巡礼者のかく語りき

自由気ままに書き綴る雑記帳

ファンタジスタの凱旋と宴~Wake Up,Girls! FINALTOUR―HOME― ~PARTI Start It Up, ~ 神奈川公演(夜公演)参戦レポ

 7月29日、ハーモニーホール座間にて開催された
Wake Up,Girls!FINALTOUR―HOME― ~PARTI Start It Up, ~
神奈川公演(夜のみ)に参戦して来ましたッ!!!!!!!

 

 

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 この神奈川公演は、WUGのツアーでは初となる2DAYS開催となった。
初日は台風が関東に迫る中ギリギリまで開催が危ぶまれ
尚且つ、公演中の時間帯に風雨が強まるピークと重なるとの事で
途中で中止も止む無い状況でもあったが公演は無事最後まで行われた。

最期となる長き戦に挑み、獰猛なる本能を解き放った彼女達は
自然の猛威すらも跳ね除けてしまうのだろうか……

 


さて……自分は今回2DAYS開催ではありましたが
参戦出来たのは二日目の夜のみでありました。
で、座席の方は二階席の後方から二列目の通路サイド。
ステージは遠いものの傾斜がそこそこにあって全体が見渡せる席だった。


と、言う事でここから座間公演(二日目・夜)の参戦レポを書いていく。

 

 

 

注:ここからは、ツアーのセットリスト等ネタバレ満載で
一切の容赦無しに書き殴っていきますので閲覧の際にはご注意願います。

 

 

 

 

 

 

 

 


1 SHIFT

 

 

 初日に市原公演同様に開幕に山寺宏一さんのナレーションから始まり
幕に七人の影が映し出され、俺の魂に戦闘開始のシグナルが送られる。
市原の頃よりもコールの声量や熱が段違いに進化しておるのが
鈍感な俺の感性でもハッキリと思い知らされた。

市原、座間初日、二日目と披露の機を刻んで来て慣れたというのかは分からんが
このアクトでの七人が、凄く楽しんでいるのがだだ漏れしてるような
パフォーマンスをしていたのが印象深かったんですよ。

そして、曲中にある『鍵が無い~!!!』での演出だが
市原公演同様に七人がステージを飛び出し鍵を探し出す演出が成される。
で、通路際の観客もそれに応える形で自宅の鍵や車の鍵を掲げるという場面もwww

 

 


2 恋?で愛?で暴君です!

 

 『SHIFT』にて温まった場の雰囲気をフラッシュオーバーさせ一気に放出していく。
キュート&トリッキーの要素で翻弄し理性に武力介入をして来る楽曲へと進化した。

この楽曲の持つ掴み所の無い不規則な変化と中毒性が
ライブの披露を経て経験値を積んでいくうちに…強力な進化を遂げたと言っても良く
以前に自分が書き殴ったこの楽曲の所感にて
『キラーチューン』に進化出来る予感を存分に秘めた楽曲と称した。
で、ライブ毎に肌で感じるこの楽曲の進化を魅せつけられ思い知らされてしまう……

『キラーチューン』の領域までに達したのかは分からんが
ただ、着実にその軌跡は歩んでいっておると勝手ながら思う。

 

 

 

3 地下鉄ラビリンス


 
 楽曲の出し所について市原公演の参戦レポにも書きましたが
私見の域だが、この楽曲はライブ序盤の暖気状態で出すとより
真価を強く発揮していくと思っております。

開幕からの二曲と同様に『楽しさ』を一番に印象付けさせる楽曲で
イントロと同時に歌い出す『round,round,round,』の節が
更なる盛り上がりと感情を一気に爆ぜさせる。

ざっくりとした表現だが『楽しさ』という系譜で繋がる
『SHIFT』~『恋?で愛?で暴君です!』からこの楽曲へ繋げる事。
単に盛り上がれる雰囲気を創り出す為ではなく
同系譜としての繋がりを意識してこの並びにしたのか?
その答えは窺い知る事はないのだろうが、自分はそう思えてならない。

 

 


4 君とプログレ

 

 

 全体が見渡し易い席だった事もあってか
市原の時よりかじっくりと楽曲を傾聴し、七人の舞い踊る姿に見惚れておりました。

…誤解の無い様に言っておくが
市原の時に適当に観ておったわけではない事だけは言っておきたいww

そして、このアクトを観てどう表現し書き残す術と語彙力が
終わって間もない刻の中では時間が足りないし
暫しの刻の経過によって自分の中から湧き立ち溢れ出して来るのかもしれない…

 

 


5 ジェラ

 

 あくまでも俺の感覚ですが…
イントロを聴いた段階にて『おおっ!』という感覚ではなく


うおおおおおっ!!!!!!!と心の中で絶叫したくなる楽曲があるんです。


この現象については説明しようが無いし、俺の語彙力では出来ませんww


今まではこの楽曲にそんな感覚は無かったんです。
ライブでの披露を心待ちにしていたという要素もあったのだろうし
先日の市原公演で何か俺の中の箍がぶっ壊れたかの如く
その領域にこの楽曲がランクアップしたのでしょう。

さて、今回観たアクトで一番印象深かったのは
吉岡さんの尋常ならざる程のダンスのキレっぷりでした……
この『ジェラ』という楽曲は女性の情念を描写した楽曲。
吉岡さんがこのアクトでの佇まいからは
凄みすら感じさせる『情熱』を感じざるを得なかった……

 

 


6 Non stop diamond hope~Minami ver~(田中美海さん)

 

 ライブというモノは、決め所と言うか勝負所みたいな局面があると思っています。
市原公演で言えば高木美佑さんのソロパートや
『セブンティーン・クライシス』の披露。
あくまでも、個人の主観ですがこの座間公演の核となったアクトは
ここの箇所だと思う。
この神奈川の地は、ファンタジスタ田中美海さんの出身地。
彼女が燃え滾らないワケがなかった。そして、このアクトを表現するならば……


制御不能の領域まで到達した、田中美海の個性の"暴力"だった……


別の喩えをするならば、我侭に自分の『我』を貫いたと言うべきか。
そう捉えてしまうほどにこのアクトでの田中さんの魅せ付けた『輝き』は群を抜いていた。


で……曲中で彼女が『もっと!!』とこちらを煽ってくるんですよ。


 そっちの本気の想いと魂はその程度なのか?
私がもっと輝くには熱量が全然足りない。
もっと本気の声、想い、魂を全開でぶつけて来てと。
そっちの全力全開の想い、魂、声に全力で応えてもっと輝いて
今よりももっと凄いモノや景色を見せると。


彼女が『もっと!』という言葉に込めた想いと魂。
ライブは『闘い』の場であると。それぞれがいろんなモノと闘っている。
必ず凄いモノを魅せてくれるという期待感で
求められているモノより更に上のレベルのモノを魅せてくれる事。
これまで同様、そしてこの日もきっちりと成果で魅せ付けてくれた。

 


座間・特別プログラム/ドキっWUGちゃんだらけのカラオケ大会

 

 市原公演では、キャラソンシリーズ3のメドレーと
ユニット曲の『セブンティーン・クライシス』の披露だったが
この座間公演ではまさかのカラオケ大会!

カラオケ大会と銘打つ通りに、本当にカラオケの機材持ち込んで来てるし…
ファイナルツアーで既存の楽曲演らんでカラオケ大会ですよ?
こんなの前代未聞ぢゃないのwwww


ちなみにカラオケ大会のセトリは以下記載。


1 冒険でしょでしょ?(奥野さん)
2 純・アモーレ・愛(吉岡さん)
3 Yeah! めっちゃホリディ(山下さん)
4 不協和音(永野さん)
5 Honey♥Come!!(高木さん)
6 津軽海峡冬景色(田中さん)
7 ESCORT(青山さん)
8 DANZEN!ふたりはプリキュア(全員)


 俺の殆ど知らん楽曲ばっかりだったがwww
七人それぞれの個とわちゃわちゃと楽しんでいる姿が凄く良かった。
特に、永野さんのダンスパフォーマンスは圧巻の一言に尽きる凄いモノだった。
そういや遥か昔に水樹さんのライブでもプリキュアの曲聴いたなwww
(ハートキャッチのEDだったかな?)

 

 


7 ゆき模様 恋のもよう

 

 この楽曲はステージに立つ七人では成立しない。
どんな逆境や苦難に遭っても、共に寄り添って闘い
裏切らずに共に軌跡を駆けてきた真夢達の想いと魂が傍らにあって成立する。

この楽曲について、吉岡茉祐さんはインタビューでこう答えていました。

アニメが無い時期があって、キャラクターを意識した楽曲があまり無かった時に
この楽曲と出会いキャラに寄り添い歌う事で自身とキャラクターとして歌う事の
振り幅が広がった楽曲だったと。

自分が彼女達七人と真夢達との繋がりをこの楽曲でより強く、濃く感じるのは
吉岡さんが言われた様なモノを感じているなのかもしれない。

 


8 タチアガレ!

 

 七人が客席に背を向け、イントロが響き渡る。
分かっているがこの心が湧き立って燃え滾る衝動は抑え付ける事は出来ない。
何度観ても、何度聴いてもだ。

音源で何度聴いてもこの感覚には到達出来ない。
会場の雰囲気とある種の狂気的な熱気と、七人の本気の想いと魂がそうさせる。


大宮公演でこの楽曲を聴いた後、俺はどうなってるんだろうか?
 

 

9 HIGAWARI PRINCESS (PRINCESS Minami Ver)

 

 神奈川・座間公演という事で…プリンセス・田中美海バージョン。
3rdツアーのBDにも彼女のバージョンが収録されておるので
このバージョンの認知度というものは高いんじゃないかと思います。

さて、彼女のバージョンの見所は小道具として使われているステッキ捌きでしょう。
凜然とし、時に可愛らしくあり、視覚を的確に攻めて来ており
ファンタジスタの真骨頂を如何なく発揮しておるじゃないか。
(意味不明www)


やっぱり、田中美海は凄かった……そう唸って賛辞の念が抱かずにいられない。

 

 

10 極上スマイル

 

 この座間公演も、濃密で激熱だったのでこの辺の記憶が曖昧www
ただ、身体が覚えているんですね。この楽曲でぶち上がったのは覚えておるんです。

七人が全力で楽しんでパフォーマンスして、客席を本気の想いと魂で応える。
これまでの軌跡の刻で培って来た楽曲の強さは並みのモノじゃない。
出し尽くした感覚は彼女達や我々には微塵も無くもっと走れるしまだまだ闘える。

この楽曲はこれからももっと強くなれる。

 


11 Polaris

 

 終焉の刻は容赦なく迫って来ている……
でも、七人は真っ向から抗い闘いを挑んで、尚輝こうとしている。
七つの星の輝きはそれぞれに違うモノだが寄り添い
繋がる事でより強烈な輝きを増していく。

この楽曲も彼女達の輝きに負けない様にまた進化をして来ている。


『La La La……』の所で湧き起こるワグナーのシンガロングや
吉岡さんのソロパートで純白の光が、彼女のイメージカラーの赤に染まる刻……
この楽曲でこんな表現は相応しくないのは百も承知だが敢えて使うと
赤に染まっていく様は、楽曲に新たな『血』が宿り巡る様に思えてならなかった…

 

 

EN1 One In A Billion(WUG ver.)

 

 歌い出しでの吉岡さんと青山さんが既に"絶唱"モードに入っておった。
申し訳ないが気を悪くされる方がいるのは承知で書かせていただきますが
この楽曲の最終形態と言うか、完成形はやっぱりMay'nさんがいて
八人全員で歌われる刻なんです。
勿論、彼女達七人もその事は重々承知の事でしょうし
生半可な気持ちでこのファイナルツアーのセットリストには組み込まないでしょう。

一緒にやったからこそMay'nさんの凄さをまざまざと感じ
自らの弱さと真摯に向き合い、真っ向から限界に挑む事。
そして、May'nさんがこの場にいなくてもこの楽曲を成立させる事。
その意気込みが彼女達を"絶唱"の領域へと辿り着かせたのでしょうかね……

 


EN2 僕らのフロンティア

 

 この楽曲のセンターは、田中美海さん。
私見ですが座間公演を牽引していたのは彼女だったんじゃないでしょうか?
思えば、彼女は七人の中で最も早い時期に多方面への進出があった人。
彼女にとっては様々な現場体験がまさに未開拓の領域だったでしょう。

かく言う自分も他作品に出演されている田中さんを観てWUGを知った。
そして今では七人それぞれが多方面に出て行って存在を撃ち込んでいっている。


 憧れのほうへ この手のばした 進め 僕らのフロンティア

 ―Wake Up,Girls!僕らのフロンティア』より引用


田中さんのソロパートでの"絶唱"と未知の領域へと挑む"誓い"は
ますます色濃く熾烈なものへと進化している様に思える。

 


EN3 7 Senses

 

 一番のサビ前で新たに加わったまゆしぃへのコール。
その声量は市原よりも大きく強いモノに聴こえました。
そして、Cメロ前の間奏の前に吉岡さんが『行くよ』と言ってくるんですが
自分は現地でよく聴き取れなかったんですが、この日は何と……


『来いよ!』と叫んでいたようです。


彼女のこの魂の叫びには色んな解釈が出来る。
終焉の刻に真っ向から抗う為に自らを鼓舞させる為なのか?
そっちの熱量じゃ全然燃えないから、もっと本気の魂をぶつけろ!と煽ったのか?
これに正解や満点の解答は無いのでしょう。
おそらくは、彼女の本能がそう叫ばせたと俺は勝手に思っております。

 

 

 ―あとがき―


 取りあえず……大宮公演の開幕前に書き終えて胸を撫で下ろしていますwww
かなりの駆け足で書き殴っていますので
いつも以上に語彙力の欠片が感じられず、とっ散らかった文章になっていますが
それは自分の至らなさが原因でありますのでご容謝願います……


この座間公演にて感じたのはこれまでに彼女達七人が魅せて来た
『闘う姿勢』を存分に感じたのは言うまでもありませんが
何よりも強烈に感じたのが、彼女達が本当に楽しんでパフォーマンスをしていました。
勿論今までもその要素は感じていましたが、今回はより強烈に激しく感じました。

 
今週末はいよいよPARTI Start It Upのラストの大宮公演という『戦』だ。
七人の全力全開の想いと魂を俺の網膜と脳ミソにきっちりと焼付け
そして感謝を綴り記録と記憶として残す事。

 

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予想を裏切り、期待にきっちり応えてくれるのか?
大丈夫。あの七人なら必ず応えてくれるしやってくれる。


理由や根拠なんてないし必要ない。


信じてるから。