Wake Up,Girls!人物所感6回目。
この作品には、色々なOTONAが登場する。
今回取り上げるのは、とりわけ強烈な人達です。
まずは、早坂さん。
取りあえずの印象は・・・
仕事の成果、その結果で得られる名声よりも
その過程において自身が感じる刺激を求める人で
洞察力の鋭い人という印象。
早坂さんにとって
I-1のプロデュースは単なる『作業』と化してしまった。
これは仕事の過程で得られる刺激を重視する彼にとっては
面白味に欠け、苦痛であると思う。
そんな時に、未完成で雑多な『個』の集団である
『Wake Up,Girls!』の存在を見つけ
更に、そのメンバーには、白木さんが未だに執心している
(・・・と思う)
I-1初代センターの真夢がいる。
完璧に統制された集団を見ていたからなのか
自身曰く『ごっつごつのおイモちゃん』であるWUGは
新鮮で刺激的な存在だったのではないのかなと。
さて、早坂さんと言えばこの事について
触れておく必要が個人的にあると思います。
それは『極上スマイル』と『7 Girls War』についてです。
『極上スマイル』はアイドルの祭典前に早坂さんが作りWUGに与えた楽曲。
なのですが・・・アイドルの祭典の予選後
I-1の新曲としてリリースされる事になってしまった。
作中にて早坂さん曰く『面白い曲が出来たからI-1にあげた』
と言っていたが、私個人の所感は違うと思っており
以下の仮説を立ててしまったww
(あくまでも作中での楽曲の扱いについてです)
元々『極上スマイル』は
WUGの為に作られたモノではなく
I-1の新曲として作られたモノであり
そして、『7 Girls War』を歌いこなす為の
試験的な楽曲で、実は並行して作っていたんじゃないかと。
『7 Girls War』は
言うなれば『決戦仕様用』的な感じの曲www
そして、Wake Up,Girls!が
真夢ありきのユニットではない事を世間に証明する為。
センターに、真夢ではなく佳乃を指名したのは
そういう意図があったのではないのでしょうか?
続いて・・・白木さん。
揺らぐ事の無い確固たる信念と冷酷なまでの厳しさ。
徹底的に管理・統制し、その枠から外れる者には
才能、実績があろうと一切の容赦無く排除する。
静かに淡々とした口調だが
その静けさが逆に凄みや畏怖を感じさせる。
昔からこういう人だったのか?
答えは、おそらくは『NO』であると思います。
本来の性格は、情熱的で優しい人なんじゃないかと。
おそらく、白木さんは過去に何らかの失敗をしていると思う。
その事は、当時持っていた
信念やアイデンティティを覆す程の衝撃。
真夢も言っていたが
I-1の規模が大きくなるにつれ
規則が厳しくなったと言っていた事から
過去の失敗の内容は『アイドルの自主性の制限』にあると思う。
細かい事は窺い知る事は出来ないので想像の域ですが
当時、白木さんが思い入れていた人物が、スキャンダルで潰れてしまった。
アイドルの自主性を尊重して起こってしまった事件で
白木さんは『~たら、~れば』を問答し自身を責め続けた・・・
で、その結果に辿り着いた答えが
『徹底的に管理』し『障害は速やかに排除』する事ではないのかと。
Wake Up,Girls!人物所感も次回で最終回。
何とか、続・劇場版公開までに書き終わりそうであります。