巡礼者のかく語りき

自由気ままに書き綴る雑記帳

My 宅飲みStyle♪

 大したネタも無いので
今回は、私の生態の一部を公の場に晒していきますww


私は、博打と煙草はやりませんが
(煙草は10年程前に止めた)
酒は嗜む程度に好きだったりします。


皆でわんさか集まって飲むのも好きですが
専ら、週末自宅にてグラスを傾けながら
宅飲みするのがほとんどだったりする。

あと、宅飲みだと飲み過ぎても
帰りの心配しなくていいし財布にも優しいしねwww


さて、一人宅飲みの時って何してるのかと言うと


部屋を暗めにし考え事をしながら飲む…
それも悪くはないのでありますが
ネガティブな方向に進んで行きそうだし
無音で飲むのは寂しいので
好きな映像作品や音楽を聴きながら飲んでいます。

観るのは、やっぱり『Wake Up,Girls!』を知ってからは
彼女達の映像作品を観ながら飲む事が多い。
まぁ…それを観ている時の私の表情は


とても人様に見せられるモノではありませんがww

 

で、楽曲を聴きながら飲む時は
ゆったりとしたバラード調の楽曲や昔の楽曲を聴く。
ただ……暗めの楽曲は聴かない様にしてます。

 

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WUGのリーダー青山吉能さんの有り難いお言葉にもある様に
酒は美味いモノでありますが
それは、適量を守って摂るからこそなので
自身の体調と、そして量には今後も気をつけていこうと思っております。


今回は趣向を変えまして、自分語りをしてみました。

それでは、今宵も晩酌を嗜む事に致しますww

 

 

 

 

 

 

発言と記述…そして責任

 どうも。


今回の記事は、ブログやTwitterを利用する者として
避けちゃいけない案件であり
そして……今後の自分への戒めとして書いていこうと思う。
なので、タダでさえまとまりの無い当ブログであるが
いつも以上にまとまりの無い文面になる事をご容赦願いたい。


昨晩の深夜の事、私はブログ記事を書きつつ
Twitterを眺めておりました。
で、WUGのブログ記事更新がTLに表示されたので見てみました。
この日の担当は、奥野香耶さん。

内容は、WUGとi☆Risの合同イベントの事について
書き綴られておりました。

私は参戦出来なかったので
イベントの模様がどんなものだったのか楽しみにしていた。
ですが……読み進めて、ある箇所の文面にて私は絶句した……


その文面が以下の通りになる。

 


えー…

そうだな、書くか悩んだけど、
ずっと精神的に苦痛だったので。書く

言葉として載せるのも嫌なので文字にはおこしませんが、

なんでもランキングのコーナーの話ね。
最も言われたくない言葉が、お客様アンケートの中に書いてありました。


ここだけのはなし、あれでもかなり抑えた。
言いたいこといっぱいある。

あんまり言うとブログ的によくないから、ここでも抑えるしかないけどさ、私は。

思うのは仕方ないよ、悪気もないだろうし。
多分。

ただ、まだ誰のものにもなっていない人に、
それを言ってしまうのは、デリカシーがないと思う。

私は本気で嫌でした。ずっとずっと嫌でした。
本気で消えてしまいたいと思うくらい。
言われたくない言葉だよ。

知らなかったよね、ここまで嫌がってるなんて知らなかったよね。


まぁ、はじまりはわぐばんなんですけどね
なんでもかんでも人当たり良くえへへ うふふでやり過ごすことで
こんなにも自分を苦しめてしまうなんて。バカでした


ここまで言えばわかるかな
本当に嫌なんです
助けてください


Wake Up,Girls! official blog
「スーパーのいちご買ったの@かやたん」より引用。

 

彼女が「最も言われたくない言葉」に関しては
ここではあえて書きませんが
と言うか…俺も書きたくは無い。


初めて彼女にその言葉を言った方が
場を盛り上げようと何気なく言った事かもしれないが
奥野さんにとっては、その言葉はただの凶器でしかなかった……
そして、凶器によって負った傷は消える事無く
彼女を蝕んでいき苦しんでいた。

ブログの文面に、知らなかった嫌だったとある様に
誰にも言えず、表では明るく振舞いながら
一人で抱え、追い込まれて苦しんでいたのでしょう。
助けてと書いたのはハッキリ言って異常事態だろ…

 

で、そのアンケートの事だが
書いて送った人達は
彼女に対してのイメージに関して率直な感想を書いた。
が、奥野さんがその言葉に対し
ナーバスになっている事を知らなかった訳で
書いた人達にどうこう言うつもりは無いが
やはり、奥野さんがどう感じるのかへの配慮をするべきだったと思う。


そして、問題なのは運営サイドの対応。
彼女達の傍にいて、踏み込める限界領域を見極められなかったのか?
もし『このネタ面白いんじゃね?』的な
安易かつ軽率な発想でメンバーに知らせずに通したのであれば
許される事ではなく怒りと失望の感情が沸いてしまう。

ただ、奥野さんの書いた記事をきちんと公開したのは
運営側もこの件に対しての思慮があるのかと思いたい。


今回の出来事と奥野さんの書いた記事に関して思う事は
これは奥野さんの魂の叫び。
私見による勝手な解釈ですが……


見聞して、色々感じてしまうのはどうにも出来ない事。
でも、感じた事を様々な形にて発言・記述する際には
何気なく言った事や書いた事が
受け取り側の人には凶器になり得る危険性を熟慮し
常に意識して発言・記述し
その内容に対して責任を感じなければいけない事を
今回の件にて改めて痛感した。


最後に……

乱筆・乱文で申し訳ありませんが
今回の件に関して私が思った事を書き綴りました。

ブログにて自身の心情を告白する決断と
勇気を示した奥野香耶さんに改めて敬意を表したい。

そして、応援する側として必要なのは
表現者への礼節と配慮を
絶対に忘れてはならない事を肝に銘じていこうと思います。

 

 

 

 

 

 

FC東京 2017シーズン陣容

 2週間後、Jリーグの新シーズンが開幕する。

私の応援しておるFC東京の今季の陣容だが
かなり、面白い補強をしたんじゃないかと思う。


以下、個人的な所感。


まず、驚いたのはGK陣の総入れ替え。
鳥栖から林、長崎から大久保(択)を獲得。
おそらくは林をレギュラーGKに
大久保をセカンドキーパーとして起用していき
で、波多野と廣末の若手は
U23で起用しつつ育成して行くのではと思う。


DF陣は、CB陣のバックアップが心許ない感はあるが
徳永をCBとして起用していくのも
有りなんじゃないかと勝手に思っておる。

そして、SB陣に太田が復帰したのは大きい。
彼の左足からのクロスとプレースキックは大きな武器。
あのフリーキックがまた観れるのは魅力的である。
その太田とプレースタイルが似る小川には
厳しい状況ではあるが、彼から得るモノは
大きなモノだと思うので頑張って欲しいところである。

右サイドは取りあえず室屋で安定だと思う。
勿論、徳永の存在も忘れてはいない。
右サイドはこの2人のポジション争いになりそう。


DMF陣では、高橋が移籍して
来季はヤバいんぢゃねえのか?と思ったが
高萩の獲得が本当に大きいと思う。
おそらくは、高萩を軸に据えて組む相手を変えていくと思われる。

第一候補は、昨季後半で見せたパフォーマンスで考えると
田邉が適任ではないかと。

梶山との組み合わせも面白いし観てみたい。
ただ…彼には申し訳ないが、
コンディション面に不安な部分のある印象で
シーズン通して戦えるのかは疑問符が浮かんでしまう……
なおかつ、タイプの似ている選手なので
多分この組み合わせは無いんじゃないかとは思う。

個人的に、このポジションで今季期待しているのが橋本。
昨季は苦しいチーム事情により
不慣れなSB、CBでの起用が多く彼の持ち味が
思う存分発揮出来なかったシーズンだったと思う。

磐石とは言えないが、DF陣は昨季よりは人材面で
安定しているはずなので
今季は、本来の持ち場にて大いに暴れて
ポジションを掴んでもらいたいところ。


OMF陣は昨季と同様に三枚(両翼+トップ下)並べると思う。
まず、右サイドは河野か獲得した永井でいくと考えられる。
永井はFW登録だが、彼のスピードはサイドでより活きると思う。

完全な私見だが、FC東京の右サイドで
強烈に印象に残っているのは石川なのよね。
右サイドを疾走し、相手ゴール前に切り込んでの
豪快なミドルをぶち込む姿を私は観たい。


左サイドは昨季の活躍を考慮すれば中島でしょう。
彼のゴールに向かって仕掛ける姿勢は攻撃のリズムを変化させる。
ただ、今季は相手からのマークがより厳しいモノになるのは必定。
それをどう乗り切っていくのかを注目して観たい。

他で見ると、バーンズ、阿部、ユ・インスがいて
ここのポジションは中々に層が厚いのではと感じさせる。


トップ下を置くのであれば、まず東が候補に挙がるでしょう。
攻撃陣を牽引する司令塔としての能力の高さは勿論の事だが
彼に期待したいのは得点の量産。
この点が上手い事いければ、もっと厚みのある攻撃が出来て
相手にとっては脅威になるのではと思う。

他の候補としては、高萩や河野を起用していく形だったり
FWの大久保(嘉人)をここで起用という形もあって
このポジションも人材には事欠かない。


最後にFW陣。

注目はやはり、川崎から獲得した大久保(嘉人)でしょう。
得点を獲る能力の高さに期待しているのは勿論の事
個人的には彼の闘争心に期待している。

その大久保とポジションを争う前田。
彼のポストプレーも攻撃の起点となる重要な要素。
大久保との2トップ起用であったり
大久保をセカンドトップ的役目として置いて
前田の1トップという選択もあり得る。

2トップの布陣の一角(セカンドトップ)で起用をしていくのなら
スピードが武器の永井とバーンズや
ドリブル突破が持ち味の阿部という組み合わせも面白い。

 

実戦を観てみないと本当に分からない部分はあるが
昨季の戦術に新加入のメンバーが色んな変化を付けて
フィットしていければかなり面白い事になると思う。

そして、何よりも強烈に感じたのが
本気でタイトルを獲りにいく為の補強じゃないかと思う。
勿論、それは毎シーズンの事ではあるが
今季はその熱量が違う感じがして期待せざるを得ない。


何にせよ、開幕が待ち遠しい限りである。

 

 

 

 

 

 

NANA MIZUKI LIVE ZIPANGU 2017 東京公演(二日目) 参戦レポ

 1月29日、代々木第一体育館にて
開催された水樹奈々さんのライブ
NANA MIZUKI LIVE ZIPANGU 2017東京公演(二日目)に参戦して来ました。


公演終了後の率直な感想ですが
今回のライブも、最前線にて闘っている表現者の凄さを
存分に魅せつける圧巻の公演だった。


それでは、楽曲の感想を個別に書き綴っていきます。


注:ここからはツアーの演出やセットリストのネタバレが含まれています。

 

 

 

 

 

セットリストは下記。


1 WILD EYES
2 はつ恋
3 純潔パラドックス
4 BRACELET
5 Crystal Letter
6 ETERNAL BLAZE
7 STAND UP!
8 Young Alive!
9 Pray
10 ALONE ARROWS
11 エデン
12 Please Download
13 SCOOP SCOPE
14 POWER GATE
15 TWIST&TIGER
16 ヒメムラサキ
17 悦楽カメリア
18 ミュステリオン
19 禁断のレジスタンス
20 UNLIMITED BEAT
21 めぐり逢うすべてに

~ENCORE~
22 RODEO COWGIRL
23 絶対的幸福論
24 STARTING NOW!


今回のツアーは、昨年末にリリースされた最新のアルバム
『NEOGENE CREATION』からの楽曲が多い。
そして、ツアーのタイトル『ZIPANGU』という事もあって
『和』をイメージさせる楽曲もかなり取り入れているのも特徴的。


最初の楽曲はWILD EYES
もう、イントロの時点で懐かしくて涙腺がヤバいww
私自身この楽曲をライブで聴くのが
今回初めてという事もあり上述の様な感情になったのだろう。
疾走感があって激しい楽曲なのでライブ映えしますし
今回のツアーのコンセプトにある『和』の要素に合っている。


2曲目は『はつ恋』
ニューアルバム『NEOGENE CREATION』からの楽曲。
こちらは、近年の水樹さんの楽曲によく見られる歌謡ロック調の楽曲。
初めて聴いた時に、ライブで聴きたかった楽曲でしたので
聴けて嬉しかったですね。


続けて純潔パラドックス
ライブではおそらく初披露となる『BRACELET』へと続く。
これらの楽曲も歌謡ロック調の楽曲。
ライブ開幕から、一気に畳み掛ける『攻め』の構成は
水樹さんのライブに参戦している事を実感させ
そして、安心感をも感じさせてもらえる。


次の楽曲は、何と『Crystal Letter』!!!
私見だが、水樹さんのバラード曲の中で五指に入る名曲。
イントロが流れた瞬間絶句し、ただ聴き入ってしまっていた……
この緩急のつけ方は見事で、感嘆の念を感じる。


次はETERNAL BLAZE』!!!!
どんなに沁み入っていようが
この楽曲のイントロを聴いた瞬間と
客席がオレンジに染まっていくのを見ると
自分の中でも燃え滾って来るモノを感じる。
様々な楽曲が増えて来ましたが
この楽曲の力の凄まじさを改めて思い知らされた。


勢いそのままにSTAND UP!』『Young Alive!』へと続く。
『STAND UP!』は今後のライブを経て
化けそうな予感をさせる力のある楽曲かなと。
久々に『Young Alive!』が聴けたのもこれまた嬉しかった。


ライブ恒例の企画コーナーでは
シンプルな伴奏のみで楽曲を披露するとの事で
公演毎に色々と変わっていくとの事。
で、この公演ではドラムのみの伴奏で『Pray』を披露。

普段聴いている『Pray』とは全く趣きが違い
水樹さんの歌声とドラムの音がより際立っている印象で
ただ、圧倒されて聴き入っていましたねぇ。


『ALONE ARROWS』『エデン』と聴かせる系統の楽曲が続く。
特に『エデン』は、初めて聴いた時から
ライブにて聴きたかった楽曲でしたので
これまた嬉しいところでしたね。


ニューアルバムから『Please Download』
これまた懐かしい『SCOOP SCOPE』

水樹さん曰く、この2曲はアイドルソング的な曲だとか。
アイドル文化というのも日本特有のモノで
ツアータイトル『ZIPANGU』にかけたとの事。


そして……『POWER GATE』『TWIST&TIGERと進む。

『POWER GATE』は
この公演のセットリストの中では最古の楽曲。
でも、この楽曲の持つ力は『ETERNAL BLAZE』よりも強烈で激熱。
会場全体のボルテージも異様な盛り上がりになる。
やっぱり、この楽曲を聴かないと
水樹さんのライブに参戦した実感が沸かないと再認識させられた。


映像パートを挟んだ後に来たのは『ヒメムラサキ』

個人的には、この公演はこの楽曲に全て持って行かれた…
盛り上がっていた会場の雰囲気を
沁み入りじっくりと聴かせる流れに一変させる
水樹さんの絶唱と、この楽曲への想い……
あらゆる面において
水樹奈々という『表現者』の底力と凄みを感じさせられました。


次は『悦楽カメリア』
近年の傾向である歌謡ロック調の原点になった楽曲。

*個人の勝手な解釈です。

ライブで披露される機会が少ないレア曲!
久々過ぎてこれまた嬉しかったですね~


続いて『ミュステリオン』『禁断のレジスタンス』『UNLIMITED BEAT』
開幕同様、ハードで激熱な構成でまた攻めて来る。
『UNLIMITED BEAT』は初めて聴いた特から
激熱要素満点でライブ映えするのは確実だろうと思っていました。
で、実際に会場で感じる雰囲気は
想像以上に激しく熱いモノを感じた。


そして…『めぐり逢うすべてに』

水樹さん曰く『あの日夢見た願い』の続編的な楽曲。
彼女の表現者としての想い・アイデンティティ
そして挑戦し続けようとする決意と魂……

変わったものもあるけれど、変わらないものもある
そんな事を聴いていて勝手に感じてしまいました。


アンコール一発目は『RODEO COWGIRL』
ド直球の盛り上がる系統で
ライブ映えは確実とされていた楽曲。
サビの『Ay Ay Ay……』での盛り上がりはハンパじゃなかった。


『絶対的幸福論』はじっくりと沁みる様に
そして、包み込むかの様な聴かせるラブソング。
この落差の構成には、ただ唸るばかりである。


ラストの楽曲は『STARTING NOW!』
これも、ド直球の王道水樹曲。
出し惜しみ無しで全力で弾けさせてもらった。
ライブを締め括るに相応しい楽曲でした。

 

……約3時間の激熱な闘いが終わり
冒頭にも書いたが
最前線にて闘い続ける人達の凄さを
存分に魅せつけてくれたライブでした。

水樹さんの持つ圧倒的な『個』の力とパフォーマンス
楽曲の力はあえて言うまでもないが
何よりも彼女と共に闘っている
バックバンドの『cherry boys』ダンサーチーム『TEAM YO-DA』
そしてスタッフ陣の意識が皆同じ方向を向いて
それぞれの役割を果し、ちゃんとチームで『闘えている』事を感じる。

強いから闘うのではなく、闘うからこそ強くなれる。
そんな事を今回のライブにて痛烈に感じました。

勿論、完璧に良かったと諸手を挙げて賞賛は出来ないが
そんな文句はどうでも言い程に満足出来て完全燃焼出来た。
終演後は疲労困憊だが、収まりつかない気持ちの昂り
そしてまた観たいと感じさせられるライブでした。


本当に素晴らしく最高の刻を過ごせた事に感謝!

 

 

 

 

 

舞台『Wake Up,Girls! 青葉の記録』 感想

1月22日に、AiiA 2.5 Theater Tokyoにて開催された
舞台『Wake Up,Girls! 青葉の記録』
千秋楽公演(昼夜参戦)を観て来ました。


…まぁ、毎度の事ながら
自分の遅筆っぷりに辟易しておりますがwww
舞台の感想を書き綴っていきます。

 

物語のベースとなっていたのは
劇場版『七人のアイドル』ではあったが
単なる劇場版『七人のアイドル』の再現ではなく
随所にアニメでは無かった場面が描かれ再構築された


新訳『七人のアイドル』という印象を受けた。


で、今回の舞台にて
新たに描かれた場面の感想を書いていきます。


 まずは、真夢が『リトル・チャレンジャー』を歌い
事務所へと駆けて行く場面で

『私は歌いたい!踊りたい!』と叫んだ真夢。

(確かこんな様な台詞だったはず……)

古い傷が疼いても
彼女の魂に燻る火種は消える事は無かった。
そして、自分を偽るのを止め
本当の想いを取り戻した時、彼女の魂に再び火が点いた。

この場面での吉岡さんの叫びの演技は
WUGフェス2015での最後の挨拶で涙ながらに
『まだ Wake Up,Girls!を終わりたくない!』と
叫んだあの場面を彷彿とさせ、胸が熱くなるのを感じた。


 真夢がI-1を脱退する時の回想にて
『人間である前にアイドル』『アイドルである前に人間』
これらの言葉は、後の物語(TVシリーズ)にて
真夢の過去に関わる鍵となるもの。

そして、志保が真夢に対し
『勝ち逃げは許さない』と言うところ。
これもまた、志保が真夢に向けた感情の根幹を成している部分なのかと思わせ
先の物語に繋がる面白い描き方だと感じた。


 WUGに真夢が加入するも……一ヶ月経ってもライブの予定が決まらず
先の見えない状況に、不安と苛立ちを募らせていく
WUGの心情が描かれる描写。

モチベーションを失くした佳乃に
『もう一度頑張ってみないか』と
呼びかける真夢に佳乃はこう言い放つ。

『あなたがそれを言うの?!I-1から逃げたあなたが!』

佳乃から見た真夢は、成功者・勝利者として見ていた。
一方で佳乃は挑み続けるが、成果に繋がらない。
勝ち続けていた真夢が挫折して
あっさりとドロップアウトした事に対しての憤りがあったのかもしれない。

負けても挑み続けていた佳乃にとっては
挑む事を諦めた者の言葉なんか聞けるかという感情
更には、好転しない状況への不安と苛立ちが積もったものが爆発した……
単純な苛立ちだけではなく
自分の力だけではどうにも出来ない事で
道を閉ざされた事への無力感や喪失感を
見事に引き出した青山さんの熱演は魂がこもっていて、圧倒されました。

『逃げたからこそ見えたものがある』と真夢の思いを
道を見失ったメンバーに伝え、行き詰まった時に歌う歌として
『ゆき模様 恋のもよう』を皆で歌って奮起していく……

『七人のアイドル』では、真夢が加入後デビューライブへと繋がっていきますが
舞台では、不安定な状況と心情の描写になり
これもまた、先の物語にて佳乃の真夢に対して持つ感情の
根幹を成していくものなのかと勝手に思った。
そして、バラバラだった個が
まとまろうとしていく過程を掘り下げて描いた事に
そう来るかと、感銘を受けた。


 物語の感想は以上です。
続いては、演者についての感想。

WUGの七人は、彼女達がデビューしてから現在まで共に歩んできたキャラを
舞台という普段とは違う不慣れなフィールドでしたが
それぞれが見事に演じていました。

特に、永野愛理さんの放つ存在感は、ひときわ強烈だと感じた。

演じていたというよりかは
もう、藍里が永野さんに
憑依してたんじゃないかと言うほど同調していた様に思う。
自分に自信が無さ気だが変わろうとしていこうという意思や
そして『アイドルやりたい!夢叶えようよ!!』と
力強く言ったシーンは、藍里の芯の強さを存分に引き出したと思う。


I-1Clubは、志保役の大坪さん以外は
アニメ版とは違うキャスティングでしたが
ボスユニットとしての存在感を見事に演じていた様に思う。
圧巻だったのは、ライブパートでの
ソロのダンスパートの動きのキレは凄まじいものでただ、魅入っていました。


松田さんを演じた一内侑さんと、丹下社長を演じた田中良子さん
お二方共に、アニメでの松田さんと丹下社長の
言い回しや所作を見事に舞台上にて表現し
原作のイメージを壊す事なく演じていました。


舞台の物語には絡みませんでしたが
大田組のお三方も、前説や幕間をしっかりと盛り上げていただいた。


 この舞台化の報を最初聞いた時
大丈夫なのだろうかと懐疑的なモノを感じたが
演者達の見事な演技に魅せられ
私が持っていた不安要素をあっさり吹き飛ばし
新しいWUGの物語を魅せてもらえました。

期待以上のものを魅せてくれて感謝と賞賛の思いで溢れております。

本当に観れて良かった。

そして、WUGの舞台の続編があるのなら、是非観に行きたい。

 

【追記】

舞台の公演期間に、永野愛理さん(1/19)と
田中美海さん(1/22)がお誕生日を迎えました。
ツイッターの方にも書きましたが
簡潔ではありますが、改めまして……

永野愛理さん、田中美海さん
お誕生日おめでとうございます!!!!!!!

お二人にこの一年、幸多き事と益々の飛躍を願っております。

 

 

 

 

 

待っていたのは最高の週末ッ!!

 こんばんは。

どうにか無事に、年明け早々から
たて込んでおった仕事が一段落を迎える事が出来た。


今は、まったり過ごしながらこの記事を書いております。


そして……明日は、待ちに待った
Wake Up,Girls!の舞台(千秋楽)を観に行きますッ!!
ホントに、WUG舞台観劇がモチベーションになって
この忙しい状況を乗り切る
原動力になったと言っても良いだろう。


観劇は学生時代の行事でしか行った事が無いがww
まさかの昼夜当選という奇跡と幸運を噛みしめ
存分に楽しんで来たいと思っております。

 

 

 

 

映画 『この世界の片隅に』 感想

本日は、久々に映画を観て来た。

観たのは『この世界の片隅に』です。


予告を観た時から、気にはなっていた作品でしたが
なかなか観に行く予定が取れなかったり
あとは……恥ずかしい話だが
私自身が戦争を題材にした作品に対しての
抵抗感があり、目を背けていたところがあった。

けど……観賞後の率直な感想は

観ておいて本気で良かったと思わせる作品でした。


では、感想をネタバレをあまりしない範囲にて
書いていこうと思います。

物語の舞台は、太平洋戦争時の日本の広島で
あの時代を生きた人々の営みに視点を当てて描いている。

特に強調されて描かれていたと思うのが
段々と厳しくなる日常生活
モノが無い状況の中、考えて工夫を凝らしていく
すずや人々の姿は戦時下において
真っ向から向き合い、日々を懸命に力強く生き
『闘う』意思を示す人々の逞しさを感じさせる。
随所で挟まれるコミカルな描写や
戦時下とは思えないほどの平穏な日々もまた印象的でした。

その反面、物語が進行していくに連れ
徐々に戦争の影が人々を覆い、その状況におかれた人達が
非日常から日常に染まっていく過程もしっかりと描かれていました。
現代の日本とは違い『死』というモノが隣合わせにあったあの時代。
特殊な状況に慣れ、徐々に感覚が麻痺して歪んでいく人々。
この辺りの描写は背筋が凍える様な感覚に陥ってしまった……

随所に表示される日付が進むにつれ増していく緊張感。
当時の広島での出来事を歴史で私達は知っていますので
目を背けたくもあり、逆にどう描くのかという期待感
これが、この物語に更なる深みを持たせてる様な感覚を受ける。


だからこそ……
なんでもない様な事が幸せで尊いモノである事が
強烈でより輝いてる印象を受けたのかと思います。


私自身、こういう表現は好きではありませんが
けど……ここはあえて言わせていただく。


観ようと思っているのなら絶対に観るべき作品。


戦争を題材としていますので
正直、目を背けたい場面はありますが
苦難にあっても、しっかりと前を見据えて進んで行く
彼女達のしぶとくも逞しい姿は
観た人の『魂』を揺さぶるのではと思います。

あの戦争で戦っていたのは
戦地で戦った兵隊だけじゃなく
日常の暮らしを守り、人間らしくあろうと必死に戦って来た
普通の人達にも当てはまるのを痛感させてくれた。


その部分に踏み込んで描いてくれた
この世界の片隅に』最大の敬意と賛辞を
勝手ながら贈り、感想を締めたいと思います。