巡礼者のかく語りき

自由気ままに書き綴る雑記帳

Wake Up, Girls!Character song series2 所感

Wake Up, Girls!Character song series2
OTONAの深~い事情にて、ダウンロード版で購入した。

7曲聴いた感想や前作との違いを
色々と書き綴っていきます。

ちなみに、書いた順番は3rdツアーでの
披露順とさせて頂きました。


It's amazing show time☆/ 岡本未夕(高木さん)

 

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 未夕が抱いているライブへの想いを表現した
『WOO YEAH!』の系譜を受け継ぎ昇華させた感じの楽曲。
勢いそのままに突っ走る系の『WOO YEAH!』とはまた違い
未夕の側にいる人や応援してくれる人達への
感謝と想いと彼女の信念を表現しているが勢いで突き進むのではなく
柔和で可愛い雰囲気もありつつ、想いを伝えたいという
力強さも感じさせる歌唱に仕上げたのが印象的。


走り出したencore/島田真夢(吉岡さん)

 

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 『ハジマル』は、真夢の魂が再生されていき
前を向いて進む覚悟を表現している楽曲。
この『走り出したencore』は
未知の領域へと進み自身が変化を遂げていく事への
期待感と前向きな決意をもって駆け出して行く感じを
疾走感を強く押し出した曲調と激熱要素を抑えた柔和な歌唱にて表現した楽曲。
吉岡さんの歌唱が『ハジマル』とはまた違うので
その変化の落差に少々物足りなさを感じたが
聴いていくうちに、この変化が聴き心地良いものになっていく所謂スルメ曲的な楽曲。


Into The Light/菊間夏夜(奥野さん)

 

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自身が信じる道、絶対に諦めない強い決意、負けっぱなしじゃ終われない事や
そしてWUGに懸けた夏夜の想いを
疾走感と激しさを感じる曲調で描いた楽曲。
そして、この楽曲の最大の特徴は後半のラップパートでしょう。
奥野さんの艶声による力強い歌唱は
まさに、エロ艶やかで格好良さ満載。
前作の和メタル調である『スキ キライ ナイト』や
今作『Into The Light』の様な激しい曲調は
奥野さんの声質と合う様な感じがします。


ヒカリキラリミルキーウェイ/林田藍里(永野さん)

 

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前作『可笑しの国』の系統を汲むテクノポップ調の侵食系楽曲で
そして『中毒性』もしっかりと継承されておる。
『可笑しの国』がゆったりとしたテンポだったのに対して
今作ではテンポが速めになっているのが特徴的。
そして歌詞にある『足元をよく見て』や『真っ直ぐ見据えよう』という
フレーズが藍里のひたむきさや芯の強さを描いていて
テンポの速さと相まってか
楽曲全体から力強さを感じさせる様な印象。


snuggery/久海菜々美(山下さん)

 

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『オオカミとピアノ』の魅惑的かつ
脅威的な中毒性とは一線を画す今回のこの楽曲は
飾りっ気を取り払ってシンプルにボーカルを聴かせる系の楽曲。
やや切ないテイストだが、徐々に力強くなっていく曲調は
続・劇場版での菜々美の揺れる心情と
それを乗り越えての決意や覚悟を表現している様に思う。
山下さんの歌声も、張り過ぎず、抑え過ぎず聴いていて心地良いバランス。
だが、特に印象的なのは
『心が叫び出す』のフレーズでのリミッターを外し
溜めていたモノを一斉に放出する様な歌唱だったりする……
それは、魅惑的だけではない
彼女の『直球勝負』を強烈に感じたからなのかもしれない。


青い月のシャングリラ/七瀬佳乃(青山さん)

 

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初めて聴いてみての
印象が最も良かったのがこの楽曲。
イメージ的に、佳乃が満月の古城(西洋の城)or砂漠に
凜とした佇まいで満月を見据えている姿が浮かんで来た。

*個人の感想です。

開放的な歌唱の『ステラ・ドライブ』とは趣きが異なり
物寂しげで儚さを感じさせる曲調と
青山さんのやや抑え気味のボーカルが見事に合致し
その抑圧された中から迸って来る『熱』は
翻弄され、あがきながらも
挑む事を止めなかった佳乃の軌跡を感じさせてくれる。
そして、ラストでの高音で突き抜ける様な歌唱は
青山さんの本領発揮といったところだと思う。
おそらく、ライブでのここのパートは限界突破した
絶唱の域までに進化するのでしょう。


それいけオトメ/片山実波(田中さん)

 

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勢いで強引に押していく系統の前作
『歌と魚とハダシとわたし』の進化形で
実波らしく元気溌剌で小細工無しの『ド直球』な楽曲。
今回のキャラソンの中では最もライブ映えする楽曲であり
最も危険な楽曲に仕上がりライブで聴いた場合

確実に理性はぶっ飛びますww

*初披露の東京公演は本当にヤバかったなぁwwww

互いに支えあいながら前へと突き進む事を表現している様な印象の
応援ソング的なテイストで爽快かつ軽快な曲調の楽曲。
で、歌詞を追って聴いていくと
実波の菜々美に対しての想いを表現している様な印象を受ける。

キミなら絶対に大丈夫、もし信じられなくても私が信じてる

ここのフレーズは
続・劇場版後編にて菜々美に御守りを渡し
『いいんだよ、頑張れ』と言って
菜々美の夢の成就を願い快く送り出した
実波の想いがフィードバックして来るかの様である……


 最後に

楽曲によっては、多少の変化球的要素はあるものの
全体的に奇を衒わず各キャラの心情に踏み込み
成長や強さを表現した様に思えた。
で、記事に添付した画像は
今回のキャラソンのジャケットでございます。
(ちょっと弄ってありますがwww)
個人的には、シンプルで結構好きなデザインです。

先述しましたが、今回の楽曲陣は
キャラの心情に踏み込んだものになっていると思うので
WUG本編を観て聴くと
より楽曲の雰囲気や深みが感じられるのかと思います。