巡礼者のかく語りき

自由気ままに書き綴る雑記帳

RGRの現在地、枠を壊して進むこれからの軌跡。

 どうも。あかとんぼ弐号です。

 

世間がどうだか知ったこっちゃないが、3年、5年、10年はひと区切り的な節目の年として捉えられている。


以前にも書いたが、今年は『Run Girls, Run!』結成三周年を迎えた年。
遅くなってしまい申し訳ございませんが、結成三周年おめでとうございます!


今、彼女達を見てランナー諸氏はどのようなインプレッションを抱いているのだろうか?


目覚ましい成長に心躍り、更なる雄飛を期待している人。

一方、まだ突き抜けられない靄の様なモノを感じて歯痒く思う人。

あるいはその両方のポジティブとネガティブな想いが同居している人。


俺が彼女達に抱いているインプレッションは、ズルいスタンスになってしまうだろうが…ポジティブな要素とネガティブな要素が混在しているモノ。こいつはおそらく何か今後でもっと強烈なインパクトを魅せ付けられるまで抱き続けるモノだと思う。

自己弁護になるが……RGRの三人にそれぞれが抱く現状のインプレッションはどれも正解で、自分とは違うインプレッションを抱いている人を非難してはならないと思う。

 


 で、この三年の軌跡と刻、当の彼女達三人はどう感じ想いを馳せているのだろうか。
幼い頃より憧れ夢抱き、自ら動いて挑んで勝ち取った表現者への道。

楽しく、魂が爆ぜる様な快感もあっただろうが、それ以上に容赦なく突き付けられる現実に打ちのめされて、自信を粉々に砕かれる事の方が多かっただろうと勝手ながら思ってしまう。

頑張るのは当たり前。努力した分だけ必ず報われる保証なんて無く、回り道はいくらもあるけど近道は絶対に無い。この世の理はフェアなようでいて実はアンフェア。特に表現者の世界はそれが色濃い世界。


自分達がまだ小さい存在である事を自覚して受け入れて現実と向き合って走る。
纏わりついてくるネガティブな影を払拭してもっと輝ける様にと。


でも、その影はしつこく纏わりついている厄介な代物。
その影こそが、何かの枠や殻だったり限界領域を突破して突き抜けられない要素の正体なのかもしれない。


何か煮え切らないモヤモヤしたモノを一番痛感しているのは当の本人達でもあった。
先日、RGRの配信番組『Run Girls, Run!の3人4脚自由形』で、林鼓子さんはこんな心情を吐露する。


 

 

ただの大人しいいい子達にしか見えない。真面目なのはわかるがそれしか無い。


 パフォーマンスにもそれが表れていて、上手いがそれ以上のぶつけて来る熱量が弱い。

 

 

 

 これは、周りのOTONA達が彼女達を評した言葉だと云う。
確かに、三人を見ていると仲の良いグループである事が伝わって来る。だが、仲の良さというのは、競争心の薄いなあなあの慣れ合いといったマイナスの要素もはらんでいたりするものだ。言う方もいろんな表現者を見て来たプロの人達。その視点でしか分からないモノがあるのだろう。

前述にあるが、三人もそれは痛感しているし、その枠を壊したくて変わろうとする想いを抱いている。

でも、周りにこういう厳しい事を言ってくれる人がいる事は良い事。
可能性を信じているからこそ厳しい事を言う。厳しい事を言われ不貞腐れるだけの者に巡って来た好機は掴めない。こういう事書くと時代遅れかもしれないが、『なにくそ!』や『今に見てろ』的な悔しさから来る反骨精神を焚き付けていくのは、アンフェアな世を生きていく上では必要なモノだと思える。


そして、枠を打ち壊す為のヒントをこれまた彼女達に縁深い人達から贈られる。


 三人と同じ経緯で表現者の道を行き、その背中で彼女達を導いてくれる者。
直系の先輩グループ『Wake Up,Girls!』あの七人も今のRGRと同じ経験や苦悩を抱いた人達。青山吉能さんと山下七海さんは前述の配信番組にゲストで出演してRGRに枠を壊して雄飛する為の言の葉を贈った。

青山さんは、グループを続けていく事の大切さと、各々が苦しくなった時に解放出来る場を三人が紡ぎあげる事の大事さを語り……

山下さんは、外の場を見て感じる事で感じたモノやそれをホームである場に還元させる事。
それぞれがファンを引き連れて来てRGRを盛り上げる事に繋がって、ホーム=三人にしか作れない居場所を守る闘いにも繋がると。

また、高木美佑さんは自ら出演されたDJライブにてRGR楽曲をかけてくれる。

永野愛理さんは、WUG楽曲のダンスの振りを伝授したり。

吉岡茉祐さん、田中美海さん、奧野香耶さんもそれぞれにRGRへの想いはあるのだろう。


 あの七人はしぶとく生きる事の執念を説く諦めの悪い人達だ。その背中を見て追っている三人もそいつが身について来ていると思える。

これからもうまくいかない事は多くあって厳しい状況だろうが……
道を外れたとしても全力で引きずり戻してくれる人達がちゃんといるし、三人もしぶとくて諦め悪い。誰が引っ張っても反発してぶつかったっていい。その反発する途轍もないエネルギーは、きっと三人の駆ける為の燃料になる。


本当に、RGRの三人は人の良き縁に恵まれたと思う。


 『Run Girls, Run!』の名の通り、これからも全力で駆け巡ってくれ。
小さくまとまって、このままでいるワケが無い。枠なんざぶっ壊して駆けろ。


止まったら死ぬ事の怖れを抱くこの三人ならやってくれる。


根拠はないが、その可能性はバチバチと感じるんだ。

 

 

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 相変わらずまとまりのない駄文で申し訳ないが、『Run Girls, Run!』の今後が幸多き縁の巡り逢わせに恵まれる事と、林鼓子さん、森嶋優花さん、厚木那奈美さんの今後の更なる雄飛を切に願い、筆を置く事に致します。