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巡礼者のかく語りき

自由気ままに書き綴る雑記帳

舞台『Wake Up,Girls! 青葉の記録』 感想

1月22日に、AiiA 2.5 Theater Tokyoにて開催された
舞台『Wake Up,Girls! 青葉の記録』
千秋楽公演(昼夜参戦)を観て来ました。


…まぁ、毎度の事ながら
自分の遅筆っぷりに辟易しておりますがwww
舞台の感想を書き綴っていきます。

 

物語のベースとなっていたのは
劇場版『七人のアイドル』ではあったが
単なる劇場版『七人のアイドル』の再現ではなく
随所にアニメでは無かった場面が描かれ再構築された


新訳『七人のアイドル』という印象を受けた。


で、今回の舞台にて
新たに描かれた場面の感想を書いていきます。


まずは、真夢が『リトル・チャレンジャー』を歌い
事務所へと駆けて行く場面で

『私は歌いたい!踊りたい!』と叫んだ真夢。

(確かこんな様な台詞だったはず……)

古い傷が疼いても
彼女の魂に燻る火種は消える事は無かった。
そして、自分を偽るのを止め
本当の想いを取り戻した時、彼女の魂に再び火が点いた。

この場面での吉岡さんの叫びの演技は
WUGフェス2015での最後の挨拶で涙ながらに
『まだ Wake Up,Girls!を終わりたくない!』と
叫んだあの場面を彷彿とさせ、胸が熱くなるのを感じた。


真夢がI-1を脱退する時の回想にて
『人間である前にアイドル』『アイドルである前に人間』
これらの言葉は、後の物語(TVシリーズ)にて
真夢の過去に関わる鍵となるもの。

そして、志保が真夢に対し
『勝ち逃げは許さない』と言うところ。
これもまた、志保が真夢に向けた感情の
根幹を成している部分なのかと思わせ
先の物語に繋がる面白い描き方だと感じた。


WUGに真夢が加入するも……
一ヶ月経ってもライブの予定が決まらず
先の見えない状況に、不安と苛立ちを募らせていく
WUGの心情が描かれる描写。

モチベーションを失くした佳乃に
『もう一度頑張ってみないか』と
呼びかける真夢に佳乃はこう言い放つ。

『あなたがそれを言うの?!I-1から逃げたあなたが!』

佳乃から見た真夢は、成功者・勝利者として見ていた。
一方で佳乃は挑み続けるが、成果に繋がらない。
勝ち続けていた真夢が挫折して
あっさりとドロップアウトした事に対しての
憤りがあったのかもしれない。

負けても挑み続けていた佳乃にとっては
挑む事を諦めた者の言葉なんか聞けるかという感情
更には、好転しない状況への
不安と苛立ちが積もったものが爆発した……
単純な苛立ちだけではなく
自分の力だけではどうにも出来ない事で
道を閉ざされた事への無力感や喪失感を
見事に引き出した青山さんの熱演は
魂がこもっていて、圧倒されました。

『逃げたからこそ見えたものがある』と真夢の思いを
道を見失ったメンバーに伝え、行き詰まった時に歌う歌として
『ゆき模様 恋のもよう』を皆で歌って奮起していく……

『七人のアイドル』では、真夢が加入後
デビューライブへと繋がっていきますが
舞台では、不安定な状況と心情の描写になり
これもまた、先の物語にて佳乃の真夢に対して持つ感情の
根幹を成していくものなのかと勝手に思った。
そして、バラバラだった個が
まとまろうとしていく過程を掘り下げて描いた事に
そう来るかと、感銘を受けた。


物語の感想は以上です。
続いては、演者についての感想。

WUGの七人は、彼女達がデビューしてから
現在まで共に歩んできたキャラを
舞台という普段とは違う不慣れなフィールドでしたが
それぞれが見事に演じていました。

特に、永野愛理さんの放つ存在感は、ひときわ強烈だと感じた。

演じていたというよりかは
もう、藍里が永野さんに
憑依してたんじゃないかと言うほど同調していた様に思う。
自分に自信が無さ気だが
変わろうとしていこうという意思や
そして『アイドルやりたい!夢叶えようよ!!』と
力強く言ったシーンは、藍里の芯の強さを存分に引き出したと思う。


I-1Clubは、志保役の大坪さん以外は
アニメ版とは違うキャスティングでしたが
ボスユニットとしての存在感を見事に演じていた様に思う。
圧巻だったのは、ライブパートでの
ソロのダンスパートの動きのキレは凄まじいもので
ただ、魅入っていました。


松田さんを演じた一内侑さんと、丹下社長を演じた田中良子さん
お二方共に、アニメでの松田さんと丹下社長の
言い回しや所作を見事に舞台上にて表現し
原作のイメージを壊す事なく演じていました。


舞台の物語には絡みませんでしたが
大田組のお三方も、前説や幕間を
しっかりと盛り上げていただいた。


この舞台化の報を最初聞いた時
大丈夫なのだろうかと懐疑的なモノを感じたが
演者達の見事な演技に魅せられ
私が持っていた不安要素をあっさり吹き飛ばし
新しいWUGの物語を魅せてもらえました。

期待以上のものを魅せてくれて
感謝と賞賛の思いで溢れております。

本当に観れて良かった。

そして、WUGの舞台の続編があるのなら、是非観に行きたい。

 

【追記】

舞台の公演期間に、永野愛理さん(1/19)と
田中美海さん(1/22)がお誕生日を迎えました。
ツイッターの方にも書きましたが
簡潔ではありますが、改めまして……

永野愛理さん、田中美海さん
お誕生日おめでとうございます!!!!!!!

お二人にこの一年、幸多き事と益々の飛躍を願っております。