巡礼者のかく語りき

自由気ままに書き綴る雑記帳

WUG人物所感(7) 再び動き出す『刻』

Weke Up,Girls人物所感も最終回。

最後にこの人の事を書くというのは

最初から決めておりました。

 

その人物とは・・・大田邦良。

 

まず、この人が何者なのかをざっくりと説明。

仙台在住の、I-1Club古参ファン。中でも真夢を推していた。

で、WUGのデビューライブを観て以降は

彼女達の熱心なファンとなった。

所謂、『第3者視点の人物』ですね。

  

主要人物の知人とかではなく、全く関連の無い一般人が

アイドルを題材にした作品で出番が多いというのは珍しいですよね。

TV版のOPにもしっかりと出てるしwww

  

そんな大田さん

推していた真夢が突如引退した事で

彼自身の『刻』も止まってしまったと思います。

自分が情熱をかけ追っていた存在が突然消えてしまった・・・

その喪失感は半端なモノでは無いでしょう。

おそらくは、I-1のファンを続けていたと思いますが

真夢が在籍していた頃ほどの情熱は注げてないでしょう。

  

WUGのデビューライブの告知チラシに載っていた

島田真夢の名を見た時の彼の心境は穏やかではない。

話題作りの偽者?同姓同名の他人??あるいは?!!・・・

いろんな感情が渦巻き、向かった匂当台公園のステージで彼が観たのは

正真正銘本物の真夢の姿。

 驚き、嬉しさ、感動、感激・・・様々な感情が駆け巡り

 

彼の『刻』は再び動き出した。

 

そして、彼は真夢とWUGを盛りたてようとするが

復帰した真夢を世間は好意的に迎えてはくれなかった。

快く思わない者、面白可笑しく囃したてる者・・・

どれも悪意に満ちたモノばかり。

  

自分の情熱を注ぎ応援する存在が正当に評価されない事

そして、その存在が傷を負いつつも再起する事を認めてもらえない・・・

これほど辛く寂しい事はない。

  

しかし、逆に否定されればされるほど意地になり

『誰も応援しないなら、俺がたった1人でも彼女達を応援してやる』と

こういう心境になるのも人の性だと思う。

 

でも・・・彼は孤立無援じゃなかった。

いるんです。志を同じくする『戦友』『同士』

その人達と私設応援団を結成して

熱い情熱と魂でWUGを応援していく。

 ・・・が、その情熱が滾りすぎて

 公共の場で大声で語ってしまうなんてシーンもありますが

その時の彼らの生き生きとした姿

そして、完全なアウェーの中でも怯む事無く彼女達に声援を送り

ステージが終わり人目を憚らず号泣する彼らの涙。

 

他のアイドルを扱う作品ではまずありえない光景。

だからこそ、もの凄くインパクトがあり、素敵なシーン。

 『第3者視点の人物』を多く描いてくれたのは

この作品の良い部分だと思います。

 

ただ、勿体無いなと個人的に感じたのは

私設応援団を結成していく過程を描いて欲しかったかな。

おそらくは、WUGの定期ライブにて

互いに顔を合わせる機会が多くなり

その中で、意気投合しつるむ様になっていく・・・

まぁ、概ねこういう流れだとは思います。

 

 断片的にでも描いて欲しかったのもありますが

細かく描いていくと、尺が足りないのは明らか・・・

そこの所は、視聴者の脳内で補完していくモノなのかとも思う所でもあり

バランスを取っていくのが難しい部分ですねぇ。

 

  

-あとがき-

 

ふとした思い付きから書き始めた

『Wake Up,Girls』の人物所感。

書き綴るにあたり、また観直してみて

見落としていた所や新しく気付いた部分を

自分なりに消化して、書き綴ってみたつもりですが

改めて、自身の文章力の拙さを痛感してますwww

 

まぁ、何にせよ続編の公開前に書き終える事が出来

胸を撫で下ろしております。