巡礼者のかく語りき

自由気ままに書き綴る雑記帳

WUG楽曲 ライナーノーツ #7 HIGAWARI PRINCESS/僕らのフロンティア

 アニュータライブ『あにゅぱ!』も終わり
WUGの4thツアーまで、再び潜伏期間に戻りましたw

で、ツアー開催まではまた刻の許す限り
WUG楽曲私的ライナーノーツをひっそりと書き綴っていく事に致します。


今回紹介していくのは
2016年の3rdツアーにて披露された曲になります。

 

 

 HIGAWARI PRINCESS

 

 

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 東北地方限定で流れているイオンのCMソング。
東北の方は、この楽曲をCMで聴いて初めてWUGを知った方もいるのではと思います。

 

ライブでの初披露は2016年の3rdツアー初日の千葉公演。
この楽曲の最大の特徴は日替わりと銘打ってある様に
七種類のバージョンが存在します。
(歌い出し、Cメロ、落ちサビ、最後のフレーズが違う)

 

ライブで披露される際には、会場の地域や演出によってバージョンが異なる仕様。
主な指定が無ければ吉岡さんのバージョンで披露されると思います。


女子の変身願望や自身の努力次第によって様々な輝きが出来る事や
色々な個性との調和を表現しつつ
これまでのWUG曲での路線とはまた違った
メルヘンチックな煌びやかさを感じる歌詞と
スカ調&ジャズ的テイストなお洒落感のあるやや落ち着いた印象の楽曲。

 

ライブのパフォーマンスも
ステッキを使用したジャズダンスを彷彿させるこちらもお洒落な印象。


私見全開による所感で恐縮ですが
この楽曲以前のWUG曲は全部ではないが
荒削りで人間臭く、闘志剥き出し感を漂わせ
こちらの闘争心を滾らせてくれる様な激熱な楽曲揃い。


それに対し、この『HIGAWARI PRINCESS』では
前述に書いた様な煌びやかさを強く押し出し
これまでと真逆の魅せ方をしている。

けれども、7人がここまでに築き上げて来た絆や七種七様の個が調和して放つ輝き……お洒落に着飾って新しい自分達を魅せようという意欲と決意
表面的な熱さは抑えているけど内に秘めた闘志・熱意は
これまでのWUG曲の系統をしっかりと継承していると思います。

 


 明日の星もきらめいた 翼ある私でいたい

Wake Up,Girls!『HIGAWARI PRINCESS』より引用―

 


この一節は、これまでと同様に前に向かい突き進んでいく事への
7人の想いが詰め込まれている様でグッと来ます。

 

 

 

 

 僕らのフロンティア

 

 

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www.youtube.com

 

 アニメ『灼熱の卓球娘』のED主題歌。
声優ユニットとしての『Wake Up,Girls!』初のTVアニメタイアップ楽曲。

センターポジションには……
WUGのレインメーカーファンタジスタ田中美海さんが担当されています。


まぁ、冒頭にも書いたが
この楽曲も2016年の3rdツアー(千秋楽・東京公演)にて初披露されました。
爽快感を醸し出しつつも、どこか切ない雰囲気を感じさせる。
アニメのED曲らしい雰囲気の楽曲。

でも、WUG曲の根幹の部分になる
困難に対して立ち向かおうとする気概は消えていない。

こちらも、内面に秘める『熱さ』を表現した
未知の領域に挑む彼女達の意思と覚悟を示す楽曲であると思う。

 

特に印象的なのが、大サビでの田中さんが歌うパート。

 


 憧れのほうへ この手のばした

 

Wake Up,Girls!僕らのフロンティア』より引用―

 


この節での田中さんの歌声の力強さと荒々しさは
これまでに魅せてはこなかった歌い方で彼女が新しい表現の領域に
踏み込もうとしている闘志を感じさせる印象。

 

 

 

 さて……この楽曲について書き綴っていくには
避けられない事項がありましたので
その事項についての私の見解を書いていきます。
少し前になりますがツイッターのTLに
僕らのフロンティア』についてこんな意見が出ていました。


 "WUGらしくない曲で、魅力がなく響かない”と。


この意見に対して、肯定派と否定派と真っ二つに割れた。


私の見解と致しましては、否定派で3rdツアーの参戦レポにも書きましたが
彼女達がWUGフェス2015から3rdツアーまでの間に
現状と向き合い様々な現場にて闘って来て辿り着いた


表現者として生き残る事への執念と
自分達が作品を引っ張って行くという強固な意志と覚悟


彼女達がこれまでに魅せてきた
ひたむきに高みを目指して挑み続ける姿勢はより強いものに進化していると思う。

この『僕らのフロンティア』は未知の領域に挑む彼女達の


"新たな武器(楽曲)"じゃないかなと思います。


確かにこの楽曲は秘めた『熱』はあるが『タチアガレ!』や『少女交響曲』と比べると
盛り上がる要素は薄い様には思える。


(と、言うかはあの2曲の力が異常なんだがwww)


あとは、別作品のタイアップ楽曲である事も
WUGらしくない楽曲という事に拍車をかけてしまっていて
言いたい事も分からなくも無い。

 

WUGの7人に、受け取り観る側の我々は
何を見出して推していくのかは各々違う。
アニメのキャラと彼女達をリンクして観ている方や
現実の彼女達の軌跡のみを追う方……etc

物語の楽しみ方と想いの抱き方は人それぞれ違います。
自分とは違う視点で観ている方の
話を聞くのも新しい発見が得られて本当に面白いものです。


……まぁ、もの凄く脱線してしまいましたがww

今回紹介した『HIGAWARI PRINCESS』と『僕らのフロンティア』は
Wake Up,Girls!が未知の領域に踏み込む

『覚悟』と『決意』を感じさせてくれる様なそんな楽曲なのかと思っております。