巡礼者のかく語りき

自由気ままに書き綴る雑記帳

挑み、出し尽くそうとする者の真愛の情と感謝の念と生き様。

 1月5日。Wake Up, Girls! FINAL TOUR - HOME - 熊本昼公演の感想を散見した直後でこのBlog記事を書いておる。
彼女、青山吉能にとって、この熊本の地は故郷というだけじゃなくもう一つの『約束の地』
そして…この地で錦を飾る事が青山吉能にとっての『約束の刻』だった。2ndツアー~4thツアーにも九州(福岡)での公演はあったが、この熊本での公演は何時叶うのかと待ち望んでいる声は本当に多かっただろう。

ファイナルツアーの最終シリーズとなったKADODEでようやくその刻が実現した。
遅筆なのは毎度の事だが、今回は更に筆の進みが悪い。これも彼女達があの地で魅せた演目が俺の魂に強烈な『楔』を撃ち込んだからだろう。
だが、今しか湧いて来ないフレッシュな感情を忘れ去る前に何としても書き留めなくてはならない。

俺はこの公演の参戦が叶わなかった者であるが、それでも書きたいんだ。
不器用だけれど誰よりも懸命で直向きな彼女のこれまでの生き様と、全力を出し尽し限界を超え挑み続けた本気の想いと魂が繋いだ物語を。
で、参戦してない奴がどんなモノを書くのか?もし興味がありましたら読んで欲しい。



 

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HOME・熊本という約束の地と凱旋公演という刻で咲き誇った"花"

 

このファイナルツアーの特色としてあるのが、メンバーの縁深い開催地での企画コーナーだ。その詳細は省略させてもらうが、熊本公演で歌われたこの楽曲が俺に筆を執らせた最大の要因だったと言える。

 


その楽曲は、青山吉能さんのソロ楽曲『わたしの樹』

 



わたしの樹/青山吉能(ソロでイベント、やらせてください!2017)

 


自分の勝手な持論で恐縮だが、楽曲の出し所というモノは最適な場や刻がある。この楽曲は2017年に開催されたWUGメンバーのソロイベントの際に生まれた彼女の望郷の想いと縁深い人達への感謝
そして、青山吉能の覚悟と決意を示した尊くあり途轍もなく重い…


青山吉能にしか歌えない青山吉能の為の楽曲。


俺ごときが青山吉能さんの楽曲に想いを馳せる真意を慮るのは
大変おこがましい話であるが…
彼女はずっと思い描いていたはずです。この熊本の地で『わたしの樹』を歌う刻を。

かつて、その地に住んでいる事と自身の置かれていた立場によって幾つかの雄飛の機を手放さなくてはならず、その地を恨めしく思った事もあった…しかし、彼女は言った。熊本は大好きなわたしの故郷であり、自慢の誇れる故郷だと。だが…その誇らしき故郷は歴史に残る天災に見舞われてしまった。

当事者となった彼女だがその身は東京で夢を追いひたすらに日々を懸命に闘っていた。当事者でもあるが当事者でもない。その狭間で故郷への想いと、その反面何も出来ない無力感に苛まれる彼女。表現者として自身が出来る最良の形で故郷に必ず恩返しがしたいと願う。だが当事者の中には彼女の純然な想いは戯言や綺麗事と一蹴する負の感情に苛まれている人もいるのも負の真実として存在している。

だが、彼女は想い続ける事といずれ来るべき刻に備え準備し研鑽を怠らなかった。単純にWUGの一員として故郷に凱旋するというだけじゃなく、大切な誇らしい地と人々に心の光を灯す為なのだと。それは、表現者青山吉能が自らに課した『闘い』であるように思えてならなかった。

 

花の数ほどかなわぬとしても 誰かのために願う

贈りたいのは 願い事ひとつ しあわせでいてくれますように

たくさんじゃない ひとつでいいから

選んだ願い きっと 実らせていこう


青山吉能『わたしの樹』より引用

 

 

『わたしの樹』=一人の人間・青山吉能さん自身だと自分は勝手ながら解釈しています。
樹を成長させる糧とされるのは、彼女がこれまでに経験してきた事や影響を受けた様々なモノと『縁』。そして歌詞にある花という句は彼女の叶えたい夢。青山さんが表現者として叶えたい想いは沢山あるのでしょうが、青山さんが最も大切で尊くある想いが、この約束の地である故郷・熊本の想いと縁深い人達への幸せと感謝を願う事だと…

上述の歌詞は青山さんの真の願いと"真愛"の情が詰め込まれている様に思えて来てしまう。雌伏の刻を耐え忍び、雄飛の刻を迎え、青山吉能と六人の"絶唱"が熊本の地で満開の花を咲かせた。当事者でもあるが当事者ではないのかもしれないが決して他人事にはしなかった想いをこめて…歌というモノは誤魔化しのきかないモノ。想いだけじゃない、彼女のこれまで懸けて来た生き様が凝縮された生々しいモノ=血が通ったのではないだろうか…だからこそ心、魂を揺さ振られたと思える。


『わたしの樹』という楽曲披露に踏み切ってくれた事は参戦が叶わなかった者ではあるが胸に熱いモノが込み上げて感謝の念しか湧いて来なかった。

 

 

 


三者三様のカケル(駆ける・懸ける・翔ける)想い。

 

まさか妹分・Run Girls,Runのアンセムソング『カケル×カケル』を披露するとは思いもよらなかった。これについても書かせてもらいたい。
ユニット編成は、青山吉能さんと吉岡茉祐さんと山下七海さんのランガと同じく三人構成。

 

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この三人は関西以西の出身。WUGデビューして上京まで三人は飛行機で東京に通っていた。改めて楽曲の歌詞を読み解いていくと当時の三人の心情と見事にリンクしている。
この楽曲も青山さんが当時の自分の心情と境遇が重なり共感するとの事で歌いたいと希望しセットリストに組みこんだそうだ。

 

小さな存在だって ここから始める 

自分なりに決めたんだ ダッシュすることを

止まらない あきらめるほうが ずっと苦しいのなら

駆けるよ かける 駆けるんだ だってだって 追いかけたいんだ


―Run Girls,Run!『カケル×カケル』より引用

 

PARTⅢシリーズ・KADODEの初陣となる公演にかつての自分の境遇と重なるいう理由だけで俺は青山さんが『カケル×カケル』を歌う事を希望したとは思えない。
自分の勝手な青山さんへの印象だが、彼女は歌詞の世界観や物語のかなり深い所まで読み解き表現しようとされる人と思って見ている。

一人の表現者として自分がまだ弱い存在だと認め、その事実から逃げずに真摯に向き合って挑んでいく事。
これまでの闘い方は決して曲げずに己の信念を貫き原初の想いと魂を彼女のソウルプレイスである熊本にて再び目覚めさせる。上述の歌詞はWUGが終焉し、そこから新しい軌跡を行く為の懸けたい想いと決意表明として選曲した様に思えなくも無いのは、俺の脳ミソに花が咲いたおめでたい仕様になっておるのかもしれん。

 

 

 

 

100か。限界に挑み続けた者の矜持と想い

 

青山吉能さんの信念と称したら良いかは分かりませんが、全力を出し尽くせたか否か。ここまでとかこれ位で良しという中庸的な思考は彼女の中にはない。
今、この刻の瞬間を全力で闘えない者にいつかという挑める機が巡って来ない事を彼女は充分に理解してこれまでの軌跡を歩んで来た。

以前にも書いたが、偽りのない青山吉能としての本能を魅せ付ける事が彼女の闘い方であり矜持でもあるのでしょう。
彼女がこの刻にいままで備えて準備していた本気の想いと魂と演目が多くの人に心の光を灯せたのかは分からない。受け取り方というのは人それぞれで、演者のエゴを押し付けた劣悪な自己満足だと捉えられかねないある種の賭けでもある。
絶対にこの地で魅せたいという想いはあれども、受け入れられるかどうかという不安の方がおそらくは彼女の心中にはあった事でしょう。
『わたしの樹』が素晴らしい楽曲なのは言うまでもありませんが、この楽曲は一般には流通してないFC会員が購入できる2017年のソロイベントのパンフレットに同梱されたCDに収録されているモノ。ショートバージョンの音源に触れる機があるにせよ、WUGを最近知ってこの公演が初参戦となった方に響くかは未知の領域。

更に言えば、妹分ユニットRun Girls,Run!の『カケル×カケル』のカバーもそうだろう。楽曲が揃っているにも関わらず妹分のカバーソングを披露する事に嫌悪感を示される人があの場に居ないとは言い切れない。
それでも尚、青山さんを突き動かしたのは、勿論心に響かせたいという想いはあれどただ純粋にこれまでに抱き続けた感謝の念、上述に書いた偽りの無い本気の想いを魅せる事。やれるかどうかじゃない、やって全てを出し尽くすのみ。最強で無敵なユニットが最高のツアーをお届けしますと彼女はファイナルツアー開幕前に誓ってくれた。伝聞だがこの日の彼女の"絶唱"はまた更なる進化を遂げた素晴らしいモノだったそうだ。
先日、盛岡公演での奥野香耶さんは故郷に伝承され歌い継いで来た楽曲で望郷の念と感謝と深愛の情を表現した。

青山吉能さんもまた、自身の想いと望郷と感謝の想いを詰め込んだ彼女にしか歌う事の出来ない楽曲を演目に取り入れた……そんな七人の、参戦された皆さんの本気の想いと魂が…参戦しておらん俺を滾らせPCに向かわせこの駄文をひたすらに書き殴らせる。正直なところ参戦していない奴の記事なんざ需要がないし、リアリティなんてモノは皆無でただの自己満足なのも充分自覚している。それでも、伝聞でも何か感じ取れるモノがあって、それをどうにか記録として残し誰かに読んでもらいたい。WUGが確かに存在していた『証』として……

 

 


最後に。

 

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故郷・熊本での凱旋公演が貴女の最終到達点じゃない。またここから貴女の挑戦の旅が始まるのですね。そして…貴女がPARTⅠのパンフレットに綴った言葉。


『絶対に忘れない 忘れさせない!!』


貴女の直向きに限界に挑む姿、ちょっと空回りしてしまう姿、目を細めた屈託の無い笑顔、身震いさせられる凄みのある"魂の絶唱"……こんな魅力的で面白く魂を揺さ振られる方を忘れるわけが無い。いや…忘れられるわけがない存在です。青山さんの、六人の、参戦された方々の与えられたモノをそれぞれが返す刻…誰かの為に願い願われる互いに贈りたい願い。想いの相互循環が熊本の地と刻にて成されたと自分は思えてならない。


KADODE(門出)という刻とようやく叶った故郷・熊本での凱旋公演で、貴女の感謝と想いの詰まった『わたしの樹』を歌う事を決意してくれた事。参戦が叶わなかった者が言うのは筋違いではありますが…本当にありがとうございました。


そして、こんな駄文に最後までお付き合いいただいた皆様……
本当にありがとうございました。