巡礼者のかく語りき

自由気ままに書き綴る雑記帳

WUG楽曲 ライナーノーツ #11 リトル・チャレンジャー

 世間には色々な楽曲が存在しておりますが、中でもイントロを聴いた瞬間……
『おおっ!』ではなく『うおおおおおおおおッ!!』
雄叫びをあげたい様な楽曲って
各々の中に存在しているのでは?と勝手に思っております。

私の中では、水樹奈々さんの『The Place of happiness』『ETERNAL BLAZE
Wake Up,Girls!『タチアガレ!』『少女交響曲がそれに当たります。
そして……今回紹介するこの楽曲もまた自身の理性のリミッターを
完全解放させて吠えたくなってしまう衝動に駆られるものではないでしょうか?

 

 


  リトル・チャレンジャー/I-1club

 

 

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www.youtube.com

 

 『Wake Up,Girls!』作中におけるボスユニット『I‐1club』の楽曲。

楽曲の持つ『力』の強さも凄いモノがあり、作中において重要な役割を果たしている。
I-1clubは、この楽曲が契機となりブレイクしスターダムに駆け上がっていった。

魂の炎を燻らせ押し殺していた『本当の想い』を再燃させ
WUGの一員として、アイドルの世界に舞い戻って来た真夢。
『真夢の幻影』しか見えていなかった志保もまた
この楽曲がきっかけで置き忘れてしまった『本当の想い』を取り戻した……

真夢や志保、そしてI-1にとってのアンセム・ソング的なものなんじゃないでしょうか。

 

 I-1のブレイク前の楽曲という位置的な事からか
奇を衒わない王道的な曲調と歌詞が綴っている世界観。
特に、以下の節が個人的には凄く響いて来る。


 恐れるものなどなんにもないさ 明日の自分が 今日の道標

―I-1club 『リトル・チャレンジャー』より引用


荒削りでいて、叩き上げ感や挑戦者の気概に満ち溢れ
未知への領域へと突き進もうとする強い決意を感じさせるものが
この節に集約されていると思う。


 激熱な楽曲ですので、ライブでの盛り上がりや客席の熱は相当なモノになる。
その熱たるや、WUGのアンセム・ソングである
『タチアガレ!』に勝るとも劣らないもの。
 
1st~3rdツアーでは、WUGメンバーによるカバーバージョン。
WUGフェス2014では、吉岡茉祐さん 大坪由佳さん 
加藤英美里さん 津田美波さんのオリジナルバージョン。
WUGフェス2016では『ネクストストーム』によるバージョンを披露。

 
 WUGフェス2014のオリジナルバージョンにて
吉岡さん、大坪さん、加藤さん、津田さんが魅せた
『予想を裏切り、期待に応える』事や
この4人にしか出せない『激熱』な佇まい
そして……吉岡さんが魅せた、3人に対しての
真っ向からの挑戦と闘う姿勢には心揺さぶられ燃え滾るモノを感じた。


 WUGフェス2016での『ネクストストーム』バージョンでは
彼女達が誤魔化しのきかない空間にて魅せた
『絶対に退かない覚悟』『強固な決意』を感じさせる
これまた『激熱』なパフォーマンスを魅せつけてもらえた。


 そして最後に、これは私が勝手に思っている事で恐縮なんですが……


WUGの7人がツアーにてこの楽曲を歌い続け、活かしてくれた事への感謝の念。


やっぱり、この事は絶対に忘れちゃいけないと思っています。
彼女達がこれまで歌い継いで来て育んで来た『想い』と『魂』……
そして……諦めずに挑み続けて来たからこそ
この『リトル・チャレンジャー』という楽曲が
力強く輝いている楽曲である事の証明だと勝手ながら思っております。