巡礼者のかく語りき

自由気ままに書き綴る雑記帳

今だからこそ…心に響いた"楽曲"

 例により、これは自分の完全なる持論なのでありますが……
楽曲というモノは歌う表現者を取り巻く状況や心情で様々な表情を見せる。
そして、聴く側にも同じ事が言えると思っております。


 WUGの解散発表を受けてから、と言うわけでもなく
自分の方は相変わらずWUGの楽曲は聴いておるのですが
その中で、ある楽曲に以前とはまた違った切り口の解釈が浮かんで来ました。
今回はその楽曲についてのもう一つの解釈について書き綴っていこうと思う。

 

 『タイトロープラナウェイ』という楽曲がある。
この楽曲は3rdツアーにて初披露された
永野愛理さん、田中美海さん、高木美佑さんによるユニット楽曲である。

 

そして……不遇の名曲であると声高々に主張したいッ!!!!!!!

 

 私見の域だがこの楽曲について語る場合、何故だか『日の目を見ない』
別な物言いをするなら干され具合的なものを感じてしまいます。
この楽曲がどうして不遇の楽曲という捉え方を自分がしたのか考えを巡らせてみた。


 WUGのライブにおいて、やっぱり観客が楽曲にノッていくにあたり
激熱で盛り上がれる楽曲で感情を爆ぜさせる楽曲が
セットリストに組み込み易いと思われます。
また、一方ではじっくりと落ち着いて聴き込ませる楽曲も
上手い表現が俺の語彙力では出来んのだが、落差や緩急の表現を演出して
観客の心に強烈に響かせる為に必要な要素であり
それは激熱な楽曲との温度差的な要素が大きければ大きい程良いと思っています。


『タイトロープラナウェイ』ですがだだ漏れしている熱量で魅せる楽曲ではなく
秘めた熱を表し尚且つ聴き込ませる要素のある楽曲。
盛り上がれない楽曲ではないのですが爆発的な熱量を生み出す楽曲では
無いと思えますし、ユニット曲という事から披露される場も限られてきます。

更に言うならユニット曲という括りでいくと
『セブンティーン・クライシス』『プラチナ・サンライズ』『outlander rhapsody』
この三曲が異常に強力な楽曲でもあるし、その陰に埋もれる感がするのは否めない。


……だが、それでこの楽曲が過小評価されてしまうのは勿体無い話である。

 

以前、この楽曲についての独自解釈を綴らせてもらった。

(勝手にだがwww)

 

akatonbo02.hatenablog.jp

 

 

その時に感じたのは、同じ刻を過ごし軌跡を共に歩んだ
志を同じくした友との決別と別れを描いた世界観を表現しており
悲哀的な別れの楽曲と捉えるのか?
また、前進していく為に必要な発展的な別れの楽曲として捉えるのか
もしくは、双方の要素のある楽曲として捉えるのか?と
受けての解釈に委ねる要素の強い自由度の高い楽曲と称しました。


 先日、WUGの解散発表がありましたね。
で…様々な事に考えを巡らせWUGへの想いを馳せた。
そんな時に聴いた数々のWUG楽曲の中にて最も俺の胸に熱く鋭い
『楔』を撃ち込んで来たのがこの『タイトロープラナウェイ』だった。
これは、完全な自分の妄想・暴論ですが現在の状況と彼女達七人の心情
歌詞中にある『僕』を七人に喩え、『きみ』をWake Up,Girls!の存在として喩えて
楽曲の世界観に当てはめてみたら自分の中においては
上記にも記したが解散の報を受けた彼女達の状況と凄く合致していると感じた。


そして……やっぱりここの節々が凄く胸に響いてくるのよね。

 

 描かれた胸のロゴや 熱い文字を

 ずっと かかげて忘れないで 選びとろう それぞれの道を


Wake Up,Girls! 『タイトロープ ラナウエイ』より引用

 

胸のロゴ、熱い文字を文字面通りじゃなく別の捉え方をするとWUGという存在。
それを彼女達の象徴的なモノとして掲げて忘れない事。
そして……七人の胸に象徴として刻みこんでこれから歩み出すそれぞれの道や
変わろうとする覚悟と未知の領域へと踏み出す決意を示している様に思えて来る。

今、彼女達がいる状況を受けてじっくりと聴き込めば聴き込む程に
『タイトロープラナウェイ』に詰め込まれた想いや世界観が
自分の胸に強烈に訴え掛け『楔』を撃ち込んで来ました。

 


 
 これから俺が書く事に対して不快または憤慨されるかもしれません。
それについては予めご容謝願いたく思います。

 


 物事にはプラスの面とマイナスの面が必ず存在します。
WUGでしか感じられない事や見えてこないモノは確かにある。
逆に、WUGという『枷』から解き放たれて感じられる事や見えるモノもある。
解散を最終的に決断した真の理由を詮索するつもりは俺はありません。
七人が個々の活動をした際にそれぞれが感じた事や見えたもの
これは確かにある疑い様もない真実なのでしょう。

先日の記事にも書きましたが……Wake Up,Girls!は素晴らしいグループです。
ですが…それと同時に彼女達を縛り付けている『枷』にもなってしまっていると思う…
一人の表現者として未知の可能性を考え各々がそれを携え腹を割り熟孝し
そして……七人が思い描いている理想の表現者になる為
身を切る様な辛い決断だが、グッと飲み込んで更なる進化の為に下した
狭き道≒未知の領域へと挑む決断を俺は尊重したい。

 

 まぁ、ちょっと楽曲の件とは違った事も書いてしまいましたが……
俺は『タイトロープラナウェイ』という楽曲がユニット曲の中では一番好きなんです。
更に、この考察は俺の独自のモノで妄想・暴論の域でしかありません。
ですが…今の状況に際し、また改めてこの楽曲のまた新たな一面に気づいて
それについての考察と自分なりの考えを
形にして世に送り出したいと思い勝手ながら今回筆を取らせていただきました。


 願わくばFINAL TOURにてこの楽曲が聴ける事を祈りつつ
毎度ながらの妄執に塗れた駄文記事を締めたいと思います。

 

 

 

 

 

告げられた終焉の刻~覚悟して前を向け~

 始まりがあれば、終焉の刻は必ず訪れる。
これはどの物事にも等しく訪れる逆らう事の出来ない自然の理である。
彼女達に惹かれて応援していくと決意した刻から
いずれ訪れ避ける事の出来ない事で、当ブログに書く事は心の片隅にありました。

 

 昨日、声優ユニットWake Up,Girls!』が2019年3月での解散が発表された……

 

 俺がこの報を知ったのは、職場の休憩時間に見たツイッターのTLだった。
最初はまたどこかのアホが何かほざいてやがるのか?と信用していなかったが
見ていくうちに、それは公式発表された事実であった……


で……公式からの文面を読んでみると
熟孝しメンバーとスタッフ間と何度も話し合った末、今後の将来の為に
個々の道を歩む事が更なる成長に繋がると思い、解散という決断に至ったと。
文面を額面通り捉えるならば、この決断は所謂『円満解散』というヤツだ。


 しかし、暫くの後に俺が視聴した
『WUGちゃんねる』や『がんばっぺレディオ』内での
七人の様子は明らかに違うモノだった。
気丈に振る舞い言葉を述べる子や、涙を堪えながら言葉を搾り出している子
悔しさを滲ませながら言葉を紡ぎ出す子……


だが……七人が共通している想いはハッキリと分かる。


彼女達は誰一人として、この『解散』について納得していない事だ。


 完全な推測の域だが、『円満解散』でなく彼女達にとって不本意なモノだと思える。
エイベックス側からの『戦力外通告』的な勧告の末の結論…
丹下社長の言を借りるならば、七人から『金の匂い』が感じられなくなったのか
今後続けていても現状以上の利益が見込めないと判断したのだろう。

一方的に通告されたのか?彼女達に選択の余地が与えられて解散という
決断に至ったのかは伺い知る事は出来ませんが
ただ、当初の構想を思い返してみると、いずれは解散するとの事で
動いていたそうなので、俺の中では今回の件覚悟は出来ていたつもりです。

ただ、あまりに急すぎた発表だし、七人の本意じゃない言葉を捉えると
冷静な感情にはなれんし受け入れ難く、そして……悔しい。
何よりもだ……彼女達が我々に謝罪の念を述べていくのが本当に見ていて辛い…

 

 それでも終焉の刻は容赦なくやって来ます。あと9ヶ月しか残っていないのか?

 

そうじゃねぇ。まだ9ヶ月もあるじゃねぇか。

 

それが戦いの合図だとしても 立ち止まらない だからひた走れ!走れ!


Wake Up,Girls!Beyond the Bottom


 
 彼女達がこれから挑む闘いは勝てない闘いだが、んな事知ったこっちゃ無い。
座して終焉の刻を迎えるのではなく、徹底的に真っ向から抗い
存在した『証』を『楔』として撃ち込む事。

守りに入るつもりなんて更々無い。攻勢に出て挑戦していく気概
何度打ちのめされようが、傷を負おうが倒れるのは前のめり。
彼女達七人はどんな状況だろうが前に突き進む事しか考えちゃいない。
確かに彼女達は悔しい面持ちではあったが、それでも尚、必死に前を向いて
残された限りある刻に真っ向から向き合って闘う覚悟と強固な決意がある。
終焉の刻に向けて闘う彼女達に俺が出来る事は……

 

―七人でいられる刻を大切にして この七人で何かを成し遂げたい『想いと魂』


あの七人にしか出来ないパフォーマンスと
そして……本気の想いと魂に全力全開で応えて俺の魂に刻み付ける事。


すぐに終わるわけじゃない。想いと魂を届けられる5thツアーという場と刻がある。
そして、全てをぶつける覚悟と決意は固まった。
そんな中において俺が彼女達の想いと魂に報いてやれると思うのは
ブログという媒体にて彼女達七人の軌跡や感謝を綴り記録と記憶として残す…
勝手だが、俺が出来る最良の形であり七人に対しての感謝の意を示す事。
これは単なる自己満足なのかも知れないし、そう捉えられても反論するつもりも無い。
彼女達が残そうとしたものやこれから魅せてくれるものへ
俺なりの敬意と感謝をもって全力でこのブログへ書き綴る事をやめたくはない。


勿論、俺が選択した方法が必ずしも正しいモノと言う気は微塵もありません。
今迄と同様に彼女達を全力で応援していく人や解散に反対の人
そして、受け止めて前に進むのを躊躇われている人。
想いは様々であり、どの選択にも正解なんて無いのでしょうが……
各々が熟孝し悩みまくって出した『己の答え』が唯一無二の正解だと思います。

 

 Wake Up,Girls!素晴らしいユニットだと思います。
それでも…いつかは終焉の刻が訪れます。
今回この件について記事を書くか否か非常に悩みました。
正直なところ、コレを書いておる現時点でも冷静な文を書けている自信は無い。
冒頭の書き出しにも書いた様に、物事には必ず終わりの刻が来る。
その刻に様々なモノが問われるのでしょう。
全力で後悔のない向き合い方が出来たか?後悔に塗れた刻が経ってしまったか?
終焉の刻に際して後悔を残さない為にも、覚悟して前を向く事。
確かに悲しく寂しい事ではあるし、七人にとって不本意な形での決断だろうが…
それでも俺は、限られた刻で『前を向く事』を決断した彼女達の背を押してやりたい。

自然消滅してしまうユニットって結構あったりしますので
ファイナルツアーという互いの想いと魂を全力で伝えられる場と刻が
与えられた事は本当にありがたいものだと俺は思います。


 全力で彼女達の想いと魂に応えて、来たる終焉の刻には
泣き顔じゃなく、笑顔で彼女達七人の新たな門出を祝い送り出したい。
これが、今回の一件で俺が熟孝し辿り着いた偽りの無い想いであります。

 

そして『あの七人に完全に負けた』と感嘆の言を俺に言わせて欲しい!!!!!!!

 


いつも以上の乱筆・乱文にて大変恐縮でしたが
ここまで読んで下さり本当にありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

舞台『Wake Up,Girls! 青葉の軌跡』観劇所感。

 6月10日、草月ホールで開催された演劇『Wake Up,Girls! 青葉の軌跡』
千秋楽の夜の部を観劇して来た。

 

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 前作の舞台版の続編となる今作だが、その発表は本当に急なものであり
まさに青天の霹靂といった所だろう。
で……更に、今回の会場は前回よりも収容人数の少ない会場で
チケットの確保が困難なものとなった。
自分は本当に運が良く、千秋楽の夜公演(座席は二階)のチケットが取れた。

前作の舞台『青葉の記憶』は素晴らしい公演だったので
勿論、今回の公演も非常に楽しみにしており
期待感に胸躍らせ会場に向かった事を憶えておる。
そして、観終わってこの感想を書いている今でもその余韻が未だ抜け落ちない。
それほどまでに今作の公演が素晴らしいものだった事の証明だろう。


そんな『青葉の軌跡』の感想をこれから書き綴っていく。

 

 

 まず、開幕してWUGの楽曲『Polaris』が流れる。これは完全にやられた。
この楽曲を歌っている彼女達の現在の視点から、結成して暫く経った後の
彼女達の視点にまで遡る構成となっていた。
しかも『Polaris』を歌っている時間軸についての描写にあえて触れていないのも
これまた面白くて様々な考察が出来てしまえる。
作中での全国ツアー内での事なのか、新章最終回の頃なのか
はたまた、その先の物語での刻での事なのか……

独自考察(妄想)で恐縮ではあるが自分はラストシーンの
丹下さんと松田さんの会話にあった『遂にここまで来た~』と
『まさかこんな風になるなんて思ってなかった』と言う台詞から
まだ描かれていない先の刻の物語なのではないかと思っておる。

そして『青葉の軌跡』劇中でも『Polaris』へと繋がっていく事をほのめかす様な
描写を盛り込み、そしてラストに持ってくる演出は見事と唸るしかなかった。

 

 物語の刻は、『16歳のアガペー』を引っさげ
MACANAで単独ライブを開催する頃~林田藍里の脱退問題までを描いている。
前作の『青葉の記憶』と同様に単なるシナリオの焼き回し的なモノにならずに
また新たな描写と解釈が盛り込まれ再構築された


新訳『Wake Up,Girls!という印象を前回同様に感じられた。


で、今作において自分が観たいと思っていた点をきっちりと押さえていて
尚且つ…また新しい解釈をさせてもらえた構成になっていた。


 今作の物語で核を成しているのは、藍里、佳乃、真夢。
自分の中においては、TVシリーズの主軸として描かれたのは佳乃だと思っている。

彼女自身やWUGのリーダーとして、そして真夢に対して抱いている感情…
好転しない状況に対しての焦燥感と苛立ち、圧倒的な『才』を持つ者(真夢)への
憧憬と妬心の念が混在した複雑な思い。
この辺りを演じるに当たり佳乃と同様、雌伏の刻を過ごして来た青山さんだからこそ
見事に演じきれたのではと自分は感じられた。
特に、藍里に『戻って来い』と言う件で、感情を爆ぜる様な言い方ではなく
感情を搾り出す様な優しげながらも秘めた力強い言い回しには
胸に熱いモノと心に沁みいるモノを存分に感じさせてもらった。


 藍里。彼女は自分に技量や才能が無い事は自覚していた。
それでも必死に、直向きに努力を重ねていた矢先に
早坂さんの言葉が彼女を繋ぎ止めていた心の楔を打ち壊してしまった。
抱いていたコンプレックスや劣等感は更に大きくなり
『私だけ違う』と頑なに心を閉ざしてしまった藍里の心情を
見事に演じられた永野さんに感服の念を抱いた。


 未だWUGの一員になりきれていない真夢……
それを象徴しているのが、レッスン時での微妙な皆との距離感。
でも、藍里が辞める事となった時彼女は一歩踏み込んでいった。
真夢がかつていた場所(I-1)は、闘えない者は容赦無く淘汰される。
藍里を切って存続するか、藍里と共に辞めるかの究極の二択を迫られた時
彼女は迷わずもう一つの選択肢を皆に提案した。


―私は、藍里に居て欲しいと思う。七人揃ってWake Up,Girls!なんじゃないかな


歌い踊るだけの存在だけじゃなくて『人間』である事を許容される居場所。
かつての自分の様な思いを皆にさせたくないという思いと
I-1を脱退後、世間から拒絶され腫れ物に触れるかの様な接し方をされた真夢。
そんな彼女の魂が完全に凍りつかなかったのは
I-1の島田真夢ではなく、島田真夢という人間として藍里がきちんと接してくれた。
その彼女が過去の自分と同様に心を頑なに閉ざしてしまう。

 
 今度は自分が藍里の魂を救う番だと思い真夢は踏み込む決意をした……
真夢の藍里への説得の言葉は穏やかながらも情が溢れんばかりの
魂の言葉だった様に自分は感じました。
改めて書くまでもないが、吉岡さんの演技は素晴らしいものでした。


この場面は本当に涙腺がヤバい事になり、目頭が熱くなるのを抑え切れなかった…

 

 前作でも観られたがI-1サイドの描写が観られたのも嬉しいところだ。
TVシリーズでは登場しなかった高科里佳の登場が良いアクセントになっていた。

里佳に言った志保が抱く真夢への感情『真夢は一番勝ちたい相手』
前作にて、辞める真夢に対し『勝ち逃げは許さない』と志保は言った。
志保自身きちんと闘って勝ったわけではない事を痛感してしまっている。
TVシリーズでは憎悪に近い感じの対抗心を出していた感があったが
里佳や麻衣とのやり取りの中では、何か清々しさの様な雰囲気を感じられた。


 そして、近藤麻衣の心情に切り込んだ描写が観られたのも良かった所だ。
I-1のキャプテンという立場としての言葉ではなく個人として抱いていた
真夢への想いと彼女を止める事の出来なかった後悔の念……
何も無かった頃から共に軌跡を駆けて来た同胞でありライバル。
簡単に割り切れる想いじゃないが、今の真夢の幸せを願う事……
彼女の複雑な心情に踏み込んだ描写は素晴らしいと想った。

 

 

 以下、箇条書き形式となって申し訳無いが他に感じた事をざっくりと……

 

 

 前作からの続投となった
丹下社長役の田中良子さんと松田さん役の一内侑さんの演技は
前作同様に安定感抜群でアドリブで笑わせてもらったり
またシリアスに魅せる所はきっちりと魅せてもらえたりと本当に素晴らしかった。
続編の舞台があるのなら…
またお二方に丹下社長と松田さんを演じていただきたい。


 I-1Clubは、前作同様ボスユニットとしての存在感を見事に魅せてくれた。
特に印象深かったのは高科里佳を演じた松田彩希さん。
ライブパートでのダンスのキレの凄まじさに圧倒されて魅入ってしまった……
勿論、他のI-1キャスト陣も素晴らしかったのは記載するまでもない。


 まさかTwinkleが歌う『ゆき模様 恋のもよう』が聴けるとは思わんかった。
WUGとI-1に引けを取らない素晴らしいパフォーマンスを魅せてもらえた。
これは本当にまた見たいのでこの公演の円盤化を切に願う!!!!!!


 早坂さんを演じた福山聖二さん。
台詞の言い回しや所作はアニメの早坂さんそのままで
本当に良い味を出していましたね。

 

 裏方で支えてくれたスタッフ陣と共に、心よりの敬意と感謝の念。
そして…素晴らしく心に刻み込まれた最高の公演を魅せていただき
本当にありがとうございました!!!!!!!

 

 

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扉は叩かなきゃ開かない。

 現在絶賛公演中と聞く舞台版『Wake Up,Girls!青葉の軌跡』
自分は本当に運良く千秋楽の夜公演に参戦出来る事となりました。


 本来なら今回は記事を書くつもりは無かったのだが
公演が開幕した後、ツイッターのTLでこんなタグを見たので
今回は、その事について書き綴っていこうと思う。

 

 #青葉の軌跡円盤化を諦めない

 

 初日の公演が終演した頃からこのタグで様々な方が呟いている。
何でも観劇された方が、直にスタッフの方に今回の公演の円盤化の旨を伺った際に
現時点では円盤化の予定は考えてはいないらしいとの回答をもらったそうです……
前作の舞台『青葉の記憶』ではBDを特典付きの予約販売していた。
ただ今回はその形態を取ってない。

多くのワグナー、そして俺もですが、まぁ、前作が普通に発売しておるので
表に発表しておらんだけで決定事項なんじゃないかと思っていた矢先の話なので
やっぱり驚いたし、普通に勿体無く残念な事ではある……


 でだ……今回の舞台に関しては、チケットの倍率が異常な程に高倍率だった。
特に、土日公演の倍率は相当なモノだったでしょう。
自分もそのうちの一人だが、週末にしか観に行ける機が無い方は多いと思いますし
それと身に置いている環境や様々な事象にて参戦を断念された方も多いでしょう……


 そりゃみんな行きたいし観たいんですよ。やっぱり現地でしか感じられないモノは
確かに存在しますし、映像で間接的に観るより全然違うモノになりますから。
これは批判ではないが、WUGのイベントは行きたいのに行けない事象が
結構多い様な気がするんですよね。参戦するに当たって色々な努力や工夫は勿論ありますが
やはり全ての人がそれを出来るとは限らない。
どうしても休日の調整が困難だったり、資金的なやり繰りが厳しかったりしますからねぇ…


参戦の叶わなかった人達にとって、イベント・ライブの円盤化や配信というのは
本当にありがたいものであり逆に現地では観れなかったモノが見えるという利点もあります。
特に演者の細かい表情や息づかいとかは現地の遠い座席ではなかなか感じ取りづらいものでしょう。
そのコンテンツを知り応援していく切っ掛けと成り得る要素でもあると思えますので
円盤化というのは、是非とも実現していただきたいものである。


 今も尚、#青葉の軌跡円盤化を諦めないのタグと付け呟いている。
その数は日を追う毎に増加傾向にあります。
そして…今作の『青葉の軌跡』の内容は本当に素晴らしいとの声を多く聞く。

上記のタグを付けて発信していく事は素晴らしい事ではありますが
舞台の公式サイトのお問い合わせで直に想いの旨を伝えるのも手段としてあります。
実際に送られた方もいますし、僭越ながら自分も送りました。
観れない方の為という使命感で動くのではなくて
ただ単純に、自分が是が非でも観たい!あるいは、あの感動を何度でも見返したい!
という想いを込めて何らかの行動は起こした方が良いのではないかと俺は思います。


 勿論、容易に実現可能な案件じゃ無い事は重々承知はしております。
発売してもきっちり収益が出るかどうかは未知の領域でしょうし…
各方面への権利やら、障壁となる事項は多いのでしょう。


それでもだ。やっぱり声を出し発信しないと伝わらない想いがある。


人を動かすのは人の熱い想いと魂だと自分は思っておりますので
伝える為の手段があるのなら、最大限に利用しようじゃありませんか。
ただ、こちらはお願いする立場にありますので
先方への礼節を欠いた文章を送ってはならないというのは意識しないといけません。


 要望の声が必ずしも叶うとは限りませんが、様々な方が動き声をあげて
出来得る限り多く方の想いと熱い魂が届く事を願って止みません。
Wake Up,Girls!の七人が『繋がる事』を意識して今まで動いて来た事……
彼女達の意と伝えたい本気の想いに応えてやれないだろうか?

 

そして、俺がこんな事を言うのは大変恐縮でおこがましいが……


ワグナーの本気の想いを魂を見せる刻は今なのではないでしょうか?

 

 俺の駄文&零細ブログにて世の拡散機能があるとは到底思えんがwww
想いを伝える手段を利用している者としては何もせず
後で後悔したり不満言ってもどうにもならんのでやれる事は微力ながら動こうと
そして、円盤化実現に向けて動くべきと感じて今回筆を執らせていただきました。


毎度の乱筆・乱文ではありますが、自分が伝えたい事は書ききりました。
最後まで読んで下さりありがとうございました。

 

 

 

 

 

咲き誇る"異端の桜"の煌きと美しさ。/永野愛理ソロ楽曲・minority emotions所感

 2018WUGソロ楽曲所感&独自考察シリーズも遂にラストを迎えました。
ラストの楽曲を飾るのは、WUGの『扇の要』永野愛理さんの楽曲となります。


くどい様ですが……本稿は筆者の妄想と暴論の域で書き殴っております。
予めご了承の上でお楽しみ頂ければと思います。

 

 

 minority emotions/永野愛理さん

 

 

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 永野さん曰く、前作『桜色クレシェンド』の続編として作られた楽曲で
今作では『秋』と秋に咲く『桜』をイメージして作られた楽曲。
で、この『桜』だが……秋に咲く『秋桜』=コスモスではなく
春に咲く所謂『ソメイヨシノ』の方であるとの事。
この辺りの独自考察は例によって後述にて書いていく。


 『桜色クレシェンド』の系譜を継承するバンドサウンドを踏襲した応援ソング。
抱え込んでいるネガティブでセンチメンタルな感情を思わせる『静』の要素は
秋に感じてしまう切なさや物哀しさを見事に表現している様に思う。
そして、サビに入ると圧し込んでいた感情が爆ぜる
『動』の要素を含んだ開放的な曲調に変化し
それに伴い永野さんの歌声も力強くなっていって
異端の中においても尚、力強く咲き誇る『桜』を彷彿させる描写が見事。

 

 オレンジの中にひとつだけ光る その姿に勇気もらった

 桜ならどうやって歌うかな 桜ならどうやって咲くのかな

 自分らしさから 生まれた景色を 信じて 感じて 愛して

 それでいいんだよ


 ―永野愛理『minority emotions』より引用

 

 ここの節々には永野愛理さんの表現者としてのアイデンティティ
別な表現をするなら、強固な『信念』と『我』を貫き通したいという想い。
この『我』を貫くだが我侭に振舞うという事ではなくて
自分の個性ときっちりと向き合って流されず自分を偽らず信じる事。
鮮やかな紅葉の中に僅かに咲き誇る『桜』は確かに『異端』な存在だ。
だが……その『異端』な存在が放つ煌きはより強烈で
鮮やかなモノとして目を惹き深く心に刻み込まれていく。
埋没し、散ってしまうのではなくその中において力強く美しく咲き誇りたい……
 
永野さん自身の応援・アンセムソングとしての解釈と
受け取り側の我々にも強烈に突き刺さり響いて来る節だと思える。

 


 歌詞のみをざっくりと読んでいて感じたのは上記にも書いたが
秋の紅葉の中に僅かに咲き誇る『桜』の異端さであり
その異端の面を貫くか否かの葛藤と決意を描いた楽曲である。
で……この楽曲を考察していくにあたって『要』となっているのが『桜』の解釈を
どの様な解釈をして自らの落し所として受け入れていくかだと思う。
勿論、個人の考察による解釈に普遍的な正解は無いので
毎度の事ながら、俺の暴論の域で恐縮だが考察を書き殴っていく。


 いきなり話の腰をバッキリと圧し折ってしまうのだがwww
『桜』の解釈に行く前に、ある語句の解釈を済ませないと『桜』の解釈が
個人的には出来ないのでそちらから順を追って考察していく。

 

で……その"ある語句"とは『あなた』という語句なんです。


 
 永野さん目線から見た二人称としての解釈として成り立つ語句だが
自分の解釈はそちらではなく、彼女…もしくは自分の内面に潜む
所謂『もう一人の自分』に向けている二人称として解釈させてもらう。
この楽曲を自身を奮い立たせていく応援・アンセムソングとして
捉えた場合ではあるが……
俺の中ではこの考察が最も落し所として最適なものだと思った。


そして……肝心の『桜』だが、自我と強烈な個性、貫き通したい己の『信念』
陽の感情や強さを示した語句の様に思えてくるんです。
歌詞の一節に『その姿に勇気もらった』や『鮮やかさに目が離せない』とある
オレンジ≒紅葉とし、世間一般の視線や概念に当てはめ
『桜』を異端の象徴≒突出した強烈な『個』で考えていくと
異端の存在であるが故に、より強い輝きを放つモノとして認識される。
また、個性という解釈に拘らずに個の思想という面で解釈してもこれは成り立つ。

 

 突出した個や突飛な思想というモノは
異端のモノとして認識され受け入れ難く、また取り除かれる対象になってしまう。
私が間違っているや空気読むことばかり求めると詞にある。
個を押し殺して集団の足並みを揃える事を紅葉に準えているのは面白い描写で
ある意味、七人の絆の強さを表現したWUGの楽曲
7 Senses』のアンチテーゼ的な楽曲なんじゃないかとも思えてしまう。

 

 勿論これは完全否定という意味じゃなく
集団<個性の描写に重きを置くと言う意味であって対になる楽曲という意味です。
繋がっていく事を最重視されて、率先して動いてきた彼女が
この楽曲に掲げているテーマはあえて真逆の事を表現していっている。
彼女がこの楽曲に込めた想いの真意を窺い知る由はありませんが…
変わらない事は大事だけど、変わろうとする想いと覚悟を持ち
未知の領域へと踏み込もうとする決意表明なのかなと思えてならない。

 

*あくまで個人の感想です

 

 

 『7 Senses』が七人の感覚という意味。
この『minority emotions』という曲題は少数の感情という意味があるとの事。
そして……emotionsという単語には激情という意味も含まれておる。
自分がこの楽曲をフルで聴いて強烈に感じた要素は
秋の切なさや物哀しさを感じさせるものだけれど内に秘めている力強さ
喩え一輪の異端な存在である『桜』を咲かせてやろうという強固な決意。


周囲がどう染めようが、自分の価値は自分自身で決める。


永野愛理さんの秘めた揺るがない『信念と決意』や『想いと魂』
そして、内に秘めた燃え滾る情熱はこの楽曲に凝縮している様に思えてきます。

 

 


 という事で『minority emotions』の所感&独自考察となります。
ソロイベントに参戦出来なかった者なので……真に彼女が伝えたかった事とは
遥かに見当違いな事を書いてしまっている事は痛感しております。
たら~れば~の話になってしまいますが
自分が参戦出来ていればもっと踏み込んだ事が書けるのでしょう。
それはこの楽曲だけに限らず、このアルバム全ての楽曲に対して思える事です。


ただ、このアルバムの楽曲陣を聴き心打たれた者として
何もしないと言うのは俺の中では有り得ん事なので
無謀なのは承知の上で七人の想いと魂が込められた楽曲について
俺の持ちうるモノを全て引き出し勝手ながら拙い文章力で書かせていただいた。


(まぁ、思うがままにぶちまけているので支離滅裂な駄文であるが……)

 

 最後になりますが……七曲の素晴らしい楽曲陣に巡り合えた奇跡。
Wake Up,Gils!の七人の伝えたい想いと魂。
彼女達の本気の想いを汲み取って、形にしていただいたクリエイターの皆様に
最大の感謝と敬意の念を贈らせていただきます。


そして……この七曲の所感&独自考察を読んで下さった皆様にも
本当に感謝しかありません。ありがとうございます。

 

 

 

 

 

海と波が響かせる"魅惑と感謝"の旋律♪/山下七海ソロ楽曲・七つの海のコンサート所感

 Green Leaves Fesも終わり、無事に参戦レポも書き終えたので
中断しておった2018WUGソロイベの楽曲所感&独自考察を再開。
そろそろクライマックスで残り2曲となってきました。
……という事で、今回はこの楽曲について書き綴っていく。

 

毎度毎度ではございますが、本稿は筆者の妄想に近いものであり
勝手に感じた事を書き殴っておるだけですので
予めご了承の上でお楽しみ頂ければと思います。

 

 

 

 七つの海のコンサート/山下七海さん

 

 

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 前作の『ももいろDiary』では、山下さんが幼少期から持っていた
ウサギのぬいぐるみ「MOMOちゃん」との絆と感謝の想いを純然に歌った楽曲。
そして、今回の楽曲でも彼女の根幹を成して来たものへの
感謝の想いが存分に込められた楽曲になっていると思える。

彼女の名の一字、そして彼女が魂を吹き込む久海菜々美の一字『海』
コンサート≒音楽会≒『音楽』への感謝と想い
そして『七つの海』……出来得る限り多くの人達に彼女の想いを届けたい
混じりっ気を感じさせない程に極めて純度の高い彼女の熱い『魂』を感じさせ
また、山下さん自身の心情に踏み込んでいる様な楽曲にも感じる事が出来る。
この辺は後述での独自考察にて書いていく。


 ミディアムテンポのポップな曲調と山下さんの歌声との見事な調和が織り成す
メルヘンティックな楽曲の雰囲気は南国の紺碧の空と海を彷彿とさせ
奇を衒わない王道な構成は聴覚に優しい聴き心地の良さと中毒性を醸し出す。
完全な私見の域で恐縮だが、こういう楽曲を歌う彼女はまた一際の輝きを放つ。

 

 ココロを映して いつでも正直でいたい


 七つの海いっぱい 自由なわたしを響かせよう


 ―山下七海『七つの海のコンサート』より引用

 

 これは俺の見立てなのでハッキリ言って当てにならん事を先に言うがww
山下さんに惹かれ見ていて思うのは上記の歌詞の一節にある様に
ありのままと言うか、飾らずにいつも自然体で立ち振る舞っている。
時に魅惑的であり、また、飄々として程よく適当だったりww
ただ根底にあると思えるのは自身に正直で直向きで純然な想いなのでしょう。

勿論、彼女が魅せている表層部分をすくい上げて理解出来たなどと
ほざく手前勝手な物言いをする気はないし
また、全てを理解出来るとは微塵も思ってはいないわけで…
自分が今後山下七海という"存在"が何を魅せるのか?をもっと見たいと
思わせてくれる存在である事は間違い無い事だと思えて来る。

 

 


 先述にも書いたがこの『七つの海のコンサート』という楽曲は
山下さんの自身の心情に踏み込んでいる様な楽曲と称した。
それを強く感じさせる語がこの楽曲の歌詞には綴られ
楽曲の『要』を成している要素だと個人的には感じており
それを表しているのが『波』という単語だと自分は解釈させてもらった。


 陽気でいて喜びを楽しむといったプラス・ポジティブな感情と
悲観的で歯痒くというマイナス・ネガティブな感情を描写している箇所を
繰り返していって自身の揺れ動く心情を寄せては返す波の様に
彼女の感情描写に当てはめているのが印象深くもあり
また、ネガティブな箇所の最後に『負けない』という
抗いや立ち向かう気概を思わせる節が入っているのが
彼女が滾らせ秘めているであろう負けん気の強さを感じさせる様に思える。


波は絶える事無く寄せては返しの繰り返しで止まる事はない。
どんなに硬い岩も繰り返す波の力で角が削れ形を変えていく。
辛い事や悔しい思いは当然起こるものだが
反面、嬉しい事や楽しい事も巡って来るもの。

 

マイナスの波にそのまま飲み込まれてしまうのか?
また、プラスの波をきっちりと捉えて上手く乗っていけるかは
自分を信じて研鑽を怠らなかった者にしか出来ないと自分は思います。
無論、努力しただけ必ず報われるというものではありません。
研鑽を積んでいく過程と色々な経験を経て乗りこなす術を自分で模索していく
『波を追いかけて』と歌詞の一節にあるが
どんな荒波が彼女に来ようとも、飲み込まれるのでなく乗りこなしてやろうという
山下さんの熱い燃え滾る想いと決意表明を示しているように思えてならない。

で、山下七海さんと寄り添い今まで共に軌跡を駆けて来て
魂で繋がっている久海菜々美への感謝と敬意が存分に込められていると思うのは
俺の暴論の域なのは百も承知だが、両者の魂の繋がりは切れる事はないのだろう。


 
 そして……"again & again"という言葉。


これは先日のWUG5周年ライブでの山下さんの衣装の襷に綴られた
幾度も、何度でもという意味の言葉。
先述にも書いたが『波』という語を思い起こさせる意味に取れるし
この楽曲で彼女が詰め込んだ想いと要を成すものだという事。
これも俺の完全な妄想・暴論の域なのは充分に分かっているが
彼女が絶対に曲げる事の無い『信念』を貫くかのようにも感じる。

 

 ねぇ、ほらこの海は 

 わたしの今日と(寄り添いながら)ココロを映す

 Like a sweetest music

(踊るように 遊ぶように 泳ぐように 歌い続けるよ)


 ―山下七海『七つの海のコンサート』より引用

 

彼女の名の一字『海』を彼女の心情を露に映し出す『鏡』に見立て
『鏡』というのは久海菜々美の存在に当てはめて考えても成立すると俺は思う。
大好きで素敵な音楽への想いと感謝、彼女に惹かれる人達の想いに応える事
偽りのない真直ぐでひたすらに楽しむどこまでも純然な山下さんの『魂』


彼女に今まで押し寄せたのは穏やかな波だけではない。
寧ろ、挑む事を躊躇する程の荒れ狂う大波の方が多かった事でしょう。
それに挑むのは無謀なのかもしれない。だが、彼女は飛び込んで挑んだ。
挑む事を諦めなかったから……そして、ただ波に乗るだけじゃなく
水平線の彼方まで跳んでやるという気概と
遥か遠く、多くの人達に本気の想いを届けたい!という


山下七海さんがこの楽曲に込めた『TUNAGO』=『繋がる』という語への
『答え』であり純然な『願い』なのかもしれない。

 

 
 以上が『七つの海のコンサート』の所感&独自考察になります。


正直な話、自分が特推ししている方なので俺独自の考察が暴走しております…
読まれていて異論があるのは存じております。
貴様の解釈は気にいらねぇ!表出やがれ!!!!と感じられたのであれば
本稿のコメントやTwitter等にて存分にぶちまけて頂いて構いません。
ただし、文面を見た際に議論する気がないと俺が判断した場合は
全く相手にはしませんのでその辺はご理解していただきたい。

 

 毎度ながらではあるが、楽曲の所感&独自考察になっているとは思えない
クソ熱苦しい駄文になってしまうのは如何なモノかと自嘲しておりますww
本当に読んでいただいている方に感謝の念が尽きません。
こんな駄文しか書けない奴で恐縮ですが…
是非次回も読んでいただければ幸いでございます。


今回も最後まで読んで下さりありがとうございました!!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

Green Leaves Fes参戦レポ~繋がって来た軌跡が"奇跡"へと変わる刻~

 それはまさに、繋がって来た軌跡が"奇跡"へと変わる刻だった……

 

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 5月12日。爽やかな海風が吹く五月晴れの時期に幕張の地に居るのは
自分にとっては何だか新鮮な感覚に浸っておりました。
昼前に海浜幕張に降り立った俺は幕張イベントホールへ急ぎ歩く。
向かう最中…感情が昂り足早になって来ているのが分かる。
もう、本当に楽しみにしていたんだ。

そして、戦場(IKUSABA)に到着し、俺の身体は身震いする感覚に陥る。
強烈な紫外線が振り注いてはいるが時折吹く五月の風は
まだ冷ややかなモノを感じるがそれが原因ではない。
武者震いである。早く彼女達の本気の想いと魂を直に感じて
燃え滾り、全てを出し尽くしたい。
言い方を変えるならば…早く闘わせろ!的なモノである。


この久しぶりの現場(戦場)の感覚、やっぱり良いモノである。


……


 と、まぁポエム的な書き出しで始まったGreen Leaves Fes参戦レポ。
今回のセットリストの構成は、楽曲をファン投票で募って
その結果をランキング形式によって披露していくスタイル。
参戦が確定して、ライブの演出構成が発表された刻から覚悟していて
今迄書いて来た参戦レポの中で、最も難産で熱苦しいモノになるだろうとww
ただ……どうするのかといったら、やっぱり書きたい!以外の選択は無いので。

 
 上記に書いた様に特殊な形式のライブでしたので
従来の書き方とはちょっと違った書き方になっておりまして
公演毎のランキング順ではなく、昼のみ→夜のみ→昼夜共に披露の順で
楽曲の所感を書き綴りました。
勝手ながら、この辺はご理解いただけるとありがたいです。

 

 

 それと、断っておきますが……
この記事は尋常じゃないほど長いですww

 

 


これは冗談でも何でもなく、『ほんのつまらないモノで恐縮ですが…』と
菓子折りを差し出す際の常套句などではなく本気で長く熱苦しいです。
(約18000字以上あったwww)
……事のヤバさをお分かりしていただけたでしょうか?

 

 

では、私の魂の参戦レポを書き綴っていきます。

 

 

 

 


 【昼の部のみ披露】

 

 

 HIGAWARI PRINCESS (PRINCESS Yoshino Ver)
 


 昼の部でのオープニングアクト。並み居る楽曲陣を抑えての15位にランクイン。
アニメ新章での披露や東北イオンでのタイアップ曲での使用。
知る入り口が広ければ知る切っ掛けは増えると思いますので
私見の域ですが、その辺が投票に影響したのかと思います。
勿論、楽曲のみで評価してもランク入りして何の疑問の無い素晴らしい楽曲。

この楽曲の最大の見所は、センターバージョンが8種ある事。
(先日の5周年ライブで披露された七人バージョンが加わった。)
WUGフェス2016や4thツアーでの吉岡さんセンターバージョンなのか?
千葉出身の高木さんセンターバージョンなのか、先述の七人バージョンなのか?
確か、投票の際にはバージョンの指定まではなかったはずなので
今回披露の際にはどのバージョンで披露させるのかと興味が尽きない所でした。

 七人バージョンの入り方は自分は知らんので、この楽曲の歌い出しのパートは
担当のプリンセス=センターが担当されている。
誰がセンターなのか?と構えていた所に響き渡る清涼感のある澄んだ歌声……
3rdツアーの福岡公演以来になる
暴れん坊歌姫・青山吉能さんセンターバージョンだ。
これは青山さんを特推しされている方にとってはこの上なく嬉しいモノでしょう。
自分は3rdの福岡公演には参戦出来ませんでしたので
違うバージョンのアクトが観られたのは嬉しいモノであります。

 どういった経緯で青山さんのバージョンになったのかは
もしかすると今後語られるのかもしれませんので
今ここに書く事は俺の完全な私見で書いてしまいますが
彼女のバージョンは先述に書いた様に3rdツアーの福岡のみのはずで
他のメンバーのバージョンは3rdツアーの披露以外にもありましたので
単純に披露回数の最も少なかった青山さんのバージョンにしたのかとも思えるし
あと……この3日後に誕生日を迎える彼女への
バースデイ・プレゼント的なものという捉え方は、暴論の域かもしれんがwww

 

 

 

 7 Senses

 

 14位にランクイン。順位的には自分は妥当な位置なのかと思いましたが
昼のみという結果には少々驚いておりました。
要因となっていると思うのは、同系譜に存在している『7 Girls War』と比較すると
若い(浸透暦みたいなモノ)楽曲なのかと感じている。

でも、この楽曲が示した力に惹かれた方というのは決して少なかったワケじゃなく
新章のOP曲という補正要素があったからかもしれないが
純粋にこの楽曲を評価している事を証明する順位の様に思えて来るし
今後、彼女達が歌っていく事によって成長していく可能性を秘めた楽曲なんだ。
確実にランクインされていると思っていたし
4thツアーでのコンセプトにあった『繋ぐ』という事を象徴する楽曲でもあり
WUGの七人の多彩な『個』の力や絆の強さを示した楽曲でもあると
自分は勝手に思っておるので、今までの軌跡から今後の軌跡へと向かう意味でも
このGLフェスでの披露は外してはならないと思った。

 

 ほめられてのびてく 落ち込んで這い上がる

 ステージという 有頂天なる空へ 舞い上がれ

 

 ―Wake Up,Girls!7 Senses』より

 

 ここの節での歌い方というのは、WUGの楽曲でも珍しい部類になっている
力強く吠える様にして歌う荒々しさに溢れたものとなっているのだが
今回は今までよりも、力強さと荒々しさに加えて更に熱が増大していて
剥き出しの闘志や気迫を感じる激熱なモノを感じさせるアクトだった。
特に、奥野さんと高木さんの歌声は"絶唱"の領域にまで進化した様に思える。

でだ……傍にいて、奥野さんと高木さんの"絶唱"を見せつけられ
負けん気の強いこの二人…吉岡さんと青山さんが黙っておるワケが無い。
直後の二人の掛け合いのパートでの"絶唱"もより力強さと熱量が増したものになり
そしてその熱にあてられて、永野さんの歌声も力強さが増していって……

 


 Seven Senses  Wake Up Go!!!!!!!

 


ここの節でぶち上がっていくのが俺は『7 Senses』での
最大の『要』を成す箇所であると勝手に思っておるので
ここで激熱要素が感じられないとこの楽曲は『魂』が宿らない。
あまりライブで聴いた事のない俺が言うのはおこがましいが
今回魅せてくれたアクトは充分すぎる程に激熱なものだった。

序盤から全力で攻める姿勢と後の事なんか構わない
形振り構わない常に背水の陣を張っていく潔さ……
WUGのライブはコレを感じさせてくれるから堪らなく良いんだ。

 

 

 カケル×カケル(Run Girls, Run!

 

 このGreen Leaves Fesにて自分が注目していたのは
WUGの妹分であるRun Girls, Run!がどれだけ闘えるのか?である。
自分は彼女達のパフォーマンスをまだ直に観ておらんので
単純に観てみたいという純粋な思いである。

Run Girls, Run!の原初の楽曲にして、アンセム・ソングでもある楽曲。
楽曲の持つポテンシャルの高さは聴いた時に充分感じさせてもらい
私見の域で恐縮だが、彼女達のアンセム・ソングとして
申し分の無い楽曲なのは改めて書く必要はないだろう。

 ただし、誤魔化しが一切通用しない退路の無い闘いの場であるステージで
楽曲の持つポテンシャルを限界以上に引き出せるか否か?
それを可能に出来るのはやっぱり
人間の伝え届けたい本気の『想い』や『魂』しか無いと俺は思います。
どんなにポテンシャルの高い楽曲を携えていても
扱う表現者が雑に扱ってしまったら持っている力と可能性は眠ったままだ。
ランガの出演したイベントに参戦された方は
皆、この楽曲と彼女達のパフォーマンスを絶賛する。
勿論その声に偽りは無いのでしょう。


生憎だが、俺はそんな物分かりの良い人間ではない。


 楽曲のポテンシャルの高さは充分理解し納得した。
後は誤魔化しの効かないステージにて、ランガの三人の本気の想いと魂が
この楽曲の持つポテンシャルを引き出し限界領域を超えていけるのか?
興味深さと見定めたい観点で彼女達のアクトを観させてもらった。


結論から言ってしまうが……
様々な方が絶賛して猛烈に推している理由を思い知らされた。


林さんの荒削りではあるけれども、力強く伸びやかな歌声と
上手い表現が思いつかんのが悔しいが彼女の持つ独自の佇まい。

森嶋さんは上背は低いのだが、振りを大きくしてダイナミックに動く事を意識し
尚且つ表情をきっちりと作り『魅せる』事への拘りと工夫。

厚木さんはキレの鋭い流麗的なダンスに目を奪われてしまう。
WUGのダンス部門ツートップの永野愛理さんや高木美佑さんとは
また違う感じの所作のダンスをしていて
更に、彼女もまた『魔性の領域』持ちだったりする……


 そんな彼女達の強烈な『個』の力とこの楽曲が
偏狭的な盾で武装しているにも関わらず
盾の上からだろうがお構い無しに全力で殴り掛かって来る。
拳が砕けようがそんなのは関係ない。
叩き上げの魂と本気の想いを振るう拳に込めてひたすら殴り続ける。
そんな彼女達の直向きな想いや魂を直に観て響かないわけが無い。

昨年の彼女達のお披露目となった地もこの幕張だった。
ランガの三人にとっての"始まりの地"であり"約束の地"でもあるこの幕張で

Next generation(次世代)の想いと魂を強烈に感じさせた素晴らしいアクトでした。

 

 

 

 恋?で愛?で暴君です!

 

 昼の部でのTop10に見事ランクイン。
他作品のタイアップ曲の中では、披露されて来た機会が多い印象。
特に、昨年のアニサマでの披露はやはり大きな要因だったのかと思わせる。

WUGの楽曲陣の中でも特に異彩を放っており
トリッキー&コミカル&キュート方向にステータスを全振りした極端な楽曲で
楽曲が創り出す底抜けに楽しい雰囲気を単純に感じてひたすらに楽しむ。
で、トロッコに七人が乗り込んで場内を巡っていくといった
広い会場ならではの演出もあり、更には七人が持っていた小道具は
この楽曲のMV内で各自が持っていたモノ。


 上記にも書いた様にこの楽曲は
脳ミソの理性というあらゆる螺子を完全に緩めてただひたすらに楽しむ楽曲。
ただ…俺自身はまだこの楽曲を完全に楽しめていないと感じる。
彼女達は扉を開いて向こう側に広がる景色を照らし迎え入れようとしている。
その領域に踏み込むのに必要なのは無心でひたすらに楽しむ。
楽しもう!傾聴しよう!と考えてしまう思考がそもそも無心になれていない事だ。
楽曲のメロディ、七人の歌声、それらが合致して織り成す雰囲気
それにただ身を委ねてこの楽曲に浸る事


それが無心で出来た刻にようやく……
俺はこの楽曲を心底ひたすらに楽しめたと感じられるのだろう。

 

 

 7 Girls War

 

 驚く事に、昼のみの披露となった。
WUGの初期から彼女達七人とと共に在り軌跡を駆けて来た
『戦友』と称しても良いライブでは欠かす事の出来ない楽曲。
で……七人が身に纏う衣装は作中のキャラが着ている制服。
制服衣装を着てライブでこの楽曲を披露するのは
昨年のWUG舞台・千秋楽以来だったと思います。


 昼の部の披露のみで、楽曲の世代交代的な印象を受けなくも無いが
だからと言って『7 Girls War』という楽曲がお役御免のお払い箱行きとはならない。
七人がこの楽曲と共に、どんな困難に遭いながらも諦めずに闘い続けて来たから
後に続く多種多様な楽曲と巡り逢う事が出来た。
そして、七人がこの楽曲のMV内でも着ていたこの制服衣装で登場したのは
7 Girls War』への敬意でもあり、最大の感謝の念の様に思えてならない……


 WUGのライブでは本当に欠かす事の出来ない楽曲であり
聴く度にWUGのライブに参戦している事を強烈に実感させてくれる楽曲。
ただ……常に聴ける事を当然と思ってはいけない。
参戦出来る事やそこで聴ける事への"当たり前の奇跡"
やっぱり観る側の人も敬意と感謝の念は忘れちゃいけないと俺は思います。


一つの節目となった今回のライブで聴けた"奇跡"にただ感謝したい。

 

 


 【夜の部のみ披露】

 

 

 outlander rhapsody(吉岡さん&青山さん&山下さん&奥野さん)
 


 夜の部オープニングアクト
夜の部はわぐらぶ枠(ファンクラブ)の投票で、結果15位にランクイン。
ユニット曲がオープニングアクトとなるのは通常の公演ではあり得ない。
今回のライブ(ランキング形式)ならではの特別なものである。


 歌い出しで、吉岡さんと青山さんによる
『Wow Wow~』や『Woo Woo YEAH~!』での力強い"絶唱"ハーモニーが
こちらの魂に火を点け燃え滾らせてくれる。
"魂の絶唱"スキルを持つ二人だけでも充分強烈なのに
更に独自スキル『魔性と魅惑の領域』持ちである山下さんと奥野さんがいる。
そんなユニットの歌う楽曲が弱いワケが無い。

この楽曲に限らず、ユニット曲は披露機会が少ない。
自分にとってライブで聴くのは3rdツアーのファイナル・東京公演以来。
こういった披露機会が限られて少ない楽曲に票が集まるのは
ファンクラブ枠での投票ならではなのかなと。


 伝説の少年は 永遠に消えた 少年のままで

 きっと おなじことを みんな感じていた もしも時が忘れるためにあるなら


 ―Wake Up,Girls『outlander rhapsody』より


 ここの節での、山下さんの純然で柔和な歌声と
吉岡さんの優しげで力強い絶唱は本当に良い。
勿論、青山さんの歯切れの良い清廉な歌声と
奥野さんの艶のある低音での歌声も素晴らしいものだ。

一見似た様な個性を持つ組み合わせの様にも思えるが
当然、細かい部分では全然違う個性がある。
二年前の3rdツアーでのアクトと今回のアクトを比較するのは
どうなのかと疑問符が浮かぶが……
より強さを増した四種四様の個の力に魅せられ
そして、この楽曲がまた聴けたのは本当に嬉しいものだった。

 

 

 地下鉄ラビリンス(永野愛理さん&Run Girls, Run!

 

 まさかこの編成で来るとは思わんかった……完全にやられましたなww
ただ…有り得ない編成ではないんですよね。
前にランガの三人によるこの楽曲のダンス動画を撮る際に
楽曲の振り付けを考案した永野さんが三人用にフォーメーションをアレンジし

 

徹底的にきっちり叩き込んだ……との事(話盛ってますwww)

 

そして、今回は永野さんが加わって、4人編成のフォーメーションに再アレンジし

 

再び、徹底的にきっちりと骨の髄まで叩き込んだそうです。

 

血が滲む様な特訓のあまりの厳しさ故にランガの三人は
永野さんの足音が聞こえるだけで震えが止まらなかったそうです……



……既にお分かりでしょうが俺が上記に書いたのは完全な妄想ですwww

 

 

ここからは真面目に書きます。

 

 

 上の世代の永野さんから、次世代になる林さん、森嶋さん、厚木さん達に
ダンスのフォーメーションやステップ…楽曲に宿る想いや魂を伝授していく。
そして、ランガの三人は永野さんの想いに応えようとしていく。

迷う事は今後幾度となく訪れるでしょう。
でも、そこで立ち止まって停滞していたら先へ進む事は無い。

この楽曲を今後彼女達が歌い継ぐかどうかは分かりませんが
楽曲に込めた想いと魂を汲み取るという事と歌い継いで活かす事
これは俺の私見で恐縮なんですが
永野さんがこの楽曲の振り付けを伝授していく際にあたって
彼女達に一番に伝えていきたかった事なのかと思います。

 

 

 

  あぁ光塚歌劇団吉岡茉祐さん&青山吉能さん)

 

 

 もうね……このSSS級のレア楽曲がランクインされる事が
いい意味での狂気を感じさせてくれるじゃないのww

披露されるのは1stツアー以来。刻が経つにつれて楽曲が続々と増えたので
余程の事が訪れないとライブでは聴く事の叶わない楽曲になってしまった。
その余程の刻がこのGreen Leaves Fesだったわけである。
そりゃそうだ。こんな好機は滅多にあるわけじゃないですからねぇ……


 1stツアーの時からここまで来るまで様々な闘いの経験を経て
強くなった吉岡さんと青山さんの『個』の力による
"魂の絶唱"がまた異なる変化をもたらし進化していく。
燃え滾る様な感覚じゃなく、身震いし鳥肌が立つ感覚でもない。
吉岡さんの凜然とした佇まいと青山さんの清淑な佇まいが創りだした空間に
魅入って酔いしれる感覚に浸らせてくれた。

単純な楽曲というよりは、歌劇的要素の強い楽曲なので
聴き入らせるだけではなく視覚的に魅入らせる事も求められる楽曲でもあるので
WUG以外の現場で舞台経験を経て来た二人は
そこで培ったモノを活かしたのではないだろうか。


 で、曲が終わりステージ上に山下七海さんが登場し寸劇(茶番w)が行われる。
二人の雰囲気に入りそびれ蚊帳の外状態になってしまった青山さん
しかし、彼女はただじゃ起きなかった。
笑いを取りにいく事で豪快にゴールを狙いにいったんです。
その結果がどうなったかは残念ながら失念しまいましたが
貪欲に自分に視点を向かせようとする彼女の姿勢に
ストライカーとしての資質を感じさせてもらったしww

何よりも、まゆしぃとよっぴーの"魂の絶唱"の
新たな可能性が観られた事は感激の一言に尽きる。

 

 


 Knock out(永野さん&田中さん&奥野さん&高木さん&Run Girls, Run!

 

 舞台・青葉の記録で初披露の後、披露が待ち望まれていた楽曲。
しかし……編成されておる面子がエグいじゃないのwww


 確定なのかは不明だが、歌唱パートが多くあったのでおそらく
楽曲センターを担当していたのは永野愛理さんだと思います。
クールでEDM系の艶やかさ漂わせるI-1楽曲の『ジェラ』の系譜を継ぐ楽曲。
(作中での登場はこの楽曲の方が早いのでその辺の説明がややこしい…)
こういった曲調の楽曲と彼女の歌声との相性は俺の感覚で恐縮だが
見事に合致していて彼女の歌声が持っている艶やかさが一層引き立っていく。
もう説明不要だが、彼女のダンススキルを遺憾無く発揮出来る楽曲でもあるので
視覚的にも惹きつけて魅入ってしまう。


編成メンバーの中に、田中美海さんを確認出来た時点で安心しかない。
彼女は、自身に求められている成果以上のモノを確実に
魅せてくれる変幻自在のファンタジスタ
そして、周りの人を活かす事や場の状況を瞬時に察知する俯瞰的視野が鋭い。
メインで輝く事も勿論可能だが、バイプレーヤーに徹して周りを輝かせる事も出来る。
このアクトでは、特に永野さんとランガが引き立つ様に立ち振る舞っていた様に思う。


で……WUGのもう一人の笑顔のファンタジスタ高木美佑さん。
彼女の躍動感溢れるダンスは申し分の無いものであり
永野さんと歌声の質が似ている部分が自分はあると感じておるので
EDM系の曲調であるこの楽曲との相性は見事に合う。


そして、彼女……奥野香耶さんがこの面子にいるのが非常にマズいwww
彼女の場合、技量云々じゃなくて存在自体が本当にズルい。
独特の魔性と魅惑の領域から醸し出される圧倒的な存在感は
観る者の魂ごと容赦なく彼女の領域へと引きずりこんでいく。
クールで艶やかな曲調であるこの楽曲と
奥野さんの歌声との相性はもはや言うまでもないでしょう。


 さて……そんな彼女達の中に放り込まれる格好となったRun Girls, Run!
こんなに恐ろしい事は無いでしょう。
僅かな隙なんて見せたら、徹底的にきっちりと打ちのめされて即KOです。
おそらく、ランガの三人にとってここまでの重圧は感じた事はないでしょう。
それをこのGreen Leaves Fesにてマッチメイクされる。
でも、WUGの七人もI-1相手に今のランガの様に挑んで来たんです。
今の自分よりも強くなりたいのなら全てを吸収する気概
そして、弱いと自覚しているのなら尚の事逃げずに闘えと。
永野さん、田中さん、高木さん、奥野さんからの無言の激の様なモノを
林さん、森嶋さん、厚木さんがどう受け取ったかは分かりませんが
もう腹括って形振り構わず全力で立ち向かうしか無いのでしょう。


 開き直った若人の力というモノは時に爆発的で凄まじい熱量を発する。
正直、俺は現地に参戦してこの七人の闘いを理解して記憶出来ていない。
ただ憶えておるのは自分の座席の対面上に観えた
厚木那奈美さんの流麗的でキレの鋭さと、更に熱情的な要素が加味された
彼女の舞踊る姿にただ見惚れていたのは記憶しておる……

 

 

 TUNAGO(Wake Up, Girls!Run Girls, Run!

 

 この地と刻で初めて共演し、互いの本気の想いと魂をぶつけ合い闘った。
WUGが伝えたかった想い、闘う事で逆にランガから伝えられた事……
ランガの三人は伝えられる事の方が多いでしょうが
彼女達の直向きで荒削りな叩き上げの魂は
WUGの七人に常に初陣、原初の心持ちを思い起こさせるものになったのか?
その答えは我々には分からない事なのでしょうが
それぞれがこのGreen Leaves Fesにて得たものは尊く重いものだと思います。


このアクトを説明しろと言われても俺の語彙力では
申し訳ないがどれだけの言葉を用いて表現しても全てを伝える事が出来ません。
ただ……それでも書き残しておきたいのは
彼女達10人の混じりっ気の無い本気の想いと魂によるそれぞれの"絶唱"は
純然で尊くあり……ただ傾聴するしか出来なくて
ただ彼女達の歌い踊る姿に耳と目と心を傾けて楽曲を集中して聴く。


 4thツアー→新章→5周年ライブ→そしてこのGreen Leaves Fesでの披露。
つなぎ、ツナグ、繋がりあうこの刻と地で
Wake Up, Girls!Run Girls, Run!が歌う事により
真の意味で、想いと魂が繋がり絆が更に深まって
未来へと向かって行く事の決意表明だと自分は思えてならない。

 

 


 【昼夜共に披露】

 

 

 オオカミとピアノ(山下七海さん)/(山下七海さん&厚木那奈美さん)

 

 

 予め宣言しておきます。この項目に関しては
正気で書くのは到底不可能ですので暴走気味になり
私の語彙力を遥か地平の彼方へとすっ飛ばして書いております。

 

 

 キャラソンでは唯一の昼夜共にランクイン。
この結果に関しては楽曲の持つ力の強さを改めて思い知らされた。
この楽曲の力を遺憾無く、そして限界突破させたのは
山下七海さんの持つ『魅惑の領域』と『魅せる力』の強さなのは言うまでも無い。
彼女の魅せる力の強さは本当に凄まじくて
刻の経過に比例して益々タチが悪くなって来ていると思うんですよww
何というか……分かっていても防ぎ様が無く、もう大人しく撃沈されるしかない。
でだ、彼女はコンダクター(指揮者)スキルまでゲットしているじゃないですか。

 山下さんがこの楽曲を歌う時コンダクタースキルは発動する。
彼女が指揮するのは観客の熱狂的感情…またはある種の狂気的感情なんだ。
客席を狂気の渦に叩き込んで、煽った当の山下さん本人はどこ吹く風で
飄々で自由奔放、野生的なしなやかさを纏わせた魅惑的な所作で舞い踊り
問答無用で観客の魂を的確に撃ち抜き魅了してしまう。
もうそれを例えるならば……サッカーアルゼンチン代表リオネル・メッシ
コースが分かっていても止める事の出来ないドリブル突破と一緒なんです。


しかもだ……このGreen Leaves Fesで披露したのはフルバージョンだww

 

もう彼女の野性≒killer instinct(キラーインスティンクト)を止める術は無い。
俺達が出来るのは抗う事ではない。
ななみんを思う存分に躍動させて、楽曲が終わるのを魅入られながら待つしかない。

 

そう……昼公演はそれで済んだから逝かなかったんです。

 

 しかし、夜公演……俺達はWUGライブ史上最もデンジャラスな『ゾーン』へと
問答無用で叩き込まれたんです……

 

この楽曲の前のアクトは『あぁ光塚歌劇団』でした。
曲終わりの寸劇で山下七海さんがステージにいまして
この楽曲が次に披露される事になったんです。
ステージ上を目を凝らして見てみると山下さんの他に誰かいるんですよね。
で……照明が点きまして山下さんの対面にいたのが
ランガの厚木那奈美さん!!!!!!!



……?
……??!!!!


ちょっと待て……

 

……本当に何してんの!!それ混ぜちゃ駄目でしょwww


(注:藤村DもしくはミラノコレクションAT氏の声で再生して下さい)

 

 それは共存させてはならない者同士……
所謂、混ぜるな危険!というヤツであり、最も危険な組み合わせだ。
厚木さんの姿を視認して場内に響き渡っていく……


『あ゛ぁぁぁぁぁーーーッ!!!!!!!』という嗚咽に似た魂の咆哮ww


ランガのパフォーマンスを直に観たからよく分かる。
厚木さんも山下さんや奥野さんと同種である『魔性の領域』の持ち主。
ツイッターハッシュタグで彼女に関しての項目が色々と出来てきている事から
彼女に撃ち落されて来ておる方が増加の一方を辿っている事を証明してる。
山下さんの野性的なしなやかさと厚木さんの流麗的な優雅さ……
ワイルドとエレガントの危険すぎる共演が創り出し
更に肥大していく彼女達の『魔性と魅惑の領域』と
Wななみの決め所を撃ち抜く本能≒killer instinct(キラーインスティンクト)が発動。


完敗だ……
徹底的にきっちりと打ちのめされたなんて生易しいモノじゃねぇ……



魂ごと鷲掴みされて…多幸感に浸りきっておる所を握り潰される感覚だ。



 何かの禁則条約に余裕で引っ掛かるほどの禁忌の兵器を
停止させることは我々には到底不可能だ……
ななみんとあっちゃんはそんな恐れ慄く我々なんか意に介さずに
ステージを自由奔放に暴れまわっておる。
だが…そんな彼女達の姿に魅了されてしまっているのも事実なのである。

 

 さて…山下さんとの殴り合い競演(あえてこう書く)に際し
厚木さんの心情はいかなるものだったのだろうか?
圧倒的…いや暴力的とまで称しても良い山下七海さんの『個』の力。
しかも、このアクトは厚木さん独りで挑む。
結成から共に駆けて来た林さんと森嶋さんの姿はステージ上はいない。
彼女に圧し掛かる重圧はとてつもないものでしょう。
背負えるだけの重圧と向き合い、厚木さんがどういう答えを携えて
山下さんとの競演に挑んだのかは分かりません。
ただ…俺が彼女達の競演を観て感じたのは
厚木さんは山下さんの存在感に埋もれる事無くきっちりと彼女の『個』の力を
存分に発揮して心底楽しんでパフォーマンスをしている様に感じた。
山下さんの野性の本能を競演することで感じある種の極限状態に置かれた事で
厚木さんの眠っていた野性の本能が覚醒された…と俺は勝手に思っている。
彼女がちゃんと『闘えた』ことで、このアクトが成立し熱狂と歓喜に包まれた。
厚木那奈美さんに心からの礼賛を送りたい。

 


 とんでもないモノが観られたが、同時に素晴らしいモノが観られた。
フルで実際に聴けた事もその要因だが
この刻に立ち会えた事も本当に奇跡なんだ。

 

 

 

 リトル・チャレンジャー(吉岡茉祐さん&Run Girls, Run!)/(Wake Up, Girls!

 


 昼の部は本当に涙腺がヤバかったです……
遡る事、2014年の冬の幕張で開催されたWUGフェス2014にて
吉岡茉祐さん 大坪由佳さん 加藤英美里さん 津田美波さんによる
正規のバージョンが披露された。

当時の吉岡さんはキャリア的に言うと、三人に挑む挑戦者の立場。
彼女ではまだ太刀打ち出来る相手達ではなかったと勝手に思っています。
でも彼女は懸命に挑んでいった……
強くなりたかったら魅せる全てを吸収してみろという先輩達からの
パフォーマンスに込められた想いと魂。

あれから刻が経って……今度は吉岡さんがランガの三人に
様々な想いと魂を伝授する番。

 共演して直に想いをぶつかり合わせないと伝わらない事がある。
必死に立ち向かってくるランガの三人を傍で見ていて
吉岡さんの胸に去来するのはかつて今のランガの様に直向きに
挑んで全てを吸収しようとした自分の姿なのかは知る由もないですが

言い続ける事、自分を信じて挑み続けられる者が掴めるモノがあって
自らの弱さと真摯に向き合い、真っ向から限界に挑む事。

コレは完全な俺の妄想なんだが、彼女が三人に伝えたい事の様に思える。

ランガの三人がどういった想いを吉岡さんから感じ取ったのかは
それぞれに違うものなのかもしれませんが、受け取った想いは確かなものと思う。

 

 

 そして、夜の部ではWUGバージョンでの披露。
自分が直に観るのは、初めてWUGのライブに参戦した2ndツアー以来となる。
I-1で披露される機会は限られるモノで、他に様々なユニットが歌い継いで来たが
WUGが歌い継いで来た事で、見殺しにする事無くここまで活きてこれた。
それには本当に感謝の念しかない。

 

 

極上スマイル(Wake Up, Girls!Run Girls, Run!

 


 昼夜共にランクインしているのは流石といった所ですな。
これまで歌い継ぐ事によってこの楽曲は強さを増して来ました。
そして今回のGLフェスでは更なる進化を遂げました。

ラジオか何かで確か青山吉能さんが言ってましたが
折角ライブに来てくれたのだから、後ろの座席の人も楽しめる演出がしたいと…
彼女の想いに応えるのは本当に困難な案件。

でも……今回のGLフェスで、彼女の純然な想いが実を結んだんです。

メインステージ・トロッコ・スタンド席の外周と
360度オールレンジで楽しめる演出になったんです!
もう、何処を観て良いのやらと嬉しい悲鳴をあげるしかないじゃないですかww


 そして、俺がこのアクトにて一番印象に残っているのが……
まゆしぃが凄く嬉しそうにパフォーマンスしていたんですよね。
背負う者としての凜然で激熱な佇まいを見せてる姿も勿論良いのですが
一方で、無邪気にはしゃいでいる姿は本当に可愛らしいのよね♪

 

 

 16歳のアガペーRun Girls, Run!)/(Wake Up, Girls!Run Girls, Run!

 


 約束された『勝利の歌』であるこの楽曲も安定のTop10入り。
昼の部ではRun Girls, Run!のみでのアクト。
まだ彼女達に楽曲が無かった頃から歌い継いで来た
三人にとっても思い入れの深い楽曲であると思います。
そして、今の彼女達が出来る最高のパフォーマンスで魅せる事が
この楽曲やWUGの七人に報いる最大の感謝と敬意の念。

荒削りでも良い、飾らない在りのままの姿を見せる事。

目の前で本気で頑張っている者を直に観たら刺激を受ける。
そして情熱は伝播していくモノ。
彼女達の直向きで純然な伝えたい想いは心に響いてくる。

お披露目会にてこの楽曲を披露した時にも非凡な才の片鱗を感じたものだが
当時よりも歌唱力やダンスのキレは格段の進化を魅せ付けた。
いやはや……末恐ろしさすら感じさせますなぁ……


 そして、夜の部では10人全員による披露。
個人的に期待しておった2番の一節『ありがとう』の部分を
奥野さん&山下さんが可愛く台詞調で語る禁則兵器級の発動は
残念ながら観られなかったがwww


(オオカミとピアノでのWななみの後にこれまでやられたらこっちの身が持たん…)

 

 

 プラチナ・サンライズ田中美海さん&青山吉能さん)

 


 本当に待っていたんだ。この楽曲がまた聴ける刻を!
2ndツアーで感じた青山吉能の血の流れる絶唱を初めて聴けたのがこの楽曲だ。
あの凄みと身震いさせられて鳥肌が立つあの感覚は今でも忘れられない。
そして、青山さんと組むのは、ファンタジスタ田中美海
2ndツアーから刻が経ち、二人の個の力はあれからもの凄い進化を遂げている。
そんな二人がこれから魅せるアクトには本当に期待しか出来ない。

 
 WUGが結成されて5年の歳月が経った。
田中さんと青山さんがそれぞれに辿って来た軌跡は対照的だ。

巡ってきた数多の好機を確実にモノにして着実に軌跡を駆けて来た田中さん。
様々な現場にて闘いそこで培って来たモノが今の田中さんの
『強さ』とぶれる事の無い『信念』を成している様に思える。

一方、青山さんは遠回りをするかの様な雌伏の刻を過ごして来た。
常に青山さんの前を走っている田中さんの姿。
どれだけの刻がかかるかは分からないが彼女に必ず続いていく為
いずれ訪れる雄飛の機を信じてひた走る。
限られた好機を逃さない為に常に全力で限界まで出し尽くそうする
不器用で直向きな偽らざる『本能』と『執念』


 歌というものは嘘や誤魔化しが効かないもの。
表現者の心情、これまでに経験して来た事や生き様によって
多種多様な変化・進化を見せていく。
この楽曲は、互いを認め合い高みを目指し限界領域へと
競い合っていく清々しくも熱い『闘いの楽曲』

互いの想いと魂、更にはそれぞれの生き様が交錯し高速で並走している。
『行き着く所まで突っ切る。どこまで踏み込むかは任せる』と互いに突きつけ
そして、互いに限界以上まで踏み込んでいける事を信頼している。

無心になり極限の集中状態に入った彼女達の"絶唱"は
田中美海さんと青山吉能さんの表現者としての生き様を強烈に誇示する
激熱であり身震いさせられてしまう凄みに圧倒させられた。

 

 

セブンティーン・クライシス(高木さん&吉岡さん&永野さん&山下さん&奥野さん)

 


 昼の部ではTop5入り、そして夜の部では2位を獲得!!!!!!!
プラチナ・サンライズと同等にこの楽曲も再び聴ける刻を待ち望んでいた。
歌い出しと同時にオレンジ一色に眩く染め上がる会場。
自分は昼の部スタンド席からこの光景に見惚れておりました……


 この楽曲のセンターを務めるのは、"笑顔のファンタジスタ"高木美佑さん。
笑顔全開で本当に楽しそうに躍動し輝く彼女であるが
その輝きはセンターポジションに立つ事によってより強烈な輝きを放つ。
何が凄いって、強烈な橙の煌きに彼女が全く負けていないんですよね。
橙の煌きを受け想いに応える為に高木さんはより激しく楽しんで躍動して応え
互いの想いの共有と行き来させ、独り善がりじゃなく皆で一緒に本気で楽しむ。
自分の限界を越えていく貪欲さをどこまでも楽しんで追求していく。
彼女が信じて決して曲げる事の無かった『信念』は更に強固なものへ進化していた。

多くの方、勿論俺もですが、本当にライブで聴けるのを待ち侘びていた楽曲。
煌くオレンジの光と全開で楽しんでパフォーマンスをするステージの五人
目の前でそんなモノ魅せ付けられてこちらも全開で燃え滾る以外の選択は無い。
双方向の想いと情熱がぶつかり合い、更にエスカレートしていき
爆ぜる程にまで膨れ上がったエネルギーへと進化する。


 先述にも書きましたが、楽曲の力と限界領域を引き出せるのは人の力です。
この楽曲をここまでに強いものへと進化させたのは
吉岡さん、永野さん、山下さん、奥野さん、そして……高木美佑さん。
彼女達五人のそれぞれの『個』の力の融合が成しえたもの。


この楽曲がもっと『化けて』いく軌跡を追いかけて行きたい。
そう感じさせてもらえた素晴らしいアクトだった。

 

 

 Beyond the Bottom

 


 会場は違いますが、やっぱりこの幕張の地でBeyond the Bottomを聴くのは
自分の中では特別であり尊いものに思えます。


 鳴り響くイントロで肌が粟立ち、あの徐々に湧き立ち燃え滾ってくる感覚。
この感覚は音源のみを幾らヘビーリピートしても感じる事は出来なくて
現場に参戦し、現地の雰囲気や熱気がその領域へと身体を導いているのだろう。
この楽曲では今迄に様々な『表情』というか解釈をさせてもらった。


(勝手にだが…)


終焉感と儚さ、内に秘めた最後に一瞬だけど激しく燃え滾り抗おうという覚悟。
生き残ろうとする一途な想いと執念。『勝つ』為の切り札……
先述にも書きましたが、歌というものは嘘や誤魔化しが出来ないもの
歌う表現者の心情が楽曲に直接反映される。
七人はこれまでにこの楽曲の持つ様々な『表情』を引き出して来た。

そんな今回、これまでに魅せて来た『強さ』は勿論の事
また別の『表情』を魅せて来た様に自分は観ていて感じたんです。


 楽曲が共に在る事へ、また歌える事への喜び……
Beyond the Bottom』に票を入れてくれた人達の想いに応える事。
感謝の念を存分に込めていたのは言うまでもありませんが
何よりも強烈に印象深く感じたのは、七人が凄く楽しんで歌い踊る姿だった。
特に印象深かったのは、Cメロでの山下さんのソロパートで
彼女が見せていた自然でいて純然な微笑みでした。
 
それと、笑顔とはまた違うが『祈り捧げるよ』の節で舞っている
奥野さんの姿がこれまた本当に綺麗で見惚れ、魅入っておりました……


そして……この楽曲の『要』を成しているのは吉岡さんの"絶唱"なんだよ。


今までも、彼女の力強い"絶唱"に心揺さ振られて来たが
背負う者としての気概=力強さだけじゃなく
感謝と喜びと優しさが込められていた様であり
強さと優しさが融合して吉岡さんの"絶唱"に更なる深みをもたらしたと思える。
彼女のソロパートではそれを存分に感じさせるものだった。


この幕張の地で歌う事の意味と重さ、感謝と情愛の念……
この楽曲のまた新しい『表情』が観られた事と更なる可能性を感じた
素晴らしいアクトだったのではないだろうか。

 

 

 タチアガレ!(Wake Up, Girls!Run Girls, Run!)/(Wake Up, Girls!

 


 七人にとっての原初の楽曲。今ある楽曲陣が輝きを放っているのも
彼女達がこの楽曲を携え、どんな時も諦めずに未知の領域へ挑む事を止めないで
共に闘い本気の想いと魂を伝えてきたからだ。
単なる歌い手と楽曲という関係ではなく共に軌跡を駆けた『戦友』だと俺は思う。
最初にこの楽曲と出逢い、魂を鷲掴みされたあの感覚と衝撃は忘れられない。


 イントロが流れ、自分の血の温度が上がって滾って来るのがわかる。
もう俺の理性でそいつを抑える事は出来ない。全開で燃え滾るだけだ。
血の流れる様な生々しさをも感じる彼女達の叩き上げの魂。
様々な場数を踏んで来て成長を遂げた七人だが
この楽曲を歌っている時は、直向きな初志の想いと魂を強烈に訴え掛けてくる。
昼公演では、ランガと共にこの楽曲を歌った。
WUGからランガへと伝承したい想いが凝縮されているのはあの箇所しか無い。

 

 もっと もっと 想い伝えたい 

 どれだけ傷ついてても譲れないものがある

 聴いて 聴いて 必死に歌うから

 嗤われてもいい 負けはしない タチアガレ!


 ―Wake Up,Girls!『タチアガレ!』より

 

 七人が苦境や逆境に遭いながらも曲げずに貫き通した本気の想いと魂。
技術をもって魅せる事は勿論大事な事だが
伝えたい本気の想いと魂が込められていないものは人の心には響かない。
技術を凌駕し限界を超えた時に発揮される理屈じゃ説明出来ないもの
無論、ランガの三人もその事は承知しているでしょうが
直接同じ舞台に立ちその場の雰囲気を肌で感じないと伝わらない事の様に思う。


で、これは俺の勝手な思い込みの域で恐縮ですが…


Stand Up! この先に未来がある だから今旅立つんだ
Stand Up! 迷いなく走り出そう この世界で生きるために~の部分と

『カケル×カケル』の小さな存在だってここから始める~の節。


強引な感は正直否めませんがこの双方の節が自分の中では
繋がっている様に思えてならないんですよね。
そう感じているのは、作中においてこの楽曲は『Twinkle』が作った楽曲
いわば姉妹曲と称してもいい楽曲であり、共に双方のアンセム・ソング的なものだし
何か強引に結び付けようとしているだけなのかもしれないが……
でも、こんな解釈する奴(俺の妄想w)が一人いても面白いんじゃないだろうかww


 ここが到達点じゃない。約束の刻・地へ向けての出発点。
次世代に伝えたい想いと、未知の領域へと再び挑戦していく新たな決意表明。
もっと凄いものを魅せる事と互いに共有する刻と地に導いてくれる事……
彼女達七人は必ずやってくれる。理由なんてものはないし必要ない。


信じているから。

 

 

 

 少女交響曲

 


 昼の部では堂々の1位。夜の部でも3位にランクインし
共に『タチアガレ!』を越えた順位となった。


 この楽曲を切っ掛けにしてWUGを知り惹かれていった方は本当に多いと思う。
七人にとっても表現の幅や奥行きを拡張させ歌い継ぐ毎に
強さを増し今も尚それは留まる事無く限界を突破し進化を続けている。
七人の個が交わり歌声を響かせる楽曲だ。


俺のライブでの感想には毎回同じ事を書いていて
いい加減に他の事について書けねぇのか!とお怒りの方もおられるでしょうが
何と言われようがこの事について書かないのは俺の中ではあり得ないので書く。


楽曲の『要』となっておるのは、吉岡さんと青山さんのソロの掛け合い。


ここのパートを歌う彼女達の"絶唱"は披露を重ねる度に強さを増して来た。
ある時は、未知の領域へと突き進む挑戦者としての闘志を示し
逆境に対して一歩も退く事無い闘志を示す様でもあるし
そして……まだ知らない人達を認めさせようとする『殺気』じみた気迫……


 吉岡さんと青山さんは本当に似た者同士だと自分は勝手に思っています。
性質的に不器用、直向きでいつでも真っ向勝負。負けん気が強くてクソ真面目。
激しくぶつかった事もありましたが、似た者同士だから分かり合える事もある。
互いの力量を認め合った者同士だからこそ
共に限界領域まで踏み込んでくれるし応えてくれる。

 この時の彼女達が放っている佇まいはいかなる者も迂闊に踏み込む事を許さない
所謂『ゾーン』の領域に完全に入り込んでいる。
互いに限界へと踏み込んでくれる事への信頼、多くの人に届けたい……
参戦出来なかった人にも届けようとする本気の想いと魂が
彼女達の限界へ挑む事への最後の一押しをしている様に思えてならない。
極限まで集中を研ぎ澄し一切の雑念を払い、無心で歌う事のみに集中していく。

 
だから……彼女達の"血が流れる魂の絶唱"
聴く毎に強さを増しているのではないだろうか。

 

 

 

 PolarisWake Up, Girls!)/(Wake Up, Girls!Run Girls, Run!

 


 昼の部では2位。そして夜の部では1位を獲得。
いろいろ各々で思う事はあるでしょうが……
俺としては、このGreen Leaves Fesを締め括るのに相応しい楽曲だと思います。
夜の部ではWake Up, Girls!Run Girls, Run!による10人での披露。


 WUGの七人が作詞し詞に込めた絆や想いと魂。
新章での最終話にて、客席に舞い降りて多くの観客に歌声を届けた様に
10人もトロッコに乗り込み多くの人の近くに寄り添い想いと魂を込めた歌声を届ける。
この日まで誰も欠けず続けて来られた。でも終わりじゃない。これからも進む。
WUGの七人とランガの三人の踊る姿を網膜に焼付けて、歌声を傾聴する幸せの刻。

 

 ひと粒の瞬きがボクを導いてく ココロから憧れた世界 満天の星空になる日まで


 ―Wake Up, Girls!Polaris』より

 

この吉岡さんのソロパートでの"絶唱"はWUGとランガの想いだけじゃなく
真夢達や歩達の想いと魂、共に在る事の感謝の念と
繋がり、導いて、共に輝く事を思い起こさせる激熱で本当に尊い"絶唱"


再三このレポ内にて書いて来ましたが
歌というものは嘘や誤魔化しが通用しないもの。
一方通行だけの想いだけではなく双方向へと想いを巡らせ行き来させる事。
WUGとランガの本気の想いと魂と偽らざる本能を強烈に感じさせる
ラストアクトに相応しく、素晴らしい最高のパフォーマンスを魅せてくれた。
彼女達10人が様々な輝きを放つ姿を俺はもっと見てみたいものである。

 

 

 

 

 【あとがき……の様なモノ】

 

 

 ……以上が、私のGreen Leaves Fes参戦レポとなります。
告知でWUGの5thツアーランガの1stツアーの開催が決定しましたが
俺にとっては、この参戦レポを
どうやって書いていいモノかとその事で頭がいっぱいでしたwww


披露された楽曲についての所感の文字数はバラバラですが
少ない文字数だから印象が薄いという事ではありません。
平均化出来れば良かったとは思いますが
これに関しては、自分の表現力の拙さ故によるものですので
本当に申し訳なく思っております。

思い起こしながら書いたのもあり、加えて俺の脳ミソの出来が残念仕様なんでww
記憶違いだったり、間違いだらけの部分は当然出ていると思うので
読まれていてその辺りはご指摘していただけるとありがたいです。

 

 変わらない事、諦めないで挑み続ける事
そして……変わろうとする想いと覚悟をそれそれが強烈に示した
激熱で濃密なライブでした。

共通して感じたのは10人それぞれが本当に楽しんでパフォーマンスをしてました。
特に、Run Girls, Run!の三人は想像していたものを遥かに凌駕した
圧巻のパフォーマンスを魅せてきっちりと闘えていました。
先述にも書きましたが、個の力に惹かれて猛烈に推す心情が理解出来た。

 

 最後になりますが、青山吉能さんが夜の部での最後の挨拶で仰っていた


みんな家族だ!!!!!!!』という魂の叫び


彼女達の想いと魂と俺達の想いと魂が交差し繋がる刻と場が
確かに存在しているという事が本当に嬉しいし
単なる独り善がりのものじゃなくて
一緒に同じ景色を見ていこうというのがただ嬉しかった。

彼女の言葉を聞いて、胸が熱くなり自分に出来うる限りではあるが
応援していこうという決意が更に湧いて来ました。

 


Wake Up, Girls!Run Girls, Run!が魅せてくれた『本気の想いと魂』
見事に予想を裏切り、期待に応えてくれて
そして…ドキドキしてワクワクさせていただきました!!!!!!!!!!


 吉岡茉祐さん 永野愛理さん 田中美海さん 青山吉能さん
 山下七海さん 奥野香耶さん 高木美佑さん


 林鼓子さん 森嶋優花さん 厚木那奈美さん

 

 

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激熱で濃密な刻が送れた事と最高のパフォーマンスを魅せて
俺の中の最高をまた更新してくれた彼女達10人に最大の感謝と敬意を表して
当ブログ史上最長になってしまったクソ長い駄文を終えたいと思う。

 


 ここまで読んでいただき、本当にありがとうございました!!