巡礼者のかく語りき

自由気ままに書き綴る雑記帳

ミュージックレイン3期生の魅力を(勝手)に斯く語るーFile.4 夏目ここな編

 どうも。ミュージックレイン3期生の魅力を(勝手)に斯く語るお時間です。



 『鎹』(かすがい)という言葉がある。コレは、材木と材木とを繋ぎ止めるために打ち込む両端の曲がった大釘の事。それを踏まえて、人間関係を繋ぎ止めておくものを例える言葉としても使われたりする。今回はそんな人の話。

『人と触れ合ったり繋がったりするのは大好き』と語る“彼女”に、自分は彼女がミューレ3期生の『鎹』としての役割を担った人なのだと感じた。勿論、それだけの枠に収まっている人じゃなく、他のメンバーに引けを取らない強烈な個のチカラと未知の可能性を秘めている。そんな彼女の溢れる魅力をどこまで語れるかは未知数ではあるが……これから書き殴っていこうと思う。

 

 

 

 夏目ここな (ナツメ ココナ)


 愛称・ここ、ここちゃん、なっつ。 3期生でのイメージカラーは


 冒頭の(どうでもいい)四方山話でも触れた様に、夏目さんには『鎹』としての素質を感じさせる。コレは、自分が勝手にほざいているワケではなく、3期生の面々も同様のコメントをされている。

率先して引っ張る様なグッと距離を縮める様なコミュニケーションをされるタイプではなく、一歩引いた立ち位置と視点で3期生を俯瞰出来る優しさや落ち着いた雰囲気。そして、誰と組んでも彼女と組んだ人の魅力を存分に引き出す事に長けている部分ではないだろうか。おそらく、夏目さんがいる事で、他の四人はいろいろ自由にやり易いのではないかと思える。

 こうして書くと、落ち着いてる大人しい子なのかと感じる。まあ、自分もファーストインプレッションはそうだったが、『3期生ベータ』を観たり、『日々荘3号館』へ参戦してからはそのインプレッションはいい意味であっさり塗り変えられた。この子はいろんな意味でめっちゃ面白い子だなと。

突っ走りがちなメンバーを支える事もあれば、一緒になって突っ走ったりそれ以上に夏目さんがテンション高く弾けるノリの良さもあったり。そんなノリの良さを象徴しているのが、『ベータ版』や『日々荘』ではお馴染みとなった、日向さんとのペアとなる『日向夏』(ひゅうがなつ)での掛け合いの妙だろう。相川奏多さんの項でも言及したが、彼女も3期生のツッコミ役。

 夏目さんのチャームポイントとしておそらく真っ先に挙げられるのは、独特の声質だと思う。
甘く柔和な雰囲気に、やや掠れ気味なハスキーさがアクセントとして加わったモノで、何か癖になってしまう様な中毒性。

軽妙でフランクな語り口は聞き易さを抱かせ、時には、ゆったりとしていて、聴覚と脳ミソが蕩けてしまう程に揉み解される様な抜群なヒーリング効果もある。更には、ハスキーな低音を効かせた格好良い声や切れ味抜群なツッコミの冴えまである。

 演技は勿論の事、彼女の独特な声をより堪能出来るのが『歌』ではないだろうか。
あくまでも、コイツは私見の域の話になってしまう事を予め伝えておきますが……彼女の歌声の魅力が最大に発揮されるのは、格好良い系統の楽曲や切なげな系統の楽曲を謳った時の低音域の良さ。(……誤解を招くといかんので言っておくが、可愛い系統の楽曲での彼女の歌声も素晴らしい)

 そういった楽曲での夏目さんの歌声は、ハスキーな声質が力強さと格好良さを纏わせ、自分の拙い語彙力では形容し難いが…とにかくエロ艶っぽい。で、前述した聴覚に纏わりつく様な中毒性も損なわれていない。宮沢さんの歌声も変幻自在と評したが、夏目さんの歌声もまた変幻自在と評して過言ではない。今年の7月に幕張で開催されたIDOLY PRIDEのLIVEと、9月と10月に開催された日々荘3号館で聴かせてくれた歌声は本当に素晴らしかった。

 そして、彼女もまた目にチカラがある人だと思う。ただ、彼女の場合は同じく目力のある相川さんとは質が異なっていて、情熱がダダ洩れしている風ではなく、何か惹き込まれて魅入られる艶やかさがある。言葉を選ばないで言ってしまえば……顔面が強過ぎるのだ。

 ここまで、夏目さんの魅力をつらつらと書く殴ってみましたが……自分が感じている、夏目ここなの最大の魅力は『魅せ方』の巧さだと思っている。

彼女自身の声質の活かし方、周りの人をサポートしつつも、ここぞという場面で前に出てアピールする機を嗅ぎ取る嗅覚、キレとしなやかさが共存されているダンスパフォーマンス、3期生公式のX(旧Twitter)にアップされる自撮りの写真の写り方や良く魅せる為の加工…etc

入念に探って研究して、導き出されたモノを彼女の表現の理論として構築されていく。そして、その理論の最適な使い所を鋭敏な嗅覚で掴んで解き放つ……そんな彼女に魂を堕とされて魅了されないワケがない。

 夏目さんを知って惹かれていく媒体の切っ掛けによって、インプレッションは大きく変わっていく。
でも、どの切っ掛けで彼女に惹かれていっても、存分に楽しめて魅せられるポテンシャルを持っている人。その過程でまた彼女が持つ新たな魅力を知って、もっと夏目さんに惹き込まれていく。

決められた『枠』には収まらない多様性。夏目ここなの可能性は正直計り知れない。様々な磨き方をきっと彼女はこれからも研究して実行されるのだろう。そして、一つに絞れない数多の輝きで魅了する未来の刻が来ることを願ってやまないし、夏目ここななら魅せてくれる事を信じている。