巡礼者のかく語りき

自由気ままに書き綴る雑記帳

我慢せずに『好き』を吐き出せばいい。

 先日、東の都(東京)も緊急事態宣言がようやく解除された。

とは言え…ウイルスの奴がまだまだ蔓延っておるのは変わらん事実として在って、我々の喉元に刃を突き付けた状態で油断は出来ない状況だが、取り敢えず一歩前に向かえたと思えなくもない。

 

 で…この緊急事態宣言の期間中、自分は、あるキーワードをよく目にした。


 『最近、WUGを知りました』
  
 『今更ながらWUGにハマった』

 『解散後、初めてWUGを観た』…etc



どの言葉も、最近WUGを知って惹かれたと思わせるモノ。そして、その言葉を目にした数多のワグナーが色々と楽曲や過去の番組等を薦めたり、過去のエピソードを紹介したりする模様を目にしたし、自分もまたこのBlogの存在をご新規様達に伝えてみたりした。

この光景は、WUGが解散する前からよく見られたモノではあるのだけれど、解散して一年の刻が経った現在でも当時と何ら変わらない熱を帯びてた様に感じられたのだ。


 その最大の要因となったと思っているのは、冒頭に挙げた緊急事態宣言による自粛だろう。これによって、ありとあらゆるコンテンツのイベントが容赦無く延期や中止にさせられた。


イベントが無いからまぁ……暇を持て余す。


時間が空く事が多くなり、尚且つ様々なコンテンツが過去のライブ動画や演者が立ち上げた動画配信によって自分がこれまで見向き出来なかったモノに新しく触れてみようという人がいろいろな界隈に溢れた。『Wake Up,Girls!』というコンテンツもその奔流に乗っかる事が出来た。そして、新しく知った人の熱い情熱の声がネットに溢れる。
個人的に、これは嬉しい事だと思っておる。


 その溢れる数多な声を聞いて、Welcome!と好意的に受け入れる人もいる一方で、今更知ったの?的な冷めた眼でいる人もいるだろう。それについて自分は、ごく自然で当たり前の反応だと思っておるのでどうこう言う気はない。


が…ある日、TwitterのTLを流し見しておったらある呟きが眼に入ってしまった。


流石に、公の場で誰が書いたとかを言うワケにはいかないので、内容をざっくり言うと上記の『今更知ったの?』『自分はいい時を観て来た』という旨の事だった。所謂、マウント取りというヤツだろう。これ書いた人は俺なんかの零細Blogなんざ読んじゃいねぇだろうから、ちょいとここから毒を吐いてしまうがwww暫しのお目汚しをご容赦願います。


 知って惹かれるのに時期が早いも遅いも無ぇんだよ。何かが突き刺さる刻は人それぞれに違う。いい時に知ってリアルタイムで楽しめたのならそいつを余すところ無く言語化して伝えてみろよ。して無ぇんだろ?アクションを起こさない限り、仮にツアーを全通した事実だけでマウント取っても俺には一切響かない。『全通?だから何?』という言葉で返してやるよwww

呟いた方はそんなつもりは無いのかもしれないけれど、俺にはそいつの呟きがご新規さんを嗤ってたエゴの様に受け取ってしまった。
普通だったらこんなモノは右から左へスルーしていくのだが…何かかなり癇に障ったのでそいつの呟きを貼り付けてやろうかと思ったが、それはやっちゃいけないし、何より直に関わり合いになると碌な事にならんのは明白だったのでこの様な濁す形で書き殴ってしまった。


 で……もし、この様な旨の書き込みを見てしまってWUGへの大好きという気持ちを解き放つ事を躊躇い、気後れされてる人に言いたい。

物語の見え方と捉え方は刻によって違うモノだ。
リアルタイムでしか響かない事は当然ある。だが、終焉から刻が経って響くモノもあって熱も違う。本気の想いを形にして解き放つ事に満点や正解や優劣なんてありませんし、資格や知った期間の浅深なんて要りません。誰だって知った間もない頃は知らないことだらけだ。

もっと知りたい!という知的欲求は強いエネルギーを発する。ちゃんと対峙して観た末に解き放った言葉に応えてくれる人は必ずいると自分は思ってますし、そして、新しい観点での解釈に触れる事も重要な事。自分はそんな新しい物語をもっと知りたいのでネガティブな意見は意に介さず思う存分に本気の想いを叫んで欲しいものであります。



 『WUGはまだ間に合う』



この言の葉もある方が呟いたモノ。(上記に挙げた今更云々とは別の人)


いろんな考えやインプレッションがあって、違うのも当たり前。
ただ、あの七人を見た時に感じるドキドキしてワクワクする事に於いては同一なモノなのだろう。
それも知って惹かれた期間の浅深を問わない平等で尊いモノだと思います。

グループとしてのWUGは確かに終焉したが、コンテンツとしてのWUGはまだ生きている。
コンテンツの方も、何時終焉を迎えるのかは予測は出来ないが…続く未来の刻もまた予測できないモノだ。七種七様の扉を開けて未知の領域へと踏み出した七人の軌跡が再び一つの軌跡に重なる刻が来るかもしれない。自分はそんな未来の刻が来るのを未だに信じていたりするんだ。

 


 そう、まだまだ『楽しみ』は尽きていない。これからに続いているのだから。