巡礼者のかく語りき

自由気ままに書き綴る雑記帳

巡り逢いの縁と奇跡への感謝。―青山吉能さんへ。

 Dear 青山吉能さん。

 

 

 

 

f:id:Akatonbo02:20190405185539j:plain

 


 貴女はかつてこう我々に誓ってくれましたね…

 

『もっと強く、大きくなって皆さんをもっと大きい会場に連れて行く!』と。

 

叶わないと思った夢が叶ったんですよね……七人で誓い合った約束の地で
さいたまスーパーアリーナでの『Wake Up,Girls!』単独公演の刻が。


お礼を言わせて下さい。連れて来てくれて本当にありがとうございました。
そして…SSA、本当に楽しかったです。

 

 


 貴女は…本当に面倒くさくて、危なかっしくて目が離せなくて
感情剥き出しで不器用。クソ真面目で真っ向からぶつかる事しか知らない。


おまけに、貴女の人生の第2章の始まりに我々も無理矢理付き合わされるしwww


意気込んで突っ走って、想いが空回りしてオーバーランした事は何度もありました。
とんでもないモノを魅せたと思いきや、細かいやらかしをしたりと…貴女をここまで見てきた中でハラハラしていたのは紛れも無い事実として自分の中にありました。
それは不恰好で格好つかない、弱さを見せてしまう姿だったのかもしれません。


でも、青山さんは虚勢を張らず、誰よりも人間くさく
真っ向から全力で挑み出し尽し諦めない姿勢は絶対に変えなかった。


念願叶ったものの…徹底的に打ちのめされて悩み、涙した事は数え切れない程あって…
自分にはどうにも出来ない理不尽に、憤り、恨んだりした長い雌伏の刻。
一人の表現者として自分がまだ弱い存在だと認め、その事実から逃げずに
真摯に向き合って挑んでいく事。『今』を闘えない者に『未来』を語る事は出来ない。


そんな貴女の偽り無い本能と生き様が放つ熱にあてられて
魅せられて…戦友の六人と我々の魂に燻った炎が駆り立てるんだ。

 

 

 自分はリーダーらしくないと何度も貴女は言っておりました。
率先して引っ張って行くタイプのリーダーではなく、真逆の支えられるリーダーでした。

直情的で真っ向勝負しか出来ない青山さんを戦友の六人は、真剣に支えて、助けて、盛り立てた。で、青山さんは…戦友達の想いに応える為に本気で向き合って全開で突っ走った。あくまでも結果論ですが…どのタイプのリーダであるのかが良かったとかそういうモノじゃなく、WUGにとっては貴女の様な支えられるタイプのリーダーだった事が自然と上手くはまった様に思えるんです。

それは、どんな苦境に遭っても絶対に諦めないで全力で闘っていたから。逆に六人の戦友達と我々はそんな貴女を見てきたから力になりたい、魂を揺さ振られて応援したいと思わせたんです。

グダグダで上手くMCがまとまらないと貴女は言っておりましたね。確かに、上手くまとめるのが本来正しいモノなのかもしれません。ただ…矛盾していますが表現という括りで言えばMCも明確な正解なんてモノはないのでしょう。

感極まって感情を爆発させてしまったり、悔しい時はそれを誤魔化さずに直に言い放ったり…上手く締めようと取り繕った言の葉じゃなく、本能のまま紡ぎ出される偽らない言の葉だからこそ貴女の言の葉は魂に響くのです。

 

 よく青山さんは『生きる』という言葉を綴られたり言ったりしておりますね。そして…貴女の人間くさい本能がダイレクトに表れるのが歌っている時の姿。
俺は、貴女の歌声を“血の流れる魂の絶唱とこれまでに称してきました。

貴女の魂の絶唱は、水樹奈々さんと吉岡茉祐さんの力強くこちらの血を滾らせる衝動に駆られる絶唱じゃなく、戦慄し身の毛がよだって鳥肌が立つ感覚に陥る。
それは硝子の様な脆そうで儚い清廉な美しいモノでもあるのだけれど、青山さんの絶唱の根幹を成しているのは、貴女の限界を超えようと挑み、出し尽くそうとする為にその身を突き動かす魂が生み出す無尽蔵のエネルギーなのかと俺は勝手に思っています。

歌ほど、嘘がつけないモノはないと言われるそうです。
それは歌う人間のこれまでの軌跡や努力…総合的に称するのなら表現者の懸ける
『生き様』が歌声に表れるのでしょう。その為なのかもしれない。
貴女の絶唱から途轍もなく重い『執念』を感じるのは……

この世界(表現者の)で生き残る為、魂の奥で蠢く負の感情との闘い、
縁で繋がった最高の戦友達(WUGメンバー)と切磋琢磨し高みへと挑む事、
本気の伝えたい想いを届かせる為…


ここにも偽りのない本能が在って、青山吉能絶唱には血が流れているのだと。


そして、約束の地で響いた貴女の絶唱は本当に凄いモノで…


最期の刻で完全解放し、神懸った域に到達した本当に素晴らしい“魂の絶唱でした。

 


 Wake Up,Girls!で過ごされた6年間の刻、本当にお疲れ様でした!!!!!!!
今後の更なる雄飛の機と刻が訪れる事……


貴女の不器用で直向きに限界を超えようと挑む姿、ちょっと空回りして落ち着きの無い姿、目を細めた屈託の無い無垢な笑顔、戦慄し身震いさせられる凄みを纏う"魂の絶唱"……こんな魅力的で面白く魂を揺さ振られる方を忘れるわけが無い。いや…忘れられるわけがない存在です。


これからも貴女はまた未知なる闘いに挑んでいく。その軌跡に何が待っているのか…
ファンに何を見せてくれるのだろうか…俺は、貴女ならやってくれると信じています。

 


青山吉能の“偽らざる本能”が周りを強引に巻き込んで、もっと凄いモノを魅せる事を。