巡礼者のかく語りき

自由気ままに書き綴る雑記帳

Wake Up, Girls!前篇 青春の影 所感

続・劇場版『Wake Up, Girls!』前篇 青春の影

観て来ました。

 

 

以下ネタバレ全開ですので注意!!!!!!!

 

 

 

順風満帆に進むかに思えたが、所属レーベルの戦略失敗で窮地に陥り

目まぐるしい速さで取り巻く状況に翻弄されながらも

抗い、立ち向かうも、好転しない現状・・・

 

が、彼女達は誰一人として諦めていない。

皆で支え合って、傷を負う事を恐れず進む覚悟

彼女達を支えるのは

ぶつかり合う度に強固になっていった7人の絆。

そして、見失ってしまった『WUGらしさ』に気付き再び立ち上がる。

 

 予想は出来ていたけども、綺麗にまとめられ

『叩き上げ』の気持ちを感じさせてくれる描き方。

 その過程の中で最も『強さ』を見せたのは藍里だと思います。

所属レーベルのダンスレッスンの際のクラス分けで

藍里は最下層のグループになってしまう。

宿舎でのミーティングにて

彼女自身の口から、自分の現在位置を冷静に受け入れ

力強い決意と意思をメンバーに宣言した。

 その時の藍里の『眼』は『覚悟』を決めた戦う者の眼。

彼女の芯の強さと意思の強さが描かれた

胸の熱くなる場面でした。

 

この続篇では、OTONA達の描き方が凄く良い。

松田さんは、昔のバンド仲間と再開し

抱えている想いを吐露し

ひたむきに、WUGの為に動いて行く。

好転しない状況に追い込まれても、彼女達の為に奔走する。

彼の『想い』が後篇のキーになれれば・・・と願う。

 

 丹下社長の過去も明るみに出て来ました。

予想していた通り、過去に白木さんとの繋がりがありましたね。

 

WUG東京進出に対し難色を示した2人のOTONA

早坂さんと大田さん。

東京に無理に適応しようとするWUGを見て苛立ちを隠せない早坂さん。

でも、彼女達が『WUGらしさ』を彼女達自身が気付く事を信じており

新曲『少女交響曲』を作る。

 

 大田さんは、急激に変わろうとするWUGに対して

変わらず応援する気持ちと同時に

『WUGらしさ』を失くしてしまうことを危惧している。

今までに色々なアイドルを観て

アイデンティティを失って消えたアイドルを多く観て来たと思います。

でも彼らがWUGの為にしてやれるのは

彼女達を信じ、応援する事だけ。彼らもまた『戦っている』んです。

 

I-1サイドの展開も見応えがありました。

冷徹な印象の白木さんが見せたアイドルへの『情熱』丹下さんとの邂逅。

 

そして、センターの『世代交代』

コレは、志保にとっては穏やかじゃない。

彼女は未だに『真夢の幻影』と戦い続けている。

そこは志保にとっての『聖域』で、いかなる者の介入を許さない。

おそらく彼女の心境はヒビが入ったガラスの器で

触れただけで崩れ落ちる程脆くなってる。

『大丈夫だから』と言うが

全然大丈夫じゃない人が言う台詞だからそれ!!

この状況から彼女がどう抗い、戦うのか?

こちらも楽しみなところです。

 

前篇の締め方の演出も良かったですね。

石神井公園にて、これからの事を話し合うWUG。

 『回り道しても得られるモノ』を経験した夏夜の

一度仙台に戻り『やり直す』提案。

純粋で素直であるが故の『負けん気』から

東京に留まり『戦う事』を主張する菜々美。

 

どちらの主張も間違っていない。

間違っていないからこそ、結論は出し辛いモノ。

 

重苦しい空気が支配する場を切り裂いたのは・・・

 『タチアガレ!』を歌う藍里の歌声でした。

ここでこの曲はズルいですよねwww

 

WUGの『始めて』の曲。

始まりの地『勾当台公園』から始まった彼女達の『物語』

そして『背伸びせずに自分らしさを貫く事』を思い出しリスタートする・・・・

ここでの実波の台詞がまたグッとくるんですよねぇ。

 

んで、突然表れた早坂さん。

(・・・物陰でずっと彼女達を見てたんだろうかwww)

そして、託された新曲『少女交響曲』で反撃に転じる。

 

展開的には、上げて落として

そこから這い上がっていく過程を描いた王道的展開で

観たいと思っていた要素が多く取り入れられていた。

後篇、期待して待ってます。