巡礼者のかく語りき

自由気ままに書き綴る雑記帳

NANA MIZUKI LIVE ZIPANGU 2017 東京公演(二日目) 参戦レポ

 1月29日、代々木第一体育館にて
開催された水樹奈々さんのライブ
NANA MIZUKI LIVE ZIPANGU 2017東京公演(二日目)に参戦して来ました。


公演終了後の率直な感想ですが
今回のライブも、最前線にて闘っている表現者の凄さを
存分に魅せつける圧巻の公演だった。


それでは、楽曲の感想を個別に書き綴っていきます。


注:ここからはツアーの演出やセットリストのネタバレが含まれています。

 

 

 

 

 

セットリストは下記。


1 WILD EYES
2 はつ恋
3 純潔パラドックス
4 BRACELET
5 Crystal Letter
6 ETERNAL BLAZE
7 STAND UP!
8 Young Alive!
9 Pray
10 ALONE ARROWS
11 エデン
12 Please Download
13 SCOOP SCOPE
14 POWER GATE
15 TWIST&TIGER
16 ヒメムラサキ
17 悦楽カメリア
18 ミュステリオン
19 禁断のレジスタンス
20 UNLIMITED BEAT
21 めぐり逢うすべてに

~ENCORE~
22 RODEO COWGIRL
23 絶対的幸福論
24 STARTING NOW!


今回のツアーは、昨年末にリリースされた最新のアルバム
『NEOGENE CREATION』からの楽曲が多い。
そして、ツアーのタイトル『ZIPANGU』という事もあって
『和』をイメージさせる楽曲もかなり取り入れているのも特徴的。


最初の楽曲はWILD EYES
もう、イントロの時点で懐かしくて涙腺がヤバいww
私自身この楽曲をライブで聴くのが
今回初めてという事もあり上述の様な感情になったのだろう。
疾走感があって激しい楽曲なのでライブ映えしますし
今回のツアーのコンセプトにある『和』の要素に合っている。


2曲目は『はつ恋』
ニューアルバム『NEOGENE CREATION』からの楽曲。
こちらは、近年の水樹さんの楽曲によく見られる歌謡ロック調の楽曲。
初めて聴いた時に、ライブで聴きたかった楽曲でしたので
聴けて嬉しかったですね。


続けて純潔パラドックス
ライブではおそらく初披露となる『BRACELET』へと続く。
これらの楽曲も歌謡ロック調の楽曲。
ライブ開幕から、一気に畳み掛ける『攻め』の構成は
水樹さんのライブに参戦している事を実感させ
そして、安心感をも感じさせてもらえる。


次の楽曲は、何と『Crystal Letter』!!!
私見だが、水樹さんのバラード曲の中で五指に入る名曲。
イントロが流れた瞬間絶句し、ただ聴き入ってしまっていた……
この緩急のつけ方は見事で、感嘆の念を感じる。


次はETERNAL BLAZE』!!!!
どんなに沁み入っていようが
この楽曲のイントロを聴いた瞬間と
客席がオレンジに染まっていくのを見ると
自分の中でも燃え滾って来るモノを感じる。
様々な楽曲が増えて来ましたが
この楽曲の力の凄まじさを改めて思い知らされた。


勢いそのままにSTAND UP!』『Young Alive!』へと続く。
『STAND UP!』は今後のライブを経て
化けそうな予感をさせる力のある楽曲かなと。
久々に『Young Alive!』が聴けたのもこれまた嬉しかった。


ライブ恒例の企画コーナーでは
シンプルな伴奏のみで楽曲を披露するとの事で
公演毎に色々と変わっていくとの事。
で、この公演ではドラムのみの伴奏で『Pray』を披露。

普段聴いている『Pray』とは全く趣きが違い
水樹さんの歌声とドラムの音がより際立っている印象で
ただ、圧倒されて聴き入っていましたねぇ。


『ALONE ARROWS』『エデン』と聴かせる系統の楽曲が続く。
特に『エデン』は、初めて聴いた時から
ライブにて聴きたかった楽曲でしたので
これまた嬉しいところでしたね。


ニューアルバムから『Please Download』
これまた懐かしい『SCOOP SCOPE』

水樹さん曰く、この2曲はアイドルソング的な曲だとか。
アイドル文化というのも日本特有のモノで
ツアータイトル『ZIPANGU』にかけたとの事。


そして……『POWER GATE』『TWIST&TIGERと進む。

『POWER GATE』は
この公演のセットリストの中では最古の楽曲。
でも、この楽曲の持つ力は『ETERNAL BLAZE』よりも強烈で激熱。
会場全体のボルテージも異様な盛り上がりになる。
やっぱり、この楽曲を聴かないと
水樹さんのライブに参戦した実感が沸かないと再認識させられた。


映像パートを挟んだ後に来たのは『ヒメムラサキ』

個人的には、この公演はこの楽曲に全て持って行かれた…
盛り上がっていた会場の雰囲気を
沁み入りじっくりと聴かせる流れに一変させる
水樹さんの絶唱と、この楽曲への想い……
あらゆる面において
水樹奈々という『表現者』の底力と凄みを感じさせられました。


次は『悦楽カメリア』
近年の傾向である歌謡ロック調の原点になった楽曲。

*個人の勝手な解釈です。

ライブで披露される機会が少ないレア曲!
久々過ぎてこれまた嬉しかったですね~


続いて『ミュステリオン』『禁断のレジスタンス』『UNLIMITED BEAT』
開幕同様、ハードで激熱な構成でまた攻めて来る。
『UNLIMITED BEAT』は初めて聴いた特から
激熱要素満点でライブ映えするのは確実だろうと思っていました。
で、実際に会場で感じる雰囲気は
想像以上に激しく熱いモノを感じた。


そして…『めぐり逢うすべてに』

水樹さん曰く『あの日夢見た願い』の続編的な楽曲。
彼女の表現者としての想い・アイデンティティ
そして挑戦し続けようとする決意と魂……

変わったものもあるけれど、変わらないものもある
そんな事を聴いていて勝手に感じてしまいました。


アンコール一発目は『RODEO COWGIRL』
ド直球の盛り上がる系統で
ライブ映えは確実とされていた楽曲。
サビの『Ay Ay Ay……』での盛り上がりはハンパじゃなかった。


『絶対的幸福論』はじっくりと沁みる様に
そして、包み込むかの様な聴かせるラブソング。
この落差の構成には、ただ唸るばかりである。


ラストの楽曲は『STARTING NOW!』
これも、ド直球の王道水樹曲。
出し惜しみ無しで全力で弾けさせてもらった。
ライブを締め括るに相応しい楽曲でした。

 

……約3時間の激熱な闘いが終わり
冒頭にも書いたが
最前線にて闘い続ける人達の凄さを
存分に魅せつけてくれたライブでした。

水樹さんの持つ圧倒的な『個』の力とパフォーマンス
楽曲の力はあえて言うまでもないが
何よりも彼女と共に闘っている
バックバンドの『cherry boys』ダンサーチーム『TEAM YO-DA』
そしてスタッフ陣の意識が皆同じ方向を向いて
それぞれの役割を果し、ちゃんとチームで『闘えている』事を感じる。

強いから闘うのではなく、闘うからこそ強くなれる。
そんな事を今回のライブにて痛烈に感じました。

勿論、完璧に良かったと諸手を挙げて賞賛は出来ないが
そんな文句はどうでも言い程に満足出来て完全燃焼出来た。
終演後は疲労困憊だが、収まりつかない気持ちの昂り
そしてまた観たいと感じさせられるライブでした。


本当に素晴らしく最高の刻を過ごせた事に感謝!