―Wake Up,Girls!の七人にとって……もう一つの『闘い』の扉が開いた―
先日のWUGファイナルツアーの初陣となった
市原市市民会館にてその報は発表された。
8/24(金)Animelo Summer Live 2018 “OK!”への出演が決定!
その報が告げられた後、場内は割れんばかりの歓声(魂の叫び)に湧き
そして……ステージ上の彼女達七人は呆然とし
吉岡茉祐さんはその場に座りこみ、青山吉能さんは人目を憚らず涙を見せた。
彼女達はこれまでに3度アニサマの舞台に立って来たが
あの場で『闘える』という事は当たり前の事ではなく、その重みを熟知している。
特に、解散が発表されたという事もあって……ユニット・WUGとしての最後の夏
だが、今回の参戦は厳しく、そして…叶わないと彼女達も思っていたとの事。
それでも尚、最後まで参戦の望みを諦めない人はいたでしょうし
一方で…無理じゃないかと諦めていた人もいたでしょう。
この"奇跡"を起こしたのは、僅かな可能性を信じて動いた人達がいた
どういった経緯でWUGの参戦が決定したのかは窺い知りません。
そして、人を動かすのは人の本気の想いと魂を誠心誠意伝える事も不可欠。
現在の状況、要因、彼女達七人のこれまでの軌跡…
全ての事象が複雑に絡んで、合致したからこそこの奇跡を成し得た様に思えます。
WUGにとって初めてのアニサマ参戦は2014年の事。
披露したのは『タチアガレ!』と『7 Girls war』の二曲。
しかし…彼女達にとっては苦いアニサマ参戦となったと敢えて言わせていただく……
初手にて披露した『7 Girls war』での田中美海さんのマイクにトラブルが起こり
彼女の声が届かないというアクシデントが発生。
BDに収録されたバックステージでの田中さんの涙と
他の六人のどこか悔しさを滲ませるような表情は、強烈に俺の胸に残っておる。
2015年は前年披露した『タチアガレ!』と『少女交響曲』を引っさげて
再びアニサマの舞台にて闘える事となった。
印象深かったのは、田中美海さんの気迫と闘志が漲る"絶唱"と
MCで彼女が解き放った魂の叫びだった。
そして、バックステージでの皆に感謝の言葉を告げながら涙する彼女の姿と
成し遂げた充実感に満ちた清々しい表情のメンバー達。
(BD視聴ですが、アニサマ2014と2015の所感は以下のリンク先で書いてます)
2016年は残念ながら参戦は叶わなかったが
3rdツアーの千秋楽のMCでリーダーの青山吉能さんが
皆の心情をこんな感じで代弁してくれました。
『もっと強く、大きくなって、皆さんをもっと大きい会場に連れて行く!』
それは、青山吉能の…いや、WUG七人の『魂の誓い』なのだと…
そして…2017年、三度目となるアニサマ参戦を果たした。
May'nさんとのコラボユニットWake Up, May'n!でのアクトと
他作品のタイアップソングである『恋?で愛?で暴君です!』
ツアーを経て新たな『血』と『魂』を宿して『進化』させた
七人にとっての『勝つ為のとっておきの切り札』となった『Beyond the Bottom』
『タチアガレ!』や『少女交響曲』当時の新曲『7 Senses』ではなく
SSAの舞台にて『Beyond the Bottom』を披露する事の意味と重さ……
で、挑む事とこれまでの軌跡にて培った七人の進化の証明と
WUGが存在していた『証』を見事に撃ち込んだアクトとなった。
さて……参戦が叶ったら、何を歌うのかを予想してみる。
確率的に高いのは新章OP『7 Senses』や『Polaris』
最新のシングル曲である『スキノスキル』あたりが来るのではないだろうか?
でも…俺は、暴論・エゴであるのは百も承知で敢えて言いたい。
(ちなみにコレはある方も以前に仰られていましたし、同意見です)
さいたまスーパーアリーナという"もう一つの約束の地"と
アニサマという舞台での"もうひとつの約束の時"にて
『7 Girls war』を歌ってはくれないだろうか…
彼女達七人が2014年の刻で落としてしまった最大の『忘れ物』
七人の姿、声、パフォーマンス………
どれ一つとして欠けても、彼女達のステージは成立しないんだ。
七人揃っての『7 Girls war』が見事に披露された刻こそ
もう一つの『闘い』に勝つ事なのではないかと俺は勝手に思っております。
あくまでも、これは俺個人の暴論なので、どの楽曲が披露されても良いんです。
そして、彼女達七人はきっと素晴らしいパフォーマンスで
こちらの信頼と期待に応えてくれるでしょう。
残念ながら自分はこの刻と場に参戦は叶わなかったが
参戦される方に勝手ながら俺の想いと魂を託したいと思います。