の想いがシンクロしていく楽曲の様に思えるのである。

『過去』の菜々美と『今』の菜々美との想いが交錯している模様を1番サビ前にある節『瞳』と2番サビ前の節『手』が描写の核を担うモノだと思えて、互いの熱を共に感じ新しい朝=未来へと進んでいく。曲題のドラマチックとは劇的という意味のある語だ。その迎えに行く事は彼女の中に於いては劇的でありたいから不安と期待も楽しみつつ迎えに行ける事を望んでいる様に思えなくない。そう、この両者の物語は単独では成立しない『君の助演』が必要不可欠なんだと。


 つぎつぎ溢れた願いなら この両手じゃ足りないな

 一度駆け出した思いは もう 止められないよ

 ひとりでも未来描けたけれど 君がいなくちゃ叶えられないよ

 Friends,いまドラマチックを君と 劇的な明日が ほら待ってるから

 迎えに行こう もっと もっと


 ―久海菜々美(CV.山下七海) 『ドラマチックを君と』より引用


 新章前日譚として描かれた『エターナル・センシズ』にて、菜々美は『とにかくアイドルを極める』とアイドルとしての夢を語った。その溢れる想いは今の菜々美だけの両手じゃ足りない。そしてもう止まる事も出来ない。
溢れる想いをこぼさない様にする最善の方法は過去の『君』=『過去』の菜々美の想いが必要。ここはこの楽曲の『要』を成す箇所であり 『snuggery』のアンサーでもあると思える。

 

 

 

 

 と、いう事でキャラクターソングシリーズ久海菜々美編でした。
このWUG楽曲ライナーノーツシリーズも残り6回。本当はもっと早いペースで書ければ良いのですが…(開始から二年半も経ってしまった…)ただ、今までもこれから最後までも一回一回手抜きせず、自分なりの本気の想いと魂を込めて書いていきますので、宜しければお付き合いしていただければ幸いであります。

 

 今回も最後まで読んで下さりありがとうございました。

 

 

 

 

 

WUG楽曲 ライナーノーツ #26 Character song series 岡本未夕編

 今回から『Wake Up, Girls! Character song series』について書いていく。
最初の一人目は岡本未夕のキャラクターソングシリーズから。

過去記事でもキャラクターソングシリーズに関しては楽曲の所感だったりライブ参戦レポでも書いている為、内容がそれらと重複している部分が出てしまうと思いますが……その辺は温かい目で流してやって頂くと幸いであります。

 

 

 


 WOO YEAH!/岡本未夕(CV:高木美佑)

 

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 作品としても勿論素晴らしい楽曲であるのは言うに及ばないが、ライブ映えに特化された楽曲という印象が勝る。その要因となってるのがライブでの『WOO YEAH!』コール&高木さんの煽りだろう。
岡本未夕が抱くライブステージへの想い、理想のエンターテイメントを追い求める様をアッパーチューンで仕上げた“骨まで喰う”底抜けに楽しめて高揚する楽曲。
で……詞の言葉遣いと言うか構成も未夕の口調を模したモノとなっているのはキャラクターソングならではだと思える。

この楽曲をざっくりと称してしまうと……前述に骨まで喰うと表現した様に開始から最後まで全力全開、フルスロットルで突っ走って駆け抜けていく楽曲だと思える。それを最も象徴しているのがラストに入っている高木さんの息使い(ブレス)ではないだろうか。何と言うか、彼女の思いの丈を一切余す所なく全力で出し尽くした充実感に満ち溢れた様なこのブレスがあるのとないとのではこの楽曲の説得力というか魂の宿り方が段違いなものだと勝手ながら思えるのだ。

 

 みんなに会うシアワセ みんなといるシアワセ

 ずっとずうっと よろしくね

 わたしの居場所です 信じていきます


 ―岡本未夕(CV:高木美佑) 『WOO YEAH!』より引用


 ライブがもたらす『魔法のチカラ』を未夕は頑なに信じ、純粋すぎるほどに貫いている。
理想と現実の差に徹底的に打ちのめされ一度WUGから逃げてしまった(TVシリーズ2話)彼女を再起させる決定打となったのも、彼女のステージを観たお客さんからの励ましからだ。立ち上がるチカラを貰った彼女はその想いに応える為にWUGの一員として、ステージで全力で楽しみその姿を喜んでくれる人がいてくれる事。双方向の想いの循環が成せるライブで躍動するのが未夕にとっての究極の喜びなのだろう。前述に引用した詞の箇所はこの楽曲の『要』であり、岡本未夕の理想とするエンターテイメントの最高な形。故に、この楽曲は岡本未夕に於いてのアンセムソングであると自分は思っている。

 

 

 

 


 It's amazing show time☆/岡本未夕(CV:高木美佑)

 

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 岡本未夕のライブへの想いを描写した前作 『WOO YEAH!』の系譜を受け継ぐ楽曲。
この楽曲に限らず、キャラクターソング第二弾はよりキャラクター達の内面や心情面を掘り下げていった楽曲に仕上がった印象を抱いている。この楽曲で印象的なのは明朗と歌っている『WOO YEAH!』とは趣きが異なり、喜びを直情的に歌うのでなく感謝の念を伝えたい純然な想いをより前面に出して歌った楽曲である様に思えて、曲調と高木さんの歌声が織り成す情緒的で沁み入る雰囲気はそれが影響を及ぼしているとも感じられる。

曲題に用いられているamazingという単語は素晴らしいという意味がある。素晴らしいライブは自分独りで作れるモノじゃなく様々な人の縁に支えられてこそ成立するモノなのだと彼女は説くワケだ。
『元気を届け、元気を貰おう』と未夕はアイドルの祭典・2015の決戦前の円陣で魂を鼓舞しステージに臨んだ。未夕の原初の場=ソウルプレイスである『メイドin仙台』のステージとは規模は段違いだが、ステージに立つという事実は何にも変わらない事。未夕にとってのショータイム=エンターテイメントとは『夢』を彼女自身が見て、尚且つ人に夢を見せる事の象徴なのだろう。未夕がアイドルを見て夢を抱き、そして自身がアイドルとなって今度は夢を見せる側の立場となる。その領域は岡本未夕にとっては“聖域”なのだと思えてしまう。


 ここにいることは 自分だけの力じゃなくて

 側にいる人たちが ずっと支えているから

 ありがとうと言葉にしても 全然伝えきれなくて

 零れだした気持ちは ステージで届けたい…!


 ―岡本未夕(CV:高木美佑) 『It's amazing show time☆』より引用


 自分に関わった『縁』に感謝したい。だからこそ彼女が表現者として大切で尊いモノとしているライブのステージで最高のパフォーマンスをして感謝を伝え想いに応える。上記の詞は未夕の強い信念が窺えこの部分がこの楽曲の『要』、そして、未夕の精神的な成長の証なのだと感じ入ってしまう所なのである。

そして…『縁』とこの項目内で綴っているのは、この楽曲が岡本未夕と高木美佑との『縁』の繋がりが色濃く表れているメッセージソングとしての面も持つ楽曲であると自分は思えてしまったのだ。高木さんによって魂が宿った事で確固たる存在になった未夕と、未夕によって夢を叶えた高木さん。そんな二人の感謝と礼賛の想いが『ありがとう』という言の葉に凝縮されている様に思えてならないのである。


この系譜は高木美佑さんのソロ楽曲『HELP ME! みゅーちゃん!』へと継承されている。

 

 

 

 

 シャリラ!/岡本未夕(CV:高木美佑) 

 

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 曲題の『シャリラ!』真実は不明だが
英語のShout it Outから採られたというのがおそらく最有力だと推察される。


(違った場合の苦情・非難等に関して当局では一切受け付けませんので悪しからずww)

 
 ゆったりとしたイントロダクションはこれまでの未夕のキャラソンではなかった要素だ。で、『Step Up 高みへ Go on!』と歌い上げるとその言葉が意味しているとされる更なる高みへと進むかの様にメロディのテンポが一気に加速し、南国テイストを感じさせるアッパーチューンでダンサブルな曲調は爽快で解放的。さしずめ、魂の解放と称するのが良いかもしれない。成程、シャリラ!≒Shout it Out(訳:大声で叫ぶ)に違わない展開だと思わず膝を叩き唸るしかない。

岡本未夕のソウルプレイスであるライブステージへの想いを綴った前の2曲とはまた趣きが異なっていて、この楽曲は岡本未夕のパーソナリティに重点を当てている詞の描写となっているのが特徴的だろう。
キャラソンシリーズ3の時間軸はコミカライズ作品『エターナル・センシズ』~『新章』の頃。未夕の描写の要となっていたのは彼女の上昇志向だったと自分は感じている。詞にあるアゲてというのはテンションの意味であると思うが、上昇志向という意味もおそらく込められているとも捉えられる。そして、詞の構成で特に印象的なのが語句の繰り返しが多く取り入れられている描写だ。以下の節はそれを強く感じさせる。


 Let's Go! アゲて アゲて 楽しんじゃえ

 今よりもっと高く まだ まだ まだ行くよ

 ずっと グッと もっと シャリラ!


 ―岡本未夕(CV:高木美佑) 『シャリラ!』より引用


 繰り返す事で語句がより際立って強いモノとなり、ずっと、グッと、もっとでの似たニュアンスの語句を三段活用して更に文脈を強いモノとしていく。この『強さ』という要素これは『WOO YEAH!』や『It's amazing show time☆』では感じられなかった強かさを滲ませ未夕の覚悟と野心が窺える様にも感じられる。


 私の場所はきっとココだから もっともっと先を目指していく

 だって 続く 続く 私たちの

 とっておきのビッグストーリー まだ まだ まだ ずっと

 続く 続く 長い旅路 終わらないよ終わらせたくない


―岡本未夕(CV.高木美佑) 『シャリラ!』より引用


 ここのフレーズが、前述での未夕の覚悟と野心の根幹でありこの楽曲の『要』だと思える。曲調も一旦落ち着いたものとなって何か奮い立たせる様に歌い上げると言うよりかは、台詞を言う感じに近くて言葉を大切に紡ぎラストスパートへ向けて熱をチャージしている様でもあってグッと来る。


岡本未夕の変わらない想いと変わろうとする覚悟を叫ぶ。この楽曲はそういう楽曲なんだと。

 

 

 と、言う事で……Character song series岡本未夕編でした。


次回は久海菜々美編。


彼女のある楽曲は、自分のWUGに於いてのターニングポイントとなった楽曲がある。
それについてどう書き殴っていけるのか……悩ましい所もあるが、楽しみな所でもあります。


今回も読んで下さり、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

WUG楽曲 ライナーノーツ #25 Regain Brave/End of endless/Go for it!

 皆様、休日お疲れ様でした。あかとんぼ弐号でございます。

 


完全な見切り発車でおっ始めて、二年以上の年月が経過してしまったこのWUG楽曲ライナーノーツやらして下さいッ!ですが、今回を含めて残り9回となりました。
ただ…いつ頃最終回になるのかの日時は全く見通しが立っておりませんがwwwまぁ、頑張って早いこと書き上げられる様に務めていきたい所存であります。

 


それでは、今回書いていくのは……

 

 

 

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ベストアルバム『Wake Up, Best!2』からこの3曲。

 

 

 

 


 Regain Brave/木高ゆみ(CV:高木美佑)

  

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 続・劇場版前篇『青春の影』挿入歌。bvex所属のアーティストである木高ゆみの楽曲。
クール&スタイリッシュなダンスチューンを強烈に感じさせる曲調が印象的だ。ここまでクール&スタイリッシュなダンスチューンに振り切った方向性は、当時(2015年)のWUG楽曲ではI-1楽曲『ジェラ』以来だと思える。

そして、この楽曲の最大の注目点は木高ゆみとして歌う高木美佑さんの歌声だろう。高木さん曰く、木高ゆみとして歌う際のイメージとして浜崎あゆみさんをイメージし寄せていって歌ったそうです。高木さんの中で在る木高ゆみの人物像の最適解が浜崎あゆみさんだったのでしょう。彼女の歌声のクセを器用にトレースしサビの節ではそれが顕著に表れている様に思えてきて、自分が高木美佑さんに抱くユーティリティ性の高さを感じさせる楽曲。


(注:個人の感想です)


クールでスタイリッシュさを感じさせるサウンドは所謂、格好良い楽曲の印象付けがされる。けど、詞の内容のみで捉えていくと単に格好良いだけの世界観を紡いでいるという事ではない様に思えて来るのだ。


 雑踏に染まっていくうちに 個性のない透明になって

 前には進めるけれど それでいいの?

 
 ―木高ゆみ(CV:高木美佑) 『Regain Brave』より引用


 雑踏とはおそらく東京の比喩表現。個性のない透明とは東京での刻の流れに翻弄され自身のアイデンティティを見失う事の喩えの様にも感じられる。Regain(取り戻す)Brave(勇気)と楽曲の題にあるが詞の紡いでいる世界観は、刻や地がもたらす流れに翻弄されながらも抗う事は止めず自身の貫きたい想いを取り戻し未知の軌跡へ突き進む意欲に満ちたモノなのだろう。それが表れて『要』を成しているのが以下の節だと思える。


 大事なものはずっと 底の底から

 ここにいると叫んでいたんだ 拒んでも聞こえているはずだから


 ―木高ゆみ(CV:高木美佑) 『Regain Brave』より引用


 原初の楽曲なのか、アンセムソングなのか、分水嶺的な楽曲なのか、木高ゆみの中でこの楽曲がどういった位置の楽曲なのかは分からない。自分の解釈としては洗練されたクール&スタイリッシュさで飾りながらも内に秘めた叩き上げの魂は失くしていない。取り戻すという意味のある語を曲題に冠した事を考えると、木高ゆみのアンセムソングの様に思えてならないのである。

 

 

 

 

 End of endless/mip'o(CV:田中美海)

 

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 こちらも、bvex所属のアーティストであるmip'oによる楽曲。
どう表現して良いか分からんが、EDM調でもあるしフラメンコの様な哀愁も感じられる不可思議な楽曲。ローテンポだけれどもダンスミュージック要素が強い楽曲の様に感じる。で……歌うmip'oという人物が木高ゆみ以上に全くの謎満載な人物なので……mip'oが歌う楽曲というかは、田中美海さんが素の声色で歌われるソロ楽曲という位置付けで自分は捉えているのである。田中さんのやや抑え気味な低音域の独特な艶やかさがこの楽曲のメロディとの調和を見事に果たしている。

この楽曲でも印象的だったのは、お洒落さ漂わせるサウンドとはまた違ったテイストのアンバランスさ。そのアンバランス感の正体は『闘い』を匂わせる強烈な言の葉で紡がれる詞の世界観なんだと。
冒頭の節で、mip'oの実体験からなのか創作上の人物かは不明だけれど、過去に何らか(メンタル的なモノとして解釈させてもらう)の傷を負ってしまったのだろう。詞中の『灰色の世界』はそれを象徴しているのだと思えなくもない。

けれども、刻が経っていくに連れて穏やかに笑えるまでに回復し決起する意欲が湧き立った様な描写となっている。そして、此処で生きていく事の覚悟と決意を示していると思えるのが詞にある『枯れない花』という喩えに思えて来る。


 揺るがない想い 誰も 私の心は奪えない

 End of needless ひとつも残さず すべて 私の糧に変えて道をつくろう


 ―mip'o(CV:田中美海) 『End of endless』より引用

 

 上述の節々からは激しく滾る情念が込められこの楽曲の『要』を成す要素であると思える。
『誰』という存在は明確な存在ではない。もしかすると眼には捉えられない『刻』や『場』の雰囲気も含んだあらゆる概念なのかもしれない。状況や他者に身を任せ流されるままではなく自らの軌跡は自分の手で切り拓き、何人たりとも、『心』、『覚悟』、『希望』は奪わせない。そして、田中美海さんの溌溂とした歌声がまた楽曲が紡いだ世界観に更に熱と深みを付加していて彼女のまた違った底深い面が感じられる楽曲だと思える。

 

 

 

 

 Go for it!/ホットドッグ(CV:小林竜之)

 

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 WUG楽曲唯一の男性ボーカル楽曲。ホットドッグもbvex所属の二人組のユニットとの事。
歌うのは、Wake Up,Girls!とは何かと縁深い繋がりを持つDive2 entertainment所属のアーティストである小林竜之氏。『Regain Brave』や『End of endless』と同様こちらの楽曲も、ダンスミュージック要素を前面に押し出している印象を抱いた。私見であるがbvexサウンドはダンスミュージックというインプレッションを思わせる事を意識して作られた様に思える。


 今こそStand up! 追い風を纏って

 明日へGo for it! 光射す場所が待っている

 止まない雨などないから 心配はしないで

 なりふり構わず らしくいればいい


 ―ホットドッグ(CV:小林竜之) 『Go for it!』より引用


 Stand up!や止まない雨≒(明けない夜はない)の節は、WUG楽曲『タチアガレ!』を彷彿させてくれる。ただし、使っている語句が同じだったり同義語だからといって彷彿させると言ってしまうのは暴論だろうしただの偶然かもしれない……しかし、敢えて寄せる様に作ったという可能性も否定できないようにも思えても来るが、ここはシンプルにホットドッグの応援ソングであるこの楽曲の『要』を担う箇所として捉える方がすんなりと収まるだろう。

Go for it!=頑張れという意味の曲題に違わない奇を衒わないド直球な疾走感と清々しさを感じさせる歌詞が紡ぐ世界観と、小林さんの瑞々しく力強いボーカルが良い意味での新鮮な異質さとしてWUG楽曲とはまた一味違った魅力を放っている楽曲だと言える。

 

 


 これらの3曲。それぞれに違うテイストを持つ楽曲だが、WUG楽曲のイズムであると自分が勝手に思い込んでいる『核』である何かに抗い決起する様はきっちりと継承されて描写されていると思える。
歌われる場面こそ描かれてはいないがこの3曲は(b-SessionでのBGMとして流れたが…)三者と同じbvex所属となったが時勢の波に翻弄され自分達らしさを見失って苦闘の最中にあったWUGへのエールとしての裏の面を秘めていたのではないだろうか?各曲の項で引用した節はそれを訴えかけているのだと解釈させてもらった。三者とWUGとの間に明確な繋がりと絡みは描かれてはいない。だが、詞の紡いでいる世界観で楽曲陣を改めて捉えていくと単なる偶然という言葉で一蹴出来ない様に自分は思えてならなかったのである。


ただ……これはあくまでも俺個人の私見であって正解ではありませんがという逃げ口上を持って本稿を締め括りたいと思います。

 

相変わらずの駄文で恐縮ですが、最後まで読んで下さりありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

My Birthday♪♪

 どうも。あかとんぼ弐号です。

 

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本日、10月13日は自分の誕生日だったりします。
載せた画像はBlog執筆の相棒であるノートPCとインスタントの珈琲www

 


 まぁ、いい歳のおっさんなのでこの日が来た事を諸手を挙げて喜ぶ嬉しさといった心情は薄れてきてはおりますが……この日まで大きな病気や怪我無く過ごせた丈夫な身体で産んでくれた母親には本当にありがたいし感謝しても仕切れません。そして、自分にとっての良い縁や良くなかった縁との当たり前じゃなかった巡り逢わせにも感謝しております。

さて、今まで自分の誕生日に記事を書こうと思ったのはこのBlog開設以来微塵も思わなかったのだが、この一年間の中で自分の身にあった事は大袈裟なもの言いになるが重大なことだったので、折角の機会と言う事で書き記そうと思った次第であります。

以前のエントリーにも書きましたが、この一年で最も大きな出来事といえば、会社都合による辞職と再就職を果たせた歴史イベントです。再就職先が決まるまでの刻は色々と自分を改めて見つめ直せたとも思うし、自分の年代が再び職を探すにあたって世間からどう捉えられてるのかという事も感じられたと思ってます。で、自分が下した決断を最良なモノにする為にこれから訪れる日々懸命に生きていこうと思っている所存であります。


 新しい年も、これまでと変わらず興味のアンテナを敏感にして色んな刺激を感じてドキドキしてワクワクして、また新たな縁の巡り逢いに感謝したい。当Blogを読んで下さる方、自分と直に関わる方、本当にありがとうございます。

 


こんな奴ですが、これからもどうぞ宜しくお願い致します。

 

 

 

 

 

 

WUG楽曲 ライナーノーツ #24 DATTE/あぁ光塚歌劇団

 どうも。WUG楽曲ライナーノーツやらせて下さいッ!のお時間です。
これがこの連載企画の正式なタイトルだったりするのでありますが……


今更んな事持ち出した所で何の意味を無いので、とっとと本題へと入りたいと思います。

 

 


 DATTE/小早川ティナ(CV:安野希世乃) from I-1club

 

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 『Wake Up,Girls!TVシリーズの(5話、6話)挿入歌。

音源ではBlu-ray『Wake Up Girls!』第1巻の特典CD、WUGのベストアルバム第一弾となる『Wake Up,Best!』、各音楽配信・販売サイトでの購入。
また、ライブBlu-rayでは、1stライブツアー(田中美海さんによるカバーバージョン)と『Wake Up,Girls!新章』の特典映像として収録された『Wake Up, Girls!Festa.2017 TRINITY』で安野さんが歌われたモノが観られる。


さて、この楽曲だが……様々なクセと変化揃いのWUG楽曲の中でも


異質中の異質なド演歌調なのである。


小早川ティナのソロ楽曲ではあるが、広義的に括るならばこの楽曲もI-1楽曲と言っても良いのだろう。日本とイギリスのハーフで金髪翠眼を持つ彼女と演歌というミスマッチ感がまた面白いモノでもある。
ただ、ド直球な演歌・歌謡曲テイストといった曲調ではなく、ティナがハーフという設定もあってJ-popやアニソン寄りに作った方がしっくり来ると作曲者の広川恵一さんは仰られていた。
で…更にはI-1メンバーのソロ楽曲はこの楽曲しか存在していない。公式の設定はない上にこいつは自分の私見ではあるのだけれど、I-1のVocal部門ツートップの一角(もう一人は鈴木玲奈)を担う存在である事を証明している楽曲の様にも思えてしまう程に、安野さんの歌唱力がこれまた見事なものであるのだ。

 曲題の『DATTE』(だって)。WUGの舞台となっている宮城県・仙台の地。歌詞にある伊達という語と仙台関連のワードが散りばめれられた事から、縁の深い戦国武将、伊達政宗からこの楽曲の題は付けられている。
戦国の世で生きて来た政宗と、劇中で言われたアイドル戦国時代の中で生きているアイドル達の生き様を描写した詞の世界観は、刻の流れが違えども己の実力で好機を掴み獲ると思えて詞にある『下克上』や『戦国時代を耐えて輝く』いう節はそれを色濃く表してもいるのだろう。


 一度限りのこの時を 

 楽しまないでどうしましょう

 曇りなき 心の月を 先だてて

 浮世の闇を 照らしてぞ行く


 ―小早川ティナ(CV:安野希世乃) from I-1club『DATTE』より引用


曇りなき~からの節は、政宗の辞世の句から引用されている。『自分の人生は、何も見えない暗闇の中を曇りのない月の光で照らして進むような一生であった』と言う意味だそうだ。

ティナが身を置いているI-1clubとアイドルの世界は先行きが確約されていない軌跡を僅かな光を灯しつつ往く事でもあって……それでもその瞬間を全力で楽しみ頂を目指して研鑽し挑む。この楽曲から感じられる叩き上げの魂の根幹を成している節々であり、また、生きて来たという証明という意味合いの生き様ではなく、斯く在りたい(こう在りたい、生きたい)という意味合いを込めて小早川ティナは謳った様に勝手ながら思えるのである。

 

 

 

 

 あぁ光塚歌劇団/光塚歌劇団(吉岡茉祐青山吉能)

 

 

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 『Wake Up,Girls!TVシリーズの(6話、8話)挿入歌。

音源では『DATTE』と同様、Blu-ray『Wake Up Girls!』第1巻の特典CD、WUGのベストアルバム第一弾となる『Wake Up,Best!』、各音楽配信・販売サイトでの購入。
ライブBlu-rayでは、1stライブツアーで披露されたものが観られる。


この楽曲もまた、異彩を放つ楽曲だと言える。


男役パートを吉岡茉祐さんが歌い、娘役パートを青山吉能さんが歌われているミュージカル調が特徴的なデュエット楽曲。ミュージカル調で括ると、曲調は全然違うが『SHIFT』と同系譜であるけれどこちらの方は聴かせる要素の強い楽曲の様にも思える。

華やかな曲調に、吉岡さんの瑞々しい凜然な歌声と青山さんの芯のブレない清廉な歌声による掛け合いと、ハモリの躍動感がまた見事に合致していて聴き心地の良さを醸し出している。特にラストの歌声の伸び具合はまさに『絶唱』の域にまで昇華していると感じさせられる。

WUGのVocal部門ツートップ(著者の独断だが)の存在感は当時(2014年頃)から放たれていた。2015年にリリースされた3rdシングル『少女交響曲』での落ちサビでの絶唱による掛け合いの下地がこの楽曲の時点で片鱗を覗かせていた様に勝手ながら思えてしまったのである。

 

 

 

 


 今回は本当に難産な記事でした。
ざっくりした上に相変わらずの拙い文章となってしまいましたが……
 

今回も最後まで読んで下さりありがとうございました。