巡礼者のかく語りき

自由気ままに書き綴る雑記帳

ご報告。―第二章へのKADODEへ…。

 どうも。あかとんぼ弐号です。

 

この度、転職先への採用が決まりました事をご報告致します。

 

当Blogでは、なるべく自分の趣味以外のプライベートを書く事はしない様にして来ましたが
今現在、俺の置かれている状況、そして、これからの事について一つの決着と決意表明の為に文章という形式で書き残したく筆を取らせてもらいました。

 

まず、俺が転職する事になった事情なんですが……
会社の事業縮小による会社都合での退職を告げられ転職する事となりました。


……。


会社都合での退職と言うと聞こえは良いが、要は戦力外通告。リストラである。

 


昔の話。あれは俺が20代の頃に職場の飲み会にて当時の上司がこんな事を言っていた。


『早い時期か遅い時期かは人によって違うが、働けなくなる時期は必ずやって来る』


当時の俺はいい加減に生きていた(今もあんま変わらんか…)その言葉の意味していた事を深くは受け止められてはいなかった。が……でも何か引っ掛かるモノはあって、あの刻の上司の言葉はこの歳になっても忘れずに残っている。年齢的な事、病気や怪我、会社の事情や制度…etc。挙げればキリ無いがそれは等しく訪れる世の理なんだと。そして、その刻が俺にも遂にやって来たというわけである。

昨年頃から人員整理が敢行されているのは聞いていて、今年に入って更に加速していった。で、部長に呼び出された時瞬時に悟った。今度切られるのは俺なんだと。


これは、負け惜しみ的な事ではないが……
正直な話、昨年の頭頃から今後の身の振り方を考えていたんです。あからさまに感じていた仕事量の低下と残業時間の減少。高齢化していく部署内の年齢層。迷走してんじゃねぇかと思わせる事業計画。これらの要素から感じてしまう負の印象。急速落下はしないだろうが、経営が上向く望みを会社からは感じられなかった。寧ろ、この機で会社を出る(追い出される形になってしまったが…)のはチャンスであると前向きに捉えられました。


そう思ってたならとっとと動けって話でもありますが…当時の俺は踏み出す勇気がなかった。


3月の頭から、7月のこの時期まで4ヶ月ちょっと。こんなに長期間休んでいた経験は高校の試験休み+夏休み以来。何をしてもいい。逆に何もしなくてもいい圧倒的に自由な時間がある。でも、この状況になって感じられた事がありました。自由すぎるよりはある程度の制約が存在するのはやっぱり人には必要なんだと。仕事や学業に追われながら、観たいテレビや映画とかあって、プレイしたいゲームがあって、表現したい事を絵や文章などの表現。やりたい事はいっぱいある。でも、やれなくて……だからこそ限られた時間の中でやる事と言うのに意味があって全力でそれらを楽しめる。それがその人それぞれの尊い時間であるのだと思えます。働けなくなってからコレは本当痛感しましたねぇ……。


そして、新たな職を探さなくてはならないわけで。
この歳になって初めて経験する転職活動。職探しは高校の就活以来25年振りだ。
当然、履歴書を書くのもそれ以来であり、しかも、職務経歴書を書くのは初めて。
取り敢えず書き殴ってそれを求人サイトの添削サービスやハローワークでの相談を受けてこれまでの業務経歴や自分の強みを見つめ直す。一つの組織に属したまま、自分独りの視点だけだったらおそらく気付けなかった事がいろいろと見つかったりもした。自己を見返していく時間が多くあったのは幸運な事ではあった。無い袖は振れない。これまでに培って来たモノを武器として闘うしか出来ない。


で…いろいろ応募したり、数社面接を受けて……つい先日採用が決まりました。


採用をいただいた所ですが、面接の感触は最悪な出来。正直、落ちたと思っていた。
本当、決まってくれて今はホッと胸を撫で下ろしております。


再来週の頭から、新しい職場で働いている自分がいます。勿論、大変なのは覚悟している。
休み過ぎたので、会社勤めに身体と精神のリズムを取り戻すのにどれだけ時間がかかるのかは不安ではありますが、第二章を頑張ってやっていきたいと思います。