巡礼者のかく語りき

自由気ままに書き綴る雑記帳

アニュータライブ2017「あにゅパ!!」参戦レポ

昨日は、代々木第一体育館にて開催された
アニュータライブ2017「あにゅパ!!」に参戦して来ました。

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今回は、そのライブの参戦レポを書き綴っていく。

 

 

―開演前―


入場し、座席に到着して無事に着席。
んで…ざっと会場とステージを見渡しふと思う。
今年の1月、水樹奈々さんが立った会場に
Wake Up,Girls!の七人が立つのかと……
何か、感慨深いモノを感じながら座席の周囲を再び見渡すと


Aqoursグッズ所持のラブライバーの比率が多いじゃないのww


まぁ、こうなるのは予め予想はついていた。
この完全アウェー感満載の雰囲気に戦々恐々しながらも
私の戦闘アイテムであるWUGの3rdツアーにて購入した
コイツを頭に巻いて戦闘準備を済ませる。

 

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余談だが、巻いてる時に俺の左隣の方に2度見されたwww
(おそらくラブライバーの方だと思う)


で…ここからライブの感想に行きますが
ライブ全体の感想は、出演者別で印象に残った事を
箇条書き形式にて書き綴っていく。

 

・May'n


キミシニタモウコトナカレ
ViViD
ノーザンクロス
Belief
ダイアモンド クレバス
海色 (カバー)


まさかのスターターに驚いたのが第一印象。
ノーザンクロス』『ダイアモンドクレバス』以外の楽曲は
予習不足で知らなかったのですが
May'nさんの作った雰囲気に完全に引き込まれていくのを感じ
そして、MCでこちらの『熱』を煽ってくれる様な話しの運び方は
アニソン業界の最前線にて闘う表現者の安定感や凄さ
このライブへの想いと闘う姿勢を存分に魅せつける
安定感抜群のパフォーマンスでした。

あと『ノーザンクロス』で涙腺が緩んだのは内緒www

 

Aqours


青空Jumping Heart
君のこころは輝いてるかい?
恋になりたいAQUARIUM
MIRAI TICKET


見せてもらおうか、ラブライブの名を継ぐ者達の力とやらを
(※池田秀一さんの声で再生して下さい)


……なんて事を考えながらww
彼女達のアクトをニュートラルな視点で
じっくりと聴き入るスタンスで見ました。

ド直球な王道感溢れる印象のアイドルソング的テイストな
青空Jumping Heart』と『君のこころは輝いてるかい?
共に、爽快感があって前向きになれる様な
アニメで描いている世界観を表現している印象。

結構クセのある変化球的楽曲な『恋になりたいAQUARIUM
個人的にこの楽曲は結構好きかもしれない。

MIRAI TICKET』も今回初めて聴いたのですが
普通にいい曲だなという印象。
で、聴き込むともっと印象が良くなっていく事が
容易に想像できる力の強い楽曲だなと。


Aqoursの9人が背負うモノはとてつもなく重い。
次代を継ぐ事への重圧、彼女達の存在をまだ認めないラブライバー
(推測で書いてるけどおそらくいるでしょう)
それらを払拭するには、成果で魅せつけるしかない。
彼女達はその事実を嫌という程痛感していると思います。

 

9人が楽曲に込めた届けようとする『想い』『魂』
彼女達を突き動かす原動力は
やっぱり、名を継ぐ者としての『覚悟』なのかなと。

……そんな事を勝手に感じながら
Aqoursのステージを観ておりました。

 

あと、前述にも書きましたが会場内のラブライバーの比率は
おそらく多かったと思います。
で、『μ's』の頃から追いかけている方達もいるでしょう。
Aqoursの登場と共に沸き立つ会場の雰囲気や
楽曲のコールの熱量、統一感の力強さは
μ’s』を、紅白や 東京ドームの舞台に押し上げる
役割の一旦を担っていたのかなと感じさせるほどの『凄み』を感じさせられた。

 

 


富永TOMMY弘明(シークレットゲスト)


ジョジョ~その血の運命


まぁ、近年のアニソンには滅法疎いので
ジョジョのOPを歌っておる方という事しか知らないww
でも、重厚感あるパワフルなボーカルと表現力は
積み重ねてきた経験に裏打ちされたモノなのかと
感じさせてくれた素晴らしいアクトでした。

 

きただにひろし(シークレットゲスト)


ウィーゴー!
ウィーアー! for the new world


共にアップテンポで、盛り上がれる激熱な楽曲。
そしてきただにさんのボーカルが
楽曲の激熱な雰囲気に更なるブーストを加味させる。
まぁ、言うまでもなくガンガンに盛り上がりましたよね。

 

ALI PROJECT


魅惑劇 (カバー)
コッペリアの柩
勇侠青春謳
聖少女領域
暗黒天国
裸々イヴ新世紀


コッペリアの棺』『聖少女領域』『裸々イヴ新世紀』
これらが聴けたのは本当に嬉しかったなぁ。
個人的な願望としては
鉄のラインバレル』OP曲『鬼帝の剣』が
聴きたかったところではある。


『降臨』という表現がこれほどまでに似合う

『ラスボス』感を漂わせる凄まじさwww

そして、楽曲の曲調と作り出した世界観は
Aqoursの盛り上げた雰囲気を一瞬にして塗り替えるほどに強烈で
『酔いしれる』という感覚に陥ってしまい
圧倒的な存在感は流石と唸るばかりだった。

 

 

Wake Up,Girls!


7 Girls War
少女交響曲
Beyond the Bottom
恋?で愛?で暴君です!
タチアガレ!
ようこそジャパリパークへ (カバー)


最後に書いてますが、出番はMay'nさんの次に登場。
そして、Aqoursの前である……

ここでの出来如何にて
アニュータライブの行方が決まる重要な局面。
ここでコケたら彼女達を知らない人達からは
やっぱりAqoursの前座じゃねぇかwwwと思うでしょう。


ただ、彼女達はこういうアウェー戦での経験と実績がある。
この日も必ず魅せてくれるはず……

そう思って、俺は彼女達の登場と初手の楽曲を待ちわびた。


初手に披露したのは『7 Girls War
やっぱり、スターターを担うのはこの楽曲しか無い!
単独公演や様々なイベントにて歌われてきて
どこで出して、どんな感じで盛り上がれるのかという
サンプルもあるでしょうからねぇ。

今回も、抜群の安定感を魅せてくれたが中でも圧巻だったのは…


奥野香耶さんのパートでのコールの統一感&熱量


あれ、初めて体験した人は唖然としたんじゃなかろうかwww


そして『少女交響曲』へと続く。
毎度同じ事を書いて恐縮ですが
吉岡さんと青山さんが交互に歌い継いで行くパート。
いままで聴いた中でも、常にその当時で最高のモノを魅せてくれていたが
今回のは本当に……次元が明らかに違う


吉岡茉祐青山吉能による
 “想いと闘志”の込められた絶唱!!!!!!!


WUGをここまで牽引してきた
センターとリーダーが見せた『魂』と『底力』
彼女達の歌声の力強さや高音の伸びやかさからは
尋常ならざるモノで自分の中から沸々と燃え滾るモノを感じた。

 

次に来たのは『Beyond the Bottom

もう、この流れはズルいwww
この楽曲はやらないんじゃないかと思ってましたが……
あえてセットリストに突っ込んだ意図を私見の域で勝手に解釈してみた。

この楽曲は、盛り上がるというよりは
じっくりと聴かせる系統の楽曲。
こういう緩急をつけた『魅せ方』も出来るユニットだという事を
WUGを知らない層へのアピールでもあり

 

彼女達が『勝つ』為に選択した最高の一手じゃないかと。

 

そんな事を勝手に思いながら沁み入る様に聴き入っていました。


で、お次は……
新曲『恋?で愛?で暴君です! 』
この日に着ていた衣装はこの楽曲のMVで着ていた物です。

これまでのWUGの楽曲には珍しい可愛さにステータスにを全振りした感じの楽曲。

で、個人的な所感で恐縮ですが
この楽曲での私の推している山下七海さんが


ヤバいほどに可愛いッ!!!!!!!


……とだけ伝えておきたいww


リリース前という状況かつ曲調が複雑な感じなので
ライブでの受けが微妙な印象に感じたが……
控えているツアーやアニサマに向けてこの楽曲をどう化けさせていけるのか?
その辺りは今後非常に興味深い所ではないかなと。


最後に披露したのはやはりこの楽曲。

『タチアガレ!』

この楽曲は外せない。

 

もう全力で声を張り上げた。
WUGの単独公演の時も全開で行きますがこの日はアウェー感満載の闘い。
ステージで彼女たち7人が
『想い』と『魂』を込めて届けようと必死に闘っている。

そんな彼女達の姿を観て
ただ観ているだけというのは俺には出来ない。
だからこそ、燃え滾ってくるワケで
自身の限界領域を超える力をもたらしたのかと思う。

 

んで、カバー曲コーナーにて披露したのが
ようこそジャパリパークへ

会場はめっちゃ盛り上がっておったが
前述にも書いた様に最近のアニソンには滅法疎い私www
けものフレンズ』のOPと知ったのも
このレポを書いておる最中という有様だしwww

まぁ、こういうフェスに参戦する際には
最近の楽曲も抑えておけという良い勉強になりました。

 

今回のセットリストの楽曲構成は
予想通りで奇を衒わない手堅いものでした。
ですが、WUGの楽曲の中で信頼がおけて
初見の客層に対して高い反応が見込める事を計算した
勝ちに行く=新規層を獲得しようとした意図が見える印象。

個人的な贔屓目もありますが、単独公演で彼女達が魅せる
パフォーマンスの質の高さは言わずもがなですが
アウェー感漂うフェス形式においてのパフォーマンスは
彼女達の闘う姿勢、逞しさを
いつも以上に感じさせるほどに強烈だった。

今回のWUGの素晴らしいアクトを観て
俄然、夏の4thツアーが楽しみになって来ました。

 


―最後に―

 

May'nさんの最前線で闘う者の強さ。

Wake Up,Girls!の培って来た逞しさ。

Aqoursの背負う者としての覚悟。

ALI PROJECTの圧倒的存在感。

シークレットゲストの
富永TOMMY弘明さんときただにさんの貫禄あるアクト。

出演されたどの演者も本当に素晴らしい
『魂』が込められたアクトを魅せてもらえて
充実して満足出来たフェスだった。


あと、会場やライブ後の打ち上げにてお会いされた方達
色々な話や各々の熱い想いが聞けたのも本当に楽しいものでした。

そして、素晴らしいアクトを魅せてくれた
演者の皆様に、心からの敬意と賛辞の念を送りたい。

 

 

 

 

 

 

 

アニュータライブ2017「あにゅパ!!」参戦に寄せて。

GWも終了し……

そして、この連休が明け来週末の土曜


俺は、ある『戦』(いくさ)に参戦する事となった。


そう…… アニュータライブ2017「あにゅパ!!」に参戦する。
勿論、俺の目当ては『Wake Up,Girls!』だ。


最初は、参戦するつもりは全く考えてなくて
WUGの4thツアーまでの間、潜伏期間を満喫する気満々でした。


けど……


ツアーまで待てねぇ!WUGが観てぇ!!!!!!!


……という感情(欲望)が理性の壁をあっさりとぶち壊したww


そこからの行動は実に早かった。
「土曜出勤入ったらどうすんの?」と自問自答しながらも
完全に参戦する気持ちは固まっておった。
で、チケット一般販売の先着順という前哨戦に勝利し
参戦のチケット確保完了し、今に至る。

 

このアニュータライブ2017は
複数のグループが共演する
ライブフェスティバル形式のイベント。

WUG以外の出演者を見ていくと
錚々たる顔ぶれになっておるなぁという印象。

アニソン業界の最前線で闘っているMay'nさん
強烈な世界感と佇まいを持つALI PROJECT
ラブライブ!』『μ's』の妹分で新進気鋭のAqours


で、個人的に興味を惹かれるのは


WUGとAqoursとの殴り合い(共演)


まぁ……殴り合いってのは、雑で大袈裟な表現ですがwww
ただ、ライブというモノは
『闘い』の場だというのが私の持論でして……
演者と観客との闘いは勿論の事、演者同士にも当てはまる。
ステージ上は、逃げ場の無い誤魔化しがきかない領域。

その領域でぶつかり合う彼女達のアイデンティティ
どんな熱量を発して、会場を盛り上げるのか?
今から非常に楽しみな所である。


さて、WUGがどういうセットリストで来るのか?
と考えを巡らせてみる。

主題歌やタイアップ楽曲で
奇を衒わない構成をしてくるとは思う。

手堅いのは……
『タチアガレ!』『7 Girls War』
少女交響曲』『僕らのフロンティア』のどれか
特に、新曲の『恋?で愛?で暴君です!』は
おそらく確定じゃないかと思う。

Beyond the Bottom』を敢えて外したのは
あまり、こういうフェス形式では歌われてない印象がある。

変化球的な感じで
『HIGAWARI PRINCESS』(バージョンはPRINCESS Mayu Verかな)
『地下鉄ラビリンス』
あと、『TUNAGO』も来るかもしれない。

『TUNAGO』に関しては、私が単純に聴きたいというだけだがwww


まあ、とにかく……
今から既に滾って来ておるのだがww
当日万全な状態で楽しみ尽くせる様に
体調管理して開催までの日々を過ごしたい所存である。

 

 

 

 

 

WUG楽曲 ライナーノーツ #6 Beyond the Bottom

 WUG楽曲 私的ライナーノーツ第6回目。

 


予めお断りさせていただきますが……

今回は、これまで以上に苦しい文章になるかと思います。
初夏にさしかかろうとしている時期ではありますが
まだ冷えて困るという方にお奨めです。

 


今回紹介するのは、最終決戦感満載の楽曲で、続・劇場版後篇の主題歌

 

 


 Beyond the Bottom

 

 

 

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www.youtube.com

 

 Wake Up,Girls!のアンセム・ソング『タチアガレ!』力強さ熱。
対となる『静』の楽曲『言の葉青葉』秘めた強さ
そして……『タチアガレ!』の後継曲少女交響曲艶やかさ凛然な佇まい。

 


『タチアガレ!』~『Beyond the Bottom』に至るまでの
物語であやゆる試練や困難に対し
彼女達(2次&3次のWUG)が貫き通した何度打ちのめされても
尚、諦めずに闘う姿を彷彿とさせ
そして、彼女達七人がこれまでに培って来たもの全てを
全力で解放する様なパフォーマンスが印象的。


間奏~落ちサビ前にて、高木美佑さんに手を引かれて
センターへと導かれて落ちサビを歌う吉岡茉祐さん。


その所作はまるで……
繋いで来た6人の『想い』『魂』を吉岡さんに託すかの様であり
そして……託された吉岡さんの限界領域の向こう側から引き出した
一度溜め込んだ『想い』『魂』を全て解放する様に
力強く遥か遠くまで響かせようと歌いあげる……

 

純然でいて、ひたすらに真っ直ぐな『想い』
七人の繋がりが支えあい、更なる高みへと突き抜けて
大サビで臨界点を超えた七色の『歌声』が響き渡り

 


七人の『想い』と『魂』が楽曲に宿り、"絶唱"の域に進化する。

 

 

この3種の楽曲の真髄を組み込みそして、繋いで来たものを昇華させて
壮大かつ俯瞰的で煌びやかでもあり同時に、血の通う人間味溢れる雰囲気をも醸し出し
沸々と湧き立つ熱さを感じつつまた、沁みる様に聴かせていく重厚な構成。
劇場版『七人のアイドル』~TVシリーズ~続・劇場版へ連なる
第1次WUG(こう呼称させてもらう)を
締め括るに相応しい楽曲ではないでしょうか。

 

 

 『Beyond the Bottom』がライブで初披露されたのが
『Wake Up,Girls!Festa.2015 Beyond the Bottom Extend』
で、私の中で現時点まで最高だと思う
Beyond the Bottom』が聴けたのがこの公演でした。


当時は、アニメの展開が区切りを迎えて先の展開が不透明の状態であり
更には、終焉的なモノも感じる状況でもありました。
そんな雰囲気漂う中で彼女達が魅せた捨て身の覚悟で臨む姿は
燃え尽きて消える前の炎が瞬間的に激しく燃え盛る様子を彷彿とさせ

そして、この一節が彼女達の覚悟と同調するかのようである。

 


それが僕には最後の 生命(いのち)の燃やし方だから

Wake Up,Girls!Beyond the Bottom』より引用

 


彼女たちの懸命に抗う姿は
熾烈であり、純粋でいて、尊く、神聖なものに感じ
当時、会場で聴いた感動は筆舌に尽くしがたいものだった……

 

 冒頭に書いた様に、最終決戦感を感じる楽曲。
ライブやイベントでの披露は特殊な演出の都合を除けば
後半のクライマックスに差し掛かる所や
締めの曲で披露される事の多い傾向にあります。

 

じっくりと沁み入る様に聴き惚れしなやかで艶かしいダンスに魅入られて
“視覚と聴覚”を研ぎ澄まして、この楽曲を思う存分堪能すべし。

 


 まぁ……毎度ながらライナーノーツと呼んで良いモノかどうか分かりませんが

この際、気にしたら負けだと思いますのでww

このまま勢いに身を委ねて
他の楽曲も出来る限り多く紹介して行きたい所存であります。

 

 

 

 

WUG楽曲 ライナーノーツ #5 ワグ・ズーズー/地下鉄ラビリンス

WUG楽曲私的ライナーノーツ 5回目。

今回は、今まで紹介して来た楽曲達とは少々趣きの異なる系統の楽曲を紹介。

 

 

 ワグ・ズーズー

 

 

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 スピンオフ作品『うぇいくあっぷがーるzoo』主題歌。

この作品の作風が、かなりぶっ飛んでる作風なのでww
主題歌であるこの楽曲もそういうテイストになっている。

 

イントロから、底抜けに明るく楽しい雰囲気を作り
その勢いのまま強引に突っ走っていくかの様で
楽しく賑やかな雰囲気を醸し出して
尚且つ、中毒性の高いクセになる楽曲となっている。


私見だが、WUG楽曲の中で頭空っぽにしてひたすらにはしゃげる方向に
振り切れる要素を最も強烈に感じる
ユーモラスでチャーミングさを押し出したこの楽曲の印象

……なんですが

 

彼女達のイメージアニマルとなっている
肉食獣と猛禽類が隠し持つ牙や爪の猛々しさ、荒々しさ……を秘めた


“超攻撃的”な楽曲


……と、言う面も兼ね備えた楽曲でもある様に思える。


先述に書いた様に、ライブ映えする楽曲。
特に、サビでの振りを観客も一緒にやる事で
全体の一体感を作りあげていく。


そして……(ここ、私的最重要項目ww)


ライブの時は、サビに突入する前に吉岡茉祐さんが
『行くよっ』って言うのですがこの言い方と声色がですね……


すっげぇ、可愛いッ!!!!!!!ので


是非会場で、直に聴いて悶えていただきたいwww

 

 ちなみにこの楽曲、メンバーそれぞれがソロで歌うバージョンが存在する。

(キャラクターソングシリーズ第一弾のカップリングとして収録)

 

 

 

 

 

 地下鉄ラビリンス

 

 

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 2ndツアーにて初披露された楽曲。永野愛理さんが振付を担当されていて
吊り革に掴まる仕草や電車内で揺られる様子などをダンスの振りに取り入れている。

軽快なスカ系のリズムが心地良くまぁ、くどい様で申し訳ありませんがw
この楽曲もライブ映えし、盛り上がれるので
今後『化けていく』可能性を持った楽曲だと思います。


そして、この楽曲の面白いと感じた所は軽快なリズムと相反した
シリアスな要素を感じさせる歌詞が作りだす“落差”かなと。

歌詞で描かれているのは、都会で苦闘している様子を
迷宮の様に複雑に入り組んだ東京の地下鉄網に例え
刻々と変化していく状況の早さに翻弄されながらも
懸命に抗い、頑張る事を表現していて
続・劇場版前篇にて東京に翻弄されながらも、諦めず闘う姿勢を見せる
WUGの七人の姿が重なって見える……

 

本編には未登場の楽曲ではありますが困難に立ち向かっていくという点では


『WUGらしさ』が


充分に詰め込まれている楽曲だと思います。

 

 

 

 

 

WUG楽曲 ライナーノーツ #4 素顔でKISS ME/少女交響曲

 WUG楽曲 私的ライナーノーツ4回目でございます。


今回紹介させていただくこの二つの楽曲を得た事により
WUGのパフォーマンスの幅が大きく拡張したと言っても過言ではないでしょう。

 


まずはこの楽曲の紹介。

 

 

 素顔でKISS ME

 

 

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ダンスミュージック的曲調に女性の多面性や情念を描いた歌詞で
これまでのWUGの楽曲とは趣きの違うクールな艶やかさを感じさせる楽曲。


さて、この楽曲の初聴後の第一印象なんですが

上述にも書いた様に、魅せ方に大きな変化がある楽曲。
いい曲だけど、これまでのWUG曲と比べると
インパクトが弱いかなという印象を感じた。

 

初めて聴いたのが、2ndライブの会場だったので
彼女達がこの楽曲に慣れてきっていない事もあり
魅せ方の変化に対し戸惑う印象が勝ったという表現がいいかもしれない。


で……後日この楽曲の音源を購入して
彼女達が投げた『変化球』に食らいついていこうと聴き込んだ。

まず、この楽曲は初聴にて
強烈なインパクトを与えるものじゃなく
聴き込んでいく事によって味わい深さの出て来る所謂『スルメ曲』であると感じた。
歌詞にある『Check it』や『Check it out』の
単語が多く使われているのも中毒性を助長している要因で頭に残るwww

 

そして……
私がこの楽曲に対して初聴時に感じた『戸惑い』
その正体についての解釈を勝手に書いていく。

 


※以下、個人の妄想全開による感想

 


これまでのWUG楽曲とは大幅に違った感じの曲調。
ただ、曲調そのものに戸惑いは感じなかった。


戸惑いを感じたのは彼女達の『歌声』でした。


この楽曲以前の他のWUG楽曲では、
七人がそれぞれ足並みを揃え
『個』を突出させすぎない様な歌い方をしている様に感じた。


しかし、この楽曲の魅せ方は明らかに違う。


まず、目立つと言うか際立って聴こえるのが奥野さんの艶やかな歌声。

艶やかさという面で言うと
高木さんもその方向性を意識した歌い方をしてる印象。


吉岡さんと青山さんは、艶やかさを押し出すのではなく
倦怠的・アンニュイな歌い方をしている。


そして、永野さん、田中さん、山下さんはまた違って
可愛らしさを強調した歌い方をする……


この3種の要素が
最高速度で並走してどれも一歩も退かない状態。
まぁ、そりゃ……戸惑いましたwww

でも、聴き込んでいくうちに
ぶつかり合い、相容れなかったこの3種の要素が
絶妙なバランスで融合し、心地の良いものへ変化して

 

あぁ、なるほど……そういう事なのかと

 

自身の中で納得出来てこの楽曲をすんなりと受け入れる事が出来た。


劇中では『WUGらしくない楽曲』と酷評されたが
現実においては彼女達がこの楽曲に込めた
未知の領域に挑む気概を感じられる


『WUGらしさ』に溢れた楽曲なのではと思える。


クセのある変化球的楽曲であるが
魅せ方の幅を広げるという意味ではこの楽曲を得たのは大きく
ライブ序盤や区切り明けで披露される事が多いことから
雰囲気を作り、変えていける役割を担う印象。

作中においては散々な扱いではあるが
ライブ映えする楽曲であり、コール箇所が多く盛り上がれる。
2ndツアーにて披露されてから
進化を続けていてライブでは欠かせない楽曲ではないでしょうか。

 

 

 

  少女交響曲

 

 

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www.youtube.com

 

 続・劇場版前篇『青春の影』主題歌。
Wake Up,Girls!におけるアンセム・ソングと言うべき
『タチアガレ!』の後継曲と呼べる楽曲。
おそらく、この楽曲がきっかけで
Wake Up,Girls!を知ったという方も多いのではないでしょうか。


初聴はワンフェス2015夏のニコ生でのライブ。
観終わった後に感じたのは『タチアガレ!』を初めて聴いた後に感じた


魂を鷲掴み』される様な感覚でした……


イントロのストリングが切ない雰囲気を醸し出すが
それとは間逆に沸々と滾って来るモノも感じさせ自身のリミッターが解除される。

このイントロが流れてる時にステージのスクリーンに映る映像で
『七人のアイドル』の勾当台公園のデビューライブでの
円陣を組む際に七人が手を合わせていく場面が出て来る……

 

 

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バラバラの『個』が
自分達の存在と何かを届けようとするひたむきで純粋な
彼女達七人の『想い』『魂』
あの場面のカットに集約されてると私は勝手に解釈し


観る度に涙腺を震わせている……

 

困難に打ちのめされるけれども諦める事無く抗う姿勢や
未知の領域に挑む決意や覚悟を感じさせる歌詞と曲調
で、サビで開放される激熱感は
『タチアガレ!』の後継曲である事を強く印象付けさせる。


そして、楽曲の力にまったく負けていない
彼女達の進化したパフォーマンスもこの楽曲の魅力ではないかと。

直線的な躍動感の『タチアガレ!』を継承して
更に、曲線的なしなやかさが加わる事によって
醸しだされる艶やかさと凛然さが楽曲の力をより引き出している印象。


この楽曲にて1番好きな箇所は
私が参戦したライブレポにも散々書いていますが
2番の終わりの間奏後の吉岡さんと青山さんが交互に歌うパートです。


共に限界領域まで踏み込もうと挑む二人の覚悟と
互いに、限界領域まで踏み込める事への信頼。

二人の意識が同調し、彼女達にしか創造出来ない
何人をも踏み込ませない独特の領域……
彼女達の想いがぶつかり合い、限界突破した

吉岡さんの力強く叙情的な歌声と
青山さんの魂を削るかの様な澄み切った歌声によ


彼女達の『魂の絶唱』は


いつ聴いても、武者震いして滾るモノを感じさせてもらえる。


あと、個人的で恐縮でありますが
私が最推ししておる山下七海さんの魅せ場が多くある。
彼女特有の魅惑的な所作や力強くて純然な歌声が
楽曲に更なる力を与え……
そして、彼女と田中美海さんが掛け合う落ちサビ前でのパートでは
田中さんの溌剌とした歌声と見事に調和して
先の吉岡さん・青山さんとはまた異なる雰囲気を創り、楽曲に深みを加えてる印象。


ライブで盛り上がれる要素が満載で
なおかつ、続・劇場版の主題歌という事もあり
ライブやイベントでの披露率は極めて高く開幕直後や序盤で披露される傾向が強い
『火付け』&『起爆剤』的な役割を担う印象だと思います。

 


クールさと艶やかさで魅せる『素顔でKISS ME』

『タチアガレ!』の後継曲である『少女交響曲

表現しようとしている方向性は互いに違うけれども
雑多な『個』をより引き出し『多面的』に魅せる事が

この二つの楽曲に
共通した根幹の部分なのではないでしょうか。

 

 

 

 

WUG楽曲 ライナーノーツ#3 16歳のアガペー/言の葉青葉

WUG楽曲私的ライナーノーツ第3回目は、まずこの楽曲から紹介していく。

 


 16歳のアガペー

 

 

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www.youtube.com

 

 

画像はこの楽曲の最後のポーズ(……の筈)違ってましたら申し訳無い。

 

 『7 Girls War』のカップリング曲でセンターポジションは永野愛理さん。
思春期の女子の日常風景、恋愛模様を描いた
ポップな爽快感と初々しさを感じさせる曲調が特徴の王道的なアイドルソング

 

劇中においては、この楽曲を提供されて単独ライブを開催するのだが
同日にI-1Clubの仙台シアターの公演と重なってしまい
惨憺なものになってしまった不遇な楽曲。

しかし、現実においては逆転現象が起こり
ファン投票による『WUG曲NO.7決定戦!』において
『タチアガレ!』に次ぐ2位を獲得し
ファンの人気・評価の高い楽曲となっています。

 

一番の盛り上がりは
サビの途中『~君の名前を呼ぼう』の一節の後に
推しメンバーの名前をコールするのが恒例になっている。

 

歌われない公演もあったりはするが
ツアーにおいては確実にセットリストに組み込まれ盛り上がる楽曲。
ライブ後半での披露が多いイメージで
この楽曲で盛り上がった雰囲気をそのまま維持して
クライマックスへと繋いでいく感じでしょうかね。

 

続いては、この楽曲。

 


 言の葉青葉

 

 

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www.youtube.com

 

 TV版のエンディング曲になっております。
WUGの楽曲陣の中でも異彩を放つスローテンポな合唱曲調で
しっとりと沁みる様に聴かせる系統の楽曲。
そして、『青葉』という単語が作品の舞台となる
『仙台』をイメージさせるのも印象的かと。

消える事の無い過去の傷と向き合い樹木の持つ生命力の強さの様に
前向きに行く決意を綴る歌詞が印象深く
『タチアガレ!』が『動』の楽曲であるなら
この楽曲は『静』を司る秘めた強さを表現した楽曲。

間奏での金管楽器(ホルン)の奏でる音が叙情的な雰囲気を醸し出していて
七人がそれぞれ見えない何かを次々と手渡ししていく振りは
『想い』と『魂』を繋いでいる印象を受け
落ちサビでの吉岡さんのソロパートは言葉を絞り出す優しげな彼女の歌声が
この楽曲の秘めた強さを引き出し聴き入ってしまう。


ライブでは、ほぼ確実に後半部分で披露される。
感情が昂っているところにこの楽曲が来ると
より沁み込み楽曲の世界感に浸っていく様で心地良く
ライブ映えする楽曲だと思います。


次回は、続・劇場版の楽曲を紹介していきます。

 

 

 

 

 

WUG楽曲 ライナーノーツ#2 7 Girls War/極上スマイル

しれっと始まった連載企画……
WUG楽曲私見ライナーノーツ2回目です。

 


手前勝手な持論で恐縮ですが
楽曲というものは、進化していくものと思っております。
その時の演者のコンディションやテンション。
セットリストの順番、観客の熱量…etc
これらの要素が幾重にも混ざり合い
CD音源等では感じられないモノを直に聴くと感じる事が出来る。

 

今回紹介する楽曲はその事を象徴する楽曲。

まずは、この楽曲から……

 


  7 Girls War

 

 

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 『タチアガレ!』と並び称されるWUGを代表する楽曲。
TVアニメ版のOP曲にもなっている。
本編においてはアイドルの祭典にこの楽曲を携えて出場。
最終話で、負傷を負いながらも跳んだ佳乃の姿は胸が熱くなるモノを感じる。

『タチアガレ!』と同様に困難に遭っても前向きに進もうとする事を描いた歌詞は
作中、そして現実の彼女達七人が挑んで行く姿を思い起こさせるようである。


軽快でアップテンポなサウンド
Aメロでの各メンバーのソロパートへのコール
ここでは、メンバーの愛称をコールしてるんですが
最近のライブでは名前の前にアレンジを加えてコールしている方もいる。

で、特に凄いと現地で聴いて感じたのが奥野香耶さんのパートの所のコール。
力強さと一体感は凄まじいものがあり
彼女を推している方達の熱い『情熱』と『魂』が
客席に伝染していって、全体からとてつもない力を
引き出しているのかと思わせる。

 

他にもコールを入れる箇所は多くあり
そして楽曲のボルテージがBメロ~サビへと畳みかけるように流れて
サビで一気に爆発的に高まる。

ノリやすく、楽しい構成に仕上がっているので
ライブでの『起爆剤』的役目にもなり得るし
ライブ中盤で出して雰囲気を変える事や締めの曲であったりと
どの場面で組み込んでも安定した力を発揮出来る汎用性の高さが
この『7 Girls War』の最大の魅力だと思う。

 


そして、この楽曲もライブを経て進化して来た楽曲。

 

 

  極上スマイル(Wake Up,Girls! Ver.)

 

 

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 TV版での劇中歌で、アイドルの祭典・東北予選で披露された。
その最中、真夢は客席に来ていた母親の姿を見つけ
涙を浮かべながらも、晴れ晴れとした笑顔を見せる場面が印象深い。
7 Girls War』と同系統の『起爆剤』的なアップテンポで、ノリやすく楽しい構成。
この楽曲もコールが楽しく全体で盛り上れる楽曲。

完全な私見ですが、最もこの楽曲が力を発揮するのは
7 Girls War』の前後に組み込まれた時じゃないかと。
勿論、楽曲単体の力は言うまでもなく強いのですが
連続でこの2曲が披露された時に感じる
安心感と滾って来る高揚感は個別で聴くよりも強烈なものだと思う。


あと……コレは私の勝手な妄想なんですがww

曲終わりの振り付けで
客席を撃ち抜く(所謂ピストルポーズ)仕草があるのですが

是非とも、以下の参考画像の様な
オーバーアクションにてお願いしたい所存であります。

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まぁ、この妄想が叶うことは無いでしょうが
彼女達にこんなのされたら確実に逝けるでしょうwww

 


 最後がかなり変な締め方になってしまいましたがww

この2曲の盛り上がり方は凄いモノがありますので
ガンガン叫ぶのも良し、会場の熱気を直に感じるのも良し。
確実に楽しむ事が出来る楽曲であると思います。