感動が冷めないうちに書き綴る。
昨日は、蒲田・大田区民センター音楽ホールにて
開催されたワグナーの祭典2017に参戦して来た。
このイベントは、WUG公式のイベントではなく
ファンの企画によって立ち上げられ主催された
所謂、舞台芸術の同人ライブイベント。
WUGの7人を観て受け止めた『想い』や『魂』を
どう解釈し各々が発信、魅せようとしていくのか?
普段は受け取り側の人達である出演者の方達は
観客との誤魔化しが通用しない
逃げ場が無く、きちんと作らないと容易にバレる
『戦場』である事を充分に痛感しているはず。
その『闘い』の中にて何を魅せてもらえるのか?
自分にとっても、ある種未知の領域な感じでの
楽しみ方が出来るのではないのかと思い、観に行く決断に至ったワケでありました。
と、いうわけで各出演者への所感を書いていく。
ただ…私は、参戦時にはメモは取らない(取れない)派ですので
細かい演目内容については書けないという事を
予めお断りさせていただく。
~開会宣言~
ステージに目をやると、どこかで観た様なシルエット
何かを携えている……そう、まるでテニスラケットの様なモノ
いや、まさか……あの人ぢゃねぇよなぁ……
なんて事を思いながらステージを観た。
で、ステージが明るくなり立っていたのは
お笑い芸人のこにわ氏ご本人が登場!!!!!!!
TVでやられている松岡修造氏の物真似にて
熱く激しい開会宣言をして颯爽と退場。
いや~出て来た時心底驚いたなぁww
最初からクライマックスとはまさにこの事。
もう、客席も盛り上がってましたねぇ。
~東京WUGners~
東京を拠点に、WUG曲のDJイベント活動されているユニット。
WUGの楽曲は勿論、メンバーに関わりの深い楽曲を披露。
で、他の出演者とのコラボもあり
オープニングアクトからガンガン飛ばして行く。
まぁ……かなり強引なんぢゃねぇかなと思う選曲もあったがww
こういうのは細かい事を気にしたら楽しめないので全力で楽しんでいました。
そして、ラストの『花ハ踊レヤいろはにほ』
私の勝手な思い込みだが『ハナヤマタ』とWUGとの
繋がりは軽視出来ないものだと思っています。
他作品を観て、WUGに引っ張って来る事を最初に実践した重要な作品。
この楽曲を入れてくれたのは感謝の言に尽きる。
~はのいずみ~
Make Up,Girlsの、はのさんといずみさんによるユニット。
披露されたのは、WUG曲メドレー(だったよな……)
特に印象に残ったのは
先日のWUGソロイベでのソロ楽曲
『ももいろDiary』と『わたしの樹』独唱。
まず、はのさんによる『ももいろDiary』の所感ですが
この時の心境は、ソロイベに参戦出来なかったので
本当にただ単純に会場にて
この楽曲が聴けた事への嬉しい感情が完全に勝っていました。
山下七海さんが楽曲に込めた想いと
はのさんなりの解釈で発する届けたい純粋な想いが
絡み合うかの如く客席へと放たれる様な……
※注:著者による勝手なイメージ
何か、自分の偏屈な枠をぶっ壊された感じで
清々しい気持ちにさせてもらえた。
そして……いずみさんの『わたしの樹』
青山吉能さんが、望郷の想いを詰め込んだとんでもなく重い楽曲。
いずみさんもその重さ、不可侵の領域である事は
重々理解してると思います。
でも、そこにあえて踏み込む決断と覚悟を
『故郷・東北の為に歌いたい、届けたい』との言葉で示した。
いずみさんの歌唱に込められた
望郷の想いと魂、そして青山さんへの想いは
素晴らしく尊いもので
心揺さぶられ、沁み入る様に聴き入っていました。
『わたしの樹』の重さを知り
それから逃げずに向き合い挑んだ勇気と見事に歌い切った事に敬意の念を抱いた。
~PRISM~
唯一の演劇を披露したグループで
出演陣の中では異彩を放つ存在。
演目は朗読劇で、TVアニメ7話の藍里を説得する場面の再現。
あの場面をどう解釈して、演じていくのか興味が尽きなかった。
結論から言ってしまいますが
再現度は非常に高く、ただ圧倒されて観入っていました。
演じられた皆さんがキャラの心情やアフレコ当時の
吉岡さん、青山さん、永野さんの
特徴を良く掴んでいて『憑依』させたと言った方が
1番しっくり来る表現かも知れない。
あと、ナレーション、早坂さん、藍里の母親の三役を
演じられていた方の声の演じ分けも良かったですね。
ここまでに仕上げ、寄せていくのには
並大抵の事ではなかったでしょう。
出演陣の『想い』と『魂』そして『挑戦』を存分に感じさせてもらえた演目でした。
劇という演目の為、じっくりと観るという事になるので
いい感じの落差がここの演目で得られる。
で、その落差の影響でより演目が沁み入る様なものになったと思う。
落ち着いて観られる演目を入れて
全体の雰囲気をリセットする事は個人的に重要な要素なのかなと思う。
~WUG▽naria&らむちゃ~
まず、WUG▽nariaの二人のダンスのキレっぷりに
ただ唖然とするばかりだった……
人の身体ってあんなにグリグリと動けるモノなのかと……
らむちゃさんは
『リトルチャレンジャー』『ハジマル』『snuggery』を披露。
個人的には『snuggery』を聴けたのは嬉しいモノがあった。
ラストに披露した『HIGAWARI PRINCESS』も素晴らしかった。
ダンスの振りはおそらく創作だと思いますが
WUGが魅せるものとは全然趣きが違うけども
お洒落な要素は壊さずに力強さとカッコ良さが加味されて
面白いものになっている印象でした。
~tongue~
このゾーンは、色々と衝撃的でしたねww
披露したのは『セブンティーンクライシス』
客席の盛り上がり様がもう異常なテンションになってたwww
そして、一番の衝撃は藍里役
(荒れたあいちゃん)のキレっぷりでしょうwww
パフォーマンスでのキレも凄かったが
MCでの話芸の切れ味の鋭さや客の煽り方は
素人離れと言うか、相当な場数を経た方だと感じました。
まぁ、ここのアクトは彼女が全部持っていったと
言っても過言ではないだろうか。
~Make Up,Girls!~
名前は聞いた事がありましたが
パフォーマンスを観るのは初めてになる。
パフォーマンスの再現度の高さは勿論の事
衣装の再現度もレベルの高いものだと感じました。
で、個人的に目を惹かれたのは
まゆしぃ役・ハチしぃさんとみにゃみ役・みのんさんの
佇まいと存在感の強さ。
特に、みのんさんの佇まいは
WUGのファンタジスタ・田中美海さんそのもので
田中さんを初めて観た時の
何か、凄ぇのが現れたと。
あの感覚を彷彿とさせる強烈なモノで
イベントが終わった後で、方々から
彼女に高い評価をしている声を多く聞いた。
~極上スマイル~
最後の演目という事で、ぶち上がり様はもの凄い事になった.
公式のライブじゃ絶対に出来ない
フリーダムでカオス感満載の雰囲気は異様そのものww
この祭典に相応しい締めの演目だったと思います。
~雑感~
終わってからの率直な感想は……
本当にこんな感じになった。
開幕から最後の極上スマイルまでの3時間は
あっという間の濃密な刻だった。
終わった後に感じた心地良く出し尽くした感じの疲労感は
WUGのライブ後に感じるモノと同種のもの。
Wake Up,Girls!の7人へ対しての『尊敬の念』『愛情』『情熱』
演者の皆様方がステージで魅せてくれた届けたい『想い』と『魂』
それらを強烈に体感出来た事は
素晴らしくて、感謝と敬意の念に溢れています。
出演者の皆様、裏で『闘い』を支えていたスタッフの皆様
参戦された皆様、本当にお疲れ様でした。
またこの熱い祭典が開催される事を願いつつ
この参戦レポを締めたい。