3月13日。ある一つの報によって何とも形容し難い感情に包まれた。
自分の感情の波を揺り動かしたのがこの報によるモノだ。
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— Run Girls, Run!公式 🏃♀️5月19日ニューシングル発売🏃♀️ (@rgr_official_) 2021年3月13日
新曲お知らせ🏃♀️
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キラッとプリ☆チャン
明日3/14のOPから放送📺✨
🗓5/19発売
①CD+Blu-rayライブ盤
②CD+Blu-rayMV盤
③CDのみ
ライブ盤に10月OnlineLive収録🌐#prichan #RGR_JP pic.twitter.com/KFZj39wf7d
ドリーミング☆チャンネル!【LIVE盤】【Blu-ray収録内容】
『Run Girls, Run! Online Live~ランガリング・リンクライブ♪~』最終公演映像化。
5月19日にリリースされる『Run Girls, Run!』の新曲『ドリーミング☆チャンネル!』の販売形態の一つに昨年に開催された配信ライブを収録したBlu-rayディスクが特典として付くという報せである。CDの特典にこういう映像作品を付けて売る形式は珍しい事ではない。
『Run Girls, Run!』単独ライブの模様がようやく円盤化されたというのが滾るポイントなんだ。
オンラインの配信ライブだったから映像は撮っていただろうし、後日、ライブの一部を動画サイトにアップしていたから円盤化して販売出来ることだろうとは多くの人が感じていただろう。
単独公演の映像化と言えば、多くのファンが待ち望んでいたモノで自分もそのうちの一人だ。
やっぱり、良いライブというのは何度も観たいし現地で観る興奮とは違った視点や感覚で観られるモノでもあるので是非とも手元に置いておきたいアイテムなのだ。
だが、残念な事にこれまでに彼女達の単独公演の映像化は叶ってはいない。
初めての地上波バラエティ番組『Run Girls, Run!のらんがばん!』の番組内のコーナーでライブ映像が流れていたから映像はあるが円盤化までには至ってない。
『らんがばん!』のBlu-rayの特典で彼女達が参戦した『Green Leaves Fes』の円盤があるが、あれはRGRの単独公演ではない。先輩ユニット『Wake Up, Girls!』との殴り合い共演だ。
1stツアー(撮っていたかは不明だがおそらく映像はあるはず)や結成二周年ライブの映像があるという事実があるのは知れ渡っておるにも関わらず円盤化されていない。それはファンにとって歯痒いモノだ。ただし、そうなっていない(円盤化)のは商業的や権利的な理由とかが絡んで来て即座に円盤リリースして市場に出そうと舵切れない事情があるのだろう。
運営やレーベルの事情があるのは当然ながら理解しているが……一方でファンからしてみればそちらの事情なんざ知った事ではないという声もあるのが事実。乱暴な物言いになるが、映像が存在しておるのは分かってんだからとっとと円盤化してリリースしろと言うのがファンの本音。このライブはアーカイブは残されていないのでその叫びはより熱を帯びる。
レーベル側としては、やっぱり利益が出なくては話にならない。カタチにするのだってタダで出来るモノではなくそこにかける人やあらゆるモノが必要。しかし、前述の通りファン(客)側はそんなの知ったこっちゃない。他のコンテンツが出来ているのだから出来ないワケが無い。とにかくあるならカタチにして出せと言う。勝手な言い分だが世の理でもある。
今回円盤化される公演(ランガリング・リンクライブ最終公演)が終演して間もない頃、こんなタグが付いて多くの人がTwitterに書き込んだ。
#ランガリング・リンクライブ円盤化を諦めない
推測の域だが、おそらくレーベルサイドはこの書き込みの存在は認知していると思われる。
もしかすると、このオンラインライブの開催が決定していた頃には円盤化する事も決まっていたのかもしれない。じゃなきゃこのライブのダイジェスト映像を流したりはしないはず。
ただ、これまでの単独公演が円盤化されていないので、この配信ライブも本気で円盤化する気が無かったという可能性も否定は出来ない。ランナー諸氏がライブ後即座に書き込んだのは記録として何らかのカタチにされない事を危惧して思いの丈を叫んだ。脳ミソに花咲いた個人的な意見だが……ファンの声を聞き入れて動き、この円盤化が決まったのであればそれは本当に嬉しい事ではある。
事の真相は、レーベルサイドにしか分からないし、客の方もあちらの思惑なんざ知った事では無い。リリースされる事が決まったという事実があればそれでいいのだ。
話は変わって……コレは私見だが、『Run Girls, Run! Online Live~ランガリング・リンクライブ♪~』はRGRの軌跡にとって意義深いライブだったと思っている。
最終公演のセットリストは、サプライズで披露された『Brand New Girls』以外は、全てRGR楽曲で構成された。これはRGRの単独公演では初めての事だ。1stアルバムがリリースされた事で単純に持ち歌が増えたのは本当に大きな事で、だからこそ円盤化に踏み切れた様にも思えるし納得出来る。
あれから(2020年10月)から刻は経ってしまったけれど、刻を越えてこのライブで彼女達が魅せ付けた本気の想いと魂、あの時間軸で生きる三人の生き様が詰まった素晴らしいライブが観られる。
結成と共にRGRを応援して来た人、どこかの機で巡り逢った人、ごく最近巡り逢った人。当時、このライブが観られなかった人もいる。
知った機がそれぞれに違ってもこの円盤は多くのランナー諸氏が待ち望んでいた『記憶』のカタチ。これは彼女達が世に認められる為に必要なモノでもある。
彼女達がこの報についてどう思っているのかは窺い知れないが、三人にとっても多くの人に知って認められる切っ掛けとなるモノがこうやって世に放たれる事は喜ばしい事ではと……手前勝手ながら思ってしまうワケである。
『Run Girls, Run! Online Live~ランガリング・リンクライブ♪~』良いタイトルだなと思う。当時は彼女達と視聴者との間にある境界を越えて繋がれた(リンク)ライブだったと。
だが……この映像化の報を受けてこうも思ってしまったのだ。
境界のみならず、刻を越えて繋がるという意味を込められて、『リング』(環)と『リンク』(繋がる)刻の流れと繋がる事への二つの語句をライブのタイトルに付けたのだと。
こじつけが過ぎるし、コイツは暴論&妄想の域でしかないのも承知しておる……
でも、ライブが終演した後に彼女達が書いたコメントが刻まれたタオルに三人が
『時間』という言葉を書いた事からその可能性も勝手ながら感じてしまうし、そうあって欲しいと願ってもいる。
彼女達の闘いの記憶と言ってもいい『ランガリング・リンクライブ』の映像化。
これが『Run Girls, Run!』を深く知る為の入り口の一つでもある。
この映像を一人でも多くの人が観て惹かれていく切っ掛けとなる事をただ願ってやまない。
そんな願いをもって、この記事の締めの言葉にかえて筆を置かせていただく。